JP2565837B2 - ゴム網の製作方法 - Google Patents

ゴム網の製作方法

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JP2565837B2
JP2565837B2 JP16011893A JP16011893A JP2565837B2 JP 2565837 B2 JP2565837 B2 JP 2565837B2 JP 16011893 A JP16011893 A JP 16011893A JP 16011893 A JP16011893 A JP 16011893A JP 2565837 B2 JP2565837 B2 JP 2565837B2
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rubber
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良治 室積
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム網の製作方法に係
り、より詳細には、縦横に並列配置したゴム紐の交錯部
を溶着してゴム網を製作する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム網の製作方法は、横紐が没入
される深い横溝と、該横溝と直角に縦紐が没入される浅
い縦溝が形成された作業台を用いて、この作業台の横溝
及び縦溝にそれぞれ横のゴム紐及び縦のゴム紐を没入
し、縦のゴム紐が作業台面上からはみ出した状態にした
後、横のゴム紐と縦のゴム紐との交錯部を熱風で瞬間的
に加熱溶融させて加圧溶着するようにされている(特公
昭小57−53462号公報参照)。
【0003】そして、このゴム網の製作方法は、作業台
に形成された横溝及び縦溝にそれぞれゴム紐嵌め込んだ
状態で交錯部を溶着するので、ゴム紐の曲りや緩み等が
発生せず、正確な網目のゴム網を製作できるという利点
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のゴム網の製作方法では、次のような問題がある。すな
わち、 作業台に横溝及び縦溝を形成するために、一方の溝
を形成する場合よりも切削工具の損失が多く、作業台の
製作コストが高くなる。 深い横溝と浅い縦溝にゴム紐を没入して熱風で溶融
させると、ゴム紐が没入されていることによって余材が
食出るが、縦溝と横溝の容積がいずれも制限されている
ので、食出しが狭まって溶着強度が弱くなる。 ゴム紐が横溝及び縦溝に没入された状態で融着され
るので、ごむ網を製作して冷却された後に作業台の溝か
らゴム紐を剥離しなければならず、取出し作業に手間が
かかって作業性が悪い。 深く形成された横溝にゴム紐を没入した状態で、浅
い縦溝に内にゴム紐を沿わせながら1本ずつ熱風で交錯
部を溶かしながら溶着するため、極めて作業性が悪い。 等の問題がある。
【0005】本発明は、このような点に立脚して創案し
たものであって、その目的とする処は、作業台の製作コ
ストを下げ、交錯部の溶着強度を強くし、製作作業の作
業性を向上したゴム網の製作方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するための手段としての本発明のゴム網の製作方法は、
作業台に等間隔で所定の深さに形成された複数の溝に前
記縦及び横のいずれか一方のゴム紐を装入した後、外周
に等間隔で所定の深さに形成された複数の溝に他方のゴ
ム紐が巻き込まれるローラを、前記作業台の一方のゴム
紐上で移動させて、前記一方のゴム紐に対して他方のゴ
ム紐を直角に載置しながら、該一方のゴム紐と他方のゴ
ム紐との交錯部を溶着して複数の縦横のゴム紐からなる
ゴム網を製作する。
【0007】また、本考案の他のゴム網の製作方法は、
上記の方法において、他方のゴム紐をガイドするガイド
ローラと、一方のゴム紐と他方のゴム紐との交錯部を溶
着する溶着ローラとからなるローラを用いて製作する。
更に、本考案の他のゴム網の製作方法は、上記の方法に
おいて、ローラと一体的に設けられて、作業台上に形成
された案内溝又は案内レールに沿って移動される案内ロ
ーラを有するローラを用いて製作する。
【0008】
【作用】本発明によるゴム網の製作方法は、作業台には
縦及び横のいずれか一方の溝のみを形成すればよくな
り、縦及び横のいずれか一方のゴム紐が作業台内に没入
されないので食出しが制限されなくなるとともに、製作
後の作業台の溝から取り出しが容易になり、しかもロー
ラで複数本の他方のゴム紐を一方のゴム紐に重ねるの
で、複数の交錯部を1度に溶着することができるように
作用する。また、ガイドローラと溶着ローラを用いるの
で、簡単に複数の交錯部を1度に溶着することができる
ように作用する。更に、案内ローラを備えたローラを用
いるので、一方のゴム紐に対して他方のゴム紐を容易に
直角に重ねることができるように作用する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜4は、本
発明の一実施例を示し、図1は製作状態の斜視図、図2
は作業台の斜視図、図3はローラ部の正面図、図4はロ
ーラ部の側面図である。
【0010】本実施例のゴム網の製作方法は、天然ゴム
や合成ゴム、例えばブナゴム、天然ゴム、イソプレン、
シリコンゴム、ニトロゴム、ポリウレタンエラストマな
どのゴムを用いた、ストランド、モノフィラメント、マ
ルチフィラメント、ロープ、ワイヤ等の紐を用いたゴム
網を製作するための方法であって、概略すると、作業台
1とローラ部2とを用いて多数の横ゴム紐3と縦ゴム紐
4とを直角に並列配置しながら、その交錯部5を溶着し
てゴム網とする。
【0011】作業台1は、上面に横ゴム紐3を装入する
横溝10、10・・・が等間隔で所定の深さに形成され
ているとともに、一縁部にはこれらの横溝10、10・
・・と直交する方向に案内溝11が形成されている。該
横溝10、10・・・の断面形状は横ゴム紐3の断面形
状に略合致する形状に形成され、円形状、楕円形状、半
円形状、台形状等の形状に形成される。
【0012】また、ローラ部2は、上ローラ枠12に横
ローラ枠13、14が固定され、これらの横ローラ1
3、14にはローラ受け板15、16が垂下装着され
て、このこれらのローラ受け板15、16間には数個の
間隔管17が介装されている。そして、ローラ受け板1
5、16の前方側下端部には溶着ローラ18が該溶着ロ
ーラ18内に挿通されたローラ軸19にて回転自在に軸
支されている。
【0013】溶着ローラ18は円筒状ローラからなり、
その外周面に縦ゴム紐4がはまり込む多数の溝20、2
0・・・が軸方向に等間隔で所定の深さで形成されてい
る。この溝20、20・・・の断面形状についても縦ゴ
ム紐4の断面形状に略合致する形状に形成され、円形
状、楕円形状、半円形状、台形状等の形状に形成され
る。ローラ軸19は中空軸でローラ18内の両端部内外
を連通する複数の透孔21が形成され、一端部には丸ソ
ケット22が装着されている。
【0014】また、ローラ受け板15、16の中間部に
はガイドローラ24がローラ軸25で回転自在に軸支さ
れている。該ガイドローラ24の外周面にも縦ゴム紐4
がはまり込む多数の溝26、26・・・が軸方向に等間
隔で所定の深さで形成されている。この溝26、26・
・・の断面形状は縦ゴム紐4をガイドできればよいので
必ずしも縦ゴム紐4の断面形状と合致する必要はなく、
ここでは略台形状に形成されている。
【0015】更に、上ローラ枠12の横ローラ枠14よ
り外側に延設された延設部12aにはフォークエント軸
28の上端部がフォークエント軸29及びシャフトナッ
ト30にて固定され、その上端にはナット31が螺着さ
れ、該フォークエント軸28の下端にはフォークエント
芯金32が螺着されている。
【0016】そして、該フォークエント芯金32の両側
部にフォークエント軸受側板33、34の上端部が固着
され、該フォークエント軸受側板33、34の下端部間
には前記作業台1の案内溝11に係合可能な案内ローラ
35が軸36で回転自在に軸支されている。
【0017】そこで、これらの作業台1及びローラ部2
を用いてゴム紐を製作する方法について説明すると、先
ず、作業台1の横溝10、10・・・内に横ゴム紐3、
3・・・を装入し、一方ローラ部2の溶着ローラ18の
溝20に縦ゴム紐4、4・・・をガイドローラ25の溝
26を介して巻き込む。
【0018】その後、ローラ部2の案内ローラ35を作
業台1の案内溝11内に係合させた状態で、ローラ部2
を作業台1に装入されている横ゴム紐3、3・・・上を
図1で手前側に移動させることによって、作業台1の横
ゴム紐3、3・・・上に縦ゴム紐4、4・・・が直角に
載置される。このとき、作業台1の案内溝11に沿って
ローラ部2の案内ローラ35が移動するので、容易に横
ゴム紐3、3・・・に対して縦ゴム紐4、4・・・が直
角に載置され、また数本(溶着ローラ18に形成された
溝20の数に応じる。)の縦ゴム紐4、4・・・が載置
されることになる。
【0019】そこで、該ローラ部2を前記のとおり移動
しながら溶着ローラ18によって横ゴム紐3、3・・・
と縦ゴム紐4、4・・・との交錯部5を熱風で溶解させ
て溶着することで、数個の交錯部5を1度に溶着してい
く。この作業を繰り返すことによって作業台1上の横ゴ
ム紐3、3・・・に対してその長手方向に所要の本数の
縦ゴム紐4、4・・・を配置して交錯部5を溶着したゴ
ム網が製作される。
【0020】なお、本発明は上述した実施例に限られる
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変形
実施できる構成を含む。因みに、上記実施例では作業台
に横ゴム紐を装入するための横溝が形成されているが、
縦ゴム紐を装入するための縦溝が形成されているもので
あってもよい。また、作業台上に案内溝を形成している
が案内レールを設けて案内ローラが案内レールに沿って
移動するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のゴム網の製作方法によれば、縦及び横のいずれか一方
の溝が形成された作業台を用いるので、作業台に形成す
る溝は一方の溝のみとなって、切削工具の消耗が少なく
なり、作業台の製作コストが廉価になるという効果を有
する。
【0022】また、縦及び横のいずれか一方のゴム紐が
作業台内に没入されないので交錯部を溶着する際の食出
しが制限されなくなり、交錯部の溶着強度が高くなり、
製作したゴム網の作業台の溝からの取り出し作業も容易
になるという効果を有する。更に。ローラで複数本の他
方のゴム紐を一方のゴム紐に重ねるので、複数の交錯部
を1度に溶着することができるようになり、作業性が向
上するという効果を有する。
【0023】更に、ガイドローラと溶着ローラを用いる
ので、簡単に複数の交錯部を1度に溶着することができ
るという効果を有する。また、案内ローラを備えたロー
ラを用いるので、一方のゴム紐に対して他方のゴム紐を
容易に直角に重ねることができ、直角出しが容易になる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すゴム網製作状態の斜視
図である。
【図2】作業台の斜視図である。
【図3】ローラ部の正面図である。
【図4】ローラ部の側面図である。
【符号の説明】
1・・・作業台、2・・・ローラ部、3・・・横ゴム
紐、4・・・縦ゴム紐、5・・・交錯部、10・・・横
溝、11・・・案内溝、18・・・溶着ローラ、20・
・・溝、25・・・ガイドローラ、26・・・溝、35
・・・案内ローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に並列配置したゴム紐の交錯部を溶
    着してゴム網を製作するゴム網の製作方法において、作
    業台に等間隔で所定の深さに形成された複数の溝に前記
    縦及び横のいずれか一方のゴム紐を装入した後、外周に
    等間隔で所定の深さに形成された複数の溝に他方のゴム
    紐が巻き込まれるローラを、前記作業台の一方のゴム紐
    上で移動させて、前記一方のゴム紐に対して他方のゴム
    紐を直角に載置しながら、該一方のゴム紐と他方のゴム
    紐との交錯部を溶着して複数の縦横のゴム紐からなるゴ
    ム網を製作することを特徴とするゴム網の製作方法。
  2. 【請求項2】 ローラが他方のゴム紐をガイドするガイ
    ドローラと、一方のゴム紐と他方のゴム紐との交錯部を
    溶着する溶着ローラとからなる請求項1に記載のゴム網
    の製作方法。
  3. 【請求項3】 ローラと一体的に案内ローラが設けら
    れ、該案内ローラが作業台上に形成された案内溝又は案
    内レールに沿って移動される請求項1又は2に記載のゴ
    ム網の製作方法。
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