JP2010238859A - コイル装置のターミナル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】導線抜け防止と、導通性に係る信頼性の低下を抑制することとが両立するコイル装置のターミナル構造を提供。
【解決手段】絶縁被膜により被覆された断面が扁平な四角形状の平角導線をボビン1に巻回してなるコイル2と、コイルより取り出された平角導線3の端末49における扁平な両面とヒュージングにより接続されるヒュージング部5を有するターミナル4と、を備えたコイル装置のターミナル構造において、ヒュージング部5は、平角導線3の端末49の扁平な両面のうちの一扁平面51に面接触する板状の平面部61と、平面部61との間で平角導線3の端末49を挟み込むように、平面部61の板厚方向に折り曲げられる折り曲げ片62を有し、折り曲げ片62は、平角導線3の端末49の扁平な両面のうちの他扁平面52に接触する接触面部63であって、他扁平面52の長手方向の一部に対して潰し代を高める段差部632を具備する接触面部63を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイル装置のターミナル構造に関し、例えば断面形状が扁平な平角導線を巻線するコイル装置のターミナル構造に適用して好適なものである。
従来、例えば燃料噴射弁の弁体を駆動する駆動部に組み込まれるコイル装置が知られている(特許文献1参照)。この種のコイル装置は、導線をボビンに巻回してなるコイルと、コイルより取り出された導線の端末を結線するターミナルとを有しており、このターミナルは、ヒュージングにより導線の端末をターミナルに電気的に接合する前に、その導線の端末を仮かしめする折り曲げ片を有するターミナル構造を備えている。
一方、近年、コイル装置の小型化や磁気特性向上のため、巻線効率向上が求められている。
このようなコイル装置のターミナル構造の一種として特許文献1に開示の装置では、平角導線を使用するコイルの上記導線の端末に対して、仮かしめた後にヒュージングにより接合するための折り曲げ片の形状が提案されている。この技術では、断面が長方形状の平角導線をコイルに使用するので、ボビンのコイル収容空間内における占積率が高められ、ひいては巻線効率を高めることが可能となる。
折り曲げ片は、ターミナル本体の第1平面部から折り返すように折り曲げられ、かつ、第1平面部との間に上記導線の端末を挟み込むように、第2平面部を有している。
特開2008−270242号公報
しかしながら、上記特許文献1による従来技術では、丸導線に比べて断面が扁平な形状の平角導線を使用するので、折り曲げ片の第2平面部をかしめ変形させることで、第1及び第2平面部を平角導線の扁平な両面に均一に接触させるということが難しい。言い換えると、第1及び第2平面部間へ挿入する平角導線の端末の挿入位置によっては、導線つぶしが不十分になる場合があるのである。導線つぶしが不十分になると、導線抜けや、ヒュージング接合時に平角導線が移動し接合状態が不安定になるという懸念がある。接合状態が過度に不安定になると、導通性に係る信頼性の低下を招くことになる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、導線抜け防止と、導通性に係る信頼性の低下を抑制することとが両立するコイル装置のターミナル構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1に記載の発明では、絶縁被膜により被覆された断面が扁平な四角形状の平角導線をボビンに巻回してなるコイルと、コイルより取り出された平角導線の端末における扁平な両面とヒュージングにより電気的に接続されるヒュージング部を有するターミナルと、を備えたコイル装置のターミナル構造において、
ヒュージング部は、平角導線の端末の扁平な両面のうちの一扁平面に面接触する板状の平面部と、平面部との間で平角導線の端末を挟み込むように、平面部の板厚方向に折り曲げられる折り曲げ片を有し、
折り曲げ片は、平角導線の端末の扁平な両面のうちの他扁平面に接触する接触面部であって、他扁平面の長手方向の一部に対して潰し代を高める段差部を具備する接触面部を有していることを特徴とする
これによると、平角導線は断面が扁平な四角形状に形成され、コイルより取り出された平角導線の端末における扁平な両面が、ターミナルのヒュージング部との接合面となる。ヒュージング部には、平角導線の端末の扁平な両面のうちの、一扁平面に面接触する平面部と、平面部との間で平角導線の端末を挟み込み、他扁平面に接触する接触面部を有する折り曲げ片とが設けられる構成としている。そのようなヒュージング部は、例えば当該折り曲げ片を仮かしめのために変形させることにより、平角導線の端末の扁平な両面を平面部及び接触面部の間で挟み込み、平面部及び接触面部で扁平な両面を押し当てることが可能となる。
さらに、その折り曲げ片の接触面部は、接触面部が接触する平角導線の端末の扁平な両面のうちの他扁平面に関し、その他扁平面の長手方向の一部に対して潰し代を高める段差部を具備する構成としている。それにより、平面部及び接触面部で扁平な両面が押し当てられる平角導線の端末は、その扁平な両面の長手方向に関し、段差部に対応する平角導線の端末の長手方向の一部分では、潰し代が他の部分に比べて高めに形成し得る。したがって、平角導線の端末の長手方向の他の部分で潰し作用が不十分である場合であったとしても、段差部に対応する平角導線の端末の長手方向の一部分で、抜け防止する潰し作用が実現し得る。
また、上記平角導線の端末のうち、潰し代が高められるのは段差部に対応する上記長手方向の一部分に限定されるので、仮かしめした後に更にヒュージングにより加熱、加圧されたとしても、平角導線の端末の強度が、平面部及び接触面部に接合される平角導線の端末の全体にわたって強度低下を招くことはない。それ故に、コイル装置の使用環境における温度変化による断線などの導通性に係る信頼性の低下を抑制し得る。
以上の請求項1に記載の発明によれば、導線抜け防止と、導通性に係る信頼性の低下を抑制することとが両立するコイル装置のターミナル構造がなし得るのである。
また、請求項2に記載の発明では、段差部は、他扁平面に面接触する平坦面であって、他扁平面の長手方向に対し直交する方向に延びる平坦面を有していることを特徴とする。
これによると、段差部は、上記接触面部において段差部に対応する一部分で潰し作用を高めるものであればよいので、例えば、平角導線の端末の他扁平面に面接触するべく、他扁平面の長手方向に対し直交する方向に延びる平坦面を設ける構成とすることができる。それによって、平面部及び接触面部間へ挿入される平角導線の端末の挿入位置がばらつく場合があったとしても、平角導線の端末の長手方向の一部分が、段差部の上記平坦面によって所定の潰し代に高め得る。
また、請求項3に記載の発明では、段差部は、他扁平面に面接触する平坦面であって、折り曲げ片の折り曲げ方向の軸線に対し平行に延びる平坦面を有していることを特徴とする。
これによると、段差部は、上記接触面部において段差部に対応する部分で潰し作用を高めるものであればよいので、例えば、平角導線の端末の他扁平面に面接触するべく、折り曲げ片の折り曲げ方向の軸線に対し平行に延びる平坦面を設ける構成とすることができる。
かかる発明では、平角導線の端末を平面部及び接触面部間に挿入する場合に、平角導線の端末の長手方向が、折り曲げ片の折り曲げ方向の軸線に対して少なくとも傾斜し得る。平角導線の端末が平面部及び接触面部間を挿通するように配置されることになるからである。
請求項3に記載の発明よれば、平面部及び接触面部間へ挿入される平角導線の端末の挿入位置がばらつく場合があったとしても、平角導線の端末の長手方向の一部分が、段差部の上記平坦面によって所定の潰し代に高め得る。
また、請求項4に記載の発明では、接触面部の段差部は、平角導線の端末の長手方向においてコイルより取り出された側の端部とは反対の反対端部に配置されていることを特徴とする。
ここで、平面部及び接触面部間に挿入された平角導線の端末は、折り曲げ片を仮かしめために変形させることにより、平面部及び接触面部で扁平な両面が押し当てられ得る。そのような扁平な両面のうち、潰し作用を高める段差部が押し当てらえる部分で応力集中する懸念がある。段差部で応力集中が過度に発生する場合があると、応力集中した部位で平角導線の端末の強度低下を招く可能性がある。
請求項4に記載の発明よれば、段差部を有する接触面部は、段差部を、平角導線の端末の長手方向においてコイルより取り出された側の端部とは反対の反対端部に配置する構成とすることが好ましい。これによると、万が一段差部で応力集中が過度に発生する場合があったとしても、コイルより取り出された平角導線は、平角導線の端末のうち、少なくともコイルより取り出された側の端部部分で強度低下することはないので、断線による導通性に係る信頼性低下を防止し得るのである。
また、上記請求項4に記載の発明よれば、コイルより取り出された平角導線の端末のうち、コイルより取り出された側の端部とは反対の反対端部で、強度低下が発生することになる。それによって、コイルより取り出された平角導線の端末のうち、平面部及び接触面部間を挿通し、不要となる上記反対の反対端部より延出する端末部分を、カットする端末処理が容易となるのである。
また、請求項5に記載の発明では、段差部は、他扁平面に面接触する屈曲面を有し、屈曲面は、他扁平面の長手方向に対し直交する方向に延び、かつ他扁平面に向けて凸状を呈する断面形状を形成していることを特徴とする。
これによると、接触面部において潰し作用を高める段差部は、その断面形状を他扁平面に向けて凸状を呈する形状にする屈曲面を有する構成としているため、その断面が他扁平面の長手方向に対して他扁平面に向けて凸状に変化する断面形状となるので、平角導線の端末の段差部に対応する上記長手方向の一部分で応力が急変するのを回避可能となる。それによって、平角導線の端末が、段差部に対応する長手方向の一部分で過度な応力集中が発生するのを防止することができる。
また、請求項6に記載の発明では、接触面部の段差部は、平角導線の端末の長手方向においてコイルより取り出された側の端部と、当該端部とは反対の反対端部との間に配置されていることを特徴とする。
これによると、接触面部において潰し作用を高める段差部を、接触面部のうち、平角導線の端末のコイルより取り出された側の端部と、その端部とは反対の反対端部との間に内在する構成とすることができる。それによって、コイルより取り出された平角導線は、ヒュージングが施されないコイル側の導線部分に対し、間隔を置いて、段差部により高めの潰し作用を受ける平角導線の端末部分を配置することができる。そのため、コイルより取り出された平角導線の中間部並びに平角導線端末は、ヒュージングが施されないコイル側の導線部分が段差部に近接することを回避でき、ひいては、段差部の近傍で過度な応力集中が発生するのを抑制することができる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコイル装置のターミナル構造において、ターミナルは、コイルとヒュージング部との間に設けられ、コイルより取り出された平角導線の中間部を巻き絡げる導線絡げ部を備え、導線絡げ部は、コイルより取り出された平角導線の端末を、ヒュージング部に誘導するように、前記平角導線の端末の長手方向に転換する方向転換ガイド部を有していることを特徴とする。
これによると、ターミナルは、コイルとヒュージング部との間に設けられ、コイルより取り出された平角導線の中間部を巻き絡げる導線絡げ部であって、コイルより取り出された平角導線の端末を、ヒュージング部に誘導するように、前記平角導線の端末の長手方向に転換する方向転換ガイド部を具備する導線絡げ部を有する構成としている。そのような方向転換ガイド部を有するターミナル構造を、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明によるコイル装置のターミナル構造に適用すると、コイルより取り出された平角導線の端末を、ヒュージング部を構成する平面面部及び接触部間に挿入される際に、上記平角導線の端末の長手方向と段差部の関係を形成するように、誘導し易くなる。
本発明の第1実施形態によるコイル装置のターミナル構造を示す外観図である。 図1中のターミナルのヒュージング部を示す拡大図であって、図2(a)は外観図、図2(b)は図2(a)中のIIB−IIB線断面図である。 図2中のターミナルの特徴的な形状を示す図であって、図3(a)は外観図、図3(b)は図3(a)の矢印IIIB方向からみた矢視図、図3(c)は図3(a)の矢印IIIC方向からみた矢視図 本発明の第1実施形態によるコイル装置を適用した燃料噴射弁の一例を示す断面図である。 第2実施形態に係るコイル装置のターミナル構造を示す図であって、図2(b)に対応する断面図である。 第3実施形態に係るコイル装置のターミナル構造を示す図であって、図2(b)に対応する断面図である。 比較例のコイル装置のターミナル構造を示す図であって、図2(b)に対応する断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1〜図4は、本実施形態によるコイル装置200のターミナル構造を示している。図1はコイル装置200の一例を示しており、図2及び図3はターミナル構造の特徴部分を示している。図2はターミナル構造の主要部であるヒュージング部を示しており、また図3は仮かしめ前のターミナル構造を示すものである。図4は本実施形態によるコイル装置200を適用した燃料噴射弁100の一例を示している。
本実施形態によるコイル装置200を適用する燃料噴射弁100は、例えば、直噴式のガソリンエンジンに適用される。燃料噴射弁100は、直噴式のガソリンエンジンに限らず、予混合式のガソリンエンジンに適用しても良い。
直噴式のガソリンエンジンに燃料噴射弁100を適用する場合、燃料噴射弁100は、その先端部分がエンジンの燃焼室に露出して配置されるように、エンジンのシリンダヘッドに搭載される。燃料噴射弁100は、燃料をエンジンの燃焼室内に直接噴射する燃料噴射装置である。燃料噴射弁100には、フューエルポンプなどの燃料供給ポンプによって燃料タンクより汲み上げられ、加圧された燃料が供給される。燃料噴射弁100は、燃料供給ポンプにより燃料噴射圧力相当に加圧された燃料を燃焼室へ噴射する。
図4に示すように、燃料噴射弁100は、「移動体」としてニードル15を駆動する駆動装置を備えており、この駆動装置が、コイル装置200によって構成されており、コイル装置200のターミナル構造を備えている。
コイル装置200のターミナル構造としては、図1に示すように、銅または銅合金からなる断面四角形状の導体芯線の外周表面が断面四角筒形状の絶縁被膜により被覆された断面四角形状(断面方形状または断面矩形状)の平角導線をボビン1に複数回巻装した平角コイル(以下、単に、コイルという)2と、このコイル2より取り出された一対のコイルリード線3をヒュージングによる接続する一対のコイルターミナル4と、一対のコイルリード線3の端末と一対のコイルターミナル4のヒュージング部5との結線部を被覆して保護するモールド樹脂8とを含む構成要素を備えている。
一対のコイルリード線3は、負極側のコイルリード線3と、正極側のコイルリード線3とからなる。負極側のコイルリード線3は、例えば、コイル2の巻き始め端部より引き出されて、GND側(図1において図示右側)のコイルターミナル4のヒュージング部5にヒュージングにより電気的に接続される。また正極側のコイルリード線3は、コイル2の巻き終わり端部より引き出されて、外部電源側またはインジェクタ駆動回路側(図1において図示左側)のコイルターミナル4のヒュージング部5にヒュージングにより電気的に接続される。また、一対のコイルリード線3は、コイル2と同様に、絶縁被膜により被覆された断面四角形状の平角導線よりなる。
なお、燃料噴射弁100に適用したコイル装置200の詳細構成については後述する。
また、図4に示すように、燃料噴射弁100は、モールド樹脂8の内周側に支持固定される円筒状の磁性パイプ11、12および非磁性パイプ13と、磁性パイプ12の内周側に設置された弁ボディ14と、この弁ボディ14の内部にその中心軸線方向に往復移動自在に収容されたニードル15と、このニードル15を駆動する上記コイル装置200を有する駆動装置とを備えている。
磁性パイプ11の内周側には、弁ボディ14が溶接等により支持固定されている。また、磁性パイプ12の図示上端側で開口する開口部は、燃料噴射弁内部に燃料を導入するための燃料導入口16として機能する。この燃料導入口16は、燃料供給ポンプから燃料が供給される。そして、燃料導入口16に供給された燃料は、燃料フィルタ17を経由して磁性パイプ12内の燃料通路18に流入する。燃料フィルタ17は、磁性パイプ12の開口端近傍の内周側に設置されており、燃料中に含まれる異物を除去する。非磁性パイプ13は、磁性パイプ11と磁性パイプ12との磁気的な短絡を防止する。
弁ボディ14は、円筒状に形成されて、先端に近づくに従って内径が小さくなる円錐状の内壁面に弁座を有している。弁ボディ14は、磁性パイプ側に対して反対側の端部に噴孔プレート19を有している。この噴孔プレート19は、弁ボディ14の先端面に溶接等により支持固定されている。また、噴孔プレート19には、弁ボディ側の端面と弁ボディ側に対して反対側の端面とを貫通する複数の噴孔が設けられており、これらの噴孔は、噴霧燃料の方向を制御すると共に、噴霧燃料の微粒化を促進させるものである。
ニードル15は、燃料噴射弁100の弁体であって、噴孔プレート側の端部に、弁ボディ14の弁座に着座可能なシール部を有している。また、ニードル15の外壁面は、弁ボディ14の内壁面との間に燃料が流れる燃料通路20を形成している。本実施形態による燃料噴射弁100では、ニードル15のシール部が弁座から離座することにより、燃料通路20と複数の噴孔とが連通するように構成されている。ニードル15は、弁ボディ14の弁座に着座及び離座することにより、噴孔に燃料を導く燃料通路20を閉塞及び開放する弁体である。
また、本実施例では、ニードル15が円筒状に形成されている。ニードル15は、内部に燃料通路21を形成している。ニードル15は、燃料通路21と上記燃料通路20とを接続する燃料孔22を有している。なお、ニードル15は、円筒状に限定されず、中実の円柱状であっても良い。
駆動装置は、コイル2を含む電磁駆動部と、この電磁駆動部に磁気吸引される可動コア31とを備えている。電磁駆動部は、コイル装置200、固定コア32、ヨーク33および断面C字形状の磁性部材34を有している。これらのうち固定コア32、ヨーク33および磁性部材34は、コイル2に駆動電力が供給されると磁化され、可動コア31を吸引する磁気回路を形成する。
固定コア32は、例えば鉄などの磁性材料により筒状に形成され、磁性パイプ11の内周側に例えば圧入などにより固定されている。ヨーク33は、磁性材料から形成され、コイル2の外周側を覆っている。
可動コア31は、固定コア32と同軸上に対向して配置され、磁性パイプ11および非磁性パイプ13の内周側に軸方向へ往復移動可能である。可動コア31は、例えば鉄などの磁性材料から筒状に形成されている。可動コア31は、固定コア32とは反対端部が、例えば溶接などによりニードル15に一体に接続され、協働可能となっている。
可動コア31は、固定コア32側の端部において「付勢部材」としてのスプリング35が設けられている。スプリング35は、軸方向へ伸長する方向の力(以下、付勢力)を有しており、スプリング35の両端部が可動コア31とアジャスティングパイプ36とに挟み込まれるように配置されている。スプリング35は、可動コア31及びニードル15を弁座に着座する方向へ押し付けている。また、上記アジャスティングパイプ36は、例えば圧入などにより固定コア32に固定される構造になっており、固定コア32に圧入されているアジャスティングパイプ36圧入量を調整することにより、スプリング35の付勢力(荷重)が調整される。アジャスティングパイプ36の内部には、燃料通路18と燃料通路21とを連通する軸方向孔37が形成されている。
また、固定コア32は、可動コア31との間に所定の隙間を隔てて対向して配置されている。この可動コア31と固定コア32との間に形成される隙間は、ニードル15のリフト量に相当する。そして、固定コア32の内部には、スプリング35を収容するスプリング収容室39が形成されている。
以上、コイル装置200を主たる構成とする燃料噴射弁100の基本構成について説明した。以下、コイル装置200の基本構成について説明する。
(コイル装置200の基本構成)
コイル装置200は、ボビン1、コイル2、コイルターミナル4、及びモールド樹脂8を含んで構成されている。
ボビン1は、樹脂材料によって一体的に形成されている。このボビン1は、図1及び図4に示しように、一対の鍔状部41、42間および円筒部43の外周に、絶縁被膜を施した平角導線を複数回巻装するための樹脂部品(1次成形品)である。そして、ボビン1の一方の鍔状部42からは、一対のコイルターミナル4を案内する断面円弧状のターミナルガイド44が、図1および図4において図示上方に延びている。
また、ボビン1の一方の鍔状部42には、係止溝45と、2つの係止溝47が形成されている。係止溝45は、コイル2の巻き始め端部より引き出された負極側のコイルリード線3のコイル側端部を係止するものである。また、2つの係止溝47は、コイル2の巻き始め端部および巻き終わり端部より引き出された一対のコイルリード線3の中間部を係止するものであって、これら一対のコイルリード線3の端末を、一対のコイルターミナル4の各リード線絡げ部72に向けて真っ直ぐに送り込み易くするものである。
コイル2は、一対の鍔状部41、42間および円筒部43の外周に絶縁被膜を施した平角導線が複数回巻装されている。コイル2の平角導線は、その巻き始め端部がボビン1の鍔状部42側で巻回された後、ボビン1の円筒部43の外周に1層分巻回され、引き続き折り返し巻回されて2層の巻線が形成されている。あるいは上記の工程を繰り返すことにより、ボビン1の円筒部43の外周に4層の巻線が形成されている。
上記コイル2は、駆動電力が供給されると磁気吸引力(起磁力)を発生する励磁コイルであり、通電されると周囲に磁束を発生する。これにより、可動コア31、固定コア32、ヨーク33および磁性部材34等が磁化されるため、可動コア31が固定コア32に吸引されてリフト(移動)する。ここで、コイル2は、図示しない制御装置によって通電制御されるように構成されている。
そして、ボビン1の鍔状部41、42および円筒部43とコイル2とは、磁性パイプ12および非磁性パイプ13とヨーク33との間に形成される円筒状空間(コイル収納空間)に設置されている。コイル2は、ボビン1に巻装された2層または4層の巻線部と、この巻線部の巻き始め端部および巻き終わり端部より取り出された一対のコイルリード線3とを有する。
ここで、コイルリード線3の端末(以下、リード線端末と呼ぶ)49は請求範囲に記載の平角導線の端末に相当し、コイルターミナル4は請求範囲に記載のターミナルに相当する。
また、各リード線端末49は、ヒュージング接合によって一対のコイルターミナル4の各ヒュージング部5に電気的に接続されている。そして、各コイルリード線3は、そのリード線端末49の板厚方向の両側に、平面形状の第1、第2被接合面51、52をそれぞれ有している。
各コイルターミナル4は、薄い平板状の金属板をプレス打ち抜き加工することによって所定の形状に形成されている。そして、各コイルターミナル4は、図1に示したように、コイル側からコネクタシェル側に向かってボビン1およびコイル2の軸線方向に沿って延びる薄い平板状のターミナル本体53、このターミナル本体53よりボビン1およびコイル2の軸線方向に対して垂直な図示左右方向にそれぞれ突出するように延びる薄い平板状のリード線結線部71を有している。
一対のコイルターミナル4の各ターミナル本体53は、図4に示すように、途中に段差を付けるように2つの屈曲部55、56を有している。また、各ターミナル本体53のコイル側に対して逆側の先端部は、モールド樹脂8に一体的に形成された角筒状のコネクタシェル(雄型コネクタ)9内に露出して、外部電源側またはインジェクタ駆動回路側およびGND側の雌型コネクタに差し込まれて電気的な接続を成すコネクタピンとして機能する。
一対のコイルターミナル4の各リード線結線部71には、ボビン1およびコイル2より引き出された各コイルリード線3の中間部を任意の所定回数分だけ巻き付けることで各コイルリード線3の中間部を絡げるリード線絡げ部72を有している。
また、上記各リード線結線部71には、断面U字形状を呈するヒュージング部5と、リード線絡げ部72に引っ掛けた各コイルリード線3のリード線端末49を各ヒュージング部5に向けて真っ直ぐに送り込み易く(誘導)するように、各コイルリード線3のリード線端末49を巻き掛けて各コイルリード線3のリード線端末49の引き出し方向を転換する導線方向転換部73が一体的に形成されている。
モールド樹脂8は、電気絶縁性の樹脂材料によって一体的に形成されている。このモールド樹脂8は、コイル装置200のうちのボビン1、コイル2、コイルリード線3、及びコイルターミナル4を被覆して保護している。このモールド樹脂8には、コネクタシェル9が一体的に形成されている。即ち、本実施例の燃料噴射弁100は、電気絶縁性のモールド樹脂8でボビン1、コイル2、一対のコイルリード線3、一対のコイルターミナル4等がモールドされている。なお、一対のコイルリード線3の各リード線端末49と一対のコイルターミナル4のヒュージング部5との結線部をモールド樹脂8でモールドするようにしても良い。
なお、ここで、導線方向転換部73は請求範囲に記載の方向転換ガイド部に相当する。また、リード線絡げ部72は請求範囲に記載の導線絡げ部に相当する。
以上、コイル装置200の基本構成について説明した。以下、コイル装置200の特徴的構成について説明する。
コイルターミナル4のヒュージング部5は、図2及び図3に示すように、コイルリード線3のリード線端末49における第1被接合面51に面接触する平板状の平面部61と、この平面部61に対向する接触面部63を有する折り曲げ片62とを備えている。
折り曲げ片62は、平面部61の根元側の端部より突出しており、しかも平面部61との間でコイルリード線3リード線端末49を挟み込むように、平面部61の根元側端部を起点としてU字状に折り曲げられている。また、折り曲げ片62は、平面部61の根元側端部から折り返すように、平面部61の板厚方向にU字状に折り曲げられている。また、コイルリード線3リード線端末49を挟み込むように、平面部61と接触面部63とを繋ぐ、各コイルリード線端末49の板厚よりも大きい曲率半径の折り曲げ部64を有している。
そして、折り曲げ片62の接触面部63は、上記リード線端末49の第2被接合面52に対し面接触可能に、概ね平板状の形成されている。また、この接触面部63は、図2(b)及び図3(b)に示すように、図示リード線端末49の第2被接合面52の長手方向に対して潰し代を高める段差部632を有している。
本実施形態では、接触面部63は平面本体部631と、平面本体部631に対してリード線端末49の第2被接合面52側に段差Δt分突出する段差部632とから構成されている。これにより、平面部61と接触面部63との間に挟まれたリード線端末49は、平面部61と平面本体部631との間で挟み込まれることにより発生する第1潰し代t1と、平面部61と段差部632との間で挟み込まれることにより発生する第2潰し代t2とが異なる潰し状態になる(t1<t2)。
本実施形態では、平面本体部631、及び段差部632は、図3(c)に示すように、それぞれ、上記リード線端末49の第2被接合面52に対し面接触する平旦面631a、632aに形成されている。
段差部632は、リード線端末49の第2被接合面52に対し面接触すべく、平坦面632aを有している。段差部632の平坦面632aは、リード線端末49の上記長手方向に対して直交する直交方向、言い換えると、リード線端末49の幅方向に延びるように形成されている。
段差部632は、接触面部63のうちの、リード線端末49のコイル2側(リード線絡げ部72側)の端部63aとは反対の反対端部63bに設置されている。これにより、リード線端末49の端末の潰し代は、接触面部63の反対の反対端部63bで最大の潰し代t2となる。
なお、ここで、第1被接合面51、及び第2被接合面52は請求範囲に記載の平角導線の端末の扁平な両面に相当し、また第1被接合面51は請求範囲に記載の一扁平面、第2被接合面52は請求範囲に記載の他扁平面に相当する。
以上、コイル装置200の特徴的構成について説明した。以下、その特徴的構成であるヒュージング部5のヒュージング接続方法を説明する。
(ヒュージング部5のヒュージング接続方法)
コイル2の巻き始め端部および巻き終わり端部より取り出された一対のコイルリード線3は、先ずボビン1の鍔状部42に形成された係止溝45および2つの係止溝47を通されて、一対のコイルターミナル4の各リード線絡げ部72側に引き出される。そして、各リード線絡げ部72側に引き出された一対のコイルリード線3は、先ずその中間部が一対のコイルターミナル4の各リード線絡げ部72に任意の所定回数分だけ絡げられ後に、一対のコイルターミナル4の突起状の導線方向転換部73に巻き掛けられる。
このとき、導線方向転換部73に巻き掛けられた一対のコイルリード線3は、その各リード線端末49の引き出し方向が、一対のコイルターミナル4の各導線方向転換部73から各ヒュージング部5に真っ直ぐに向かう(指向する)ように、各導線方向転換部73によって一対のコイルリード線3の各リード線端末49の方向が転換される。
そして、一対のコイルリード線3の各リード線端末49を、一対のコイルターミナル4の各平面部61と各折り曲げ片62の接触面部63との間を挿通させる。このとき、図3(a)〜図3(c)に示すように、一対のコイルリード線3の各リード線端末49の第1被接合面51の板幅方向全体および板長さ方向全体を、平面部61に面接触するように引っ張っておく。つまり、リード線端末49に所定の張力を持たせる。
そして、折り曲げ片62の接触面部63をパンチでかしめる(以下、仮かしめ工程)。このとき、一対のコイルリード線3の各リード線端末49は、図2(b)による仮かしめを実施の結果、2つの平面部61、及び段差部632を有する接触面部63間で、リード線端末49の上記長手方向(板長さ方向)に対して異なる潰し代t1、t2となるように押し潰された状態で挟み込まれるのである(t1<t2、かつt2−t1=Δt)。なお、接触面部63の平面本体部631に対応する潰し代t1は、所定の潰し代に設定されていればよく、僅かな潰し代に設定または潰し代の概ねない状態に設定されていてもよい。
上記仮かしめ工程では、折り曲げ片62をかしめ変形させることにより、平面部61及び接触面部63間で一対のコイルリード線3の各リード線端末49を潰し、仮かしめする。このとき、平面部61及び接触面部63間のうち、段差部632に対応する部位で潰し代t2が、リード線端末49の長手方向(板長さ方向)における段差部632以外の部位よりΔt分潰し代が高められるのである。
続いて、ヒュージング部5全体にその板厚方向の両側(平面部61及び接触面部63の両側)から一対のヒュージング電極を当てて、加圧しながらヒュージング電極を通電することで、一対のコイルリード線3の各リード線端末49に施された絶縁被膜を剥離し、一対のコイルリード線3の各リード線端末49と一対のコイルターミナル4の各ヒュージング部5との結線部における導通状態(電気的な接続)が得られる(以下、ヒュージング接合工程)。
このとき、一対のコイルリード線3の各リード線端末49は、図2(b)に示したように、2つの平面部61、及び段差部632を有する接触面部63間で、リード線端末49の長手方向(板長さ方向)に対して、ヒュージング電極の加圧による所定の潰し代t0が加わり、その結果として異なる潰し代(t1+t0)、(t2+t0)となるように押し潰された状態で挟み込まれるのである。
次に、上述の構成を有する燃料噴射弁100の作動を図1及び図4に基づいて説明する。
燃料噴射弁100の駆動装置におけるコイル2が通電されると、コイル2に起磁力が発生し、可動コア31、固定コア32、ヨーク33および磁性部材34等の磁性体が磁化されて、可動コア31と固定コア32との間に磁気吸引力が発生する。コイル2の起磁力により固定コア32が可動コア31を磁気吸引すると、可動コア31がその軸線方向の一方側(図示上方側)へ移動する。そして、可動コア31の軸線方向の一方側への移動に伴って、可動コア31に協働するニードル15もその軸線方向の一方側へ移動する。
これに伴って、ニードル15のシート部が、弁ボディ14の弁座より離座することで、噴孔プレート19に形成された複数の噴孔が開放される。すると、燃料導入口16から燃料噴射弁100の内部へ流入する燃料は、燃料フィルタ17、磁性パイプ12内の燃料通路18、アジャスティングパイプ36内の軸方向孔37、ニードル15内の燃料通路21、ニードル15の燃料孔22を経由して、弁ボディ14の内周とニードル15の外周との間の燃料通路20に流入する。燃料通路20に流入した燃料は、弁座より離座したニードル15と弁ボディ14との間を経由して複数の噴孔に流入するため、複数の噴孔から燃料が噴射される。
コイル2への通電を停止すると、可動コア31と固定コア32との間の磁気吸引力は消滅する。すると、ニードル15および可動コア31は、スプリング35の付勢力によって弁ボディ14の弁座側に押し付けられる。これにより、ニードル15のシール部が弁ボディ14の弁座に着座し、複数の噴孔が閉鎖されるため、燃料の噴射は終了する。
以上のように、本実施形態によるコイル装置200のターミナル構造においては、一対のコイルターミナル4の各折り曲げ片62の接触面部63に、平面部61との間で一対のコイルリード線3の各リード線端末49を挟み込む段差部632を設ける構成とした。この構成により、コイルターミナル4の2つの平面部61及び接触面部63間で、リード線端末49の長手方向(板長さ方向)における段差部632に対応する部位は、他の部位より潰し代を高めて、一対のコイルリード線3の各リード線端末49の挟み込みおよび潰しを加えることが可能になる。
これにより、ヒュージング接続時、即ちヒュージング部5を仮かしめ及びヒュージング接合をする際に、ヒュージング接合工程前に、仮かしめ工程で平面部61及び接触面部63間で一対のコイルリード線3の各リード線端末49を挟み込んで、折り曲げ片62の接触面部63をパンチでかしめることにより、その各リード線端末49の第1及び第2被接合面51、52は、段差部632に対応する一部位で、長手方向(板長さ方向)の他の部位より潰し代が高められて押し潰され得る。これにより、仮かしめ性が向上し得るのである。
これにより、一対のコイルリード線3の各リード線端末49の長手方向(板長さ方向)の上記他の部位で潰し作用が不十分である場合であったとしても、段差部632に対応する長手方向(板長さ方向)一部位で、抜け防止する潰し作用が実現し得る。したがって、ヒュージング接合工程においてコイルリード線3のリード線端末49の抜け防止ができる。また、仮かしめ工程した後は、ヒュージング接合工程にてコイルリード線3のリード線端末49の挿入位置を安定させることができるので、ヒュージング接合が安定して行なえ、接合状態の安定化が図れる。
また、上記仮りかしめ工程で、潰し代を高める部位は、段差部632に対応する長手方向(板長さ方向)一部位に限定されるので、従来技術のように平面部61及び接触面部63間で各リード線端末49の第1及び第2被接合面51、52の全体の潰し代が高められるというものではない。このため、仮かしめした後に更にヒュージング接合により加熱、加圧されたとしても、上記各リード線端末49強度が、その第1及び第2被接合面51、52の全体にわたって強度低下を招くことはない。それ故に、コイル装置200の使用環境における温度変化による断線などの導通性に係る信頼性の低下を抑制し得る。
以上の本実施形態によるコイル装置200のターミナル構造によれば、コイルリード線3のリード線端末49の抜け防止と、導通性に係る信頼性の低下を抑制することとがなし得るのである。
また、以上説明した本実施形態では、接触面部63の段差部632は、リード線端末49の第2被接合面52の長手方向に対して直交する直交方向に延びる、言い換えるとリード線端末49の幅方向に延びる平坦面632aを有している。これにより、断面が扁平な四角形状のコイルリード線3のリード線端末49における第1及び第2被接合面51、52に対して、接触面部63の段差部632の平坦面632aと平面部61間で面接触させることが可能となる。それにより、各リード線端末49の第1及び第2被接合面51、52を、段差部632に対応する一部位で、長手方向(板長さ方向)の他の部位より所定の潰し代に高めて押し潰すことができる。
なお、段差部632の上記平坦面632aは、これに限らず、図2(a)に示すように、折り曲げ片62の折り曲げ方向の軸線62jに対し平行に延びる平坦面であってもよい。
また、以上説明した本実施形態では、段差部632は、接触面部63のうちの、リード線端末49のコイル2側(リード線絡げ部72側)の端部63aとは反対の反対端部63bに設置されている。これにより、リード線端末49の端末の潰し代は、接触面部63の反対の反対端部63bで最大の潰し代t2となる。
このような本実施形態では、リード線端末49は、反対の反対端部63bより更に延伸側が、巻線部の切断捨て側に相当する。そのため、万が一、リード線端末49における段差部632に対応する一部位が応力集中により強度低下する場合があったとしても、コイル2の巻線部と、接続するコイルリード線3のリード線端末49と間のリード線端末49で、強度低下することはない。したがって、強度低下に起因する断線による導通性に係る信頼性の低下を防止し得るのである。
また、ここで、上記段差部632の平坦面632aにより押し潰されるリード線端末49の第1及び第2被接合面51、52は、隣接するヒュージング接続を施されないリード線端末49の部分、即ち上記切断捨て側部分に比べて応力集中を受けることになる。それによって、リード線端末49のうち、切断捨て側部分を、カットする端末処理が容易となるので、生産性に優れたコイル装置200のターミナル構造とすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態を図5に示す。第2実施形態は第1実施形態の変形例である。図5は実施形態に係るコイル装置200のターミナル構造を示す図であって、図2(b)に対応する断面図である。
図5に示すように、平坦面632aを有する段差部632が、接触面部63のうちの、リード線端末49のコイル2側(リード線絡げ部72側)端部63aと、コイル2側端部63aとは反対の反対端部63bとの間に、設置されている。これによると、段差部632により高めの潰し作用を受けるリード線端末49の部分を、隣接するヒュージング接続を施されないリード線端末49の部分に対し、間隔Lを置くように配置することができる。
ここで、図7に示す比較例では、段差部632を接触面部63のコイル2側端部63aに設置する構成のため、上記間隔Lがない。そのため、隣接するヒュージング接続を施されないリード線端末49の部分、つまりコイル2の巻線部側のリード線端末49の部分と、リード線端末49における段差部632に対応する一部位とが隣接し、よって段差部632に対応する一部分の近傍で過度な応力集中が発生することになる。このような比較例では強度低下に起因する断線による導通性に係る信頼性の低下を招く可能性がある。
これに対し本実施形態では、段差部632がコイル2側端部63a側に設置されているものの、段差部632により高めの潰し作用を受けるリード線端末49の部分が、隣接するヒュージング接続を施されないリード線端末49の部分に対し、所定の間隔Lを置くように配置される。そのような間隔Lによって、段差部632に対応する一部分の近傍で過度な応力集中が発生するのを抑制することができる。
それによって、強度低下に起因する断線による導通性に係る信頼性の低下を抑制することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態を図6に示す。第2実施形態は第1実施形態の変形例である。図6は実施形態に係るコイル装置200のターミナル構造を示す図であって、図2(b)に対応する断面図である。
図6に示すように、接触面部63の段差部632は、リード線端末49の第2被接合面52に対し面接触すべく、屈曲面1632aを有している。屈曲面1632aは断面形状が、V字状の傾斜面632bからなる、第2被接合面52に向けて凸状を呈する形状に形成されている。このV字状の傾斜面632bをなす屈曲面1632aは、リード線端末49の上記長手方向に対して直交する直交方向に延びる、言い換えるとリード線端末49の幅方向に延びている。
これによると、本実施形態による段差部632は、その断面形状を、第2被接合面52に向けて上記凸状を呈する形状にする屈曲面1632aを有するので、その断面が上記長手方向に対し、第2被接合面52に向けて凸状に変化する断面形状となる。それによって、リード線端末49における段差部632に対応する一部分で応力が急変するのを回避可能となる。したがって、上記段差部632に対応する一部分で過度な応力集中が発生するのを防止することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
(1)以上説明した本実施形態では、コイル装置200を搭載する燃料噴射弁100として、燃焼室に燃料を直接噴射するガソリン直噴エンジンに用いる燃料噴射弁で説明したが、これに限らず、吸気ポートに燃料を噴射するガソリンエンジンに用いる燃料噴射弁、あるいはディーゼルエンジンに用いる燃料噴射弁であってもよい。
(2)以上説明した本実施形態では、コイル装置200を、燃料噴射弁100のニードルを駆動する駆動装置に適用した例で説明した。コイル装置200を適用する駆動装置は、ニードルを駆動するものに限らず、移動体を直接的に駆動するもの、油圧を制御し、移動体を間接的に駆動するもののいずれであってもよい。
100 燃料噴射弁
200 コイル装置
1 ボビン
2 コイル
3 コイルリード線(平角導線)
4 コイルターミナル(ターミナル)
5 コイルターミナルのヒュージング部
8 モールド樹脂
49 リード線端末(平角導線の端末)
51 リード線端末の第1被接合面(一扁平面)
52 リード線端末の第2被接合面(他扁平面)
53 ターミナル本体
61 コイルターミナルのヒュージング部の平面部
62 コイルターミナルのヒュージング部の折り曲げ片
62j 軸線
63 コイルターミナルのヒュージング部の接触面部
63a コイル側の端部
63b 反対端部
631 接触面部の平面本体部
632 接触面部の段差部
632a 平坦面
64 折り曲げ部
71 リード線結線部
72 リード線絡げ部(導線絡げ部)
73 導線方向転換部(方向転換ガイド部)

Claims (7)

  1. 絶縁被膜により被覆された断面が扁平な四角形状の平角導線をボビンに巻回してなるコイルと、
    前記コイルより取り出された前記平角導線の端末における扁平な両面とヒュージングにより電気的に接続されるヒュージング部を有するターミナルと、
    を備えたコイル装置のターミナル構造において、
    前記ヒュージング部は、前記平角導線の端末の前記扁平な両面のうちの一扁平面に面接触する板状の平面部と、前記平面部との間で前記平角導線の端末を挟み込むように、前記平面部の板厚方向に折り曲げられる折り曲げ片を有し、
    前記折り曲げ片は、前記平角導線の端末の前記扁平な両面のうちの他扁平面に接触する接触面部であって、前記他扁平面の長手方向の一部に対して潰し代を高める段差部を具備する接触面部を有していることを特徴とするコイル装置のターミナル構造。
  2. 前記段差部は、前記他扁平面に面接触する平坦面であって、前記他扁平面の長手方向に対し直交する方向に延びる平坦面を有していることを特徴とする請求項1に記載のコイル装置のターミナル構造。
  3. 前記段差部は、前記他扁平面に面接触する平坦面であって、前記折り曲げ片の折り曲げ方向の軸線に対し平行に延びる平坦面を有していることを特徴とする請求項1に記載のコイル装置のターミナル構造。
  4. 前記接触面部の前記段差部は、前記平角導線の端末の前記長手方向において前記コイルより取り出された側の端部とは反対の反対端部に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコイル装置のターミナル構造。
  5. 前記段差部は、前記他扁平面に面接触する屈曲面を有し、
    前記屈曲面は、前記他扁平面の長手方向に対し直交する方向に延び、かつ前記他扁平面に向けて凸状を呈する断面形状を形成していることを特徴とする請求項1に記載のコイル装置のターミナル構造。
  6. 前記接触面部の前記段差部は、前記平角導線の端末の前記長手方向において前記コイルより取り出された側の端部と、当該端部とは反対の反対端部との間に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3、及び請求項5のいずれか一項に記載のコイル装置のターミナル構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコイル装置のターミナル構造において、
    前記ターミナルは、前記コイルと前記ヒュージング部との間に設けられ、前記コイルより取り出された前記平角導線の中間部を巻き絡げる導線絡げ部を備え、
    前記導線絡げ部は、前記コイルより取り出された前記平角導線の端末を、前記ヒュージング部に誘導するように、前記平角導線の端末の前記長手方向に転換する方向転換ガイド部を有していることを特徴とするコイル装置のターミナル構造。
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