JP2010232207A - 基板固定構造および物理量センサ - Google Patents

基板固定構造および物理量センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2010232207A
JP2010232207A JP2009075019A JP2009075019A JP2010232207A JP 2010232207 A JP2010232207 A JP 2010232207A JP 2009075019 A JP2009075019 A JP 2009075019A JP 2009075019 A JP2009075019 A JP 2009075019A JP 2010232207 A JP2010232207 A JP 2010232207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
housing
lid
fixing structure
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009075019A
Other languages
English (en)
Inventor
Nayuta Minami
那由多 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009075019A priority Critical patent/JP2010232207A/ja
Priority to PCT/JP2010/055040 priority patent/WO2010110294A1/ja
Publication of JP2010232207A publication Critical patent/JP2010232207A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】基板固定構造および物理量センサにおいて、簡単な構造により基板を強固に位置決めして半田部への応力負荷を低減し、耐衝撃性を向上させる。
【解決手段】基板11を、この基板11との電気的接続用のコネクタ端子12を備えた筐体13の基板収容部14に収容して固定すると共に、基板収容部14を蓋体16によって封止する基板固定構造において、基板11に対向して配設された平坦部15aを有する複数の段部15が、基板収容部14の内壁14b側に分散配置され、段部15が樹脂成形により筐体13と一体成形され、蓋体16と段部15の平坦部15aとが基板11を基板11の両面側から狭持して固定している。基板11をその両面側から狭持しているので、基板11に対して垂直方向の衝撃が加わった際に半田部12aに対する剪断応力を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板を筐体に固定する基板固定構造およびその構造を備えた物理量センサに関する。
従来から、加速度や角速度などの物理量を検出するセンサ素子は基板に実装固定して用いられ、基板は、基板の保護のためや、基板上の電気回路をコネクタ端子などに電気接続するために筐体に収容固定される。そのような基板固定構造について、種々の工夫が成されている。例えば、基板固定構造として、基板とコネクタ端子との半田付け部分への熱応力による負荷の軽減と半田付け工数の軽減のために、半田付けするコネクタ端子群と、基板に挿入して固定するための複数の支柱の一部とを並設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−203072号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示されるような基板固定構造は、基板に挿入した支柱の先端部分をかしめることによって基板を固定するものであって、支柱は銅製の円柱状部材を別途製作してインサート成形により筐体に作り込む必要があり、製造工程が複雑であるという問題がある。
本発明は、上記課題を解消するものであって、大型化することのない簡単な構造により強固に基板を位置決めして半田部への応力負荷を低減し、耐衝撃性の向上を実現した基板固定構造および物理量センサを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、基板を、この基板との電気的接続用のコネクタ端子を備えた筐体の基板収容部に収容して固定すると共に、前記基板収容部を蓋体によって封止する基板固定構造において、前記基板に対向して配設された平坦部を有する複数の段部が、前記基板収容部の内壁側に分散配置され、前記複数の段部が樹脂成形により前記筐体と一体成形され、前記蓋体と前記複数の段部の平坦部とが前記基板を該基板の両面側から狭持して固定しているものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の基板固定構造において、前記蓋体は、前記基板収容部の内壁に近接して該基板収容部の内部に向けて突出する突出部を有し、前記突出部と前記基板収容部の内壁側に配設された前記段部の平坦部とによって前記基板を狭持するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の基板固定構造において、前記蓋体の前記突出部が前記基板収容部の内周に沿って分散配置されているものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の基板固定構造において、前記蓋体の前記突出部の先端が円弧状となっているものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の基板固定構造において、前記基板は、前記筐体のコネクタ端子と半田付けされ、前記コネクタ端子の半田付け部分が前記基板収容部の内壁に近接した位置に配置されているものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の基板固定構造において、前記蓋体は外周部に設けられた蓋体凸部を有し、前記筐体は前記基板収容部の開口を囲むように設けられた溝部を有し、前記蓋体は前記蓋体凸部を前記筐体の前記溝部に挿入した状態で当該溝部に充填された封止材によって前記筐体に接着固定されているものである。
請求項7の発明は、センサ素子を実装した基板を、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の基板固定構造によって前記基板収容部に収容固定した物理量センサである。
請求項1の発明によれば、蓋体と複数の段部の平坦部とによって基板を両面から狭持して固定しているので、簡単な構造によって強固に基板を位置決めでき、基板とコネクタ端子との電気的接続部への応力負荷の低減と耐衝撃性の向上を実現できる。
請求項2の発明によれば、蓋体の突出部と基板収容部の段部の平坦部とによって基板の周辺部を狭持することができるので、周辺部以外の基板面を回路用に有効に利用でき、大型化しない簡単な構造で基板を固定できる。
請求項3の発明によれば、蓋体の突出部を全周としないで部分的に設けるので、基板面をより有効に回路用に利用でき、筐体や基板を小型化できる。
請求項4の発明によれば、基板における蓋体との接触面積をより小さくできるので、筐体や基板をより小型化できる。
請求項5の発明によれば、基板とコネクタ端子との電気的接続部である半田部が、基板を両面から狭持している位置の近くとされるので、その半田部への応力負荷をより低減でき、耐衝撃性の向上を実現できる。
請求項6の発明によれば、溝部に充填された封止材によって蓋体を筐体に強固に固定できる。また、溝部に封止材を局在させることができるので、効率良く封止処理をすることができる。封止材として、固化して収縮する接着剤などを用いれば、その収縮に伴う応力を、基板を狭持する力として用いることができ、基板をより強固に確実に固定することができる。また、蓋体が外周部に備えた蓋体凸部は、蓋体の変形を防止することができるので、より確実に基板を狭持して固定することができる。
請求項7の発明によれば、簡単な構造により強固に基板を位置決めして半田部などへの応力負荷を低減して耐衝撃性を向上させた、信頼性の高い物理量センサが実現される。
(a)は本発明の第1の実施形態に係る基板固定構造および物理量センサを示す側方断面図、(b)は同構造の部分拡大断面図。 同基板固定構造および物理量センサを示す分解斜視図。 同物理量センサを後方から見た断面図。 (a)は同物理量センサの蓋体の平面図、(b)は断面図、(c)は斜視図。 同物理量センサの斜視図。 (a)は同物理量センサの正面図、(b)は底面図、(c)は側面図。 第1の実施形態の変形例を示す分解斜視図。 同変形例を後方から見た断面図。 第2の実施形態に係る基板固定構造および物理量センサを後方から見た断面図。 (a)は同物理量センサの蓋体の平面図、(b)は断面図、(c)は斜視図。 第3の実施形態に係る基板固定構造および物理量センサを後方から見た断面図。 (a)は同物理量センサの蓋体の平面図、(b)は断面図、(c)は斜視図。
以下、本発明の実施形態に係る基板固定構造および物理量センサについて、図面を参照して説明する。各部の空間配置の説明のために、図示した上下左右などの方向を参照するが、物理量センサは、実空間における上下左右などの取付姿勢に関わりなく用いることができる。
(第1の実施形態)
図1乃至図6は第1の実施形態に係る基板固定構造および物理量センサを示す。本基板固定構造において、センサ素子10を実装した基板11が、この基板11との電気的接続用の複数のコネクタ端子12を備えた筐体13の基板収容部14に収容され、基板収容部14を封止する蓋体16によって固定されている。筐体13において、基板11に対向して配設された平坦部15aを有する複数の段部15が、基板収容部14の内壁14b側に分散配置され、各段部15が樹脂成形により筐体13と一体成形されている。本基板固定構造は、蓋体16と各段部15の平坦部15aとが基板11を基板11の両面側から狭持して固定すると共に封止する構造であり、この構造によって物理量センサ1が構成される。以下、基板固定構造と物理量センサ1を詳述する。
基板11は、矩形の回路基板であって、コネクタ端子12に電気的接続するための半田用貫通孔11a〜11eを有している。半田用貫通孔11a〜11eは、孔内部と上下開口周辺部に半田付け用の導体を備えている。基板11には、センサ素子10とセンサ素子10の信号増幅のための増幅回路(不図示)などが実装され、これらの回路とコネクタ端子12とは不図示の回路パターンなどによって電気接続されている。センサ素子10は、例えば、1軸加速度センサ用の素子である。この場合、物理量センサ1は、増幅回路を備えてスタンドアロン型の1軸加速度センサとなっている。
筐体13は、基板収容部14を有する本体部分と、物理量センサ1を外部回路に電気接続して用いるため本体部分から前方に突設されたコネクタソケット部13aと、本体部分を固定するための固定用孔13bを有する左右翼形状の拡設部とを備えている。基板収容部14は略直方体の凹部であり、その底面14aは平坦である。筐体13は、コネクタ端子12の一部を内包した状態で樹脂成形により一体成形されている。コネクタ端子12の一端部(内部端子部)は、基板収容部14の底面14aから導出されて立設されている。内部端子部は、基板11と半田付けされる端子部であり、基板収容部14の内壁14bに近接した位置に立設され配置されている。これに対応して、基板11の半田用貫通孔11a〜11eは、基板11の外周近くに配置されており、コネクタ端子12との半田部12aは、基板11の外周近くとされ、基板11を両面側から狭持する位置近くとされている。また、他端部(外部端子部)は、コネクタソケット部13aにおける前方方向の凹部の底面から前方に突出するように樹脂部から導出されてソケット用のピンを構成している。外部端子部は、例えば、1軸加速度センサの場合、電圧印加用の端子、センシング信号用の端子、および接地端子の3本である。
基板収容部14の内壁14b側には、基板11の前後左右方向の位置決めをするための膨出部13d(せり出し部)と、上下方向の位置決めをする段部15とが、それぞれ、基板収容部14の内周に沿って適宜分散配置されて設けられている。すなわち、略直方体の凹部からなる基板収容部14の4つの内壁14bのそれぞれにおいて、1つの段部15が設けられ、各段部15を両側から挟むように2つの膨出部13dが設けられている。各段部15は底面14aから一定高さの位置に平坦部15aを有し、各平坦部15aは互いに共通の1平面を構成している。膨出部13dは、その壁面を底面14aに対して垂直にして、少なくとも平坦部15aの上下の高さ範囲に設けられている。
また、基板収容部14の開口部は、拡径した段部と、その段部に設けられた溝部13eとを有している。従って、基板収容部14の開口と溝部13eとの間には凸部13fが形成されることになる。溝部13eと凸部13fとは、基板収容部14を囲むように1周して設けられている。蓋体16は、筐体13に組み込まれた状態において基板収容部14の内壁14bに近接して基板収容部14の内部に向けて突出する突出部17を有する。突出部17は1周して設けられており、その先端面17aは平坦であり、先端面17aの外周側には面取部17b(C面やR面など、フィレット部)が設けられている。この面取部17bは、突出部17を基板収容部14に挿入容易とするものであり、面取部17bが組みつけのガイドとなり作業性が向上する。面取部17bを設けることにより、突出部17の外形を基板収容部14の内径により密接させる構造とすることができる。また、蓋体16は外周部に、突出部17と同じ方向に突出するように設けられた蓋体凸部16bを有する。従って、突出部17と蓋体凸部16bとの間には蓋体溝部16cが形成されることになる。蓋体16が筐体13に組み付けられた状態において、蓋体16の突出部17が基板収容部14に挿入され、蓋体凸部16bが溝部13eに挿入され、蓋体溝部16cに凸部13fが挿入される。
基板11を筐体13に収容固定する組立について説明する。基板11を、基板収容部14における段部15の平坦部15aの上に配置すると、膨出部13dが基板11の外周に接して水平方向の位置決めがなされ、コネクタ端子12の各内部端子部が半田用貫通孔11a〜11eに挿通された状態となる。基板11を平坦部15aに密着させた状態で、コネクタ端子12と半田用貫通孔11a〜11eとが半田付けされる。この半田付けにより、基板11が基板収容部14の底面14a側に引き込まれる力を受けて、基板11が平坦部15aに強固に密着される。次に、蓋体16を基板収容部14に被せて、蓋体16の外周部に封止材13c、例えば熱硬化性接着剤や紫外線硬化性接着剤などを塗布し、蓋体16と筐体13とを接着して基板収容部14を封止する。封止材13cとしての接着剤の塗布は、蓋体16を筐体13に配置する前に行うこともでき、溝部13eに充填しておけばよい。蓋体16が封止材13cによって筐体13に固着された状態において、基板11は、その両面側から平坦部15aと突出部17とによって強固に狭持された状態となる(図1(b)参照)。また、封止材13cは、基板収容部14の内壁14bと突出部17の外壁面との間にも介在させることができ、この場合、接着面積を広くでき、基板固定および封止をより強固とすることができる。
封止材13cが充填された溝部13eは、いわゆる水封構造となっている。そして、封止材13cが固化して収縮することにより、突出部17が基板11をより強く押さえることができる構成となっている。従って、突出部17が基板11を効果的に押さえられるように、突出部17の突出高さ、蓋体凸部16bの高さ、蓋体溝部16cの深さ、凸部13fの高さ、溝部13eの深さが設定されている。
本実施形態によれば、蓋体16と複数の段部15の平坦部15aとによって基板11をその両面から狭持して固定しているので、簡単な構造によって強固に基板11を位置決め固定でき、基板11とコネクタ端子12との電気的接続部(半田部12a)への応力負荷の低減と耐衝撃性の向上を実現できる。また、蓋体16の突出部17と基板収容部14の段部15の平坦部15aとによって、基板11の周辺部のみを狭持するので、基板11における周辺部以外の表面を回路用に有効に利用でき、大型化しない簡単な構造で基板11を固定できる。また、基板11とコネクタ端子12との電気的接続部である半田部12aが、基板11を両面から狭持している位置の近くとされるので、その半田部12aへの外力による応力負荷をより低減でき、耐衝撃性の向上を実現できる。さらに述べると、基板11を狭持せずに、半田部12aのみで、または半田部12aと平坦部15aのみで基板11を固定する場合には、基板11に対する垂直方向の衝撃が加わった際に半田部12aが剪断応力を受けてクラック発生の虞がある。これに対し、本実施形態においては、基板11の一方の面の一部に筐体13の位置決め面(段部15の平坦部15a)を接触させ、基板11の他方の面の一部に蓋体16の突出部17の先端面17aを接触させ、基板11の上下面から基板11を押さえつけることにより、基板垂直方向に加わる衝撃を筐体13の樹脂部で受けるようにして、半田部12aへの剪断応力を緩和して対クラック性を向上している。
また、溝部13eに充填された封止材13cによって蓋体16を筐体13に強固に固定できる。また、液状であっても溝部13eに封止材13cを局在させることができるので、効率良く封止処理をすることができる。封止材13cとして、固化して収縮する接着剤などを用いることにより、その収縮に伴う応力を、基板11を狭持する力として用いることができ、基板11をより強固に確実に固定することができる。また、蓋体16が外周部に備えた蓋体凸部16bは、蓋体16の変形を防止することができるので、より確実に基板11を狭持して固定することができる。このような基板固定構造により、簡単な構造で強固に基板を位置決めして半田部などへの応力負荷、特に基板垂直方向の剪断応力を低減して耐衝撃性を向上させた信頼性の高い物理量センサを得ることができる。
(第1の実施形態の変形例)
図7、図8は第1の実施形態の変形例を示す。本変形例は、第1の実施形態における基板収容部14の膨出部13d(せり出し部)を備えない構造であり、また、水封構造、すなわち、第1の実施形態における蓋体16の蓋体溝部16cと、筐体13の溝部13eとを備えない構造であって、他は第1の実施形態と同様である。膨出部13dを備えない構造により、筐体13を小型化できるという効果がある。また、水封構造を備えないことにより、簡単な構造とすることができ、樹脂成形における金型製造コストなどを低減することができる。また、筐体13における蓋体16の載置部と蓋体16との間に封止材13cが介在するように構成することにより、封止材13cの固化時の収縮力を基板11を狭持する力として、基板11を強固に固定することができる。
(第2実施形態)
図9、図10は第2の実施形態に係る基板固定構造および物理量センサを示す。本実施形態は、第1の実施形態における蓋体16の突出部17が、1周せずに、蓋体16が筐体13に組み込まれた状態において基板収容部14の内周に沿うように分散配置されているものであり、他の点は同様である。突出部17は、四角い基板収容部14の4つの各内壁14b(図2参照)に設けられた4つの段部15に対応して、4ヶ所に設けられている。各突出部17の各先端面17aは平坦で互いに同一平面内にあり、各先端面17aの外周側には面取部17bがそれぞれ設けられている。
本実施形態によれば、突出部17を全周としないで分散させて部分的に設けるので、基板11の表面を、回路用やコネクタ端子12との半田付け用により広く有効に利用でき、筐体13や基板11をより小型化できる。また、突出部17の大きさ(体積)が小さくなった分、蓋体16を樹脂成形するための金型の作りこみ精度を出す面積が小さくなり、コスト低減や歩留まり向上の効果が得られる。また、簡単な構造で強固に基板11を位置決めして半田部などへの外部からの応力負荷、特に基板垂直方向の剪断応力に対する耐衝撃性を向上させた信頼性の高い物理量センサ1を得ることができる。
(第3の実施形態)
図11、図12は第3の実施形態に係る基板固定構造および物理量センサを示す。本実施形態は、第2の実施形態における分散配置した突出部17の先端が円弧状となっているものであり、他の点は同様である。突出部17は、半円形状の外形面17cを有し、その先端面17aは基板11に対して点接触に近い接触の仕方で、基板11を狭持する。また、外形面17cにおける外周側には面取部17bがそれぞれ設けられている。本実施形態によれば、基板11における突出部17の接触面積をより小さくできるので、基板11の表面をより有効利用でき、筐体13や基板11をより小型化でき、小型化すると共に耐衝撃性を向上させた、信頼性の高い物理量センサ1を得ることができる。
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、基板や基板収容部は四角形に限らず、円形その他の任意の広がりを有する形状とすることができ、段部や蓋体の突出部を、そのような基板の外周形状や基板収容部の外周形状に合わせて構成することができる。また、水封構造は全周に設けなくて、分散配置してもよい。また、コネクタ端子の個数は3つに限らず、基板の用途や構成、基板に実装するセンサ素子の構成や個数などに応じて、2つとしたり、4つ以上としたり任意の個数にすることができる。また、筐体が、コネクタソケット部の代わりにコネクタプラグ部を備える構成であってもよい。また、上述した各実施形態の構成を互いに組み合わせた構成として、例えば、四角形状の突出部と円弧形状の突出部とを併用するようにすることもできる。
1 物理量センサ
10 センサ素子
11 基板
12 コネクタ端子
13 筐体
13c 封止材
13e 筐体の溝部
14 基板収容部
14b 基板収容部の内壁
15 段部
15a 段部の平坦部
16 蓋体
16b 蓋体凸部
17 突出部
17a 突出部の先端

Claims (7)

  1. 基板を、この基板との電気的接続用のコネクタ端子を備えた筐体の基板収容部に収容して固定すると共に、前記基板収容部を蓋体によって封止する基板固定構造において、
    前記基板に対向して配設された平坦部を有する複数の段部が、前記基板収容部の内壁側に分散配置され、
    前記複数の段部が樹脂成形により前記筐体と一体成形され、
    前記蓋体と前記複数の段部の平坦部とが前記基板を該基板の両面側から狭持して固定していることを特徴とする基板固定構造。
  2. 前記蓋体は、前記基板収容部の内壁に近接して該基板収容部の内部に向けて突出する突出部を有し、前記突出部と前記基板収容部の内壁側に配設された前記段部の平坦部とによって前記基板を狭持することを特徴とする請求項1に記載の基板固定構造。
  3. 前記蓋体の前記突出部が前記基板収容部の内周に沿って分散配置されていることを特徴とする請求項2に記載の基板固定構造。
  4. 前記蓋体の前記突出部の先端が円弧状となっていることを特徴とする請求項3に記載の基板固定構造。
  5. 前記基板は、前記筐体のコネクタ端子と半田付けされ、
    前記コネクタ端子の半田付け部分が前記基板収容部の内壁に近接した位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の基板固定構造。
  6. 前記蓋体は外周部に設けられた蓋体凸部を有し、前記筐体は前記基板収容部の開口を囲むように設けられた溝部を有し、前記蓋体は前記蓋体凸部を前記筐体の前記溝部に挿入した状態で当該溝部に充填された封止材によって前記筐体に接着固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の基板固定構造。
  7. センサ素子を実装した基板を、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の基板固定構造によって前記基板収容部に収容固定したことを特徴とする物理量センサ。
JP2009075019A 2009-03-25 2009-03-25 基板固定構造および物理量センサ Withdrawn JP2010232207A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009075019A JP2010232207A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 基板固定構造および物理量センサ
PCT/JP2010/055040 WO2010110294A1 (ja) 2009-03-25 2010-03-24 基板固定構造および物理量センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009075019A JP2010232207A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 基板固定構造および物理量センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010232207A true JP2010232207A (ja) 2010-10-14

Family

ID=43047808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009075019A Withdrawn JP2010232207A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 基板固定構造および物理量センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010232207A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103167771A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 株式会社电装 电子装置
JP2014082632A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Kyocera Corp 携帯電子機器
WO2023238605A1 (ja) * 2022-06-09 2023-12-14 カヤバ株式会社 電子部品ユニットおよび電子部品ユニットの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103167771A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 株式会社电装 电子装置
JP2013123005A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Denso Corp 電子装置
US8873243B2 (en) 2011-12-12 2014-10-28 Denso Corporation Electronic device
JP2014082632A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Kyocera Corp 携帯電子機器
WO2023238605A1 (ja) * 2022-06-09 2023-12-14 カヤバ株式会社 電子部品ユニットおよび電子部品ユニットの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5990376B2 (ja) 部分的にコンパウンドで満たされた電源ユニットおよびその製造方法
JP6255517B2 (ja) 圧力センサおよび圧力センサモジュール
US7221149B2 (en) Moving object detection device
JP4737032B2 (ja) コネクタ一体型センサ
WO2018163919A1 (ja) コネクタ、ヘッダ、及び接続装置
JP5462332B2 (ja) 超音波センサー装置
JP6806024B2 (ja) 半導体装置
JP5638932B2 (ja) 電子部品内蔵コネクタ
JP2008241456A (ja) センサ装置
JP2007287642A (ja) コンデンサ内蔵ジョイントコネクタ
JP4750604B2 (ja) 回路基板収容ケース
JP2010232207A (ja) 基板固定構造および物理量センサ
JP2010071724A (ja) 樹脂モールド半導体センサ及び製造方法
JP6354594B2 (ja) 電子装置
JP2010231895A (ja) 基板固定構造および物理量センサ
JP2019016453A (ja) 回路装置
JP2014078931A (ja) 超音波センサー装置及び該超音波センサー装置の組立て方法
JP4866830B2 (ja) 自動車用電子装置
JP5669076B2 (ja) 基板固定構造および物理量センサ
WO2010110294A1 (ja) 基板固定構造および物理量センサ
JP3863163B2 (ja) 半導体力センサ
JP2007165003A (ja) コネクタ及びコネクタ付き回路基板ケース
JP5728437B2 (ja) 物理量測定装置及び物理量測定装置の製造方法
JP2007026421A (ja) 携帯型記憶装置
JP5900176B2 (ja) 物理量検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120605