JP2010224283A - カール矯正装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】未定着のトナー像を担持した用紙に熱と圧力を加えてトナー像を用紙に定着する定着部11と、その定着部11でトナー像が定着した用紙を機枠側壁から突設した排紙トレイ12に排紙する排紙部13と、その排紙部13と定着部11とを連通し、定着部11の熱で蒸発した用紙の水分を含んだ空気を排紙部13に送風する送風部14とを備えると共に、排紙トレイ12に排紙された用紙の温度が、用紙のコシを弱めて用紙に生じたカールを矯正可能な所定範囲の温度となるように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できるカール矯正装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1にかかる発明は、未定着のトナー像を担持した用紙に熱と圧力を加えて前記トナー像を前記用紙に定着する定着部と、該定着部で前記トナー像が定着した前記用紙を機枠側壁から突設した排紙トレイに排紙する排紙部と、該排紙部と前記定着部とを連通し、前記定着部の熱で蒸発した前記用紙の水分を含んだ空気を前記排紙部に送風する送風部と、を備えると共に、前記排紙トレイに排紙された前記用紙の温度が、前記用紙のコシを弱めて前記用紙に生じたカールを矯正可能な所定範囲の温度となるように構成したカール矯正装置を特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1において、前記トナー像を前記用紙に正常に定着可能な範囲で、前記所定範囲の温度となるように前記定着部を温度制御する温度制御部を備えたことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項2において、前記排紙トレイに排紙された前記用紙、または、前記排紙部から排紙中の前記用紙の温度を計測する温度計測部を備え、前記温度制御部は、前記温度計測部で計測した温度に基づいて、前記定着部を温度制御することを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項3において、前記温度計測部は、赤外線温度センサを備えてなることを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項5において、前記排紙トレイに排紙された前記用紙のカール状態を検出するカール検出部と、該カール検出部で検出された前記用紙のカール状態に応じて、前記排紙トレイ駆動部を駆動させる駆動制御部を備えたことを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項5において、前記定着部は、定着部材と加圧部材とで前記用紙を挟入して送り出し可能に構成され、前記定着部材と前記加圧部材との温度差に応じて、前記排紙トレイ駆動部を駆動させる駆動制御部を備えたことを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項1乃至4の何れか1項において、前記排紙トレイは、前記機枠側壁に着脱可能に構成されると共に、前記用紙を載置する載置面が平坦状の排紙トレイと、前記載置面が谷状の排紙トレイと、前記載置面が山状の排紙トレイとを備えて、排紙される用紙のカール方向に応じて適宜選択使用可能に構成したことを特徴とする。
請求項9にかかる発明は、請求項1乃至8の何れか1項において、前記所定範囲の温度が、概ね摂氏50〜摂氏120度であることを特徴とする。
請求項10にかかる発明は、前記トナー像を作像して前記用紙に前記トナー像を担持する画像形成手段と、請求項1乃至9の何れか1項に記載のカール矯正装置とを備えた画像形成装置を特徴とする。
本実施の形態にかかる画像形成装置は、図1に示すように、駆動ローラ1と従動ローラ2とに掛架され反時計回りに回転可能な無端状の中間転写ベルト3と、その中間転写ベルト3の下部走行辺内側に沿って所定間隔をおいて設けられた一次転写ローラ4と、中間転写ベルト3の下部走行辺を挟んで一次転写ローラ4と対向配置されたプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kと、そのプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kの下方に配置された露光部6と、その露光部6の下方に配置された用紙トレイ7と、その用紙トレイ7近傍に設けられた用紙繰り出しローラ8と、中間転写ベルト3を挟んで駆動ローラ1と対向配置された二次転写ローラ9と、その二次転写ローラ9と用紙繰り出しローラ8との間に設けられたレジストローラ対10と、駆動ローラ1と二次転写ローラ9との上方に配置された定着部11と、画像形成装置の機枠側面から突設された排紙トレイ12と、定着部11でトナー像が定着された用紙を排紙トレイ12に排紙させる排紙部13と、カール矯正装置とを備えてなる。
このように構成された本実施の形態にかかる画像形成装置の基本的な動作を説明すると、先ず、感光体ドラム52が図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転し、その感光体ドラム52の表面が帯電部によって所定の極性に一様に帯電する。帯電した感光体ドラム52の表面に向かって露光部6から走査光が照射し、これによって感光体ドラム52の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム52に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。この静電潜像を現像部がトナー像として可視化する。
上記の動作と前後して、用紙繰り出しローラ8により用紙トレイ7から用紙の搬送を開始する。搬送を開始した用紙は、中間転写ベルト3上に担持されたトナー像の移動に合わせて、レジストローラ対10によって二次転写位置に向けて送り出され、二次転写ローラ9によって中間転写ベルト3表面のトナー像が転写される。トナー像を担持した用紙は定着部11へ送られ、熱と圧力によってトナー像が用紙に熔融定着され、排紙部13によって排紙トレイ12に排出される。
(実施の形態1)
実施の形態1にかかるカール矯正装置は、図1〜図3に示すように、定着部11と、排紙部13と、送風部14と、排紙トレイ12と、排紙トレイ駆動部15と、カール検出部16と、駆動制御部(図示せず)と、温度計測部17と、温度制御部(図示せず)とを備える。
定着部11は、定着部11の機枠118に回動可能に設けられると共にヒータ113を遊挿させた定着部材としての定着ローラ111と、その定着ローラ111に従動可能に定着部11の機枠118に回動可能に設けられると共にヒータ114を遊挿させた加圧部材としての加圧ローラ112とを備え、上述したように、熱と圧力によってトナー像を用紙に熔融定着させるようになっている。この定着部11の機枠118は、用紙を受け入れる受け入れ口115と用紙を送り出す送り出し口116の他に、排紙部13の方向に延出した筒状の接続口部117が形成されている。
排紙部13は、上述したように、定着部11でトナー像が定着された用紙を排紙トレイ12に排紙させるもので、定着部11より上方の画像形成装置の機枠側壁に設けられた排紙口131と、その排紙口131に隣接して画像形成装置の機枠内に回動可能に設けられた排紙ローラ対132とを備えてなる。
排紙トレイ12は、図2及び図3に示すように、画像形成装置の機枠側面に取り付ける基部側の側壁121と、その側壁121の下部から所要の角度上向いて延出された底壁122と、その底壁122の先端部から立設され側壁121の長さより所要長さ短い長さの先部側の側壁123と、基部側の側壁121の上部から底壁122と略平行に底壁122の略半分の長さで延出されると共に先端部が平面視凹状に形成された基部側の天壁124と、その平面視凹状の先端部に支軸125を介して平面視凸状の後端部が揺動可能に係合され先端部が先部側の側壁123より若干突出するように所要の長さで形成された先部側の天壁126とを備えて、内部空間を画成させた箱状に形成されている。
排紙トレイ駆動部15は、支軸125近傍で且つ先部側の天壁126下の底壁122上に、支軸125に対して平行となるように、トレイ幅方向に所要の間隔をおいて設けられた一対の軸受け151に両端部が枢支された回動軸152と、夫々の軸受け151の内側に隣接して回動軸152に挿嵌され先部側の天壁126の裏面に当接可能な所要のカム曲線で形成された一対の板カム153と、一方の軸受け151の外側に突出した回動軸152に挿嵌された従動歯車154と、その従動歯車154の近傍の底壁122上に取り付けられパルス電力で動作する駆動モータ155と、その駆動モータ155の出力軸に挿嵌され従動歯車154と噛合された駆動歯車156とを備えてなる。
このように構成された排紙トレイ駆動部15は、後述する駆動制御部から送信された動作制御信号(パルス電力)で、駆動モータ155の出力軸が所定の回転角度だけ回転する。この出力軸の回転により、出力軸に挿嵌した駆動歯車156が回転し、この駆動歯車156と噛合した従動歯車154が回転する。この従動歯車154の回転により回動軸152を介して板カム153が回転する。この板カム153の回転で、この板カム153と当接した先部側の天壁126が、支軸125を介して、上述した三段階のカムリフト量の何れか分だけ揺動する。このようにして、載置面12aが平坦状になったり、載置面12aが谷状となったり、載置面12aが山状となったりする。
駆動制御部は、3つのフォトセンサのうち、中央のフォトセンサから出力された電気信号のみが所定の閾値以上の場合、排紙トレイ12に排紙された用紙P1(図3)が凹湾曲状にカールしていると判断し、載置面12aが山状となるように排紙トレイ駆動部15を動作させる。
3つのフォトセンサのうち、両側のフォトセンサから出力された電気信号のみが所定の閾値以上の場合、図3に示すように、排紙トレイ12に排紙された用紙P2(図3)が凸湾曲状にカールしていると判断し、載置面12aが谷状となるように排紙トレイ駆動部15を動作させる(図4)。
3つのフォトセンサ全てのフォトセンサから出力された電気信号が所定の閾値以上の場合、排紙トレイ12に排紙された用紙が平坦状、または、緩やかにカールしていると判断し、載置面12aが平坦状となるように排紙トレイ駆動部15を動作させる。
温度制御部は、排紙トレイ12に排紙された用紙の温度に対応した温度計測部17からの出力電圧(以下、説明の便宜上「用紙温度」と言う)が、トナー像を用紙に正常に定着可能な範囲でもって、用紙のコシを弱めて用紙に生じたカールを矯正可能な所定範囲の出力電圧、すなわち用紙温度となるように、定着部11のヒータ113、114を温度制御するようになっている。この用紙温度は、概ね摂氏50〜摂氏120度の範囲であり、定着部11の温度、すなわちトナー像を用紙に正常に定着可能な温度として、概ね摂氏120〜摂氏190度である。標準の定着温度として、カラープリントとモノクロプリントとで若干の差はあるものの、その温度範囲内の中央域を設定している。
温暖な環境下では、標準の定着温度で定着して、排紙トレイ12に排紙された直後の用紙温度は、カールを矯正可能な用紙温度の範囲に通常収まっているが、寒冷な環境下では、標準の定着温度で定着して、排紙トレイ12に排紙された直後の用紙温度は、カールを矯正可能な用紙温度の範囲の下限を下回ることがある。その場合、温度制御部は、排紙トレイ12に排紙された直後の用紙温度が、カールを矯正可能な用紙温度の範囲内に収まるように、トナー像を用紙に正常に定着可能な範囲でもって定着温度を上げる。気温の高い環境下で、標準の定着温度で定着して、カールを矯正可能な用紙温度の範囲の上限を上回るようであれば、温度制御部は、トナー像を用紙に正常に定着可能な範囲でもって定着温度を下げる。
先ず、用紙繰り出しローラ8により用紙トレイ7から一枚目の用紙の搬送を開始すると、これと前後して送風部14の電動ファン142が回転を開始する。
トナー像を担持した用紙は定着部11へ送られて、熱と圧力によってトナー像が用紙に熔融定着される。この熔融定着の際、用紙に含まれた水分は気化し、送風部14が、この気化により湿度が上昇した定着部11内の空気を排紙部13に向かって送風する。
トナー像が定着した用紙は排紙部13に移動し、排紙部13に到達した用紙は、加湿された空気に晒されることで吸湿し、排紙トレイ12に排紙される。
温度計測部17は、排紙トレイ12に載置された用紙の温度を計測し、温度制御部は、用紙のコシを弱めて用紙に生じたカールを矯正可能な所定範囲の用紙温度となるように、定着部11を温度制御する。
これと同時に、カール検出部16は、排紙トレイ12に載置された用紙のカール状態を即座に検出し、駆動制御部は、用紙がカールしていると判断したら、排紙トレイ駆動部15を動作させて、載置面12aをカール方向と逆向きに変形する(図4)。
また、駆動制御部は、排紙トレイ12に排紙された用紙が平坦状、または、緩やかにカールしていると判断したら、排紙トレイ駆動部15で載置面12aが平坦状となるように変形する(図2)。
二枚目以降の用紙は、載置面12aの形状を維持するが、プリントが所望の枚数に達し所定の時間経過後に、あるいは最後のプリントから所定の時間経過後に、3つのフォトセンサ全てのフォトセンサから出力された電気信号が所定の閾値以上の場合、排紙トレイ12に排紙されたすべての用紙がカール強制済みと看做して、カールの強制し過ぎを防止(逆向きのカールが生じないようにする)する観点から、排紙トレイ駆動部15を動作させて、基部側の天壁124と先部側の天壁126とで載置面12aを平坦状にする。
先ず、定着部材としての定着ローラ111と加圧部材としての加圧ローラ112との温度差と、その温度差で定着された紙種の異なるA4サイズの用紙を平坦な基準面に載置し、そのカール具合を、紙種毎に夫々3枚ずつ(A、B、C)計測した結果を表1に示す。
表1から明らかなように、紙種とは無関係に、定着ローラ111と加圧ローラ112との温度差が大きいほど、カールが大きいことがわかる。なお、加熱を主とした定着ローラ側、すなわち、用紙のトナー像側が内向きに巻かれるようにカールしているのが一般的である。
そのため、実施の形態1で例示したカール検出部16を廃する代わりに、駆動制御部は、定着ローラ111と加圧ローラ112との夫々の温度を計測する定着部11の温度計測部(図示せず)を備え、その定着部11の温度計測部で定着ローラ111と加圧ローラ112との温度差を算出し、その温度差と、上述した表1のデータとを比較して、排紙トレイ駆動部15を動作させるようになっている。この場合、排紙トレイ12に排紙された用紙のカール方向は、用紙のトナー像側が表側で排紙される機種または印刷モードか否かで予測でき、その予測から上述したように載置面12aをカール方向と逆向きに変形する。また、温度差がほとんどない場合(カールしていないと判断できる場合)、載置面12aを平坦状にする。なお、定着部11の温度計測部は、赤外線センサなどの非接触型温度センサ、サーミスタなどの接触型温度センサなど、いずれでも良いもので、特に限定されない。
なお、実施の形態2は、実施の形態1で例示したように、排紙トレイ12に載置された用紙の温度を温度計測部17が計測し、その用紙の温度に基づいて温度制御部が定着部11の温度制御もしている。
また、上述した実施の形態1と実施の形態2は、載置面12aを山状か谷状か平坦状かのいずれかに変形するものを例示しているが、実施の形態1の場合は3つのフォトセンサの電気信号の大きさで、実施の形態2の場合は表1データからの推定で、カール具合が把握できる。そのため、カールの具合に応じてカール矯正が最適な載置面形状(任意の高さの山状や谷状)となるように、板カム153を駆動しても良い。
実施の形態3にかかるカール矯正装置は、排紙トレイを機枠側壁に着脱可能に構成すると共に、図5に示すように、用紙を載置する載置面12aが平坦状の排紙トレイ12bと、図6に示すように、載置面12aが谷状の排紙トレイ12cと、図7に示すように、載置面12aが山状の排紙トレイ12dとを備えて、排紙される用紙のカール方向に応じて適宜選択して用いる例である。これらの排紙トレイ12b、12c、12dと機枠側壁との係合は、嵌合構造、螺合構造など、特に限定されない。
なお、実施の形態3も、実施の形態1で例示したように、排紙トレイ12に載置された用紙の温度を温度計測部17が計測し、その用紙の温度に基づいて温度制御部が定着部11の温度制御をしている。
また、用紙を載置する載置面12aを平坦状と谷状と山状とに変形可能または選択可能に構成したから、カール矯正を促進させることが可能となる。
本実施の形態にかかるカール矯正装置を備えた画像形成装置を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
例えば、本実施の形態では、排紙トレイに排紙された用紙の温度が、用紙のコシを弱めて用紙に生じたカールを矯正可能な所定範囲の温度となるように定着部を温度制御したが、定着部と排紙部との間の用紙搬送路中にヒータを設け、そのヒータを温度制御しても良い。
Claims (10)
- 未定着のトナー像を担持した用紙に熱と圧力を加えて前記トナー像を前記用紙に定着する定着部と、該定着部で前記トナー像が定着した前記用紙を機枠側壁から突設した排紙トレイに排紙する排紙部と、該排紙部と前記定着部とを連通し、前記定着部の熱で蒸発した前記用紙の水分を含んだ空気を前記排紙部に送風する送風部と、を備えると共に、前記排紙トレイに排紙された前記用紙の温度が、前記用紙のコシを弱めて前記用紙に生じたカールを矯正可能な所定範囲の温度となるように構成したことを特徴とするカール矯正装置。
- 前記トナー像を前記用紙に正常に定着可能な範囲で、前記所定範囲の温度となるように前記定着部を温度制御する温度制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のカール矯正装置。
- 前記排紙トレイに排紙された前記用紙、または、前記排紙部から排紙中の前記用紙の温度を計測する温度計測部を備え、
前記温度制御部は、前記温度計測部で計測した温度に基づいて、前記定着部を温度制御することを特徴とする請求項2に記載のカール矯正装置。 - 前記温度計測部は、赤外線温度センサを備えてなることを特徴とする請求項3に記載のカール矯正装置。
- 前記排紙トレイの前記用紙を載置する載置面を平坦状と谷状と山状とに変形可能に構成すると共に、前記載置面を平坦状か谷状か山状かの何れかに変形させる排紙トレイ駆動部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のカール矯正装置。
- 前記排紙トレイに排紙された前記用紙のカール状態を検出するカール検出部と、
該カール検出部で検出された前記用紙のカール状態に応じて、前記排紙トレイ駆動部を駆動させる駆動制御部を備えたことを特徴とする請求項5に記載のカール矯正装置。 - 前記定着部は、定着部材と加圧部材とで前記用紙を挟入して送り出し可能に構成され、
前記定着部材と前記加圧部材との温度差に応じて、前記排紙トレイ駆動部を駆動させる駆動制御部を備えたことを特徴とする請求項5に記載のカール矯正装置。 - 前記排紙トレイは、前記機枠側壁に着脱可能に構成されると共に、前記用紙を載置する載置面が平坦状の排紙トレイと、前記載置面が谷状の排紙トレイと、前記載置面が山状の排紙トレイとを備えて、排紙される用紙のカール方向に応じて適宜選択使用可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のカール矯正装置。
- 前記所定範囲の温度が、概ね摂氏50〜摂氏120度であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のカール矯正装置。
- 前記トナー像を作像して前記用紙に前記トナー像を担持する画像形成手段と、請求項1乃至9の何れか1項に記載のカール矯正装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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