JPH0653738A - 衛星用アンテナ - Google Patents

衛星用アンテナ

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Publication number
JPH0653738A
JPH0653738A JP4100089A JP10008992A JPH0653738A JP H0653738 A JPH0653738 A JP H0653738A JP 4100089 A JP4100089 A JP 4100089A JP 10008992 A JP10008992 A JP 10008992A JP H0653738 A JPH0653738 A JP H0653738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
satellites
satellite
antenna
arm
polarization
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4100089A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kanehara
晃 金原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0653738A publication Critical patent/JPH0653738A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】4個のCS衛星の電波を1個のアンテナで同時
に送受信する衛星用アンテナにおいて、各衛星からの受
信電波間の偏波干渉を最小にするために簡単な構造と調
整で実現できる衛星用アンテナを提供する。 【構成】衛星用アンテナ本体を所定範囲の地域のいずれ
かに設置した時点で、このアンテナのメインビームの軸
を複数衛星の中心軸C方向に合わせて方向調整を行った
後に1つのパラボラ反射鏡4を支持するアーム1をメイ
ンビームの軸中心に回転させて設置地域における複数の
衛星間の偏波面の偏差の平均値が最小になる位置でアー
ムの回転角を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星用アンテナに関し、
特に複数の静止軌道上の衛星の電波を同時に送受信でき
る衛星用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、複数の静止軌道上の衛星、例えば
JCSAT,スーパーバード等のCS衛星4個の電波が
直線偏波のVH両偏波で送受信されており、日本国内各
地の地球局がこの4個のCS衛星の電波を同時に受信又
は送信する衛星通信システムが開発されている。この場
合に4個のCS衛星における隣接衛星同士は、お互いの
偏波の干渉を避けるために、周波数の近いチャネル同士
はV偏波H扁波で偏波を変えているが、軌道上の位置も
相違しているので90°の偏波角度差からのずれが生ず
る。今4個のCS衛星S1〜S4(以下S1,S2,S
3,S4という)地球局で同時受信する場合に図4模式
図に示すように、S1,S2,S3,S4それぞれの偏
波面31,32,33,34はお互いにある角度で偏波
のずれがある。さらに地球局アンテナのメインビームを
4個のS1〜S4のほぼ中央のC方向に設定した場合
に、このメインビームの受信偏波面30もS2,S3,
を結んだ線に対して図示の角度tだけ調整誤差を含めて
ずれが生ずる。この角度は日本国内の北端又は南端から
見た偏波のずれも当然含まれており、この南北端におけ
る偏波のずれは、北端−13度,南端−44度として3
1度の差があることが知られている。今、この角度tを
除外してS1,S2,S3,S4同士の相対的な偏波面
の角度差を図3に示す。図3において、中心Cを通るS
2,S3を結ぶ直線からの偏波角度偏差をS1〜S4そ
れぞれb1〜b4とする。今、地球局アンテナの偏波面
の調整を地域ごとに行い角度tの差を零とした場合で
も、S1,S2の偏波の偏差は角度−b1,−b2だけ
残ることになり、S3,S4の偏波は角度+b3,+b
4だけ残ることになる。
【0003】従来、この種の複数衛星の電波を同時送受
信する衛星用アンテナは図5に示すように、アーム2
4、取付金具25に取り付けられたパラボラ反射鏡28
と、前述のS1〜S2をそれぞれの電波に対応する1次
放射器21A〜21Dと、1次放射器21A〜21D
と、1次放射器21A〜21Dを個別に調整する方位調
整部26A〜26Dおよび偏波面調整部27A〜27D
と、送受信電波を周波数変換するコンバータ22A〜2
2Dと、これらの機器をすべて指示するホーンサポート
部23とから構成されている。
【0004】次に、この従来におけるアンテナの調整方
法は、所定の地域ごとにアンテナを設置し、図4に示す
S1〜S4をそれぞれ同時受信するようにパラボラ反射
鏡の粗方向調整を行う。すなわち、ほぼ中心Cの位置に
方向調整されると、特に偏波面調整は各偏波面調整部2
6A〜26Dを使用して角度tおよび角度偏波b1〜b
4を含めて干渉を避ける最適な偏波べんべつが得られる
ように調整していた。この調整はアンテナが北端から南
端までの各地域に設置されると、同じ手順と工数をかけ
て行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の衛星用アン
テナでは、各地域ごとのパラボラアンテナ設置時に、複
数衛星の電波を最良に受信すべく偏波調整部、方位調整
部の調整を行うが、その調整が複雑で、かつ微調整等の
高度な技術が必要であった。したがってこの様な微調整
可能な構造とするために、一次放射器の周辺部の取付部
分を複雑な構造としなくてはならないので、生産コスト
が上昇し、経済的でない欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の衛星用アンテナ
は1つのパラポラ反射鏡と、焦点近傍に静止軌道上の複
数の衛星に対応する1次放射器及び内蔵するコンバータ
とを配置し、前記静止軌道上の複数衛星の電波を同時送
受信する衛星用アンテナにおいて、前記衛星用アンテナ
本体を所定範囲の地域のいずれかに設置した時点で、こ
のアンテナのメインビームの軸を前記複数衛星の中心軸
方向に合わせて方向調整を行った後に前記1つのパラボ
ラ反射鏡を指示するアームを前記メインビームの軸中心
に回転させて設置地域における複数の衛星間の偏波面の
偏差の平均値が最小になる位置でアームの回転角を固定
する。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す構成図で、センタフ
ィード方式のアンテナの構成を示している。図2は本発
明の一実施例を示す構成図でオフセットフィード方式の
アンテナの構成を示しているが、両方式ともに動作原理
は同じである。なおCS衛星S1〜S4はそれぞれ1次
放射器2A〜2Dに対応しており、S1〜S4の偏波の
ずれを示す図3の説明図は本実施例の場合にも共通の図
面として使用する。図1の実施例はパラボラ反射鏡4
と、このパラボラ反射鏡4を放射されるメインビームの
中心軸回りに回転させる回転形アーム1と、1次放射器
2A〜2Dと、ホーンサポート部3とから構成される。
このアンテナの調整方法はまずパラボラ反射鏡4をS1
〜S4の中心C方向に粗調整し、S1〜S4からの受信
電波がほぼ同一電界となるように方向調整を行う。この
後に偏波面の調整は図3における角度tがS2,S3を
結ぶ直線と平行、すなわち角度tが零となるように回転
形アーム1を手動で回すことにより行われる。この具体
的な確認は例えばS3からの受信電波がS2への異偏波
を通しての漏洩が最小になるように回転形アーム1を回
して最適値に設定する。又逆にS2からの受信電波がS
3への異偏波を通しての漏洩が最小になるように回転ア
ーム1を再調整して両者の平均値のバランスを求めて回
転角を設定して固定する。このような調整は全国内各地
のアンテナ設置地域ごとに前述の偏波面の差31°をな
くするように回転形アーム9を回すことによって行う。
したがって従来例のような各偏波調整部を設けて個別に
調整する場合に比して格段に調整工数および調整技術が
簡単になる。なお、本発明の調整ではS1〜S4の偏波
面の中心からのずれb1〜b4は、個別に調整されない
ことになるが、このb1〜b4の偏波のずれは北端から
南端までの場合に下記の範囲にある事が知られている。
【0008】 b1=−5.1〜6.9° b2=−1.3〜1.9° b3=+1.3〜1.8° b4=+4.7〜6.0° したがって異偏波への干渉の影響としては、ほとんど無
視してよい値である。
【0009】なお、BS衛星を使用した放送電波の場合
には、円偏波なので異偏波干渉は考えなくてよい。しか
しCS衛星と方位方向が約50°異なるので、本実施例
のアンテナに1次放射器をともに搭載して同時受信する
ことは、方位調整部を設けたとしても受信電界強度の点
で課題が残ると思われる。
【0010】
【発明の効果】上述したように本発明は国内各地でCS
4衛星の電波を同時に受信するパラボラアンテナを同一
型式アンテナとして製作することができるので、大量の
標準生産によるコスト低下が可能となる効果があるとと
もに、設置と調整方法が大幅に簡単となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のセンタフィード方式の構成
図である。
【図2】本発明の一実施例のオフセットフィード方式の
構成図である。
【図3】一般的な4個のCS衛星の偏波面偏差を示す説
明図である。
【図4】一般的な4個のCS衛星の偏波面を示す模式図
である。
【図5】従来の衛星用アンテナの構成図である。
【符号の説明】
1 回転形アーム 2A〜2D,21A〜21D 1次放射器 3,23 ホーンサポート部 4,28 パラボラ反射鏡 22A〜22D コンバータ 24 アーム 25 取付金具 26A〜26D 方位調整部 27A〜27B 偏波面調整部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのパラポラ反射鏡と、焦点近傍に静
    止軌道上の複数の衛星に対応する1次放射器及び内蔵す
    るコンバータとを配置し、前記静止軌道上の複数衛星の
    電波を同時送受信する衛星用アンテナにおいて、前記衛
    星用アンテナ本体を所定範囲の地域のいずれかに設置し
    た時点で、このアンテナのメインビームの軸を前記複数
    衛星の中心軸方向に合わせて方向調整を行った後に前記
    1つのパラボラ反射鏡を指示するアームを前記メインビ
    ームの軸中心に回転させて設置地域における複数の衛星
    間の偏波面の偏差の平均値が最小になる位置でアームの
    回転角を固定することを特徴とする衛星用アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記複数の衛星のうちに中心軸方向をは
    さんだ2個の衛星を結んだ線と前記衛星アンテナのメイ
    ンビームの偏波面とのなす角度が前記アームを回転させ
    ることによりほぼ零になるように設定されることを特徴
    とする請求項1記載の衛星用アンテナ。
JP4100089A 1992-04-21 1992-04-21 衛星用アンテナ Withdrawn JPH0653738A (ja)

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JP4100089A JPH0653738A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 衛星用アンテナ

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JP4100089A Withdrawn JPH0653738A (ja) 1992-04-21 1992-04-21 衛星用アンテナ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62123186A (ja) * 1985-08-28 1987-06-04 Sankyo Co Ltd チアゾリジン誘導体
JP2009260533A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JP2011217407A (ja) * 2011-07-12 2011-10-27 Mitsubishi Electric Corp フロントフィード装置、及びそのメンテナンス方法
KR102435608B1 (ko) * 2022-01-07 2022-08-25 주식회사 삼화기술단 공동주택 건축물의 화재발생시 자동 신고 시스템

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706