JP2010240990A - コンクリートの切断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤーソーによりコンクリートをブロック状に切断する作業を効率的に行う。
【解決手段】(a)切断するべきブロック体1の各頂点の位置においてコアボーリングによりプーリー挿入孔10を形成する工程、(b)隣り合うプーリー挿入孔の間にワイヤーソーによりスリット11を形成する工程、(c)一連のスリット内に切断ワイヤー3を挿入してスリットの底部においてブロック体の輪郭に沿って配置する工程、(d)切断ワイヤーを底面内に引き込んでいくことによりブロック体の底面を切断する工程、によりブロック体を切断する。切断ワイヤー3を支持するプーリー4の向きを切断ワイヤーの位置の変化に応じて可変としておく。
【選択図】図4
【解決手段】(a)切断するべきブロック体1の各頂点の位置においてコアボーリングによりプーリー挿入孔10を形成する工程、(b)隣り合うプーリー挿入孔の間にワイヤーソーによりスリット11を形成する工程、(c)一連のスリット内に切断ワイヤー3を挿入してスリットの底部においてブロック体の輪郭に沿って配置する工程、(d)切断ワイヤーを底面内に引き込んでいくことによりブロック体の底面を切断する工程、によりブロック体を切断する。切断ワイヤー3を支持するプーリー4の向きを切断ワイヤーの位置の変化に応じて可変としておく。
【選択図】図4
Description
本発明は、ワイヤーソーによりコンクリートをブロック状に切断するための方法に関する。
コンクリート構造物の改修工事や解体工事等に際して、コンクリート造の床や壁の一部をブロック状に切断して撤去する必要が生じる場合があり、そのような場合にはコンクリートをワイヤーソーにより切断することが行われている。
周知のように、ワイヤーソーは切断ワイヤーをプーリーに巻回して高速で循環走行させつつ切断対象物に対して押しつけることによってスリット状に切断するものであり、そのようなワイヤーソーによりコンクリートを切断する場合の作業手順の一例を図9〜図12を参照して説明する。
これはコンクリート造の床の一部を直方体状に切断撤去して床に凹部を形成する場合の適用例であって、まず図9(a)に示すように切断撤去するべきブロック体1の3方向の輪郭に沿って一連の連続コアボーリングを行ってコ字状の溝部2を形成し、その溝部2によってブロック体1の3方向の側面(背面と両側面)を床から切り離す。
これはコンクリート造の床の一部を直方体状に切断撤去して床に凹部を形成する場合の適用例であって、まず図9(a)に示すように切断撤去するべきブロック体1の3方向の輪郭に沿って一連の連続コアボーリングを行ってコ字状の溝部2を形成し、その溝部2によってブロック体1の3方向の側面(背面と両側面)を床から切り離す。
そして、図10に示すようにその溝部2を利用してワイヤーソーによってブロック体1の底面を水平に切断し、さらに最後に残った前面を同じくワイヤーソーにより鉛直に切断して、図9(b)に示すようにブロック体1を床から完全に切り離して撤去する。
具体的には、図10(b)に示すように切断ワイヤー3をプーリー4に巻回した構成のワイヤーソーを用い、それを図10(a)に示すように溝部2に挿入して両側のプーリー4を溝部2の底部(切断するべき底面のレベル)に配置し、その状態で図11(a)に示すように切断ワイヤー3を手前側に引き寄せていって(b)に示すように底面を全面的に切断する。
さらに、図12に示すようにプーリー4を溝部2の底部に配置した状態で、切断ワイヤー3を前面の位置で床面から下方に向けて押し下げていくことにより、ブロック体1の前面を鉛直に切断する。
具体的には、図10(b)に示すように切断ワイヤー3をプーリー4に巻回した構成のワイヤーソーを用い、それを図10(a)に示すように溝部2に挿入して両側のプーリー4を溝部2の底部(切断するべき底面のレベル)に配置し、その状態で図11(a)に示すように切断ワイヤー3を手前側に引き寄せていって(b)に示すように底面を全面的に切断する。
さらに、図12に示すようにプーリー4を溝部2の底部に配置した状態で、切断ワイヤー3を前面の位置で床面から下方に向けて押し下げていくことにより、ブロック体1の前面を鉛直に切断する。
なお、特許文献1には既設コンクリートダムの堤体の掘削を上記と同様の方法により行うことについての記載がある。
ところで、上記のようにコンクリートからブロック体を切断撤去する場合、ワイヤーソーによる底面および前面の切断工程は効率的に行い得るのであるが、それに先立って連続コアボーリングによりコ字状の溝部2を形成する作業は必ずしも効率的に行えるものではなく、そのためにこの種のブロック体の切断作業は必ずしも容易に行えるものではない。
上記事情に鑑み、本発明はワイヤーソーによりコンクリートをブロック状に切断するに際して、ワイヤーソーを挿入するための連続コアボーリングによる溝部の形成作業を大幅に軽減することができ、以て切断のための全体工程を格段に合理化し得る有効適切なコンクリートの切断方法を提供することを目的とする。
本発明は、ワイヤーソーによりコンクリートをブロック状に切断するための方法であって、(a)切断するべきブロック体の各頂点の位置においてコアボーリングを行って、切断ワイヤーを巻回したプーリーを該ブロック体の底面の位置まで挿入可能なプーリー挿入孔を形成する工程、(b)隣り合うプーリー挿入孔の間をワイヤーソーにより直線状に切断することにより、各プーリー挿入孔の間に前記ブロック体の輪郭に沿うスリットを形成する工程、(c)少なくとも1つのプーリー挿入孔を介して連続している一連のスリット内に切断ワイヤーを挿入するとともに、それら一連のスリットの両端に位置しているプーリー挿入孔内に前記切断ワイヤーを巻回したプーリーを挿入して、該プーリーにより前記切断ワイヤーを前記スリット内の底部において前記ブロック体の輪郭に沿って支持する工程、
(d)前記切断ワイヤーを前記底面内に引き込んでいくことにより、該切断ワイヤーを前記ブロック体の輪郭に沿う形状から双方のプーリー間で直線状となるまで変化させていって前記ブロック体の底面を切断する工程、を有することを特徴とする。
(d)前記切断ワイヤーを前記底面内に引き込んでいくことにより、該切断ワイヤーを前記ブロック体の輪郭に沿う形状から双方のプーリー間で直線状となるまで変化させていって前記ブロック体の底面を切断する工程、を有することを特徴とする。
本発明においては、前記切断ワイヤーを支持する前記プーリーの向きを、該切断ワイヤーの位置の変化に応じて可変としておくと良い。
本発明によれば、切断するべきブロック体の輪郭に沿ってワイヤーソーによりスリットを形成して、そのスリットの底部に切断ワイヤーを配置し、切断ワイヤーを切断するべき底面内に引き込んでいくことで底面の切断を行うので、従来のように溝部を形成するための連続コアボーリングを省略可能であって、コアボーリングはブロック体の各頂点の位置に小径のプーリー挿入孔を形成するために行うことで足り、コンクリートをブロック状に切断するための作業工程を格段に合理化することができる。
また、本発明は従来のワイヤーソーをそのまま用いて実施することが可能であって何ら格別の装置や機構を必要としないから、本発明を実施するためにコストアップとなる要素もない。
また、本発明は従来のワイヤーソーをそのまま用いて実施することが可能であって何ら格別の装置や機構を必要としないから、本発明を実施するためにコストアップとなる要素もない。
本発明の実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態はコンクリート造の床から直方体状のブロック体1を切断撤去するに際し、まず、図1に示すように切断するべきブロック体1の各頂点の位置(つまり四隅部)にコアボーリングを行ってプーリー挿入孔10をそれぞれ形成する。
本実施形態はコンクリート造の床から直方体状のブロック体1を切断撤去するに際し、まず、図1に示すように切断するべきブロック体1の各頂点の位置(つまり四隅部)にコアボーリングを行ってプーリー挿入孔10をそれぞれ形成する。
次いで、図2に示すように各プーリー挿入孔10の間をワイヤーソーにより切断し、ブロック体1の背面と両側面の位置に3方向のスリット11をコ字状に形成する。そのスリット11の形成は従来一般のワイヤーソーを用いて図12に示したような従来一般の切断手法により行えば良い。すなわち、従来と同様に切断ワイヤー3を巻回したプーリー4を隣り合うプーリー挿入孔10に挿入してその底部に配置し、切断ワイヤー3を床面からブロック体1の底面の位置まで押し下げていくことにより、ブロック体1の3方向の輪郭に沿って直線的に切断していけば良い。
但し、本実施形態では次工程においてそれらのスリット11に底面を切断するための切断ワイヤー3を挿入するので、スリット幅は少なくともその切断ワイヤー3を挿入可能な幅を有するものとする。たとえば、底面を切断するための切断ワイヤー3として直径9mmのものを用いる場合には、スリット11を形成するための切断ワイヤー3として直径11mmのものを用い、それにより2mm程度の余裕を確保する。
但し、本実施形態では次工程においてそれらのスリット11に底面を切断するための切断ワイヤー3を挿入するので、スリット幅は少なくともその切断ワイヤー3を挿入可能な幅を有するものとする。たとえば、底面を切断するための切断ワイヤー3として直径9mmのものを用いる場合には、スリット11を形成するための切断ワイヤー3として直径11mmのものを用い、それにより2mm程度の余裕を確保する。
次に、上記で形成したスリット11を利用して底面の切断を行い、しかる後に前面を切断して、図3に示すようにブロック体1の全体を切り離す。
底面の切断は図4に示すようなワイヤーソーを用いて行う。これは、切断ワイヤー3(上述したようにスリット幅を11mmとした場合にはここでは直径9mmのものを用いる)を対のプーリー4間に巻回して循環走行させるものであり、それらプーリー4は切断するべきブロック体1の前面の両側に位置しているプーリー挿入孔10に挿入するのであるが、切断ワイヤー3は水平面内においてループ状(ここではコ字状)に曲げた状態として上記で形成した3方向の一連のスリット11内に挿入することとする。
そして、図5に示すように双方のプーリー4をプーリー挿入孔10の底部に配置するとともに、それに巻回した切断ワイヤー3をスリット11内の底部(切断するべき底面の位置)に水平に配置する。
底面の切断は図4に示すようなワイヤーソーを用いて行う。これは、切断ワイヤー3(上述したようにスリット幅を11mmとした場合にはここでは直径9mmのものを用いる)を対のプーリー4間に巻回して循環走行させるものであり、それらプーリー4は切断するべきブロック体1の前面の両側に位置しているプーリー挿入孔10に挿入するのであるが、切断ワイヤー3は水平面内においてループ状(ここではコ字状)に曲げた状態として上記で形成した3方向の一連のスリット11内に挿入することとする。
そして、図5に示すように双方のプーリー4をプーリー挿入孔10の底部に配置するとともに、それに巻回した切断ワイヤー3をスリット11内の底部(切断するべき底面の位置)に水平に配置する。
その状態で切断ワイヤー3をプーリー4により案内して循環走行させつつ切断ワイヤー3に所定張力を付与して底面内に徐々に引き込んでいくと、図6に示すように切断ワイヤー3が背面側から前面側に向かって引き寄せられてきて底面が水平に切断されていき、切断ワイヤー3が両プーリー4の間で直線状になれば底面全体が切断される。
この際、切断ワイヤー3が前面側に向かって引き寄せられてその位置は順次手前側に変化してくるから、切断ワイヤー3を案内するプーリー4の向きも切断ワイヤー3に追随して可変としておくと良く、そのためには図4(b)に示すようにプーリー4をロッド5の底部にベアリング12を介して水平面内において回転自在に取り付けておくと良い。この場合、図示例のように切断ワイヤー3をロッド5内に通せば良く、またプーリー挿入孔10内でのロッド5のぶれを防止するために2枚のプレート13をロッド5の下端部に十字形にして固定しておくと良い。
あるいは、通常のようにプーリー4をロッドに固定している場合には、切断ワイヤー3の位置を監視しつつロッドの向きを手動操作あるいは自動操作により徐々に変更することによってプーリー4の向きを最適方向に合わせるようにしても良い。
この際、切断ワイヤー3が前面側に向かって引き寄せられてその位置は順次手前側に変化してくるから、切断ワイヤー3を案内するプーリー4の向きも切断ワイヤー3に追随して可変としておくと良く、そのためには図4(b)に示すようにプーリー4をロッド5の底部にベアリング12を介して水平面内において回転自在に取り付けておくと良い。この場合、図示例のように切断ワイヤー3をロッド5内に通せば良く、またプーリー挿入孔10内でのロッド5のぶれを防止するために2枚のプレート13をロッド5の下端部に十字形にして固定しておくと良い。
あるいは、通常のようにプーリー4をロッドに固定している場合には、切断ワイヤー3の位置を監視しつつロッドの向きを手動操作あるいは自動操作により徐々に変更することによってプーリー4の向きを最適方向に合わせるようにしても良い。
以上のようにして底面を切断した後、最後にブロック体1の前面を通常のワイヤーソーにより通常の手法により切断すれば、つまり上記のスリット11の形成工程と同様の手順でブロック体1の前面も切断すれば、ブロック体1全体の切断が完了するので図3に示すようにそれを適宜撤去すれば良い。
なお、底面を切断した切断ワイヤー3を前面の位置でそのまま上方に引き上げていくことでも前面を切断することが可能である。
なお、底面を切断した切断ワイヤー3を前面の位置でそのまま上方に引き上げていくことでも前面を切断することが可能である。
以上の方法によれば、切断するべきブロック体1の輪郭に沿ってワイヤーソーによりスリット11を形成し、切断ワイヤー3をスリット11内の底部に配置して切断するべき底面に引き込んでいくことのみで底面の切断が可能であるから、従来のように連続コアボーリングによる溝部2を形成する必要はなく、その結果、そのような溝部2を形成するための連続コアボーリングは省略可能である。したがって本発明によれば、コアボーリングはブロック体1の各頂点の位置に小径のプーリー挿入孔10を形成するために行うことで足り、以上のことからコンクリートをブロック状に切断する作業を格段に合理化することができる。
また、本発明方法は従来のワイヤーソーをそのまま用いて実施することが可能であって何ら格別の装置や機構を必要とせず、本発明を実施するためにコストアップとなる要素もない。
また、本発明方法は従来のワイヤーソーをそのまま用いて実施することが可能であって何ら格別の装置や機構を必要とせず、本発明を実施するためにコストアップとなる要素もない。
なお、上記実施形態では切断ワイヤー3を挿入するために必要な3方向のスリット11のみを先行形成し、ブロック体1の前面の切断は底面を切断した後の最終工程で行うようにしたが、あるいは上記のスリット11を形成する段階で前面の切断(つまり前面へのスリットの形成)も同時に行ってしまっても良い。但し、その場合には底面切断の最終段階でブロック体1の自重が切断ワイヤー3にかかって噛み込みを生じることも想定されるから、そのための処置が必要となる場合がある。
また、上記実施形態では底面の切断に際してプーリーを隣り合うプーリー挿入孔10に挿入して切断ワイヤー3をコ字状に配置したが、あるいはたとえば図7に示すようにプーリー4を対角方向に位置するプーリー挿入孔10に配置してそれらの間に3角形をなすように切断ワイヤー3を配置し、底面を両側から半分ずつ3角形状に切断することも考えられる。
さらに、図8に示すように、スリット11を全周にわたって形成したうえで、双方のプーリー4を共通のプーリー挿入孔10に配置し、切断ワイヤー3を1ブロック体1を一周するようなループ状として配置することによって底面を切断することも不可能ではない。
さらに、図8に示すように、スリット11を全周にわたって形成したうえで、双方のプーリー4を共通のプーリー挿入孔10に配置し、切断ワイヤー3を1ブロック体1を一周するようなループ状として配置することによって底面を切断することも不可能ではない。
勿論、本発明は上記実施形態のように底面形状が四角形の直方体状のブロック体を切断する場合のみならず、必要であれば底面形状が3角形や5角形以上の多角形状のブロック体を切断する場合においても同様の手順により効率的に切断可能である。
さらに、上記実施形態はコンクリート造の床からその一部をブロック状に切断撤去する場合の例であるので、プーリー挿入孔を床面から鉛直(床面に対して垂直)に形成して、切断するべきブロック体1の底面を床面に平行な水平面として切断するのであるが、本発明は全体工程を横向き(水平方向)で実施するように変更するだけでコンクリート造の壁に対しても適用可能であり、その場合にはプーリー挿入孔を壁面から水平(壁面に対して垂直)に形成し、切断するべきブロック体の底面を壁面に平行な鉛直面として切断することになる。
さらに、上記実施形態はコンクリート造の床からその一部をブロック状に切断撤去する場合の例であるので、プーリー挿入孔を床面から鉛直(床面に対して垂直)に形成して、切断するべきブロック体1の底面を床面に平行な水平面として切断するのであるが、本発明は全体工程を横向き(水平方向)で実施するように変更するだけでコンクリート造の壁に対しても適用可能であり、その場合にはプーリー挿入孔を壁面から水平(壁面に対して垂直)に形成し、切断するべきブロック体の底面を壁面に平行な鉛直面として切断することになる。
1 ブロック体
3 切断ワイヤー
4 プーリー
5 ロッド
10 プーリー挿入孔
11 スリット
12 ベアリング
13 プレート
3 切断ワイヤー
4 プーリー
5 ロッド
10 プーリー挿入孔
11 スリット
12 ベアリング
13 プレート
Claims (2)
- ワイヤーソーによりコンクリートをブロック状に切断するための方法であって、
(a)切断するべきブロック体の各頂点の位置においてコアボーリングを行って、切断ワイヤーを巻回したプーリーを該ブロック体の底面の位置まで挿入可能なプーリー挿入孔を形成する工程、
(b)隣り合うプーリー挿入孔の間をワイヤーソーにより直線状に切断することにより、各プーリー挿入孔の間に前記ブロック体の輪郭に沿うスリットを形成する工程、
(c)少なくとも1つのプーリー挿入孔を介して連続している一連のスリット内に切断ワイヤーを挿入するとともに、それら一連のスリットの両端に位置しているプーリー挿入孔内に前記切断ワイヤーを巻回したプーリーを挿入して、該プーリーにより前記切断ワイヤーを前記スリット内の底部において前記ブロック体の輪郭に沿って支持する工程、
(d)前記切断ワイヤーを前記底面内に引き込んでいくことにより、該切断ワイヤーを前記ブロック体の輪郭に沿う形状から双方のプーリー間で直線状となるまで変化させていって前記ブロック体の底面を切断する工程、
を有することを特徴とするコンクリートの切断方法。 - 請求項1記載のコンクリート切断方法であって、
前記切断ワイヤーを支持する前記プーリーの向きを、該切断ワイヤーの位置の変化に応じて可変としておくことを特徴とするコンクリートの切断方法。
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