JP2010243851A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ジャム処理、定着ユニットの交換における操作性がよく、コストを抑えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、ドア27Fとドア27Rを開閉可能に有する画像形成装置本体と、定着フィルム16及び加圧ローラ13を当接離間する当接離間機構(加圧板金18、加圧バネ19、カム20、レバー23)を有する定着ユニットと、を有し、 定着ユニットを画像形成装置本体に着脱可能な画像形成装置において、画像形成装置本体は、ドア27Fとドア27Rの開閉と当接離間機構の動作を連動させるリンク機構29を有し、定着ユニットは、定着ユニットを着脱する際に、当接離間機構とリンク機構29を連結、脱離可能な連結脱離手段(連結手段25とレバー23)を有することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、定着ユニットの圧解除機構を有する画像形成装置に関するものである。
画像形成装置内に搭載されている定着ユニット付近で記録材のジャミングが発生した場合に備えて、定着ニップ部に掛かる圧力を解除する構造を持たせ、記録材を取り除き易くした画像形成装置が存在する。定着ユニット付近でジャミングした記録材を取り除く方法として、定着ユニットよりも記録材移動方向下流側のドア(リアドア)を開いて記録材を取り除く方法がある。画像形成装置のコストを抑えるため、定着ニップ部の圧解除を行う動力源を備えていない装置の場合、操作者がリアドアを開放する際の操作力を利用して定着ニップ部に掛かっている圧力を解除し、操作者に掛かる手間を少なくした装置も存在する。
ところで、消耗品であるプロセスカートリッジが交換可能となっている画像形成装置の場合、次に説明するようなケースがある。カートリッジを交換するためのドアを開き、カートリッジを装置本体から取り除くと、カートリッジ交換ドアの開口を通して定着ニップ部付近にジャミングした記録材が見えるというケースである。この場合、記録材が見えているので、操作者はカートリッジ交換ドアの開口から手を入れてジャミングした記録材を取り除こうとすることも考えられる。しかしながら、定着ニップ部には大きな圧力が掛かったままなので、記録材を取り除くのは容易ではない。
そこで、リアドアだけでなく、カートリッジ交換ドアを開放する場合も定着ニップ部に掛かる圧力を解除できる構造とすることで、コストを抑えつつユーザビリティを向上させた画像形成装置が特許文献1に開示されている。
特開2007−298691号公報
特許文献1に開示されているような、二つのドアのどちらを開放しても定着ニップ部の圧力を解除できる画像形成装置の場合、定着ニップ部に圧力を掛ける圧力付与機構と、この機構に作用する圧解除部材との作用点が二箇所存在する。定着ユニットの修理や交換を考慮して定着ユニットを画像形成装置本体に対して着脱できる構成において、作用点の数が多い構成は、定着ユニットの出し入れをスムーズに行う観点において不利である。
上述の課題を解決するための本発明は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられている第1の開閉部材と、前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられている第2の開閉部材と、記録材に形成されたトナー像を記録材に加熱定着する定着ニップ部を有する定着ユニットと、を有し、操作者によって前記第1の開閉部材と前記第2の開閉部材の少なくとも一方が開かれると、その操作力が前記定着ニップ部に圧力を掛けている圧力付与機構に作用して前記定着ニップ部に掛っている圧力が解除される構造となっている画像形成装置において、前記定着ユニットは前記画像形成装置本体に対して着脱可能となっており、前記圧力付与機構に接触しており且つ前記第1の開閉部材を開く時の操作力が伝わり前記圧力付与機構を動かす切換部材を有し、前記第2の開閉部材を開く時の操作力も前記第1の開閉部材を開く時の操作力が伝わる前記切換部材に伝わる構造となっていることを特徴とする。
本発明によれば、ジャム処理、定着ユニットの交換における操作性がよく、コストを抑えた画像形成装置を提供することができる。
第一実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 第一実施形態に係る定着ユニットの斜視図である。 第一実施形態に係る加熱ユニットの斜視図である。 (a)加圧状態(ドアを閉めた状態)における第一実施形態に係る定着ユニットの側面図である。(b)加圧解除状態における第一実施形態に係る定着ユニットの側面図である。 (a)ドアを閉めた状態における第一実施形態に係るリンク機構の斜視図である。(b)ドアを開いた状態における第一実施形態に係るリンク機構の斜視図である。 (a)加圧状態(第1及び第2のドアを閉じた状態)における第一実施形態に係るリンク機構の斜視図である。(b)加圧解除状態(第1のドアを開いた状態)における第一実施形態に係るリンク機構の斜視図である。 加圧状態(第1及び第2のドアを閉じた状態)における第一実施形態に係る連結手段と付勢解除手段の係合部の斜視図である。 加圧状態(第1及び第2のドアを閉じた状態)における第一実施形態に係るリンク機構の正面図である。 加圧解除状態(第1のドアを開いた状態)における第一実施形態に係るリンク機構の正面図である。 加圧解除状態(第2のドアを開いた状態)における第一実施形態に係るリンク機構の正面図である。 加圧解除状態(第1及び第2のドアを開いた状態)における第一実施形態に係るリンク機構の正面図である。 第二実施形態に係る定着ユニットの斜視図である。 加圧状態における第二実施形態に係る定着ユニットの側面図である。 加圧解除状態における第二実施形態に係る定着ユニットの側面図である。 (a)加圧状態における第二実施形態に係る定着ユニットの側面図である。(b)加圧解除状態における第二実施形態に係る定着ユニットの側面図である。 第二実施形態に係る連結手段と付勢解除手段の係合部の斜視図である。 加圧状態(第1及び第2のドアを閉じた状態)における第三実施形態に係るリンク機構の正面図である。 (a)加圧解除状態(第1のドアを開いた状態)における第三実施形態に係る連結手段の正面図である。(b)加圧解除状態(第1及び第2のドアを開いた状態)における第三実施形態に係る連結手段の正面図である。
[第一実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。
(画像形成装置)
図1は本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。図1に示すように、画像形成装置本体1は、画像形成部1A、シート収納カセット6、搬送ローラ7、レジストローラ7A、定着装置(定着ユニット)8、排出ローラ9、排出部10、カートリッジドア(第1の開閉部材、第1のドア)27F、ジャム処理ドア(第2の開閉部材、第2のドア)27Rを有している。画像形成部1Aは、感光体ドラム2、転写ローラ3、レーザースキャナ4、トナーカートリッジ5を有している。本実施例のジャム処理ドア27Rは定着ユニット8を装置本体に着脱するためのドアでもある。
画像形成動作が開始されると、まずレーザースキャナ4により画像信号に応じた光が感光体ドラム2に照射され、感光体ドラム上に潜像が形成される。この潜像をトナーカートリッジ5に収納されたトナーで現像することにより、感光体ドラム上にトナー像(可視像)が形成される。
一方、シート収納カセット6から給送されたシート(記録材)Sは、搬送ローラ7及びレジストローラ7Aによって、感光体ドラム2と転写ローラ3とにより構成される転写部に搬送され、トナー像を転写される。
トナー像が転写されたシートSは、定着装置8へ搬送され、トナー像を定着され、排出ローラ9によって装置上部の排出部10へ排出される。
なお、装置前面のドア27F、装置背面のドア27Rは、装置本体1の前方、後方へ開閉可能なドアとしたが、装置本体1の左方向、右方向へ開閉可能なドアとしてもよい。
(定着ユニット)
図2は本実施形態に係る定着ユニットの斜視図である。図2に示すように、定着装置8は、装置本体に対して着脱可能なユニットであり、修理等の際に装置本体に対して着脱される。定着装置8は、加圧ローラ(加圧部材)13、加熱ユニット14を有している。定着装置8は、枠体を構成する定着左側板11と定着右側板12により加圧ローラ13を保持している。
図3に示すように、加熱ユニット14は、加熱ヒータ15、定着フィルム16、フィルムガイド17を有している。加熱ヒータ15は、定着フィルム16を加熱する。定着フィルム16は、加熱ヒータ15の周囲を回転する円筒形状のフィルムである。フィルムガイド17は、加熱ヒータ15を保持し、定着フィルム16をガイドする。
加圧ローラ13は、ユニット14と定着ニップ部を形成する。画像の転写されたシートSがニップを通過することにより、熱および圧力を加えて、トナー像を加熱定着する。
図4に示すように、定着装置8は、圧力付与機構を構成する加圧板金18、加圧バネ(付勢手段)19、及び圧力付与機構に接触するカム(切換部材)20、レバー23を有している。
加熱ユニット14は、加圧板金18を介して加圧バネ19により加圧ローラ13に対して付勢されている。なお、加圧バネ19は、加熱ユニット14及び加圧バネ19の一方を他方に付勢すればよく、加圧ローラ13を加熱ユニット14に付勢する構成であってもよい。
カム20は、加熱ユニット14の左右に設けられており、カム軸21を中心として、加圧バネ19の付勢力が働く第一の位置(図4(a)に示す加圧状態の位置)と、加圧バネ19の付勢を解除する第二の位置(図4(b)に示す加圧解除状態の位置)と、に回動する。カム20は、第二の位置において、加圧板金18をリフトアップする。
加圧板金18は支点22を中心に回動可能であり、カム20によりリフトアップされると、加圧バネ19により付勢されてユニット14を加圧している中央部が持ち上がり、定着ニップ部の加圧解除が行われる。
レバー23はカム20と一体に形成されており、レバー23が押し下げられ、または押し上げられることにより、カム20はリフトアップ位置(第二の位置)またはリフトダウン位置(第一の位置)へ回動する。
(連結手段(連結部材)25、リンク機構29)
図5(a)はドア27F、27Rを閉めた状態におけるリンク機構29の斜視図である。図5(b)はドア27F、27Rを開いた状態におけるリンク機構29の斜視図である。図6(a)は加圧状態(ドア27F、27Rを閉じた状態)におけるリンク機構29の斜視図である。図6(b)は加圧解除状態(ドア27Fを開いた状態)におけるリンク機構29の斜視図である。
図5、図6に示すように、画像形成装置本体1は、連結手段25、リンク機構29を有している。連結手段25、リンク機構29は、装置本体1の左側板24に沿って配置されている。
リンク機構29は、カートリッジドアアーム(第1リンク)30F、ジャム処理ドアアーム(第2リンク)30R、リンク(第1リンク部材)32F、リンク(第2リンク部材)32R、リンクガイド(ガイド部材)34を有している。
アーム30Fは、一端がドア27Fと連結しており、他端が軸36Fでリンク32Fと連結している。アーム30Rは、一端がドア27Rと連結しており、他端が軸36R(図7参照)でリンク32Rと連結している。なお、図7は図6に示すリンク機構を裏側から見た図面である。
リンクガイド34は装置本体のフレームに対して移動しないように固定された部材であり、長手方向に2つのガイド孔34Fa、ガイド孔34Raを有している。ガイド孔34Faは、長手方向に長い長丸に穿孔されており、リンク32F(軸36F)のスライド動作をガイドする。ガイド孔34Raは、長手方向に長い長丸に穿孔されており、リンク32R(軸36R)のスライド動作をガイドする。
リンクガイド34はリンク32F、32Rを移動可能に保持する。リンク32F、32Rは、リンクガイド34を底辺とした三角形の二辺を形成するように軸35でお互いに対して回動自在に連結されている。リンク32F、32Rは、ドア27F、27Rの開閉状態に応じて、リンクガイド34上をスライドすることで三角形の高さを変動させ、支点26周りに連結手段25を回動させる。連結手段25は、カム20よりも操作力伝達方向上流側で且つ画像形成装置本体側に設けられている。連結手段25は、リンク機構29を介して、ドア27F、27Rと連結されている。リンク機構29は、ドア27F、27Rの開閉動作に連動して動く。
図7に示すように、連結手段25は、コの字形状部(係合部)25aを有している。また、レバー23は、カム軸21と反対側の端部に、凸状の係合部23aを有している。定着ユニット8を装置本体1へ装着する際に、定着ユニット側の係合部23aが、装置本体側に設けられた連結手段25のコの字形状部25aに挿入されることで、レバー23と連結手段25が係合する。
連結手段25がレバー23と係合した状態で操作者がドア27Fを開くと、カートリッジドアアーム30Fが図5の右方向(図6の右方向)へ移動する。アーム30Fが右方向へ移動すると、リンク32Fの軸36Fがリンクガイド34のガイド孔34Fa内を右方向へ移動する。すると、リンク32F、リンク32R、及びリンクガイド34で形成するリンクガイド34を底辺とする三角形の高さが高くなるので、連結手段25の姿勢は、図6(a)の加圧状態から図6(b)の加圧解除状態に回動してレバー23を押し下げる。ドア27Fが閉じており、ドア27Rのみが開いた場合にも同様に、連結手段25は、レバー23を押し下げる。
また、コの字形状部25aは、定着装置8の着脱を行う際は、コの字形状の開口側が定着装置8の着脱方向を向いている(コの字形状部25aの長手方向と定着装置8の着脱方向が一致している)。この時、カム20、レバー23の位相は加圧解除状態(即ち図6(b)の状態)となっている。
一方、カム20が加圧状態の位相にある場合(即ち図6(a)の状態)は、コの字形状部25aの開口部が定着装置8の着脱方向と異なる方向を向いており、定着装置8の着脱を不可能にしている。
このように、加圧解除状態でしか定着装置8の交換ができないようにすることで、連結手段25とレバー23の位相がずれている場合は、係合できず、定着装置8を装置本体1に対して組み込むことができない。これにより、定着装置8のカム20とドア27Fおよびドア27Rの位相がずれた状態で定着装置8を装置本体1に対して組み込めないようにしている。また、定着装置を装置本体から取り出す時には必ず圧解除状態となるので、定着装置を取り出したまま放っておいても、定着ニップ部を形成する加圧ローラや定着フィルムの変形を抑えることができる。
(切換部材20、連結手段25、リンク機構29の動作)
図8〜図11はリンク機構の正面図である。
図8に示す加圧状態(第1及び第2のドアを閉じた状態)から、操作者がドア27Fをけると、図9に示すように、その動きに連動して(ドアを操作する操作力が伝わって)リンク32Fがガイド孔34Faをスライドする。これにより、リンク32Fとリンク32Rとリンクガイド34の間で形成するリンクガイド34を底辺とする三角形状の高さ(軸35の位置)が高くなり、連結手段25が押し下げられる。
連結手段25が、支点26を中心に既定位置まで回動すると、レバー23、カム20もカム軸21を中心に所定位相まで回動し、カム20の円弧形状部で加圧板金18を支える状態となる。カム20の円弧形状部で加圧板金18からの圧力を受けることで、加圧バネ19により作用する力はカム20と加圧板金18だけが受け、加圧解除状態においてもリンク機構29へは負荷はかからない。
図9の状態からドア27Fが閉じられると、リンク32Fはドア27Fを開けた時とは逆方向にスライドし、連結手段25は持上げられ、再び加圧状態(図8の状態)に戻る。
背面のドア27Rを開けたときの動作も同様に(但し、リンク32Fは移動せず、リンク32Rがガイド孔34Ra内をスライドする)、図8の加圧状態から図10の加圧解除状態になる。
ドア27F、27Rの両方が開かれた場合、図11に示すように、リンク32F、32Rの両方がスライドし、いずれかのドアのみが開かれた場合に対して、連結手段25はさらに押し下げられる。この時、カム20は図9、図10の状態よりもさらに回動するが、カム20は加圧板金18に対してカム形状の円弧形状部で接しながら回転しているため、加圧板金18のリフト量には変化はない。
両側のドアが開かれた状態から、いずれかのドアが閉じられた場合、閉じられたドアに連動して動くリンクがスライドし、図9または図10の状態となる。そして、もう一方のドアが閉じられると他方のリンクもスライドし、図8の状態へと戻る。
上記構成より、ドア27F、27Rを開けることで、リンク機構29が動作して、カム20が定着ニップ部の加圧力を解除することができ、ジャム処理等を簡単に行うことができる。連結手段25によりカム20とリンク機構29を容易に係合、脱離でき、定着装置8の交換性も損なわない。さらに、センサーやモータを必要とせず、コストを抑えることができる。
[第二実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第二実施形態について図12〜図16を用いて説明する。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
第一実施形態では、リンク機構29と連結手段25の係合部分がスライド構造であったのに対して、本実施形態では、両者の係合部分がギア構造である点が異なる。二つのドアの開閉動作に応じたリンク機構の動作は第一実施形態と同様である。なお、本実施例では、リアドア27Rはジャム処理専用のドアであり、定着ユニットは装置本体外装カバーを取り外して装置本体に対して着脱する。定着ユニットを着脱する際の定着ニップ部には圧力が掛った状態である。
図12は定着装置8の斜視図である。図13は加圧状態における定着装置8の側面図である。図14は加圧力解除の状態における定着装置8の側面図である。
加圧板金18は、支点22周りに回動可能であり、図13の加圧状態からカム50により先端部がリフトアップされると、加熱ユニット14を加圧している部分が持ち上がり、定着ニップ部の圧解除が行われ、図14の加圧解除状態となる。また、カム50は長方形の凸形状のキー部50aを有し、キー部50aに対して外部から(連結手段から)回転駆動力が伝達されることで、カム50はカム軸21周りに回転し、加圧板金18のリフトアップおよびリフトダウンを行う。
図15(a)は、ドア27Fとドア27Rが両方とも閉じており、且つ定着ニップ部が加圧状態となっている場合を示している。図15(b)は、ドア27Fとドア27Rの少なくとも一方が開いており、且つ定着ニップ部が加圧解除状態となっている場合を示している。図15に示すように、定着ユニットに設けられたカム50への回転駆動伝達は、画像形成装置本体側に設けられたカップリングギア(連結手段)40が行っている。カップリングギア40は、装置本体1の左側板24にカシメられたギア軸41周りに回転し、定着装置8を画像形成装置本体に装着した状態におけるカム50と同軸上に配置されている。そして、図16に示すように、カム50のキー部(係合部)50aがカップリングギア40のコの字形状部(係合部)40aに対して連結することで、カム50に対してドアを操作する操作力が伝わる。
図15に示すように、リンク機構29とカップリングギア40間には、両者間で操作力を伝える扇ギア42が設けられている。扇ギア42は、一端にギア42bを有し、中央に設けられた回動軸42aを中心に回動可能である。ギア42bはカップリングギア40と噛み合う。扇ギア42は、他端で軸35に回動可能に軸支されている。
上記第一実施形態と同様に、ドア27Fとドア27Rの少なくとも一方が開放されると、その動作に連動してリンク機構29が動作し、図15(a)の加圧状態から図15(b)の圧力解除状態となる。すなわち、ドア27Fとドア27Rの少なくとも一方が開放されるとリンク32Fとリンク32Rとの間で形成するリンクガイド34を底辺とする三角形の高さが高くなり、扇ギア42の他端が押し上げられ、扇ギア42のギア42bが図15(b)の矢印方向へ回動する。これにより、カップリングギア40が図15(b)の矢印方向へ回動し定着ニップ部の圧力が解除される。なお、リンクガイド34は第一実施形態同様、画像形成装置本体のフレームに固定されて動かない部材である。
上述したように、本実施例では、画像形成装置本体の外装カバーを取り外して定着装置8を着脱する。図16に示すように、定着装置8を修理や交換などの理由により装置本体1から取り外す場合は、図16に示す矢印方向とは逆の方向へキー部50aが移動し、キー部50aがコの字形状部40aから外れる。定着装置8を装置本体1に装着する場合は、キー部50aがコの字形状部40aに嵌まる。
また、コの字形状部40aは、定着装置8の着脱を行う際は、コの字形状の開口側が定着装置8の着脱方向を向いている(コの字形状部40aの長手方向と定着装置8の着脱方向が一致している)。この時、カム50の位相は加圧状態となっている。
一方、カム50が加圧解除状態の位相にある場合は、コの字形状部40aの開口部が定着装置8の着脱方向と異なる方向を向いており、定着装置8の着脱を不可能にしている。
このように、加圧状態でしか定着装置8の交換ができないようにすることで、装置本体1より取り出した定着装置8を加圧状態に保つ。そして、修理、交換等のために使用されるサービスパーツの定着装置8も加圧状態で保管し、カム50に対して長期間にわたり力が作用し、クリープなどの変形を起こすことを抑制する。
なお、加圧状態において、ドア27F、ドア27Rは閉じた状態であるが、定着装置8の着脱は、外装をはずして行うため、ドアの開閉状況は関係ない。
扇ギア42のピッチ円をカップリングギア40のピッチ円に対して大きく構成した。これにより、リンク機構29および扇ギア42の小さい動き(回転角)で、カップリングギア40およびカム50の回転角を大きく取ることができ、加圧板金18を緩やかにリフトアップする滑らかなカム曲面を形成することができる。これにより、加圧板金18をリフトアップする時にカム50に作用する力を軽減することができ、ドア27Fおよびドア27Rの開閉耐久に対して有利となる。
[第三実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第三実施形態について図を用いて説明する。上記第一及び第二実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図17は加圧状態(第1及び第2のドア27F、27Rを閉じた状態)における第三実施形態に係る連結手段60の正面図である。
図17に示すように、本実施形態の画像形成装置は、上記第二実施形態の画像形成装置において、ギア軸41、扇ギア42、リンク32F、32R、リンクガイド34に変えて、連結手段60、戻しバネ45を設けたものである。
連結手段60は、中央にコの字形状部(係合部)60aを有し、一端に凸部60Fを有し、他端に凸部60Rを有している。連結手段60は、コの字形状部60aの反対側の面の中央に設けられた回動軸60bを中心に回動可能となっている。
コの字形状部60aは、キー部50aと係合、脱離可能であり、上記第二実施形態と同様に定着装置8を装置本体1に対して着脱可能にしている。
凸部60Fは、アーム30Fの端部に穿孔された長丸のガイド孔30Fa内をスライド可能である。凸部60Rは、アーム30Rの端部に穿孔された長丸のガイド孔30Ra内をスライド可能である。
戻しバネ45は、凸部60Fの近傍と装置本体1の間に設けられている。
図18(a)は加圧解除状態(第1のドア27Fを開いた状態)における連結手段60の正面図である。図18(b)は加圧解除状態(第1及び第2のドア27F、27Rを開いた状態)における連結手段の正面図である。
図18(a)に示すように、ドア27Fを開けると、その動作に連動してアーム30Fが引かれ、凸部60Fが引っ張られて、連結手段60が回動軸60bを中心として回転する。これにより、カム50は、コの字形状部60a、キー部50aを介して回動される。この際、凸部60Rがガイド孔30Ra内をスライド移動することで、連結手段60が回転しても、アーム30Rは力を受けず、移動する(ドア27Rを開く)ことはない。
図18(a)の状態よりドア27Fが閉じられると、連結手段60は戻しバネ45により、図17の位置まで回動する。なお、ドア27Rのみが開閉された場合においても、アーム30Rが連結手段60を回転させることで同様の動きをする。
図18(b)に示すように、ドア27Fを開いた状態からドア27Rを開けた場合、凸部60Rがガイド孔30Ra内をスライドし、連結手段60は力を受けず、回動することはない。
両ドア27F、27Rが閉じられると、連結手段60は、戻しバネ45により、図17(a)の状態へと回動する。
S …シート、1 …画像形成装置本体、2 …感光体ドラム、3 …転写ローラ、4 …レーザースキャナ、5 …トナーカートリッジ、6 …シート収納カセット、7 …搬送ローラ、7A …レジストローラ、8 …定着装置、9 …排出ローラ、10 …排出部、11 …定着左側板、12 …定着右側板、13 …加圧ローラ、14 …加熱ユニット、15 …加熱ヒータ、16 …定着フィルム、17 …フィルムガイド、18 …加圧板金、19 …加圧バネ、20 …カム、21 …カム軸、22 …支点、23 …レバー、23a …係合部、24 …左側板、25 …連結手段、25a …コの字形状部、26 …支点、27F …カートリッジドア(第1の開閉部材)、27R …ジャム処理ドア(第2の開閉部材)、29 …リンク機構、30F、30R …ジャム処理ドアアーム、30Fa、30Ra …ガイド孔、32F、32R …リンク、34Fa、34Ra …ガイド孔、35、36F、36R …軸、40 …カップリングギア、40a …コの字形状部、41 …ギア軸、42 …扇ギア、42a …回動軸、42b …ギア、45 …戻しバネ、50 …カム、50a …キー部、60 …連結手段、60F、60R …凸部、60a …コの字形状部、60b …回動軸

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられている第1の開閉部材と、前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられている第2の開閉部材と、記録材に形成されたトナー像を記録材に加熱定着する定着ニップ部を有する定着ユニットと、を有し、操作者によって前記第1の開閉部材と前記第2の開閉部材の少なくとも一方が開かれると、その操作力が前記定着ニップ部に圧力を掛けている圧力付与機構に作用して前記定着ニップ部に掛っている圧力が解除される構造となっている画像形成装置において、
    前記定着ユニットは前記画像形成装置本体に対して着脱可能となっており、前記圧力付与機構に接触しており且つ前記第1の開閉部材を開く時の操作力が伝わり前記圧力付与機構を動かす切換部材を有し、前記第2の開閉部材を開く時の操作力も前記第1の開閉部材を開く時の操作力が伝わる前記切換部材に伝わる構造となっていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切換部材は前記定着ユニットと一体となって前記画像形成装置本体に対して着脱可能となっており、前記第1の開閉部材を開く時の操作力と前記第2の開閉部材を開く時の操作力は、共に前記切換部材よりも操作力伝達方向上流側で且つ前記画像形成装置本体側に設けられている連結部材に伝わり、前記連結部材から前記切換部材に伝わる構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の開閉部材と前記第2の開閉部材の少なくとも一方を開いた状態における前記連結部材の姿勢は、前記切換部材が前記圧力付与機構に作用して圧力解除状態となる姿勢であり且つ前記定着ユニットを前記画像形成装置本体に対して着脱できる姿勢であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の開閉部材を操作する操作力が伝わり移動する第1リンクと、前記第2の開閉部材を操作する操作力が伝わり移動する第2リンクと、前記第1リンクと前記第2リンクを移動可能に保持するリンクガイドと、を有するリンク機構を有し、前記リンクガイドを底辺とする前記第1リンクと前記第2リンクと前記リンクガイドにより形成される三角形の高さが、前記第1の開閉部材と前記第2の開閉部材の開閉状態に応じて変わることにより前記切換部材の位置が変化することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の開閉部材は記録材にトナー像を形成するためのカートリッジを前記画像形成装置本体に対して着脱するための開閉部材であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の開閉部材は前記定着ニップ部に掛る圧力を解除するため専用の開閉部材であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の開閉部材は前記定着ユニットを前記画像形成装置本体に対して着脱するための開閉部材であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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