JP2010222672A - 大型部品の高周波誘導焼入装置 - Google Patents

大型部品の高周波誘導焼入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 焼入硬化層の精度が良く、作業性が良く、構造が簡素で安価であり、かつ、長寿命の大型部品の高周波焼入装置を提供する。
【解決手段】 リング形状又は円板形状の大型部品(ワーク)20の被加熱面(例えば、周溝20a)と高周波誘導加熱コイル3の加熱面とを適当な一定の間隙に保つ手段として、高周波誘導加熱コイル3の加熱面近傍の周面に水平方向追従ローラ4を当接配置すると共に、高周波誘導加熱コイル3の加熱面近傍の大型部品の上面に上下旋回追従ローラ5を当接配置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、大型部品の高周波誘導焼入装置に関し、さらに詳しくは、直径方向の寸法が軸方向の寸法より遥かに大きいリング形状部品又は円板形状部品などの部品(大型部品)の周面の軸方向の所定部分を全周にわたって高周波誘導加熱して冷却することによりその全周を一様な硬度に焼入する高周波誘導焼入装置に関する。
従来、大型部品と呼ばれるものの中で例えばリング形状部品(以下、ワークと記載する)のように直径方向の寸法が軸方向の寸法より遥かに大きな物(部品)の外周面の軸方向の所定の部分の表面焼入を行う場合には、図4に示すような高周波誘導加熱コイル100を固定配置し、ワーク101をその軸線を中心に回転させる方法で高周波誘導加熱を行うことは公知である。この方法は、前記高周波誘導加熱コイル100をワーク101の外周面101aに対して適当な一定の間隔を保ちながらワーク101をその軸線を中心に一定の方向に回転させてワークの外周表面に焼入硬化層を形成させる方法である。なお、図4において、102は高周波誘導加熱コイル100の中空部に冷却水(焼入水)を送り込むポンプ、103は高周波誘導加熱コイル100に形成された多数の焼入水噴射孔、104は焼入水噴射孔103から噴射された焼入水である。また、105は高周波電源であり、この高周波電源105は電気的に高周波誘導加熱コイル100に接続されている。この公知方法では、ワーク101の外周の焼入最後の部分付近に焼入硬度に至らない部分(以下、ソフトゾーンと記載する)が生じてしまうことも公知である。
なお、ソフトゾーンを解消する高周波誘導焼入方法としては、被焼入物(大型部品)の周曲面に2台の高周波誘導加熱コイルを対向配置させてこの2台の高周波誘導加熱コイルを被焼入物の外周表面に沿って互いに反対方向に移動させ、焼入開始付近と焼入終了付近とにおいては互いの前記高周波誘導加熱コイルの対向する導体部分を、焼入温度に加熱された層が連続するまで接近させ、この焼入温度にまで加熱された層を適当な冷却手段によって冷却する方法がある(例えば、特公昭36−505号参照)。
特公昭36−505号公報
しかしながら、上述の如きソフトゾーンを解消する高周波焼入方法にあっては、次に述べるような種々の問題点がある。
例えば外径が2,000mmのリング形状部品のワークの外周面に形成されている断面V字形状の周溝に焼入硬化層を形成させるに際して、V形状の高周波誘導加熱コイルをワークの断面V字形状の周溝に対して適当な一定の間隔を保ちながら旋回させるためには、高周波誘導加熱コイルの回転中心とワークの中心(軸線)とを精度良く一致させる必要がある。しかしながら、ワークが大きいため、ワークの取付けに時間がかかるという不具合がある。
また、ワークを精度良く取付けるために取付治具(図示せず)を使用してワークを取付けるようにした場合には、ワークと取付治具との嵌合がきついとワークの焼入完了後に、焼入により歪が発生し、ワークが取付治具から外れなくなるおそれがある。
また、ワークの焼入中に歪が発生し、ワークの外周面又は軸方向に変形が発生すると、高周波誘導加熱コイルの加熱部とワークの断面V字形状の周溝(被焼入部)との間の間隙が変化するため、焼入硬化層にばらつきが発生するおそれがある。
一方、高周波誘導加熱コイルの加熱面近傍にワーク歪を検出する電気部品を配置し、その電気部品からの電気的信号に基づいて高周波誘導加熱コイルを水平方向、上下方向に移動させて被焼入部に高周波誘導加熱コイルを追従させる方法を採用することが考えられるが、この場合には、経済的な費用が増加するだけでなく、高周波誘導加熱コイルの周囲は、焼入水の飛散及び水蒸気の発生により環境が悪いため、電気部品の劣化を促進するおそれがある。
本発明は、上述の如き実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、焼入硬化層の精度が良く、作業性が良く、構造が簡素で安価であり、かつ、長寿命の大型部品の高周波焼入装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明では、リング形状又は円板形状の大型部品の周面に対向するように2台の高周波誘導加熱コイルを配置し、前記大型部品の周面に沿って前記2台の高周波誘導加熱コイルを前記大型部品の被加熱部に対して一定の間隙を保って互いに反対方向に旋回させながら、前記大型部品の周面の軸方向の所定の部分を高周波誘導加熱して冷却することにより、前記大型部品の全周にわたって一様な焼入硬化層を形成する高周波誘導焼入装置において、2台のディスクトランスと、前記2台のディスクトランスにそれぞれ取付けられた高周波誘導加熱コイルと、前記2台のディスクトランスにそれぞれ取付けられた水平方向追従ローラと、前記2台のディスクトランスにそれぞれ取付けられた上下旋回追従ローラとを備え、それぞれの高周波誘導加熱コイルにて高周波誘導加熱される前記大型部品の被加熱部の近傍に位置する前記大型部品の周面に前記水平方向追従ローラを当接配置すると共に、それぞれの高周波誘導加熱コイルにて高周波誘導加熱される前記大型部品の被加熱部の近傍に位置する前記大型部品の上面に前記上下旋回追従ローラを当接配置し、前記水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラと前記高周波誘導加熱コイルとからそれぞれ成る2つの組合体を前記大型部品の周面に沿って互いに反対方向に旋回させることにより、前記水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラが転動する前記大型部品の被焼入部近傍の大型部品周面及び大型部品上面に対して前記高周波誘導加熱コイルを追従させるようにしている。
また、本発明では、前記水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラが転動する前記大型部品の被焼入部近傍の大型部品周面及び大型部品上面に対して前記高周波誘導加熱コイルを追従させるための機構を、水平方向追従機構と、上下旋回追従機構とで構成し、前記水平方向追従機構は、前記高周波誘導加熱コイルと同じ側面の前記ディスクトランスの横部に取付けられた前記水平方向追従ローラに水平方向移動装置により水平方向に力を発生させ、前記水平方向追従ローラを前記大型部品の周面に転動させながら旋回させる機構から成り、前記上下旋回追従機構は、前記高周波誘導加熱コイルと同じ側面の前記ディスクトランスの横部に取付けられた前記上下旋回追従ローラを前記大型部品の上面においてに転動させながら旋回させるために、前記高周波誘導加熱コイルを含む上下旋回追従ユニットの重心を前記上下旋回追従機構の旋回支点よりも前記高周波誘導加熱コイルの側の位置に配置して成る機構であるようにしている。
また、本発明では、前記水平方向移動装置に発生させる力をFとし、前記上下旋回追従ユニットの重さをWとし、前記上下旋回追従機構の旋回軸の旋回支点を通る鉛直線から前記上下旋回追従ユニットの重心を通る鉛直線までの距離をAとし、前記上下旋回追従機構の旋回軸の旋回支点を通る鉛直線から前記水平方向追従ローラに加わる力点を通る鉛直線までの距離をBとし、前記上下旋回追従機構の旋回軸の旋回支点を通る鉛直線から前記上下旋回追従ローラに加わる力点を通る鉛直線までの距離をCとし、前記大型部品と前記水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラとのすべり摩擦係数をμとし、水平方向追従ユニットの転がり摩擦係数をμ’とすると、前記Fが、
{μ’+(A/C)・μ}W<F<(A/B)・(W/μ)
の関係が成り立つように設定するようにしている。
請求項1に記載の本発明によれば、リング形状又は円板形状の大型部品(ワーク)の被加熱面と高周波誘導加熱コイルの加熱面とを適当な一定の間隙に保つ手段として、高周波誘導加熱コイルの加熱面近傍の周面に水平方向追従ローラを当接配置すると共に、高周波誘導加熱コイルの加熱面近傍の大型部品の上面に上下旋回追従ローラを当接配置するようにしており、さらに高周波誘導加熱コイルと水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラが一体の加熱ユニットになっているため、水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラによるガイド作用により高周波誘導加熱コイルと大型部品との高精度の芯出し作業が不要になるになるばかりでなく、大型部品の焼入中に歪が発生した場合でも、水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラが転動する大型部品の被焼入部近傍のワーク周面及びワーク上面に対して高周波誘導加熱コイルが追従して移動するため、高周波誘導加熱コイルの加熱面と大型部品の被焼入面との間の間隙を常に一定に保つことができる。また、大型部品とそれを保持する取付治具は、取付位置を高精度に保つために両者の嵌合をきつくする必要がないため、大型部品の焼入完了後に焼入による歪が発生した場合でも、大型部品を取付治具から容易に取外すことができる。故に、大型部品の取付治具への取付時間及び取外時間を大幅に短縮することができて作業性が良いと共に、焼入中に焼入歪が発生しても精度良く被焼入面の焼入を行うことができる。
また、請求項2に記載の本発明によれば、水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラが転動する大型部品の被焼入部近傍の大型部品周面及び大型部品上面に対して前記高周波誘導加熱コイルを追従させるための機構(高周波誘導加熱コイルの加熱面を大型部品の被焼入部に追従させるための機構)を、水平方向追従機構と上下旋回追従機構とで構成し、高周波誘導加熱コイルの加熱面近傍の大型部品の周面(ワーク周面)に沿って水平方向追従ローラを転動させるため、水平方向移動装置より水平方向追従ローラに力を作用せしめる一方、上下旋回追従機構に関しては、ディスクトランス及び高周波誘導加熱コイルを含む上下旋回追従ユニットの重心を上下旋回追従機構の旋回支点よりも高周波誘導加熱コイルの側の位置に配置するようにしているので、上下方向旋回追従機構の旋回支点と上下旋回追従ユニットの重心の位置を調整することにより、上下旋回追従ローラの転動面にかかる力を調整することができる。
また、本発明によれば、水平方向追従機構及び上下旋回追従機構とも大型部品の変形(ワークの変形)等による水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラの力点位置の変化量を検出する電気部品を配置するようにしていないので、焼入水の飛散及び冷却中に発生する水蒸気等による電気部品の劣化が発生しない。また、高周波誘導加熱コイルの加熱部と旋回支点との距離を上下追従量に比較して十分に長く設定することが可能であり、上下の直線運動を旋回運動に変えることで動きが滑らかになるだけでなく、機構が簡素で安価であるという利点がある。しかも、長寿命の大型部品の高周波焼入装置を提供できるという利点もある。
また、請求項3に記載の本発明によれば、水平方向移動装置に発生させる力Fを特定の範囲内に設定するようにしたものであるから、水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラが転動する大型部品の被焼入部近傍のワーク周面及びワーク上面に対して高周波誘導加熱コイルを追従させて移動させることができるため、大型部品の焼入中に歪が発生した場合であっても高周波誘導加熱コイルの加熱面と大型部品の被焼入面との間の間隙を常に一定に保つことができる。
本発明の一実施形態に係る大型部品の高周波誘導焼入装置を概念的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る大型部品の高周波誘導焼入装置の水平方向追従機構及び上下旋回追従機構の側面図である。 本発明の一実施形態に係る大型部品の高周波誘導焼入装置の側面図である。 従来の大型部品の高周波誘導焼入装置の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る大型部品の高周波焼入装置1について図1〜図3を参照して説明する。なお、本実施形態の高周波焼入装置1は、大型部品としてのリング形状部品の外周面の周溝に焼入硬化層を形成するためのものである。すなわち、本実施形態の高周波焼入装置1(図3参照)は、リング形状の大型部品(ワーク20)の周面に対向するように2台の高周波誘導加熱コイル3a,3bを配置し、ワーク20の周面に沿って2台の高周波誘導加熱コイル3a,3bをワーク20の被加熱部20a(具体的には、ワーク20の周溝20a)に対して一定の間隙を保って互いに反対方向に旋回させながら、ワーク20の周面の軸方向の所定の部分を高周波誘導加熱して冷却することにより、ワーク20の周溝20aの全周にわたって一様な焼入硬化層を形成するものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る大型部品の高周波焼入装置1(図3参照)の概念平面図を示すものであって、S位置にある2台のディスクトランス(カレントトランス)2a,2bの横部にはそれぞれ高周波誘導加熱コイル3a,3bが取付けられている。S位置において隣接して配置される2台の高周波誘導加熱コイル3a,3bは、一定時間にわたり停止加熱後、一定速度で互いに反対方向へ図示しない移動冷却ジャケットから焼入水を大型部品であるリング形状部品(以下、ワーク20と記載する)に噴射しながらE位置(S位置とは略180°対向する位置)まで移動加熱を行う。そして、E位置で2台の高周波誘導加熱コイル3a,3bは停止し、移動冷却ジャケットから焼入水をワーク20の被焼入部20aに噴射しながら一定時間にわたり停止加熱を行うようになっている。そして、停止加熱終了後、図示しない停止冷却ジャケットより冷却水(焼入水)をワーク20の停止加熱部に噴射してこの停止加熱部を冷却する。その後、2台の高周波誘導加熱コイル3a,3bは、再度、反対方向へ移動し、元のS位置に戻るように構成されている。
図2は、本発明の一実施形態に係る大型部品の高周波焼入装置1の水平方向追従機構及び上下旋回追従機構の側面図であり、これらの機構は横置き型ディスクトランス(横置き型カレントトランス)2を備えている。そして、横置き型ディスクトランス2の横部2’にはその中央部に高周波誘導加熱コイル3が取付けられると共に、横置き型ディスクトランス2の上部には水平方向追従ローラ4と上下旋回追従ローラ5とがブラケット7a,7b,7cを介して取付けられ、水平方向追従ローラ4及び上下旋回追従ローラ5が高周波誘導加熱コイル3の上方位置に配置されている。なお、高周波誘導加熱コイル3,水平方向追従ローラ4,及び上下旋回追従ローラ5の3部品から成る組合体は一体としての動きをするため、これらの3部品から成る組合体を加熱ユニット6と呼ぶ。一方、上述の水平方向追従ローラ4は、それぞれの高周波誘導加熱コイル3(3a,3b)にて高周波誘導加熱されるワーク20の被加熱部(周溝)20aの近傍に位置するワーク20の周面に当接配置されると共に、上述の上下旋回追従ローラ5は、それぞれの高周波誘導加熱コイル3(3a,3b)にて高周波誘導加熱されるワーク20の被加熱部(周溝)20aの近傍に位置するワーク20の上面に当接配置されるようになっている。かくして、水平方向追従ローラ4及び上下旋回追従ローラ5と高周波誘導加熱コイル3とからそれぞれ成る2つの組合体(加熱ユニット6)をワーク20に対して互いに反対方向に旋回させることにより、水平方向追従ローラ4及び上下旋回追従ローラ5が転動するワーク20の周溝20a(被焼入部)近傍のワーク周面及びワーク上面に対して高周波誘導加熱コイル3(3a,3b)が追従し、ひいては、水平方向追従ローラ4及び上下旋回追従ローラ5と一体となって移動する高周波誘導加熱コイル3(3a,3b)の加熱部が前記ワーク20の周溝20aに対して常に一定の間隔をもって追従するように構成されている。
水平方向追従ローラ4及び上下旋回追従ローラ5が転動するワーク20の周溝20a(被焼入部)近傍のワーク周面及びワーク上面に対して高周波誘導加熱コイル3(3a,3b)をそれぞれ追従させるための機構は、水平方向追従機構と、上下旋回追従機構とでそれぞれ構成されている。上述の水平方向追従機構は、高周波誘導加熱コイル3と同じ側面のディスクトランス2の横部2’に取付けられた水平方向追従ローラ4に水平方向移動装置9により水平方向に押し付け力(押圧力)を発生させ、後述の如く前記水平方向追従ローラ4をワーク20の周面に転動させながら旋回させる機構から成る。また、上述の上下旋回追従機構は、前記高周波誘導加熱コイル3と同じ側面のディスクトランス2の横部2’に取付けられた上下旋回追従ローラ5をワーク20の上面において転動させながら旋回させるために、高周波誘導加熱コイル3を含む上下旋回追従ユニットLの重心Mを上下旋回追従機構の旋回支点Nよりも前記高周波誘導加熱コイルの側の位置に配置して成る機構である。
上述のディスクトランス2はディスクトランス取付ベース8に取付けられており、このディスクトランス2には、図示を省略したがディスクトランス2に高周波電流を供給する高周波ケーブル、並びに、ディスクトランス2及び高周波誘導加熱コイル3を冷却するための冷却液を供給或いは排出する複数の冷却液ホースが接続されている。さらに、高周波誘導加熱コイル3には、加熱された部位を冷却するための焼入水を噴射する図示しない複数の水冷ジャケットが取付けられており、また、焼入水を供給する複数の焼入水ホースもディスクトランス2の上部に取付けられている。かくして、ディスクトランス2,加熱ユニット6,ブラケット7a〜7c,ディスクトランス取付ベース8,このディスクトランス取付ベース8に取付けられた水平方向ガイド機構10a,高周波供給ケーブル及び各種のホース等により水平方向追従ユニットKが構成されている。
水平方向追従ユニットKの下部においては、水平方向に水平方向追従ユニットKを駆動させる水平方向移動装置9、及び、上述の水平方向ガイド機構10aを案内する水平方向ガイド機構10b(なお、これらのガイド機構10a,10bは、転がり摺動機構である)が上下旋回ベース11に取付けられており、更に上下旋回ベース11の下部においては、上下旋回機構12a,12b,12c及びストッパ13,13がベース14に取付けられている。なお、図2において、12aは上下旋回ベース11に取付けられた旋回ブロック、12bはベース14に取付けられた旋回ブロック、12cは旋回ブロック12a,12bを互いに旋回自在に支持する旋回軸である。かくして、上述の水平方向追従ユニットKの水平方向移動装置9,水平方向ガイド機構10b,上下旋回ベース11,及び上下旋回機構の旋回ブロック12aによって上下旋回追従ユニットLが構成されている。
図3は、2台の上下旋回追従ユニットLa,Lbをワーク外周面に沿って互いに反対方向に旋回させ、またワーク20を上下方向に移動させるための機構を示すものであり、これらの機構は以下のように構成されている。
ベース面26に円筒支柱16が取付けられており、その円筒支柱16の外側には上下2個の旋回輪171,172が取付けられ、これらの旋回輪171,172は、図示しない軸受を介して円筒支柱16と同心になっている。また、上下2台の旋回輪171,172の上面171a,172aには、それぞれに旋回ビーム181,182が取付けられている。そして、それぞれの旋回ビーム181,182の上部には、前記の上下旋回追従ユニットL(La、Lb)を水平移動可能に支持する水平方向ガイド機構15a,15b,15c,15dが取付けられており、高周波誘導加熱コイル3a,3bの加熱部とワーク20の被加熱部(周溝)20aとが水平方向で適当な一定の間隔になる位置で図示しないクランプ機構によって上下旋回追従ユニットLa,Lbが水平方向で固定されるようになっている。
一方、ワーク20はワーク取付治具21に取付けられるようになっており、ワーク20の概略の芯出しのために、ワーク取付治具21には120°間隔の3箇所に位置決めピン22がワーク20の内周面と所定の間隔が確保されるように取付けられている。そして、このワーク取付治具21は、治具取付板23に取付けられている。治具取付板23には、上下動のガイド軸24、24及び上下方向移動装置25が円筒支柱16の上部16aに取付けられており、高周波誘導加熱コイル3a,3bの加熱部とワーク20の被加熱部(周溝)20aが垂直方向で適当な一定の間隔になる位置で図示しないクランプ機構によってワーク20が垂直方向で固定されるようになっている。
また、既述の2台の旋回ビーム181,182は、図示しない駆動源にて、所定の焼入開始位置Sから互いに反対方向に所定の速度で旋回し、所定の焼入終了位置Eにおいて停止されるように構成されている。
次に、水平方向追従ローラ4及び上下旋回追従ローラ5の追従動作に関して説明すると、以下の通りである。まず、既述の如く、図2に示すように上下旋回追従ユニットLの重心Mが上下旋回追従機構を構成する旋回軸12cの旋回支点Nよりも高周波誘導加熱コイル3の側の位置に配置されるようになっている。この場合、上下旋回追従ユニットLの重さをWとし、上下旋回追従ユニットLの重心Mを通る鉛直線と旋回軸12cの旋回支点Nを通る鉛直線との間の距離をAとし、旋回軸12cの旋回支点Nを通る鉛直線と水平方向追従ローラ4に加わる力点を通る鉛直線との間の距離をBとし、旋回軸12cの旋回支点Nを通る鉛直線と上下旋回追従ローラ5に加わる力点を通る鉛直線との間の距離をCとし、水平方向追従ローラ4に作用する力をFxとし、上下旋回追従ローラ5に作用する力をFyとし、水平方向追従ローラ4及び上下旋回追従ローラ5とワーク20との間のすべり摩擦係数をμとすると、
W・A>Fx・μ・B ……… (1)
である必要がある。
次に、水平方向追従ユニットKの重さをW’とし、水平方向追従ユニットKが水平方向ガイド機構10a,10bによって水平方向に移動する時の転がり摩擦係数をμ’とすると、水平方向移動装置9の発生力Fは、
F>W’・μ’+Fy・μ ……… (2)
である必要がある。
水平方向追従ローラ4に作用する力Fxは、
Fx=F ……… (3)
である。
また、上下旋回追従ローラ5に作用する力Fyと上下旋回追従ユニットLの重さWとの関係は、
W・A=Fy・C ……… (4)
である。
故に、(1)式、(3)式より、
W・A>F・μ・B ……… (5)
となる。
また、(2)式、(4)式より、
F>W’・μ’+ {(W・A)/C}・μ ……… (6)
となる。
また、(5)式、(6)式より、
μ’・W’+(A/C)・μ・W<F<(A/B)・(W/μ) ……… (7)
となる。
ここで、W≒W’とすると、(7)式は、
{μ’+(A/C)・μ}W<F<(A/B)・(W/μ) ……… (8)
となる。
故に、水平方向移動装置9に発生させる力Fは、(8)式に示すように2つの異なる数式の間に存在する。
すなわち、水平方向移動装置9に発生させる力Fは、高周波誘導加熱コイル及びディスクトランス等を水平方向に移動させるのに必要な力(W・μ’)及び上下旋回追従ローラの転動面に作用するすべり摩擦力{(A/C)・W・μ}の合計値より大きく、また上下旋回追従ユニットの重心を上下旋回機構の旋回支点から高周波誘導加熱コイル側にある一定距離以上離れた位置に配置することにより発生するモーメントによる力{(A/B)・W}が水平方向追従ローラのワーク周面に作用するすべり摩擦力(F・μ)より大きな下向きの力を水平方向追従ローラに作用させる必要がある。
ちなみに、本発明の図3に示す一実施形態において各緒元の値を、W=70kg、A=100mm、B=490mm、C=500mm、μ=0.3、μ’=0.02とすると、
{0.02+(100/500)×0.3}×70kg<F<(100/490)×(70/0.3)kg
すなわち、
5.6kg<F<47.6kg
となる。
このような構成の高周波焼入装置1によれば、焼入硬化層の精度を良好にし得て一様な焼入硬化層を形成することができ、作業性を良くすることができ、構造が簡素で安価であり、かつ長寿命化を図ることができる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、既述の実施形態では、ワーク20の外周面の周溝20aを被焼入部としたが、周溝20aではなく、ワーク20の円筒状周面を被焼入部とする場合にも本発明を適用可能であり、また、リング形状の大型部品に限らず、円板形状の大型部品の周面を被焼入部とする場合にも本発明を適用可能である。また、記述の実施形態においてはワーク20の外周面を高周波焼入する場合について述べたが、ワーク20の内周面を高周波焼入する場合にも本発明を適用可能である。なお、この場合、水平方向追従ローラ4をワーク20の内周面に当接配置して、水平方向移動装置9にてワーク20の内周面に水平方向追従ローラ4を介して引っ張り力を作用させるようにすればよい。
1 高周波誘導焼入装置
2,2a,2b ディスクトランス(カレントトランス)
3,3a,3b 高周波誘導加熱コイル
4 水平方向追従ローラ
5 上下旋回追従ローラ
6 加熱ユニット
8 ディスクトランス取付ベース
9 水平方向移動装置
10a,10b 水平方向ガイド機構
11 上下旋回ベース
12a,12b,12c 上下旋回機構
171,172 旋回輪
181,182 旋回ビーム
20 ワーク(リング形状の大型部品)
20a 被焼入部(周溝)
K 水平方向追従ユニット
L 上下旋回追従ユニット
M 上下旋回追従ユニットの重心
N 上下方向旋回追従機構の旋回支点

Claims (3)

  1. リング形状又は円板形状の大型部品の周面に対向するように2台の高周波誘導加熱コイルを配置し、前記大型部品の周面に沿って前記2台の高周波誘導加熱コイルを前記大型部品の被加熱部に対して一定の間隙を保って互いに反対方向に旋回させながら、前記大型部品の周面の軸方向の所定の部分を高周波誘導加熱して冷却することにより、前記大型部品の全周にわたって一様な焼入硬化層を形成する高周波誘導焼入装置であって、
    2台のディスクトランスと、
    前記2台のディスクトランスにそれぞれ取付けられた高周波誘導加熱コイルと、
    前記2台のディスクトランスにそれぞれ取付けられた水平方向追従ローラと、
    前記2台のディスクトランスにそれぞれ取付けられた上下旋回追従ローラと、
    を備え、
    それぞれの高周波誘導加熱コイルにて高周波誘導加熱される前記大型部品の被加熱部の近傍に位置する前記大型部品の周面に前記水平方向追従ローラを当接配置すると共に、それぞれの高周波誘導加熱コイルにて高周波誘導加熱される前記大型部品の被加熱部の近傍に位置する前記大型部品の上面に前記上下旋回追従ローラを当接配置し、
    前記水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラと前記高周波誘導加熱コイルとからそれぞれ成る2つの組合体を前記大型部品の周面に沿って互いに反対方向に旋回させることにより、前記水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラが転動する前記大型部品の被焼入部近傍の大型部品周面及び大型部品上面に対して前記高周波誘導加熱コイルを追従させるようにしたこと、
    を特徴とする大型部品の高周波焼入装置。
  2. 前記水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラが転動する前記大型部品の被焼入部近傍の大型部品周面及び大型部品上面に対して前記高周波誘導加熱コイルを追従させるための機構を、水平方向追従機構と、上下旋回追従機構とで構成し、
    前記水平方向追従機構は、前記高周波誘導加熱コイルと同じ側面の前記ディスクトランスの横部に取付けられた前記水平方向追従ローラに水平方向移動装置により水平方向に力を発生させ、前記水平方向追従ローラを前記大型部品の周面に転動させながら旋回させる機構から成り、
    前記上下旋回追従機構は、前記高周波誘導加熱コイルと同じ側面の前記ディスクトランスの横部に取付けられた前記上下旋回追従ローラを前記大型部品の上面においてに転動させながら旋回させるために、前記高周波誘導加熱コイルを含む上下旋回追従ユニットの重心を前記上下旋回追従機構の旋回支点よりも前記高周波誘導加熱コイルの側の位置に配置して成る機構であること、
    を特徴とする請求項1に記載の大型部品の高周波焼入装置。
  3. 前記水平方向移動装置に発生させる力をFとし、前記上下旋回追従ユニットの重さをWとし、前記上下旋回追従機構の旋回軸の旋回支点を通る鉛直線から前記上下旋回追従ユニットの重心を通る鉛直線までの距離をAとし、前記上下旋回追従機構の旋回軸の旋回支点を通る鉛直線から前記水平方向追従ローラに加わる力点を通る鉛直線までの距離をBとし、前記上下旋回追従機構の旋回軸の旋回支点を通る鉛直線から前記上下旋回追従ローラに加わる力点を通る鉛直線までの距離をCとし、前記大型部品と前記水平方向追従ローラ及び上下旋回追従ローラとのすべり摩擦係数をμとし、水平方向追従ユニットの転がり摩擦係数をμ’とすると、前記Fが、
    {μ’+(A/C)・μ}W<F<(A/B)・(W/μ)
    の関係が成り立つように設定することを特徴とする請求項2に記載の大型部品の高周波焼入装置。
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