JP2010245091A - 化学的機械的研磨液及び研磨方法 - Google Patents

化学的機械的研磨液及び研磨方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010245091A
JP2010245091A JP2009088795A JP2009088795A JP2010245091A JP 2010245091 A JP2010245091 A JP 2010245091A JP 2009088795 A JP2009088795 A JP 2009088795A JP 2009088795 A JP2009088795 A JP 2009088795A JP 2010245091 A JP2010245091 A JP 2010245091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
group
polishing liquid
chemical mechanical
mechanical polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009088795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kamimura
上村  哲也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009088795A priority Critical patent/JP2010245091A/ja
Publication of JP2010245091A publication Critical patent/JP2010245091A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】研磨速度が速く、かつ、ディッシングが抑制された化学的機械的研磨液及び研磨方法を提供すること。
【解決手段】(A)、(B)及び(C)を含有し、pHが7〜12の範囲内にあることを特徴とする化学的機械的研磨液。(A)シリカ粒子、(B)鉄(III)錯体、又は、過硫酸塩のうちいずれか一方の酸化剤、(C)構造中に少なくとも1つの窒素原子を含む化合物から選ばれる防食剤。前記化学的機械的研磨液を、研磨定盤上に貼付した研磨パッドに供給する工程、及び、前記研磨定盤を回転させることで、前記研磨パッドを被研磨体の被研磨面と接触させつつ相対運動させて研磨する工程を含むことを特徴とする研磨方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、化学的機械的研磨液及び研磨方法に関する。
詳細には、本発明は、鉄錯体、過硫酸塩のうちいずれか一方の酸化剤を含む化学的機械的研磨液に関する。また、この化学的機械的研磨液はシリカ粒子及び防食剤を含有し、半導体の製造に関連した金属層及び薄膜を研磨するために有用である。
より詳細には、本発明は、被研磨膜がタングステン及び/又はチタンもしくは窒化チタンのようなチタン含有合金からなる薄膜である多重の金属層及び薄膜を研磨するのに特に適合された化学的機械的研磨液に関する。
集積回路は、シリコン基体中又はその上に形成された何百万もの能動デバイスで作られている。当初は相互に分離されているこの能動デバイスは、統合されて能動回路を形成する。このデバイスは周知の多レベル相互接続によって相互接続される。相互接続構造体は、例えば、第1の層の金属被膜(metallization)、相互接続層、第2のレベル(level)の金属被膜及び場合によっては第3及びそれ以上のレベルの金属被膜及び相互接続層を有する。中間レベルの誘電体、例えばドープされた又はドープされていない二酸化ケイ素(SiO2)は、シリコン基体又はウェル(well)中の異なったレベルの金属被膜を電気的に絶縁する。前記電気的接続は、金属被覆したビアによって行われる。
特許文献1(この内容をここに援用して明細書の記載に含める)は、絶縁膜中の多金属被覆層及び金属被覆したビアを調製する方法を記載している。同様な方法で、金属接点が、ウェル中に形成した相互接続レベル及びデバイスの間の電気的接続を形成するために使用される。前記金属ビア及び接点は一般にタングステンで充填され、一般に窒化チタン(TiN)及び/又はチタンのような接着層を用いてタングステン金属層のような金属層をSiO2に接着する。接点レベルにおいて、前記接着レベルはタングステン及びSiO2が反応するのを防ぐための拡散角膜として作用する。
1つの半導体製造方法において、金属被覆されたビア又は接点は、ブランケット(blanket)タングステン被着及びその後の化学的機械的研磨(CMP)工程によって形成される。典型的な方法により、レベル間誘電体(interlevel dielectric:ILD)を通って相互接続ライン(lines)まで又は半導体基体までビアホール(via holes)がエッチングされる。次に、前記ILD上に窒化チタン及び/又はチタンのような薄い接着層がILD上に一般に形成され、エッチングされたビアホール中に方向づけされる。次いで、タングステン膜が、前記接着層の上で前記ビア中にブランケット被着される。前記被着は前記ビアホールがタングステンで充填されるまで継続される。最後に、過剰の金属は化学的機械的研磨(CMP)によって除かれ金属ビアが形成される。ILDの製造及び/又はCMPの製造方法が、特許文献2及び特許文献3に開示されている。
典型的な化学的機械的研磨方法において、前記基体は回転研磨パッドと直接接触するように置かれる。キャリヤー(carrier)が、前記基体の後ろ側に対して圧力をかける。研磨過程の間、前記パッド及びテーブルは回転され、一方、下方向の力が前記基体の背中に対して維持される。
通常「スラリー」と呼ばれる研磨及び化学的反応性の溶液は、研磨の間パッドの上に堆積される。研磨されるフィルムと化学的に反応することによって、前記スラリーは前記研磨過程を開始する。スラリーが前記ウェーハー/パッド界面に提供される間、前記研磨過程は、基体に関してパッドの回転運動によって促進される。前記絶縁体上の望みの膜が除かれるまで、研磨はこのようにして継続される。
前記スラリーの組成は、CMPステップにおいて重要なファクターである。酸化剤、研磨剤、及び他の有用な添加剤の選択に依存して、前記研磨用スラリーは、表面の欠陥(imperfections)、欠陥(defects)、腐食、及び浸食を最小にする一方、所望の速度で金属層に対する効果的な研磨を提供するように仕立てることができる。さらに、前記研磨スラリーは、現在の集積回路技術において使用される薄膜物質、例えばチタン、窒化チタン等に、制御された研磨選択性を提供するのに使用できる。
現在入手可能なCMPスラリーは、Feイオンに酸化剤を併用した、フェントン反応を利用したスラリー(特許文献4)や過ヨウ素酸塩を使用したスラリー(特許文献5)が挙げられる。これらのスラリーの特徴は強い酸化剤を酸性領域で使用することにより、タングステン表面を酸化し、酸化されたタングステン表面を研磨粒子で除去するサイクルで進んでいるものと考えられる。一方、タングステンの化学作用が大きい高pHの領域(タングステンの腐食領域)では、相対的に化学作用の寄与が大きくなり、研磨粒子に頼らずとも研磨が可能なことが分かっている(非特許文献1)。
米国特許第4789648号明細書 米国特許第4671851号明細書 米国特許第4944836号明細書 特許第3377892号公報 特許第4083528号公報
J.Electrochem.Soc.Vol.122、No.2.P294
特許文献4及び特許文献5に記載された研磨液においては、研磨の進行が研磨粒子の存在に大きく依存しているため、言い換えれば物理的な作用に依存しているため、同濃度の研磨粒子を含む高pHの研磨液と比較して、研磨速度が遅い。
一方、非特許文献1に記載された研磨液によれば、このpH領域においては研磨粒子に頼らずとも研磨が可能な一方で、過剰な化学作用によるW配線のディッシングが発生しやすく、平坦性の悪化といった問題があり、実用上に大きな弊害があった。
それ故、高速研磨が達成できる高pH領域でも、良好な平坦性を達成できる新しい化学的機械的研磨液が必要である。本発明者らは、本発明の化学的機械的研磨液は、タングステン及びチタンを包含する多金属層を高速度で研磨することができ、一方で誘電層に対して金属層のみが研磨されすぎず、許容可能な低研磨速度を示すことを見いだした。
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、研磨速度が速く、かつ、ディッシングが抑制された化学的機械的研磨液及び研磨方法を提供することである。
本発明の上記課題は、以下の<1>、<8>に記載の手段により解決された。好ましい実施態様である<2>〜<7>及び<9>とともに以下に記載する。
<1>(A)、(B)及び(C)を含有し、pHが7〜12の範囲内にあることを特徴とする
化学的機械的研磨液、
(A)シリカ粒子
(B)鉄(III)錯体、及び、過硫酸塩のうちいずれか一方の酸化剤
(C)構造中に少なくとも1つの窒素原子を含む化合物から選ばれる防食剤
<2>前記pHが9〜12である、前記<1>に記載の化学的機械的研磨液、
<3>前記鉄(III)錯体が鉄(III)イオンとアミノカルボン酸系キレート剤とからなる、前記<1>又は<2>に記載の化学的機械的研磨液、
<4>前記(C)が、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、アルキルピリジニウム塩、トリメチルアルキルアンモニウム塩、ヒスチジン、アルギニン及びこれらの誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも1つである、前記<1>〜<3>いずれか1つに記載の化学的機械的研磨液、
<5>化学的機械的研磨液中における、前記(C)の含有量が0.001〜10重量%である、前記<1>〜<4>いずれか1つに記載の化学的機械的研磨液、
<6>さらに(D)pH緩衝剤を含む、前記<1>〜<5>いずれか1つに記載の化学的機械的研磨液、
<7>前記(D)がアンモニア、有機アンモニウム塩、アルカノールアミン、アミノ酸類及びその誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも1つである、前記<6>に記載の化学的機械的研磨液、
<8>前記<1>〜<7>いずれか1つに記載の化学的機械的研磨液を、研磨定盤上に貼付した研磨パッドに供給する工程、及び、前記研磨定盤を回転させることで、前記研磨パッドを被研磨体の被研磨面と接触させつつ相対運動させて研磨する工程を含むことを特徴とする研磨方法、
<9>前記被研磨体が、タングステン及び/又はタングステン合金の層を含む、前記<8>に記載の研磨方法。
本発明によれば、研磨速度が速く、かつ、ディッシングが抑制された化学的機械的研磨液及び研磨方法を提供することができる。
I.化学的機械的研磨液
本発明の化学的機械的研磨液(以下、単に「研磨液」ともいう。)は、(A)、(B)及び(C)を含有し、pHが7〜12の範囲内にあることを特徴とする。
(A)シリカ粒子
(B)鉄(III)錯体、及び、過硫酸塩のうちいずれか一方の酸化剤
(C)構造中に少なくとも1つの窒素原子を含む化合物から選ばれる防食剤
以下、「(A)」等を、「(A)成分」等ともいう。なお、本発明において、「a〜b」等の数値範囲の記載は「a以上b以下」と同義であり、数値範囲の両端を含むものとする。以下、本発明の研磨液について説明する。
本発明の研磨液は、シリコン基体、TFT−LCDガラス基体、GaAs基体並びに集積回路、薄膜、多レベル半導体及びウエハと関連した他の基体を含む群から選ばれる基体と関連する少なくとも1つの金属層を研磨するのに使用される。
本発明の研磨液は、金属層を酸化し、その対応する酸化物又はイオンにするときに有用である。例えばタングステンを酸化タングステン等に、アルミニウムを酸化アルミニウム等に、そして銅を酸化銅等に酸化するのに使用することができる。本発明の研磨液は、タングステン、チタン、窒化チタン、銅、アルミニウム、これらの種々の混合物及び組み合わせを含む金属層を研磨するために有用であり、特にタングステンを含む金属を研磨するために特に有用である。中でも、本発明の研磨液はタングステン、チタン及び窒化チタンの1つ又はそれ以上を含む基体を、化学的機械的研磨プロセスにおいて研磨する際に、優れた研磨性能を示す。
(研磨液のpH)
本発明の研磨液のpHは7〜12の範囲内にある。
pHが7未満であると、タングステンが腐食しにくいため、研磨速度が低下する。また、シリカ粒子が凝集し、CMPにより発生する研磨傷(スクラッチ)が発生する。また、pHが12を超えると、シリカ粒子が溶解し、研磨粒子の安定性の観点で使用はできない。本発明においては、pHが9〜12であることが好ましく、9〜11であることがより好ましい。上記の数値の範囲内であると、タングステンがWO4 2-となって溶解しやすく、研磨速度が速い。また、シリカ粒子の凝集を抑制できるため研磨液の保存安定性にも優れる。
(A)シリカ粒子
本発明の研磨液は(A)シリカ粒子を含有する。シリカ粒子は、pHが7〜12のアルカリ性の研磨液中において分散安定性に優れるため、CMPの際の研磨傷(スクラッチ)の発生が少ない。シリカ粒子は公知のものを用いることができ、当業者に知られているどんな方法で製造されたものでもよい。シリカ粒子は、高温プロセス、例えばゾル−ゲルプロセス、熱水プロセス、プラズマプロセス、ヒュームド金属酸化物又は沈降金属酸化物を製造する方法等により製造することができる。中でも、沈降シリカ、ヒュームドシリカ、コロイダルシリカ等の合成シリカが好ましく、研磨速度が高いためにコロイダルシリカ及びヒュームドシリカがより好ましい。
本発明に好適に使用されるコロイダルシリカについて詳述する。前記コロイダルシリカはよく知られている製造法によって得ることができる。金属酸化物粒子の湿式製造法としては、例えば、金属アルコキシドを出発物質として、これを加水分解する方法によってコロイダル粒子が得られる。具体的には、アルコールを混合したアルカリ水溶液中に正珪酸メチルを、ある決まった速度で滴下して加水分解を起こさせ、粒成長の時期とクエンチによって粒成長を止める時期とを経てコロイダルシリカを製造できる。
また、ヒュームド金属酸化物の製造は、周知の方法であり、水素及び酸素の炎(酸水素火炎)中で適当な供給原料蒸気を加水分解する工程を含む。また、金属酸化物の乾式製造法としては、金属の塩化物を酸水素火炎中へ導入し、この脱塩素化された金属を酸化させる反応によってヒュームド粒子を得ることができる。さらには、目的物質に含有させたい金属あるいは合金を粉砕して粉体とし、支燃性ガスを含む酸素火炎中にこれを投入して、金属の酸化熱によって連続的な反応を起こさせ、微細な酸化物粒子を得る方法も実用化されている。ほぼ球形の溶融粒子は燃焼法において形成され、その直径はプロセスパラメーターにより変化する。
これら燃焼法によって作製された粒子は、高熱にさらされた後急冷されるため粒子がアモルファス化している。また、湿式粒子に比較すると内部に水酸基などの不純物が少ないために一般的に固体の密度が高く、また、表面の水酸基の密度も低いことが特徴である。
沈殿されたシリカ粒子は、従来法により、例えば高い塩濃度、酸又は他の凝固剤の影響下に水性媒体から望みの粒子の凝固剤により、製造することができる。この粒子は、当業者に公知の従来技術により、ろ過され、洗浄され、乾燥され、他の反応生成物の残渣から分離される。
一般には一次粒子は、それらの接点で衝突を行うことによって枝分かれした、三次元鎖状凝結体を形成する。凝結体の破壊に必要な力は相当なもので、しばしば不可逆的であると考えられている。冷却及び収集の間に、前記凝結体はさらなる衝突を行うことにより、何らかの機械的からみ合いをもたらし、凝集体を形成する。凝集体はファンデルワールス力により相互にゆるく保持されているものと考えられる。従って、適当な媒体中で適当に分散することにより凝集を解くことができる。
前記シリカ粒子は、粒度分布約1.0μm未満、平均凝結体直径約0.4μm未満及びシリカ粒子凝結体それら自体の間のファンデルワールス力を追い払いこれを克服するに充分な力を有するシリカ粒子凝結体からなる。そのような研磨剤は、引っ掻き、ピットマーク(pit marks)、ディボット(divots)及び研磨中の他の表面欠陥を最小にし又は回避するのに有効である。
本発明における凝結体の粒度分布は、公知の方法、例えば透過型電子顕微鏡法(TEM)を利用して決定することができる。平均凝結体直径は、TEM画像解析を用いるとき、即ちこの凝結体の断面積に基づく平均均等球径(average equivalent spherical diameter)のことをいう。力とは、金属酸化物粒子の表面電位又は水和力のいずれかが粒子間のファンデルワールス吸引力を追い払い又はこれを克服するに充分でなければならないことをいう。
他の好ましい態様において、前記シリカ粒子は、1次粒子直径が0.4μm未満のばらばらのシリカ粒子からなる。
シリカ粒子の体積一次平均粒径は、5〜100nmの範囲であることが好ましく、10〜70nmであることがより好ましく、10〜40nmであることがさらに好ましい。体積一次平均粒径が上記範囲内であると、研磨速度が速く、また、分散性に優れる。
また、シリカ粒子の体積二次平均粒径が存在する場合は、体積二次平均粒径は、10〜200nmの範囲であることが好ましく、15〜100nmであることがより好ましく、20〜70nmであることがさらに好ましい。体積一次平均粒径が上記範囲内であると、研磨速度が速く、また、分散性に優れるので好ましい。なお、ここでいう二次粒子はシリカ粒子の凝結体を指す。
本発明において、シリカ粒子の濃度は、研磨液の全重量に対して0.1〜15重量%であることが好ましく、0.1〜10重量%であることがより好ましく、0.5〜5重量%であることがさらに好ましい。研磨粒子の濃度が0.1重量%以上であると、充分な研磨速度が得られ、15重量%以下であると保存安定性に優れる。
シリカ粒子の表面積は、5〜430m2/gが好ましく、10〜250m2/gがより好ましく、120〜200m2/gがさらに好ましい。上記の数値の範囲内であると、分散安定性の観点で好ましい。
表面積は、S.Brunauer,P.H.Emmet,andI.Teller,J.Am.Chemical Society,Volume 60,309頁(1938)の方法で、BETと呼ばれる方法で算出することができる。
IC産業における厳格な純度要求により、好ましいシリカ粒子は高純度であるべきである。ここでいう高純度とは、原料不純物及び微量の加工汚染物のような源からの全不純物含量が、好ましくは1%未満であり、より好ましくは0.01%(即ち、100ppm)未満であることをいう。
シリカ粒子は、シリカ粒子の濃縮水分散体として、研磨液に添加したものが好ましい。このシリカ粒子の濃縮水分散体は、好ましくは固形分3〜45重量%であり、より好ましくは固形分10〜20重量%である。シリカ粒子の水分散体は、従来の技術、例えば適当な媒体、例えば脱イオン水にシリカ粒子をゆっくりと添加し、コロイド分散液を形成することにより製造できる。この分散は、当業者に公知の高剪断混合条件に供することにより完了する。このスラリーのpHは、コロイドの安定性を最大にするために、等電点から遠ざかるように調節するとよい。
(A)シリカ粒子の他に、研磨粒子(砥粒)として、セリア、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ゲルマニア、炭化ケイ素等の無機物砥粒、ポリスチレン、ポリアクリル、ポリ塩化ビニル等の有機物砥粒を含有していてもよいが、本発明においては、シリカ粒子のみを含有することが好ましい。
(B)鉄(III)錯体、及び、過硫酸塩のうちいずれか一方の酸化剤
本発明の研磨液は、(B)鉄(III)錯体、及び、過硫酸塩のうちいずれか一方の酸化剤を含有する。本発明は、酸化剤として過酸化水素等の酸化剤と鉄(II)イオン等とを併用した、フェントン試薬を使用したものではなく、鉄(III)錯体、又は、過硫酸塩のうちいずれか一方の酸化剤のみを使用するものであり、過酸化水素等の異なる酸化剤を併用しない。従って、過酸化水素等の分解による研磨液の劣化を生じることがないため、保存安定性に優れる。以下、(B−1)鉄(III)錯体、及び、(B−2)過硫酸塩について説明する。
(B−1)鉄(III)錯体
(B−1)鉄(III)錯体としては、公知の鉄(III)錯体を用いることができ、限定されないが、経時による研磨速度の低下を抑制し、経時安定性を高める目的で、鉄(III)イオンとキレート剤とからなる鉄(III)錯体が好ましい。キレート剤としては、アミノカルボン酸系キレート剤及びホスホン酸系キレート剤が好ましい。
アミノカルボン酸系キレート剤としては、例えば、ニトリロ三酢酸(NTA)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HIDA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA)、トランスシクロヘキサンジアミン四酢酸(CyDTA)、1,2−プロパンジアミン四酢酸(1、2−PDTA)、1,3−プロパンジアミン四酢酸(1、3−PDTA)、1、4−ブタンジアミン四酢酸(1、4−BDTA)、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸(DPTA−OH)、グリコールエーテルジアミン四酢酸(GEDTA)、エチレンジアミンオルトヒドロキシフェニル酢酸(EDHPA)、SS−エチレンジアミンジコハク酸(SS−EDDS)、エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、β−アラニン二酢酸(ADA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、L−アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、L−グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)、N,N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N’−二酢酸(HBEDDA)が挙げられる。
ホスホン酸系キレート剤としては、例えば、N,N,N−トリメチレンホスホン酸(NTMP)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、エチレンジアミン−N,N,N',N'−テトラメチレンホスホン酸(EDTMP)、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸(DTPMP)、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸(PBTC)が挙げられる。これらのキレート剤は、市販のものを使用することができる。また、キレート剤は必要に応じて2種以上併用してもよい。
本発明においては、キレート剤のうちアミノカルボン酸系キレート剤が好ましく、DPTA、PDTA、EDTA、EDDSがより好ましい。すなわち、本発明において、(B−1)鉄(III)錯体としては、Fe−DTPA錯体、Fe−PDTA錯体、Fe−EDTA錯体及びFe−EDDS錯体を好ましく例示できる。
(B−1)鉄(III)錯体の含有量は、研磨液の重量を100重量%として、0.5〜50.0重量%が好ましく、0.5〜10.0重量%がより好ましく、0.5〜8.0重量%がさらに好ましい。上記の数値の範囲内であると、金属の酸化が十分で高いCMP速度を確保することができ、研磨面の荒れも抑制できる。
(B−2)過硫酸塩
(B−2)過硫酸塩としては、少なくとも1つのパーオキシ基(−O−O−)を有する化合物であればよく限定されないが、中でも過硫酸塩及びペルオキソ二硫酸塩が好ましく、式(B−I)で表される化合物であることがより好ましい。
Figure 2010245091
式(B−I)において、X1は水素原子、SiR’3、NH4、NR”4及びアルカリ土類金属(例えばLi、Na、K等)を表し、R’は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し、R”は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数12以下のアリール基を表す。NR”4としては、NMe4、NBu4、NPh4、NMeBu3、NHEt3等が好ましく挙げられる。
2は、X1と同義であるか、−S(O)2OX1を表し、この場合、式(B−I)で表される化合物は、ペルオキソ二硫酸塩を表す。
過硫酸塩としては、トリプル塩(triple salt)として知られているKHSO5、KHSO4及びK2SO4の組み合わせが好ましい。トリプル塩の具体例としては、デュポン社製OXONE(2KHSO5KHSO42SO4)が挙げられる。
また、ペルオキソ二硫酸塩としては、過硫酸アンモニウムが好ましい。
前記(B−2)過硫酸塩の含有量は、化学的機械的研磨液の総重量を100重量%として、0.5〜50.0重量%が好ましく、0.5〜10.0重量%がより好ましく、0.5〜5重量%がさらに好ましい。上記の数値の範囲内であると、十分な研磨速度を達成し、安定性にも優れるため好ましい。
(C)構造中に少なくとも1つの窒素原子を含む化合物から選ばれる防食剤
本発明の研磨液は、(C)構造中に少なくとも1つの窒素原子を含む化合物から選ばれる防食剤(腐食抑制剤ともいう。)を含有する。防食剤は、被研磨表面に吸着して皮膜を形成し、金属表面の腐食を制御する。また、本発明に用いることができる(C)成分の防食剤としては、研磨対象の金属表面に不動態膜を形成する化合物を選択することが好ましい。
具体的には、含窒素複素環化合物、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、ポリアミンスルホン、アルキルピリジニウム塩、トリメチルアルキルアンモニウム塩、アミノ酸を挙げることができる。中でも。ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、アルキルピリジニウム塩、トリメチルアルキルアンモニウム塩、アミノ酸及びこれらの誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも1つであることが好ましい。これらの防食剤は、単独で使用することも、2種以上併用して使用することも可能である。
ここで、含窒素複素環化合物とは、窒素原子を1個以上含んだ複素環を有する化合物である。また、窒素原子以外のヘテロ原子を含有していてもよく、ヘテロ原子として好ましくは、硫黄原子、酸素原子、セレン原子、テルル原子、リン原子、ケイ素原子及びホウ素原子であり、さらに好ましくは、硫黄原子、酸素原子、及びセレン原子であり、特に好ましくは硫黄原子及び酸素原子であり、最も好ましくは硫黄原子である。
本発明で用い得る含窒素複素環化合物の複素環の環員数は特に限定されず、単環化合物であっても縮合環を有する多環化合物であってもよい。単環の場合の環員数は、好ましくは3〜8であり、さらに好ましくは5〜7であり、特に好ましくは5及び6である。また、縮合環を有する場合の環数は、好ましくは2〜4であり、さらに好ましくは2又は3である。本発明においては、単環化合物が好ましい。
含窒素複素環化合物に含まれる含窒素複素環として、具体的には以下のものが挙げられる。ただし、これらに限定されるものではない。
例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピロリジン環、ピラゾリジン環、イミダゾリジン環、イソオキサゾリジン環、イソチアゾリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、チオモルホリン環、インドリン環、イソインドリン環、ピリンジン環、インドリジン環、インドール環、インダゾール環、プリン環、キノリジン環、イソキノリン環、キノリン環、ナフチリジン環、フタラジン環、キノキサリン環、キナゾリン環、シンノリン環、プテリジン環、アクリジン環、ペリミジン環、フェナントロリン環、カルバゾール環、カルボリン環、フェナジン環、アンチリジン環、チアジアゾール環、オキサジアゾール環、トリアジン環、トリアゾール環、テトラゾール環、ベンゾイミダゾール環、ベンゾオキサゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾチアジアゾール環、ベンゾフロキサン環、ナフトイミダゾール環、ベンゾトリアゾール環、テトラアザインデン環等が挙げられ、より好ましくはピリジン環が挙げられる。
次に、含窒素複素環が有し得る置換基について述べる。
本発明において、特定の部分を「基」と称した場合には、当該部分はそれ自体が置換されていなくても、一種以上の(可能な最多数までの)置換基で置換されていてもよいことを意味する。例えば、「アルキル基」とは置換又は無置換のアルキル基を意味する。
含窒素複素環化合物が有し得る置換基としては、例えば、以下のものが挙げられる。ただし、これらに限定されるものではない。
例えば、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又は沃素原子)、アルキル基(直鎖、分岐又は環状のアルキル基であり、ビシクロアルキル基のように多環アルキル基であっても、活性メチン基を含んでもよい)、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基(置換する位置は問わない)、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ヘテロ環オキシカルボニル基、カルバモイル基(置換基を有するカルバモイル基としては、例えば、N−ヒドロキシカルバモイル基、N−アシルカルバモイル基、N−スルホニルカルバモイル基、N−カルバモイルカルバモイル基、チオカルバモイル基、N−スルファモイルカルバモイル基)、カルバゾイル基、カルボキシ基又はその塩、オキサリル基、オキサモイル基、シアノ基、カルボンイミドイル基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基(エチレンオキシ基又はプロピレンオキシ基単位を繰り返し含む基を含む)、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、(アルコキシ又はアリールオキシ)カルボニルオキシ基、カルバモイルオキシ基、スルホニルオキシ基、アミノ基、(アルキル、アリール、又はヘテロ環)アミノ基、アシルアミノ基、スルホンアミド基、ウレイド基、チオウレイド基、N−ヒドロキシウレイド基、イミド基、(アルコキシ又はアリールオキシ)カルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、セミカルバジド基、チオセミカルバジド基、ヒドラジノ基、アンモニオ基、オキサモイルアミノ基、N−(アルキル又はアリール)スルホニルウレイド基、N−アシルウレイド基、N−アシルスルファモイルアミノ基、ヒドロキシアミノ基、ニトロ基、4級化された窒素原子を含むヘテロ環基(例えば、ピリジニオ基、イミダゾリオ基、キノリニオ基、イソキノリニオ基)、イソシアノ基、イミノ基、メルカプト基、(アルキル、アリール、又はヘテロ環)チオ基、(アルキル、アリール、又はヘテロ環)ジチオ基、(アルキル又はアリール)スルホニル基、(アルキル又はアリール)スルフィニル基、スルホ基又はその塩、スルファモイル基(置換基を有するスルファモイル基としては、例えばN−アシルスルファモイル基、N−スルホニルスルファモイル基)又はその塩、ホスフィノ基、ホスフィニル基、ホスフィニルオキシ基、ホスフィニルアミノ基、シリル基等が挙げられる。
なお、ここで、「活性メチン基」とは、2つの電子求引性基で置換されたメチン基を意味する。「電子求引性基」とは、例えば、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、スルファモイル基、トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基、カルボンイミドイル基を意味する。また、2つの電子求引性基は互いに結合して環状構造をとっていてもよい。また、「塩」とはアルカリ金属、アルカリ土類金属、重金属などの陽イオンや、アンモニウムイオン、ホスホニウムイオンなどの有機の陽イオンを意味する。
置換基として、より好ましくは、例えばハロゲン原子、アルキル、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基が挙げられる。さらに好ましくは、直鎖又は分岐を有する炭素原子数1〜20のアルキル基である。
また、上記した置換基の2つが共同して環(芳香族もしくは非芳香族の炭化水素環又は複素芳香環)を形成してもよく、さらに組み合わされて多環縮合環を形成してもよい。
本発明においては、含窒素複素環化合物としては、アルキルピリジニウム塩が好ましく、ドデシルピリジニウム塩がより好ましい。
ポリエチレンイミンとしては、重量平均分子量が300〜100,000のものが好ましく、500〜20,000のものがより好ましく、600〜5,000のものがさらに好ましい。
ポリアリルアミンとしては、重量平均分子量が300〜100,000のものが好ましく、500〜20,000のものがより好ましく、600〜5,000のものがさらに好ましい。
トリメチルアルキルアンモニウム塩としては、炭素原子数1〜20のアルキル基を有するものが好ましく、例えばラウリルトリメチルアンモニウムを好ましく挙げられる。
アミノ酸としては、分子内に2個以上の窒素原子を有するものが好ましい。かかるアミノ酸としては、例えばアルギニン、ヒスチジン、リシン、アスパラギン、グルタミン及びトリプトファン等を挙げることができる。中でも、塩基性アミノ酸が好ましく、アルギニン、ヒスチジン、リシンがより好ましく、アルギニン、ヒスチジンがさらに好ましい。
本発明の研磨液における(C)成分の含有量としては、研磨に使用する際の研磨液(即ち、水又は水溶液で希釈する場合は希釈後の研磨液)の総重量を100重量%として、0.001〜10重量%が好ましく、0.005〜5重量%がより好ましく、0.2〜3重量%がさらに好ましい。上記範囲内であれば、研磨速度が速く、かつスクラッチの発生が抑制される。
(D)pH緩衝剤
本発明の化学的機械的研磨液は、所定のpHとすべく、さらに(D)pH緩衝剤を含有することが好ましい。pH緩衝剤として、酸剤、アルカリ剤、アミノ酸を添加することが好ましい。
酸剤としては、好ましくは無機酸が用いられ、この無機酸としては、硫酸、硝酸、ホウ酸、燐酸などが挙げられる。中でも硝酸が好ましい。
アルカリ剤としては、アンモニア、水酸化アンモニウム及びテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド(TMAH)などの有機水酸化アンモニウム、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどのようなアルカノールアミン類などの非金属アルカリ剤、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウムなどの炭酸塩、リン酸三ナトリウムなどのリン酸塩、ホウ酸塩、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩などを挙げることができる。
また、pH緩衝剤として、アミノ酸を好ましく用いることができる。アミノ酸としては、酸性、塩基性、中性のいずれも用いることが可能であり、酸性、中性のものが好ましく、例えばグリシン等の中性のアミノ酸等を好ましく用いることができる。
本発明においては、pH緩衝剤が、アンモニア、有機アンモニウム塩、アルカノールアミン、アミノ酸類及びその誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも1つであることが好ましい。
pH緩衝剤の添加量としては、pHが好ましい範囲に維持される量であればよく、研磨に使用する際の研磨液1L中、0.0001mol〜1.0molとすることが好ましい。
(E)その他の添加剤
(界面活性剤/親水性ポリマー)
本発明の研磨液は、界面活性剤や親水性ポリマーを含有していてもよい。界面活性剤と親水性ポリマーは、いずれも被研磨面の接触角を低下させる作用を有し、均一な研磨を促す作用を有する。用いられる界面活性剤や親水性ポリマーとしては以下の群から選ばれたものが好適である。
陰イオン界面活性剤として、カルボン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩等が挙げられる。陽イオン界面活性剤として、脂肪族アミン塩、脂肪族4級アンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩が挙げられる。両性界面活性剤として、カルボキシベタイン型、アミノカルボン酸塩、イミダゾリニウムベタイン、レシチン、アルキルアミンオキサイド等が挙げられる。非イオン界面活性剤として、エーテル型、エーテルエステル型、エステル型、含窒素型が挙げられる。また、フッ素系界面活性剤などが挙げられる。
さらに、親水性ポリマーとしては、ポリエチレングリコール等のポリグリコール類、前記ポリグリコール類のアルキルエーテル、ポリビニルアルコール、ポロビニルピロリドン、アルギン酸等の多糖類、ポリメタクリル酸等のカルボン酸含有ポリマー等が挙げられる。
界面活性剤及び/又は親水性ポリマーの添加量は、総量として、研磨に使用する際の研磨液の総重量を100重量%として、0.001〜10重量%が好ましく、0.01〜5重量%がより好ましく、0.1〜3重量%がさらに好ましい。上記の数値の範囲内であると、十分な研磨効果を得られる。
(研磨液の調製)
本発明の研磨液は、公知の技術を用いて製造することができる。1つの方法において、前記酸化剤は、水性媒体、例えば脱イオン水又は蒸留水等の媒体中に所定の濃度で、完全にその媒体中に溶解されるまで混合される。前記シリカ粒子の濃縮された分散液を前記媒体に加え、前記研磨液中に望みの濃度となるように希釈される。
本発明の研磨液は、1パッケージ系(安定な水性媒体中の、少なくとも(A)〜(C)成分を含有する組成物)として供給できる。しかしながら、劣化を避けるために、少なくとも2つのパッケージ系が使用されていてもよい。この場合第1のパッケージは少なくとも1つの(B)酸化剤を含有し、第2のパッケージは少なくとも(A)及び(C)を含有することが好ましい。任意成分、例えばシリカ粒子以外の研磨剤及び何らかの添加剤は、第1のパッケージもしくは第2のパッケージのいずれか又は第3のパッケージに入れることができる。さらに、第1のパッケージ又は第2のパッケージ中の成分は乾燥した形にあり、一方、対応するパッケージ中の成分は水分散液の形をしていてもよい。例えば、前記第1のパッケージは酸化剤の溶液の形で収容し、一方第2のパッケージは少なくとも(A)及び(C)を乾燥した形で収容することもできる。本発明の化学的機械的研磨液の成分の他の2つのパッケージ又はそれ以上のパッケージの組み合わせは、当業者の知識の範囲である。
II.研磨方法
本発明の研磨方法は、本発明の化学的機械的研磨液を、研磨定盤上に貼付した研磨パッドに供給する工程、及び、前記研磨定盤を回転させることで、前記研磨パッドを被研磨体の被研磨面と接触させつつ相対運動させて研磨する工程を含むことを特徴とする。
本発明の研磨方法としては、研磨定盤上に貼付した研磨パッドに、前記本発明の研磨液を供給しながら、前記研磨液と前記被研磨体である基板の被研磨面とを接触させ、前記基板の被研磨面を研磨パッドに押圧した状態で、前記研磨パッドと前記被研磨面とを相対運動させて前記被研磨面を研磨することが好ましい態様である。
(研磨装置)
本発明の研磨方法には、被研磨面を有する半導体基板等を保持するホルダーと研磨パッドを貼り付けた(回転数が変更可能なモータ等を取り付けてある)研磨定盤を有する一般的な研磨装置を使用できる。
研磨条件には制限はないが、研磨定盤の線速度は1m/s以上が望ましい。被研磨面(被研磨膜)を有する半導体基板を研磨パッドに押圧することが好ましい。押圧した時の圧力(押しつけ圧力)は、20kPa以下であることが好ましい。また、13kPa以下の低圧条件下にすることによって、高研磨速度を維持したままの状態で、研磨速度のウエハ面内均一性及びパターンの平坦性を向上させることが可能であるため好ましい。なお、押しつけ圧力が20kPa以下であると、平坦性に優れる。また、押しつけ圧力の下限としては、特に限定されないが、2kPa程度である。
(研磨液供給方法)
本発明において、被研磨体を研磨している間、研磨定盤上の研磨パッドに研磨液をポンプ等で連続的に供給する。この供給量に制限はないが、研磨パッドの表面が常に研磨液で覆われていることが好ましい。研磨終了後の基板は、流水中でよく洗浄した後、スピンドライヤ等を用いて半導体基板上に付着した水滴を払い落としてから乾燥させる。
本発明の研磨方法で使用する研磨液は、それが濃縮液であって使用する際にその濃縮液に水を加えて希釈して使用液とする場合、又は、各成分が含まれる水溶液を混合し、必要により水を加え希釈して使用液とする場合、あるいは使用液として調製されている場合がある。本発明における研磨液としては、特に制限されないで、上記いずれの態様も適用できる。
希釈方法としては、例えば、濃縮された研磨液を供給する配管と水又は水溶液を供給する配管とを途中で合流させて混合し、希釈された研磨液を研磨パッドに供給する方法などを挙げることができる。その場合の混合は、圧力を付した状態で狭い通路を通して液同士を衝突混合する方法、配管中にガラス管などの充填物を詰め液体の流れを分流分離、合流させることを繰り返し行う方法、配管中に動力で回転する羽根を設ける方法など通常に行われている方法を用いることができる。
前記研磨液を希釈する水溶液は、予め、(A)〜(C)成分又はその他の添加剤のうち少なくとも1つ以上を含有した水が好ましく、水溶液中に含有した成分と希釈される研磨液の成分を合計した成分が研磨する際の成分となるようにする。研磨液を水溶液で希釈して使用する場合は、溶解しにくい成分を水溶液の形で配合することができ、より濃縮した研磨液を調製することができる。
また、他の希釈方法としては、研磨液を供給する配管と水又は水溶液を供給する配管とを独立に設け、それぞれから所定量の液を研磨パッドに供給し、研磨パッドと被研磨面の相対運動により混合する方法も本発明に用いることができる。
さらに、1つの容器に所定量の濃縮された研磨液と水又は水溶液を入れて混合し、所定の濃度に希釈した後に、その混合液を研磨パッドに供給する方法も本発明に適用することができる。
これらの方法以外に、研磨液が含有すべき成分を少なくとも2つの構成成分に分けて、それらを使用する際に、水又は水溶液を加え希釈して研磨パッドに供給する方法も本発明に用いることができる。
例えば、(A)成分を1つの構成成分とし、(B)成分、(C)成分、その他の添加剤、水をもう1つの構成成分とし、それらを使用する際に水又は水溶液で(A)成分を含む構成成分と、(B)成分等を含む構成成分とを希釈して使用する。この場合、(A)成分を含む構成成分と、(B)成分を含む構成成分と、水又は水溶液とを、それぞれ供給する3つの配管が必要であり、3つの配管を研磨パッドに供給する1つの配管に結合し、その配管内で混合してもよく、2つの配管を結合してから他の1つの配管を結合して混合してもよい。例えば、溶解しにくい添加剤を含む構成成分と他の構成成分とを混合し、混合経路を長くして溶解時間を確保してから、さらに水又は水溶液の配管を結合することで研磨液を供給することも可能である。
また、上記の3つの配管をそれぞれ研磨パッドに導き研磨パッドと被研磨面の相対運動により混合することにより研磨液を供給してもよいし、1つの容器に3つの構成成分を混合した後に、その混合液を研磨パッドに供給してもよい。さらに、研磨液を濃縮液とし、希釈水を別にして研磨面に供給してもよい。
導体膜の研磨中に、研磨パッドへ供給される研磨液の流量としては、研磨液の供給速度は、0.070〜0.30ml/(min・cm2)の範囲であることが好ましく、充分な研磨速度を得る点からは、0.1〜0.25ml/(min・cm2)の範囲であることがより好ましい。
(パッド)
本発明の研磨液を用いて化学的機械的研磨方法を実施する際に用いる研磨用のパッドには特に制限はなく、無発泡構造パッドでも発泡構造パッドでもよい。前者はプラスチック板のように硬質の合成樹脂バルク材をパッドに用いるものである。また、後者はさらに独立発泡体(乾式発泡系)、連続発泡体(湿式発泡系)、2層複合体(積層系)の3つがあり、特には2層複合体(積層系)が好ましい。発泡は、均一でも不均一でもよい。
さらに研磨に用いる砥粒(例えば、セリア、シリカ、アルミナ、樹脂など)を含有したものでもよい。また、それぞれに硬さは軟質のものと硬質のものとがあり、どちらでもよく、積層系ではそれぞれの層に異なる硬さのものを用いることが好ましい。
パッドの材質としては不織布、人工皮革、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート等が好ましい。また、研磨面と接触する面には、格子溝/穴/同心溝/らせん状溝などの加工を施してもよい。
次に、研磨されるタングステン又はタングステン合金からなる導体膜を有する基板(半導体集積回路ウエハ)について説明する。
(配線金属材料)
本発明における研磨対象としては、凹部を有する層間絶縁膜の表面に一面に形成されたバリア金属膜と、該バリア金属膜の表面に前記凹部が埋まるように形成されたタングステン又はタングステン合金からなる導体膜とを有する基板であることが好ましく、この基板は半導体基板であり、タングステン及び/又はタングステン合金からなる配線を持つLSIであることがより好ましい。
(配線の太さ)
本発明の対象である半導体は、例えばDRAMデバイス系ではハーフピッチで0.15μm以下のものが好ましく、0.10μm以下のものがより好ましい、0.08μm以下のものがさらに好ましい。
一方、MPUデバイス系では0.12μm以下のものが好ましく、0.09μm以下のものがより好ましく、0.07μm以下のものがさらに好ましい。これらのLSIに対して、本発明の研磨液は特に優れた効果を発揮する。
(基板)
本発明に用いられる基板(ウエハ)の例としては、8インチ、12インチ半導体用ウエハが挙げられる。その種類としては、半導体用シリコンウエハやSOIウエハ、半導体レーザなどに使用される化合物半導体のサファイヤ基板なども含まれる。他には、高分子のフィルム基板上に配線パターンを形成し、平坦化する用途にも用いられる。
(バリア金属膜)
バリア金属膜とは、半導体基板上に設けられるタングステン又はタングステン合金からなる導体膜(配線)と層間絶縁膜との間に、タングステンの拡散を防ぐためのバリア層(膜)である。バリア金属膜の材料は、低抵抗のメタル材料であることが好ましく、Ta、TaNが好ましい。
(層間絶縁膜)
層間絶縁膜としては、無機絶縁膜や有機絶縁膜が適用できる。無機絶縁膜の作製方法として、定圧CVD法、プラズマCVD法等が挙げられる。有機系ではテトラアルコキシランの加水分解生成物を主成分とする塗布型の絶縁膜、有機SOGと呼ばれるポリオルガノシロキサンを主成分とする低比誘電率の層間絶縁膜が挙げられる。本発明における層間絶縁膜の厚さは、多層配線における配線の上部と下部、又は世代間(ノード)により適宜調整可能である。
以下、実施例及び比較例によって本発明を詳細に説明するが本発明はそれらに限定されるものではない。実施例及び比較例に用いた(A)シリカ粒子、(B)酸化剤及び(C)防食剤は表1〜3に示す通りである。
Figure 2010245091
Figure 2010245091
Figure 2010245091
<実施例1>
下記に示す研磨液を調製し、研磨評価した。
(研磨液の調製)
下記組成を混合して研磨液を調製した。
(A)シリカ粒子A1:コロイダルシリカ(一次粒子径:20nm、二次粒子径:45nm、:PL2スラリー(シリカ粒子含有量20重量%、扶桑化学工業(株)製))
250g
(B)酸化剤B1:過硫酸アンモニウム 30g
(C)防食剤C1:ヒスチジン 2g
純水を加えた全量 1,000mL
pH(アンモニア水と硝酸で調整) 10.0
(評価方法)
研磨装置としてラップマスターエスエフティ(株)製装置「LGP−612」を使用し、下記の条件で、研磨液を供給しながら研磨評価用のタングステンウエハ(Wウエハ)を研磨した。
<研磨条件>
テ−ブル回転数:64rpm
ヘッド回転数:65rpm
研磨圧力:13.79kPa
研磨パッド:ニッタ・ハース(株)製 IC1010 XY−Goove
研磨液供給速度:200ml/min
<研磨速度の評価>
研磨速度評価用のWウエハとして、Si基板上に酸化膜100nm、Ti膜30nm、TiN膜20nm、W膜1,000nmが成膜された8インチウエハを使用した。
研磨速度は、下記の式を用いて算出した。
研磨速度(nm/min)=(研磨前のW膜厚−研磨後のW膜厚)/研磨時間
W膜厚は抵抗率の測定により算出した。抵抗率の測定には四探針法を測定原理とする路レスターGP(三菱化学製)を用いた。評価結果を表4に示した。
<実施例2〜29及び比較例1〜5>
実施例1において用いた(A)〜(C)の各化合物を、表4に記載の化合物に変更し、pHを表4に記載の値に調整し、その他は実施例1と同様にして実施例2〜29及び比較例1〜5の研磨液を調製した。それぞれの研磨液を用いて実施例1と同様に研磨速度を評価した。結果を表4に示した。
Figure 2010245091
<実施例30〜48及び比較例6〜10>
実施例1において(A)〜(C)の各化合物を表5に記載の化合物に変更し、pH緩衝剤、その他の添加剤を用いた以外は、実施例1と同様にして実施例30〜48及び比較例6〜10の研磨液を調製した。それぞれの研磨液を用いて研磨速度及びディッシングを評価した。結果を表5に示した。
<ディッシング評価>
ディッシング評価用のWウエハとして、Si基板上に酸化膜2μmが形成された8インチウエハに、幅が10μm、深さが1.0μmの溝を、スペースが100μm間隔となるように形成し、この上にスパッタ法でTi膜30nm、TiN膜20nmを形成後、W膜を厚み2μm形成して、W配線ウエハを作製した。
前記W配線ウエハに対し、非配線部のタングステンが完全に研磨されるまでの時間に加え、さらにその時間の25%分だけ余分に研磨を行い、ラインアンドスペース部の段差を、接触式段差計DektakV3201(Veeco社製)で測定した。
Figure 2010245091

Claims (9)

  1. (A)、(B)及び(C)を含有し、
    pHが7〜12の範囲内にあることを特徴とする
    化学的機械的研磨液。
    (A)シリカ粒子
    (B)鉄(III)錯体、及び、過硫酸塩のうちいずれか一方の酸化剤
    (C)構造中に少なくとも1つの窒素原子を含む化合物から選ばれる防食剤
  2. 前記pHが9〜12である、請求項1に記載の化学的機械的研磨液。
  3. 前記鉄(III)錯体が鉄(III)イオンとアミノカルボン酸系キレート剤とからなる、請求項1又は2に記載の化学的機械的研磨液。
  4. 前記(C)が、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、アルキルピリジニウム塩、トリメチルアルキルアンモニウム塩、ヒスチジン、アルギニン及びこれらの誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも1つである、請求項1〜3いずれか1つに記載の化学的機械的研磨液。
  5. 化学的機械的研磨液中における、前記(C)の含有量が0.001〜10重量%である、請求項1〜4いずれか1つに記載の化学的機械的研磨液。
  6. さらに(D)pH緩衝剤を含む、請求項1〜5いずれか1つに記載の化学的機械的研磨液。
  7. 前記(D)がアンモニア、有機アンモニウム塩、アルカノールアミン、アミノ酸類及びその誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも1つである、請求項6に記載の化学的機械的研磨液。
  8. 請求項1〜7いずれか1つに記載の化学的機械的研磨液を、研磨定盤上に貼付した研磨パッドに供給する工程、及び、
    前記研磨定盤を回転させることで、前記研磨パッドを被研磨体の被研磨面と接触させつつ相対運動させて研磨する工程を含むことを特徴とする
    研磨方法。
  9. 前記被研磨体が、タングステン及び/又はタングステン合金の層を含む、請求項8に記載の研磨方法。
JP2009088795A 2009-04-01 2009-04-01 化学的機械的研磨液及び研磨方法 Withdrawn JP2010245091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009088795A JP2010245091A (ja) 2009-04-01 2009-04-01 化学的機械的研磨液及び研磨方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009088795A JP2010245091A (ja) 2009-04-01 2009-04-01 化学的機械的研磨液及び研磨方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010245091A true JP2010245091A (ja) 2010-10-28

Family

ID=43097835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009088795A Withdrawn JP2010245091A (ja) 2009-04-01 2009-04-01 化学的機械的研磨液及び研磨方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010245091A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012165016A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 日立化成工業株式会社 Cmp研磨液及び半導体基板の研磨方法
WO2013077371A1 (ja) * 2011-11-25 2013-05-30 株式会社 フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物
JP2013115152A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Fujimi Inc 研磨用組成物
WO2015102101A1 (ja) * 2014-01-06 2015-07-09 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、および半導体ウェハの製造方法
WO2015140850A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物および研磨方法
JP2017101248A (ja) * 2017-01-13 2017-06-08 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨用組成物製造方法および研磨物製造方法
US9816010B2 (en) 2011-11-25 2017-11-14 Fujimi Incorporated Polishing composition
CN109716488A (zh) * 2016-09-23 2019-05-03 福吉米株式会社 表面处理组合物、以及使用其的表面处理方法和半导体基板的制造方法
JP2020015899A (ja) * 2018-06-18 2020-01-30 バーサム マテリアルズ ユーエス,リミティド ライアビリティ カンパニー タングステン化学機械研磨組成物

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012165016A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 日立化成工業株式会社 Cmp研磨液及び半導体基板の研磨方法
JPWO2012165016A1 (ja) * 2011-06-01 2015-02-23 日立化成株式会社 Cmp研磨液及び半導体基板の研磨方法
WO2013077371A1 (ja) * 2011-11-25 2013-05-30 株式会社 フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物
JP2013115152A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Fujimi Inc 研磨用組成物
JP2013115154A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Fujimi Inc 研磨用組成物
US9816010B2 (en) 2011-11-25 2017-11-14 Fujimi Incorporated Polishing composition
WO2015102101A1 (ja) * 2014-01-06 2015-07-09 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、および半導体ウェハの製造方法
WO2015140850A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物および研磨方法
CN109716488A (zh) * 2016-09-23 2019-05-03 福吉米株式会社 表面处理组合物、以及使用其的表面处理方法和半导体基板的制造方法
JP2017101248A (ja) * 2017-01-13 2017-06-08 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨用組成物製造方法および研磨物製造方法
JP2020015899A (ja) * 2018-06-18 2020-01-30 バーサム マテリアルズ ユーエス,リミティド ライアビリティ カンパニー タングステン化学機械研磨組成物
JP6999602B2 (ja) 2018-06-18 2022-01-18 バーサム マテリアルズ ユーエス,リミティド ライアビリティ カンパニー タングステン化学機械研磨組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5314329B2 (ja) 研磨液
JP2010245091A (ja) 化学的機械的研磨液及び研磨方法
KR20080069537A (ko) 금속 연마액 및 그것을 이용한 연마방법
JP2008277723A (ja) 金属用研磨液及び研磨方法
JP2007273910A (ja) 研磨用組成液
JP2008124222A (ja) 研磨液
JP2007103485A (ja) 研磨方法及びそれに用いる研磨液
JP2007214518A (ja) 金属用研磨液
KR20070078988A (ko) 금속 연마액 및 이것을 사용한 화학 기계적 연마방법
JP5518523B2 (ja) 化学的機械的研磨液及び研磨方法
JP2007180451A (ja) 化学的機械的平坦化方法
JP2007095946A (ja) 金属用研磨液及び研磨方法
JP2008251939A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた研磨方法
JP2008060460A (ja) 金属研磨方法
JP2008053371A (ja) 半導体デバイスの研磨方法
JP2009087966A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた研磨方法
JP2007194261A (ja) 研磨方法
JP2010067681A (ja) 研磨液及び研磨方法
JP2009054796A (ja) 金属用研磨液、及び化学的機械的研磨方法
JP2008235714A (ja) 金属用研磨液、及び化学的機械的研磨方法
JP5383164B2 (ja) 研磨液
TWI470068B (zh) 金屬用研磨液
JP2009289887A (ja) 金属用研磨液、化学的機械的研磨方法、および新規化合物
JP2007220995A (ja) 金属用研磨液
JP2007227670A (ja) 化学的機械的研磨方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20100928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120202

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20120706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761