JP2010242852A - 摩擦係合装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】摩擦係合要素を係合させている間であっても作動油を供給し続ける必要を無くし、エネルギーを効率的に利用することができる摩擦係合装置を提供する。
【解決手段】摩擦係合装置は、摩擦係合要素2,3,4,5と、作動用油路81から供給される作動油が第1油圧室71に供給されることを許容し、第1油圧室71内の作動油が作動用油路81を介して排出されることを阻止する油圧保持弁91と、開放用油路82から第2油圧室72へ供給される作動油により油圧保持弁91を開弁させる油圧開放ピストン92とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】摩擦係合装置は、摩擦係合要素2,3,4,5と、作動用油路81から供給される作動油が第1油圧室71に供給されることを許容し、第1油圧室71内の作動油が作動用油路81を介して排出されることを阻止する油圧保持弁91と、開放用油路82から第2油圧室72へ供給される作動油により油圧保持弁91を開弁させる油圧開放ピストン92とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、油圧で係合される摩擦係合装置に関する。
従来、ドラムの内周面で軸方向に摺動自在に保持された複数の外側プレートと、ハブの外周面で軸方向に摺動自在に保持された複数の内側プレートとを軸方向に交互に配置し、作動用油路から第1油圧室への作動油の供給により、係合ピストンで外側プレートと内側プレートとを押圧して係合させる摩擦係合要素を備える摩擦係合装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の摩擦係合装置は、摩擦係合要素を係合させている間は係合力を維持させるために作動油を常に供給し続ける必要がある。
本発明は、摩擦係合要素を係合させている間であっても作動油を供給し続ける必要を無くし、エネルギーを効率的に利用することができる摩擦係合装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ドラムの内周面で軸方向に摺動自在に保持された複数の外側プレートと、ハブの外周面で軸方向に摺動自在に保持された複数の内側プレートとを軸方向に交互に配置し、作動用油路から第1油圧室への作動油の供給により、係合ピストンで前記外側プレートと内側プレートとを押圧して係合させる摩擦係合要素を備える摩擦係合装置において、作動用油路から供給される作動油が第1油圧室に供給されることを許容し、第1油圧室内の作動油が作動用油路を介して排出されることを阻止する油圧保持弁と、開放用油路から第2油圧室へ供給される作動油により前記油圧保持弁を開弁させる油圧開放ピストンとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、油圧保持弁により第1油圧室に供給された作動油が作動用油路に戻ることが阻止される。このため、一旦第1油圧室に供給された作動油の油圧が低減することを抑制させることができ、従来のように、摩擦係合要素の係合力を維持させる為に常に作動油を供給し続け一定圧を保つ必要がなく、常に作動する作動油発生動力が不要となり、エネルギーを効率的に利用することができる。
本発明の摩擦係合装置の第1の具体的態様としては、第1油圧室を、前記係合ピストンを軸方向に摺動自在に案内するガイド部材と、前記係合ピストンとにより画成し、ガイド部材に、係合ピストン側に向って突出する環状突起部を設け、油圧保持弁を、変速機の入力軸に沿って摺動自在な環状部材で構成すると共に、第1油圧室内に配置され、環状突起部と液密に当接することにより、第1油圧室内の作動油が、前記作動用油路から排出されることを阻止するものとし、係合ピストンと油圧保持弁との間に、油圧保持弁を環状突起部側に付勢するスプリングを設け、油圧開放ピストンを、変速機の入力軸に沿って摺動自在な環状部材で構成すると共に、環状突起部と入力軸との間に配置し、第2油圧室を、油圧開放ピストンと環状突起部とにより画成し、作動用油路を、入力軸内に設けると共に、油圧保持弁と油圧開放ピストンとの間で開口するように構成し、開放用油路を、入力軸内に設けると共に、第2油圧室と連通させることにより構成することができる。
本発明の摩擦係合装置の第2の具体的態様としては、第1油圧室を、係合ピストンを軸方向に摺動自在に案内するガイド部材と、係合ピストンとにより画成し、油圧保持弁及び油圧開放ピストンを、第1油圧室内であってガイド部材に設けられた収容ケースに収容し、第2油圧室を、油圧開放ピストンと収容ケースとで画成することにより構成することができる。
このように、油圧保持弁と油圧開放ピストンと第2油圧室とを収容ケース内に設けることにより、第1の具体的態様のものと比較して、油圧保持弁及び油圧開放ピストンの小型化を図ることができる。又、油圧保持弁と油圧開放ピストンとのモジュール化を図ることができ、油圧保持弁及び油圧開放ピストンの組付け性を向上させることができる。
本発明の摩擦係合装置の第3の具体的態様としては、摩擦係合要素は、第1と第2の2つの摩擦係合要素で構成され、何れか一方の摩擦係合要素が常に係合状態となるものであり、第1摩擦係合要素の作動用油路の上流端部は、第2摩擦係合要素の第2油圧室に接続されると共に、第2摩擦係合要素の第2油圧室と並列に設けられ、第1摩擦係合要素の作動用油路への作動油の供給を阻止すると共に、第1摩擦係合要素の作動用油路からの作動油の排出を許容する第1排出弁を介して、第2摩擦係合要素の作動用油路の下流端部に接続され、第2摩擦係合要素の油圧開放ピストンの押圧により第2摩擦係合要素の油圧保持弁が開弁されたときに、第1摩擦係合要素の作動用油路と第2摩擦係合要素の第2油圧室とが連通した状態とされ、第2摩擦係合要素の油圧保持弁が閉弁されているときに、第2摩擦係合要素の油圧開放ピストンにより、第1摩擦係合要素の作動用油路と第2摩擦係合要素の第2油圧室との連通が遮断された状態とされる。
又、第2摩擦係合要素の作動用油路の上流端部は、第1摩擦係合要素の第1油圧室に接続されると共に、第1摩擦係合要素の第2油圧室と並列に設けられ、第2摩擦係合要素の作動用油路への作動油の供給を阻止すると共に、第2摩擦係合要素の作動用油路からの作動油の排出を許容する第2排出弁を介して、第1摩擦係合要素の作動用油路の下流端部に接続され、第1摩擦係合要素の油圧開放ピストンの押圧により第1摩擦係合要素の油圧保持弁が開弁されたときに、第1摩擦係合要素の作動用油路と第1摩擦係合要素の第2油圧室とが連通した状態とされ、第1摩擦係合要素の前記油圧保持弁が閉弁されているときに、第1摩擦係合要素の油圧開放ピストンにより、第2摩擦係合要素の前記作動用油路と第1摩擦係合要素の第2油圧室との連通が遮断された状態とされるように構成することができる。
第3の具体的態様の構成によれば、第1摩擦係合要素の作動用油路が第2摩擦係合要素の開放用油路となり、第2摩擦係合要素の作動用油路が第1摩擦係合要素の開放用油路となる。このため、1つの油圧調整弁が出力する作動油を油路を切り換えて用いることにより、1つの油圧調整弁で2つの摩擦係合要素の係合と開放を切り換えることができ、2つの油圧調整弁で作動油を供給するものと比較して、小型化を図ることができる。
又、本発明においては、油圧保持弁の第1油圧室内の油圧が作用する面積を、油圧開放ピストンの第2油圧室内に開放用油路を介して供給される作動油が作用する面積よりも小さく設定すれば、比較的低圧の作動油で油圧開放ピストンにより油圧保持弁を開弁させることができ、より省エネルギー化を図ることができる。
[第1実施形態]
本発明の摩擦係合装置の第1実施形態を図1から図4を参照して説明する。第1実施形態の摩擦係合装置は、車両の自動変速機に設けられる湿式多板クラッチであり、入力軸1に固定されたクラッチドラム2と、クラッチドラム2の内周面に軸方向に摺動自在にスプライン結合された外側プレート3と、入力軸1に回転自在に軸支されたクラッチハブ4と、クラッチハブ4の外周面に軸方向に摺動自在にスプライン結合された内側プレート5と、クラッチドラム2内に配置された係合ピストン6とを備える。
本発明の摩擦係合装置の第1実施形態を図1から図4を参照して説明する。第1実施形態の摩擦係合装置は、車両の自動変速機に設けられる湿式多板クラッチであり、入力軸1に固定されたクラッチドラム2と、クラッチドラム2の内周面に軸方向に摺動自在にスプライン結合された外側プレート3と、入力軸1に回転自在に軸支されたクラッチハブ4と、クラッチハブ4の外周面に軸方向に摺動自在にスプライン結合された内側プレート5と、クラッチドラム2内に配置された係合ピストン6とを備える。
外側プレート3と内側プレート5とは軸方向に交互に配置されている。係合ピストン6は、クラッチドラム2との間で第1油圧室71を画成する。第1実施形態では、クラッチドラム2が係合ピストン6の軸方向への摺動を案内するガイド部材の役割を兼ねている。尚、クラッチドラム2とは別に係合ピストン6の摺動を案内するガイド部材を設けてもよい。この場合、第1油圧室は係合ピストン6とガイド部材とで画成される。
入力軸1には、第1油圧室71に連通する作動用油路81が設けられている。又、クラッチドラム2内には、係合ピストン6側に向って突出する環状突起部2aが設けられている。
この環状突起部2aには、係合ピストン6との間に設けられたスプリング91aにより付勢される油圧保持弁91が当接し、第1油圧室71に供給された油圧が作動用油路81に戻ることを阻止している。又、環状突起部2aと入力軸1との間には、軸方向に摺動自在に油圧開放ピストン92が設けられている。
油圧開放ピストン92とクラッチドラム2との間には、第2油圧室72が画成される。この第2油圧室72には、入力軸1に設けられた開放用油路82が連通している。又、油圧開放ピストン92には、油圧保持弁91に向って延びる凸部92aが周方向に間隔を存して複数設けられている。
次に、第1実施形態の摩擦係合装置の作動について説明する。図2に示すように、作動用油路81から作動油を油圧保持弁91と油圧開放ピストン92との間の空間に供給させると、油圧保持弁91がスプリング91aの付勢力に抗して環状突起部2aから離隔する。これにより、作動用油路81からの作動油が第1油圧室71に供給される。これにより、係合ピストン6が外側プレート3と内側プレート5とを皿バネ6aを介して押圧することにより摩擦係合装置が係合し、入力軸1と共に回転するクラッチドラム2の回転がクラッチハブ4に伝達される。
そして、第1油圧室71と、油圧保持弁91と油圧開放ピストン92との間の空間との圧力の差が無くなると、図3に示すように、油圧保持弁91はスプリング91aの付勢力により環状突起部2aに液密に当接する。又、第1油圧室71内の油圧が油圧保持弁91の係合ピストン6側の面に作用するため、油圧保持弁91は、第1油圧室71内の油圧によっても環状突起部2a側に付勢された状態となっている。
従って、第1油圧室71の油圧は、そのままの状態で保持され、摩擦係合装置の係合状態を維持させる際に、従来のように常に第1油圧室71に作動用油路81から作動油を供給し続ける必要がなく、常に作動する作動油発生動力が不要となり(換言すれば、間欠運転で済む為)、エネルギーの効率を向上させることができる。
摩擦係合装置の係合を解除させる際には、図4に示すように、開放用油路82から第2油圧室72に作動油を供給する。第2油圧室72に作動油が供給されると、油圧開放ピストン92が油圧保持弁91側に向って摺動する。そして、油圧保持弁91が油圧開放ピストン92の凸部92aに押圧され、スプリング91aの付勢力に抗して移動する。これにより、油圧保持弁91が環状突起部2aから離隔し、第1油圧室71内の作動油が作動用油路81を介して排出され、外側プレート3と内側プレート5との係合が解除される。
尚、第1実施形態においては、摩擦係合装置としてクラッチを用いたもので説明したが、これに限られず、摩擦係合装置はブレーキであってもよい。この場合、ドラム2を入力軸1に固定させずに、変速機ケースに固定すればよい。
[第2実施形態]
第1実施形態においては、油圧保持弁91の油圧が作用する面積が、油圧開放ピストン92の油圧が作用する面積よりも大きくなっているものを図で示したが、図5に示す第2実施形態のように、油圧保持弁91の油圧が作用する面積が、油圧開放ピストン92の油圧が作用する面積よりも小さくなるように、油圧保持弁91と油圧開放ピストン92とを構成することが好ましい。
第1実施形態においては、油圧保持弁91の油圧が作用する面積が、油圧開放ピストン92の油圧が作用する面積よりも大きくなっているものを図で示したが、図5に示す第2実施形態のように、油圧保持弁91の油圧が作用する面積が、油圧開放ピストン92の油圧が作用する面積よりも小さくなるように、油圧保持弁91と油圧開放ピストン92とを構成することが好ましい。
これにより、摩擦係合装置の係合を解除する際に開放用油路82に供給する作動油の油圧を低く抑えることができ、よりエネルギーの効率的な利用を図ることができる。尚、図5に示す第2実施形態においては、環状突起部2aの先端縁から内方に向って延びる内フランジ部2bを設け、この内フランジ部2bに油圧保持弁91が液密に当接するように構成している。
[第3実施形態]
又、第1実施形態においては、油圧保持弁91及び油圧開放ピストン92として、軸方向に摺動自在に構成されたものを説明したが、これに限られず、図6に示す第3実施形態のように、第1油圧室71内に油圧保持弁91及び油圧開放ピストン92を収容する収容ケース93を設けてもよい。尚、図6は、第1油圧室71内を軸方向から示した断面図である。
又、第1実施形態においては、油圧保持弁91及び油圧開放ピストン92として、軸方向に摺動自在に構成されたものを説明したが、これに限られず、図6に示す第3実施形態のように、第1油圧室71内に油圧保持弁91及び油圧開放ピストン92を収容する収容ケース93を設けてもよい。尚、図6は、第1油圧室71内を軸方向から示した断面図である。
図6に示す第3実施形態においては、収容ケース93は、油圧保持弁91が収容される先端側の小径部93aと、油圧開放ピストン92が収容される後端側の大径部93bと、小径部93aと大径部93bとの接続部分に小径部93aの内径よりも小径で油圧開放ピストン92の凸部92aが間隔を存して内挿される貫通孔93cを備える隔壁部93dとを備える。
作動用油路81は、大径部93b内に配置された油圧開放ピストン92と隔壁部93dとの間の空間に接続され、開放用油路82は、後端側の大径部93bの後壁と油圧開放ピストン92との間に画成される第2油圧室72に接続される。小径部93aの周壁には、第1油圧室71内に開口する吐出口93eが設けられている。又、小径部93aの先端壁には、開口部93fが設けられている。
収容ケース93に作動用油路81から作動油が供給されると、供給された作動油は、隔壁部93dの貫通孔93cを通って油圧保持弁91をスプリング91aの付勢力に抗して先端側へ移動させ、吐出口93eから第1油圧室71内に吐出される。
第1油圧室71と、油圧保持弁91と油圧開放ピストン92との間の空間との圧力の差が無くなると、油圧保持弁91はスプリング91aの付勢力により隔壁部93dに液密に当接する。又、第1油圧室71内の油圧が、開口部93fを介して油圧保持弁91に作用するため、油圧保持弁91は、第1油圧室71内の油圧によっても隔壁部93d側に付勢された状態となっている。
摩擦係合装置の係合を解除させるには、開放用油路82から作動油を第2油圧室72に供給して油圧開放ピストン92を先端側に付勢し、油圧保持弁91をスプリング91aの付勢力に抗して先端側に移動させることにより、第1油圧室71内の作動油は、吐出口93e、作動用油路81を介して排出される。
[第4実施形態]
次に、図7から図10を参照して、本発明の摩擦係合装置の第4実施形態を説明する。第4実施形態の摩擦係合装置は、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)に用いられる第1と第2の2つのクラッチC1,C2を備える摩擦係合装置である。第1クラッチC1のクラッチハブ4は、図示省略した奇数段のギヤ列と連結しており、第2クラッチC2のクラッチハブ4は、図示省略した偶数段のギヤ列と連結している。尚、第4実施形態の摩擦係合装置は、第1クラッチC1と第2クラッチC2の何れか一方が常に係合された状態となるものである。
次に、図7から図10を参照して、本発明の摩擦係合装置の第4実施形態を説明する。第4実施形態の摩擦係合装置は、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)に用いられる第1と第2の2つのクラッチC1,C2を備える摩擦係合装置である。第1クラッチC1のクラッチハブ4は、図示省略した奇数段のギヤ列と連結しており、第2クラッチC2のクラッチハブ4は、図示省略した偶数段のギヤ列と連結している。尚、第4実施形態の摩擦係合装置は、第1クラッチC1と第2クラッチC2の何れか一方が常に係合された状態となるものである。
第1と第2の2つのクラッチC1,C2は、入力軸1に固定されたクラッチドラム2と、クラッチドラム2の内周面に軸方向に摺動自在にスプライン結合された外側プレート3と、入力軸1に回転自在に軸支されたクラッチハブ4と、クラッチハブ4の外周面に軸方向に摺動自在にスプライン結合された内側プレート5と、クラッチドラム2内に配置された係合ピストン6とを夫々備える。
外側プレート3と内側プレート5とは交互に配置されている。係合ピストン6は、クラッチドラム2との間で第1油圧室711,712を画成する。入力軸1には、第1油圧室711,712に連通する作動用油路811,812が設けられている。
第4実施形態の油圧保持弁911,912及び油圧開放ピストン921,922は、入力軸1内に設けられている。又、油圧保持弁911,912はボール弁であり、遠心力の影響を受けないように入力軸1の回転中心L上に配置されている。
又、第2油圧室721,722は、入力軸1内に設けられ、開放用油路821,822と連通している。作動用油路811の上流端部は、第2油圧室722と接続されている。開放用油路822から第2油圧室722に供給される作動油により、油圧開放ピストン922が油圧保持弁912をスプリング912aの付勢力に抗して開弁させると、第2油圧室722と作動用油路811とが連通し、開放用油路822から供給される作動油が第2油圧室722を介して作動用油路811に供給される状態となる。
油圧保持弁912が閉弁状態にあるときは、油圧開放ピストン922により第2油圧室722と作動用油路811との連通が遮断された状態となる。
又、作動用油路811の上流端部は、第2油圧室722と並列に設けられ、作動用油路811内への作動油の供給を阻止し、作動用油路811からの作動油の排出を許容する第1排出弁94aを介して、開放用油路822と連通している。
作動用油路812の上流端部は、第2油圧室721と接続されている。開放用油路821から第2油圧室721に供給される作動油により、油圧開放ピストン921が油圧保持弁911をスプリング911aの付勢力に抗して開弁させると、第2油圧室721と作動用油路812とが連通し、開放用油路821から供給される作動油が第2油圧室721を介して作動用油路812に供給される状態となる。
油圧保持弁911が閉弁状態にあるときは、油圧開放ピストン921により第2油圧室721と作動用油路812との連通が遮断された状態となる。
又、作動用油路812の上流端部は、第2油圧室721と並列に設けられ、作動用油路812内への作動油の供給を阻止し、作動用油路812からの作動油の排出を許容する第2排出弁94bを介して、開放用油路821と連通している。
次に、第4実施形態の摩擦係合装置の作動を説明する。第1クラッチC1を係合させる場合には、図8に示すように、開放用油路822から作動油を供給する。開放用油路822から供給された作動油は、第2クラッチC2用の第2油圧室722に供給されて、第2クラッチC2用の油圧開放ピストン922を第2クラッチC2用の油圧保持弁912側に付勢する。
そして、作動油が、作動用油路811を介して第1クラッチC1用の油圧保持弁911に供給され、油圧保持弁911をスプリング911aの付勢力に抗して開弁させて、第1クラッチC1用の第1油圧室711内に供給される。即ち、第4実施形態においては、開放用油路822と作動用油路811とで第1クラッチC1用の作動用油路を構成する。
第1油圧室711と、油圧保持弁911と油圧開放ピストン921との間の空間との圧力の差が無くなると、油圧保持弁911はスプリング911aの付勢力により閉弁状態となる。又、第1油圧室711内の油圧が油圧保持弁911に作用するため、油圧保持弁911は、第1油圧室711内の油圧によっても付勢されて閉弁状態となっている。このようにして、第1クラッチC1の係合状態が保持される。
第1クラッチC1の係合を解除して、第2クラッチC2を係合させる場合には、図9に示すように、開放用油路821から作動油を供給する。作動用油路821から供給された作動油は、第1クラッチC1用の第2油圧室721に供給され、第1クラッチC1用の油圧開放ピストン921を第1クラッチC1用の油圧保持弁911側に付勢する。
これにより、油圧保持弁911が開弁され、第1クラッチC1用の第1油圧室711内の作動油が、作動用油路811を介して第1排出弁94aに供給され、排出弁94aを開弁させて、開放用油路822から排出される。
そして、開放用油路821から供給された作動油が、作動用油路812を介して第2クラッチC2用の油圧保持弁912をスプリング912aの付勢力に抗して開弁させ、第2クラッチC2用の第1油圧室712内に供給される。即ち、第4実施形態においては、第1クラッチC1用の開放用油路821と作動用油路812とで、第2クラッチC2用の作動用油路を構成する。
第1油圧室712と、油圧保持弁912と油圧開放ピストン922との間の空間との圧力の差が無くなると、油圧保持弁912はスプリング912aの付勢力により閉弁状態となる。又、第1油圧室712内の油圧が油圧保持弁912に作用するため、油圧保持弁912は、第1油圧室712内の油圧によっても付勢されて閉弁状態となっている。このようにして、第2クラッチC2の係合状態が保持される。
第2クラッチC2を開放して、第1クラッチC1を係合させる場合には、上述した第1クラッチC1を係合させる場合と同様に行うことができる。
第4実施形態の摩擦係合装置によれば、1つの油圧調整弁(リニアソレノイドバルブ)の油路を切り換えて、第2クラッチC2用の開放用油路822又は第1クラッチC1用の開放用油路821に供給することにより、第1クラッチC1又は第2クラッチC2を係合させることができる。従って、各クラッチ毎に油圧調整弁を設けたものと比較して油圧調整弁の数を減少させることができ、小型化及び低コスト化を図ることができる。
1…入力軸、2…クラッチドラム、2a…環状突起部、2b…内フランジ部、3…外側プレート、4…クラッチハブ、5…内側プレート、6…係合ピストン、6a…皿バネ、71…第1油圧室、72…第2油圧室、81…作動用油路、82…開放用油路、91…油圧保持弁、91a…スプリング、92…油圧開放ピストン、92a…凸部、93…収容ケース、93a…小径部、93b…大径部、93c…貫通孔、93d…隔壁部、93e…吐出口、93f…開口部、94a,94b…第1・第2排出弁、C1…第1クラッチ(第1摩擦係合要素)、C2…第2クラッチ(第2摩擦係合要素)。
Claims (5)
- ドラムの内周面で軸方向に摺動自在に保持された複数の外側プレートと、ハブの外周面で軸方向に摺動自在に保持された複数の内側プレートとを軸方向に交互に配置し、
作動用油路から第1油圧室への作動油の供給により、係合ピストンで前記外側プレートと内側プレートとを押圧して係合させる摩擦係合要素を備える摩擦係合装置において、
作動用油路から供給される作動油が第1油圧室に供給されることを許容し、第1油圧室内の作動油が作動用油路を介して排出されることを阻止する油圧保持弁と、
開放用油路から第2油圧室へ供給される作動油により前記油圧保持弁を開弁させる油圧開放ピストンとを備えることを特徴とする摩擦係合装置。 - 請求項1記載の摩擦係合装置において、
前記第1油圧室は、前記係合ピストンを軸方向に摺動自在に案内するガイド部材と、前記係合ピストンとにより画成され、
該ガイド部材には、前記係合ピストン側に向って突出する環状突起部が設けられ、
前記油圧保持弁は、変速機の入力軸に沿って摺動自在な環状部材で構成されると共に、前記第1油圧室内に配置され、前記環状突起部と液密に当接することにより、前記第1油圧室内の作動油が、前記作動用油路から排出されることを阻止するものであり、
前記係合ピストンと前記油圧保持弁との間には、前記油圧保持弁を前記環状突起部側に付勢するスプリングが設けられ、
前記油圧開放ピストンは、変速機の入力軸に沿って摺動自在な環状部材で構成されると共に、前記環状突起部と入力軸との間に配置され、
前記第2油圧室は、前記油圧開放ピストンと前記環状突起部とにより画成され、
前記作動用油路は、前記入力軸内に設けられると共に、前記油圧保持弁と前記油圧開放ピストンとの間で開口され、
前記開放用油路は、前記入力軸内に設けられると共に、前記第2油圧室と連通することを特徴とする変速機用の摩擦係合装置。 - 請求項1記載の摩擦係合装置において、
前記第1油圧室は、前記係合ピストンを軸方向に摺動自在に案内するガイド部材と、前記係合ピストンとにより画成され、
前記油圧保持弁及び前記油圧開放ピストンは、前記第1油圧室内であって前記ガイド部材に設けられた収容ケースに収容され、
前記第2油圧室は、前記油圧開放ピストンと前記収容ケースとで画成されることを特徴とする摩擦係合装置。 - 請求項1記載の摩擦係合装置において、
前記摩擦係合要素は、第1と第2の2つの摩擦係合要素で構成され、何れか一方の摩擦係合要素が常に係合状態となるものであり、
該第1摩擦係合要素の前記作動用油路の上流端部は、
該第2摩擦係合要素の前記第2油圧室に接続されると共に、
該第2摩擦係合要素の前記第2油圧室と並列に設けられ、該第1摩擦係合要素の前記作動用油路への作動油の供給を阻止すると共に、該第1摩擦係合要素の前記作動用油路からの作動油の排出を許容する第1排出弁を介して、該第2摩擦係合要素の前記作動用油路の下流端部に接続され、
該第2摩擦係合要素の前記油圧開放ピストンの押圧により該第2摩擦係合要素の前記油圧保持弁が開弁されたときに、該第1摩擦係合要素の前記作動用油路と該第2摩擦係合要素の前記第2油圧室とが連通した状態とされ、該第2摩擦係合要素の前記油圧保持弁が閉弁されているときに、該第2摩擦係合要素の前記油圧開放ピストンにより、該第1摩擦係合要素の前記作動用油路と該第2摩擦係合要素の前記第2油圧室との連通が遮断された状態とされ、
該第2摩擦係合要素の前記作動用油路の上流端部は、
該第1摩擦係合要素の前記第1油圧室に接続されると共に、
該第1摩擦係合要素の前記第2油圧室と並列に設けられ、該第2摩擦係合要素の前記作動用油路への作動油の供給を阻止すると共に、該第2摩擦係合要素の前記作動用油路からの作動油の排出を許容する第2排出弁を介して、該第1摩擦係合要素の前記作動用油路の下流端部に接続され、
該第1摩擦係合要素の前記油圧開放ピストンの押圧により該第1摩擦係合要素の前記油圧保持弁が開弁されたときに、該第1摩擦係合要素の前記作動用油路と該第1摩擦係合要素の前記第2油圧室とが連通した状態とされ、該第1摩擦係合要素の前記油圧保持弁が閉弁されているときに、該第1摩擦係合要素の前記油圧開放ピストンにより、該第2摩擦係合要素の前記作動用油路と該第1摩擦係合要素の前記第2油圧室との連通が遮断された状態とされることを特徴とする摩擦係合装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の摩擦係合装置において、
前記油圧保持弁の前記第1油圧室内の油圧が作用する面積は、前記油圧開放ピストンの前記第2油圧室内に前記開放用油路を介して供給される作動油が作用する面積よりも小さく設定されることを特徴とする摩擦係合装置。
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