JP2010247012A - 粉粒体洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
第1デッキ11および第2デッキ12を備える輸送部材5と、第1デッキ11に対向配置される衝突部材6と、第2デッキ12に対向配置される排気部10とを備え、第1デッキ11から衝突部材6に向かう気流と、第2デッキ12から排気部10に向かう気流とを発生させ、まず、第1デッキ11から衝突部材6に向かう気流によって、粉粒体と粉塵との混合物を衝突部材6に衝突させて、粉粒体から粉塵を引き剥がし、その後、第2デッキ12から排気部10に向かう気流によって、粉粒体と粉塵とを分離させる。
【選択図】図1
Description
樹脂の粉粒体としては、例えば、粉砕等の方法により、パウダー、ペレット等の形状に加工されたものが挙げられる。このような粉粒体には、粉砕等によって生じる微粉や、粉粒体を輸送するときに混ざる不純物などの粉塵が混在している。これら粉塵は、成形品の仕上がりに影響する。
その後、垂直ベンチュリー領域を落下するときに、垂直ベンチュリー領域を吹き上げる気流によって、さらに浄化される。
holeは、粒状物から粉塵を分離させる気流を発生させており、slotは、粒状物を偏向板に向かって加速させる気流を発生させている。すなわち、holeとslotとは、それぞれ異なる向きの気流を発生させている。
そこで、本発明は、粉粒体と粉塵との混合物から粉塵を効率よく除去することができる粉粒体洗浄装置を提供することにある。
すなわち、第1送風手段が気流を発生しているときには、第1案内部材においては、衝突部材に向かう気流のみが発生しており、第2案内部材においては、排気部に向かう気流のみが発生している。
次いで、第1案内部材から第2案内部材に輸送された混合物は、第2案内部材に案内されるとともに、排気部に向かう気流に晒される。これにより、比較的軽い粉塵と、比較的重い粉粒体とに分離され、粉塵のみが、気流によって排気部に向かって運ばれる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1案内部材は、前記輸送方向上流側端部に対して前記輸送方向下流側端部が下方に配置されるように傾斜しており、前記第2案内部材は、前記第1案内部材よりも小さな斜度で、前記輸送方向上流側端部に対して前記輸送方向下流側端部が下方に配置されるように傾斜していることを特徴としている。
また、第2案内部材においては、第1案内部材よりも小さな斜度の傾斜により、粉粒体を、比較的緩やかに輸送しながら、比較的長時間にわたって排気部に向かう気流に晒すことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第2案内部材に連続して前記輸送方向下流側に設けられ、前記粉粒体の自重落下を許容する自重落下部、および、前記粉粒体の自重落下方向と対向する方向に向かう気流を発生させる第2送風手段を備えることを特徴としている。
そのため、粉粒体の落下する方向と、除去された粉塵が運ばれる方向とが、逆方向になる。
その結果、第2案内部材において除去できなかった粉塵と、粉粒体とを、より分離させることができる。
このような構成によれば、可動壁をスライドさせることにより、自重落下部の開口断面積を均一に変化させることができる。
その結果、より効率のよい分離を達成することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記排気部は、排気口、前記排気口の周囲を囲むように設けられる排気ダクト、および、前記排気ダクトに設けられ、前記粉塵の通過を許容するとともに、前記粉粒体の通過を規制する規制部材を備えることを特徴としている。
そのため、粉粒体から分離された粉塵は、排気部へ向かう気流によって、規制部材を通過して、排気ダクトから排気口へ運ばれる。
一方、粉粒体は、排気部へ向かう気流によって排気部へ向かって運ばれたとしても、規制部材により、排気ダクトおよび排気口に進入することを規制される。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記混合物の静電気を除去する除電装置を備えることを特徴としている。
このような構成によれば、粉粒体および粉塵が静電気を帯びている場合に、粉粒体および粉塵の静電気を除去することができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記第1送風手段および前記第2送風手段は、それぞれ独立して、送風量を制御されることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5ないし7のいずれかに記載の発明において、前記第1案内部材、前記第2案内部材、前記第1送風手段、前記第2送風手段、前記排気ダクト、および、前記自重落下部を収容する筐体を備え、前記筐体と、前記第1案内部材、前記第2案内部材、前記排気ダクト、および、前記自重落下部との間には、前記第1送風手段および前記第2送風手段からの気流を通過させる隙間が形成されており、前記第1案内部材、前記第2案内部材、前記排気ダクト、および、前記自重落下部には、前記隙間に配置されるシール部材が、任意の位置において設けられ、前記シール部材は、前記第1送風手段および前記第2送風手段から前記隙間に向かう気流を制御することを特徴としている。
そして、シール部材は、第1送風手段および第2送風手段から隙間に向かう気流を制御している。
また、例えば、第1案内部材、第2案内部材および自重落下部において、第1案内部材、第2案内部材および自重落下部と、筐体との間に、間隔を隔ててシール部材を設ければ、第1案内部材、第2案内部材および自重落下部と、筐体との隙間を通過する気流を制御し、隙間に粉粒体や粉塵が蓄積することを防止することができる。
また、請求項2によれば、第1案内部材においては、より効率よく、粉塵を粉粒体から引き剥がすことができ、第2案内部材においては、より効率よく、粉塵と粉粒体とを分離させることができる。
また、請求項4によれば、より効率のよい分離を達成することができる。
また、請求項5によれば、粉粒体を残存させながら、粉塵のみを排気部から除去することができる。
また、請求項7によれば、粉粒体や粉塵の種類に応じて、容易に気流を制御することができる。
また、請求項8によれば、より効率よく粉塵を除去することができる。
洗浄機1は、図1に示すように、粉粒体と粉塵との混合物を上方から下方に向かって輸送しながら、混合物から粉塵を除去する装置であり、筐体の一例としてのケーシング2と、混合物をケーシング2内に導入する材料導入部材3と、粉塵が除去された粉粒体を受ける材料排出部材4とを備えている。
材料供給口15は、ケーシング2の左側において、平面視略円形状に形成されている。
各除電針挿通穴16は、平面視において、材料供給口15の周囲を囲むように、互いに約120°の間隔を隔てて配置されている。
輸送部材5は、ケーシング2内の左側に配置され、左側が開放された略U字形状に形成されている。また、輸送部材5の上端部は、ケーシング2の左側内面にねじ止めされ、輸送部材5の下端部は、材料排出部材4の左側内面にねじ止めされている。また、輸送部材5の前後方向長さは、ケーシング2の内側空間の前後方向長さとほぼ同じ長さに形成されており、その後端部は、ケーシング2および材料排出部材4の後側内面に当接され、その前端部は、ケーシング2および材料排出部材4の前側内面に当接されている。
第1デッキ11は、輸送部材5の上端部において、左端部に対して右端部が下方に配置されるように傾斜して設けられている。
また、第1デッキ11は、図2に示すように、略矩形平板状に形成され、その上端部には、複数のパンチ穴20が形成され、その下端部には、第1通風口21が形成されている。
第1通風口21は、第1デッキ11の前後方向ほぼ全てにわたって、略矩形状に形成されている。また、第1通風口21内には、前後1対の支持板23と、3枚の第1気流制御部の一例としての気流偏向板22とが設けられている。
各気流偏向板22は、第1通風口21の前後方向長さとほぼ同じ前後方向長さに形成されている。
また、各気流偏向板22は、それぞれ、前後方向に延びる略矩形状の偏向部24と、偏向部24の前後方向両端縁から下方に向かって延びる側面視略矩形状の被支持部25とを備えている。
これにより、各気流偏向板22は、各偏向部24が互いに略平行になるように、上下方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。詳しくは、各気流偏向板22は、上端部(輸送方向上流側端部)が第1通風口21を閉鎖し、下端部(輸送方向下流側端部)が第1通風口21を開放するように、傾斜状に配置されている。また、各気流偏向板22は、上方から投影したときに、第1通風口21を完全に被覆している。
第2デッキ12は、図1に示すように、第1デッキ11の下端部から連続して第1デッキ11の下方に配置されており、第1デッキ11よりも小さな斜度(水平方向に対して鋭角側の傾斜角度)で、左端部に対して右端部が下方に配置されるように傾斜して設けられている。
第2通風口26は、第2デッキ12の前後方向ほぼ全てにわたって、略矩形状に形成されている。また、第2通風口26内には、第2気流制御部の一例としてのパンチングメタル27が設けられている。
また、パンチングメタル27には、略正六角形のパンチ穴28が無数に形成されている。
そして、パンチングメタル27は、前後方向両端部がねじ止めされることによって、第2通風口26をすべて被覆するように、第2デッキ12に固定されている。
垂直部13は、図1に示すように、第2デッキ12の下端部から連続して第2デッキ12の下方に配置されており、上下方向(鉛直方向)に沿って設けられている。垂直部13は、開口のない平板形状に形成されている。
第1空気導入口8は、正面視において、輸送部材5、ケーシング2の左壁、および、材料排出部材4の左壁によって区画される領域内に配置されている。すなわち、第1空気導入口8は、第1デッキ11および第2デッキ12の左斜め下方に配置されている。また、第1空気導入口8は、ケーシング2の後壁を貫通するように、正面視円形状に形成されている。第1空気導入口8には、ケーシング2内に空気を送り込むためのブロワー(図示せず)が接続されている。
衝突部材6の上端部は、材料供給口15の右端縁の下方において、ケーシング2の上壁に固定されている。また、衝突部材6の下端部は、右斜め下方に向かって屈曲されており、第1デッキ11の第1通風口21と左右方向に対向配置されている。
また、排気部10は、排気口31、排気ダクト32、および、複数の規制部材の一例としてのフィン33を備えている。
排気口31は、ケーシング2の右側上方において、ケーシング2の後壁を貫通するように、正面視円形状に形成されている。排気口31には、排気管(図示せず)を介して集塵部材(図示せず)が接続されている。
また、排気ダクト32の上端部は、ケーシング2の上側内面にねじ止めされており、排気ダクト32の右端部は、ケーシング2の右側内面にねじ止めされている。これにより、排気ダクト32は、ケーシング2の上壁、および、ケーシング2の右壁とともに、排気口31の周囲を囲むように設けられている。
第3通風口34は、排気ダクト32の垂直部分および傾斜部分において、その前後方向および上下方向ほぼすべてにわたるような大きさで貫通形成されている。
また、各フィン33は、上下方向に互いに間隔を隔てて並列配置されるように、排気ダクト32の左端部に設けられている。各フィン33の右端部は、排気ダクト32の左端部に固定されている。各フィン33の左端部は、第2通風口26から第3通風口34へ向かう方向において第3通風口34をほぼすべて被覆するように、第2通風口26と第3通風口34との間に配置されている。
壁部材35は、上下方向に沿って、排気ダクト32の下端部から材料排出部材4の上端部まで延びる平板である。また、壁部材35は、輸送部材5の垂直部13と左右方向において対向している。また、壁部材35の上端部は、排気ダクト32の下端部に摺動自在に当接している。壁部材35は、輸送部材5の垂直部13とともに、粉粒体の自重落下を許容する自重落下部を構成する。
これにより、可動壁7は、常には、ケーシング2に対して固定されるとともに、支持軸36の右端部を固定しているナット39を緩めることにより、壁部材35を左右方向にスライドさせることができる。壁部材35は、上下方向に沿った姿勢を維持しながらスライドすることにより、垂直部13との間に形成される自重落下部の開口断面積を均一に変化させる。
第2空気導入口9は、正面視において排気ダクト32の下方、かつ、可動壁7の壁部材35よりも右方に配置されるように、ケーシング2の後側内面に、正面視略円形状に貫通形成されている。第2空気導入口9には、第1空気導入口8のブロワー(図示せず)とは別に、ケーシング2内に空気を送り込むためのブロワー(図示せず)が接続されている。各ブロワー(図示せず)は、互いに独立して制御されている。これにより、第2空気導入口9からの送風量と、第1空気導入口8からの送風量とは、互いに独立して制御される。
材料排出部材4は、ケーシング2の下端部から連続して、ケーシング2の下方をすべて被覆するように設けられている。また、材料排出部材4は、正面視略台形状に形成され、下方に向かうに従って開口断面積が小さくなるように、その左右両側壁が傾斜している。
まず、洗浄機1を用いて粉粒体を洗浄するには、第1空気導入口8および第2空気導入口9からケーシング2内に空気を送り込み、ケーシング2内に気流を発生させる。
第1空気導入口8から送り込まれた空気は、輸送部材5、ケーシング2の左壁、ケーシング2の前壁、ケーシング2の後壁、および、材料排出部材4の左壁によって区画された空間に導入され、第1通風口21および第2通風口26から吹き出す。すなわち第1空気導入口8は、第1通風口21および第2通風口26に向かう気流を発生させている。
また、第2空気導入口9から送り込まれた空気は、壁部材35、排気ダクト32の水平部分、ケーシング2の右壁、ケーシング2の前壁、および、ケーシング2の後壁で区画された空間に導入され、壁部材35の下方を回りこんで、垂直部13と壁部材35との間を下方から通過する。すなわち、第2空気導入口9は、垂直部13と壁部材35との間を下方から上方に向かって吹き上げる気流を発生させている。
ケーシング2内に発生している気流は、第1通風口21から衝突部材6へ向かう気流、第2通風口26から排気部10へ向かう気流、垂直部13と壁部材35との間を下方から上方に向かって通過して排気部10へ向かう気流の3つの気流に大別される。
ケーシング2内に導入された混合物は、まず、衝突部材6によって第1デッキ11の上端部に案内される。
すると、混合物は、第1デッキ11の傾斜と、第1通風口21から衝突部材6へ向かう気流とによって、右斜め下方に向かって加速されながら、衝突部材6の下端部に衝突される。これにより、粉粒体に付着している粉塵が物理的に引き剥がされる。
すると、混合物は、第2通風口26から排気部10へ向かう気流に晒される。これにより、比較的軽い粉塵と、比較的重い粉粒体とに分離される。
このとき、粉塵の重量に対して粉粒体の重量が格別重い場合には、粉塵のみが、気流によって巻き上げられ、排気部10に向かって運ばれ、外部に排出される。
この場合には、比較的重い粉粒体よりも、比較的軽い粉塵の方が、気流に追従する。そのため、粉塵は、気流とともにフィン33の上方から回り込んで排気ダクト32内に進入し、排気口31から外部に排出される。一方、粉粒体は、気流に対する追従性が低いため、粉塵のようにフィン33を回り込んで排気ダクト32内に進入することができずに、フィン33に衝突して、下方に落下される。すなわち、フィン33は、粉塵の排気ダクト32内への通過を許容するとともに、粉粒体の排気ダクト32内への通過を規制している。
そして、第2デッキ12において粉塵と分離された粉粒体は、垂直部13と可動壁7との間を、上方から下方に向かって自重により落下する。
これにより、第2デッキ12において除去できなかった粉塵と、粉粒体とが、分離され、粉粒体の洗浄が完了する。
なお、上記した実施形態において、輸送部材5、排気ダクト32および可動壁7と、ケーシング2の前壁または後壁との間には、隙間が形成されており、その隙間内には、所定の位置において、気流の通過を規制するシール部材Sが設けられている。
排気ダクト32の水平部分に設けられるシール部材Sは、排気口31を下方から被覆するように、その右端部が、排気ダクト32の右端部と正面視において重なるように配置され、その左端部が、上下方向に投影したときに排気口31の左端部と重なるように配置され、排気ダクト32の水平部分の前後方向両端部に設けられている。
第2デッキ12の上端部に設けられるシール部材Sは、第2デッキ12の厚み方向(上方に向かうに従って右方に向かう方向)に沿う正面視略矩形状に形成され、第2デッキ12の前後方向両端部に設けられている。
固定部14の左右方向略中央に設けられるシール部材Sは、固定部14の厚み方向(下方に向かうに従って右方に向かう方向)に沿う正面視略矩形状に形成され、固定部14の前後方向両端部に設けられている。
壁部材35の下端部に設けられるシール部材Sは、壁部材35の厚み方向(左右方向)に沿って延びる正面視略矩形状に形成され、壁部材35の前後方向両端部に設けられている。
なお、シール部材Sは、上記した以外に、第1デッキ11の左端部とケーシング2の左壁との間、および、壁部材35の上端部と排気ダクト32の下端部との間にも設けられている。これらのシール部材Sも上記したシール部材Sと同様に、隙間を通過する気流を制御している。
すなわち、第1空気導入口8が気流を発生しているときには、第1デッキ11においては、衝突部材6に向かう気流のみが発生しており、第2デッキ12においては、排気部10に向かう気流のみが発生している。
次いで、第1デッキ11から第2デッキ12に輸送された混合物は、第2デッキ12に案内されるとともに、排気部10に向かう気流に晒される。これにより、比較的軽い粉塵と、比較的重い粉粒体とに分離され、粉塵のみが、気流によって排気部10に向かって運ばれる。
また、この洗浄機1によれば、第1デッキ11においては、第1通風口21に対向するように衝突部材6が設けられている。そのため、粉粒体を、衝突部材6に向かう気流と第1デッキ11の傾斜とによって加速させることができるとともに、確実に衝突部材6に衝突させることができる。
そのため、第1デッキ11においては、より効率よく、粉塵を粉粒体から引き剥がすことができ、第2デッキ12においては、より効率よく、粉塵と粉粒体とを分離させることができる。
そのため、粉粒体の落下する方向と、除去された粉塵が運ばれる方向とが、逆方向になる。
また、この洗浄機1によれば、可動壁7をスライドさせることにより、自重落下部の開口断面積を均一に変化させることができる。
そのため、第2デッキ12からの風量を変化させることなく、可動壁7をスライドさせるだけで、開口断面積を通過する気流の単位断面積あたりの風量を、自重落下部すべてにわたって均一に変化させることができる。
また、この洗浄機1によれば、排気口31は、周囲を排気ダクト32に囲まれており、排気ダクト32には、複数のフィン33が設けられている。
そのため、粉粒体から分離された粉塵は、排気部10へ向かう気流によって、フィン33を上方から回り込んで排気ダクト32に進入し、排気ダクト32から排気口31へ運ばれる。
その結果、粉粒体を残存させながら、粉塵のみを排気部10から除去することができる。
そのため、粉粒体と粉塵とが静電気によって互いに吸着されている場合であっても、粉塵を、粉粒体から容易に引き剥がすことができる。
そのため、粉粒体や粉塵の種類に応じて、容易に気流を制御することができる。
また、この洗浄機1によれば、ケーシング2の前壁または後壁と、第1デッキ11、第2デッキ12、排気ダクト32、垂直部13および壁部材35との間には、第1空気導入口8および第2空気導入口9からの気流を通過させる隙間が形成されており、第1デッキ11、第2デッキ12、排気ダクト32、垂直部13および壁部材35には、隙間に配置されるシール部材Sが設けられている。
そのため、ケーシング2と排気ダクト32との間のシール部材Sにより、第2空気導入口9から排気ダクト32へ隙間を通って流れる気流を遮断することができる。
また、第1デッキ11、第2デッキ12、垂直部13および壁部材35において、第1デッキ11、第2デッキ12、垂直部13および壁部材35と、ケーシング2との間に、間隔を隔ててシール部材Sが設けられているので、第1デッキ11、第2デッキ12、垂直部13および壁部材35と、ケーシング2との隙間を通過する気流を制御し、隙間、隙間の近辺におけるケーシング2の内面、および、隙間の近辺において各部材により構成される角などに、粉粒体や粉塵が蓄積することを防止することができる。
しかし、垂直部13および壁部材35と、ケーシング2との隙間を通過する気流により、粉塵が角に進入することを防止して、粉塵を、垂直部13と壁部材35との間を下方から上方に向かって吹き上げる気流に乗せることができ、効率よく粉塵を除去することができる。
2 ケーシング
6 衝突部材
7 可動壁
8 第1空気導入口
9 第2空気導入口
10 排気部
11 第1デッキ
12 第2デッキ
13 垂直部
22 気流偏向板
27 パンチングメタル
31 排気口
32 排気ダクト
33 フィン
41 除電針
S シール部材
Claims (8)
- 粉粒体と粉塵との混合物を輸送しながら、前記混合物から前記粉塵を除去する粉粒体洗浄装置であって、
前記混合物の輸送を案内する第1案内部材、
前記第1案内部材に連続して前記混合物の輸送方向下流側に設けられ、前記混合物の輸送を案内する第2案内部材、
前記第1案内部材に対して対向配置され、前記混合物が衝突される衝突部材、
前記第1案内部材に対して前記衝突部材の反対側において対向配置され、前記第1案内部材および前記第2案内部材に向かう気流を発生させる第1送風手段、および、
前記第2案内部材に対して前記第1送風手段の反対側において対向配置され、前記第1送風手段からの気流を外部に排出する排気部を備え、
前記第1案内部材は、前記第1送風手段からの気流を、前記衝突部材に向かうように制御する第1気流制御部を備え、
前記第2案内部材は、前記第1送風手段の気流を、前記排気部に向かうように制御する第2気流制御部を備えていることを特徴とする、粉粒体洗浄装置。 - 前記第1案内部材は、前記輸送方向上流側端部に対して前記輸送方向下流側端部が下方に配置されるように傾斜しており、
前記第2案内部材は、前記第1案内部材よりも小さな斜度で、前記輸送方向上流側端部に対して前記輸送方向下流側端部が下方に配置されるように傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体洗浄装置。 - 前記第2案内部材に連続して前記輸送方向下流側に設けられ、前記粉粒体の自重落下を許容する自重落下部、および、
前記粉粒体の自重落下方向と対向する方向に向かう気流を発生させる第2送風手段を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の粉粒体洗浄装置。 - 前記自重落下部は、前記自重落下方向と直交する方向にスライド自在に設けられ、前記自重落下部の開口断面積を均一に変化させる可動壁を備えることを特徴とする、請求項3に記載の粉粒体洗浄装置。
- 前記排気部は、
排気口、
前記排気口の周囲を囲むように設けられる排気ダクト、および、
前記排気ダクトに設けられ、前記粉塵の通過を許容するとともに、前記粉粒体の通過を規制する規制部材を備えることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の粉粒体洗浄装置。 - 前記混合物の静電気を除去する除電装置を備えることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の粉粒体洗浄装置。
- 前記第1送風手段および前記第2送風手段は、それぞれ独立して、送風量を制御されることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の粉粒体洗浄装置。
- 前記第1案内部材、前記第2案内部材、前記第1送風手段、前記第2送風手段、前記排気ダクト、および、前記自重落下部を収容する筐体を備え、
前記筐体と、前記第1案内部材、前記第2案内部材、前記排気ダクト、および、前記自重落下部との間には、前記第1送風手段および前記第2送風手段からの気流を通過させる隙間が形成されており、
前記第1案内部材、前記第2案内部材、前記排気ダクト、および、前記自重落下部には、前記隙間に配置されるシール部材が、任意の位置において設けられ、
前記シール部材は、前記第1送風手段および前記第2送風手段から前記隙間に向かう気流を制御することを特徴とする、請求項5ないし7のいずれかに記載の粉粒体洗浄装置。
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