JP5300623B2 - ロボットハンド装置 - Google Patents

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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • B25J15/0009Gripping heads and other end effectors comprising multi-articulated fingers, e.g. resembling a human hand

Description

本発明は、複数の指機構を備えたロボットハンド装置に関する。
従来、上記のようなロボットハンド装置として、基部から延設される4本の指機構及び各指機構を作動させる1つのモータを備えているものが知られている(特許文献1参照)。このロボットハンド装置には、各指機構を作動させるために各指機構に連結される4つの回動ローラと、各回動ローラに対してモータからの動力を異なるタイミングで伝達する動力伝達機構が設けられている。
このロボットハンド装置では、小指から順に折り曲げていくというような人間らしい把持動作を行うことができる。
特開2006−167831号公報
しかしながら、上記の従来技術では、手の表現として4指と親指を開閉する動作を行うことはできるが、人間の手のように種々の動作表現をすることができないという課題がある。
本発明は、人間の手のように種々の動作表現をすることができるロボットハンド装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のロボットハンド装置は、基部から延設される複数の指機構と、第1伝達機構を介して前記複数の指機構を夫々異なる位相で作動させる第1駆動モータと、第2伝達機構を介して前記複数の指機構を夫々異なる位相で作動させる第2駆動モータとを備え
前記第1伝達機構及び前記第2伝達機構は、第1駆動モータ及び第2駆動モータの回転運動を前記指機構の搖動運動に変換するてこクランク機構であり、
前記指機構と、前記指機構と前記てこクランク機構のクランクとを連結しているリンクアームとの結合部には、前記指機構が直立した状態で固定された場合に、前記リンクアームが誘導される穴が形成されると共に、前記指機構が曲がる方向に前記リンクアームが付勢される付勢手段が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、各指機構は、第1伝達機構又は第2伝達機構を介して第1駆動モータ又は第2駆動モータにより夫々異なる位相で作動されるため、省スペースで人間の手のように種々の動作表現をすることができる。
また、第1駆動モータ及び第2駆動モータの回転運動をてこクランク機構で指機構の揺動運動に変換するため、滑らかに指機構を作動させることができる。
さらに、指機構とリンクアームの間にはリンクアームが誘導される穴が形成されているため、指機構が直立した状態で固定された場合に指機構の位相差を吸収することができる。また、指機構とリンクアームの間には指機構が曲がる方向にリンクアームが付勢される付勢手段が設けられているため、指機構とリンクアームがたつくことを防止することができる。
本発明の別態様のロボットハンド装置は、基部から延設される複数の指機構と、第1伝達機構を介して前記複数の指機構を夫々異なる位相で作動させる第1駆動モータと、第2伝達機構を介して前記複数の指機構を夫々異なる位相で作動させる第2駆動モータとを備え、
前記第1伝達機構及び前記第2伝達機構は、第1駆動モータ及び第2駆動モータの回転運動を前記指機構の搖動運動に変換するてこクランク機構であり、
前記てこクランク機構のクランク又はリンクアームは弾性体で形成され、前記クランク又はリンクアームに荷重が付与された場合に前記クランク又はリンクアームの有効長が変化すると共に、前記指機構が曲がる方向に前記リンクアームが付勢されるように取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、各指機構は、第1伝達機構又は第2伝達機構を介して第1駆動モータ又は第2駆動モータにより夫々異なる位相で作動されるため、省スペースで人間の手のように種々の動作表現をすることができる。
また、第1駆動モータ及び第2駆動モータの回転運動をてこクランク機構で指機構の揺動運動に変換するため、滑らかに指機構を作動させることができる。
さらに、てこクランク機構のクランク又はリンクアームを弾性体で形成しているので、指機構が直立した状態で固定された場合に指機構の位相差を吸収することができる。また、指機構が曲がる方向にクランク又はリンクアームが付勢されているため、指機構ががたつくことを防止することができる。
発明のロボットハンド装置において、前記第1駆動モータは、人差し指及び薬指に対応する前記指機構を作動させ、前記第2駆動モータは、中指及び小指に対応する前記指機構を作動させることが好ましい。
この形態によれば、第1駆動モータ及び第2駆動モータを正転及び逆転することにより、人間の手のように種々の動作を実現することができる。
本発明に係る第1実施形態のロボットハンド装置の一例を示す斜視図である。 図1のロボットハンド装置の指機構を示す図であり、(a)は指機構が直立した状態を示す斜視図、(b)は指機構が直立した状態を示す側面図、(c)は指機構が屈曲した状態を示す斜視図、(d)は指機構が屈曲した状態を示す側面図である。 図1のロボットハンド装置の伝達機構を示す模式図である。 図1のロボットハンド装置の第1駆動モータ及び第2駆動モータが1回転した場合のロボットハンド装置の状態を示す図である。 図1のロボットハンド装置の指機構とリンクアームの連結部を示す拡大図である。 本発明に係る第2実施形態のロボットハンド装置を示す拡大図である。
[第1実施形態]
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、人間の手のように構成されるロボットハンド装置の指機構のうちの4本の指機構に対して本発明を適用した例を説明する。
本発明に係る第1実施形態のロボットハンド装置10は、図1に示すように、人間の手のひらや手の甲の部分に相当する基部12、基部12の一端縁から略同一方向に延設される4本の指機構14、第1伝達機構16を介して複数の指機構14を夫々異なる位相で作動させる第1駆動モータ18、及び第2伝達機構20を介して複数の指機構14を夫々異なる位相で作動させる第2駆動モータ22を備えている。
基部12は、人間の手のひらの部分を構成するためにケース状に形成される不図示の手掌部と、人間の手の甲の部分を構成するためにケース状に形成される手甲部12aとで構成されている。手掌部と手甲部12aとで形成される空間内に、第1伝達機構16、第2伝達機構20、第1駆動モータ18、及び第2駆動モータ22等が収容されている。
指機構14は、図2(a),(b)に示すように、3つの節間部材26,28,30と、これらの節間部材26,28,30同士や、根元側の節間部材26と基部12に固定されるフレームFとを回動自在に連結する関節部材32,34,36と、根元側の節間部材26の動作に連動させて、その先の節間部材28,30を順次動作させるためのリンクアーム38,40とで主に構成されている。尚、以下の説明においては、便宜上、3つの節間部材26,28,30を根元側から順に、根元部材26、中間部材28、指先部材30ともいい、3つの関節部材32,34,36を、根元側から順に第3関節部材32、第2関節部材34、第1関節部材36ともいい、2つのリンクアーム38,40を、根元側から順に、第1リンクアーム38、第2リンクアーム40ともいう。また、以下の説明では、人差し指に相当する指機構14のみを説明することとし、その他の中指、薬指、小指に相当する指機構14については人差し指の機構と多少大きさが異なるだけで同様の構造となるのでその説明は省略することとする。
根元部材26は、側面視で長方形の両端を半円状に形成したような形状となる部材であり、その基端部26aがフレームFに固定された第3関節部材32に回動自在に連結されると共に、その先端部26bに第2関節部材34を介して中間部材28が回動自在に連結されている。また、根元部材26には、その第3関節部材32の近傍における手のひら側の適所に、ピンP1を介して第1伝達機構16が回動自在に連結されると共に、その両端部26a,26bに、後記する第1リンクアーム38に回動自在に連結される固定ピンP2およびピンP3を逃げるための逃げ溝26c,26dが適宜形成されている。更に、根元部材26には、その先端部26bの手の甲側の適所に、ピンP4を介して第2リンクアーム40が回動自在に連結されている。
中間部材28は、その外形が根元部材26と略同様の形状となる部材であり、その基端部28aが第2関節部材34を介して根元部材26に回動自在に連結されると共に、その先端部28bに第1関節部材36を介して指先部材30が回動自在に連結されている。また、中間部材28には、その第2関節部材34の近傍における手のひら側の適所に、ピンP3を介して第1リンクアーム38が回動自在に連結されている。
指先部材30は、その外形が根元部材26と略同様の形状となる部材であり、その基端部30aが第1関節部材36を介して中間部材28に回動自在に連結されている。また、指先部材30には、その第1関節部材36の近傍における手のひら側の適所に、ピンP5を介して第2リンクアーム40が回動自在に連結されている。
第1リンクアーム38は、フレームFと中間部材28とに回動自在に連結される部材であり、図2(c),(d)に示すように、第1伝達機構16によって根元部材26が引っ張られて(矢印A1)、根元部材26が回動すると(矢印A2)、これに応じて固定ピンP2を中心に回動して(矢印A3)、ピンP3を介して中間部材22を引っ張るように作用している(矢印A4)。
第2リンクアーム40は、根元部材26と指先部材30とに回動自在に連結される部材であり、前記したように第1リンクアーム38で中間部材28が引っ張られて(矢印A4)、中間部材28が回動すると(矢印A5)、これに応じてピンP4を中心に回動して(矢印A6)、ピンP5を介して指先部材30を引っ張って(矢印A7)、指先部材30を回動させるように作用している(矢印A8)。
尚、指機構14を折り曲げた状態から伸ばすときには、矢印A1〜A8の向きが全て逆になるように、指機構14が動作するようになっている。
以下、指機構14を指機構(人差し指)14a、指機構(中指)14b、指機構(薬指)14c、及び指機構(小指)14dとする。
第1伝達機構16は、第1駆動モータ18の回転運動を指機構14a,14cの揺動運動に変換するものである。第1駆動モータ18には、第1駆動モータ18の回転軸18aと同軸に設けられ第1駆動モータ18の回転が伝達されるプーリ18b、プーリ18bの上方に設けられたプーリ18c、及びプーリ18bの回転をプーリ18cに伝達するベルト18dにより回転軸18aの回転と連動して回転する回転軸18eが設けられている。第1伝達機構16は、第1駆動モータ18の回転軸18eの回転と連動する所定間隔で2個設けられたクランク42,44、及びクランク42,44と指機構14a,14cと連結するリンクアーム46,48とを備えている。
第2伝達機構20は、第2駆動モータ22の回転運動を指機構14b,14dの揺動運動に変換するものである。第2駆動モータ22には、第2駆動モータ22の回転軸22aと同軸に設けられ第2駆動モータ22の回転が伝達されるプーリ22b、プーリ22bの上方に設けられたプーリ22c、及びプーリ22bの回転をプーリ22cに伝達するベルト22dにより回転軸22aの回転と連動して回転する回転軸22eが設けられている。第2伝達機構20は、第2駆動モータ22の回転と連動する所定間隔で2個設けられたクランク50,52、及びクランク50,52と指機構14b,14dと連結するリンクアーム54,56とを備えている。
第1伝達機構16及び第2伝達機構20の作動は、図3に示すようにてこクランク機構として模式的に表示することができる。
入力軸である第1駆動モータ18の回転軸18e及び第2駆動モータ22の回転軸22eの回転運動は、第1駆動モータ18の回転軸18e及び第2駆動モータ22の回転軸22eと同軸となるように設けられ第1駆動モータ18の回転軸18e及び第2駆動モータ22の回転軸22eから所定の距離一方向に延びる入力節としてのクランク42,44,50,52の回転運動に変換される。
クランク42,44,50,52の回転運動は、クランク42,44,50,52と指機構14a,14b,14c,14dとを連結する連結節であるリンクアーム46,48,54,56で指機構14a,14b,14c,14dに伝達される。
指機構14a,14b,14c,14dでは、指根元軸である指機構14a,14b,14c,14dの基端部26aの第3関節部材32で所定角度だけ回転され、指根元軸から所定の距離一方向に延びる出力節としての指機構の揺動運動に変換される。
尚、入力軸である第1駆動モータ18の回転軸18e、及び第2駆動モータ22の回転軸22e、並びに指根元軸である指機構14の基端部26aの第3関節部材32は、固定節としてのフレームFに回動自在に固定されている。
また、入力節であるクランク42とクランク44、及びクランク50とクランク52とは、第1駆動モータ18の回転軸18e及び第2駆動モータ22の回転軸22eから所定の距離延びる方向を所定角度異なるように構成することにより所定の位相差が設けられている。
次に、図4を参照して、ロボットハンド装置10の第1駆動モータ18及び第2駆動モータ22を360°回転した場合のロボットハンド装置10の状態について説明する。尚、左側面視でクランクが時計回り方向に回転することを正転とし、反時計回り方向に回転することを逆転とする。
第1状態は、クランク42,44,50,52が所定の角度位置(基準位置)から回転角度が0°である状態であり、この場合は、指機構14a、指機構14b、指機構14c、及び指機構14dが全て直立している。
第2状態は、クランク42,44,50,52が基準位置から45°正転(315°逆転)した状態であり、この場合、指機構14aは浅い所定の角度で屈曲しており、指機構14bは中位の所定の角度で屈曲しており、指機構14cは中位の所定の角度で屈曲しており、及び指機構14dは浅い所定の角度で屈曲している。
第3状態は、クランク42,44,50,52が基準位置から90°正転(270°逆転)した状態であり、この場合、指機構14aは第2状態より大きく浅い所定角度で屈曲しており、指機構14bは第2状態より大きく深い所定の角度で屈曲しており、指機構14cは第2状態より大きく深い所定の角度で屈曲しており、及び指機構14dは第2状態より大きい浅い所定角度屈曲している。
第4状態は、クランク42,44,50,52が基準位置から135°正転(225°逆転)した状態であり、この場合、指機構14aは第3状態より大きく中位の所定の角度で屈曲しており、指機構14bは第3状態より大きく深い所定の角度で屈曲しており、指機構14cは第3状態より大きく深い所定の角度で屈曲しており、指機構14dは第3状態より大きく中位の所定の角度で屈曲している。
第5状態は、クランク42,44,50,52が基準位置から180°正転(180°逆転)した状態であり、この場合、指機構14aは第4状態より大きく深い所定の角度で屈曲しており、指機構14bは第4状態より小さく深い所定の角度で屈曲しており、指機構14cは第4状態より小さい深い所定の角度で屈曲しており、指機構14dは第4状態より大きく深い所定の角度で屈曲している。
第6状態は、クランク42,44,50,52が基準位置から225°正転(135°逆転)した状態であり、この場合、指機構14aは第5状態より大きく深い所定の角度で屈曲しており、指機構14bは第5状態より小さく中位の所定の角度で屈曲しており、指機構14cは第5状態より小さい中位の所定の角度で屈曲しており、指機構14dは第5状態より大きく深い所定の角度で屈曲している。
第7状態は、クランク42,44,50,52が基準位置から270°正転(90°逆転)した状態であり、指機構14aは第6状態より小さい深い所定の角度で屈曲しており、指機構14bは第6状態より小さく浅い所定の角度で屈曲しており、指機構14cは第6状態より小さい浅い所定の角度で屈曲しており、指機構14dは第6状態より小さい深い所定の角度で屈曲している。
第8状態は、クランク42,44,50,52が基準位置から315°正転(45°逆転)した状態であり、指機構14aは第7状態より小さい中位の所定の角度で屈曲しており、指機構14bは第7状態より小さく浅い所定の角度で屈曲しており、指機構14cは第7状態より小さい浅い所定の角度で屈曲しており、指機構14dは第7状態より小さい中位の所定の角度で屈曲している。
次に、図5を参照して、指機構14a,14b,14c,14dとリンクアーム46,48,54,56の結合部を説明する。
指機構14a,14b,14c,14dとリンクアーム46,48,54,56との結合部には、指機構14a,14b,14c,14dが直立した状態で固定された場合にリンクアーム46,48,54,56が誘導される長円穴58が形成されていると共に、指機構14a,14b,14c,14dが曲がる方向にリンクアーム46,48,54,56が付勢されるスプリング(付勢手段)60が設けられている。
指機構14a,14b,14c,14dの基端部26aには、リンクアーム46,48,54,56が移動する左壁62及び右壁64を有する空間である切欠部66が形成されている。
切欠部66の左右壁62,64には、リンクアーム46,48,54,56に対応する長円穴58が形成されている。
長円穴58は、指機構14a,14b,14c,14dが回動自在に連結されている第3関節部材32の回転中心から半径方向に所定の距離の位置に所定の距離円弧状に形成されている。
指機構14a,14b,14c,14dとリンクアーム46,48,54,56との結合は、指機構14a,14b,14c,14dに対して回動自在であるピンP1が左右壁62,64及びリンクアーム46,48,54,56を貫通することで結合されている。
指機構14a,14b,14c,14dが曲がる方向にリンクアーム46,48,54,56を付勢しているスプリング60は、第3関節部材32に巻かれて一端部が指機構14a,14b,14c,14dに固定され、他端部がリンクアーム46,48,54,56の上端を押圧するように設けられている。
以上、本実施形態のロボットハンド装置10によれば、指機構14a,14b,14c,14dは、第1伝達機構16又は第2伝達機構20を介して第1駆動モータ18又は第2駆動モータ22により夫々異なる位相で作動されるため、省スペースで人間の手のように種々の動作表現をすることができる。
また、第1駆動モータ18は、人差し指及び薬指に対応する指機構14a,14cを作動させ、第2駆動モータ22は、中指及び小指に対応する指機構14b,14dを作動させるため、第1駆動モータ18及び第2駆動モータ22を正転及び逆転することにより、人間の手のように種々の動作表現をすることができる。
また、第1伝達機構16及び第2伝達機構20は、第1駆動モータ18及び第2駆動モータ22の回転運動を指機構14a,14b,14c,14dの揺動運動に変換するてこクランク機構であるため、滑らかに指機構14a,14b,14c,14dを作動させることができる。
また、指機構14a,14b,14c,14dとリンクアーム46,48,54,56の間にはリンクアーム46,48,54,56が誘導される円弧状に形成された長円穴58が形成されているため、指機構14a,14b,14c,14dが直立した状態で固定された場合に指機構14a,14b,14c,14dの位相差を吸収することができる。また、指機構14a,14b,14c,14dとリンクアーム46,48,54,56の間には指機構14a,14b,14c,14dが曲がる方向にリンクアーム46,48,54,56が付勢されるスプリング60が設けられているため、指機構14a,14b,14c,14dとリンクアーム46,48,54,56がたつくことを防止することができる。
[第2実施形態]
次に、図6に示す第2実施形態のロボットハンド装置について説明する。図6において、上記第1実施形態と同じ構成部材又は部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
図6において、指機構14a,14b,14c,14dとクランク42,44,50,52とは、それぞれ弾性部材68で結合されている。各弾性部材68は、荷重が付与された場合に有効長が変化すると共に、指機構14a,14b,14c,14dが曲がる方向に付勢されるように取り付けられている。
弾性部材68は、切欠部66に挿入可能な幅と伸縮自在な長さを有してZ字状に屈曲した帯板として形成され、一端部はクランク42,44,50,52に、他端部はピンP1に、それぞれ回動自在に連結されている。弾性部材68の素材としては、ゴムメタル等が挙げられる。
本実施形態によれば、指機構14a,14b,14c,14dとクランク42,44,50,52は、有効長が変化する弾性部材68で結合されているので、指機構14a,14b,14c,14dが直立した状態で固定された場合に指機構14a,14b,14c,14dの位相差を吸収することができる。また、弾性部材68により指機構14a,14b,14c,14dが曲がる方向に付勢されているため、指機構14a,14b,14c,14dががたつくことを防止することができる。
尚、本実施形態において、クランク42,44,50,52を弾性部材で形成して、弾性部材68をリンクアーム46,48,54,56にすることもできる。
10…ロボットハンド装置、12…基部、12a…手甲部、14,14a,14b,14c,14d…指機構、16…第1伝達機構、18…第1駆動モータ、20…第2伝達機構、22…第2駆動モータ、26…根元部材、26a…基端部、26b…先端部、26c,26d…逃げ溝、28…中間部材、30…指先部材、32…第3関節部材、34…第2関節部材、36…第1関節部材、38…第1リンクアーム、40…第2リンクアーム、42,44,50,52…クランク、46,48,54,56…リンクアーム、58…長円穴、60…スプリング、62…左壁、64…右壁、66…切欠部、68…弾性部材、P1,P2,P3,P4,P5…ピン、F…フレーム。

Claims (3)

  1. 基部から延設される複数の指機構と、
    第1伝達機構を介して前記複数の指機構を夫々異なる位相で作動させる第1駆動モータと、
    第2伝達機構を介して前記複数の指機構を夫々異なる位相で作動させる第2駆動モータとを備え
    前記第1伝達機構及び前記第2伝達機構は、第1駆動モータ及び第2駆動モータの回転運動を前記指機構の搖動運動に変換するてこクランク機構であり、
    前記指機構と、前記指機構と前記てこクランク機構のクランクとを連結しているリンクアームとの結合部には、前記指機構が直立した状態で固定された場合に、前記リンクアームが誘導される穴が形成されると共に、前記指機構が曲がる方向に前記リンクアームが付勢される付勢手段が設けられていることを特徴とするロボットハンド装置。
  2. 基部から延設される複数の指機構と、
    第1伝達機構を介して前記複数の指機構を夫々異なる位相で作動させる第1駆動モータと、
    第2伝達機構を介して前記複数の指機構を夫々異なる位相で作動させる第2駆動モータとを備え、
    前記第1伝達機構及び前記第2伝達機構は、第1駆動モータ及び第2駆動モータの回転運動を前記指機構の搖動運動に変換するてこクランク機構であり、
    前記てこクランク機構のクランク又はリンクアームは弾性体で形成され、前記クランク又はリンクアームに荷重が付与された場合に前記クランク又はリンクアームの有効長が変化すると共に、前記指機構が曲がる方向に前記リンクアームが付勢されるように取り付けられていることを特徴とするロボットハンド装置。
  3. 請求項1又は2記載のロボットハンド装置において、
    前記第1駆動モータは、人差し指及び薬指に対応する前記指機構を作動させ、前記第2駆動モータは、中指及び小指に対応する前記指機構を作動させることを特徴とするロボットハンド装置。
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