JP6354594B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品が実装された基板を筐体内に収容してなる電子装置に関するものである。
基板上に電子部品とコネクタとを実装し、その基板を筐体内に収容する電子装置が一般に知られている。また、基板実装のコネクタとして、基板面に垂直となる方向に相手方コネクタが挿抜される垂直コネクタを用いる構成が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−16369号公報
基板上に垂直コネクタを実装する構成では、相手方コネクタを挿抜する際に垂直コネクタを介して基板法線方向に力が作用し、それに起因して基板の撓み変形が生じることが考えられる。そのため、電子部品やコネクタ端子の半田付け部分等において破損等の不具合の発生が懸念される。
なお、電子装置におけるコネクタの取付方法として、ダイカスト製の筐体に対してコネクタをねじ止めする方法があるが、低コスト化等を目的として、ダイカスト製の筐体に代えて、鉄板プレスによる板金筐体を用いる場合には、防水性の確保の観点からねじ止めが行われないことが想定される。この場合、コネクタの挿抜に起因する部品破損の懸念が強くなると考えられる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、コネクタの着脱に起因する不都合の抑制を図ることができる電子装置を提供することを主たる目的とするものである。
電子装置は、電子部品を実装した基板(20)と、前記基板の基板面に実装され、該基板面に交差する向きに相手方コネクタが着脱される実装コネクタ(30)と、前記基板におけるコネクタ実装面の側の第1筐体部材(11)とその反対の面の側の第2筐体部材(12)とを有し、それら各筐体部材の互いの結合により形成された収容空間に前記基板及び前記実装コネクタを収容する筐体(10)と、を備えている。また、前記第1筐体部材は、前記実装コネクタにおいて前記相手方コネクタが着脱される側の第1面(32a)に接触し、前記第2筐体部材は、前記実装コネクタにおいて前記第1面とは反対側の第2面(32b)に接触している。
上記構成によれば、実装コネクタにおいて相手方コネクタが着脱される側の第1面には第1筐体部材が接触し、その第1面とは反対側の第2面には第2筐体部材が接触しており、実装コネクタは、基板両側の各筐体部材により挟持された状態となっている。そのため、実装コネクタに対して相手方コネクタが装着又は脱離される際に、実装コネクタに対して基板法線方向の力が作用しても、その力を各筐体部材のいずれかにより受けることができ、それにより実装コネクタの変位、ひいては基板の撓み変形を抑制できる。その結果、コネクタの着脱に起因する不都合の抑制を実現できる。
本実施形態に係る電子装置の全体構成を示す図。 電子装置の側面図。 図1の3−3線縦断面図。 図1の4−4線縦断面図。 コネクタの構成を示す断面図。 カバーの平面図。 ケースの平面図。 本実施形態に係る電子装置の効果についての説明図。 変容例の電子装置を示す図。 変容例の電子装置を示す図。 変容例の電子装置を示す図。
以下、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、車載の電力変換装置として実用化される電子装置を例に挙げて説明する。なお以下の記載では、説明の便宜上、図2に示す状態を基準に上下方向を規定する。
図1〜図4に示すように、電子装置100は、基板20と、実装コネクタとしてのコネクタ30と、基板20及びコネクタ30を収容する筐体10とを備えている。なお、図1では、筐体10内の基板20が破線にて示されている。
筐体10は、アルミニウム、鉄などの金属板をプレス成形した板金筐体であり、第1筐体部材及び第2筐体部材としてのカバー11及びケース12を備えている。これらカバー11及びケース12は、基本的にはねじ止めを用いず、シール部による接着にて相互に結合されている。そして、カバー11及びケース12の相互の結合により形成される収容空間に基板20及びコネクタ30が収容されている。
カバー11は、天板部11aとその周囲の周壁部11bとを有する略箱状をなしており、図の下面側が開口している。また、ケース12は、底板部12aとその周囲の周壁部12bとを有する略箱状をなしており、図の上面側が開口している。カバー11及びケース12の周縁部、すなわち周壁部11b,12bの外側には鍔部11c,12cがそれぞれ設けられており、鍔部11c,12cが相互に接合されることで、カバー11及びケース12が一体化されている。
鍔部11c,12cには、周壁部11b,12bを囲むようにして、共に同方向に突出する突条部11d,12dが形成されており、その突条部11d,12dの間にシール材が充填されている。この突条部11d,12d及びシール材により、カバー11及びケース12の接合部が封止されている。
本実施形態では、突条部11d,12dは、上に凸となる向きで形成され、カバー11側を溝、ケース12側を突起として互いを重ねて組み付けられている。なお、カバー11の突条部11d(溝)よりもケース12の突条部12d(突起)を小さめに形成することで、溝と突起の間にシール材を充填可能な隙間が形成されている。このように溝と突起との間にシール材を充填した状態で各部を接合することにより、筐体10の防水性能が高められる。なおシール材としては、シリコン系の湿気硬化型接着材の他、液状のものを配置後に効果させる硬化型のものを使用できる。これ以外にも防水性又は非防水性の硬化型の周知のシール材を使用できる。
カバー11には、天板部11aと鍔部11cとの間となる高さ位置に段差部13が形成されている。段差部13は、コネクタ30を収容するコネクタ収容空間を形成する部位であり、その上面には、コネクタ30の一部(後述する嵌合部33)を外部に露出する開口部14が形成されている。
基板20は、合成樹脂などの電気絶縁材料からなるプリント基板であり、ランドを含む配線が形成された絶縁基材に、マイコン、パワートランジスタ、抵抗、コンデンサ等の各種電子部品が実装されている(図示略)。なお、基板20の絶縁基材は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、セラミック、ガラスと樹脂との複合体等の公知の絶縁材料で形成される。基板20は、その周縁部がカバー11及びケース12により挟持されることで、筐体10に対して固定されている。
コネクタ30は、長尺状をなしており、基板20の片側の基板面に実装されている。コネクタ30は、基板面に直交する向きに相手方コネクタ(図示略)が挿抜される、いわゆる垂直コネクタとして構成され、基板20の一辺に沿って設けられている。ただし、相手方コネクタの挿抜の向きは、基板面に垂直な向きに限定されず、基板面に交差する向きであればよい。
基板20においてコネクタ30が実装される部分は、コネクタ30の長手方向と同じ長さ寸法を有している。本実施形態では、図1に示すように、基板20の外形輪郭が略凸形状をなしており、突出部20aがコネクタ30の配置領域となっている。
図5に示すように、コネクタ30は、複数のコネクタピン31と、コネクタピン31を保持するハウジング32とを備えている。コネクタピン31は、ハウジング32の厚み方向を両側から突出する長さを有している。ハウジング32から突出したコネクタピン31の下端側は基板20に接続され、上端側は相手方コネクタと接続されることとなる。コネクタピン31の下端側は基板20に対して半田付け等により固定されている。
図1に示すように、ハウジング32は、所定数ずつのコネクタピン31を囲むようにして、略角筒状をなす複数(本実施形態では3つ)の嵌合部33が設けられており、その複数の嵌合部33はハウジング32の長手方向に一列に並べて配置されている。嵌合部33が「着脱部」に相当する。
図5に示すように、ハウジング32は、図の上面側、すなわち相手方コネクタが挿抜される側が、基板面に平行でかつ略平坦な平面状に形成されるのに対し、図の下面側が、段差状に形成されている。つまり、ハウジング32は、縦断面で見て薄肉の薄肉部34と厚肉の厚肉部35とを有している。薄肉部34は、コネクタピン31が設けられる部位であり、その下面が基板面から離間している。また、厚肉部35は、薄肉部34よりも外側であり、かつ基板20よりも外側にはみ出して設けられる部位である。厚肉部35は、横断面で見て基板20の突出部20aを三方から囲む形状で設けられている(図7参照)。厚肉部35において基板20の突出部20aの先端側の側端面は、筐体10の周縁部に位置し、筐体10から露出している。
また、厚肉部35の下面において基板側の部位には切欠き部36が形成されている。この切欠き部36は、基板20にコネクタ30を実装した状態で基板20のコネクタ実装面に接触する部位であり、基板20に対するコネクタ30の位置を合わせる位置合わせ部として機能する。
そして、筐体10内に基板20及びコネクタ30が収容された状態では、ハウジング32の上面32aにカバー11の段差部13が接触し、下面32b(厚肉部35の下面)にケース12の鍔部12cが接触している。かかる状態では、コネクタ30がカバー11及びケース12により挟持された状態となっている。
コネクタ30の保持状態について補足する。図6及び図7には、カバー11及びケース12におけるハウジング32に対する接触領域R1,R2が示されている。これら各図では、ハウジング32の外形を破線にて示し、接触領域R1,R2をハッチングにて示している。
図6に示すように、カバー11においては、段差部13の開口部14を環状に囲むようにして、ハウジング32の上面32aに接触する接触領域R1が設けられている。つまり、コネクタ30の複数の嵌合部33を囲む位置に接触領域R1が設けられている。
また、図7に示すように、ケース12においては、ハウジング32の厚肉部35の下面形状に合わせて接触領域R2が設けられている。つまり、基板20の突出部20aを三方向から囲む位置に接触領域R2が形成されている。接触領域R2は、縦断面で見て接触領域R1に上下に重複する位置に設けられている。
以上のように構成された電子装置100では、コネクタ30の各嵌合部33に対して相手方コネクタが垂直方向に挿抜される際、その挿抜によりコネクタ30に対して加わる力が筐体10により受け止められる。これにより、基板20の撓み変形が抑制されるようになっている。
これを図8により補足説明する。図8(a)には比較対象として従来の電子装置200を示し、(b)には本実施形態の電子装置100を示す。なお、従来の電子装置200では、筐体の周縁部よりも内側部位において基板201上に垂直式のコネクタ202が実装されている。
従来の電子装置200では、図8(a)に示すように、コネクタ202に対して、基板201に垂直な方向から相手方コネクタCNが装着される際、コネクタ202に作用する下方への力によりコネクタ202が下方に変位し、ひいては基板201の撓み変形が生じる。これにより、電子部品やコネクタピンの半田付け部分等において破損等の不具合の発生が懸念される。
これに対して、本実施形態の電子装置100では、図8(b)に示すように、コネクタ30に対して、基板20に垂直な方向から相手方コネクタCNが装着される際、コネクタ30に作用する下方への力がケース12の鍔部12c、すなわちケース12における接触領域R2(図7参照)にて受け止められる。これにより、コネクタ30の変位、ひいては基板20の撓み変形が抑制される。したがって、電子部品やコネクタピンの半田付け部分等における破損等の不具合の発生が抑制される。
図示による説明は省略するが、コネクタ30から相手方コネクタCNを脱離する際にも同様の効果が得られるものとなっている。つまり、コネクタ30から相手方コネクタCNを脱離する際には、コネクタ30に上方への力が作用するが、その力がカバー11の段差部13、すなわちカバー11における接触領域R1(図6参照)にて受け止められる。これにより、やはりコネクタ30の変位、ひいては基板20の撓み変形が抑制されるようになっている。
また、接触領域R1,R2がコネクタ30の長手方向に沿って連続形成されているため、カバー11側では、複数の嵌合部33の並び方向に離れた少なくとも2カ所がコネクタ30の上面32aに接触するとともに、ケース12側では複数の嵌合部33の並び方向に離れた少なくとも2カ所がコネクタ30の上面32aに接触する構成となっている。そのため、例えば最も端になる嵌合部33に対して相手方コネクタが挿抜され、それによりコネクタ30にその長手方向の片側に傾くような力が作用しても、それに起因して半田付け部等が破損するといった不都合の発生が抑制されるようになっている。
また、本実施形態の電子装置100と従来の電子装置200とを比較すると、基板において電子部品の実装が可能な実装領域が、従来の電子装置200に比べて本実施形態の電子装置100の方が拡張されている。つまり、従来の電子装置200では実装領域がAであるのに対し、本実施形態の電子装置100では、コネクタ30の一部を基板20からはみ出して配置したことから、実装領域がAよりも大きいBになっている。
また、カバー11側の接触領域R1には、その接触領域R1に沿ってシール部が設けられ、ケース12側の接触領域R2には、その接触領域R2に沿ってシール部が設けられている。
具体的には、図5に示すように、ハウジング32の上面32aには、嵌合部33を囲む位置に突条部37が形成されている。この突条部37は、ケース12の突条部12dと同じ大きさで形成されており、ハウジング32の上面32aに加え、側面にも連続形成されている。また、図6に示すように、カバー11の段差部13には、ハウジング32の突条部37に対して重ね合わされる突条部13aが形成されている。段差部13の突条部13aは、接触領域R1に対応する位置に形成され、鍔部11cの突条部11dに連続している。
したがって、カバー11の段差部13にコネクタ30を組み付けた状態では、カバー11側の突条部13aを溝、ハウジング32側の突条部37を突起として互いが重ね合わされるとともに、その間にシール材が介在されることで、シール部が構成される(図3、図4参照)。このシール部は、カバー11及びケース12の接合部に設けられるシール部に連続している。
また、図5に示すように、ハウジング32の下面32bには、厚肉部35の長手方向に沿って溝部38が形成されている。この溝部38は、カバー11の突条部11dの溝と同じ大きさで形成されている。また、図7に示すように、ケース12において鍔部12cには、接触領域R2に対応する位置に突条部12dが形成されている。
したがって、ケース12にコネクタ30を組み付けた状態では、ハウジング32側の溝部38に対してケース12側の突条部12dが重ね合わされるとともに、その間にシール材が介在されることで、シール部が構成される(図3、図4参照)。このシール部は、カバー11及びケース12の接合部に設けられるシール部に連続している。
なお、カバー11及びケース12の接合部に設けられるシール部が「第1シール部」に相当し、カバー11とハウジング32との接触部分、及びケース12とハウジング32との接触部分に設けられるシール部が「第2シール部」に相当する。
次に、以上の構成を備える電子装置100の組み付けについて説明する。
まず板金プレス成型で形成されたカバー11及びケース12を用意する。また、電子部品が実装された基板20にコネクタ30を実装する。このとき、コネクタピン31を基板20のスルーホールに挿通するとともに、ハウジング32の切欠き部36を基板20の端部に接触させた状態で、コネクタ30を固定する。この状態では、基板20の一辺に沿ってコネクタ30が配置され、コネクタ30の一部(ハウジング32の厚肉部35)が基板20の外側にはみ出した状態となる。
次に、基板20及びコネクタ30に対してカバー11及びケース12の組み付けを実施する。このとき、先に基板20及びコネクタ30にカバー11の組み付けを行い、その後、ケース12の組み付けを行う。
詳しくは、カバー11を天板部11aが下、鍔部11cが上となる向き(図3等とは逆向き)とし、カバー11側の突条部11d,13aにシール材を塗布する。そしてこの状態で、上方から基板20及びコネクタ30をカバー11に組み付ける。この際、カバー11の段差部13の突条部13aにハウジング32の突条部37を重ね合わせ、接触領域R1におけるシール部を形成する。
その後、ケース12の組み付けを実施する。この際まず、ハウジング32の溝部38にシール材を塗布する。そして、カバー11の鍔部11cの突条部11dとハウジング32の溝部38に、ケース12の突条部12dを重ね合わせ、接触領域R2を含む基板20の周縁部分におけるシール部を形成する。
上記によれば以下の優れた効果を奏することができる。
・実装コネクタにおいて相手方コネクタが着脱される側の第1面には第1筐体部材が接触し、その第1面とは反対側の第2面には第2筐体部材が接触しており、実装コネクタは、基板両側の各筐体部材により挟持された状態となっている。そのため、実装コネクタに対して相手方コネクタが装着又は脱離される際に、実装コネクタに対して基板法線方向の力が作用しても、その力を各筐体部材のいずれかにより受けることができ、それにより実装コネクタの変位、ひいては基板の撓み変形を抑制できる。その結果、コネクタの着脱に起因する不都合の抑制を実現できる。
・カバー11の開口部14を囲う位置に接触領域R1を設けたため、開口部14の内側に設けられる嵌合部33に対して相手方コネクタが挿抜される際に、その挿抜による力が基板20に加えられることを抑えることができる。
・コネクタ30において複数の嵌合部33が一列に並んで配置される場合、例えば最も端になる嵌合部33に対して相手方コネクタが挿抜される際には、コネクタ30の長手方向において片側に傾くような力が作用する。この点、カバー11において複数の嵌合部33の並び方向に離れた少なくとも2カ所が、コネクタ30の上面32aに接触するとともに、ケース12において複数の嵌合部33の並び方向に離れた少なくとも2カ所が、コネクタ30の上面32aに接触する構成とした。そのため、上記のようにコネクタ30の長手方向において片側に傾くような力が作用しても、それに起因する不都合の発生を抑制できる。
・コネクタ30を、その一部が基板20の外側にはみ出るようにして基板20の一辺側に寄せて配置したため、基板20における実装面積を確保しやすくできる。また、コネクタ30においてカバー11とケース12とに挟まれた部位を設ける上で好適な構成を実現できる。
・カバー11とハウジング32との接触部分、及びケース12とハウジング32との接触部分にシール部を設け、そのシール部を、カバー11及びケース12の接合部に設けられるシール部に連続させる構成にしたため、コネクタ30をカバー11とケース12とで挟み込む構成において、筐体10をより適切にシールできる。
・各シール部にシール材を充填することとしたため、筐体10における防水性能を向上できる。
本発明は上記に限らず以下に示すように実施することができる。なお以下の説明において上述と同様の構成には同じ図番号を付して詳述は省略する。
・上記実施形態では、カバー11やケース12、ハウジング32に上に凸となる向きで突条部11d,12d,13a等を形成し、それによりシール部を構成したが、これを変更し、カバー11やケース12、ハウジング32に下に凸となる向きで突条部11d,12d,13a等を形成してもよい。すなわち、図9に示すように、カバー11側とハウジング32の下面側とを突起、ケース12側とハウジング32の上面側とを溝として互いを重ねて組み付ける構成にする。この場合、図9の状態で溝開口が上向きとなる。そのため、電子装置100の組み立て時には、コネクタ30の上面の溝を目視しながら、カバー11の装着が可能となる。そのため、組み付け性を向上できる。
・上記実施形態では、接触領域R1,R2を所定の幅を有する面状に設けたが、これを変更し、線状に設けたり、分散して設けたりしてもよい。つまり、カバー11、ケース12及びハウジング32は、その重なり方向に相互に接触していればよく、その構成は任意である。また、接触領域R1,R2は、コネクタピン31の向きに対して垂直方向に延びる構成としたが、これを変更し、例えばコネクタピン31の向きに対して所定角度方向に延びる構成としてもよい。
・上記実施形態では、カバー11側の接触領域R1を、コネクタ30の開口部14の全周囲を囲うように設けたが、接触領域R1を、コネクタ30の開口部14を囲う周囲の少なくとも一部設けるようにしてもよい。例えば、図10に示すように、接触領域R1を、コネクタ30の長手方向に沿う位置にのみ設けてもよい。このとき、コネクタ30を挟む両側にそれぞれ接触領域R1を設けてもよいし、図10とは逆に、コネクタ30に対して図の下側にのみ設けてもよい。ケース12側の接触領域R2についても同様に、コネクタ30の長手方向に沿う位置にのみ設けてもよい。
又は、図11に示すように、カバー11側の接触領域R1を、コネクタ30の長手方向の両端の位置に設けてもよい。ケース12側の接触領域R2についても同様である。いずれにしろ、カバー11において嵌合部33の並び方向に離れた少なくとも2カ所がコネクタ30の上面32aに接触し、ケース12において嵌合部33の並び方向に離れた少なくとも2カ所が、コネクタ30の下面32bに接触する構成であればよい。このとき、複数の嵌合部33のうち2以上又は全てに対応する複数個所において、カバー11とコネクタ30とが接触するとともに、ケース12とコネクタ30とが接触する構成であるとよい。
・開口部14を囲む位置であって、開口部に対して異なる二方向の位置に接触領域R1を設けてもよい。例えば、コネクタ30の長手方向に沿う位置と、コネクタ30の短手方向に沿う位置との各々に接触領域R1を設けてもよい。この場合にも、開口部14の内側に設けられる嵌合部33に対して相手方コネクタが挿抜される際に、その挿抜による力により基板20が一方向に傾くような力が作用しても、それに起因する不都合の発生を抑制できる。
・シール部は、基板20の外周形状を環状に囲むように形成されることが好ましい。この場合、接触領域R1,R2の形状に関わらず、基板20における防水性能を確保できる。
・上記では、シール部にシール材を塗布することにより筐体10が防水構造となるようにしている。これ以外にも、シール部にシール材を塗布しなくてもよい。この場合、電子装置の構成の簡略化を図ることができる。
・筐体10のカバー11及びケース12を板金プレスにて成形することに代えて、ダイカスト成形等で成形することも可能である。
・上記では、接触領域R1,R2を、電子装置100の縦断面で見て上下に重複する位置に設ける構成としたが、これ以外に、電子装置100の縦断面で見て上下に重複しない位置に設ける構成としてもよい。
10…筐体、11…カバー、12…ケース、20…基板、30…コネクタ、32a…上面、32b…下面。

Claims (6)

  1. 電子部品を実装した基板(20)と、
    前記基板の基板面に実装され、該基板面に交差する向きに相手方コネクタが着脱される実装コネクタ(30)と、
    前記基板におけるコネクタ実装面の側の第1筐体部材(11)とその反対の面の側の第2筐体部材(12)とを有し、それら各筐体部材の互いの結合により形成された収容空間に前記基板及び前記実装コネクタを収容する筐体(10)と、
    を備え、
    前記第1筐体部材は、前記実装コネクタにおいて前記相手方コネクタが着脱される側の第1面(32a)に接触し、
    前記第2筐体部材は、前記実装コネクタにおいて前記第1面とは反対側の第2面(32b)に接触しており、
    前記実装コネクタは、前記基板の外側にはみ出したはみ出し部(35)を有しており、
    前記はみ出し部に、前記第1面と前記第2面とが形成されており、
    前記第1面および前記第2面よりも前記筐体の周縁側において前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とは離間されており、
    前記はみ出し部は、前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材により挟持されていることを特徴とする電子装置。
  2. 前記各筐体部材には、互いに接合される接合部に溝及び突起からなる第1シール部が形成されており、
    前記第1筐体部材と前記実装コネクタとの接触部分、及び前記第2筐体部材と前記実装コネクタとの接触部分には、前記第1シール部に連続する第2シール部が形成されている請求項1に記載の電子装置。
  3. 電子部品を実装した基板(20)と、
    前記基板の基板面に実装され、該基板面に交差する向きに相手方コネクタが着脱される実装コネクタ(30)と、
    前記基板におけるコネクタ実装面の側の第1筐体部材(11)とその反対の面の側の第2筐体部材(12)とを有し、それら各筐体部材の互いの結合により形成された収容空間に前記基板及び前記実装コネクタを収容する筐体(10)と、
    を備え、
    前記第1筐体部材は、前記実装コネクタにおいて前記相手方コネクタが着脱される側の第1面(32a)に接触し、
    前記第2筐体部材は、前記実装コネクタにおいて前記第1面とは反対側の第2面(32b)に接触しており、
    前記各筐体部材には、互いに接合される接合部に溝及び突起からなる第1シール部が形成されており、
    前記第1筐体部材と前記実装コネクタとの接触部分、及び前記第2筐体部材と前記実装コネクタとの接触部分には、前記第1シール部に連続する第2シール部が形成されている電子装置。
  4. 前記各シール部における溝と突起との間に充填されるシール材を備える請求項2又は3に記載の電子装置。
  5. 前記実装コネクタは、前記相手方コネクタが着脱される着脱部(33)を有し、
    前記第1筐体部材は、前記着脱部の挿通させる開口部(14)を有しており、
    前記第1筐体部材において前記開口部を囲む位置にて前記実装コネクタの前記第1面が接触している請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子装置。
  6. 前記実装コネクタは、前記相手方コネクタが着脱される複数の着脱部(33)を有し、その複数の着脱部が一列に配列されており、
    前記第1筐体部材において前記複数の着脱部の並び方向に離れた少なくとも2カ所が、前記実装コネクタの前記第1面に接触し、
    前記第2筐体部材において前記複数の着脱部の並び方向に離れた少なくとも2カ所が、前記実装コネクタの前記第2面に接触している請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子装置。
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