JP2010244215A - 無人搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】搭載メモリを増やすことなく、停止位置数、分岐点数を増やすことができる無人搬送システムを提供する。
【解決手段】搬送ルート1を、2つの搬送路群1L、1Rと2つの搬送路群1L、1Rが共用する1つの共用路1cとから形成すると共に、共用路1Cから2つの搬送路群1L、1Rへ分岐する最初の分岐点B1以降において、分岐路W1L〜W25L、W1R〜W25R及び停止位置ST001〜ST050、ST101〜ST150を、2つの搬送路群1L、1R同士で互いに同じ位置関係になるように配置し、最初の分岐点B1においては、HS20からの指示により、2つの搬送路群1L、1Rのいずれか一方にAGV10を進行させ、各搬送路群1L、1Rにおいては、共に、同じ内部データを用いて、左右いずれか一方の分岐路へAGV10を進行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無人搬送車の搬送ルートに、多数の分岐点、多数の停止位置を設置する無人搬送システムに関する。
予め設定された搬送ルートを無人で走行する無人搬送車(Auto Guided Vehicle;以降、AGVと呼ぶ。)が従来技術として知られている。近年、導入が簡単であり、導入コストが低い簡易型AGVと呼ばれるものがある。この簡易型AGVには、停止位置となるステーション(以降、STと呼ぶ。)と、搬送ルートを分岐する分岐路への分岐方向を設定することができる。例えば、所望のSTに到着できるように、どの方向に分岐するか(換言すると、どの分岐路を選択するか)、どのSTに停止するか等の設定を、内部データとして、簡易型AGVは保存している(例えば、後述する表1、表2参照)。この内部データは、簡易型AGVの外部から入力されることにより作成されており、簡易型AGVは、作成された内部データを参照して、所望の搬送ルートを走行することになる。
特開平11−161330号公報 特開2007−264737号公報
ところが、上記簡易型AGVは、拡張性が乏しく、搭載メモリを増やすことができない。そのため、現在搭載しているメモリ容量の問題から、登録できるST数、分岐方向の数(=分岐点数)には限度がある。従って、登録できる最大のST数、分岐点数を超えて、搬送ルート上にST、分岐点を設置することはできない。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、搭載メモリを増やすことなく、搬送ルートに設置できるST数、分岐点数を増やすことができる無人搬送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る無人搬送システムは、
左右2つに分岐する分岐路を複数有する無人搬送車の搬送ルートを備え、前記分岐路への分岐点において、前記無人搬送車の記憶部に予め登録した内部データに基づいて、左右いずれか一方の前記分岐路へ前記無人搬送車を進行させる無人搬送システムにおいて、
前記記憶部の容量を増やさずに、前記分岐路と前記無人搬送車が停止する停止位置とを、前記搬送ルートに多数設置する場合、
前記搬送ルートを、前記分岐路を有する2つの搬送路群と前記2つの搬送路群が共用する1つの共用路とから形成すると共に、
前記共用路から前記2つの搬送路群へ左右に分岐する最初の分岐点以降において、前記分岐路及び前記停止位置を、前記2つの搬送路群同士で互いに同じ位置関係になるように配置し、
前記最初の分岐点においては、前記無人搬送車の外部からの指示により、前記2つの搬送路群のいずれか一方に前記無人搬送車を進行させ、
各搬送路群においては、共に、同じ前記内部データを用いて、左右いずれか一方の前記分岐路へ前記無人搬送車を進行させることを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る無人搬送システムは、
左右2つに分岐する分岐路を複数有する無人搬送車の搬送ルートを、床面に貼設した帯状部材により形成し、前記無人搬送車の記憶部に予め登録した内部データに基づいて、前記帯状部材の右側エッジを検出するか又は左側エッジを検出するか選択し、前記分岐路への分岐点において、右側エッジを検出する場合には進行方向右側の分岐路へ、左側エッジを検出する場合には進行方向左側の分岐路へ、前記無人搬送車を進行させる無人搬送システムにおいて、
前記記憶部の容量を増やさずに、前記分岐路と前記無人搬送車が停止する停止位置とを、前記搬送ルートに多数設置する場合、
前記搬送ルートを、前記分岐路を有する2つの搬送路群と前記2つの搬送路群が共用する1つの共用路とから形成すると共に、
前記共用路から前記2つの搬送路群へ左右に分岐する最初の分岐点以降において、前記分岐路及び前記停止位置を、前記2つの搬送路群同士で互いに同じ位置関係になるように配置し、
前記最初の分岐点においては、前記無人搬送車の外部からの指示により、前記帯状部材の右側エッジを検出するか又は左側エッジを検出するか選択して、前記2つの搬送路群のいずれか一方に前記無人搬送車を進行させ、
各搬送路群においては、共に、同じ前記内部データを用いて、前記帯状部材の右側エッジを検出するか又は左側エッジを検出するか選択して、左右いずれか一方の前記分岐路へ前記無人搬送車を進行させることを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る無人搬送システムは、
上記第1又は第2の発明に記載の無人搬送システムにおいて、
前記同じ位置関係とは、少なくとも、前記分岐路及び前記停止位置を、前記2つの搬送路群同士で互いに同じ順序とする配置であると共に、前記停止位置を設ける前記分岐路の分岐方向を、前記2つの搬送路群同士で互いに同じ方向とする配置であることを特徴とする。
本発明によれば、搬送ルートを、2つの搬送路群と2つの搬送路群が共用する1つの共用路とから形成すると共に、共用路から2つの搬送路群へ分岐する最初の分岐点以降において、分岐路及び停止位置を、2つの搬送路群同士で互いに同じ位置関係になるように配置し、最初の分岐点においては、無人搬送車の外部からの指示により、2つの搬送路群のいずれか一方に無人搬送車を進行させ、各搬送路群においては、共に、同じ内部データを用いて、左右いずれかの分岐路へ無人搬送車を進行させるので、無人搬送車の記憶部の容量を増やさずに、設置できる分岐点数、停止位置数を増やすことができる。
本発明に係る無人搬送システムの実施形態の一例を示す配置図である。 図1に示した無人搬送システムにおける無人搬送車及び外部制御装置を示す概略構成図である。 図1に示した無人搬送システムの変形例を示す配置図である。 図1に示した無人搬送システムの他の変形例を示す配置図である。 図1に示した無人搬送システムの他の変形例を示す配置図である。
本発明に係る無人搬送システムについて、図1〜図5を参照して、その実施形態を説明する。
(実施例1)
工場や倉庫等において、部品等の荷物を無人で搬送するAGV10のために、その搬送ルート1が予め敷設されている。このような搬送ルート1は、所望のルートに沿って、例えば、磁性材料からなる磁気テープ(帯状部材)を床面に貼設することにより、形成されている。
その際、AGV10が停止する停止位置となるST(図1中のST001、・・・、ST050、ST100、・・・、ST150を参照)には、STを示すSTマーカ(図示省略)が貼り付けられている。又、搬送路を左右2つに分岐する分岐路を搬送ルート1に複数設ける場合には、分岐路への分岐点(図1中のB1、B2L、・・・、B26L、B2R、・・・、B26Rを参照)の手前に、分岐を示す分岐マーカ(図1中のM1、M2L、・・・、M26L、M2R、・・・、M26Rを参照)が貼り付けられている。これらのSTマーカ、分岐マーカにも、例えば、搬送ルート1を形成する磁気テープと同様に、磁性材料を用いている。なお、図1において、分岐路W1L〜W25L、W1R〜W25Rだけでなく、分岐路W1L〜W25L、W1R〜W25Rと並走する搬送ルートの部分も分岐路ではあるが、以降の説明においては、これらの搬送ルートの部分を、便宜的に、主路と呼ぶ。
このように、AGV10は、磁気テープに磁気誘導されて、搬送ルート1に沿って走行すると共に、分岐マーカ、STマーカを検出しながら、後述の内部データを参照することにより、所望の分岐方向の分岐路に分岐したり、所望のSTに停止したりすることになる。又、分岐マーカ、STマーカは、例えば、カウントアップすることにより、何番目のマーカであるか判断しており、これにより、所望の分岐方向の分岐路に分岐したり、所望のSTに停止したりしている。
なお、ここでは、STマーカ、分岐マーカについてのみ言及したが、例えば、高速運転(例えば、毎分60m)、微速運転(例えば、毎分0.4m)、前進/後進への切換指示を行うマーカ(コマンドマーカと呼ばれる。)等を用いることにより、AGV10の停止位置、分岐方向だけでなく、速度や前進/後進を制御するようにしてもよい。特に、分岐点の手前に微速運転への切換指示を行うマーカを配置して、AGV10の速度を微速運転とすることにより、安全且つ確実に分岐を行うことが可能となる。
次に、図2を参照して、AGV10及びHS20(外部制御装置21)の概略構成を説明する。
AGV10は、荷物を積載する台車11と、台車11の駆動及び操舵のための駆動操舵輪12と、従動する従動輪13と、駆動操舵輪12を駆動、操舵する駆動ユニット14と、STマーカ、分岐マーカを検出するマーカセンサ15と、駆動ユニット14を制御するコントローラ16と、駆動ユニット14及びコントローラ16への電源となるバッテリ17と、後述する外部制御装置21との通信を行う光通信器18とを有している。駆動操舵輪12、従動輪13と、駆動ユニット14、マーカセンサ15は、台車11の下部に配置される。
駆動ユニット14は、その前側中央部に搬送ルート1の磁気テープを検出する路面センサ14aを有している。又、駆動ユニット14は、左右の駆動操舵輪12を独立して駆動可能である。従って、磁気テープが直線に貼られている場合には、直線状の磁気テープに磁気誘導されて、左右の駆動操舵輪12を同じ回転速度で駆動することにより、AGV10が搬送ルート1に沿って直進することになる。一方、磁気テープが曲線に貼られている場合には、曲線状の磁気テープに磁気誘導されて、左右の駆動操舵輪12を異なる回転速度で駆動することにより、AGV10が搬送ルート1の曲線に沿って走行することになる。つまり、搬送ルート1を形成する磁気テープの形状に沿って、AGV10が操舵されることになる。
又、駆動ユニット14には、マーカセンサ15が接続されており、このマーカセンサ15により、STマーカ、分岐マーカを検出して、所望の分岐方向の分岐路に分岐したり、所望のSTに停止したりすることになる。このマーカセンサ15は、路面センサ14aより進行方向右側に設けられており、この位置に対応して、STマーカ、分岐マーカも、図1に示すように、搬送ルート1(磁気テープ)の進行方向右側に設けられている。これらSTマーカ、分岐マーカの設置位置は、搬送ルート1の磁気テープとの識別ができれば、進行方向の右側でも左側でもよく、マーカセンサ15は、STマーカ、分岐マーカの設置位置に合わせて、配置すればよい。
そして、マーカセンサ15が分岐マーカを検出した場合には、内部データを参照し、その分岐マーカに対応する分岐点において、進行方向右側の分岐路に進む指令であれば、磁気テープの右側エッジを検出するように、路面センサ14aの設定を変更しており、この設定変更により、進行方向右側の分岐路に進むことになる。一方、その分岐点において、進行方向左側の分岐路に進む指令であれば、磁気テープの左側エッジを検出するように、路面センサ14aの設定を変更しており、この設定変更により、進行方向左側の分岐路に進むことになる。このようにして、所望の分岐路を選択した結果、行先のSTがある分岐路に進むことになり、当該分岐路においてマーカセンサ15により検出されたSTマーカが行先のSTとなる。
駆動ユニット14を制御するコントローラ16には、制御のためのCPU(Central Processing Unit)と共に、内部データを予め登録するメモリ(記憶部)が搭載されている。このメモリに登録する内部データは、例えば、コントローラ16に接続される外部設定器を用いて予め入力される。
又、コントローラ16には、光信号によりデータを送受信する光通信器18が設けられている。一方、後述する共用路1Cには、ホームステーション(以降、HSと呼ぶ。)20を配置しており、このHS20は、AGV10への指令を行うための外部制御装置21を有している。そして、光通信器18に対応して、外部制御装置21にも、光信号によりデータを送受信する光通信器22を設けている。この構成により、AGV10がHS20を通過する際に、光通信器18、22を介して、互いにデータの送受信が可能となる。
具体的には、外部制御装置21がデータ(例えば、動作指令等)を送信したい場合には、光通信機22を用いて、AGV10側に送信し、AGV10側では、光通信器18を用いて、データを受信し、受信されたデータはコントローラ16へ入力される。逆に、コントローラ16がデータ(例えば、動作状態等)を送信したい場合には、光通信機18を用いて、HS20側に送信し、HS20側では、光通信器22を用いて、データを受信し、受信されたデータは外部制御装置21へ入力される。なお、ここでは、データの送受信を行う装置の一例として、光通信器を例示したが、コントローラ16と外部制御装置21との間のデータの送受信を、無線により行うものであれば、他の装置でもよく、例えば、無線LAN装置等も適用可能である。
以上の構成により、AGV10がHS20を通過する際に、行先となるSTの情報が、光通信機22、光通信器18を経由して、外部制御装置21からコントローラ16へ入力され、駆動ユニット14は、入力されたSTの情報に基づき、コントローラ16に予め登録されている内部データを参照して、正しい分岐方向の分岐路を選択し、行先となるSTへ進行することになる。その結果、AGV10は、搬送ルート1を無人で走行可能になっている。
ところで、コントローラ16に搭載されるメモリ容量は、簡易型AGVと呼ばれるAGVにおいては、そのメモリ容量が大きくなく、制限があり、又、拡張性が乏しいことから、搭載メモリを増やすことも容易でない。例えば、本実施例において、コントローラ16に搭載されるメモリ容量に対して、登録できるST数、分岐点数が、ST数については最大50、分岐点数については最大30と規定すると、従来の無人搬送システムでは、メモリ容量が制限となって、最大のST数、分岐点数を超えるST、分岐点を搬送ルート1上に設定することができなかった。
そこで、本実施例においては、無人搬送システムの構成を工夫することにより、メモリ容量を増やさずに、従来の最大のST数、分岐点数を超えて、ST、分岐点を搬送ルート1上に設定可能にしている。つまり、擬似的に、登録可能なST数、分岐点数を増やしており、最大、従来の2倍となる数のST数、分岐点数を登録可能にしている。本実施例における無人搬送システムについて、図1、図2と共に、表1、表2を参照して、具体的に説明する。
本実施例において、搬送ルート1は、2つの搬送路群1L、1Rと2つの搬送路群1L、1Rが共用する共用路1Cとから構成される。各搬送路群1L、1Rは、主路と、主路から分岐した複数の分岐路W1L〜W25L、分岐路W1R〜W25Rとから構成される。
そして、前述したように、共用路1CにHS20を配置しており、AGV10の進行方向におけるHS20の次の位置に、2つの搬送路群1L、1Rを分岐する分岐点B1を配置し、その分岐点B1の手前側に分岐マーカM1を貼設している。
最初の分岐点B1以降、分岐点B1を進行方向左側に進んだ搬送路群1Lにおいては、分岐点B2Lを配置すると共に、分岐点B2Lで主路から進行方向右側に分岐した後、再び主路に合流する分岐路W1Lを配置し、次に、分岐点B3Lを配置すると共に、分岐点B3Lで主路から進行方向右側に分岐した後、再び主路に合流する分岐路W2Lを配置し、・・・、次に、分岐点B25Lを配置すると共に、分岐点B25Lで主路から進行方向右側に分岐した後、再び主路に合流する分岐路W24Lを配置し、最後に、分岐点B26Lを配置すると共に、分岐点B26Lで主路から進行方向右側に分岐した後、再び主路に合流する分岐路W25Lを配置している。このとき、分岐点B2L〜B26Lの手前側に、分岐マーカM2L〜M26Lを貼設すると共に、分岐路W1L〜W25Lに、ST001〜ST050を設定するためのSTマーカ(図示省略)を貼設している。
搬送路群1Lにおける分岐点とSTの配置順序を列記すると、分岐点B2L→ST001→ST002→分岐点B3L→ST003→ST004→・・・→分岐点B25L→ST047→ST048→分岐点B26L→ST049→ST050となる。又、各ST001〜ST050へ進行するためには、各分岐点B2L〜B26Lにおいて、全て進行方向右側に分岐するように、分岐路W1L〜W25Lを配置している。
又、搬送路群1Rにおいても、搬送路群1Lと全く同じ配置順序、全く同じ分岐方向となるように、搬送路群1Rが形成されている。
具体的には、最初の分岐点B1以降、分岐点B1を進行方向右側に進んだ搬送路群1Rにおいては、分岐点B2Rを配置すると共に、分岐点B2Rで主路から進行方向右側に分岐した後、再び主路に合流する分岐路W1Rを配置し、次に、分岐点B3Rを配置すると共に、分岐点B3Rで主路から進行方向右側に分岐した後、再び主路に合流する分岐路W2Rを配置し、・・・、次に、分岐点B25Rを配置すると共に、分岐点B25Rで主路から進行方向右側に分岐した後、再び主路に合流する分岐路W24Rを配置し、最後に、分岐点B26Rを配置すると共に、分岐点B26Rで主路から進行方向右側に分岐した後、再び主路に合流する分岐路W25Rを配置している。又、分岐点B2R〜B26Rの手前側に、分岐マーカM2R〜M26Rを貼設すると共に、分岐路W1R〜W25Rに、ST101〜ST150を設定するためのSTマーカ(図示省略)を貼設している。
搬送路群1Rにおける分岐点とSTの配置順序を列記すると、分岐点B2R→ST101→ST102→分岐点B3R→ST103→ST104→・・・→分岐点B25R→ST147→ST148→分岐点B26R→ST149→ST150となる。又、各ST101〜ST150へ進行するためには、各B2R〜B26Rにおいて、全て進行方向右側に分岐するように、分岐路W1R〜W25Rを配置している。
このように、分岐点B1以降の搬送路群1L、1Rにおいて、分岐路W1L〜W25L、W1R〜W25R及びST001〜ST050、ST100〜ST150を、2つの搬送路群1L、1R同士で互いに同じ位置関係になるように配置している。
上記配置構成の搬送路群1L、1Rに対して、登録される内部データを表1、表2に各々示してみると、以下のような内容となる。なお、この内部データには、行先となるSTに進行し、その後、周回して戻ってくるために、STと分岐点の組み合わせにおいて、どの分岐点で、どの分岐方向に分岐するかという設定内容が登録される。
<搬送路群1L
Figure 2010244215
<搬送路群1R
Figure 2010244215
表1、表2からわかるように、搬送路群1L、1Rにおいて、各STに対する各分岐点の分岐方向の設定内容は、全く同じである。つまり、最初の分岐点B1に対する分岐方向さえ指示できれば、搬送路群1L、1Rに対しては、全く同じ内部データを使用することが可能である。
そこで、本実施例においては、AGV10がHS20を通過する際に、行先のSTの情報の指令だけでなく、路面センサ14aが検出するエッジ方向の指令を、外部制御装置21からコントローラ16へ送信することで、HS20通過後に最初の分岐点となる分岐点B1の分岐方向を制御して、搬送路群1L、1Rのいずれか一方を選択するようにしている。
前述したように、分岐点における分岐方向は、路面センサ14aにおいて、磁気テープの右側エッジを検出する設定であるか又は左側エッジを検出する設定であるかで決定され、右側エッジを検出する設定であれば、分岐方向は進行方向右側となり、左側エッジを検出する設定であれば、分岐方向は進行方向左側となる。路面センサ14aは、一度指令を受けると、次の指令(外部制御装置21からの指令又は内部データによる指令)があるまで、エッジ検出方向の設定を維持している。従って、AGV10がHS20を通過する際に、路面センサ14aにおける検出エッジ方向の指令を外部から行えば、HS20通過後の最初の分岐点B1において、指令通りの分岐方向に進むことができる。つまり、最初の分岐点B1に対しては、内部データを参照しなくても(内部データに登録しなくても)、外部制御装置21から路面センサ14aへの指令により制御されることになる。
路面センサ14aへの検出エッジ方向の指令の結果、最初の分岐点B1における分岐方向を選択して、搬送路群1L、1Rのいずれか一方にAGV10を進行させることになる。そして、最初の分岐点B1以降の各搬送路群1L、1Rにおいては、上述したように、共に、同じ内部データを用い、指令されたSTの情報に基づいて、路面センサ14aの検出エッジ方向を選択して、左右いずれか一方の分岐路へAGV10を進行させて、行先となるSTへ到達することになる。
例えば、図1を参照すると、行先STをST001、ST101とする場合、分岐点B1以降は、どちら搬送路群1L、1Rにおいても、2番目の分岐点B2L、B2Rを進行方向右側に分岐することで、ST001、ST101に到達することができる。同様に、行先STを、ST002、ST102とする場合、ST003、ST103とする場合、・・・、ST050、ST150とする場合も、所望の行先STに到達するための設定内容は、互いに全く同じである。
このように、最初の分岐点B1以降、どちらの搬送路群1L、1Rに進んでも、ST、分岐点の配置順序、分岐方向が全く同じになっているので、搬送路群1L、1Rに対して、全く同じ内部データを使用することが可能となる。その結果、登録可能なST数、分岐点数を、擬似的に増やすことができる。なお、分岐点B1に対しては、各分岐点B2L〜B26L、B2R〜B26Rとは異なり、予め分岐方向を登録しておく必要はない。従って、多少ではあるが、分岐点B1が使用していたメモリを流用することも可能である。
以上説明したように、HS20の次に分岐点B1を設け、分岐点B1以降の搬送路群1R、1L同士において、少なくとも、分岐路及びSTの配置順序、そして、STを設ける分岐路の分岐方向が全く同じであれば、様々なパターンの搬送ルートに適用可能であり、図1に示した搬送ルートの配置は、あくまでも、一例に過ぎない。例えば、図1では、STへの分岐方向は全て進行方向右側であったが、図3に示すように、STへの分岐方向を全て進行方向左側にしたり、図4に示すように、STへの分岐方向を交互に進行方向右側、進行方向左側に変更したり、図5に示すように、多重ループにしたりしてもよい。又、搬送路群1R、1LにおけるST、分岐点の順序、STを設ける分岐路の分岐方向が全く同じであれば、ST同士の距離、分岐点同士の距離、ST−分岐点間の距離は任意に設定可能である。
但し、現実的には、搬送路群1R、1LにおけるST数、分岐点数が互いに同じでないこともあり、その場合には、ST、分岐点の順序が全く同じにならないこともありうる。そのような場合には、ST数、分岐点数の多い方に合わせて、ダミーのST、分岐点を設けることにより、搬送路群1R、1LにおけるST、分岐点の順序、STを設ける分岐路の分岐方向を全く同じにすることができ、その結果、搬送ルート上に設定できるST数、分岐点数を増やすことができる。
本発明は、AGVに適用するものであり、特に、メモリ容量に制限がある簡易型AGVに好適なものである。
1 搬送ルート
L、1R 搬送路群
c 共用路
10 AGV
14 駆動ユニット
14a 路面センサ
15 マーカセンサ
16 コントローラ
18 光通信器
20 HS
21 外部制御装置
22 光通信器
B1、B2L〜B26L、B2R〜B26R 分岐点
M1、M2L〜M26L、M2R〜M26R 分岐マーカ
ST001〜ST050、ST101〜ST150 ステーション
W1L〜W25L、W1R〜W25R 分岐路

Claims (3)

  1. 左右2つに分岐する分岐路を複数有する無人搬送車の搬送ルートを備え、前記分岐路への分岐点において、前記無人搬送車の記憶部に予め登録した内部データに基づいて、左右いずれか一方の前記分岐路へ前記無人搬送車を進行させる無人搬送システムにおいて、
    前記記憶部の容量を増やさずに、前記分岐路と前記無人搬送車が停止する停止位置とを、前記搬送ルートに多数設置する場合、
    前記搬送ルートを、前記分岐路を有する2つの搬送路群と前記2つの搬送路群が共用する1つの共用路とから形成すると共に、
    前記共用路から前記2つの搬送路群へ左右に分岐する最初の分岐点以降において、前記分岐路及び前記停止位置を、前記2つの搬送路群同士で互いに同じ位置関係になるように配置し、
    前記最初の分岐点においては、前記無人搬送車の外部からの指示により、前記2つの搬送路群のいずれか一方に前記無人搬送車を進行させ、
    各搬送路群においては、共に、同じ前記内部データを用いて、左右いずれか一方の前記分岐路へ前記無人搬送車を進行させることを特徴とする無人搬送システム。
  2. 左右2つに分岐する分岐路を複数有する無人搬送車の搬送ルートを、床面に貼設した帯状部材により形成し、前記無人搬送車の記憶部に予め登録した内部データに基づいて、前記帯状部材の右側エッジを検出するか又は左側エッジを検出するか選択し、前記分岐路への分岐点において、右側エッジを検出する場合には進行方向右側の分岐路へ、左側エッジを検出する場合には進行方向左側の分岐路へ、前記無人搬送車を進行させる無人搬送システムにおいて、
    前記記憶部の容量を増やさずに、前記分岐路と前記無人搬送車が停止する停止位置とを、前記搬送ルートに多数設置する場合、
    前記搬送ルートを、前記分岐路を有する2つの搬送路群と前記2つの搬送路群が共用する1つの共用路とから形成すると共に、
    前記共用路から前記2つの搬送路群へ左右に分岐する最初の分岐点以降において、前記分岐路及び前記停止位置を、前記2つの搬送路群同士で互いに同じ位置関係になるように配置し、
    前記最初の分岐点においては、前記無人搬送車の外部からの指示により、前記帯状部材の右側エッジを検出するか又は左側エッジを検出するか選択して、前記2つの搬送路群のいずれか一方に前記無人搬送車を進行させ、
    各搬送路群においては、共に、同じ前記内部データを用いて、前記帯状部材の右側エッジを検出するか又は左側エッジを検出するか選択して、左右いずれか一方の前記分岐路へ前記無人搬送車を進行させることを特徴とする無人搬送システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の無人搬送システムにおいて、
    前記同じ位置関係とは、少なくとも、前記分岐路及び前記停止位置を、前記2つの搬送路群同士で互いに同じ順序とする配置であると共に、前記停止位置を設ける前記分岐路の分岐方向を、前記2つの搬送路群同士で互いに同じ方向とする配置であることを特徴とする無人搬送システム。
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