JP2010230364A - 自動二輪車の液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動二輪車の液晶表示装置において、運転者が走行中に知りたい情報を即時に視認できるための表示仕様を備えつつも生産コストを低減した自動二輪車の液晶表示装置を提供する。
【解決手段】自動二輪車10のメータユニット40は、単一の液晶パネル136に2つの表示領域(第1の表示領域144、第2の表示領域146)を設け、該表示領域の区分に対応するように2種類の発光波長スペクトルの異なる光源(第1発光ダイオード130、第2発光ダイオード132)の放射光をそれぞれ導光するように構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶パネルを備えた、自動二輪車の液晶表示装置に関する。
一般に、自動二輪車では、車両の速度を表示する速度メータ等を備えるメータユニット(表示装置)は運転者から視認性のよい位置に設けられている。通常、このようなメータユニットには、速度メータに加えて、総走行距離を表示するオドメータや、走行の都度走行する距離を表示するとともに運転者が任意にリセットできるトリップメータ等が設けられる。
運転者が走行中に知りたい情報を即時に視認できるようにするため、メータユニットは、その表示機能を十分に発揮する仕様を備えることが好ましい。例えば、走行速度等の情報を多彩なバリエーションで可視化し、運転者の視覚に訴える画像として表示させることが望ましい。
特許文献1は、単一のケースに複数の表示窓部を設け、前記ケース内の各表示領域を含む広い領域に各液晶パネルを作動制御する電子回路基板を配設した技術的思想を開示している。この特許文献1の発明によれば、各液晶パネルに共通する回路部分を重複設置する必要がなく、遮光部の存在により隣接する導光板の透過光が相互に干渉することなく、各表示領域の液晶パネルの明るさ、色彩をそれらの用途に応じて独立に設定ないしは調整することが可能である。
特開昭62−17788号公報
上記特許文献1に開示された表示装置では、走行速度とエンジン回転速度の画像情報を併せて表示するため、2つの表示窓部に対応する2組の液晶パネル、ランプ及び導光部を設けている。このため、自動二輪車の実装部品点数が多くなる結果、生産コストが高騰するという不都合がある。
本発明は上記課題を考慮してなされたものであり、運転者が走行中に知りたい情報を即時に視認できるための表示仕様を備えつつも生産コストを低減した自動二輪車の液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明に係る自動二輪車の液晶表示装置は、単一の液晶パネルと、発光波長スペクトルがそれぞれ異なる第1の光源と第2の光源と、を備える自動二輪車の液晶表示装置であって、前記単一の液晶パネルの表示領域を少なくとも第1の表示領域と第2の表示領域とに区分し、前記第1の光源からの放射光を前記第1の表示領域に、前記第2の光源からの放射光を前記第2の表示領域に、それぞれ導光させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の自動二輪車の液晶表示装置において、前記第1の表示領域の面積が前記第2の表示領域の面積よりも大きくなるように区分され、前記第1の表示領域に少なくとも前記自動二輪車の速度を示す画像を、前記第2の表示領域に少なくとも前記自動二輪車のエンジン回転数を示す画像を、それぞれ表示させ、前記第1の光源及び第2の光源はいずれも、少なくとも1個以上の発光ダイオードで構成され、前記第2の光源を構成する前記発光ダイオードの発光輝度は、前記第1の光源を構成する前記発光ダイオードの発光輝度よりも高いことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の自動二輪車の液晶表示装置において、前記単一の液晶パネルと前記第1の光源又は前記第2の光源との間の中空領域を2つの室に区分するように、前記第1の光源と前記第2の光源との間にリング形状の遮光部材を設けることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動二輪車の液晶表示装置において、前記第2の表示領域は前記単一の液晶パネルの表示領域の中心部に配置され、前記第2の表示領域に少なくとも前記自動二輪車のエンジン回転数を示す画像を表示させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動二輪車の液晶表示装置において、前記第2の表示領域にメッセージ表示領域を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の自動二輪車の液晶表示装置において、オドメータをメッセージ表示部とすることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の自動二輪車の液晶表示装置において、前記第2の表示領域は、前記エンジン回転数を表すバーグラフであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、単一の液晶パネルに2つの表示領域を設け、該表示領域の区分に対応するように2種類の光源の放射光をそれぞれ導光することにより、1つの液晶パネルで異なる光源に基づく画像表示が可能となる。これにより、自動二輪車の実装部品点数が少なくなる結果、運転者が走行中に知りたい情報を即時に視認できるための表示仕様を備えつつも生産コストを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、走行速度等を表示する広面積表示領域には廉価な発光ダイオードを、エンジン回転数等を表示する狭面積表示領域には高価な発光ダイオードを、それぞれ光源として用いることにより、高い視認性が要求されるエンジン回転数表示にのみ高価な白色高輝度発光ダイオードを使用する等、選択的な装置設計をすることができる。そして、バックライトとして冷陰極管の代わりに発光ダイオードを用いるので、運転者が走行中に知りたいエンジン回転数を即時に視認できるための表示仕様を備えつつも液晶表示装置の生産コストを低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、発光波長スペクトルが異なる光源の間にリング形状の遮光部材を設けることにより、放射光が相互に干渉することを防止できる。これにより、干渉縞発生による表示性能の低下を防止できるとともに、遮光部材の有するリング形状を活用することで液晶表示装置の外観を美しくさせることができる。
請求項4に記載の発明によれば、エンジン回転数等の表示画像を表示領域全体に対して中心部に配置させることにより、運転者はエンジン回転数表示を常に正視(表示画面に対して略0°の視野角となるように視認)することができる。これにより、運転者は、液晶パネルの視野角特性の影響を受けることなく、リアルタイムで生じる画像の変化に対して視覚的に追従でき、エンジン回転数を認識することができる。
請求項5に記載の発明によれば、表示領域にメッセージ表示領域を設けることにより、走行距離や走行速度の表示に用いられる算用数字以外の文字、例えば英文字を表示することができる。これにより、前記メッセージ表示領域をオドメータ/トリップメータとして使用できるとともに、各種イベントが発生した場合にその旨のメッセージを表示させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、大きな桁数を要するオドメータに文字数の多いメッセージを表示させることができる。これにより、オドメータとメッセージ表示領域を共用することができる。
請求項7に記載の発明によれば、第2の表示領域をバーグラフとして表示することができる。これにより、運転者はエンジン回転数を即時に視認することができる。
本発明の一実施形態に係る液晶表示装置が組み込まれる自動二輪車の概略側面図である。 図1に示す自動二輪車に搭載される液晶表示装置の正面図である。 図2に示す液晶表示装置の正面図の一部省略図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 図2に示す液晶表示装置の背面図である。 図2に示す液晶表示装置のオドメータの表示の変形例を示す図である。
以下、本発明に係る自動二輪車の液晶表示装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明に係る液晶表示装置が組み込まれた自動二輪車について図1を参照しながら説明する。自動二輪車10は、車体フレーム12と、車体フレーム12に設けられて車体フレーム12を覆うカウル部14と、操舵輪である前輪16と、駆動輪である後輪18と、前輪16を操舵する操舵部20と、乗員が着座するシート22と、操舵部20とシート22との間に位置する燃料タンク24と、前方を照射するためのヘッドライトユニット26とを備えている。
車体フレーム12は、例えば複数種の鋼材等の溶接により一体に接合して構成されている。車体フレーム12は、トップブリッジ28及びボトムブリッジ30を介して操舵部20に設けられたヘッドパイプ32と、ヘッドパイプ32から車体後方に延びるメインフレーム34と、メインフレーム34よりも下方に位置してヘッドパイプ32から車体後方に延びるダウンチューブ36と、ヘッドパイプ32から車体前方に延びるフロントフレーム38とを有する。フロントフレーム38には、ヘッドライトユニット26よりも後方にメータユニット40が取り付けられている。
カウル部14は、車体前方に位置するフロントカウル42と、車体下方に位置するアンダーカウル44と、車体後方に位置するサイドカウル46とを有する。
操舵部20は、前輪16を車体の左右方向から軸支する一対のフロントフォーク52と、一対のフロントフォーク52に取り付けられたハンドル部54とを有する。これにより、前輪16が操向可能となる。
さらに、本実施形態では前記自動二輪車10は、前輪16の上方に位置するフェンダ56a、後輪18の上方に位置するフェンダ56b、後輪18から車体フレーム12に伝わる振動を緩衝するクッションユニット58、ウィンドウスクリーン60、バックミラー62、マフラー64、スタンド66を備える。言うまでもないが、前記燃料タンク24の下方にあってフロントカウル42、アンダーカウル44、サイドカウル46に囲繞されてエンジン68、変速機70、エアクリーナ72が配設されている。なお、図中の参照符号74は、シートフレーム74を示す。
基本的には以上のように構成される自動二輪車10に組み込まれる本実施形態に係る液晶表示装置について、次に、図2〜図5を参照しながらさらに詳細に説明する。
図2は本実施形態に係る液晶表示装置に適用されるメータユニット40の正面図、図3は図2に示すメータユニット40の正面図の一部省略図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図、図5は図2に示すメータユニット40の背面図である。
図4に示すように、第1ケーシング100は背面カバー102によって被蓋され、ボルト104により一体化されている。第2ケーシング106は第1ケーシング100と嵌合され、背面カバー102から第1ケーシング100を貫通するボルト108により三者が一体化されている。
第2ケーシング106は、第1レンズ110と、大径な第2レンズ112と、第3レンズ114とをそれぞれ嵌合する孔部116と、孔部118と、孔部120とを有し、前記第1レンズ110は第2ケーシング106の中央部に位置し、第2レンズ112は前記第2ケーシング106の中央部下方に位置し、一方、第3レンズ114は前記第2ケーシング106の中央部上方に位置している。
運転者の視認性を高めるために、この第1レンズ110と、第2レンズ112と、第3レンズ114は透明のアクリル樹脂からなり、その内側の面に曇り防止剤を塗布している。
第1ケーシング100と第2ケーシング106によって成形される室122に内部ケース124が配設され、該内部ケース124は第1ケーシング100から挿通されるボルト126によって保持される。
回路基板128は、内部ケース124と第1ケーシング100と一体化されるように固定配置される。回路基板128の面上に、異なる発光波長スペクトルを有する第1発光ダイオード130と、第2発光ダイオード132と、第3発光ダイオード134とが固着されている。図3から容易に諒解されるように、第1発光ダイオード130と、第2発光ダイオード132と、第3発光ダイオード134は複数個適当な間隔を有して所定位置に配設される。
液晶パネル136は、拡散板138の上面に積載された状態で両端を内部ケース124に結合されるスペーサホルダ140に支持されている。
なお、内部ケース124は、第1発光ダイオード130と第2発光ダイオード132と第3発光ダイオード134との放射光漏れが生じないように遮光構造を備えているのが好ましく、周回する遮光部材142は、第1発光ダイオード130と、第2発光ダイオード132と、第3発光ダイオード134の放射光をそれぞれ遮光し、光の干渉を発生させないように配設されている。
図3は、回路基板128、液晶パネル136、第1発光ダイオード130、第2発光ダイオード132及び第3発光ダイオード134の配置関係を示す図である。
回路基板128の面上には、9個の第1発光ダイオード130と、3個の第2発光ダイオード132と、5個の第3発光ダイオード134が固着されている。それぞれの発光ダイオード130、132、134は放射される光が偏在することのないように適度な間隔をもって配設されていることが容易に諒解されよう。
液晶パネル136の表示領域は、周回する遮光部材142によって、第1の表示領域144(矩形から半円を欠く領域)と第2の表示領域146(前記半円の領域)に区分されている。本実施形態では、液晶パネル136の背面に前記第1の表示領域144に相当する領域内に9個の第1発光ダイオード130が配設され、一方、前記第2の表示領域146に相当する領域内に3個の第2発光ダイオード132が配設されている。詳しくは、上列に6個、下列に2個の第1発光ダイオード130が車幅方向(左右方向)に並設され、前記上列の上方に1個の第1発光ダイオード130が配設され、周回する遮光部材142の円周に沿ってその上部に3個の第2発光ダイオード132が配設されている。
液晶パネル136の表示領域の領域外(上方部)には第3の表示領域147が設けられており、該第3の表示領域147の領域内に5個の第3発光ダイオード134が車幅方向(左右方向)に並設されている。回路基板128は、液晶パネル136の駆動制御と独立して、それぞれの第3発光ダイオード134に対してON/OFF制御を行う。
このようにして、第1発光ダイオード130からの放射光を第1の表示領域144に導き、第2発光ダイオード132からの放射光を第2の表示領域146に導き、さらに、第3発光ダイオード134からの放射光を第3の表示領域147に導く。
次に、メータユニット40について、図2、図3及び図5を参照しながら説明する。なお、本実施形態の自動二輪車10のメータユニット40に表示させる画像は、単に、走行速度等の物理量を直接的に表す英数字のみならず、その他の文字、図形、線図、絵等を含む広い概念であることは言うまでもない。
図2に示すように、5つの角を有するように外観状湾曲する形状のメータユニット40の略中央部には円形パネル75が設けられている。自動二輪車10のエンジン回転数を表示するタコメータ76が、前記円形パネル75の上半分側に且つその円周に沿って設けられている。タコメータ76の目盛77は0.00〜10.25の0.25刻みで設定され、この目盛77の読み値は自動二輪車10のエンジン回転数(rpm:1分間当たりの回転数)の1/1000の値に対応する。このように、タコメータ76は、自動二輪車10のエンジン回転数を0〜10250rpmの範囲内でバーグラフとしてアナログ的に表示する。
タコメータ76をメータユニット40の略中央部に配置したので、運転者はタコメータ76を必要に応じて正視(表示画面に対して略0°の視野角となるように視認)することができる。これにより、運転者は、液晶パネル136の視野角特性の影響を受けることなく、リアルタイムで生じるメータの変化に対して視覚的に追従でき、エンジン回転数を認識することができる。
前記円形パネル75の左側部には、自動二輪車10の走行速度(km/h)を表示するスピードメータ78と、現在時刻(午前/午後、時、分)を表示する時計80とが設けられている。
前記円形パネル75の右側部には、自動二輪車10の総走行距離(km)を表示するオドメータ82と、自動二輪車10の走行距離(km)を表示するとともにリセットボタン84により運転者が任意にリセットできるトリップメータ86とが設けられている。オドメータ82は各桁に対して7セグメント方式で算数字を表現し、整数6桁までの数値を表示することができる。また、トリップメータ86は最高位を除く各桁に対して7セグメント方式で算数字を表現し、整数部4桁且つ小数部1桁までの数値を表示することができる。
前記円形パネル75の上側には、自動二輪車10の燃料残量を表示する燃料ゲージ88が、前記円形パネル75の上方に且つその円周に沿って設けられている。燃料の残量不足を表す空量(E)から満量(F)までの間に複数のランプが並設され、これにより運転者が燃料残量を容易に把握できるように構成される。
前記燃料ゲージ88の上側部には、時計調整ボタン90、ターンシグナルインジゲータL92、FIインジケータ94、ニュートラルインジゲータ96、アッパビームインジゲータ98、ターンシグナルインジゲータR99、及びリセットボタン84、が設けられている。
前記の通り、スピードメータ78と、時計80と、オドメータ82と、トリップメータ86と、燃料ゲージ88の表示領域(第1の表示領域144)における液晶パネル136の背面に第1発光ダイオード130が9個配設されている。また、タコメータ76の表示領域(第2の表示領域146)における液晶パネル136の背面に第2発光ダイオード132が3個配設されている。さらに、ターンシグナルインジゲータL92、FIインジケータ94、ニュートラルインジゲータ96、アッパビームインジゲータ98、ターンシグナルインジゲータR99の表示領域(第3の表示領域147)には第3発光ダイオード134が5個配設されている。
第2の表示領域146の面積は第1の表示領域144の面積よりも小さくなるように区分され、且つ、第2発光ダイオード132として第1発光ダイオード130よりも発光輝度を高いものを配設すれば、運転者はタコメータ76の表示を一層視認し易くなる。
一方、第2発光ダイオード132として、白色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオードを用いることにより、ON/OFF表示のコントラストが一層視認し易くなる。特に、高い視認性が要求されるエンジン回転数表示の際に、冷陰極管の代わりに高輝度白色発光ダイオードをバックライトとして使用すれば、メータユニット40の生産コストを低減することができる。
また、第2の表示領域146のうち、左側、中央側の第2発光ダイオード132として白色系の発光ダイオード、右側の第2発光ダイオード132として赤色発光ダイオードを用いることにより、タコメータ76の通常回転域と高回転域(レッドゾーン)を色分けして表示することが好ましい。これにより、運転者は、エンジン回転数を一層容易に識別することができる。
さらに、画質の観点から第3の表示領域147について液晶パネル136を用いるまでもないターンシグナルインジゲータL92、FIインジケータ94、ニュートラルインジゲータ96、アッパビームインジゲータ98、ターンシグナルインジゲータR99(本実施形態では、第3の領域147)について第3発光ダイオード134のON/OFF制御で画像を表示させれば、液晶パネル136の配設面積を小さくでき、メータユニット40の生産コストを低減することができる。
図5は、メータユニット40の背面図を示す。背面カバー102の左方部には回路基板128に電源を供給するための電源端子148が設けられている。また、背面カバー102には、発光ダイオード等から発生する熱を排出するために多数の通気孔150が設けられている。
なお、変形例として、図6のように、オドメータ82の表示を14セグメント方式で構成することができる。このように構成すれば、走行距離や走行速度の表示に用いられる算用数字以外の英文字等も表現することができ、オドメータ/トリップメータのみならずメッセージの表示をも兼ねることができる。例えば、オドメータ82が7個の14セグメント方式で構成される場合、運転者がエンジンをONにした直後に「HELLO」、エンジンをOFFにした直後に「GOODBYE」、燃料の残量が尽きたときに「EMPTY」等を表示させることにより、各種イベントが発生した場合にその旨のメッセージを表示し、運転者に注意を喚起することができる。
本実施形態の自動二輪車10のメータユニット40によれば、単一の液晶パネル136に2つの表示領域(第1の表示領域144、第2の表示領域146)を設け、該表示領域の区分に対応するように2種類の光源(第1発光ダイオード130、第2発光ダイオード132)の放射光をそれぞれ導光することにより、1つの液晶パネルで異なる光源に基づく画像表示が可能となる。これにより、自動二輪車の実装部品点数が少なくなる結果、運転者が走行中に知りたい情報を即時に視認できるための表示仕様を備えつつも生産コストを低減することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10のメータユニット40によれば、走行速度等を表示する広面積表示領域(第1の表示領域144)には低輝度である第1発光ダイオード130を、エンジン回転数等を表示する狭面積表示領域(第2の表示領域146)には高輝度である第2発光ダイオード132を、それぞれ光源として用いることにより、高い視認性が要求されるタコメータ76にのみ高価な白色高輝度発光ダイオードを使用する等、選択的な装置設計をすることができる。そして、バックライトとして冷陰極管の代わりに発光ダイオードを用いるので、運転者が走行中に知りたいエンジン回転数を即時に視認できるための表示仕様を備えつつも液晶表示装置の生産コストを低減することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10のメータユニット40によれば、発光波長スペクトルが異なる光源(第1発光ダイオード130、第2発光ダイオード132)の間に周回する遮光部材142を設けることにより、放射光が相互に干渉することを防止できる。これにより、干渉縞発生による表示性能の低下を防止できるとともに、遮光部材の有するリング形状を活用することで液晶表示装置の外観を美しくさせることができる。
また、本実施形態の自動二輪車10のメータユニット40によれば、タコメータ76をメータユニット40の表示領域全体に対して中心部に配置させることにより、運転者はエンジン回転数表示を必要に応じて正視(表示画面に対して略0°の視野角となるように視認)することができる。これにより、運転者は、液晶パネルの視野角特性の影響を受けることなく、リアルタイムで生じる画像の変化に対して視覚的に追従でき、エンジン回転数を認識することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10のメータユニット40によれば、メータユニット40の表示領域にメッセージ表示領域を設けることにより、走行距離や走行速度の表示に用いられる算用数字以外の文字、例えば英文字を表示することができる。これにより、前記メッセージ表示領域をオドメータ/トリップメータとして使用できるとともに、各種イベントが発生した場合にその旨のメッセージを表示することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10のメータユニット40によれば、大きな桁数を要するオドメータ82に文字数の多いメッセージを表示させることができる。これにより、オドメータとメッセージ表示領域を共用することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10のメータユニット40によれば、第2の表示領域146をバーグラフとして表示させることができる。これにより、運転者はエンジン回転数を即時に視認することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
10…自動二輪車 40…メータユニット
76…タコメータ 78…スピードメータ
82…オドメータ 86…トリップメータ
88…燃料ゲージ 100…第1ケーシング
102…背面カバー 106…第2ケーシング
110…第1レンズ 112…第2レンズ
122…室 124…内部ケース
128…回路基板 130…第1発光ダイオード
132…第2発光ダイオード 136…液晶パネル
142…周回する遮光部材 144…第1の表示領域
146…第2の表示領域

Claims (7)

  1. 単一の液晶パネル(136)と、
    発光波長スペクトルがそれぞれ異なる第1の光源(130)と第2の光源(132)と、を備える自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)において、
    前記単一の液晶パネル(136)の表示領域を少なくとも第1の表示領域(144)と第2の表示領域(146)とに区分し、
    前記第1の光源(130)からの放射光を前記第1の表示領域(144)に、前記第2の光源(132)からの放射光を前記第2の表示領域(146)に、それぞれ導光させる
    ことを特徴とする自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)。
  2. 請求項1記載の自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)において、
    前記第1の表示領域(144)の面積が前記第2の表示領域(146)の面積よりも大きくなるように区分され、
    前記第1の表示領域(144)に少なくとも前記自動二輪車(10)の速度を示す画像(78)を、前記第2の表示領域(146)に少なくとも前記自動二輪車(10)のエンジン回転数を示す画像(76)を、それぞれ表示させ、
    前記第1の光源(130)及び第2の光源(132)はいずれも、少なくとも1個以上の発光ダイオードで構成され、前記第2の光源(132)を構成する前記発光ダイオードの発光輝度は、前記第1の光源(130)を構成する前記発光ダイオードの発光輝度よりも高い
    ことを特徴とする自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)。
  3. 請求項1又は2に記載の自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)において、
    前記単一の液晶パネル(136)と前記第1の光源(130)又は前記第2の光源(132)との間の中空領域を2つの室に区分するように、前記第1の光源(130)と前記第2の光源(132)との間にリング形状の遮光部材(142)を設ける
    ことを特徴とする自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)において、
    前記第2の表示領域(146)は前記単一の液晶パネル(136)の表示領域の中心部に配置され、
    前記第2の表示領域(146)に少なくとも前記自動二輪車のエンジン回転数を示す画像(76)を表示させる
    ことを特徴とする自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)において、
    前記第2の表示領域(146)にメッセージ表示領域を備える
    ことを特徴とする自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)。
  6. 請求項5に記載の自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)において、
    オドメータ(82)をメッセージ表示部とする
    ことを特徴とする自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)。
  7. 請求項5に記載の自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)において、
    前記第2の表示領域(146)は、前記エンジン回転数を表すバーグラフ(76)である
    ことを特徴とする自動二輪車(10)の液晶表示装置(40)。
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