JP2010238550A - 電子回路装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子を固定する端子台を備える電子回路装置において、ケーブル経路を考慮する必要をなくすことにより設計の自由度を高くし、端子台を大型化する必要をなくすことにより製造コストを低くする。
【解決手段】ケース1は、電子回路を収容し、電極3は、ケース1の外側と内側を電気的に接続する。端子台2は、ネジ形状を有しケース1に固定され電極3を固定する。電極3は、端子台2の軸方向に形成される電極挿入孔に挿入される。端子台2は、ケース1に形成される端子台挿入孔に挿入される。端子台2のネジ頭部に相当する外側部22は、ケース1の外側面に接触する。端子台2のネジ尾部に相当する内側部24は、ケース1の内側面において端子台固定ナット6を締結され、端子台固定ナット6は、ケース1の内側面に接触する。端子台2がケース1に固定され、結果として電極3がケース1に固定される。
【選択図】図2
【解決手段】ケース1は、電子回路を収容し、電極3は、ケース1の外側と内側を電気的に接続する。端子台2は、ネジ形状を有しケース1に固定され電極3を固定する。電極3は、端子台2の軸方向に形成される電極挿入孔に挿入される。端子台2は、ケース1に形成される端子台挿入孔に挿入される。端子台2のネジ頭部に相当する外側部22は、ケース1の外側面に接触する。端子台2のネジ尾部に相当する内側部24は、ケース1の内側面において端子台固定ナット6を締結され、端子台固定ナット6は、ケース1の内側面に接触する。端子台2がケース1に固定され、結果として電極3がケース1に固定される。
【選択図】図2
Description
本発明は、端子を固定する端子台を備える電子回路装置に関する。
電子回路装置は、電子回路を収容するケースを備えるため、ケースの外側と内側を電気的に接続する必要がある。特許文献1が開示するDC/DCコンバータは、ケースの外側にボルトを締結するための締結部を設け、DC/DCコンバータ側の端子と外部電子回路装置側の端子をケースとボルトにより挟み込み、ケースの外側と内側を電気的に接続する。特許文献2が開示するDC/DCコンバータは、ケースの外側にナットを締結するための端子台を設け、DC/DCコンバータ側の端子と外部電子回路装置側の端子をケースとナットにより挟み込み、ケースの外側と内側を電気的に接続する。
図4と図5に示す従来技術の電子回路装置は、特許文献2が開示するDC/DCコンバータとほぼ同様な方法により、ケースの外側と内側を電気的に接続する。図4と図5はそれぞれ、従来技術の電子回路装置を示す斜視図と断面図である。図5の断面図は、後述の外側部31Pが後述のケース1Pの外側に延伸する方向と、後述の端子4Pが図4の紙面上方に延伸する方向と、を含む平面内での断面図である。ただし、図4の斜視図に、後述の端子固定ナット5Pが記載されておらず、図5の断面図に、本来は断面図に包含されないはずである後述の端子台固定ボルト6Pが記載されている。
従来技術の電子回路装置は、ケース1P、端子台2P、電極3P、端子4P、端子固定ナット5P、端子台固定ボルト6Pなどから構成される。ケース1Pは、電子回路を収容する樹脂製の部材である。端子台2Pは、電極3Pと端子4Pを電子回路装置に固定する樹脂製の部材である。電極3Pは、ケース1Pの外側と内側を電気的に接続する導電性の部材である。端子4Pは、電子回路装置の出力を電子回路装置の外部に伝達する導電性の部材である。端子固定ナット5Pは、端子4Pを端子台2Pに固定するナットである。端子台固定ボルト6Pは、端子台2Pをケース1Pに固定するボルトである。
端子台2Pは、突設部21P、外側部22P、埋込部23Pから構成される。外側部22Pは、ケース1Pの外側表面に固定される。突設部21Pは、外側部22Pに対して電子回路装置の外側に固定される。埋込部23Pは、外側部22Pに対して電子回路装置の内側に固定され、ケース1Pの穴部に埋め込まれる。突設部21P、外側部22P、埋込部23Pは、それぞれの穴部を電極3Pにより挿通される。
電極3Pは、外側部31P、埋込部32P、内側部33Pから構成される。埋込部32Pは、端子台2Pの穴部に埋め込まれる。外側部31Pは、埋込部32Pに対して電子回路装置の外側に固定され、ボルトとしてネジ溝を形成される。内側部33Pは、埋込部32Pに対して電子回路装置の内側に固定され、内端近傍に穴部34Pを形成される。外側部31Pがケース1Pの外側に延伸する方向に垂直な面内に関して、埋込部32Pの断面積は外側部31Pの断面積と内側部33Pの断面積より大きく設定されている。
外側部31Pを端子4Pの穴部に挿通し、端子固定ナット5Pを外側部31Pに締結することにより、端子4Pを端子台2Pに固定できる。電子回路の内部配線を穴部34Pに挿通することにより、電子回路の内部配線を電極3Pに固定できる。埋込部32Pの断面積は内側部33Pの断面積より大きく設定されるため、埋込部32Pの内側側面は端子台2Pの穴部側面に接触し、埋込部32Pの断面積は外側部31Pの断面積より大きく設定されるため、埋込部32Pの外側側面は端子4Pの内側側面に接触し、以上の接触により電極3Pを端子台2Pに固定できる。端子台固定ボルト6Pを外側部22Pとケース1Pのそれぞれの穴部に挿通することにより、端子台2Pをケース1Pに固定できる。ケース1Pの外側表面と外側部22Pのケース1Pとの接触面の相互間に、Oリングやガスケットなどのシール材11Pを配置することにより、面相互間で面シールがなされる。
ケース1Pの外側表面と外側部22Pのケース1Pとの接触面の相互間に、Oリングやガスケットなどのシール材11Pが配置される。シール材11Pによる面シール力を確保するために少なくとも、外側部31Pがケース1Pの外側に延伸する方向に関して180度対称位置に、2本の端子台固定ボルト6P、6Pを締結する必要がある。2本の端子台固定ボルト6P、6Pを締結するために、外側部22Pにボルト締結スペースを設ける必要があり、外側部22Pひいては端子台2Pを大型化している。
端子4Pから延伸するケーブルを破損させないために、ケーブルを端子台固定ボルト6Pの頭部に接触させない必要がある。ケーブルを端子台固定ボルト6Pの頭部に接触させないために、以下に示す2つの方法が考えられる。
第1の方法では、ケーブル経路が端子台固定ボルト6Pの頭部に重ならないようにすることにより、ケーブルを端子台固定ボルト6Pの頭部に接触させないようにする。しかし、ケーブル経路を考慮する必要があるため、設計の自由度が低くなる。
第2の方法では、外側部31Pがケース1Pの外側に延伸する方向に関して、端子台固定ボルト6Pの頭部の長さと突設部21Pの長さをそれぞれaとbとするときに、bをaより十分に大きくすることにより、ケーブル経路が端子台固定ボルト6Pの頭部に重なるときでも、ケーブルを端子台固定ボルト6Pの頭部に接触させないようにする。よって、ケーブル経路を考慮する必要がないため、設計の自由度が高くなる。しかし、突設部21Pひいては端子台2Pを大型化する必要があるため、製造コストが高くなる。
本発明は、端子を固定する端子台を備える電子回路装置において、ケーブル経路を考慮する必要をなくすことにより設計の自由度を高くし、端子台を大型化する必要をなくすことにより製造コストを低くする技術を提供することを目的とする。
本発明の電子回路装置は、ケースと電極と固定部材を備える。ケースは、電子回路を収容し、電極は、ケースの外側と内側を電気的に接続する。固定部材は、ネジ形状を有しケースに固定され電極を固定する。電極は、固定部材の軸方向に形成される電極挿入孔に挿入される。固定部材は、ケースに形成される固定部材挿入孔に挿入される。電極がケースに固定される方法として、以下に示す2つの方法が考えられる。
第1の方法では、固定部材のネジ頭部は、ケースの外側面と内側面のうち一方の側面に接触する。固定部材のネジ尾部は、ケースの外側面と内側面のうち他方の側面においてナットを締結され、ナットは、他方の側面に接触する。ネジ頭部が一方の側面に接触し、ナットが他方の側面に接触することにより、固定部材がケースに固定され、結果として電極がケースに固定される。つまり、ナットと固定部材自体のネジ頭部がケースを挟み込むことにより、ネジ形状の固定部材がケースに固定される。そして、ネジ形状の固定部材は、ケースの外側と内側のうちいずれから挿入されてもよい。
第2の方法では、固定部材のネジ尾部は、固定部材挿入孔に形成されるネジ溝部に螺合される。ネジ尾部がネジ溝部に螺合されることにより、固定部材がケースに固定され、結果として電極がケースに固定される。つまり、ネジ溝部と固定部材自体のネジ尾部が摩擦力を相互に及ぼすことにより、ネジ形状の固定部材がケースに固定される。
第1及び第2の方法では、複数のボルトがケースの外側から締結されることなく、固定部材がケースに固定される。よって、複数のボルトの締結スペースを設ける必要がないため、ケーブル経路を考慮する必要がなく、固定部材を大型化する必要がない。
本発明の電子回路装置は、ケーブル経路を考慮する必要をなくすことにより設計の自由度を高くし、端子台を大型化する必要をなくすことにより製造コストを低くする。
{電子回路装置の構成要素}
図1と図2はそれぞれ、本発明の電子回路装置を示す斜視図と断面図である。図2の断面図は、後述の外側部31が後述のケース1の外側に延伸する方向と、後述の端子4が図1の紙面上方に延伸する方向と、を含む平面内での断面図である。ただし、図1の斜視図に、後述の端子固定ナット5が記載されていない。
図1と図2はそれぞれ、本発明の電子回路装置を示す斜視図と断面図である。図2の断面図は、後述の外側部31が後述のケース1の外側に延伸する方向と、後述の端子4が図1の紙面上方に延伸する方向と、を含む平面内での断面図である。ただし、図1の斜視図に、後述の端子固定ナット5が記載されていない。
本発明の電子回路装置は、ケース1、端子台2、電極3、端子4、端子固定ナット5、端子台固定ナット6などから構成される。ケース1は、電子回路を収容する樹脂製の部材である。端子台2は、電極3と端子4を電子回路装置に固定する部材であり、後述の突設部21、外側部22、埋込部23は、樹脂製の部材であり、後述の内側部24は、金属製の部材である。電極3は、ケース1の外側と内側を電気的に接続する導電性の部材である。端子4は、電子回路装置の出力を電子回路装置の外部に伝達する導電性の部材である。端子固定ナット5は、端子4を端子台2に固定するナットである。端子台固定ナット6は、端子台2をケース1に固定するナットである。
端子台2は、突設部21、外側部22、埋込部23、内側部24から構成される。外側部22は、ケース1の外側表面に固定される。突設部21は、外側部22に対して電子回路装置の外側に固定される。埋込部23は、外側部22に対して電子回路装置の内側に固定され、ケース1の穴部に埋め込まれる。内側部24は、埋込部23に対して電子回路装置の内側に固定され、ボルトとしてネジ溝を形成される。突設部21、外側部22、埋込部23、内側部24は、それぞれの穴部を電極3により挿通される。
電極3は、外側部31、埋込部32、内側部33から構成される。埋込部32は、端子台2の穴部に埋め込まれる。外側部31は、埋込部32に対して電子回路装置の外側に固定され、ボルトとしてネジ溝を形成される。内側部33は、埋込部32に対して電子回路装置の内側に固定され、内端近傍に穴部34を形成される。外側部31がケース1の外側に延伸する方向に垂直な面内に関して、埋込部32の断面積は外側部31の断面積と内側部33の断面積より大きく設定されている。
外側部31を端子4の穴部に挿通し、端子固定ナット5を外側部31に締結することにより、端子4を端子台2に固定できる。電子回路の内部配線を穴部34に挿通することにより、電子回路の内部配線を電極3に固定できる。埋込部32の断面積は内側部33の断面積より大きく設定されるため、埋込部32の内側側面は端子台2の穴部側面に接触し、埋込部32の断面積は外側部31の断面積より大きく設定されるため、埋込部32の外側側面は端子4の内側側面に接触し、以上の接触により電極3を端子台2に固定できる。端子台固定ナット6を内側部24に締結することにより、端子台2をケース1に固定できる。ケース1の穴部表面と埋込部23のケース1との接触面の相互間に、Oリングやガスケットなどのシール材11を配置することにより、面相互間で軸シールがなされる。ケース1の外側表面に凹部12が形成され、外側部22のケース1との接触面に凸部221が形成され、ケース1側の凹部12と外側部22側の凸部221が係合される。
{電子回路装置の製造方法}
図1と図2を参照しながら、本発明の電子回路装置の製造方法を説明する。
図1と図2を参照しながら、本発明の電子回路装置の製造方法を説明する。
まず、ケース1、端子台2、電極3、端子4を製造する方法を説明する。ケース1を樹脂成型により製造し、電子回路をケース1の内部に配置する。埋込部23が挿通される穴部を形成し、シール材11が配置される溝部を穴部表面に形成し、外側部22側の凸部221が係合される凹部12を外側表面に形成する。
突設部21、外側部22、埋込部23を樹脂成型により一体的に製造し、突設部21、外側部22、埋込部23において電極3が挿通される穴部を中央に形成し、外側部22においてケース1側の凹部12が係合される凸部221をケース1との接触面に形成する。内側部24を金属鋳造により製造し、ネジ溝を形成し、電極3が挿通される穴部を中央に形成する。以上の工程と埋込部23と内側部24の接合により、端子台2を製造する。
外側部31、埋込部32、内側部33を金属鋳造により一体的に製造し、外側部31においてネジ溝を形成し、内側部33において穴部34を内端近傍に形成する。以上の工程により、電極3を製造する。端子4は、穴部を先端近傍に形成され、ケーブルを圧着する圧着端子である。端子4の内側表面に不図示の凸部を形成し、突設部21の外側表面に不図示の凹部を形成し、後述のように端子4側の凸部と突設部21側の凹部を係合させる。
次に、ケース1、端子台2、電極3、端子4、端子固定ボルト5、端子台固定ナット6を結合する方法を説明する。ケース1の穴部表面に形成された溝部にシール材11を配置する。ケース1に形成された穴部に埋込部23を挿通し、ケース1側の凹部12に外側部22側の凸部221を係合させる。内側部24に端子台固定ナット6を締結することにより、端子台2をケース1に固定することができる。
端子台2の中央に形成された穴部に電極3を挿通する。端子4の穴部に外側部31を挿通し、外側部31に端子固定ナット5を締結することにより、端子4と電極3を電気的に接続することができる。端子4の穴部に外側部31を挿通するときに、上述のように端子4側の凸部と突設部21側の凹部を係合させる。穴部34に電子回路の内部配線を挿通することにより、電子回路の内部配線と電極3を電気的に接続することができる。埋込部32の内側側面は端子台2の穴部側面に接触し、埋込部32の外側側面は端子4の内側側面に接触し、以上の接触により電極3を端子台2に固定することができる。
{電子回路装置の特徴内容}
従来技術の電子回路装置では、複数の端子台固定ボルト6P、6Pがケース1Pの外側から締結されることにより、端子台2Pがケース1Pに固定される。よって、外側部22Pが大型化する問題があり、ケーブルが複数の端子台固定ボルト6P、6Pに接触しないようにケーブル経路を考慮する必要がある。本発明の電子回路装置では、単一の端子台固定ナット6がケース1の内側から締結されることにより、端子台2がケース1に固定される。よって、外側部22が大型化する問題がなく、ケーブルが単一の端子台固定ナット6に接触しないようにケーブル経路を考慮する必要がない。端子台2がケース1に固定されるのは、端子台固定ナット6がケース1の内側面に接触し、外側部22がケース1の外側面に接触し、端子台固定ナット6と外側部22がケース1を挟み込むためである。
従来技術の電子回路装置では、複数の端子台固定ボルト6P、6Pがケース1Pの外側から締結されることにより、端子台2Pがケース1Pに固定される。よって、外側部22Pが大型化する問題があり、ケーブルが複数の端子台固定ボルト6P、6Pに接触しないようにケーブル経路を考慮する必要がある。本発明の電子回路装置では、単一の端子台固定ナット6がケース1の内側から締結されることにより、端子台2がケース1に固定される。よって、外側部22が大型化する問題がなく、ケーブルが単一の端子台固定ナット6に接触しないようにケーブル経路を考慮する必要がない。端子台2がケース1に固定されるのは、端子台固定ナット6がケース1の内側面に接触し、外側部22がケース1の外側面に接触し、端子台固定ナット6と外側部22がケース1を挟み込むためである。
端子台2は、突設部21を備えていてもよく、突設部21を備えていなくてもよい。端子台2が突設部21を備えているときには、端子台2が小型化されにくくなるが、ケーブルがケース1に接触しにくくなる。端子台2が突設部21を備えていないときには、ケーブルがケース1に接触しやすくなるが、端子台2が小型化されやすくなる。
本発明のように、ケース1の穴部表面に形成された溝部に、シール材11を配置することにより、ケース1と端子台2を軸シールしてもよく、従来技術のように、ケース1の外側表面と外側部22のケース1との接触面の相互間に、シール材11を配置することにより、ケース1と端子台2を面シールしてもよい。もっとも、本発明のような軸シールの場合には、従来技術のような面シールの場合より、外側部22を小型化することができる。
ケース1側の凹部12と外側部22側の凸部221を係合させることにより、端子台固定ナット6を内側部24に締結するときに、端子台2が回転することを防止できる。もちろん、ケース1側に凸部を形成し、外側部22側に凹部を形成し、凸部と凹部を係合させてもよい。端子4側の凸部と突設部21側の凹部を係合させることにより、端子固定ナット5を外側部31に締結するときに、端子4が回転することを防止できる。もちろん、端子4側に凹部を形成し、突設部21側に凸部を形成し、凹部と凸部を係合させてもよい。
{電子回路装置の変形例}
上述の実施例では、端子台2がネジの役割を担い、外側部22と突設部21がネジ頭部の役割を担い、内側部24と埋込部23がネジ尾部の役割を担う。端子台2は電極3を挿入される穴部を形成され、ケース1は端子台2を挿入される穴部を形成される。端子台2はケース1の外側からケース1の穴部に挿入され、電極3は端子台2の穴部に挿入される。端子台固定ナット6はケース1の内側からネジ尾部に相当する内側部24に締結される。端子4はネジ頭部に相当する突設部21に接触するように固定される。ネジ頭部に相当する外側部22がケース1の外側面に接触し、端子台固定ナット6がケース1の内側面に接触することにより、端子台2がケース1に固定され、電極3がケース1に固定される。
上述の実施例では、端子台2がネジの役割を担い、外側部22と突設部21がネジ頭部の役割を担い、内側部24と埋込部23がネジ尾部の役割を担う。端子台2は電極3を挿入される穴部を形成され、ケース1は端子台2を挿入される穴部を形成される。端子台2はケース1の外側からケース1の穴部に挿入され、電極3は端子台2の穴部に挿入される。端子台固定ナット6はケース1の内側からネジ尾部に相当する内側部24に締結される。端子4はネジ頭部に相当する突設部21に接触するように固定される。ネジ頭部に相当する外側部22がケース1の外側面に接触し、端子台固定ナット6がケース1の内側面に接触することにより、端子台2がケース1に固定され、電極3がケース1に固定される。
第1の変形例では、上述の実施例と同様な端子台2が、ケース1の内側からケース1の穴部に挿入される。電極3は、端子台2の穴部に挿入される。端子台固定ナット6は、ケース1の外側から端子台2のネジ尾部に締結される。端子4は、端子台2のネジ尾部と端子台固定ナット6に接触するように固定される。端子台2のネジ頭部がケース1の内側面に接触し、端子台固定ナット6がケース1の外側面に接触することにより、端子台2がケース1に固定され、電極3がケース1に固定される。よって、端子4の固定部位が大型化する問題がなく、端子4の固定部位との関係でケーブル経路を考慮する必要がない。
第2の変形例では、ネジ尾部の長さがケースの厚さより短い端子台が、ケースの外側からケースの穴部に挿入される。図3は、変形例の電子回路装置を示す断面図である。ケース1Vは、後述の端子台2Vが挿入される穴部を外側に形成されており、後述の電極3Vが挿入される穴部を内側に形成されている。端子台2Vは、ネジ頭部21Vとネジ尾部22Vを備えており、後述の電極3Vが挿入される穴部を形成されている。端子台2Vのネジ尾部22Vの表面に形成されるネジ溝部と、ケース1Vの外側の穴部の表面に形成されるネジ溝部と、は相互に螺合される。端子台2Vのネジ尾部22Vの長さは、ケース1Vの厚さより短い。電極3Vと端子4Vと端子固定ナット5Vは、上述の実施例と同様なものであり、電極3Vについては、簡略化して図示されている。
ケース1Vの外側の穴部に、端子台2Vのネジ尾部22Vが挿入され、ケース1Vの外側の表面に、端子台2Vのネジ頭部21Vが接触する。端子台2Vの穴部に、電極3Vが挿入される。端子4Vの穴部に、電極3Vの外側の先端が挿入され、電極3Vの外側の先端に、端子固定ナット5Vが締結される。端子台2Vのネジ尾部22Vの表面に形成されるネジ溝部と、ケース1Vの外側の穴部の表面に形成されるネジ溝部と、が相互に螺合されることにより、端子台2Vがケース1Vに固定され、電極3Vがケース1Vに固定される。よって、端子4Vの固定部位が大型化する問題がなく、端子4Vの固定部位との関係でケーブル経路を考慮する必要がない。さらに、第2の変形例では上述の実施例と第1の変形例と異なり、端子台固定ナット6を必要としない。
1 ケース、2 端子台、3 電極、4 端子、5 端子固定ナット、6 端子台固定ナット、11 シール材、12 凹部、21 突設部、22 外側部、23 埋込部、24 内側部、31 外側部、32 埋込部、33 内側部、34 穴部、221 凸部。
Claims (1)
- 電子回路を収容するケースと、
前記ケースの外側と内側とを電気的に接続する電極と、
前記ケースに固定され前記電極を固定するネジ形状の固定部材と、
を備え、
前記電極は、前記固定部材の軸方向に形成される電極挿入孔に挿入され、
前記固定部材は、前記ケースに形成される固定部材挿入孔に挿入され、
前記固定部材のネジ頭部は、前記ケースの外側面と内側面のうち一方の側面に接触し、
前記固定部材のネジ尾部は、前記ケースの外側面と内側面のうち他方の側面においてナットを締結され、前記ナットは、前記他方の側面に接触し、
前記ネジ頭部が前記一方の側面に接触し、前記ナットが前記他方の側面に接触することにより、前記固定部材が前記ケースに固定されることを特徴とする電子回路装置。
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JP2014086359A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Mitsubishi Electric Corp | 電気機器の出力端子 |
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