JP2010251627A - 横型半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドリフト領域の横方向に不純物濃度が増加する層と、不純物濃度が薄く調整された層とを並存させたバイポーラで動作する横型の半導体装置において、耐圧を確保しつつ、オン電圧を低減し、スイッチングロスを低減する。
【解決手段】ドリフト領域は、横方向に不純物濃度が増加する第2層と、不純物濃度が薄く調整された第1層を備えている。第1埋め込み絶縁層の上面に第2埋め込み絶縁層が設けられている。第2埋め込み絶縁層は、第1層の下面およびボディ領域の下面と接している。第1埋め込み絶縁層の上面には、第2層が設けられており、第1層は第2層の上に設けられている。第2埋め込み絶縁層によって、ボディ領域の近傍のドリフト領域のキャリア密度を向上させ、抵抗を低くすることができる。これによって、耐圧を確保しつつ、オン電圧を低減し、スイッチングロスを低減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バイポーラで動作する横型半導体装置に関する。
特許文献1に、横型のLDMOS(Laterally Diffused MOS)が開示されている。特許文献1に開示される横型LDMOSは、ドリフト領域の不純物濃度がソース側からドレイン側に向けて横方向に増加していることを特徴としている。ドリフト領域の不純物濃度が横方向に増加していると、オフ状態において、ドリフト領域内の電界分布を横方向に均一化することができる。ドリフト領域の不純物濃度を横方向に増加させる技術は、耐圧を向上させる点で有用である。
特開平4−309234号公報
しかし、上記技術をバイポーラで動作する横型半導体装置に適用すると、以下の問題点が存在する。
バイポーラで動作する横型半導体装置は、オン状態において、ドリフト領域で伝導度変調を活発化させることによって低いオン電圧(オン抵抗)を得ることを特徴としている。伝導度変調は、不純物濃度が薄い領域において活発化する。上記技術では、ドリフト領域の不純物濃度が横方向に向けて増加しているので、ドリフト領域の一方端で不純物濃度が濃い領域が存在する。ドリフト領域の一部に不純物濃度が濃い領域が存在していると、伝導度変調が活発化しない。ドリフト領域の他の部分の不純物濃度が薄くても、横方向の一部に不純物濃度が濃い領域が存在していると、伝導度変調が活発化しない。このため、特許文献1の技術をバイポーラで動作する横型半導体装置にそのまま適用すると、オン電圧(オン抵抗)が著しく悪化してしまう。
本発明者らは、上記事情を鑑み、ドリフト領域の横方向に不純物濃度が増加する層と、不純物濃度が薄く調整された層とを並存させた半導体装置を提案した(特願2008−88664。但し、本願の出願時点において未公開である)。
本発明者らが提案する半導体装置によれば、不純物濃度が増加する層は、横型半導体装置がオフしたときに、ドリフト領域内の横方向の電界分布を均一化する。不純物濃度が薄く調整された層は、半導体装置がオンしたときに、伝導度変調を活発化する。不純物濃度が横方向に増加する層と不純物濃度が薄く調整された層を並存させることによって、半導体装置の耐圧とオン電圧(オン抵抗)を同時に改善することができる。そのため、損失の少ない高耐圧の横型のバイポーラ半導体装置を提供することができる。
本願では、本発明者らが提案する横型のバイポーラ半導体において、スイッチングロスをさらに低減することを目的とする。
そこで、本発明では、バイポーラで動作する横型の半導体装置であって、半導体層と、半導体層の表面の一部に設けられている第1主電極と、半導体層の表面の他の一部に設けられている第2主電極を備えている半導体装置を提供する。半導体層は、半導体基板と埋め込み絶縁層と活性層で構成された積層基板の活性層であり、第1主電極に接触している第1導電型の第1半導体領域と、第2主電極に接触している第2導電型の第2半導体領域と、第1半導体領域と第2半導体領域の間に設けられている第1導電型の第3半導体領域と、第1半導体領域の周囲に設けられ、第1半導体領域と第3半導体領域とを分離している第2導電型の第4半導体領域とを有している。埋め込み絶縁層は、半導体基板の表面全体に形成された第1埋め込み絶縁層と、第1埋め込み絶縁層の上面に形成され、第4半導体領域と第3半導体領域の境界を含む範囲内で、第4半導体領域の下面および第3半導体領域の下面の一部に接している第2埋め込み絶縁層とを備えている。第3半導体領域は、第1半導体領域と第2半導体領域を結ぶ第1方向に沿って伸びている第1層と第2層を有している。第2層は、第1埋め込み絶縁層の上面に設けられており、第1層は、第2層上および第2埋め込み絶縁層上に設けられている。第1層は、不純物濃度が第1方向に均一である。第2層は、第1層よりも不純物濃度が濃く、不純物濃度が第1半導体領域側から第2半導体領域側に向けて増加している。
本発明に係る横型のバイポーラ半導体装置では、第1埋め込み絶縁層の上面に第2埋め込み絶縁層と第2層が設けられており、そのさらに上に第1層が設けられている。すなわち、第2埋め込み絶縁層は、第1埋め込み絶縁層の上面に突出しており、これによって、その上面に位置する第4半導体領域と第1層が半導体層の厚さ方向に小さくなる。第2半導体領域と第1層との接触面積が小さくなるため、第3半導体領域から第4半導体領域へ移動するキャリア(第1導電型がN型の場合には正孔)を低減させることができる。
第2埋め込み絶縁層を形成することによって、第3半導体領域に蓄積されるキャリア(第1導電型がN型の場合には正孔)を増加させることができるため、ターンオフスイッチング時間(tf)と第2主電極−第1主電極間の飽和電圧(Vsat)のトレードオフ特性を改善することができる。一方、第2主電極−第1主電極間のブレークダウン耐圧は、第2主電極の直下の構造で決まり、第1主電極の直下の構造は影響しないから、ブレークダウン耐圧は低下しない。すなわち、本発明によれば、耐圧を確保しつつ、さらにオン電圧を低減し、スイッチングロスをさらに低減することができる。
本発明によれば、バイポーラで動作する横型の半導体装置において、スイッチングロスをさらに低減することができる。
実施例1の半導体装置の断面図。 実施例および比較例の半導体装置の正孔電流密度分布を示す図。 実施例および比較例の半導体装置のVCE−ICE特性を示す図。 実施例および比較例の半導体装置のVCEsat−tf特性を示す図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を以下に列記する。
(特徴1)半導体装置は、IGBTであり、第1主電極はエミッタ電極であり、第2主電極はコレクタ電極であり、第1半導体領域はエミッタ領域であり、第2半導体領域はコレクタ領域であり、第3半導体領域はドリフト領域であり、第4半導体領域はボディ領域である。
(特徴2)第2埋め込み絶縁層の厚さ(半導体層の深さ方向の長さ)は、第2層の深さ方向の拡散幅と同じである。
図1に、半導体装置10の要部断面図を模式的に示す。半導体装置10は、p型の半導体基板50と、半導体基板50上に設けられている埋込み絶縁層52と、埋込み絶縁層52上に設けられている活性層54とが積層された積層基板57を備えている。半導体基板50の主材料はシリコンであり、不純物濃度はおよそ3×1018cm−3に調整されている。半導体基板50は、接地電位に固定されている。埋込み絶縁層52の主材料は酸化シリコンであり、その厚みはおよそ4μmである。活性層54の主材料はシリコンであり、半導体構造が作りこまれる前の不純物濃度はおよそ1×1015cm−3に調整されている。半導体装置10は、例えば、シリコン基板と表面シリコン層(活性層)との間に絶縁層を挿入したSOI(Silicon On Insulator)基板等を用い、その活性層に不純物をイオン注入することによって製造される。
半導体装置10は横型IGBTであり、n型のエミッタ領域24と、p型のコレクタ領域58と、n型のドリフト領域12を備えている。エミッタ領域24は、活性層54の表面の一部に設けられている。p型のボディ領域26がエミッタ領域24を囲っており、エミッタ領域24とドリフト領域12を分離している。ボディコンタクト領域22が、活性層54の表面で、ボディ領域26の内部に設けられている。エミッタ領域24とボディコンタクト領域22は、エミッタ電極(第1主電極の一例)20に接触している。すなわち、エミッタ領域24とボディコンタクト領域22は、エミッタ電極20に電気的に接続している。ここで、エミッタ領域24の不純物濃度はおよそ1×1019〜1×1021cm−3に調整されている。ボディ領域26の不純物濃度はおよそ5×1016〜5×1017cm−3に調整されている。ボディコンタクト領域22の不純物濃度はおよそ1×1019〜1×1021cm−3に調整されている。
コレクタ領域58は、活性層54の表面の一部に設けられている。コレクタ領域58は、コレクタ電極2に接触している。すなわち、コレクタ領域58は、コレクタ電極2に電気的に接続している。n型のバッファ領域56がコレクタ領域58を囲っており、コレクタ領域58とドリフト領域12を分離している。バッファ領域56の不純物濃度はおよそ5×1016〜5×1017cm−3に調整されている。
ドリフト領域12は、エミッタ領域24とコレクタ領域58の間に設けられている。ドリフト領域12の一端はボディ領域26に接しており、他端はバッファ領域56に接している。ドリフト領域12の表面の一部には、フィールド絶縁膜6が設けられている。
ゲート電極14が、ゲート絶縁膜16を介して、エミッタ領域24とドリフト領域12を分離しているボディ領域26に対向している。ゲート電極14は多結晶シリコンであり、不純物(リン)がイオン注入されている。ゲート電極14の不純物濃度はおよそ1×1020cm−3に調整されているので、ゲート電極14は導体とみなすことができる。ゲート電極14に、ゲート配線18が接続されている。活性層54の表面には、層間絶縁膜4が設けられている。層間絶縁膜4によって、エミッタ電極20、コレクタ電極2及びゲート電極14が短絡することを防止することができる。
ドリフト領域12は、横方向に伸びている第1層8と第2層40を有している。第1埋め込み絶縁層52の表面にドリフト領域12の第2層40が設けられている。第1埋め込み絶縁層52は、その表面に第2層40が形成されていない領域において、半導体層の上方側に突出する第2埋め込み絶縁層521を備えている。第2埋め込み絶縁層521としては、例えば、シリコン酸化膜を用いることができる。活性層54に酸素を注入し、熱処理を行うことによって、ドリフト領域12の下面側に第2埋め込み絶縁層521としてのシリコン酸化膜を形成することができる。
第2層40および第2埋め込み絶縁層521の表面に第1層8が設けられている。第1層8のうち、第2層40の表面に位置する部分を、第1層8bと呼ぶ。同様に、第2埋め込み絶縁層521の表面に位置する部分を、第1層8aと呼ぶ。第2埋め込み絶縁層521の厚さ(半導体層の深さ方向の長さ)は、第2層40の深さ方向の拡散幅と同じである。
第2層40は、ドリフト領域12に不純物(リン)をイオン注入して形成される。第2層40の不純物濃度は、コレクタ領域58に向けて7個の範囲(範囲41〜47)に不連続に変化している。第1層8a、8bは不純物がイオン注入されていない。そのため、第2層40の不純物濃度は、第1層8a、8bの不純物濃度より濃く、第1層8a、8bの不純物濃度は活性層54の不純物濃度に等しい(およそ1×1015cm−3)。第2層40の不純物濃度は、コレクタ領域58側に向かうに従って濃くなっている。すなわち、範囲41、42、43、44、45、46、47の順に、第2層40の不純物濃度が濃くなっている。本実施例では、第2層40の不純物濃度がコレクタ領域58側に向けて不連続に(階段状に)増加しているが、第2層40の不純物濃度がコレクタ領域58側に向けて連続的に増加していてもよい。
半導体装置10の動作原理について説明する。コレクタ電極2に正電圧を印加し、ゲート電極14に電圧が印加されていないときは、半導体装置10はオフ状態であり、コレクタ領域58からエミッタ領域24に向けて電位差が生じる。一般的に、電界強度を一定割合毎に示す等電位線を作成すると、その等電位線の密度は、高電圧側で密になり低電圧側で疎になる。しかしながら、半導体装置10では、第2層40の不純物濃度がコレクタ領域58側に向かうに従って増加している。そのため、等電位線の間隔がドリフト領域12の横方向の全体に亘って均一になって、ドリフト領域12内に局所的に電界が集中することを防止することができ、半導体装置10の耐圧を高くすることができる。
半導体装置10のターンオンは、コレクタ電極2が正電位となるように電圧を印加した状態で、ゲート電極14に正電圧(正バイアス)を印加することにより実現される。ゲート絶縁膜16を介してゲート電極14に隣接するボディ領域26にn型のチャネルが形成される。このチャネルによって電子がエミッタ領域24からドリフト領域12に移動する。これに対し、コレクタ領域58からドリフト領域12内に正孔の注入が起こり、ドリフト領域12内に注入された電子と正孔によって伝導度変調が生じ、ドリフト領域12が低抵抗化する。第1層8a、8bの不純物濃度は、第2層40の不純物濃度よりも薄いので、伝導度変調は、第2層40内よりも第1層8a、8b内で起りやすい。本実施例では、不純物濃度の薄い第1層と不純物濃度の濃い第2層を並存させているため、オン電圧を低くすることができる。
本実施例では、第1層8aの下層に、第2埋め込み絶縁層521が設けられている。これによって、第2埋め込み絶縁層521が無く、ボディ領域26と第1層8aの下面が第1埋め込み絶縁層52の上面まで延びている場合と比較して、ボディ領域26と第1層8aとの接触面積が小さくなる。一方、第1層8aと第1層8bとの接触面積は、第2埋め込み絶縁層521の有無によって変化しない。これによって、正孔が第1層8bから第1層8aへ移動することを妨げることなく、正孔が第1層8aからボディ領域26へ移動することを抑制することができる。その結果、第1層8aにより多くの正孔が蓄積されて、第1層8aの抵抗をさらに低くすることができる。一方、コレクタ電極2の近傍の構成は、第2埋め込み絶縁層521の有無によって影響されないため、コレクタ−エミッタ間のブレークダウン耐圧(BVCEO)は低下しない。第2埋め込み絶縁層521を設けることによって、耐圧を確保しつつ、オン電圧をさらに低減することができる。
図2〜図4は、本実施例の半導体装置と、比較例の半導体装置の特性についてシミュレーションを行った結果を示している。比較例の半導体装置は、図1に示す第2埋め込み絶縁層521が無く、ボディ領域26と第1層8aの下面が第1埋め込み絶縁層52の上面まで延びている点において、図1に示す半導体装置と異なっている。その他の構成は、図1に示す本実施例に係る半導体装置と同様である。
図2は、半導体装置のオン時の正孔密度分布を示す図である。横軸は、ボディコンタクト領域(図1におけるボディコンタクト領域22)からの距離を示しており、縦軸は、正孔密度を示している。本実施例の正孔密度分布は実線311で表されており、比較例の正孔密度分布は破線301によって表されている。ボディコンタクト領域からの距離が10〜20μmの領域において、実施例の半導体装置では、比較例の半導体装置よりも正孔密度が高くなっている。この領域は、図2に示すように、実施例における第1層8aに相当する。実施例においては、その下層には第2埋め込み絶縁層521が形成されていることによって、ボディ領域近傍のドリフト領域(第1層8a)の正孔密度が高くなっている。
図3は、コレクタ−エミッタ間の電圧と電流の関係を示す図である。横軸はコレクタ電圧を示しており、縦軸は、コレクタ電流を示している。本実施例の半導体装置の電子電流は実線312によって示されており、正孔電流は実線313によって示されており、正孔電流と電子電流の総和である総電流は実線314によって示されている。比較例の半導体装置の電子電流は破線302によって示されており、正孔電流は破線303によって示されており、正孔電流と電子電流の総和である総電流は破線304によって示されている。
図3より、本実施例の半導体装置では、正孔電流が比較例の半導体装置よりも大きくなっている。一方、電子電流は、本実施例と比較例でほぼ一致している。これによって、総電流について、本実施例の方が比較例よりも高くなり、VCEsatが低減する。
図2、図3に示すとおり、本実施例では、第2埋め込み絶縁層521が設けられているため、ボディ領域26へ移動するキャリアを低減させ、第1層8aの正孔密度を増大させることができる。これによって第1層8aの抵抗が低くなって、コレクタ−エミッタ間の飽和電圧(VCEsat)が低減される。
図4は、ターンオフスイッチング時間(tf)とコレクタ−エミッタ間の飽和電圧(VCEsat)のトレードオフ特性を示す図である。横軸はVCEsatを任意単位(Arbitrary Unit:A.U)で示しており、縦軸はtfを任意単位で示している。本実施例の半導体装置のトレードオフ特性は実線315によって示されており、比較例の半導体装置のトレードオフ特性は破線305によって示されている。図4に示すように、本実施例の半導体装置によれば、tfとVCEsatのトレードオフ特性を改善することができ、スイッチングロスを低減することができる。
上記のとおり、本実施例によれば、ドリフト領域の横方向に不純物濃度が増加する層と、不純物濃度が薄く調整された層とを並存させたバイポーラで動作する横型の半導体装置において、埋め込み絶縁層を設けることによってボディ領域近傍のドリフト領域のキャリア密度を向上させることができる。これによって、半導体装置の耐圧を低下させることなく、オン電圧をさらに低減することができる。その結果、tfとVCEsatのトレードオフ特性を改善することができるため、スイッチングロスを低減することができ、半導体装置の消費電力を低減することができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 コレクタ電極(第2主電極)
4 層間絶縁膜
6 フィールド絶縁膜
8、8a、8b 第1層
10 半導体装置
12 ドリフト領域(第3半導体領域)
14 ゲート電極
16 ゲート絶縁膜
18 ゲート配線
20 エミッタ電極(第1主電極)
22 ボディコンタクト領域
24 エミッタ領域(第1半導体領域)
26 ボディ領域(第4半導体領域)
40 第2層
41、42、43、44、45、46、47 範囲
50 半導体基板
52 第1埋め込み絶縁層
54 活性層(半導体層)
56 バッファ領域
57 積層体
58 コレクタ領域(第2半導体領域)
521 第2埋め込み絶縁層

Claims (1)

  1. バイポーラで動作する横型の半導体装置であって、
    半導体層と、半導体層の表面の一部に設けられている第1主電極と、半導体層の表面の
    他の一部に設けられている第2主電極を備えており、
    前記半導体層は、半導体基板と埋め込み絶縁層と活性層で構成された積層基板の活性層であり、
    前記第1主電極に接触している第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第2主電極に接触している第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体領域と前記第2半導体領域の間に設けられている第1導電型の第3半導
    体領域と、
    前記第1半導体領域の周囲に設けられ、前記第1半導体領域と前記第3半導体領域とを分離している第2導電型の第4半導体領域とを有しており、
    前記埋め込み絶縁層は、前記半導体基板の表面全体に形成された第1埋め込み絶縁層と、前記第1埋め込み絶縁層の表面に形成され、前記第4半導体領域と前記第3半導体領域の境界を含む範囲内で、前記第4半導体領域の下面および前記第3半導体領域の下面の一部に接している第2埋め込み絶縁層とを備えており、
    前記第3半導体領域は、前記第1半導体領域と前記第2半導体領域を結ぶ第1方向に沿って伸びている第1層と第2層を有しており、
    前記第1層は、前記第2層上および前記第2埋め込み絶縁層上に設けられており、不純物濃度が前記第1方向に均一であり、
    前記第2層は、前記第1埋め込み絶縁層の上面に設けられており、前記第1層よりも不純物濃度が濃く、不純物濃度が前記第1半導体領域側から前記第2半導体領域側に向けて増加していることを特徴とする半導体装置。
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US8871643B2 (en) 2011-02-08 2014-10-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lateral semiconductor device and manufacturing method for the same

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