JP2010243294A - 磁気センサおよび磁気検出方法 - Google Patents

磁気センサおよび磁気検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の検出信号を用いて磁気検出を行う場合であってもギャップによる検出精度のバラツキを抑制できる磁気センサおよび磁気検出方法を実現する。
【解決手段】磁気検出部10は、磁気抵抗素子MR1と抵抗素子R1とからなる第1直列回路101と、磁気抵抗素子MR2と抵抗素子R2とからなる第2直列回路102とを備える。第1直列回路101は、磁気抵抗素子MR1による通過磁束密度の変化に応じた第1磁気検出信号Vout1を出力し、第2直列回路102は、磁気抵抗素子MR2による通過磁束密度の変化に応じた第2磁気検出信号Vout2を出力する。A/Dコンバータ20は、第1、第2磁気検出信号Vout1,Vout2をA/D変換して、演算部30へ出力する。演算部30は、第1磁気検出信号Vout1を第2磁気検出信号Vout2で除算することで、センサ検出信号VoutSを出力する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、樹脂ケースの天面に配置された磁気抵抗素子により天面上を通過する被検出体の磁気パターンや磁気情報を検出する磁気センサおよび磁気の検出方法に関するものである。
現在、被検出体の磁気パターンや磁気情報を検出する磁気センサが、用途に応じて各種利用されている。このような磁気センサは、被検出体が通過することによる磁束密度の変化に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗素子を用い、例えば特許文献1に示すように、一対の磁気抵抗素子を電気回路的に印加電圧電位とグランド電位との間に直列接続した構造を備える。そして、磁気センサは、被検出体の動きに応じて変化する磁束密度の変化による抵抗値変化を電圧信号で検出している。この際、特許文献1でも示されているように、磁気抵抗素子の抵抗値は、磁気抵抗素子に印加される磁束密度により変化するので、被検出体と磁気抵抗素子との間隔(GAP)に応じて検出される電圧信号のレベルが変化してしまう。この課題を解決するために、特許文献1では、磁界感度が高く飽和磁界が大きい磁気抵抗曲線が得られるパターンで磁気抵抗素子を形成している。
特開2000−162297号公報
ところで、上述の特許文献1に示すような2素子1出力の磁気センサに対して、被検出体の磁気パターンや磁気情報の検出精度を向上させる等の目的のため、複数出力、例えば4素子2出力の磁気センサも多数考案されている。
図6は、4素子2出力の磁気センサの磁気検出部の構成を示す回路図である。図6に示すように、4素子2出力の磁気検出部は、磁気抵抗素子MR1,MR3の直列回路と、磁気抵抗素子MR2,MR4の直列回路と、が印加電位(Vin)とグランド電位(GND)との間に並列接続された構造からなる。そして、これら磁気抵抗素子MR1〜MR4の組み合わせおよび形成パターンにより、ピークレベルの異なる2つの検出信号VoutA,VoutBを出力する。この際、図7に示すように、信号処理方法の違いにより、検出信号VoutA,VoutBは、正電位のみで検出電圧が現れるDC出力と、正電位、負電位の双方で検出電圧が現れるAC出力とが存在する。
図7(A)はDC出力からなる検出信号VoutA,VoutBの波形図をギャップGAPの相違する二つの場合について示し、図7(B)はAC出力からなる検出信号VoutA,VoutBの波形をギャップGAPの相違する二つの場合について示す。なお、図7では、VoutAすなわち磁気抵抗素子MR1,MR3側が高感度に設定され、VoutBすなわち磁気抵抗素子MR2,MR4側が低感度に設定された場合を示す。
図7に示すように、4素子2出力の磁気センサでは、検出信号VoutA,VoutBのそれぞれがGAPによってピークレベルが異なる。例えば、検出信号VoutAであっても、GAPが狭い場合にはピークレベルがVppA1になるのに対して、GAPが広い場合にはピークレベルがVppA2(<VppA1)となる。また、検出信号VoutAよりもレベルの低い検出信号VoutBであっても、GAPが狭い場合にはピークレベルがVppB1になるのに対して、GAPが広い場合にはピークレベルがVppB2(<VppB1)となる。さらには、検出信号VoutAと検出信号VoutBとの差分値とも、GAPによって異なってしまう。例えば、ピークレベルで見れば、GAPが狭い場合(VppA1−VppB1)の方が、GAPが広い場合(VppA2−VppB2)よりも、ピークレベルの差が大きくなる。
このように、それぞれの検出信号VoutA,VoutBにおいて、GAPによるバラツキが発生するとともに、検出信号VoutA,VoutB間のレベル差においてもGAPのバラツキが存在するので、単にこれら二つの検出信号VoutA,VoutBを用いても、検出精度に影響を及ぼしてしまう。
したがって、本発明の目的は、複数の検出信号を用いて磁気検出を行う場合であってもギャップによる検出精度のバラツキを抑制できる磁気センサおよび磁気検出方法を実現することにある。
この発明は、被検出体の磁気パターンを検出する磁気センサであって、磁気検出部と除算部とを備える。磁気検出部は、第1直列回路と第2直列回路とを備える。第1直列回路は、電圧入力端子とグランド端子との間に磁気感度特性の異なる磁気抵抗素子または磁気抵抗素子と抵抗素子とを直列接続し、該磁気感度特性の異なる磁気抵抗素子同士の接続位置の電圧レベルを第1磁気検出信号として出力する。第2直列回路は、電圧入力端子とグランド端子との間に、第1直列回路と並列になるように設けられ、磁気感度特性の異なる磁気抵抗素子または磁気抵抗素子と抵抗素子とを直列接続し、該磁気感度特性の異なる磁気抵抗素子同士の接続位置の電圧レベルを第2磁気検出信号として出力する。除算部は、第1磁気検出信号と第2磁気検出信号とを除算処理する。
すなわち、この発明の磁気検出方法では、被検出体の磁気パターンに応じて変化する第1の磁気抵抗素子の抵抗値変化を、当該第1の磁気抵抗素子を含む特性の異なる磁気抵抗素子の組または第1の磁気抵抗素子と抵抗素子との組を用いて、電圧レベルからなる第1磁気検出信号として取得する。また、被検出体の磁気パターンに応じて変化する、第2の磁気抵抗素子の抵抗値変化を、当該第2の磁気抵抗素子を含む特性の異なる磁気抵抗素子の組または第2の磁気抵抗素子と抵抗素子との組を用いて、電圧レベルからなる第2磁気検出信号として取得する。そして、第1磁気検出信号と第2磁気検出信号とを除算処理する。
このような構成および検出方法では、被検出体と磁気抵抗素子との間のギャップの変動による第1磁気検出信号および第2磁気検出信号の電圧レベルの変動が同じ傾向を有することを利用している。これを利用し、本発明では第1磁気検出信号と第2磁気検出信号とを除算処理することで、前記ギャップの変動による第1磁気検出信号および第2磁気検出信号と電圧レベルのバラツキが抑制される。これにより、磁気センサとしての検出信号はギャップの変動による影響を大幅に受け難くなる。
また、この発明の磁気センサは、第1直列回路と第2直列回路とで異なる感度に設定されている。
この構成では、第1直列回路と第2直列回路とを異なる感度で設定することにより、高感度で得られる結果を低感度で得られる結果で除算するように設定すれば、除算処理で得られる出力値を、より大きくすることができる。
また、この発明の磁気センサの除算部は、第1磁気検出信号および第2磁気検出信号を所定サンプリングタイミング毎にならぶレベルデータに変換するA/Dコンバータと、第1磁気検出信号のレベルデータと第2磁気検出信号のレベルデータとを除算処理するデジタル演算部と、を備える。
また、この発明の磁気センサの除算部は、第1磁気検出信号および第2磁気検出信号をアナログ信号のまま入力し除算処理するアナログICからなる。
これらは、除算部の具体的な構成を示すものであり、上述のようにデジタル回路およびアナログ回路のいずれであっても、容易な回路構成で除算部を形成することができ、簡素化且つ小型の磁気センサを構成することができる。
また、この発明の磁気センサの磁気検出部は、第1磁気検出信号および第2磁気検出信号のオフセット成分を除去するオフセット除去部を備える。
この構成では、除算処理が行われる前に第1磁気検出信号および第2磁気検出信号のオフセット除去が行われるので、オフセット成分による除算結果への影響が無くなり、よりギャップによるバラツキを抑制することができる。
また、この発明の磁気センサの磁気検出部は、第1直列回路および第2直列回路を構成する各磁気抵抗素子が複数の感磁部がミアンダ状に形成され、各感磁部の長手方向が前記被検出体の搬送方向に沿い、且つ各磁気抵抗素子が被検出体の搬送方向に対して直交する方向に配列されている。
この構成では、各磁気抵抗素子が時間的に同時で且つ空間的にも略同じ位置で被検出体の磁気パターンの影響を受けて抵抗値が変化するので、第1磁気検出信号および第2磁気検出信号で絶対磁気量を検出することができる。これにより、第1磁気検出信号および第2磁気検出信号のギャップによる減衰比が一致し、さらに高精度にギャップによるバラツキを抑制することができる。
この発明によれば、4素子2出力の磁気センサに対して、磁気抵抗素子から被検出体の磁気パターンまでのギャップが変化しても、このギャップ変化による影響を抑制し、高精度な磁気パターンの検出を行うことができる。
第1の実施形態の磁気センサの回路構成を示す図、および、磁気センサの磁気検出部10の構成を示す側面図およびギャップの概念を示す図である。 第1の実施形態の磁気検出部10の形成パターンを示す図である。 磁気パターンに磁気強度が一定な場合のギャップの変動による第1磁気検出信号Vout1と第2磁気検出信号Vout2のレベル遷移を示す図、および、除算後のセンサ検出信号VoutSのギャップ特性を示す図である。 アナログICを用いた磁気センサ1’の回路構成を示す図である。 第2の実施形態の磁気センサ1”の回路構成を示す図である。 4素子2出力の磁気センサの磁気検出部の構成を示す回路図である。 DC出力からなる検出信号VoutA,VoutBの波形図をギャップGAPの相違する二つの場合について示す図、および、AC出力からなる検出信号VoutA,VoutBの波形をギャップGAPの相違する二つの場合について示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る磁気センサおよび磁気検出方法について、図を参照して説明する。
図1(A)は本実施形態の磁気センサ1の回路構成を示す図であり、図1(B)は、磁気センサ1の磁気検出部10の構成を示す側面図およびギャップの概念を示す図である。
磁気センサ1は、磁気検出部10、A/Dコンバータ20、および演算部30を備える。
磁気検出部10は、抵抗素子R1および高感度な磁気抵抗素子MR1が直列接続された第1直列回路101と、抵抗素子R2および高感度な磁気抵抗素子MR2が直列接続された第2直列回路102とを備える。この際、磁気抵抗素子MR1と磁気抵抗素子MR2とは、磁界に対する感度が異なるように設定されている。例えば、磁気抵抗素子MR1の方が磁気抵抗素子MR2よりもさらに高感度に設定されている。
これら第1直列回路101、第2直列回路102は、印加電圧Vinの入力端子とグランドGNDとの間に並列接続されている。この際、第1直列回路101では磁気抵抗素子MR1がグランド側に接続され、第2直列回路102では磁気抵抗素子MR2が印加電圧Vinの入力端子側に接続されている。第1直列回路101の抵抗素子R1と磁気抵抗素子MR1との接続点は、第1磁気検出信号Vout1の出力端であり、第2直列回路102の磁気抵抗素子MR2と抵抗素子R2との接続点は、第2磁気検出信号Vout2の出力端である。
このような回路構成の磁気センサ1の磁気検出部10は、構造的には、図1(B)に示すような構造からなる。磁気センサ1の磁気検出部10は、絶縁性材料で長尺形からなる略直方体の筐体11を有する。筐体11は、図1(B)に示す側面視の状態で略矩形状であり、その内部に長尺方向に沿って長い磁石12を備える。筐体11の天面には、上述の磁気抵抗素子MR1,MR2、抵抗素子R1,R2が配置されており、この天面上に、磁気パターン901が設けられた被検出体900が搬送される。この際、被検出体900は、筐体11の長尺方向に直交する方向(図1(B))の横方向に沿って搬送される。
また、筐体11には、天面側に配置された磁気抵抗素子MR1,MR2、抵抗素子R1,R2をグランドに接続したり、印加電圧Vinを印加したり、第1磁気検出信号Vout1、第2磁気検出信号Vout2を出力するためのピン端子13が設置されており、これらピン端子13は、フレーム端子14により磁気抵抗素子MR1,MR2、抵抗素子R1,R2に接続している。
ここで、磁気抵抗素子MR1,MR2、抵抗素子R1,R2は、図2に示すようなパターンで形成される。図2は磁気検出部10の形成パターンを示す図である。
図2に示すように、磁気検出部10は、Si基板11上に、磁気抵抗素子MR1,MR2および抵抗素子R1,R2を構成する半導体膜(感磁部)や電極が形成される。基板11における磁気検出部10の形成領域の被検出体搬送方向に沿った一方端には、グランド接続するためのグランド接続用電極1921,1922と、第2磁気検出信号Vout2の出力端子である電圧出力用電極1932が形成されている。他方端には、第1磁気検出信号Vout1を出力する電圧出力用電極1931と、印加電圧Vinを与える電圧入力用電極1911,1912が形成されている。これら電圧入力用電極1911,1912、グランド接続用電極1921,1922、および電圧出力用電極1931,1932は導電性材料からなる。
基板11における被検出体搬送方向の一方端と他方端との間の領域には、磁気抵抗素子MR1を構成する感磁部1211,1221,1231および接続ライン電極1411,1421,1431,1441と、抵抗素子R1を構成する感磁部1311,1321および接続ライン電極1511,1521,1441と、磁気抵抗素子MR2を構成する感磁部1312,1322,1332および接続ライン電極1512,1522,1532,1542と、抵抗素子R2を構成する感磁部1212,1222および接続ライン電極1412,1422,1542とが形成されている。磁気抵抗素子MR1を構成する感磁部1211,1221,1231および磁気抵抗素子MR2を構成する感磁部1312,1322,1332には短絡電極が形成される。この際、磁気抵抗素子MR1を構成する感磁部1211,1221,1231の方が、磁気抵抗素子MR2を構成する感磁部1312,1322,1332よりも、形成される短絡電極数が多い。一方、抵抗素子R1,R2を構成する他の感磁部には短絡電極が形成されていない。
なお、本発明の「磁気感度特性が異なる磁気抵抗素子」とは、「0」個の場合も含み、上述の短絡電極の形成数を異ならせることにより実現できるものであり、この形成数を変化させることで、磁気感度特性の差が調整される。
磁気抵抗素子MR1を構成する感磁部1211,1221,1231は、接続ライン電極1411,1421,1431,1441により、直列接続されている。そして、これら感磁部および接続ライン電極からなる直列接続部により、磁気抵抗素子MR1は、グランド接続用電極1921と電圧出力用電極1931の間に接続される構造となる。
抵抗素子R1を構成する感磁部1311,1321は接続ライン電極1511,1521,1441により直列接続されている。そして、これら感磁部および接続ライン電極からなる直列接続部により、抵抗素子R1は、電圧入力用電極1911と電圧出力用電極1931との間に接続される構造となる。
磁気抵抗素子MR2を構成する感磁部1312,1322,1332は、接続ライン電極1512,1522,1532,1542により直列接続されている。そして、これら感磁部および接続ライン電極からなる直列接続部により、磁気抵抗素子MR2は、電圧入力用電極1912と電圧出力用電極1932との間に接続される構造となる。
抵抗素子R2を構成する感磁部1212,1222は、接続ライン電極1412,1422,1542により直列接続されている。そして、これら感磁部および接続ライン電極からなる直列接続部により、抵抗素子R2は、グランド接続用電極1922と電圧出力用電極1932との間に接続される構造となる。
このように、磁気抵抗素子MR1,MR2と抵抗素子R1,R2とは、所謂ミアンダ形状で形成され、且つ、磁気抵抗素子MR1,MR2を構成する全ての感磁部と抵抗素子R1,R2を構成する全ての感磁部とは、長尺方向が被検出体搬送方向に沿った状態で、且つ搬送方向に直交する方向に沿って順に配置された構成が好ましい。この際、磁気抵抗素子MR1,MR2と抵抗素子R1,R2とは、それぞれを構成する感磁部が、搬送方向に直交する方向に沿って入り組んだパターンとなるように形成されている。
なお、本発明は、感度が異なる磁気抵抗素子MR1,MR2を用いたが、磁気抵抗素子MR1,MR2の感度を一定にし、抵抗素子R1,R2の抵抗値を異ならせることで、磁気検出信号Vout1,Vout2の出力を変えてもよい。また、抵抗素子R1,R2の代わりに、磁気抵抗素子MR1,MR2とは異なる感度を有する磁気抵抗素子MR3,MR4(MR3=MR4)を用いてもよい。また、本実施形態では、大きな出力比率を得るため、磁気検出信号Vout1,Vout2の出力の大きさを変えているが、必ずしも変える必要はなく、Vout1=Vout2のように磁気検出信号Vout1,Vout2が出力されるように設定してもよい。
このような構成の磁気検出部10から出力されたアナログ信号の第1磁気検出信号Vout1および第2磁気検出信号Vout2は、A/Dコンバータ20へ入力される。
A/Dコンバータ20は、アナログ信号の第1磁気検出信号Vout1および第2磁気検出信号Vout2を、所定サンプリングタイミング毎のレベルデータにデジタル変換して、演算部30へ出力する。この際、A/Dコンバータ20は、第2磁気検出信号Vout2を反転処理した後にA/D変換する。なお、この反転処理は、磁気検出部10の第2直列回路102の磁気抵抗素子MR2と抵抗素子R2との並びが逆であれば不要である。
演算部30は、例えば、予め除算処理がプログラムされたマイコン等からなり、レベルデータ化された第1磁気検出信号Vout1および第2磁気検出信号Vout2を、演算用サンプリングタイミング毎に除算処理しする。すなわち、演算部30は、レベルデータを用いて(Vout1/Vout2)の演算処理を行う。そして、演算部30は演算結果からなるデータ列を、センサ検出信号VoutSとして出力する。
このような構成および処理を行うと、磁気パターン901に対して天面上の同位置に配置された磁気抵抗素子MR1,MR2は、磁気パターン901とのギャップが略同じとなる。このため、被検出体900が搬送の際に上下しても、磁気パターン901と磁気抵抗素子MR1とのギャップと、磁気パターン901と磁気抵抗素子MR2とのギャップは同じ傾向で変動する。すなわち、被検出体900が磁気センサ1の天面から離れれば、磁気パターン901と磁気抵抗素子MR1とのギャップと、磁気パターン901と磁気抵抗素子MR2とのギャップは、同じ量で大きくなる。一方で、被検出体900が磁気センサ1の天面へ近づけば、磁気パターン901と磁気抵抗素子MR1とのギャップと、磁気パターン901と磁気抵抗素子MR2とのギャップは、同じ量で小さくなる。
このため、磁気抵抗素子MR1,MR2との感度の差による信号レベルの差はあるものの、図3(A)に示すように、ギャップの変動によって第1磁気検出信号Vout1と第2磁気検出信号Vout2とは同じ比率でレベル遷移を生じる。図3(A)は、磁気パターンによる磁気強度が一定な場合のギャップの変動によって生じる第1磁気検出信号Vout1と第2磁気検出信号Vout2のレベル遷移を示す図であり、図3(B)は除算後のセンサ検出信号VoutSのギャップ特性を示す図である。
この図3(A)にも示されるように、第1磁気検出信号Vout1と第2磁気検出信号Vout2のレベル遷移の変動比が略同じであるので、第1磁気検出信号Vout1から第2磁気検出信号Vout2を除算すると、除算後の結果となるセンサ検出信号VoutSは、図3(B)に示すように、ギャップの変動によることなく略一定となる。
したがって、本実施形態のように複数の磁気検出信号を出力する構成の磁気センサであっても、これら磁気検出信号を除算処理することで、ギャップの影響を大幅に抑制したセンサ磁気検出信号を出力することができる。これにより、磁気パターンの磁気強度に応じた高精度な磁気検出が可能になり、高信頼性で高精度な磁気センサおよび磁気検出方法を実現することができる。
さらに、上述のように、各磁気抵抗素子と抵抗素子とをミアンダ状に形成し、被検出体(磁気パターン)の搬送方向に直交する方向に沿ってそれぞれが入り組んだ形状で形成することで、各磁気抵抗素子及び抵抗素子が時間的に同時で且つ空間的にも略同じ位置で被検出体の磁気パターンの影響を受ける。これにより、第1磁気検出信号および第2磁気検出信号で絶対磁気量を検出することができ、第1磁気検出信号および第2磁気検出信号のギャップによるレベル遷移の比がより高精度に一致し、さらに高精度にギャップによるバラツキを抑制することができる。
なお、上述の説明では、デジタルICを用いた構成を説明したが、アナログICを用いてもよい。図4はアナログICを用いた磁気センサ1’の回路構成を示す図である。
図4に示す磁気センサ1’は、磁気検出部10と乗除算用アナログIC40とを備える。磁気検出部10の構成は、図1に示した磁気センサ1と同じであるので、説明は省略する。磁気検出部10から出力された第1磁気検出信号Vout1および第2磁気検出信号Vout2は、アナログIC40に入力される。
アナログIC40は、例えばアナログ・デバイセズ社のAD534等を用いる。以下では、当該AD534からなるアナログICを利用した場合について説明する。磁気検出信号Vout1は、アナログIC40のZ1端子に入力され、磁気検出信号Vout2は、アナログIC40のX1端子に入力される。アナログIC40のSF端子には、例えば10Vの駆動電圧Vdが供給される。アナログIC40の出力端子Voutは、センサ検出信号VoutS’の出力端子であるとともに、Y2端子にフィードバック接続されている。アナログIC40のX2端子、Y1端子、Z2端子はグランドに接続されている。
このような配線パターンを用いることで、センサ検出信号VoutS’は、VoutS’=(−Vout1/Vout2)*Vdとなる。この式から分かるように、センサ検出信号VoutS’は、第1磁気検出信号Vout1を第2検出信号Vout2で除算した信号となる。ここで、式中には、「−」記号が存在するが、図4に示す磁気検出部10の構成上、第1磁気検出信号Vout1と第2磁気検出信号Vout2とは特性が反転する関係にあるので、結果的に除算値はギャップに影響を受けない正値となる。
このように、アナログICを用いても、上述のようなギャップに影響されることなく、磁気検出を行うことができる。そして、このような構成とすることで、磁気センサ全体として構成要素をより少なくし、簡素で且つ小型の構造にすることができる。
次に、第2の実施形態に係る磁気センサについて図を参照して説明する。
図5は、本実施形態の磁気センサ1”の回路構成を示す図である。本実施形態の磁気センサ1”は、磁気検出部10’の構成が第1の実施形態の図1に示した磁気センサ1に対して異なるのみであるので、当該磁気検出部10’の構成のみを具体的に説明する。
磁気検出部10’は、差動式磁気検出部111A,111B、前段差動増幅部112A,112B、積分部113A,113B、差動増幅部114A,114Bを備える。なお、この前段差動増幅部112A、積分部113A、差動増幅部114Aからなる回路および、前段差動増幅部112B、積分部113B、差動増幅部114Bからなる回路が、本発明の「オフセット除去部」に相当する。
差動式磁気検出部111Aは、抵抗素子R1および高感度な磁気抵抗素子MR1が直列接続された第1直列回路101と、二つの抵抗素子R3が直列接続された定電圧回路103とを備える。第1直列回路101は、第1磁気検出信号Vout1を出力し、定電圧回路103は、定電圧信号VoutRを出力する。この際、抵抗素子R3の分圧比と、磁気パターンの磁界を受けない状態での磁気抵抗素子MR1と抵抗素子R1との分圧比とが、略同じになるように設定されている。これにより、第1磁気検出信号Vout1の一定電圧成分(オフセット成分)と定電圧信号VoutRのレベルが略同じになる。
前段差動増幅部112Aは、オペアンプOPf1、抵抗素子Rfa1,Rfb1,Rfc1,Rfd1を備えた差動増幅回路である。前段差動増幅部112Aの非反転入力端子には第1磁気検出信号Vout1が入力され、反転入力端子には定電圧信号VoutRが入力される。前段差動増幅部112Aは、第1磁気検出信号Vout1と定電圧信号VoutRとを差動増幅して、前段増幅信号Voutψ1を出力する。このような処理を行うことで、前段増幅信号Voutψ1は、第1磁気検出信号Vout1のオフセット成分を抑圧して増幅した信号となる。
積分部113Aは、抵抗素子Rcr1とコンデンサCcr1とによる積分回路であり、前段増幅信号Voutψ1から積分信号VoutI1を出力する。ここで、前段増幅信号Voutψ1は、磁気パターンの通過による磁気抵抗素子MR1の通過磁束変化に基づく、極短い時間の変動成分を有するものであるので、積分回路の時定数を大きくする等の設定を適宜行うことで、積分信号VoutI1は、前段増幅信号Voutψ1のオフセット成分に略一致する信号となる。
差動増幅部114Aは、オペアンプOP1、抵抗素子Ra1,Rb1,Rc1,Rd1を備えた差動増幅回路である。差動増幅部114Aの非反転入力端子には前段増幅信号Voutψ1が入力され、反転入力端子には積分信号VoutI1が入力される。差動増幅部114Aは、前段増幅信号Voutψ1と積分信号VoutI1とを差動増幅して、補正第1磁気検出信号Vout10を出力する。このような処理を行うことで、補正第1磁気検出信号Vout10は、第1磁気検出信号Vout1のオフセット成分をさらに抑圧した上で、より高いレベルへ増幅した信号となる。
差動式磁気検出部111Bは、二つの抵抗素子R3が直列接続された定電圧回路103と、高感度な磁気抵抗素子MR2および抵抗素子R2が直列接続された第2直列回路102と、を備える。定電圧回路103は定電圧信号VoutRを出力し、第2直列回路102は第2磁気検出信号Vout2を出力する。この際、抵抗素子R3の分圧比と、磁気パターンの磁界を受けない状態での磁気抵抗素子MR2と抵抗素子R2との分圧比とが、略同じになるように設定されている。これにより、第2磁気検出信号Vout2の一定電圧成分(オフセット成分)と定電圧信号VoutRのレベルが略同じになる。
前段差動増幅部112Bは、オペアンプOPf2、抵抗素子Rfa2,Rfb2,Rfc2,Rfd2を備えた差動増幅回路である。前段差動増幅部112Bの非反転入力端子には定電圧信号VoutRが入力され、反転入力端子には第2磁気検出信号Vout2が入力される。前段差動増幅部112Bは、定電圧信号VoutRと第2磁気検出信号Vout2とを差動増幅して、前段増幅信号Voutψ2を出力する。このような処理を行うことで、前段増幅信号Voutψ2は、第2磁気検出信号Vout2をオフセットレベルで反転してオフセット成分を抑圧して増幅した信号となる。
積分部113Bは、抵抗素子Rcr2とコンデンサCcr2とによる積分回路であり、前段増幅信号Voutψ2から積分信号VoutI2を出力する。ここで、前段増幅信号Voutψ2は、磁気パターンの通過による磁気抵抗素子MR2の通過磁束変化に基づく、極短い時間の変動成分を有するものであるので、積分回路の時定数を大きくする等の設定を適宜行うことで、積分信号VoutI2は、前段増幅信号Voutψ2のオフセット成分に略一致する信号となる。
差動増幅部114Bは、オペアンプOP2、抵抗素子Ra2,Rb2,Rc2,Rd2を備えた差動増幅回路である。差動増幅部114Bの非反転入力端子には前段増幅信号Voutψ2が入力され、反転入力端子には積分信号VoutI2が入力される。差動増幅部114Bは、前段増幅信号Voutψ2と積分信号VoutI2とを差動増幅して、補正第2磁気検出信号Vout20を出力する。このような処理を行うことで、補正第2磁気検出信号Vout20は、反転した第2磁気検出信号Vout2のオフセット成分をさらに抑圧した上で、より高いレベルへ増幅した信号となる。
A/Dコンバータ20は、このようなオフセット成分が抑圧されレベルが向上した補正第1磁気検出信号Vout10および補正第2磁気検出信号Vout20をA/D変換して、演算部30へ出力する。演算部30は、デジタル変換された第1磁気検出信号Vout10を補正第2磁気検出信号Vout20で除算することで、センサ検出信号VoutS”を出力する。
このような構成を用いることで、それぞれの磁気検出信号のオフセット成分が大幅に抑圧された状態で除算処理が行われるので、オフセット成分による除算処理への影響を大幅に抑圧することができる。これにより、よりギャップに影響されることのない磁気検出が可能になる。
なお、上述の各説明ではDC出力の場合を例に説明したが、上述のAC出力の場合についても、本発明の除算処理を用い、同様の効果を得ることができる。
また、上述の説明では、第1直列回路および第2直列回路として、磁気感度特性の異なる磁気抵抗素子を2つ直列にした例を示したが、磁気抵抗素子と抵抗素子(固定抵抗)とを直列接続した構成を用いてもよい。なお、抵抗素子としては、AC出力の場合には、金属、半導体、絶縁体等をパターン形成してもよい。
1,1’,1”−磁気センサ、10、10’−磁気検出部、11−筐体、12−磁石、13−ピン端子、14−リード端子、20−A/Dコンバータ、30−演算部、40−アナログIC、111A,111B−差動式磁気検出部、112A,112B−前段差動増幅部、113A,113B−積分部、114A,114B−差動増幅部

Claims (7)

  1. 被検出体の磁気パターンを検出する磁気センサであって、
    電圧入力端子とグランド端子との間に磁気感度特性の異なる磁気抵抗素子または磁気抵抗素子と抵抗素子を直列接続し、接続された素子同士の接続位置の電圧レベルを第1磁気検出信号として出力する第1直列回路と、前記電圧入力端子と前記グランド端子との間に、前記第1直列回路と並列接続されており、磁気感度特性の異なる磁気抵抗素子または磁気抵抗素子と抵抗素子を直列接続し、接続された素子同士の接続位置の電圧レベルを第2磁気検出信号として出力する第2直列回路と、を備えた磁気検出部と、
    前記第1磁気検出信号と前記第2磁気検出信号とを除算処理する除算部と、を備えた磁気センサ。
  2. 前記第1直列回路と前記第2直列回路とは異なる感度に設定されている、請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記除算部は、
    前記第1磁気検出信号および前記第2磁気検出信号を所定サンプリングタイミング毎ならぶレベルデータに変換するA/Dコンバータと、
    前記第1磁気検出信号のレベルデータと前記第2磁気検出信号のレベルデータとを除算処理するデジタル演算部と、を備える、請求項1または請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記除算部は、
    前記第1磁気検出信号および前記第2磁気検出信号をアナログ信号のまま入力し除算処理するアナログICからなる、請求項1または請求項2に記載の磁気センサ。
  5. 前記磁気検出部は、前記第1磁気検出信号および前記第2磁気検出信号のオフセット成分を除去するオフセット除去部を備える、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の磁気センサ。
  6. 前記磁気検出部は、
    前記第1直列回路および前記第2直列回路を構成する各磁気抵抗素子は、複数の感磁部がミアンダ状に形成され、各感磁部の長手方向が前記被検出体の搬送方向に沿い、且つ各磁気抵抗素子は前記被検出体の搬送方向に対して直交する方向に配列されている、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の磁気センサ。
  7. 被検出体の磁気パターンに応じて変化する第1の磁気抵抗素子の抵抗値変化を、当該第1の磁気抵抗素子を含む特性の異なる磁気抵抗素子の組または前記第1の磁気抵抗素子と抵抗素子との組を用いて、電圧レベルからなる第1磁気検出信号として取得し、
    前記被検出体の磁気パターンに応じて変化する第2の磁気抵抗素子の抵抗値変化を、当該第2の磁気抵抗素子を含む特性の異なる磁気抵抗素子の組または前記第2の磁気抵抗素子と抵抗素子との組を用いて、電圧レベルからなる第2磁気検出信号として取得し、
    前記第1磁気検出信号と前記第2磁気検出信号とを除算処理する、磁気検出方法。
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