JP2010245339A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オン耐圧および電流能力を維持し、オフ耐圧を向上させる半導体装置を提供する。
【解決手段】高耐圧横型MOSFET20では、n++ドレイン領域7は、n-ドリフト領域3に直線状に延びている。n+バッファ領域6は、n++ドレイン領域7を囲んでいる。ゲート電極11、n++ソース領域5およびpベース領域4は、n+バッファ領域6側からこの順に、n+バッファ領域6を挟むように、ストライプ形状に形成されている。n半導体領域8は、n+バッファ領域6の終端コーナー部を覆うように形成されている。また、n半導体領域8は、n-ドリフト領域3の深さ方向に、n+バッファ領域6の下の領域を占めるように形成されている。高耐圧横型MOSFET20は、分離トレンチ14および分離シリコン領域により、高耐圧横型MOSFET20に隣接するデバイスと電気的に分離されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置に関する。
高耐圧を有する横型半導体装置は、高集積化および低オン抵抗化を図るための構造として、以下に示すような構造が公知である。なお、本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および−は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。
高耐圧を有する横型半導体装置として、例えば、高耐圧横型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)を例に説明する。図10は、従来の高耐圧横型MOSFETの平面レイアウトを示す平面図である。図10に示す平面図は、ドレイン領域、ソース領域およびゲート電極の平面レイアウトを示している。図10に示すように、高耐圧横型MOSFET200では、n+ドレイン領域107は、直線状に延びている。n+ソース領域105は、n+ドレイン領域107と離れて、n+ドレイン領域107を囲んでいる。n+ソース領域105は、例えば相対する直線状部分と、それら直線状部分の両端において終端同士をつなぐ弧状部分からなる。以下、このような直線状部分と弧状部分からなる閉じた平面形状をトラック形状と呼ぶ。
ゲート電極109は、n+ドレイン領域107とn+ソース領域105の間において、n+ドレイン領域107を囲むように、例えばトラック形状に形成されている。高耐圧横型MOSFET200は、絶縁膜が埋め込まれたトレンチ(以下、分離トレンチとする)111と、分離トレンチ111に隣接する図示省略するシリコン領域(以下、分離シリコン領域とする)により、同一基板上で高耐圧横型MOSFET200に隣接するデバイスと電気的に分離されている。n+ドレイン領域107とゲート電極109の間の領域、およびn+ソース領域105と分離トレンチ111との間は、n-ドリフト領域103である。
高耐圧横型MOSFET200は、例えばSOI基板を用いて作製されている。SOI基板は、支持基板、埋め込み絶縁層および半導体層(n-ドリフト領域103および図示省略する分離シリコン領域)からなる。分離トレンチ111は、n-ドリフト領域103と分離シリコン領域との間に、例えば埋め込み絶縁層に達するように設けられている。
このような高耐圧横型MOSFET200では、オフ時に、n+ドレイン領域107に電圧が印加されると、n+ドレイン領域107の終端部120に電界が集中する。この高耐圧横型MOSFET200をオンにした場合、n+ドレイン領域107の終端部120に、n+ソース領域105から注入される電子流が集中してしまう。そのため、高耐圧横型MOSFET200では、n+ドレイン領域107の終端部120でオン耐圧が低くなってしまい、高耐圧横型MOSFET200全体のオン耐圧が低減してしまうという問題がある。n+ドレイン領域107に印加される電圧が高い場合には、n+ドレイン領域107の終端部120でアバランシェ増倍が生じてしまい、高耐圧横型MOSFET200が破壊する恐れがある。
なお、ここで述べるオン耐圧は、高耐圧横型MOSFETに所定のゲート電圧を印加し、そのゲート電圧によって決定されるオン電流を流した状態でドレイン電圧を上昇させたときに、高耐圧横型MOSFETがアバランシェ増倍で破壊されない限界の電圧とする。また、オフ耐圧は、高耐圧横型MOSFETにゲート電圧を印加しない状態で漏れ電流が流れたときに、高耐圧横型MOSFETにアバランシェ増倍が生じない限界の電圧(アバランシェ電圧)である。
ドレイン領域の終端部における電流集中を防止する半導体装置として、次のような装置が提案されている。半導体素子形成領域内に形成される横型半導体素子のドレイン領域及びソース領域が、SOI基板表面の同一方向にストライプ状に延びるように形成し、その周囲にドリフト領域を形成している。これにより、ドレイン領域の一部に電流が集中してオン耐圧が悪化されることを防止する。また、半導体素子形成領域と、誘電体分離領域を介して隣接する隣接領域に電位が固定される電位固定領域を設けたことにより、横形半導体素子の耐圧特性が周辺素子の電位変動によって変動することが防止される(例えば、下記特許文献1参照。)。
上述した特許文献1に示す高耐圧横型MOSFETは、例えば次に示すような構造を有する。図11は、従来の高耐圧横型MOSFETの平面レイアウトの別の一例を示す平面図である。図11に示すように、高耐圧横型MOSFET210では、nバッファ領域106は、n+ドレイン領域107に接して、n+ドレイン領域107を囲むように、トラック形状に形成されている。n+ソース領域105は、n+ドレイン領域107の直線部を挟むように、n+ドレイン領域107と離れて、相対する直線状部分からなる開いた平面形状(以下、ストライプ形状とする)に形成されている。pベース領域104は、n+ドレイン領域107と離れて、n+ソース領域105に接して、ストライプ形状に形成されている。ゲート電極109は、n+ドレイン領域107とn+ソース領域105の間において、n+ドレイン領域107と離れて、n+ドレイン領域107を挟むように、ストライプ形状に形成されている。それ以外の構造は、図10に示す高耐圧横型MOSFETと同様である。
このように、高耐圧横型MOSFET210は、n+ドレイン領域107の終端部において、nバッファ領域106と分離トレンチ111の間に、n+ソース領域105およびゲート電極109を設けない構造(以下、オープンコーナー構造とする)となっている。
図12は、図11の切断線AB−AB'の断面構造について示す断面図である。切断線AB−AB'は、高耐圧横型MOSFET210のn+ドレイン領域107の終端部における断面図である。図12に示すように、高耐圧横型MOSFET210では、支持基板101の上に、埋め込み絶縁層102および半導体層(n-ドリフト領域103および分離シリコン領域112)が積層されている。nバッファ領域106は、n-ドリフト領域103の表面層の一部に設けられている。n+ドレイン領域107は、nバッファ領域106の表面層の一部に設けられている。
+ドレイン領域107の一部、nバッファ領域106およびn-ドリフト領域103の表面には、局部酸化膜108が設けられている。ドレイン電極110は、n+ドレイン領域107と接している。分離トレンチ111は、n-ドリフト領域103と分離シリコン領域112との間に、nバッファ領域106と離れて、埋め込み絶縁層102に達して設けられている。支持基板101および分離シリコン領域112は接地されている。
特開2006−210865号公報
通常、上述したような高耐圧横型MOSFET210(図11参照)のオフ耐圧は、n+ドレイン領域107の直線部における、例えば埋め込み絶縁層102やpベース領域104から伸びる空乏層の大きさにより決まる耐圧で決定される。しかしながら、高耐圧横型MOSFET210では、n+ドレイン領域107に高電圧が印加されると、分離トレンチ111からn+ドレイン領域107の終端部に向かって空乏層が伸びる。n-ドリフト領域103の濃度が低い場合、この空乏層の伸びは大きくなる。そのため、n+ドレイン領域107の直線部における空乏層よりも先に、n+ドレイン領域107の終端部における空乏層が、n+ドレイン領域107に到達してしまう。その場合、高耐圧横型MOSFET210のオフ耐圧は、分離トレンチ111からn+ドレイン領域107の終端部に伸びる空乏層の大きさにより決まる耐圧で決定されてしまう。つまり、高耐圧横型MOSFETのオフ耐圧が、高耐圧横型MOSFETの構造から実現可能なオフ耐圧よりも低くなってしまう恐れがある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、オン耐圧を維持することができる半導体装置を提供することを目的とする。また、電流能力を維持することができる半導体装置を提供することを目的とする。また、オフ耐圧を向上させることができる半導体装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる半導体装置は、以下の特徴を有する。この半導体装置は、以下に示す平面レイアウトを有する。第1導電型の第1半導体領域に、直線状の第2半導体領域を囲む第1導電型の第3半導体領域が配置されている。前記第3半導体領域と離れて、前記第3半導体領域を挟むように、前記第2半導体領域に平行な、相対する直線状部分からなる開いた平面形状の第1導電型の第4半導体領域が配置されている。前記第4半導体領域に接し、第3半導体領域を挟むように、前記第2半導体領域に平行な、相対する直線状部分からなる開いた平面形状の第2導電型の第5半導体領域が配置されている。前記第3半導体領域と前記第4半導体領域の間に、前記第3半導体領域と離れて、前記第2半導体領域に平行な、相対する直線状部分からなる開いた平面形状の第1電極が配置されている。前記第1半導体領域、前記第2半導体領域、前記第3半導体領域、前記第4半導体領域、前記第5半導体領域および前記第1電極を囲む閉じた平面形状の分離領域が配置されている。前記第3半導体領域の、前記第2半導体領域の終端部に接する部分と前記分離領域との間に第1導電型の第6半導体領域が配置されている。前記第3半導体領域は、前記第1半導体領域よりも抵抗率が低い。前記第6半導体領域は、前記第1半導体領域よりも抵抗率が低く、かつ前記第3半導体領域よりも抵抗率が高い。
また、請求項2の発明にかかる半導体装置は、請求項1に記載の発明において、以下の特徴を有する。半導体装置は、支持基板上に埋め込み絶縁層を介して設けられた前記第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面領域に、互いに離れて設けられた前記第3半導体領域および前記第5半導体領域と、前記第3半導体領域の表面領域に設けられた前記第2半導体領域と、前記第3半導体領域の下の領域の一部を占めるように設けられた前記第6半導体領域と、前記第5半導体領域の表面領域に設けられた前記第4半導体領域と、前記第4半導体領域に接する第2電極と、前記第2半導体領域に接する第3電極と、前記埋め込み絶縁層に達する深さを有する前記分離領域と、を備えている。
また、請求項3の発明にかかる半導体装置は、請求項1に記載の発明において、以下の特徴を有する。半導体装置は、第2導電型の支持基板の上に設けられた前記第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面領域に、互いに離れて設けられた前記第3半導体領域および前記第5半導体領域と、前記第3半導体領域の表面領域に設けられた前記第2半導体領域と、前記第3半導体領域の下の領域の一部を占めるように設けられた前記第6半導体領域と、前記第5半導体領域の表面領域に設けられた前記第4半導体領域と、前記第4半導体領域に接する第2電極と、前記第2半導体領域に接する第3電極と、前記支持基板に達する深さを有する前記分離領域と、を備えている。
また、請求項4の発明にかかる半導体装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記分離領域は、絶縁膜が埋め込まれたトレンチであることを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる半導体装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記分離領域の外周部に隣接する第7半導体領域の電位は固定されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる半導体装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記分離領域の外周部に隣接する第7半導体領域は接地されていることを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる半導体装置は、請求項1に記載の発明において、以下の特徴を有する。半導体装置、第2導電型の支持基板の表面層に設けられた前記第1半導体領域と、前記支持基板の表面層に、前記第1半導体領域に接して設けられた、前記支持基板よりも抵抗率の低い第2導電型の第8半導体領域と、前記第1半導体領域の表面領域に、互いに離れて設けられた前記第3半導体領域および前記第5半導体領域と、前記第3半導体領域の表面領域に設けられた前記第2半導体領域と、前記第3半導体領域の下の領域の一部を占めるように設けられた前記第6半導体領域と、前記第5半導体領域の表面領域に設けられた前記第4半導体領域と、前記第4半導体領域に接する第2電極と前記第2半導体領域に接する第3電極と、を備えている。
また、請求項8の発明にかかる半導体装置は、請求項7に記載の発明において、前記支持基板は、前記第1半導体領域および第8半導体領域よりも低い電位を有することを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる半導体装置は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明において、前記第2半導体領域は、第1導電型であることを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる半導体装置は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明において、前記第2半導体領域は、第2導電型であることを特徴とする。
上述した発明によれば、第6半導体領域は、第3半導体領域の終端部全体を覆っている。また、第6半導体領域は、第1半導体領域の深さ方向に、第3半導体領域の下の領域を占めるように形成されている。このように第6半導体領域を設けることで、分離領域から第2半導体領域の終端部に向かって伸びる空乏層が、第6半導体領域で抑えられ、第2半導体領域に到達することを防止する。そのため、半導体装置のオフ耐圧が、分離領域から第2半導体領域の終端部に伸びる空乏層の大きさにより決まる耐圧で決定されることを防止することができる。これにより、半導体装置のオフ耐圧が、第2半導体領域の直線部における空乏層の大きさにより決まる耐圧で決定されるため、半導体装置の構造から実現可能なオフ耐圧とすることができる。従って、従来構造のオープンコーナー構造を有する半導体装置(例えば、図11参照)に比べて、半導体装置のオフ耐圧を向上させることができる。また、半導体装置をオープンコーナー構造とすることで、第2半導体領域の終端部でオン耐圧が低くなり、半導体装置全体のオン耐圧が低減することを防止することができる。これにより、半導体装置のオン耐圧を維持することができ、半導体装置の電流能力を維持することができる。
本発明にかかる半導体装置によれば、半導体装置のオン耐圧を維持することができるという効果を奏する。また、半導体装置の電流能力を維持することができるという効果を奏する。また、半導体装置のオフ耐圧を向上させることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる高耐圧横型MOSFETの平面レイアウトを示す平面図である。 図1の切断線AA−AA'の断面構造について示す断面図である。 図1の切断線BB−BB'の断面構造について示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態にかかる半導体装置におけるオフ耐圧を示す特性図である。 実施の形態にかかる半導体装置におけるオン耐圧を示す特性図である。 従来の高耐圧横型MOSFETの平面レイアウトを示す平面図である。 従来の高耐圧横型MOSFETの平面レイアウトの別の一例を示す平面図である。 図11の切断線AB−AB'の断面構造について示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる高耐圧横型MOSFETの平面レイアウトを示す平面図である。なお、図1に示す平面レイアウトは、高耐圧横型MOSFETのドレイン領域の終端部の一端における、ドレイン領域、ソース領域およびゲート電極の平面レイアウトである。図示省略するドレイン領域の他端も同様の平面形状を有する。なお、ソース電極およびドレイン電極は図示省略する。図1に示すように、高耐圧横型MOSFET20では、n++ドレイン領域7は、直線状に延びている。n+バッファ領域6は、n++ドレイン領域7に接して、n++ドレイン領域7を囲んでいる。n+バッファ領域6は、例えば相対する直線状部分と、それら直線状部分の両端において終端同士をつなぐ弧状部分からなる閉じた平面形状(トラック形状)に形成されている。n++ソース領域5は、n+バッファ領域6と離れて、n+バッファ領域6を挟むように、相対する直線状部分からなる開いた平面形状(ストライプ形状)に形成されている。n++ソース領域5の直線状部分は、n++ドレイン領域7の直線部と平行に形成されている。
pベース領域4は、n+バッファ領域6と離れて、n++ソース領域5に接して、ストライプ形状に形成されている。n半導体領域8は、n+バッファ領域6の例えば円弧形状を有する終端部(以下、終端コーナー部とする)からn+バッファ領域6の直線部にかけて、n+バッファ領域6を介してn++ドレイン領域7の終端部全体を囲むように形成されている。pベース領域4は、第5半導体領域に相当する。n++ソース領域5は、第4半導体領域に相当する。n+バッファ領域6は、第3半導体領域に相当する。n++ドレイン領域7は、第2半導体領域に相当する。n半導体領域8は、第6半導体領域に相当する。
ゲート電極11は、n+バッファ領域6とn++ソース領域5の間に、n+バッファ領域6と離れて、n+バッファ領域6を挟むように、ストライプ形状に形成されている。高耐圧横型MOSFET20は、酸化膜などの絶縁膜が埋め込まれたトレンチ(分離トレンチ)14に囲まれている。分離トレンチ14の外周部には、分離トレンチ14に隣接する図示省略するシリコン領域(分離シリコン領域)が形成されている。高耐圧横型MOSFET20は、分離トレンチ14および分離シリコン領域により、例えば同一基板上で高耐圧横型MOSFET20に隣接するデバイスと電気的に分離されている。分離トレンチ14は、分離領域に相当する。分離シリコン領域は、第7半導体領域に相当する。
このように、高耐圧横型MOSFET20は、n++ドレイン領域7の終端部において、分離トレンチ14とn++ドレイン領域7との間に、n++ソース領域5およびゲート電極11を設けない構造(オープンコーナー構造)となっている。また、高耐圧横型MOSFET20は、オープンコーナー構造となっているn++ドレイン領域7の終端部に、n+バッファ領域6を介してn++ドレイン領域7の終端部全体を囲むようにn半導体領域8が形成された構造となっている。
図2は、図1の切断線AA−AA'の断面構造について示す断面図である。この切断線AA−AA'は、分離トレンチ14とn++ドレイン領域7の直線部の間において、n++ソース領域5などのストライプ形状部分を横切る。図2に示すように、高耐圧横型MOSFET20は、例えばSOI基板を用いて作製される。SOI基板は、例えばp支持基板1の上に、埋め込み絶縁層2およびn型半導体層がこの順で積層されてできている。このn型半導体層は、n-ドリフト領域3および分離シリコン領域15となる。pベース領域4およびn+バッファ領域6は、n-ドリフト領域3の表面層に、互いに離れて設けられている。n+バッファ領域6は、n-ドリフト領域3よりも低い抵抗率を有する。n++ソース領域5は、pベース領域4の表面層の一部に設けられている。n++ドレイン領域7は、n+バッファ領域6の表面層の一部に設けられている。n-ドリフト領域3は、第1半導体領域に相当する。
++ドレイン領域7の一部、n+バッファ領域6およびn-ドリフト領域3の表面には、局部酸化膜9が設けられている。n++ソース領域5の一部、pベース領域4およびn-ドリフト領域3の表面には、局部酸化膜9に接するゲート絶縁膜10が設けられている。ゲート電極11は、局部酸化膜9の一部とゲート絶縁膜10の上に跨るように設けられている。ソース電極13は、n++ソース領域5およびpベース領域4と接し、n++ソース領域5とpベース領域4とを短絡している。ドレイン電極12は、n++ドレイン領域7と接している。ソース電極13は、第2電極に相当する。ドレイン電極12は、第3電極に相当する。
分離トレンチ14は、pベース領域4と離れて、n++ドレイン領域7と反対側のn型半導体層に、埋め込み絶縁層2に達するように設けられている。また、分離トレンチ14は、n型半導体層において、n-ドリフト領域3と分離シリコン領域15の間に設けられている。p支持基板1および分離シリコン領域15は、例えば接地され、電位が固定された状態となっている。
図3は、図1の切断線BB−BB'の断面構造について示す断面図である。この切断線BB−BB'は、n++ドレイン領域7の終端部の領域において、分離トレンチ14からn++ドレイン領域7の終端部を横切る。図3に示すように、高耐圧横型MOSFET20では、n半導体領域8は、n-ドリフト領域3の表面層の一部に、n+バッファ領域6の下の領域の一部を占めるように設けられている。n半導体領域8は、n-ドリフト領域3よりも低い抵抗率を有し、かつn+バッファ領域6よりも高い抵抗率を有する。
++ドレイン領域7の一部、n+バッファ領域6、n半導体領域8およびn-ドリフト領域3の表面には、局部酸化膜9が設けられている。ドレイン電極12は、n++ドレイン領域7と接している。分離トレンチ14は、n半導体領域8と離れて、埋め込み絶縁層2に達するように設けられている。このように、高耐圧横型MOSFET20では、切断線BB−BB'において、n++ソース領域5、pベース領域4、ソース電極13およびゲート電極11は設けられていない。それ以外の構造は、図2に示す切断線AA−AA'の断面構造と同様である。
n半導体領域8の平面形状は、少なくとも、n+バッファ領域6の終端コーナー部の、分離トレンチ14に最も近い部分を覆うように形成するのが良い。望むらくは、n+バッファ領域6の終端コーナー部からn+バッファ領域6の直線部にかけて、n+バッファ領域6を介してn++ドレイン領域7の終端部全体を囲むように設けるのが良い。また、n半導体領域8を形成する際には、例えばn+バッファ領域6を形成するイオン注入よりも高加速電圧でイオン注入を行うのが良い。これにより、n+バッファ領域6の下の領域を占めるように、n半導体領域8を形成することができる。
オープンコーナー構造の高耐圧横型MOSFET20は、n++ドレイン領域7の終端部で、オン耐圧が低くなってしまうことを防止する。その理由は、後述する。また、オープンコーナー構造の高耐圧横型MOSFET20は、オープンコーナー構造でない高耐圧横型MOSFET(例えば、図10参照)に比べて、小型化を図ることができる。その理由は、次に示すとおりである。図10に示す高耐圧横型MOSFETでは、トラック形状を有するソース領域やゲート電極のコーナー領域は、オン耐圧が低くなるなどの理由により、素子構造などの形成領域として利用することができない領域(デットスペース)となっている。一般に、高耐圧横型MOSFETは、高耐圧に設計するほど素子サイズが大きくなる。そのため、図10に示す高耐圧横型MOSFETでは、ソース領域やゲート電極のコーナー領域も大きくなってしまうことになる。オープンコーナー構造の高耐圧横型MOSFET20では、ドレイン領域の終端部に、ソース領域やゲート電極を設けないため、デットスペースを短縮することができるからである。
なお、上述した高耐圧横型MOSFET20は、p型の支持基板を有するSOI基板を用いて作製されているが、これに限らず種々変更可能であり、例えばn型の支持基板を有するSOI基板を用いても良い。
以上、説明したように、実施の形態1によれば、n半導体領域8は、n+バッファ領域6の終端コーナー部全体を覆っている。また、n半導体領域8は、n-ドリフト領域3の深さ方向に、n+バッファ領域6の下の領域を占めるように形成されている。このようにn半導体領域8を設けることで、分離トレンチ14からn++ドレイン領域7の終端部に向かって伸びる空乏層が、n半導体領域8で抑えられ、n++ドレイン領域7に到達することを防止する。そのため、高耐圧横型MOSFET20のオフ耐圧が、分離トレンチ14からn++ドレイン領域7の終端部に伸びる空乏層の大きさにより決まる耐圧で決定されることを防止することができる。これにより、高耐圧横型MOSFET20のオフ耐圧が、n++ドレイン領域7の直線部における空乏層の大きさにより決まる耐圧で決定されるため、高耐圧横型MOSFET20の構造から実現可能なオフ耐圧とすることができる。従って、高耐圧横型MOSFET20は、従来構造のオープンコーナー構造を有する高耐圧横型MOSFET(例えば、図11参照)に比べて、オフ耐圧を向上させることができる。また、高耐圧横型MOSFET20をオープンコーナー構造とすることで、n++ドレイン領域7の終端部でオン耐圧が低くなり、高耐圧横型MOSFET20全体のオン耐圧が低減することを防止することができる。これにより、高耐圧横型MOSFET20のオン耐圧を維持することができ、高耐圧横型MOSFET20の電流能力を維持することができる。また、分離シリコン領域15の電位を固定することで、例えば同一基板上で高耐圧横型MOSFET20に隣接するデバイスの電位変動により、高耐圧横型MOSFET20の耐圧特性が変動することを回避することができる。
(実施の形態2)
図4および図5は、実施の形態2にかかる半導体装置を示す断面図である。平面レイアウトは、実施の形態1と同様である(図1参照)。また、図4は、図1の切断線AA−AA'の断面構造である。また、図5は、図1の切断線BB−BB'の断面構造である。高耐圧横型MOSFETを、例えばp支持基板1に、n-ドリフト領域3としてn-ウエル領域を設けたバルク基板を用いて作製しても良い。
図4および図5に示すように、高耐圧横型MOSFET21は、p支持基板1の表面層に、n-ドリフト領域3としてn-ウエル領域が設けられている。n-ウエル領域は、p支持基板1に、例えばリン(P)などのn型不純物をイオン注入することにより形成される。分離トレンチ14は、p支持基板1に達するように設けられている。その他の構成は、実施の形態1(図2および図3参照)と同様である。
以上、説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図6および図7は、実施の形態3にかかる半導体装置を示す断面図である。平面レイアウトは、実施の形態1と同様である(図1参照)。また、図6は、図1の切断線AA−AA'の断面構造である。また、図7は、図1の切断線BB−BB'の断面構造である。実施の形態2に示す高耐圧横型MOSFET(図4および図5)において、分離トレンチおよび分離シリコン領域に代えて、n-ドリフト領域3に接するようにp+半導体領域を設け、n-ドリフト領域3とp+半導体領域からなるpn接合分離構造を形成しても良い。
図6および図7に示すように、高耐圧横型MOSFET22は、p支持基板1の表面層の一部に、n-ドリフト領域3に接して、p+ウエル領域16が設けられている。p+ウエル領域16は、p支持基板1の表面層の一部に、例えばボロン(B)などのp型不純物をイオン注入することにより形成される。p+ウエル領域16は、p支持基板1よりも低い抵抗率を有する。p支持基板1は、高耐圧横型MOSFET22で最も低い電位を有する。その他の構成は、実施の形態2と同様である。p+ウエル領域16は、第8半導体領域に相当する。
高耐圧横型MOSFET22は、n-ドリフト領域3とp+ウエル領域16からなるpn接合分離構造により、例えば同一基板上で高耐圧横型MOSFET22に隣接する図示省略するデバイスと電気的に分離されている。
以上、説明したように、実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した各実施の形態にかかる半導体装置において、n++ドレイン領域7に代えて、p++コレクタ領域を設けて、高耐圧横型IGBT(LIGBT:Lateral Insulated Gate Bipolar Transistor)としても良い。
次に、実施の形態にかかる半導体装置において、オン耐圧およびオフ耐圧を測定した。図8は、実施の形態にかかる半導体装置におけるオフ耐圧を示す特性図である。また、図9は、実施の形態にかかる半導体装置におけるオン耐圧を示す特性図である。まず、実施の形態1に従い、横型の高耐圧nチャネルMOSFET(HV−nMOS:High Voltage n−channel MOSFET)を作製した(以下、実施例とする)。実施例は、厚さ14μmのSOI基板を用いて作製した。実施例において、n-ドリフト領域3の抵抗率を6.8Ωmとした。n+バッファ領域6の終端コーナー部から分離トレンチ14までの距離(以下、バッファ−トレンチ間距離とする)を14μmとした。n半導体領域8の平面形状は、n+バッファ領域6の終端コーナー部全体を覆うような半円形状とした。イオン注入条件は、n+バッファ領域6の形成には、ドーパントとしてリンを用い、ドーズ量1.5×1013cm-2、加速電圧100keVとした。n++ドレイン領域7の形成には、ドーパントとして砒素(As)を用い、ドーズ量4.5×1015cm-2、加速電圧80keVとした。n半導体領域8の形成には、ドーパントとしてリンを用い、ドーズ量6.0×1012cm-2、加速電圧100keVとした。なお、n半導体領域8は、一般的なCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型MOS)の製造プロセスにおけるnウエル領域の形成工程を用いて形成されている。
また、比較として、従来構造のオープンコーナー構造のHV−nMOS(例えば、図11参照)を作製した(以下、従来例とする)。従来例には、n半導体領域8が設けられていない。その他の構成は、実施例と同様である。また、従来例では、バッファ−トレンチ間距離を10〜20μmの範囲で変化させ、オン耐圧およびオフ耐圧を測定した。
図8に示す結果より、実施例は、従来例と比べて、オフ耐圧が向上することがわかる。その理由は、次に示すとおりである。図8に示すように、従来例のオフ耐圧は、バッファ−トレンチ間距離に比例して大きくなっていることがわかる。つまり、従来例のオフ耐圧は、測定データ群の近似値としては、バッファ−トレンチ間距離に比例し、正の傾きを有する直線(以下、従来例の近似値直線とする)上にあることがわかる。一般的に、半導体装置のオフ耐圧は、バッファ−トレンチ間距離に比例する。そのため、実施例のオフ耐圧においても、そのデータ群の近似値は、従来例の近似値直線とほぼ同様の傾きを有する直線上にあると推測される。図8に示す結果では、実施例のオフ耐圧の測定データは、従来例の近似値直線よりも高い値となっていることがわかる。そのため、実施例のオフ耐圧は、実施例のオフ耐圧の測定データまたはその近似値を通り、従来例の近似値直線とほぼ同様の傾きを有する直線上にある値となると推測することができるからである。なお、オープンコーナー構造の半導体装置では、バッファ−トレンチ間距離がある程度の距離以上になると、そのオフ耐圧は、n++ドレイン領域7の直線部における空乏層の大きさにより決まる耐圧により決定されると推測される。そのため、バッファ−トレンチ間距離がn++ドレイン領域7の直線部における空乏層の大きさにより耐圧が決定される距離以上の範囲では、半導体装置のオフ耐圧特性は、図8に示す特性図と異なる結果となると推測される。
また、図9に示す結果より、実施例のオン耐圧は、従来例のオン耐圧をほぼ維持することができることがわかった。つまり、ドレイン領域の終端部にバッファ領域を介してn半導体領域8を設けたとしても、半導体装置のオン耐圧を維持することができることがわかる。その理由は、次に示すとおりである。図9に示すように、従来例のオン耐圧は、バッファ−トレンチ間距離によらず、ほぼ一定の値となることがわかる。それは、オープンコーナー構造の半導体装置において、ドレイン領域の終端部近傍の領域は、電流がほぼ流れない領域であるからである。そのため、実施例のオン耐圧においても、バッファ−トレンチ間距離によらず、ほぼ一定の値となると推測される。図9に示す結果では、実施例のオン耐圧の測定データは、従来例のオン耐圧の測定データ群と、ほぼ同様の値となっていることがわかる。そのため、実施例のオン耐圧は、バッファ−トレンチ間距離によらず、実施例のオン耐圧の測定データとほぼ一定の値となると推測されるからである。
なお、実施の形態にかかる半導体装置は、PDP(Plasma Display Panel:プラズマディスプレイパネル)のスキャンドライバーIC(Integrated Circuit:集積回路)を作製するプロセスを用いて作製することができる。n半導体領域8は、その際のCMOSの製造プロセスにおけるnウエル領域の形成工程を用いて形成することができる。そのため、PDPのスキャンドライバーICを作製するための設備が整っている場合には、実施の形態にかかる半導体装置を形成するための特別な設備等の追加を必要とせず、製造コストが増大することを防止することができる。
以上のように、本発明にかかる半導体装置は、プラズマディスプレイなどを駆動するパワーICなどに使用されるパワー半導体装置に有用である。
1 p支持基板
2 埋め込み絶縁層
3 n-ドリフト領域
4 pベース領域
5 n++ソース領域
6 n+バッファ領域
7 n++ドレイン領域
8 n半導体領域
9 局部酸化膜
10 ゲート絶縁膜
11 ゲート電極
12 ドレイン電極
13 ソース電極
14 分離トレンチ
15 分離シリコン領域
16 p+ウエル領域
20 高耐圧横型MOSFET

Claims (10)

  1. 第1導電型の第1半導体領域に、
    直線状の第2半導体領域を囲む第1導電型の第3半導体領域が配置され、
    前記第3半導体領域と離れて、前記第3半導体領域を挟むように、前記第2半導体領域に平行な、相対する直線状部分からなる開いた平面形状の第1導電型の第4半導体領域が配置され、
    前記第4半導体領域に接し、第3半導体領域を挟むように、前記第2半導体領域に平行な、相対する直線状部分からなる開いた平面形状の第2導電型の第5半導体領域が配置され、
    前記第3半導体領域と前記第4半導体領域の間に、前記第3半導体領域と離れて、前記第2半導体領域に平行な、相対する直線状部分からなる開いた平面形状の第1電極が配置され、
    前記第1半導体領域、前記第2半導体領域、前記第3半導体領域、前記第4半導体領域、前記第5半導体領域および前記第1電極を囲む閉じた平面形状の分離領域が配置され、
    前記第3半導体領域の、前記第2半導体領域の終端部に接する部分と前記分離領域との間に第1導電型の第6半導体領域が配置された平面レイアウトを有し、
    前記第3半導体領域は、前記第1半導体領域よりも抵抗率が低く、
    前記第6半導体領域は、前記第1半導体領域よりも抵抗率が低く、かつ前記第3半導体領域よりも抵抗率が高いことを特徴とする半導体装置。
  2. 支持基板上に埋め込み絶縁層を介して設けられた前記第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面領域に、互いに離れて設けられた前記第3半導体領域および前記第5半導体領域と、
    前記第3半導体領域の表面領域に設けられた前記第2半導体領域と、
    前記第3半導体領域の下の領域の一部を占めるように設けられた前記第6半導体領域と、
    前記第5半導体領域の表面領域に設けられた前記第4半導体領域と、
    前記第4半導体領域に接する第2電極と、
    前記第2半導体領域に接する第3電極と、
    前記埋め込み絶縁層に達する深さを有する前記分離領域と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 第2導電型の支持基板の上に設けられた前記第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面領域に、互いに離れて設けられた前記第3半導体領域および前記第5半導体領域と、
    前記第3半導体領域の表面領域に設けられた前記第2半導体領域と、
    前記第3半導体領域の下の領域の一部を占めるように設けられた前記第6半導体領域と、
    前記第5半導体領域の表面領域に設けられた前記第4半導体領域と、
    前記第4半導体領域に接する第2電極と、
    前記第2半導体領域に接する第3電極と、
    前記支持基板に達する深さを有する前記分離領域と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記分離領域は、絶縁膜が埋め込まれたトレンチであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体装置。
  5. 前記分離領域の外周部に隣接する第7半導体領域の電位は固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置。
  6. 前記分離領域の外周部に隣接する第7半導体領域は接地されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置。
  7. 第2導電型の支持基板の表面層に設けられた前記第1半導体領域と、
    前記支持基板の表面層に、前記第1半導体領域に接して設けられた、前記支持基板よりも抵抗率の低い第2導電型の第8半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面領域に、互いに離れて設けられた前記第3半導体領域および前記第5半導体領域と、
    前記第3半導体領域の表面領域に設けられた前記第2半導体領域と、
    前記第3半導体領域の下の領域の一部を占めるように設けられた前記第6半導体領域と、
    前記第5半導体領域の表面領域に設けられた前記第4半導体領域と、
    前記第4半導体領域に接する第2電極と
    前記第2半導体領域に接する第3電極と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記支持基板は、前記第1半導体領域および第8半導体領域よりも低い電位を有することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記第2半導体領域は、第1導電型であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の半導体装置。
  10. 前記第2半導体領域は、第2導電型であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の半導体装置。
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