JP2010239520A - 受波装置用支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクト化が達成されつつ、地球上の広範囲の地域において、受波装置の受波面が電磁波を良好に受けるための最適な仰角を設定することが出来る、新規な構成の受波装置用支持具を提供する。
【解決手段】支点孔32,34と支点孔32,34を中心とする円弧状孔36,38とが各一対形成され、各円弧状孔36,38の接線方向と直交する方向の外方に延びて、各円弧状孔36,38と各支点孔32,34をそれぞれ連通する一対のスライド孔40,40が貫設されて、軸部材42,44の一対が一対のスライド孔40に沿って変位し、軸部材42の一方における他方回りの回動により設定される仰角と軸部材44の他方における一方回りの回動により設定される仰角とが、互いに異なるようにして調整可能とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、地球上空から放射された電磁波を地上で受ける受波装置と地上に設置された支持部材との間に配設されて、受波装置を支持部材に対して仰角調整可能に支持させる受波装置用支持具に関するものである。
従来、パラボラアンテナや太陽電池などの受波装置を支柱などの支持部材に対して仰角調整可能に支持させる受波装置用支持具は、一般に、受波装置において電磁波の受波面とは反対側に固定されるブラケットと、支持部材に対して固定される基体とを含んで構成されている。また、ブラケットと基体との何れか一方には、支点孔と支点孔を中心とする円弧状を有する円弧状孔とが貫設され、ブラケットと基体との他方には、一対の軸部材が固設されて、それら一対の軸部材が支点孔と円弧状孔にそれぞれ挿通配置されている。これにより、受波装置用支持具は、円弧状孔に挿通された一方の軸部材が支点孔に挿通された他方の軸部材回りを回動することで、受波装置を支持部材に対して仰角調整可能に支持させている。例えば、特許文献1に示されるものがそれである。
特開平10−22714号公報
ところで、受波装置の受波面が電磁波を良好に受けるための最適な仰角は、地球上の各地域により異なる。
しかしながら、特許文献1に示されるような従来構造の受波装置用支持具では、受波装置の仰角範囲が、円弧状孔に挿通された軸部材における支点孔回りの回動範囲とされるため、円弧状孔の寸法により制限されてしまう。その結果、地球上の所定の地域では、受波装置の最適な仰角を設定することが出来ても、別の地域では、設定出来なくなるおそれがあり、受波装置用支持具の適用範囲が狭い問題があった。
なお、上記問題に対処するために、例えば、円弧状孔の周方向長さを大きくすることが考えられるが、そうすると、受波装置用支持具が大型になって、受波装置や支持部材に大きな負荷がかかり、支持安定性が低下するおそれがあった。
本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、コンパクト化が達成されつつ、地球上の広範囲の地域において、受波装置の受波面が電磁波を良好に受けるための最適な仰角を設定することが出来る、新規な構成の受波装置用支持具を提供することにある。
かかる課題を解決するために為された請求項1に記載の発明は、地球上空から放射された電磁波を地上で受ける受波装置において該電磁波の受波面とは反対側に固定されるブラケットと、該地上に設置された支持部材に対して固定される基体とを備え、該ブラケットと該基体との何れか一方に支点孔と該支点孔を中心とする円弧状を有する円弧状孔とが貫設され、該ブラケットと該基体との他方に一対の軸部材が固設されて、それら一対の軸部材が該支点孔と該円弧状孔とにそれぞれ挿通配置されることにより、該円弧状孔に挿通された一方の該軸部材が該支点孔に挿通された他方の該軸部材回りを回動するように該ブラケットと該基体とが相対変位可能とされ、前記受波装置を前記支持部材に対して仰角調整可能に支持させる受波装置用支持具であって、前記ブラケット又は前記基体には前記支点孔と前記円弧状孔とが各一対形成され、各該円弧状孔が凹んだ側の内面を互いに対向させるように配置されると共に、それら円弧状孔の外方に各該支点孔が配置され、更に各一対の該支点孔と該円弧状孔とが形成された該ブラケット又は該基体には、各該円弧状孔の接線方向と直交する方向の外方に延びて、各該円弧状孔と各該支点孔をそれぞれ連通する一対のスライド孔が貫設され、一方の該支点孔に配置された一方の前記軸部材と一方の該円弧状孔に配置された他方の前記軸部材とが各該スライド孔に沿って変位して、一方の該軸部材が他方の該円弧状孔に配置されると共に、他方の該軸部材が他方の該支点孔に配置されて、一方の該軸部材が他方の該軸部材回りを回動することによって、他方の該軸部材における一方の該軸部材回りの回動による前記受波装置の仰角調整とは異なる仰角調整が可能とされていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の受波装置用支持具において、前記円弧状孔の一対は、前記支点孔の一対の離隔距離の中央点を基準として非点対称の関係にあることにより、前記軸部材の一方における前記軸部材の他方回りの回動による仰角調整と該軸部材の他方における該軸部材の一方回りの回動による仰角調整とが互いに異ならされていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の受波装置用支持具において、前記軸部材の一方が前記軸部材の他方回りを回動することにより設定される前記受波装置の仰角と、該軸部材の他方が該軸部材の一方回りを回動することにより設定される該受波装置の仰角とは、一部重複していることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の受波装置用支持具において、一対の前記スライド孔の少なくとも一方は、前記円弧状孔の一方又は前記円弧状孔の他方の周方向端部に位置していることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の受波装置用支持具において、前記ブラケットと前記基体において各一対の前記軸部材と前記支点孔と前記円弧状孔とを用いて互いに支持される部位は、離隔して一対設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の受波装置用支持具において、前記受波装置は、前記電磁波としての衛星放送電波を受信するパラボラアンテナであって、地上に鉛直に設置される前記支持部材としての支柱に対して仰角調整可能に支持されることを特徴とする。
請求項1に記載の受波装置用支持具においては、一対の軸部材が一対のスライド孔に沿って変位して、ブラケットと基体とにおける一方の支点孔回りの相対変位による仰角調整と他方の支点孔回りの相対変位による仰角調整とが可能とされ、それら仰角調整は互いに同一にならないようになっている。
従って、本発明の受波装置用支持具によれば、地球上の地域毎の最適仰角に対応した円弧状孔を個別に形成したり、地球上の各地域の最適仰角に対応するために長大な円弧状孔を形成したりせずとも、受波装置の仰角設定を広い範囲で行うことが可能となる。それ故、受波装置用支持具が、大型化を回避しつつ、地球上の広範囲の地域で好適に採用される。
また、請求項2に記載の受波装置用支持具によれば、円弧状孔の一対が支点孔の一対の離隔距離の中央点を基準として非点対称とされている構成を利用して、軸部材の一方における軸部材の他方回りの回動による仰角調整と軸部材の他方における軸部材の一方回りの回動による仰角調整とが容易に異ならされる。
また、請求項3に記載の受波装置用支持具によれば、軸部材の一方における他方回りの回動により設定される仰角と、軸部材の他方における一方回りの回動により設定される仰角とが一部重複していることによって、特に、設定すべき仰角が重複する範囲の地域で使用される場合に、何れの軸部材を回動させても仰角設定が可能となって、仰角調整が容易になる。
また、請求項4に記載の受波装置用支持具によれば、円弧状孔にある軸部材をスライド孔上に変位させる際に、軸部材が円弧状孔の周方向端部に当接することで、軸部材がスライド孔上に位置決めされる。即ち、円弧状孔の周方向端部が軸部材のスライド孔への変位規定端として機能することから、簡単な構造で、仰角調整が一層容易になる。
また、請求項5に記載の受波装置用支持具によれば、受波装置が一対のブラケット及び基体を介して支柱に支持されることにより、支持安定性が一層向上される。
また、請求項6に記載の受波装置用支持具によれば、地球上の各地域で最適仰角が異なるパラボラアンテナに対して好適に採用される。
本発明の一実施形態としてのパラボラアンテナ支持具をパラボラアンテナに取り付けた状態を示す斜視図。 同パラボラアンテナ支持具を用いてパラボラアンテナが支柱に支持されている状態を拡大して示す斜視図。 同パラボラアンテナ支持具を拡大して示す平面図。 同パラボラアンテナ支持具の要部を概略的に示す説明図。 同パラボラアンテナ支持具の要部の一作動形態を概略的に示す説明図。 同パラボラアンテナ支持具の要部の別の一作動形態を概略的に示す説明図。 同パラボラアンテナ支持具の要部のまた別の一作動形態を概略的に示す説明図。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1には、本発明の受波装置用支持具に関する一実施形態としてのパラボラアンテナ支持具10が、受波装置としてのパラボラアンテナ12に取り付けられた状態が示されている。
パラボラアンテナ12は、放送衛星(BS)及び通信衛星(CS)の少なくとも一方から配信される電磁波としての衛星放送信号を受信し、その受信信号を伝送線(同軸ケーブル)を利用して、図示しないテレビチューナ等の受信端末まで伝送できるようにしたものであり、図2にも示されているように、パラボラアンテナ支持具10を介して、地上で鉛直に設置された支持部材としての略円柱形状の支柱14に対して支持されるようになっている。
詳細には、パラボラアンテナ12は、反射鏡16と一次放射器18とを含んで構成されている。反射鏡16は、中央部分が凹んだ略円板形状を有しており、その凹み状の表面が衛星放送信号を集波する受波面とされている。一次放射器18は、反射鏡16の焦点位置に配されるようにして、アーム15を介してパラボラアンテナ12に支持されており、反射鏡16により集波された衛星放送信号を受信するようになっている。つまり、本実施形態のパラボラアンテナ12は、いわゆるオフセット型の衛星受信アンテナとされている。
パラボラアンテナ支持具10は、図3にも示されるように、基体20とブラケット22とを備えている。
基体20は、支柱14を軸直角方向両側から挟み込むようにしてボルトやビスなどで固定される第一固定板24と第二固定板26とを含んで構成されている。特に、第一固定板24における厚さ方向一方の面が、支柱14の円形状を有する外周面に対して接触部分が増加するように、かかる外周面に対応した段差形状を有している。また、第二固定板26は、軸直角方向断面が略M字型の板状を有しており、外周側のM字型の溝に支柱14が嵌まり込むようにして支柱14に重ね合わされるようになっている。
一方、ブラケット22は、一対の側壁板28,28を含んで構成されており、各側壁板28,28が水平方向で互いに離隔した形態で、各側壁板28の端縁部(面)が反射鏡16の裏面に重ね合わされてボルトやビスなどで固定されるようになっている。これら一対の側壁板28,28の対向する間に基体20における第二固定板26が配置されて、第二固定板26の各側壁板とブラケット22の各側壁板28とが互いに対向している。
ブラケット22の各側壁板28には、図4にも示されるように、仰角調整孔30が貫設されている。仰角調整孔30は、側壁板28の平面方向一方向(図4中、上下)で離隔配置される第一支点孔32及び第二支点孔34と、第一支点孔32を中心とする円弧状を有し第一支点孔32と第二支点孔34の間に配置される第一円弧状孔36と、第二支点孔34を中心とする円弧状を有し第一支点孔32と第一円弧状孔36の間に配置される第二円弧状孔38と、第一円弧状孔36及び第二円弧状孔38の各接線方向と直交する方向に延びて、第一円弧状孔36と第二支点孔34、第二円弧状孔38と第一支点孔32を、それぞれ連通する一対のスライド孔40,40とを含んで構成されている。つまり、第一円弧状孔36と第二円弧状孔38は、各凹んだ側の内面を互いに対向させるように配置され、第一支点孔32と第二支点孔34は、第二円弧状孔38と第一円弧状孔36の各外方に配置されている。
なお、図4〜7に示されるパラボラアンテナ支持具10は、発明の内容を理解し易くするために概略的に示されたものであり、図1〜3に示されるパラボラアンテナ支持具10の形状や大きさ等と対応していない。
特に本実施形態では、第一支点孔32と第二円弧状孔38とを連通するスライド孔40が、第二円弧状孔38の周方向一方(図4中、左)の端部に位置していると共に、第二支点孔34と第一円弧状孔36とを連通するスライド孔40が、第一円弧状孔36の周方向の略中央部分に位置している。
また、第一円弧状孔36の周方向長さは第二円弧状孔38の周方向長さに比して大きくされている。更に、第一円弧状孔36の周方向一方(図4中、左)の端部が、第二円弧状孔38の周方向一方の端部よりもパラボラアンテナ12側に近設されている。要するに、第一円弧状孔36と第二円弧状孔38は第一支点孔32と第二支点孔34の離隔距離の中央点を基準として非点対称の関係にある。
第一円弧状孔36と第二円弧状孔38には、第一支点孔32と第二支点孔34を中心とする所定の角度をなす間隔ごとに目盛りが付されている。この所定の角度は、支柱14の軸線方向(即ち鉛直方向)とパラボラアンテナ12の受波面の平面方向とがなす仰角に対応している。
第一円弧状孔36は、周方向一方(図4中、左)の端部に30°の目盛りが付されて、周方向他方の端部に90°の目盛りが付され、周方向中間部分に10°ごと目盛りが付されている。一方、第二円弧状孔38は、スライド孔40が接続された周方向一方の端部を60°として、周方向他方の端部に向かって10°ごとに目盛りが付されており、周方向他方の端部に10°の目盛りが付されている。それによって、第一円弧状孔36と第二円弧状孔38には、30〜60°と一部仰角を重複しつつ、互いに異なる仰角が付されている。
この仰角調整孔30における第一支点孔32及び第二円弧状孔38の側に、一方の軸部材としての第一ボルト42が挿通されている。また、仰角調整孔30における第二支点孔34及び第一円弧状孔36の側に、他方の軸部材としての第二ボルト44が挿通されている。そして、第一ボルト42と第二ボルト44は、基体20の第二固定板26の側壁部を貫通してナットを用いて螺着され、支柱12の軸線方向と平行に延びる方向に離隔して配置されている。
これにより、ブラケット22と基体20が各一対の第一ボルト42,42及び第二ボルト44,44を用いて連結されて、パラボラアンテナ12を支柱14に対して仰角調整可能に支持させるパラボラアンテナ支持具10が構成されている。
このようなパラボラアンテナ支持具10を用いてパラボラアンテナ12の仰角を調整するには、例えば、図4にも示されるように、第一ボルト42を第一支点孔32に配置し、第二ボルト44を第一円弧状孔36に配置する。そして、第一ボルト42(第一支点孔32)を支点として第二ボルト44が第一円弧状孔36を変位するように、ブラケット22を基体20に対して回動させることによって、第一円弧状孔36に付された30〜90°の範囲で仰角調整が可能となる。
また、例えば、上記第一円弧状孔36に付された30〜90°の範囲内に最適な仰角が存在しない地域で仰角調整を行う場合には、先ず、図5にも示されるように、第一ボルト42と第二ボルト44が一対のスライド孔40上又はスライド孔40の延長線上に位置するように、ブラケット22を基体20に対して回動させる。
次に、図6にも示されるように、第一ボルト42と第二ボルト44が各スライド孔40に沿って変位して、第一ボルト42が第二円弧状孔38に、第二ボルト44が第二支点孔に配置されるように、ブラケット22を基体20に対して変位させる。
その結果、図7にも示されるように、第二ボルト44(第二支点孔34)を支点として第一ボルト42が第二円弧状孔38を変位するように、ブラケット22を基体20に対して回動させることによって、第二円弧状孔38に付された10〜60°の範囲で仰角調整が可能となる。つまり、上記第二ボルト44が第一円弧状孔38を変位することによる仰角調整とは、異なる仰角調整が可能となる。
それ故、本実施形態のパラボラアンテナ支持具10によれば、例えば10〜90°の仰角に対応した長大な円弧状孔を形成せずとも、パラボラアンテナ12の仰角設定を広い範囲で行うことが可能となり、アンテナ支持具の小型化が達成されつつ、地球上の広範囲の地域で好適に採用されるのである。
特に本実施形態では、第一円弧状孔36に付される仰角と、第二円弧状孔38に付される仰角とが一部重複していることによって、例えば、設定すべき仰角が重複する範囲の地域で使用される場合に、第一ボルト42における第二円弧状孔38の変位による回動と第二ボルト44における第一円弧状孔36の変位による回動との何れを用いても仰角設定が可能となる。それ故、第一円弧状孔36と第二円弧状孔38との何れか一方のみで調整対応する必要がなくなって、仰角調整が容易になる。
また、本実施形態では、第二円弧状孔38の周方向端部にスライド孔40が形成されていることによって、例えば、第一ボルト42が第二円弧状孔38におけるスライド孔40と接続される周方向端部以外の位置に配置された状態から、スライド孔40の延長線上に位置させる場合に、第一ボルト42を周方向端部に当接させることによって、位置決めされることから、第一ボルト42のスライド孔40への位置決め手段が、簡単な構造により実現される。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様で実施可能である。また、そのような実施態様が本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば、前記実施形態では、支点孔32,34と円弧状孔36,38とスライド孔40とが各一対形成されていたが、それぞれ3つ以上形成されても良く、その場合に、複数の円弧状孔が互いに交差していても良い。
また、前記実施形態では、ブラケット22と基体20において、仰角調整孔30と第一及び第二ボルト42,44を用いて支持される部位が、水平方向に離隔して一対設けられていたが、1つ又は3つ以上設けられても良い。
さらに、前記実施形態では、仰角調整孔30がブラケット22に形成され、第一及び第二ボルト42,44が基体20に固設されていたが、仰角調整孔を基体に形成し、第一及び第二ボルトをブラケットに固設することも可能である。
更にまた、前記実施形態では、パラボラアンテナ12の仰角が10°から90°まで調整できるように構成されていたが、0°から調整できるように構成しても良い。
加えて、前記実施形態においては、本発明の受波装置用支持具をオフセット型のパラボラアンテナ12の支持具10に適用した具体例が示されていたが、これに限定されるものでなく、太陽の電磁波を受けて発電する太陽電池の支持具や、その他地球上空から電磁波を受ける各種の受波装置の支持具に適用可能であることは勿論である。
10…パラボラアンテナ支持具、12…パラボラアンテナ、20…基体、22…ブラケット、32…第一支点孔、34…第二支点孔、36…第一円弧状孔、38…第二円弧状孔、40…スライド孔、42…第一ボルト、44…第二ボルト

Claims (6)

  1. 地球上空から放射された電磁波を地上で受ける受波装置において該電磁波の受波面とは反対側に固定されるブラケットと、該地上に設置された支持部材に対して固定される基体とを備え、該ブラケットと該基体との何れか一方に支点孔と該支点孔を中心とする円弧状を有する円弧状孔とが貫設され、該ブラケットと該基体との他方に一対の軸部材が固設されて、それら一対の軸部材が該支点孔と該円弧状孔とにそれぞれ挿通配置されることにより、該円弧状孔に挿通された一方の該軸部材が該支点孔に挿通された他方の該軸部材回りを回動するように該ブラケットと該基体とが相対変位可能とされ、前記受波装置を前記支持部材に対して仰角調整可能に支持させる受波装置用支持具であって、
    前記ブラケット又は前記基体には前記支点孔と前記円弧状孔とが各一対形成され、
    各該円弧状孔が凹んだ側の内面を互いに対向させるように配置されると共に、それら円弧状孔の外方に各該支点孔が配置され、
    更に各一対の該支点孔と該円弧状孔とが形成された該ブラケット又は該基体には、各該円弧状孔の接線方向と直交する方向の外方に延びて、各該円弧状孔と各該支点孔をそれぞれ連通する一対のスライド孔が貫設され、
    一方の該支点孔に配置された一方の前記軸部材と一方の該円弧状孔に配置された他方の前記軸部材とが各該スライド孔に沿って変位して、一方の該軸部材が他方の該円弧状孔に配置されると共に、他方の該軸部材が他方の該支点孔に配置されて、一方の該軸部材が他方の該軸部材回りを回動することによって、他方の該軸部材における一方の該軸部材回りの回動による前記受波装置の仰角調整とは異なる仰角調整が可能とされていることを特徴とする受波装置用支持具。
  2. 前記円弧状孔の一対は、前記支点孔の一対の離隔距離の中央点を基準として非点対称の関係にあることにより、前記軸部材の一方における前記軸部材の他方回りの回動による仰角調整と該軸部材の他方における該軸部材の一方回りの回動による仰角調整とが互いに異ならされていることを特徴とする請求項1に記載の受波装置用支持具。
  3. 前記軸部材の一方が前記軸部材の他方回りを回動することにより設定される前記受波装置の仰角と、該軸部材の他方が該軸部材の一方回りを回動することにより設定される該受波装置の仰角とは、一部重複していることを特徴とする請求項1又は2に記載の受波装置用支持具。
  4. 一対の前記スライド孔の少なくとも一方は、前記円弧状孔の一方又は前記円弧状孔の他方の周方向端部に位置していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の受波装置用支持具。
  5. 前記ブラケットと前記基体において各一対の前記軸部材と前記支点孔と前記円弧状孔とを用いて互いに支持される部位は、離隔して一対設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の受波装置用支持具。
  6. 前記受波装置は、前記電磁波としての衛星放送電波を受信するパラボラアンテナであって、地上に鉛直に設置される前記支持部材としての支柱に対して仰角調整可能に支持されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の受波装置用支持具。
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