JP2010232536A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランジスタ本来の特性を出すことが可能な配線パターンの第1配線層を有する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体基板10の表面に延在し、所定間隔を有して交互に配置されたソース領域20及びドレイン領域30と、該ソース領域20又は該ドレイン領域30とコンタクトホール60、60aを介して接続されたフィンガー状の配線75、75a、75bを複数含む第1配線層70、70aと、該第1配線層70、70aとスルーホール80、80aを介して接続された第2配線層90とを有する半導体装置であって、前記第1配線層70、70aは、前記スルーホール80、80aが形成されないスルーホール非形成領域74、74a、74bの配線幅が、前記スルーホール80、80aが形成されるスルーホール形成領域73、73a、73bの配線幅よりも広い前記フィンガー状の配線75、75a、75bを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、半導体基板上に延在し、所定間隔を有して交互に配置されたソース領域及びドレイン領域と、該ソース領域又は該ドレイン領域とコンタクトホールを介して接続されたフィンガー状の配線を複数含む第1配線層とを有する半導体装置に関する。
従来から、入力端と制御端と出力端が多数並んで配置してあり、入力端と制御端と出力端とよりなるトランジスタが多数並んだトランジスタ集合部を有し、且つ、全部の入力端が細長い略直角三角形状の第1の導電層により共通に接続してあり、また、全部の出力端も第1の導電層と組み合う細長い略直角三角形状の第2の導電体層により共通に接続してあり、第1の導電体層は第1のパッドを有し、第2の導電体層は第2のパッドを有する構成の半導体装置において、全部のトランジスタに流れる電流密度が均一となるように、入力端と第1の導電体層とを接続する第1のスルーホールの分布及び出力端と第2の導電層とを接続する第2のスルーホールの分布を、夫々第1及び第2のパッドの近くの部分については、他の部分に比較して粗くしてある構成とし、第1及び第2のパッド付近の電流集中を防ぎ、電流密度を一定にするようにした半導体装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−278677号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、第1の導電層及び第2の導電層の形状が、細長い互いに対角線で組み合う直角三角形の形状であるため、第1の導電層及び第2の導電層自体の電流密度が一定とならず、実際には、半導体装置のデバイス全体に均一に電流を供給することができないという問題があった。また、電流の集中を低減させることができたとしても、逆に、配線層の寄生抵抗が大きいような場合には、何ら対応することができず、トランジスタ本来の特性を発揮し難くなるという問題があった。
そこで、本発明は、トランジスタ本来の特性を発揮することが可能な配線パターンの第1配線層を有する半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る半導体装置は、半導体基板(10)の表面に延在し、所定間隔を有して交互に配置されたソース領域(20)及びドレイン領域(30)と、該ソース領域(20)又は該ドレイン領域(30)とコンタクトホール(60、60a)を介して接続されたフィンガー状の配線(75、75a、75b)を複数含む第1配線層(70、70a)と、該第1配線層(70、70a)とスルーホール(80、80a)を介して接続された第2配線層(90)とを有する半導体装置であって、
前記第1配線層(70、70a)は、前記スルーホール(80、80a)が形成されないスルーホール非形成領域(74、74a、74b)の配線幅が、前記スルーホール(80、80a)が形成されるスルーホール形成領域(73、73a、73b)の配線幅よりも広い前記フィンガー状の配線(75、75a、75b)を含むことを特徴とする。
これにより、第1配線層におけるスルーホール非形成領域の寄生抵抗を低減させ、半導体装置の本来の特性を発揮させることができる。
第2の発明は、第1の発明に係る半導体装置において、
前記スルーホール形成領域(73、73a、73b)の配線幅は、スルーホールの形成が可能な最小限の配線幅であって、前記スルーホール非形成領域(74、74a、74b)の配線幅は、両側に存在する配線の制約下で確保できる最大の配線幅であることを特徴とする。
これにより、第1配線層のスルーホール非形成領域の寄生抵抗の低減効率を高めることができ、スペース制約の範囲内で最大限の寄生抵抗低減効果を得ることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る半導体装置において、
前記第2配線層(90)は、前記第1配線層(70、70a)の前記フィンガー状の配線の延在方向を2分するように配置された第2ソース配線層(91)及び第2ドレイン配線層(92)を含むことを特徴とする。
これにより、第2配線層を簡素な形状とすることにより、電流密度の不均衡を発生し難くし、寄生抵抗を低減させるとともに、半導体装置の配線形成を容易にすることができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明に係る半導体装置において、
前記コンタクトホール(60、60a)と前記スルーホール(80、80a)は、平面的に一致しない位置に設けられていることを特徴とする。
これにより、コンタクトホールを流れる電流と、スルーホールを流れる電流の干渉を低減させ、半導体装置を流れる電流を均一にすることができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明に係る半導体装置において、
前記第1配線層(70、70a)は、前記ソース領域(20)に接続される第1ソース配線(71、71a)と前記ドレイン領域(30)に接続される第1ドレイン配線(72、72a)とを含み、
前記第1ソース配線(71、71a)と前記第1ドレイン配線(72、72a)の前記フィンガー状の配線(75)は、前記スルーホール形成領域(73、73a、73b)同士及び前記スルーホール非形成領域(74、74a、74b)同士の配線幅が等しい配線を含むことを特徴とする。
これにより、第1ソース配線と第1ドレイン配線を流れる電流の均一化を図ることができるとともに、第1配線層の形状を簡素化し、半導体装置の製造を容易にすることができる。
第6の発明は、第1〜4のいずれかの発明に係る半導体装置において、
前記第1配線層(70、70a)は、前記ソース領域(20)に接続される第1ソース配線(71、71a)と前記ドレイン領域(30)に接続される第1ドレイン配線(72、72a)とを含み、
前記第1ソース配線(71、71a)と前記第1ドレイン配線(72、72a)の前記フィンガー状の配線(75a、75b)は、前記スルーホール形成領域(73、73a、73b)同士及び前記スルーホール非形成領域(74、74a、74b)同士の配線幅が、異なることを特徴とする。
これにより、半導体装置の種々の制約や用途の要求に応じて、第1ソース配線と第1ドレイン配線の形状が合同に形成されない場合であっても、第1配線層の寄生抵抗を低減させ、半導体装置本来の特性を発揮させることができる。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、第1配線層の寄生抵抗を低減し、半導体装置の本来の特性を発揮させることができる。
実施例1に係る半導体装置の半導体基板10の全体構成の一例を示した図である。 図1のAA'断面における半導体装置の構成の一例を示した図である。 図1のBB'断面における半導体装置の構成の一例を示した図である。 実施例1に係る半導体装置の第1配線層70の平面構成の一例を示した図である。 実施例1に係る半導体装置の第2配線層90の平面構成の一例を示した図である。 参考例として従来の半導体装置の第1配線層170の全体構成を示した図である。 実施例2に係る半導体装置の第1配線層70aの概略構成を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明を適用した実施例1に係る半導体装置の、半導体基板10の表面の全体構成の一例を示した図である。図1において、実施例1に係る半導体装置は、半導体基板10と、ソース領域20と、ドレイン領域30と、ゲート40と、バックゲート領域50と、コンタクトホール60とを備える。
半導体基板10は、本実施例に係る半導体装置が形成される領域であり、例えば、シリコン基板等が適用されてよい。また、本実施例に係る半導体装置は、具体的には、MOSトランジスタ(Metal Oxide Semiconductor)である。
ソース領域20は、MOSトランジスタのソースとして機能する領域であり、半導体基板10の表面付近に拡散層として形成される。拡散層は、用途に応じて、n型の拡散層であってもよいし、p型の拡散層であってもよい。ソース領域20は、フィンガー状に延在する平面形状を有する。1つの半導体装置内には、複数のソース領域20が所定間隔を有して略平行に配置され、図1においては、7つのソース領域20が設けられている。
ドレイン領域30は、MOSトランジスタのドレインとして機能する領域であり、ソース領域20と同様に、半導体基板10の表面付近に拡散層として形成される。拡散層は、ソース領域と整合が取れ、MOSトランジスタとして機能できる導電型の拡散層が用いられてよい。ドレイン領域30は、ソース領域20と同様に、フィンガー状に延在し、ソース領域20と略平行に半導体基板10上に形成される。ドレイン領域30も、複数備えられ、所定間隔を有して配置される。
ソース領域20とドレイン領域30とは、互いに略平行に、延在方向と垂直な方向には、所定間隔を有して交互に配置される。
ゲート40は、MOSトランジスタのゲートとして機能する部分であり、半導体装置の駆動を制御する信号が入力される。ゲート40は、立体的には、半導体基板10の表面上に形成された絶縁膜を介して、半導体基板10上に形成される。また、ゲート40は、平面的には、ソース領域20とドレイン領域40との間に、ソース領域20及びドレイン領域30と略平行に延在して、フィンガー状に形成される。
ソース領域20、ドレイン領域30及びゲート40で、1個のトランジスタセルが形成される。ソース領域20及びドレイン領域30は、端に配置されたもの以外は、隣接するトランジスタセルと共用されるので、ゲート40の数だけ半導体装置内にトランジスタセルが存在することになる。図1の例においては、12本のゲート40が示されているので、12個のトランジスタセルを有する半導体装置が示されているが、トランジスタセルの数は、用途に応じて、適宜適切に設けてよく、それに応じてゲート40の本数も適宜変更できるので、図1においては、ゲート本数を一般化してm本として示している。また、これに応じて、ソース領域20及びドレイン領域30も一般化して考えてよい。
バックゲート領域50は、所定電位が供給され、MOSトランジスタのバックゲートとして機能する領域である。通常、バックゲート領域50は、ソース領域20と同電位が供給される。また、バックゲート領域50は、半導体装置の外周に配置され、トランジスタセルが集合して形成されたMOSトランジスタの1個の領域を示している。
なお、上述の構成要素において、ソース領域20、ドレイン領域30及びバックゲート領域50は、半導体基板10の表面を含んで形成され、ゲート40は、半導体基板10の表面よりも更に上に形成される。
コンタクトホール60は、半導体基板10の表面に形成されたソース領域20、ドレイン領域30及びバックゲート領域50と、半導体基板10よりも上方に層状に形成される第1配線層との接続を行うための孔である。第1配線層は、アルミ等の金属で形成された金属層であり、絶縁層を介して、半導体基板10よりも上層に形成される。よって、コンタクトホール60は、半導体基板10と第1配線層との間の絶縁層に形成された細長い孔であり、その内部に金属材料が充填されることにより、半導体基板10と第1配線層の電気的接続を行う。図1において示されたコンタクトホール60は、コンタクトホール60が配置される位置を示しており、その鉛直方向上方にコンタクトホール60が形成されることを示している。なお、コンタクトホール60は、通常、鉛直方向に延在する孔として形成される。鉛直方向に孔を形成するのが、加工上容易であるし、上層と下層を最短で接続することができ、電気抵抗を最小にすることができるからである。
コンタクトホール60は、半導体基板10の表面に形成されているソース領域20、ドレイン領域30及びバックゲート領域50の存在する位置には、総て独立した拡散層毎に対応して電流の供給がなされるように、十分な数が設けられている。半導体基板10の表面に形成された領域への通電は、総て第1配線層を介して行われるので、十分な電流供給を半導体基板10の表面に形成された各領域に行うためである。なお、ゲート40への通電は、別途の配線で行われる。
コンタクトホール60は、バックゲート領域50については、ほぼ等間隔で平均的な分散度で設けられているが、ソース領域20及びドレイン領域30については、コンタクトホール60が疎に設けられている領域と、密に設けられている領域が存在する。つまり、ソース領域20の奥側はコンタクトホール60の配置が密でコンタクトホール60間の間隔が狭くなっており、手前側は、コンタクトホール60の配置が疎でコンタクトホール60間の間隔が広くなっている。一方、ドレイン領域30は、奥側のコンタクトホール60が疎でコンタクトホール60間の間隔が広くなっており、手前側のコンタクトホール60が密でコンタクトホール60間の間隔が狭くなっている。これは、第1配線層よりも更に上方に存在する第2配線層との関係を考慮したためであるが、この点については後述する。
次に、図1のAA'断面の構成及びBB'断面の構成を、第1配線層及び第2配線層を含めて説明する。
図2は、図1のAA'断面における半導体装置の構成の一例を示した図である。図2において、実施例1に係る半導体装置は、ソース領域20と、ドレイン領域30と、絶縁層100と、ゲート40と、コンタクトホール60と、第1配線層70と、スルーホール80と、第2配線層90とを有する。絶縁層100は、ゲート絶縁層101と、第1絶縁層102と、第2絶縁層103とを有する。
図2において、半導体基板10の表面付近には、ソース領域20と、ドレイン領域30とが形成されている。ソース領域20とドレイン領域30も含めた半導体基板10の表面は、ゲート絶縁層101で全体が覆われている。ゲート絶縁層101上のソース領域20とドレイン領域30との間の位置には、ゲート40が形成されている。また、図1を参照すると分かるように、AA'断面は、ソース領域20にはコンタクトホール60が形成されておらず、ドレイン領域30にのみコンタクトホール60が形成されている位置である。この点、図2に示されるように、ソース領域20の上は、ゲート絶縁層101及び第1絶縁層102で覆われているが、ドレイン領域30の上には、コンタクトホール60が形成されている。コンタクトホール60は、金属材料が充填された第1配線層70と接続され、第1配線層70とドレイン領域30を電気的に接続している。一方、ソース領域20の直上にも、第1配線層70が存在する。AA'断面を示す図2においては、ソース領域20と直上の第1配線層70は接続されていないが、コンタクトホール60の存在する他の断面においては、ソース領域20と第1配線層70が、コンタクトホール60を介して電気的に接続される。
第1配線層70の上方には、第2絶縁層103を介して、第2配線層90が形成されている。第2配線層90は、半導体基板10の全体を覆うように形成されている。ソース領域20の直上の位置においては、第1配線層70と第2配線層90との間の第2絶縁層103の中に、スルーホール80が形成されており、第1配線層70と第2配線層90を接続している。スルーホール80には、金属材料が充填されており、第1配線層70と第2配線層90との電気的接続がなされている。
このように、半導体基板10の表面に形成されたソース領域20及びドレイン領域30への通電は、第2配線層90、スルーホール80、第1配線層70、コンタクトホール60を介して行われる。なお、本実施例においては、半導体基板10からの電極の引き出しに用いられている接続用の孔をコンタクトホール60と呼び、金属層間の電気的接続に用いられている接続用の孔をスルーホール80と呼んでいる。
また、図2において、コンタクトホール60が形成された位置には、スルーホール80は形成されておらず、スルーホール80が形成された位置には、コンタクトホール60が形成されていない構成となっている。これは、コンタクトホール60とスルーホール80を同じ平面的位置に形成して重なることが無いようにしたためである。コンタクトホール60と、スルーホール80とを平面的に同じ位置に形成すると、半導体基板10と第1配線層70との間を流れる電流と、第1配線層70と第2配線層90との間を流れる電流が、上下で干渉するおそれがある。よって、本実施例に係る半導体装置においては、コンタクトホール60とスルーホール80とを、平面的に同じ位置に設けない構成としてもよいこととしている。
なお、コンタクトホール60、第1配線層70、スルーホール80及び第2配線層90は、例えば、アルミニウム、銅、金、銀等の配線用の金属材料で形成されてよい。また、絶縁層100は、種々の絶縁材料を用いることができるが、例えば、SiO(二酸化ケイ素)等の絶縁酸化膜で形成されてもよい。
図3は、図1のBB'断面における半導体装置の構成の一例を示した図である。図1を参照すると分かるように、BB'断面は、ソース領域20及びドレイン領域30の双方とも、コンタクトホール60が形成された部分の断面である。
図3において示される構成要素は、図2と同様であるので、同一の参照符号を付してその説明を省略する。図3においては、ソース領域20の上方に、コンタクトホール60がドレイン領域30の上方と同様に形成されている点と、スルーホール80が存在しない点で、図2に係る断面構成と異なっている。このように、ソース領域20又はドレイン領域30のコンタクトホール60が形成された位置においては、ソース領域20又はドレイン領域30と第1配線層70との接続は、コンタクトホール60を介して行われる。また、コンタクトホール60の形成された位置には、スルーホール80を重ねて形成しない構成となっており、上下に電流が入り乱れる状態を防止している。よって、図3の断面構成図においては、第1配線層70と第2配線層90とを電気的に接続するスルーホール80は示されていないが、他の位置において、スルーホール80が設けられ、第1配線層70と第2配線層80の電気的接続が行われることになる。
このように、図2及び図3に示したように、ソース領域20及びドレイン領域30への電力の供給は、双方とも、コンタクトホール60、第1配線層70、スルーホール80及び第2配線層90の配線経路を介して行われる。よって、半導体装置の性能を十分に発揮させるためには、上述の配線経路の電力ロスを低減させる必要があり、これらの構成をどのようにするかが重要となる。本実施例に係る半導体装置においては、第1配線層70の寄生抵抗を低減させ、電力ロスを低減させる構成を提案する。
図4は、実施例1に係る半導体装置の第1配線層70の平面構成の一例を示した図である。図4において、実施例1に係る半導体装置の第1配線層70は、第1ソース配線層71と、第1ドレイン配線層72とを含む。第1配線層70は、第1ソース配線層71及び第1ドレイン配線層72の双方とも、細長い延在した形状のフィンガー状の配線75を有している。これは、半導体基板10に形成されたソース領域20及びドレイン領域30が、フィンガー状の延在した形状をしているため、この上方に設けられた第1配線層70も、それに対応した形状のフィンガー状の配線75とし、第1ソース配線層71及び第1ドレイン配線層72の直下にコンタクトホール60を設けることにより、ソース領域20及びドレイン領域30との接続を容易に行えるようにするためである。
第1ソース配線層71は、延在したフィンガー状の配線75が、奥側で接続された櫛形の形状をしており、第1ドレイン配線層72は、フィンガー状の配線75が、個別の島のように、個々独立して形成されている。図4においては、第1ソース配線層71を、フィンガー状の配線75を根元で接続した櫛形、第1ドレイン配線層72を、島のようなフィンガー状の配線75に構成した例を挙げているが、これらの形状は、フィンガー状の延在した形状を含んでいる限り、種々の形状としてよい。例えば、第1ソース配線層71を独立した島状のフィンガー状の配線75として構成し、第1ドレイン配線層を、フィンガー状の配線75を根元で接続した櫛形形状としてもよいし、第1ソース配線層71及び第1ドレイン配線層72の双方を独立したフィンガー状の配線75としてもよい。また、第1ソース配線層71及び第1ドレイン配線層72の双方を、フィンガー状の配線75を根元で接続した櫛形の形状としてもよい。
また、第1ソース配線層71及び第2ドレイン配線層72には、ともにスルーホール80の位置が示されている。第1ソース配線層71のスルーホール80は、総て手前側に配置されており、第1ドレイン配線層72のスルーホール80は、総て奥側に配置されている。第1ソース配線層71及び第1ドレイン配線層72は、ともに、1つのフィンガー状の配線75内で、スルーホール80が形成されたスルーホール形成領域73と、スルーホール80が形成されていないスルーホール非形成領域74とを有する。スルーホール80の配置は、第2配線層90の配置に応じて定められる。
図5は、実施例1に係る半導体装置の第2配線層90の平面構成の一例を示した図である。図5において、第2配線層90は、第2ソース配線層91と、第2ドレイン配線層92と、ソースパッド93と、ドレインパッド94とを備える。
第2ソース配線層91と、第2ドレイン配線層92は、手前側と奥側で、略半分の位置で2分割された構成となっており、両者で半導体装置の全体を覆うように構成されている。第2ソース配線層91への電力の供給は、図1で示した半導体基板10に形成された半導体装置の右側にはみ出すように設けられたソースパッド93から行われる。同様に、第2ドレイン配線層92への電力の供給は、図1の半導体基板10に形成された半導体装置の左側にはみ出すように形成されたドレインパッド94から行われる。
第2配線層90は、第2ソース配線層91及び第2ドレイン配線層92の双方とも、ソースパッド93及びドレインパッド94側から見て、幅が一定であり、かつ広い配線層であるので、寄生抵抗も少なく、電力供給のロスも少ない構成をしている。よって、このような、簡素で配線幅が一定となるような形状であれば、第2配線層における寄生抵抗及び電力ロスは、大きな問題とはならない。
また、第2ソース配線層91は手前側、第2ドレイン配線層92は奥側に配置されているため、スルーホール80は、これに対応して配置される。つまり、第2ソース配線層91と第1ソース配線層71とを接続するスルーホール80は手前側に配置され、第2ドレイン配線層92と第1ドレイン配線層72とを接続するスルーホール80は、奥側に配置されることになる。
図4に戻る。図5において説明したように、第1ソース配線層71のスルーホール80は、手前側に配置された第2ソース配線層91との電気的接続が可能なように、手前側に配置される。同様に、第1ドレイン配線層72のスルーホール80は、奥側に配置された第2ドレイン配線層92との電気的接続が可能なように、奥側に配置される。
ここで、第1ソース配線層71の構成に着目すると、奥側のスルーホール非形成領域74の配線幅W2は、手前側のスルーホール形成領域73の配線幅W1よりも広い形状に構成されている。同様に、第1ドレイン配線層72も、奥側のスルーホール非形成領域74の配線幅W2は、手前側のスルーホール形成領域73の配線幅W1よりも広い配線幅で形成されている。
このように、第1配線層70においては、スルーホール80を有していないスルーホール非形成領域74の配線幅W1を、スルーホール80を有しているスルーホール形成領域73の配線幅W2よりも広い配線幅の形状に構成している。これは、スルーホール80が形成されているスルーホール形成領域73と、スルーホール80が形成されていないスルーホール非形成領域74は、電力供給源であるスルーホール80との距離が異なり、寄生抵抗が異なる点を考慮したものである。つまり、配線の引き回しが長くなる程、寄生抵抗は増加するため、配線の引き回しが短いスルーホール形成領域73においては、配線幅W1を、スルーホール非形成領域74の配線幅W2よりも狭く構成している。一方、スルーホール非形成領域74においては、配線の引き回しが長くなるため、寄生抵抗を低減させるべく、配線幅W2を、スルーホール形成領域73の配線幅W1よりも広く構成している。このような構成とすることにより、配線引き回しによる寄生抵抗の影響を低減させ、半導体装置の本来の性能を十分に発揮させることができる。
なお、第1配線層70の第1ソース配線層71及び第1ドレイン配線層72のスルーホール形成領域73の配線幅W1は、スルーホール80の形成に必要な最小限の配線幅W1に構成し、スルーホール非形成領域74の配線幅W2は、両側に存在するスルーホール形成領域73の制約下において、可能な限り確保できる広い最大限の配線幅W2とすることが好ましい。これにより、スルーホール非形成領域74の寄生抵抗を最も効率よく低減させることができ、配線の引き回しによる寄生抵抗を最低限とすることができ、半導体装置本来の特性を最大限に発揮させることができる。
図6は、参考例として、従来の半導体装置の第1配線層170の全体構成を示した図である。図6において、従来の半導体装置の第1配線層170は、第1ソース配線層171と、第1ドレイン配線層172を有し、各々のフィンガーで、スルーホール180が形成されている。スルーホール80の配置位置は、第1ソース配線層171が手前側で、第1ドレイン配線層172が奥側である点で、本実施例に係る半導体装置の第1半導体層70と共通しているが、第1ソース配線層171及び第1ドレイン配線層172の双方とも、配線幅W0が、スルーホール80の有無に関わらず常に一定である点で、本実施例に係る半導体装置の第1配線層70と異なっている。このような構成で、金属配線の引き回しが長くなると、寄生抵抗の増加が大きくなり、半導体装置本来の特性が出難くなる。
なお、図6において、第1配線層170がアルミ配線で構成されている場合に、ゲート幅をWg、第1配線層アルミシート抵抗をρal、第1配線層170の1フィンガーの配線幅をW0、ゲート本数をmとすると、第1配線層170の全体の寄生抵抗Rm1は、(1)式のように求められる。
Figure 2010232536
(1)式において、図4に示した本実施例に係る半導体装置の第1配線層70の構成とすると、W0をW2に拡大できるので、第1配線層70の寄生抵抗Rm1を、(W0/W2)倍(W0<W2)に減少させることができる。
なお、(1)式は、第1配線層70がアルミ配線の場合を例に挙げているが、他の銅等の配線の場合であっても、それに応じてシート抵抗を変化させることにより、他の金属材料にも同様に適用できる。
図4に戻る。図4において、第1ソース配線層71と、第1ドレイン配線層72のフィンガー状の配線75は、スルーホール形成領域73同士及びスルーホール非形成領域74同士で配線幅W1、W2が等しい構成となっている。スルーホール80の形成されたスルーホール形成領域73の配線幅W1を最小限とし、スルーホール非形成領域74の配線幅W2を最大限にとると、半導体基板10に形成されたソース領域20とドレイン領域30が同じ幅を有する場合には、図4に示したような構成となる。これは、最も効率の良い形状であり、ソース領域20とドレイン領域30の幅が略同一の場合には、このような構成としてもよい。スルーホール80の配置可能位置の制約の中で、最もスルーホール非形成領域74の寄生抵抗を低減させることができ、第1配線層70の寄生抵抗を最小にすることができる。
また、図4に示す第1配線層70のスルーホール80の位置は、等間隔に、規則的に配置されているが、これは、半導体基板10と第1配線層70を接続するコンタクトホール60と重ならない位置に配置されている。図1に示した半導体基板10上の構成について考えると、図1においては、コンタクトホール60が、疎な領域と密な領域が存在した。つまり、ソース領域20においては、手前側が疎にコンタクトホール60が形成され、奥側に密にコンタクトホール60が形成されていた。逆に、ドレイン領域30においては、手前側に密にコンタクトホール60が形成され、奥側に疎にコンタクトホール60が形成されていた。そして、第1ソース層71においては、奥側のコンタクトホール60が密な領域が、スルーホール非形成領域74に対応し、手前側のコンタクトホール60が疎な領域が、スルーホール形成領域73に対応している。同様に、第1ドレイン層72においても、手前側のコンタクトホール60が密な領域が、スルーホール非形成領域74に対応し、奥側のコンタクトホール60が疎な領域が、スルーホール形成領域73に対応している。
このように、コンタクトホール60の密な領域は、スルーホール非形成領域74に接続され、コンタクトホール60とスルーホール80の位置が、一致しないような構成となっている。また、コンタクトホール60が疎な領域は、スルーホール形成領域73に接続されるが、コンタクトホール60の位置は、スルーホール80の間に来るように配置され、やはりコンタクトホール60とスルーホール80の位置は一致しないような構成となっている。このような構成とすることにより、第1配線層70の同じ位置に上下から電流の流入と流出が混在してしまうような状態を回避することができ、半導体装置を更に安定動作させることができる。
このように、実施例1に係る半導体装置によれば、第1配線層70のフィンガー状の第1ソース配線層71及び第1ドレイン配線層72について、スルーホール非形成領域74の配線幅W2が、スルーホール形成領域73の配線幅W1よりも広い形状のフィンガー状の第1配線層70を含むことにより、寄生抵抗Rm1を低減させ、半導体装置の本来の性能を発揮させることができる。更に、コンタクトホール60とスルーホール80の位置を異ならせることにより、安定動作を行うことができる半導体装置とすることができる。
図7は、実施例2に係る半導体装置の第1配線層70aの概略構成を示した図である。また、図7においては、実施例2に係る半導体装置のゲート40と、コンタクトホール60aの位置も透過的に示している。実施例2に係る半導体装置においても、第2配線層90の構成は、実施例1に係る半導体装置の図5に示した構成と同様であるので、重複して図示はしない。
図7において、実施例2に係る半導体装置の第1配線層70aは、第1ソース配線層71aと、第1ドレイン配線層72aとを備える。第1ソース配線層71aは、延在するフィンガー状の配線75aを含み、第2ドレイン配線層72aは、延在するフィンガー状の配線75bを含んでいる。また、第1配線層70aには、スルーホール80aが配置される位置と、コンタクトホール60aの配置される位置が示されている。第1ソース配線層71aは、スルーホール80aが形成されるスルーホール形成領域73aと、スルーホール80aが形成されないスルーホール非形成領域74aを含む。また、第1ドレイン配線層72aは、スルーホール80aが形成されるスルーホール形成領域73bと、スルーホール80aが形成されないスルーホール非形成領域74bを含む。
スルーホール実施例2に係る半導体装置の第1配線層70aは、第1ソース配線層71aと第1ドレイン配線層72aのフィンガー状の配線75a、75bにおいて、スルーホール形成領域73aとスルーホール形成領域73b同士の配線幅及びスルーホール非形成領域74aとスルーホール非形成領域74b同士の配線幅が異なる点で、実施例1に係る半導体装置の第1配線層70と異なっている。つまり、第1ソース配線層71aのスルーホール形成領域73aは、第1ドレイン配線層72aのスルーホール形成領域73bよりも配線幅が大きく、配線幅が大きくなった分、スルーホール80aも2列形成されており、1列でスルーホール80aが形成されている第1ドレイン配線層72aのスルーホール形成領域73bと異なっている。
このように、第1ソース配線層71aと第1ドレイン配線層のフィンガー状の配線75aは、必ずしもスルーホール形成領域73a、73b同士及びスルーホール非形成領域74a、74b同士で等しい配線幅に形成されていなくてもよい。このような場合であっても、第1ソース配線層71aの同一フィンガー状の配線75a内において、スルーホール非形成領域74aの配線幅が、スルーホール形成領域73aの配線幅よりも大きくなるように構成することにより、スルーホール非形成領域74aの寄生抵抗を低減させることができる。同様に、第1ドレイン配線層72aの同一フィンガー状の配線75b内において、スルーホール非形成領域74bの配線幅が、スルーホール形成領域73bの配線幅よりも大きくなるように構成することにより、スルーホール非形成領域74bの寄生抵抗を低減させることができる。
なお、実施例2に係る半導体装置において、半導体基板10の構成は、ソース領域20とドレイン領域30が、ゲート40の両側の半導体基板10の表面に延在して交互に配置される点は、実施例1に係る図1と同様であるが、例えば、ソース領域20が、ドレイン領域30よりもゲート長方向(延在方向と垂直な方向)に広く構成される。図7において、第1ドレイン配線層72aのコンタクトホール60aが1列で形成されているのに対し、第1ソース配線層71aのコンタクトホール60aは複数列で構成されており、より広いソース領域20に対応してスルーホール60aが設けられている。
このように、半導体基板10上のソース領域20とドレイン領域30の形成幅が同一でない等の理由により、第1ソース配線層71aのフィンガー状の配線75aと、第1ドレイン配線層72aのフィンガー状の配線75bとのスルーホール形成領域73a、73b同士及びスルーホール非形成領域74a、74b同士の配線幅が同一でない場合であっても、同一のフィンガー状の配線75a、75b内において、第1配線層70aのスルーホール形成領域73a、73bの配線幅を、スルーホール非形成領域74a、74bの配線幅よりも広い配線幅とすることにより、スルーホール非形成領域74aの寄生抵抗を低減させ、第1配線層70a全体の電力ロスを低減させることができる。
また、実施例2に係る半導体装置は、半導体基板10上の拡散層の構成の如何に関わらず、第1配線層70aの構成自体を、用途に応じて適宜変更することもできる。多様な形状の第1ソース配線層71a及び第1ドレイン配線層72aの組み合わせに対して、第1配線層70aのスルーホール非形成領域74a、74bの寄生抵抗を低減させることができるので、第1配線層70aにデザイン上の制約がある場合や、用途上、第1ソース配線層71aと第1ドレイン配線層72aのフィンガー状の配線75の形状を異ならせた方が良い場合にも、本発明を好適に適用することができる。
なお、実施例2に係る半導体装置においても、第1配線層70aの第1ソース配線層71a及び第1ドレイン配線層72aのスルーホール形成領域73a、73bの配線幅は、スルーホール80aの形成に必要な最小限の配線幅とし、スルーホール非形成領域74a、74bの配線幅は、両側のスルーホール形成領域73bの制約下において、最大限に広く構成することが好ましい。これにより、スルーホール非配線領域74a、74bの寄生抵抗を最も効率的に抑制することができ、半導体装置の特性を最大限に発揮させることができる。
また、実施例2に係る半導体装置においても、スルーホール80aが形成された位置には、コンタクトホール60aが平面的に重ねて形成されない構成とすることが好ましい。図7においても、スルーホール80aは、コンタクトホール60aと平面的に重ならない位置に配置されている。これにより、第1配線層70aと第2配線層90との間の電流の流れを複雑にせず、半導体装置に流れる電流を安定させることができる。
このように、実施例2に係る半導体装置によれば、第1ソース配線層71aと第1ドレイン配線層72aのフィンガー状の配線75a、75b同士の配線幅が等しくない場合であっても、第1配線層70aのスルーホール非形成領域74a、74bの寄生抵抗を低減させ、半導体装置の本来の特性を十分に発揮させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
特に、実施例1及び実施例2に係る半導体装置においては、第2配線層90の構成を、手前側が第2ソース配線91、奥側が第2ドレイン配線層92とした例を挙げて説明したが、これらは逆に配置し、それに応じて第1配線層70、70aの構成を変えてもよい。また、第2配線層90は、ゲート幅方向を略直角に二分する構成とした例を挙げたが、第2配線層90自体の形状を別形状とし、それに応じて第1配線層70、70aのスルーホール80、80aの配置を変化させてもよい。
本発明は、MOSトランジスタ、パワーMOSトランジスタ等の半導体基板に形成されたトランジスタや、これを含む集積回路装置等の半導体装置に利用することができる。
10 半導体基板
20 ソース領域
30 ドレイン領域
40 ゲート
50 バックゲート領域
60、60a コンタクトホール
70、70a 第1配線層
71、71a 第1ソース配線層
72、72a 第1ドレイン配線層
73、73a、73b スルーホール形成領域
74、74a、74b スルーホール非形成領域
75、75a、75b フィンガー状の配線
80、80a スルーホール
90 第2配線層
91 第2ソース配線層
92 第2ドレイン配線層
93、94 パッド
100、101、102、103 絶縁層

Claims (6)

  1. 半導体基板の表面に延在し、所定間隔を有して交互に配置されたソース領域及びドレイン領域と、該ソース領域又は該ドレイン領域とコンタクトホールを介して接続されたフィンガー状の配線を複数含む第1配線層と、該第1配線層とスルーホールを介して接続された第2配線層とを有する半導体装置であって、
    前記第1配線層は、前記スルーホールが形成されないスルーホール非形成領域の配線幅が、前記スルーホールが形成されないスルーホール形成領域の配線幅よりも広い前記フィンガー状の配線を含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記スルーホール形成領域の配線幅は、スルーホールの形成が可能な最小限の配線幅であって、前記スルーホール非形成領域の配線幅は、両側に存在する配線の制約下で確保できる最大の配線幅であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2配線層は、前記第1配線層の前記フィンガー状の配線の延在方向を2分するように配置された第2ソース配線層及び第2ドレイン配線層を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記コンタクトホールと前記スルーホールは、平面的に一致しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記第1配線層は、前記ソース領域に接続される第1ソース配線と前記ドレイン領域に接続される第1ドレイン配線とを含み、
    前記第1ソース配線と前記第1ドレイン配線の前記フィンガー状の配線は、前記スルーホール形成領域同士及び前記スルーホール非形成領域同士の配線幅が等しい配線を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1配線層は、前記ソース領域に接続される第1ソース配線と前記ドレイン領域に接続される第1ドレイン配線とを含み、
    前記第1ソース配線と前記第1ドレイン配線の前記フィンガー状の配線は、前記スルーホール形成領域同士及び前記スルーホール非形成領域同士の配線幅が、異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
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