JP2010224475A - 照明器具の反射板及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高反射率を長期に亘って維持して、明るさを保つことができる照明器具の反射板を提供する。
【解決手段】基材の表面に表面層を設けて形成される照明器具の反射板に関する。表面層は、ジメチルシロキサン基とパーフルオロアルキル基の少なくとも一方を有するアクリル樹脂を含む樹脂組成物からなり、全表面自由エネルギーが30mJ/m以下でかつ、極性力成分と分散力成分の2成分に分割した際の分散力成分の表面自由エネルギーが25mJ/m以下であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、照明器具の反射板及びこの反射板を備えた照明器具に関するものである。
照明器具として、ランプなどの光源からの光を反射して配光を制御するために、光源の背面側に反射板を設けたものがある。このような照明器具の反射板は、屋内外の汚れた空気により表面が汚染され易く、表面に汚れが付着すると光源からの光の反射率が低下する。このため、照明器具の反射板に汚れが付着することを防止するため、従来から種々の防汚技術が適用されている。
例えば、反射板の表面に光触媒膜を配置することによって自己洗浄性を付与し、きれいな状態を保つ手法が検討されている。このように光触媒膜を表面に配置して自己洗浄機能を発現させることによって、雨水等の水が掛かる場所であれば汚れを水で洗い流して除去することができるものである。しかしこの場合、除去能力を超えて汚れが付着すると、汚れを除去することができないだけでなく、光触媒の親水性に起因する高表面自由エネルギーが汚れの固着力を高め、固着した汚れを除去するのがむしろ困難になる。また屋外の照明を除いては、照明器具の反射板に直接水がかかることが少ないが、その場合には自己洗浄機能は発現せず、汚れを除去することができない。
一方、照明器具は手が届かないような場所に設置されていることが多く、特に近年の長寿命光源を用いた照明器具ではメンテナンスが定期的に行なわれなくなっている。そのため、長期に亘って高照度を維持するために、反射板が高反射率を維持することが必要である。そこで、反射板の表面エネルギーを制御することによって汚れの付着性を制御し、汚れが付着し難くするのに加えて、汚れは点状に均一に付着するようにし、広い面積が汚れで覆われないようにすることで、反射板の高反射率を長期に亘って確保して、高照度を維持できるようにすることが検討されている。
例えば、表面自由エネルギーを低く制御する技術としては、重合性シリコーン含有モノマーとラジカル重合性モノマーとを共重合したシリコーンを結合鎖の一部とする高分子を含む組成物から作製される被膜を、基材の表面に表面層として形成することによって、低表面エネルギーを実現して水滴の滑落性を高めるようにしたもの(特許文献1参照)や、ケイ素含有化合物とフッ素含有化合物とをゾルゲル反応により反応させて形成される塗膜を表面層として基材の表面に形成するようにしたもの(特許文献2参照)を、挙げることができる。
しかし、特許文献1では耐熱性があまり高くない材料が用いられているために、光源からの発熱が作用する照明器具には不向きであるという問題があり、また特許文献2は、撥水性のシランカップリング剤をゾルゲル反応で結合させて塗膜を形成するようにしたものであるが、耐摩耗性や耐薬品性などに問題があり、いずれも照明器具に適用するのは難しいものであった。
特開2000−230060号公報 特開2003−147202号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、高反射率を長期に亘って維持して、明るさを保つことができる照明器具の反射板及び照明器具を提供することを目的とするものである。
本発明は、基材の表面に表面層を設けて形成される照明器具の反射板に関するものであり、表面層は、ジメチルシロキサン基とパーフルオロアルキル基の少なくとも一方を有するアクリル樹脂を含む樹脂組成物からなり、全表面自由エネルギーが30mJ/m以下でかつ、極性力成分と分散力成分の2成分に分割した際の分散力成分の表面自由エネルギーが25mJ/m以下であることを特徴とするものである。
ジメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基を結合鎖の一部とするアクリル樹脂で表面層を形成することによって、汚れが付着し難く、しかも耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐薬品性等の特性に優れた表面を形成することができるものであり、また表面層の全表面自由エネルギーが30mJ/m以下でかつ、分散力成分の表面自由エネルギーが25mJ/m以下であることによって、表面層に汚れは点状に均一に付着することになり、広い面積が汚れで覆われないようにすることができ、長期に亘って反射板の高反射率を確保して、照明器具の明るさを保つことができるものである。
また本発明において、表面層の表面は、水の前進接触角と後退接触角の差が20°以下であることを特徴とするものである。
このように動的接触角において、前進接触角と後退接触角の差が20°以下であることによって、表面層に汚れが付着しても広がり難くなり、しかも収縮した状態で付着するものであり、広い面積が汚れで覆われないようにして、より長期に亘って反射板の高反射率を確保することができるものである。
また本発明において、上記アクリル樹脂は架橋性部位として水酸基を有しており、この水酸基を有するアクリル樹脂の架橋剤として、アミノ樹脂とイソシアネート樹脂の少なくとも1つを有する架橋剤成分が、表面層を形成する樹脂組成物中に含有されていることを特徴とするものである。
アクリル樹脂の水酸基にアミノ樹脂やイソシアネート樹脂を架橋反応させることによって、アクリル樹脂を架橋させて硬化させることができ、表面層の耐熱性や耐薬品性、耐摩耗性を向上することができるものである。
そして本発明に係る照明器具は、上記の反射板を備えて形成されたものである。
本発明によれば、汚れが付着し難く、しかも耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐薬品性等の特性に優れた表面を形成することができるものであり、また表面層の全表面自由エネルギーが30mJ/m以下でかつ、分散力成分の表面自由エネルギーが25mJ/m以下であることによって、表面層に汚れは点状に均一に付着することになり、広い面積が汚れで覆われないようにすることができ、長期に亘って反射板の高反射率を確保して、照明器具の明るさを保つことができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明が適用される照明器具は、反射板が設けられているものであればよく、なんら限定されるものではないが、雨が直接かからず自己洗浄効果が期待できないところに設置される照明器具に適用すると、より有効である。具体的には、公共施設や商業施設、工場、マンションや戸建集宅における屋内やエントランス、軒下等に設置されるものを挙げることができ、器具形態としては、ベースライト、シーリングライト、ブラケット、スポットライト、ダウンライト、トンネル灯などを挙げることができる。
本発明に係る照明器具の反射板は、ベースとなる基材の表面に表面層を設けることによって形成されるものであり、反射板の基材としては、金属材や樹脂材など、任意の材料で形成したものを用いることができる。以下、表面層を形成する樹脂組成物について説明する。
樹脂組成物は表面層のマトリックスを形成する主成分としてアクリル樹脂を含有するものであり、このアクリル樹脂として本発明では、ジメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基を分子骨格中に側鎖として有する分子構造のものを用いるものである。ジメチルシロキサン基とパーフルオロアルキル基はいずれか一方を有するものであってもよく、両方を有するものであってもよい。
ジメチルシロキサン基としては次の構造式で表されるものを用いることができる。
Figure 2010224475
またパーフルオロアルキル基は、炭素数が3〜9のものが好ましく、より好ましくは5〜9であり、さらに好ましくは6〜8である。このようなパーフルオロアルキル基としては、例えば、パーフルオロプロピル基、パーフルオロブチル基、パーフルオロペンチル基、パーフルオロヘキシル基、パーフルオロヘプチル基、パーフルオロオクチル基、パーフルオロノニル基などが挙げられる。
アクリル樹脂の分子骨格にこのようなジメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基が存在することによって、アクリル樹脂をマトリックス成分として形成される表面層への汚れの付着性を制御して、汚れが付着し難くすることができるのに加えて、また表面自由エネルギーを制御して、汚れが付着する際には、汚れが点状に均一に付着して、広い面積が汚れで覆われないようにするようにすることができるものであり、反射板の高反射率を確保して、照明器具の明るさを保つことが可能になるものである。
ここで、ジメチルシロキサン基とパーフルオロアルキル基は、両者の合計量が、アクリル樹脂(側鎖も含む)中に10〜90質量%の範囲で含有されているのが好ましい。アクリル樹脂中のジメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基の含有量が多すぎると、基材に対する表面層の密着性が低下する傾向がある。逆に含有量が少なすぎると、表面層の表面エネルギーを低下させる効果を有効に得ることができない。このジメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基はアクリル樹脂の分子骨格と直接結合しているため、容易に脱落しないものであり、長期的にも安定して低表面自由エネルギーを維持する表面層を得ることができるものである。
上記のようにメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基を有するアクリル樹脂で表面層を形成するにあたって、メチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基によって表面自由エネルギーを制御することができる。ここで、表面自由エネルギーは分散力成分と極性力成分の2成分に分割することができるが、本発明では、分散力成分の表面自由エネルギーと極性力成分の表面自由エネルギーの合計量である全表面自由エネルギーが30mJ/m以下となり、且つ、分散力成分の表面自由エネルギーが25mJ/m以下となるように、表面層を形成するものである。
すなわち、表面自由エネルギーの分散力成分γsdおよび極性力成分γspは、水およびヨウ化メチレンの接触角θや、表面張力γLから、Fowkesの式を拡張したOwensの式およびYoungの式を組み合わせた次の式で算出することができる。
(1+cosθ)・γL/2=(γsd・γLd)1/2+(γsp・γLp)1/2
照明器具に付着する汚れは、水分だけではなく油分も含んだホコリやゴミ、カーボンカスなどもあり、物質の付着性、ハジキ性と相関が高い全表面自由エネルギーだけではなく、油分等のハジキ性の指標となる表面自由エネルギーの分散力成分も制御することによって、あらゆる汚れの付着性、ハジキ性を制御することができるものである。そして上記のように、前面カバーの基材の表面に形成された表面層の、全表面自由エネルギーが30mJ/m以下でかつ、分散力成分の表面自由エネルギーが25mJ/m以下であることによって、表面層の濡れ性を低く保って汚れが付着し難くすることができるものであり、さらに表面層に汚れが付着する際には、汚れが点状に均一に付着して、広い面積が汚れで覆われないようにすることができるものであり、上記のように反射板の高反射率を確保して、照明器具の明るさを保つことが可能になるものである。全表面自由エネルギーが30mJ/mを超えると、また分散力成分の表面自由エネルギーが25mJ/mを超えると、このような効果を十分に得ることができない。このような、表面層における全表面自由エネルギーや分散力成分の表面自由エネルギーの制御は、アクリル樹脂中のメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基の含有量などを調整することによって、行なうことができるものである。
尚、全表面自由エネルギーや分散力成分の表面自由エネルギーは、小さいほど望ましいので下限は特に設定されないが、全表面自由エネルギーの下限は−CF基が六方最密充填したときの値の6.7mJ/mであり、分散力成分の表面自由エネルギーの下限も6.7mJ/mである。理想的なモデルとしては理論上6.7mJ/mまで表面自由エネルギーは下がることは証明されているが、実用に耐えうるレベルの塗膜としては7.8mJ/m程度が一般的には限界レベルとされている。
表面層を形成する樹脂組成物中のアクリル樹脂は、上記のように分子構造中に上記のようにジメチルシロキサン基とパーフルオロアルキル基のうち少なくとも一方を有するが、アクリル樹脂の分子構造中には、さらに架橋性部位として水酸基を有していてもよい。この場合、水酸基と反応する硬化剤として、樹脂組成物中にアミノ樹脂とイソシアネート樹脂のうち少なくとも一方を含有させることによって、アクリル樹脂を架橋させて硬化させることができ、表面層の低表面自由エネルギーを長期に亘って維持することが可能になるものである。また表面層は架橋密度が高まって緻密な層になるので、耐薬品性や耐摩耗性を向上することができるものである。アミノ樹脂とイソシアネート樹脂はいずれか一方を用いる他、両方を併用することもできる。
アクリル樹脂中の水酸基の含有量は特に限定されるものではないが、10〜200mgKOH/gの範囲が好ましく、更に好ましくは50〜150mgKOH/gの範囲である。水酸基価が低すぎると、得られる塗膜の架橋密度が低下して、硬度が低い表面層になる傾向がある。逆に水酸基価が高すぎると、硬い塗膜の表面層が得られるが、アクリル樹脂と溶剤との相溶性が低下し、樹脂安定性が劣る傾向がある。
またイソシアネート樹脂としては、例えば、リジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート類;水素添加キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,4(または2,6)−ジイソシアネート、4,4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,3−(イソシアナトメチル)シクロヘキサンなどの環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート類;リジントリイソシアネ−トなどの3価以上のポリイソシアネートなどのような有機ポリイソシアネートそれ自体、またはこれらの各有機ポリイソシアネートと多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂もしくは水等との付加物、あるいは上記したような各有機ジイソシアネート同士の環化重合体(例えばイソシアヌレート)、ビウレット型付加物などが挙げられる。これらのなかでもヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレートが好適である。これらは、1種単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
樹脂組成物中のイソシアネート樹脂の含有量は、イソシアネート樹脂中に含まれるイソシアネート基(NCO)が、アクリル樹脂中の水酸基(OH)に対して、NCO/OHの当量比で、0.2〜2.0の範囲となるように、より好ましくは0.5〜1.5の範囲となるように、設定するのが好ましい。
またアミノ樹脂としては、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、グリコールウリル樹脂、尿素樹脂などを用いることができ、このうちメラミン樹脂やベンゾグアナミン樹脂が好ましい。
このメラミン樹脂及びベンゾグアナミン樹脂としては、アルキルエーテル化したものが好ましい。他の型のもの、即ちイミノ型やメチロール型のものは、上記のように3官能や4官能のアルコキシシランを樹脂組成物中に含有させた場合、アルコキシシラン化合物の部分加水分解縮合物をシランカップリング剤で処理したとしても、このイミノ型メラミン樹脂や、メチロール型メラミン樹脂と反応し易く、塗料貯蔵安定性が低下するので好ましくない。アルキルエーテル化メラミン樹脂のうち、メトキシ基とブトキシ基の少なくとも一方で置換されたメラミン樹脂が特に好ましい。このものは塗料貯蔵安定性の点に加えて、メラミン樹脂が疎水性となるため、表面層の塗膜を形成した際に、メラミン樹脂が塗膜上層部に偏在して、表層の架橋密度が高くなることで、内部への汚染物質の浸透を抑制することができ、耐汚染性が良好になるものである。メトキシ基やブトキシ基で置換されたメラミン樹脂とは、i−ブチル基またはn−ブチル基単独で、あるいはブチル基とメチル基とでエーテル化したメラミン樹脂である。
樹脂組成物中のアミノ樹脂の含有量は、特に限定されるものではないが、アクリル樹脂の固形分に対して、10〜50質量%の範囲に設定するのが好ましく、更に好ましくは15〜40質量%の範囲である。アミノ樹脂の量が多いと硬くもろい膜の表面層になる傾向があり、アミノ樹脂の量が少ないと架橋度が不足して十分な硬度が得られなかったり、耐薬品性が低くなったりする傾向がある。
樹脂組成物の塗布方法は、特に限定されるものではないが、スプレーコ−ティング法、ディップコーティング法、フローコーティング法、スピンコーティング法、ロールコーティング法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法を好適に用いることができる。また、塗布することだけに限定されるものではなく、樹脂組成物をシート状に成形したものを基材に積層したり、金型の内面に樹脂組成物を吹き付けておき、この金型で基材を成形することによって積層したりすることもできるものであり、あるいは樹脂組成物を不織布等に含浸してプレス等で成型する方法も可能である。また樹脂組成物の硬化方法は、特に限定されるものではないが、表面層に要求される硬化被膜性能や、基材の耐熱温度、生産性等に応じて常温(室温放置)での硬化や、焼付けによる硬化など、任意に選択することができる。さらに、表面層の膜厚についても、特に制限はないが、通常は0.1〜50μm程度であればよい。
上記のように基材の表面に表面層を被覆して照明器具の反射板を形成するにあたって、表面層の表面の動的接触角の特性において、水の前進接触角と後退接触角の差が20°以下であることが好ましい。水平に配置した表面層の上に水滴を滴下し、表面層を徐々に傾斜させて水滴が移動し始めたときにおける水滴の下部の接触角が前進接触角であり、水滴の上部の接触角が後退接触角である。そしてこのような動的接触角において、前進接触角と後退接触角の差が小さい表面層は、濡れ性が低くなって、付着した汚れが広がり難くなると共に汚れは収縮した状態で付着することになる。特に付着した汚れは時間が経過しても広がらない。このため、表面層の広い面積が汚れで覆われないようにするようにすることができ、反射板の高反射率を確保して、照明器具の明るさを保つことが可能になるものである。水の前進接触角と後退接触角の差が20°を超える場合には、このような効果を期待することはできない。水の前進接触角と後退接触角の差は小さいほど好ましいものであり、従って下限は設定されない。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
ジメチルシロキサン基と架橋基として水酸基を側鎖に有するアクリル樹脂(富士化成工業株式会社製「ZX−022」:固形分46質量%、水酸基価120)100質量部と、イソシアネート樹脂(三井武田ケミカル株式会社製「170HN」:固形分100質量%)17.8質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、イソホロン30質量部とを混合し、5分間攪拌することによって、樹脂組成物のコーティング液を調製した。
一方、SPCC処理鋼板の表面にポリエステル粉体塗料(大日本塗料株式会社製)を静電塗装ガンを用いて乾燥膜厚が50μmになるように塗布し、160℃で20分間焼き付けることによって、白色塗装した反射板用基材を作製した。そしてこの基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(実施例2)
ジメチルシロキサン基と架橋基として水酸基を側鎖に有するアクリル樹脂(上記の富士化成工業株式会社製「ZX−022」)100質量部と、メラミン樹脂(三井化学株式会社製「ユーバン122」:固形分60質量%)25質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、ダイアセトンアルコール20質量部を混合し、5分間攪拌することによって、樹脂組成物のコーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、160℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(実施例3)
ジメチルシロキサン基と架橋基として水酸基を側鎖に有するアクリル樹脂(上記の富士化成工業株式会社製「ZX−022」)50質量部と、ジメチルシロキサン基を側鎖に有しないアクリル樹脂(上記の大日本インキ化学工業株式会社製「A−817」:固形分50質量%、水酸基価60)100質量部と、イソシアネート樹脂(上記の三井武田ケミカル株式会社製「170HN」)13.85質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、イソホロン30質量部とを混合し、5分間攪拌することによって、樹脂組成物のコーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(実施例4)
ジメチルシロキサン基と架橋基として水酸基を側鎖に有するアクリル樹脂(上記の富士化成工業株式会社製「ZX−022」)50質量部と、ジメチルシロキサン基を側鎖に有しないアクリル樹脂(上記の大日本インキ化学工業株式会社製「A−817」)100質量部と、メラミン樹脂(上記の三井化学株式会社製「ユーバン122」)25質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、ダイアセトンアルコール30質量部とを混合し、5分間攪拌することによって、樹脂組成物のコーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、160℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(実施例5)
パーフルオロアルキル基(パーフルオロオクチル基)と架橋基として水酸基を側鎖に有するアクリル樹脂(関東電化工業株式会社製「KD−220」:固形分30質量%、水酸基価60)100質量部と、イソシアネート樹脂(上記の三井武田ケミカル株式会社製「170HN」)6.0質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、イソホロン30質量部を添加し、5分間攪拌することによって、樹脂組成物のコーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(実施例6)
パーフルオロアルキル基と架橋基として水酸基を側鎖に有するアクリル樹脂(上記の関東電化工業株式会社製「KD−220」)100質量部と、メラミン樹脂(上記の三井化学株式会社製「ユーバン122」)16質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、ダイアセトンアルコール30質量部を混合し、5分間攪拌することによって、樹脂組成物のコーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(実施例7)
パーフルオロアルキル基と架橋基として水酸基を側鎖に有するアクリル樹脂(上記の関東電化工業株式会社製「KD−220」)50質量部と、パーフルオロアルキル基を側鎖に有しないアクリル樹脂(上記の大日本インキ化学工業株式会社製「A−817」)100質量部と、イソシアネート樹脂(上記の三井武田ケミカル株式会社製「170HN」)7.9質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、イソホロン30質量部を添加し、5分間攪拌することによって、樹脂組成物のコーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(実施例8)
パーフルオロアルキル基と架橋基として水酸基を側鎖に有するアクリル樹脂(上記の関東電化工業株式会社製「KD−220」)100質量部と、パーフルオロアルキル基を側鎖に有しないアクリル樹脂(上記の大日本インキ化学工業株式会社製「A−817」)100質量部と、メラミン樹脂(上記の三井化学株式会社製「ユーバン122」)22.2質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、ダイアセトンアルコール30質量部を混合し、5分間攪拌することによって、樹脂組成物のコーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(比較例1)
ジメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基を有しないアクリル樹脂(上記の大日本インキ化学工業株式会社製「A−817」)100質量部と、イソシアネート樹脂(上記の三井武田ケミカル株式会社製「170HN」)9.9質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、イソホロン30質量部を添加し、5分間攪拌することによって、コーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(比較例2)
ジメチルシロキサン基やパーフルオロアルキル基を有しないアクリル樹脂(上記の大日本インキ化学工業株式会社製「A−817」)100質量部と、メラミン樹脂(上記の三井化学株式会社製「ユーバン122」)27.8質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、ダイアセトンアルコール30質量部を添加し、5分間攪拌することによって、コーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(比較例3)
側鎖のないフッ素樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製「K703」:固形分60質量%、水酸基価72)100質量部と、イソシアネート樹脂(上記の三井武田ケミカル株式会社製「170HN」)23.7質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部と、イソホロン30質量部を添加し、5分間攪拌することによって、コーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(比較例4)
側鎖のないフッ素樹脂(上記の大日本インキ化学工業株式会社製「K703」)100質量部と、メラミン樹脂(上記の三井化学株式会社製「ユーバン122」)33.3質量部と、酢酸エチル50質量部と、酢酸ブチル50質量部、ダイアセトンアルコール30質量部を添加し、5分間攪拌することによって、コーティング液を調製した。
そして実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、コーティング液を乾燥膜厚が5μmになるようにエアースプレーを用いて塗装し、120℃で30分間加熱して硬化させることによって、基材の表面に表面層を形成した塗装板を得た。
(比較例5)
実施例1と同じ基材の白色塗膜の上に、パーフルオロアルキル基を有する単分子膜(ハーベス株式会社製「DS−5110Z130」:NV0.1質量%)を、乾燥膜厚が0.1μmになるようにスプレー塗装にて塗布し、120℃で30分加熱して、塗装板を得た。
(比較例6)
実施例1の白色塗膜を設けた基材をそのまま試験板とした。
上記の実施例1〜8及び比較例1〜5で作製した塗装板、比較例6の試験板について、次の項目の評価を行なった。結果を表1及び表2に示す。
(1)表面自由エネルギー
接触角計(協和界面科学社製「DM500」)を用いて、水、およびジヨードメタンを、塗装板の表面層あるいは試験板の塗装表面に滴下した際の接触角を求め、下記の式にそれぞれの接触角を代入して表面エネルギーの分散力成分(γsd)、極性力成分(γsp)を算出し、全表面自由エネルギーと分散力成分の表面自由エネルギーを求めた。
(1+cosθ)・γL/2=(γsd・γLd)1/2+(γsp・γLp)1/2
(2)前進接触角と後退接触角の差
協和界面科学株式会社製の接触角測定装置を用い、拡張収縮法を用いて水の動的前進接触角と動的後退接触角を測定し、これらの測定値から前進接触角と後退接触角の差を求めた。
(3)接触角の変化
協和界面科学株式会社製の接触角測定装置を用い、初期の水の接触角と、その状態のまま5分間静置した後の水の接触角を測定し、接触角の変化を求めた。
(4)初期反射率
株式会社日立ハイテクノロジーズ社製分光光度計「U−4100」で、積分球を用いた全光線反射率を測定した。汚染液を付着させる前のこの測定値を初期反射率とした。初期反射率が80%以上であれば、良好と評価することができる。
(5)汚染液付着後の反射率
汚染試料液であるカーボンブラック+水+油を均一に分散した懸濁液を、塗装板の表面層や試験板の表面全体に均一にかかるように、霧吹きで吹き付け、90℃に約15分間保つことによって、水分を蒸発させて乾燥した。この後に、上記(4)と同様にして全光線反射率を測定した。なお、汚染試料液は、排ガスを想定してカーボンブラックを用い、水に加えて、油も混合して懸濁液を作製した。カ−ボンブラック+水+油懸濁液については、カーボンブラック(デグサ社製「FW2」:平均粒子径13μm、比表面積460g/m)3gと純水250gと水溶性切削油(協同油脂株式開社製「エマルカットB−50」)47gを混合して均一に分散させて全質量を300gとしたものを用いた。この反射率が80%以上を○と評価し、またそれ以下を×と評価した。
(6)汚染液除去後の反射率
上記(5)のようにカ−ボンブラック+水+油懸濁液を吹き付けて汚れを付着した後、布を500gの荷重をかけて10往復させることによって、汚染液を除去する洗浄を行ない、この後に、上記(4)と同様にして全光線反射率を測定した。この反射率が90%以上を○、80%以上を△、それ以下を×と評価した。
(7)密着性
JISK-5600に記載されている付着性試験を用いて、表面層の密着試験を行ない、次の判定基準で密着性を評価した。
剥離無し:○
剥離面積が10〜50%:△
剥離面積が50%以上:×
Figure 2010224475
表1にみられるように、各実施例のものは、接触角の変化が小さく、また汚染液付着後の反射率の低下が小さく、さらに汚染液除去後の反射率が高いものであり、高反射率を長期に亘って維持していることが確認される。

Claims (4)

  1. 基材の表面に表面層を設けて形成される照明器具の反射板であって、表面層は、ジメチルシロキサン基とパーフルオロアルキル基の少なくとも一方を有するアクリル樹脂を含む樹脂組成物からなり、全表面自由エネルギーが30mJ/m以下でかつ、極性力成分と分散力成分の2成分に分割した際の分散力成分の表面自由エネルギーが25mJ/m以下であることを特徴とする照明器具の反射板。
  2. 表面層の表面は、水の前進接触角と後退接触角の差が20°以下であることを特徴とする請求項1に記載の照明器具の反射板。
  3. 上記アクリル樹脂は架橋性部位として水酸基を有しており、この水酸基を有するアクリル樹脂の架橋剤として、アミノ樹脂とイソシアネート樹脂の少なくとも1つを有する架橋剤成分が、表面層を形成する樹脂組成物中に含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具の反射板。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の反射板を備えて成ることを特徴とする照明器具。
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