JP2021102723A - コーティング液、コート膜、コート膜を有する基材、及びコート膜を有する空気調和機 - Google Patents
コーティング液、コート膜、コート膜を有する基材、及びコート膜を有する空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021102723A JP2021102723A JP2019234708A JP2019234708A JP2021102723A JP 2021102723 A JP2021102723 A JP 2021102723A JP 2019234708 A JP2019234708 A JP 2019234708A JP 2019234708 A JP2019234708 A JP 2019234708A JP 2021102723 A JP2021102723 A JP 2021102723A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon dioxide
- coating liquid
- dioxide particles
- fluorine
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Duct Arrangements (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Abstract
Description
(1)
少なくとも含フッ素有機化合物、二酸化ケイ素粒子、ガラス転移温度が60℃以上のカルボキシ基含有樹脂、及び溶剤を含み、前記溶剤は、沸点が100℃以下のアルコールを含む、コーティング液。
(2)
前記カルボキシ基含有樹脂は、スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物である、(1)に記載のコーティング液。
(3)
前記スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物は、酸価が160以上である、(2)に記載のコーティング液。
(4)
前記二酸化ケイ素粒子は、平均粒子径が10〜40nmである、(1)〜(3)のいずれかに記載のコーティング液。
(5)
前記二酸化ケイ素粒子は、不定形であり、短辺が10〜20nm、長辺が50〜100nmである、(1)〜(3)のいずれかに記載のコーティング液。
(6)
前記コーティング液中の前記二酸化ケイ素粒子の含有割合は、前記カルボキシ基含有樹脂と前記二酸化ケイ素粒子の合計量に対して20〜80質量%である、(1)〜(5)のいずれかに記載のコーティング液。
(7)
前記コーティング液中の前記含フッ素有機化合物の含有割合は、0.5〜2.5質量%である、(1)〜(6)のいずれかに記載のコーティング液。
(8)
前記含フッ素有機化合物は、主鎖が炭化水素鎖であり、前記炭化水素鎖に含フッ素基を有するベンゼン環が結合している化合物である、(1)〜(7)のいずれかに記載のコーティング液。
(9)
前記含フッ素基は、フルオロアルキル基である、(8)に記載のコーティング液。
(10)
さらに、ピリジニウム塩を含有する、(1)〜(9)のいずれかに記載のコーティング液。
(11)
少なくとも含フッ素有機化合物、二酸化ケイ素粒子、及びガラス転移温度が60℃以上のカルボキシ基含有樹脂を含む、コート膜。
(12)
前記カルボキシ基含有樹脂は、スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物である、(11)に記載のコート膜。
(13)
前記スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物は、酸価が160以上である、(12)に記載のコート膜。
(14)
前記二酸化ケイ素粒子は、平均粒子径が10〜40nmである、(11)〜(13)のいずれかに記載のコート膜。
(15)
前記二酸化ケイ素粒子は、不定形であり、短辺が10〜20nm、長辺が50〜100nmである、(11)〜(13)のいずれかに記載のコート膜。
(16)
前記コート膜中の前記二酸化ケイ素粒子の含有割合は、前記カルボキシ基含有樹脂と前記二酸化ケイ素粒子の合計量に対して20〜80質量%である、(11)〜(15)のいずれかに記載のコート膜。
(17)
前記コート膜中の前記含フッ素有機化合物の含有割合は、5〜40質量%である、(11)〜(16)のいずれかに記載のコート膜。
(18)
前記含フッ素有機化合物は、主鎖が炭化水素鎖であり、前記炭化水素鎖に含フッ素基を有するベンゼン環が結合している化合物である、(11)〜(17)のいずれかに記載のコート膜。
(19)
前記含フッ素基は、フルオロアルキル基である、(18)に記載のコート膜。
(20)
さらに、ピリジニウム塩を含有する、(11)〜(19)のいずれかに記載のコート膜。
(21)
平均膜厚が0.8μm以上である、(11)〜(20)のいずれかに記載のコート膜。
(22)
膜表面の算術平均粗さが0.1μm以下である、(11)〜(21)のいずれかに記載のコート膜。
(23)
基材表面の一部又は全面に(11)〜(22)のいずれかに記載のコート膜を有する、基材。
(24)
少なくとも熱交換器、前記熱交換器に空気を通すための送風ファン、前記熱交換器から出た空気の方向を調整する風向板、及び前記熱交換器と前記送風ファンを内部に納めた筐体を含む空気調和機であって、
前記送風ファン、前記風向板、及び前記筐体からなる群より選択される少なくとも1つの部品の表面に(11)〜(22)のいずれかに記載のコート膜を有する、空気調和機。
<コーティング液>
1.含フッ素有機化合物
本発明に用いる含フッ素有機化合物は、コート膜に撥液性を付与するために添加される。含フッ素有機化合物は、沸点が100℃以下のアルコールに可溶なものであれば特に制限されないが、以下の2つのカテゴリーの化合物が好適である。
本発明に用いる含フッ素有機化合物は、主鎖が炭化水素鎖であり、前記炭化水素鎖に含フッ素基(フッ素を含有する官能基)、及びカルボキシ基が結合した化合物が好適である。当該化学構造を有する含フッ素有機化合物は、例えば、下記化合物A群で示される。
本発明に用いる含フッ素有機化合物は、主鎖が炭化水素鎖であり、前記炭化水素鎖に含フッ素基(フッ素を含有する官能基)を有するベンゼン環が結合した化合物が好適である。その理由は、立体障害の大きいベンゼン環が炭化水素鎖の整列を妨げ、非晶質になることで、形成されるコート膜の平坦性が向上するとともに、炭化水素鎖間に隙間を設けてコーティング液に含まれるアルコールが入りやすくなることで、溶剤に対する含フッ素有機化合物の溶解性が向上するからである。当該化学構造を有する含フッ素有機化合物は、例えば、下記化合物C群で示される。
本発明に用いる二酸化ケイ素粒子は、コート膜の表面抵抗を低減するため添加される。二酸化ケイ素粒子の表面抵抗は、コーティング液に用いるバインダー樹脂に比べて低いので、添加率を高めるとコート膜の表面抵抗が下がり、防塵性が向上する。
二酸化ケイ素粒子の平均粒子径が小さいほど、単位質量当たりの表面積が大きくなるので、コート膜の表面抵抗を低減しやすくなる。また、平均粒子径が40nmを超える二酸化ケイ素粒子を用いて作製したコーティング液を静置した場合、1か月程度で二酸化ケイ素粒子が沈殿することがわかった。具体的には、平均粒子径が50nm又は70nmの二酸化ケイ素粒子を用いて作製したコーティング液を静置した場合、1か月程度で沈殿が生じた。しかし、平均粒子径が40nmの二酸化ケイ素粒子を用いて作製したコーティング液を静置した場合、1か月経っても沈殿は生じなかった。よって、二酸化ケイ素粒子の平均粒子径は、40nm以下が望ましい。但し、平均粒子径が小さすぎると、コーティング液調製時の秤量の際、容器に入らず空気中に舞ってしまう割合が増える。そのため、二酸化ケイ素粒子の形状が球形(略球形を含む)の場合、コーティング液調製時のハンドリング性を考慮して、平均粒子径は、10〜40nmであることが好ましい。なお、ここで平均粒子径は動的光散乱法で測定した場合の値である。
二酸化ケイ素粒子の形状は、球形より不定形の方が単位重量当たりの表面積が大きくなるので、コート膜の表面抵抗を下げやすくなり好適である。粒子サイズが小さいほど単位質量当たりの表面積が大きくなるので好適であるが、球形の粒子の場合と同様、コーティング液調製時のハンドリング性を考慮して、不定形の粒子の場合、短辺は10〜20nm、長辺は50〜100nmであることが好ましい。なお、ここで不定形の粒子の短辺、長辺の測定は粒子の電子顕微鏡写真から求めた値である。
本発明に用いるカルボキシ基含有樹脂は、ガラス転移温度が60℃以上であり、沸点が100℃以下のアルコールに可溶なものであれば特に制限されず、例えば、(メタ)アクリル/(メタ)アクリル酸樹脂、スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物、水酸基を有するポリビニルブチラール樹脂等が挙げられる。なお、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸、メタクリル酸、又はこれらの混合物を意味する。(メタ)アクリルについても同様である。我々がこれら樹脂を検討した結果、スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物を含むコート膜の表面抵抗は、他の樹脂を用いた場合より小さいことがわかった。したがって、カルボキシ基含有樹脂は、スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物であることが好ましい。特に、酸価が大きい樹脂の方が、表面抵抗が低い傾向があった。また、酸価が大きい樹脂の方がアルコールへの溶解性も高かった。特に、酸価が160以上の樹脂は、僅かな撹拌時間でアルコールに溶解するので好適である。前記樹脂の酸価は、より好ましくは200以上であり、更に好ましくは230以上である。
先に記載したように、本発明では、溶剤として常圧で沸点が100℃以下のアルコールを用いる。前記アルコールとしては、具体的には、メタノール(沸点:約65℃)、エタノール(沸点:約78℃)、1−プロパノール(沸点:約97℃)、2−プロパノール(沸点:約82℃)、2−ブタノール(沸点:約98℃)、2−メチル−2−プロパノール(沸点:約82℃)等が挙げられる。これらのアルコールは、コーティング液を基材に塗布後、放置することにより比較的短時間で乾燥・硬化するため好ましい。なお、本発明の効果を損なわない範囲で、常圧で沸点が100℃を超えるのアルコールを併用してもよい。
前記必須成分以外の添加剤としては、例えば、コート膜の強度を高めるために添加する架橋剤、コート膜の抗菌性を高める抗菌剤等が挙げられる。
架橋剤としては、例えば、前記樹脂中のカルボキシ基、又は水酸基等と架橋可能なアルコキシシリル基を有する化合物が挙げられる。具体的には、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−グルシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グルシドキシプロピルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、及びp−スチリルトリエトキシシラン等が挙げられる。
抗菌剤は、アルコールに可溶なものが好ましく、例えば、ピリジニウム塩が挙げられる。ピリジニウム塩としては、例えば、ヘキシルピリジニウムクロライド、オクチルピリジニウムクロライド、デシルピリジニウムクロライド、ドデシルピリジニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライド、ヘキシルピリジニウムブロマイド、オクチルピリジニウムブロマイド、デシルピリジニウムブロマイド、ドデシルピリジニウムブロマイド、及びセチルピリジニウムブロマイド等が挙げられる。これらはブドウ球菌を始めとするグラム陽性菌やカビ等の真菌に対して強い殺菌作用を示す。
本発明のコート膜は、前記コーティング液を基材(部品)表面に塗布し、乾燥・硬化することにより形成することができる。コート膜を基材上に形成する際は、種々のウエットコーティング方式で行うことが可能である。具体的には、ディップコート、スピンコート、フローコート、バーコート、及びスプレーコート等が挙げられる。基材の形状が平面の場合は、これらコーティング方法はどれでも使えるが、基材に種々の凹凸がある場合は、スプレーコートが好適である。
図2は、本発明の空気調和機の断面の模式図である。本発明の空気調和機は、例えば、筐体5、筐体内部の空気の温度と湿度を制御するための熱交換器6、筐体内部に室内の空気を取り込み筐体外に送風するための送風ファン7、室内の空気を取り込む空気吸い込み口8、取り込んだ空気中のホコリ等を除くためのフィルター9、熱交換器から生じる水滴を受ける露受け皿10、熱交換器により温度と湿度を制御された空気が筐体外に排出される際の方向を制御するための横羽根11などから構成される。
(1)コーティング液の調製
含フッ素有機化合物として化合物3群の中でnが8の化合物13(2質量部)、平均粒子径が10nmの二酸化ケイ素粒子(5質量部)、樹脂として表1に示す種々の樹脂(5質量部)をエタノール(88質量部)に加え、オーバーヘッドスターラーで撹拌し溶解させてコーティング液を調製した。
調製した各コーティング液を厚さ2mmのABS樹脂板にバーコーターで塗布し、その後、60℃の恒温槽に約1時間放置することによりコート膜を形成した。なお、塗布の際用いるバーコーターの番数は、コート膜の平均膜厚が約8〜10μmになるよう選択した。
(a)表面抵抗
三菱化学アナリティック社製の表面抵抗計hiresta−UPを用いてコート膜の表面抵抗を測定した。なお、測定時の電圧は100Vである。
(b)接触角
協和界面科学社製の接触角計CAD−1を用いてコート膜表面の水との接触角を測定した。
(c)ホコリの付着割合の評価
コート膜面を上にした状態で、ホコリの模擬物として、タバコの灰をコート膜表面に降りかけた。その後、コート膜面を垂直にしてABS樹脂板を床に軽く2回打ちつけた。その際、タバコの灰がコート膜表面に付着したまま残る割合を調べ、下記基準で評価した。なお、コート膜表面に残った灰の割合が少ないほどホコリ付着が抑制されていると判断できる。
a:タバコの灰の付着割合が10%未満
b:タバコの灰の付着割合が10%以上
評価結果を表1に示す。
表2に記載の平均粒子径、形状の二酸化ケイ素粒子を用い、樹脂を酸価240、重量平均分子量17,000のスチレン/アクリル酸樹脂に統一した以外は、実施例1と同様にしてコート膜をABS板に形成した。そして、実施例1と同様の方法でコート膜の評価を行った。評価結果を表2に示す。
含フッ素有機化合物として化合物13以外に、化合物3群の中でnが3の化合物14(2質量部)、化合物4群の中でnが8の化合物15(2質量部)、化合物4群の中でnが3の化合物16(2質量部)、化合物6群の中でnが8の化合物17(2質量部)、化合物10群の中でnが8の化合物18(2質量部)、化合物10群の中でnが3の化合物19(2質量部)、化合物12群の中でnが8の化合物20(2質量部)をそれぞれ用い、樹脂を酸価240、重量平均分子量17,000のスチレン/アクリル酸樹脂に統一した以外は、実施例1と同様にしてコート膜をABS板に形成した。そして、実施例1と同様の方法でコート膜の評価を行った。評価結果を表3に示す。
コーティング液調製の際、樹脂と二酸化ケイ素粒子の添加割合を種々変えた場合の防汚性を調べた。具体的には、実施例1に示すコーティング液の調製の際、二酸化ケイ素粒子の添加量を0〜9質量部、樹脂の添加量を10〜1質量部と変えたものを調製した。つまり、いずれのコーティング液も二酸化ケイ素粒子と樹脂の合計添加量は10質量部となるよう添加した。それ以外は実施例1と同じ原料を同じ量添加してコーティング液を調製し、調製したコーティング液を用いてコート膜をABS板に形成した。そして、実施例1と同様の方法でコート膜の評価を行った。評価結果を表4に示す。
2:コート膜
3:二酸化ケイ素粒子
4:カルボキシ基含有樹脂と含フッ素有機化合物の混合物
5:筐体
6:熱交換器
7:送風ファン
8:空気吸い込み口
9:フィルター
10:露受け皿
11:横羽根
Claims (24)
- 少なくとも含フッ素有機化合物、二酸化ケイ素粒子、ガラス転移温度が60℃以上のカルボキシ基含有樹脂、及び溶剤を含み、前記溶剤は、沸点が100℃以下のアルコールを含む、コーティング液。
- 前記カルボキシ基含有樹脂は、スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物である、請求項1に記載のコーティング液。
- 前記スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物は、酸価が160以上である、請求項2に記載のコーティング液。
- 前記二酸化ケイ素粒子は、平均粒子径が10〜40nmである、請求項1〜3のいずれかに記載のコーティング液。
- 前記二酸化ケイ素粒子は、不定形であり、短辺が10〜20nm、長辺が50〜100nmである、請求項1〜3のいずれかに記載のコーティング液。
- 前記コーティング液中の前記二酸化ケイ素粒子の含有割合は、前記カルボキシ基含有樹脂と前記二酸化ケイ素粒子の合計量に対して20〜80質量%である、請求項1〜5のいずれかに記載のコーティング液。
- 前記コーティング液中の前記含フッ素有機化合物の含有割合は、0.5〜2.5質量%である、請求項1〜6のいずれかに記載のコーティング液。
- 前記含フッ素有機化合物は、主鎖が炭化水素鎖であり、前記炭化水素鎖に含フッ素基を有するベンゼン環が結合している化合物である、請求項1〜7のいずれかに記載のコーティング液。
- 前記含フッ素基は、フルオロアルキル基である、請求項8に記載のコーティング液。
- さらに、ピリジニウム塩を含有する、請求項1〜9のいずれかに記載のコーティング液。
- 少なくとも含フッ素有機化合物、二酸化ケイ素粒子、及びガラス転移温度が60℃以上のカルボキシ基含有樹脂を含む、コート膜。
- 前記カルボキシ基含有樹脂は、スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物である、請求項11に記載のコート膜。
- 前記スチレン/(メタ)アクリル酸共重合物は、酸価が160以上である、請求項12に記載のコート膜。
- 前記二酸化ケイ素粒子は、平均粒子径が10〜40nmである、請求項11〜13のいずれかに記載のコート膜。
- 前記二酸化ケイ素粒子は、不定形であり、短辺が10〜20nm、長辺が50〜100nmである、請求項11〜13のいずれかに記載のコート膜。
- 前記コート膜中の前記二酸化ケイ素粒子の含有割合は、前記カルボキシ基含有樹脂と前記二酸化ケイ素粒子の合計量に対して20〜80質量%である、請求項11〜15のいずれかに記載のコート膜。
- 前記コート膜中の前記含フッ素有機化合物の含有割合は、5〜40質量%である、請求項11〜16のいずれかに記載のコート膜。
- 前記含フッ素有機化合物は、主鎖が炭化水素鎖であり、前記炭化水素鎖に含フッ素基を有するベンゼン環が結合している化合物である、請求項11〜17のいずれかに記載のコート膜。
- 前記含フッ素基は、フルオロアルキル基である、請求項18に記載のコート膜。
- さらに、ピリジニウム塩を含有する、請求項11〜19のいずれかに記載のコート膜。
- 平均膜厚が0.8μm以上である、請求項11〜20のいずれかに記載のコート膜。
- 膜表面の算術平均粗さが0.1μm以下である、請求項11〜21のいずれかに記載のコート膜。
- 基材表面の一部又は全面に請求項11〜22のいずれかに記載のコート膜を有する、基材。
- 少なくとも熱交換器、前記熱交換器に空気を通すための送風ファン、前記熱交換器から出た空気の方向を調整する風向板、及び前記熱交換器と前記送風ファンを内部に納めた筐体を含む空気調和機であって、
前記送風ファン、前記風向板、及び前記筐体からなる群より選択される少なくとも1つの部品の表面に請求項11〜22のいずれかに記載のコート膜を有する、空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019234708A JP6866465B1 (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | コーティング液、コート膜、コート膜を有する基材、及びコート膜を有する空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019234708A JP6866465B1 (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | コーティング液、コート膜、コート膜を有する基材、及びコート膜を有する空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6866465B1 JP6866465B1 (ja) | 2021-04-28 |
JP2021102723A true JP2021102723A (ja) | 2021-07-15 |
Family
ID=75638889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019234708A Active JP6866465B1 (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | コーティング液、コート膜、コート膜を有する基材、及びコート膜を有する空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6866465B1 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62104821A (ja) * | 1985-07-03 | 1987-05-15 | Sagami Chem Res Center | フルオロアルキル置換スチレン共重合体 |
JPH08183926A (ja) * | 1994-12-29 | 1996-07-16 | Nkk Corp | 耐傷つき性、耐汚染性及び耐久性に優れた塗料組成物および塗装金属板 |
JP2009235338A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Mitsubishi Electric Corp | コーティング組成物、熱交換器、空気調和機 |
JP2012236941A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Hitachi Appliances Inc | 塗料及び空気調和機 |
JP2014205332A (ja) * | 2013-04-16 | 2014-10-30 | 三菱電機株式会社 | 防汚性部材、熱交換器、空気調和機、並びにコーティング組成物及びその製造方法 |
WO2016002484A1 (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 日本ペイント・サーフケミカルズ株式会社 | アルミニウム製フィン材の親水皮膜被覆方法、アルミニウム製フィン材及びアルミニウム製熱交換器 |
JP2016089147A (ja) * | 2014-10-29 | 2016-05-23 | 三菱電機株式会社 | コーティング組成物、防汚性部材、空気調和機及び換気扇 |
WO2019202679A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-24 | 三菱電機株式会社 | コーティング膜、物品、コーティング組成物及び遠心送風機 |
-
2019
- 2019-12-25 JP JP2019234708A patent/JP6866465B1/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62104821A (ja) * | 1985-07-03 | 1987-05-15 | Sagami Chem Res Center | フルオロアルキル置換スチレン共重合体 |
JPH08183926A (ja) * | 1994-12-29 | 1996-07-16 | Nkk Corp | 耐傷つき性、耐汚染性及び耐久性に優れた塗料組成物および塗装金属板 |
JP2009235338A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Mitsubishi Electric Corp | コーティング組成物、熱交換器、空気調和機 |
JP2012236941A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Hitachi Appliances Inc | 塗料及び空気調和機 |
JP2014205332A (ja) * | 2013-04-16 | 2014-10-30 | 三菱電機株式会社 | 防汚性部材、熱交換器、空気調和機、並びにコーティング組成物及びその製造方法 |
WO2016002484A1 (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 日本ペイント・サーフケミカルズ株式会社 | アルミニウム製フィン材の親水皮膜被覆方法、アルミニウム製フィン材及びアルミニウム製熱交換器 |
JP2016089147A (ja) * | 2014-10-29 | 2016-05-23 | 三菱電機株式会社 | コーティング組成物、防汚性部材、空気調和機及び換気扇 |
WO2019202679A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-24 | 三菱電機株式会社 | コーティング膜、物品、コーティング組成物及び遠心送風機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6866465B1 (ja) | 2021-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5254042B2 (ja) | コーティング組成物及びその製造方法、熱交換器、並びに空気調和機 | |
JP4698721B2 (ja) | 空気調和機及びコーティング組成物 | |
JP5202467B2 (ja) | 送風装置 | |
JP5570127B2 (ja) | 親水化処理剤、アルミニウム含有金属材及びアルミニウム合金製熱交換器 | |
JP5436480B2 (ja) | 撥水膜形成用コーティング組成物及びその製造方法、並びに撥水性部材 | |
JP4870074B2 (ja) | 耐汚染性塗料 | |
JP2008292069A (ja) | 送風ファン、および送風ファンのコーティング方法 | |
JP2009229040A (ja) | 熱交換器および熱交換器の製造方法 | |
JPH11124534A (ja) | 含フッ素系重合体水性分散組成物 | |
JP2010088960A (ja) | フィルタ及び空気調和機 | |
JP3365366B2 (ja) | 架橋性含フッ素樹脂水性分散液組成物 | |
WO2006126521A1 (ja) | 防汚塗膜の構造 | |
JP2011208937A (ja) | 空気調和機及びコーティング組成物 | |
JP3939566B2 (ja) | フィン用塗料組成物、フィン及びその製造方法並びに熱交換器 | |
JP5581266B2 (ja) | 塗料及び空気調和機 | |
JP6456569B1 (ja) | コーティング膜、物品、コーティング組成物及び遠心送風機 | |
JP6866465B1 (ja) | コーティング液、コート膜、コート膜を有する基材、及びコート膜を有する空気調和機 | |
JP2016089147A (ja) | コーティング組成物、防汚性部材、空気調和機及び換気扇 | |
JP5425010B2 (ja) | 防汚性被膜の形成方法及び防汚性部材 | |
JP5065236B2 (ja) | 防汚コーティング液、防汚コーティング層形成方法、および防汚コーティング層を有する窯業建材 | |
JP5476908B2 (ja) | 防かび用塗膜及びその防かび用塗膜処理方法 | |
JP2010042617A (ja) | 撥水性、耐塵埃付着性に優れたアルミニウム塗装材 | |
JPH11293154A (ja) | 防カビ性コーティング膜 | |
WO2020194460A1 (ja) | コーティング膜及びその形成方法、コーティング組成物及びその製造方法、並びにそのコーティング膜を有する遠心送風機及び空気調和機 | |
JP5619408B2 (ja) | 送風機のコーティング方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210311 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210407 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6866465 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |