JP2010222082A - 荷の入出庫方法 - Google Patents

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JP2010222082A JP2009069346A JP2009069346A JP2010222082A JP 2010222082 A JP2010222082 A JP 2010222082A JP 2009069346 A JP2009069346 A JP 2009069346A JP 2009069346 A JP2009069346 A JP 2009069346A JP 2010222082 A JP2010222082 A JP 2010222082A
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Abstract

【課題】入庫待ちの荷の待機時間を削減し、従来よりも効率的な荷の入出庫を図ることができる物流システムにおける入出庫方法の提供。
【解決手段】荷管理コンピュータからの入庫指示に基づき荷搬送装置が入庫対象の荷を指定された保管棚を有する自動倉庫の入庫口まで搬送するとともに、荷移載機が入庫対象の荷を入庫口から保管棚へと入庫し、荷管理コンピュータは、保管棚に入庫可能な荷収容部がない状態で入庫対象の荷の情報を受けると、出庫対象の荷の有無を確認し、出庫対象の荷が存在するとき、出庫対象の荷の出庫指示をしてから出庫対象の荷が出庫口に出庫されるまでの間に、出庫対象の荷の出庫元を入庫対象の荷の入庫先として指定する入庫指示を行う。
【選択図】 図3

Description

この発明は、荷の入出庫方法に関する。
荷の入出庫方法に関する従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された自動倉庫の入庫制御システムが存在する。
従来技術に係る自動倉庫の入庫制御システムは、ワーク格納のための複数の棚が設置された格納部と、複数の入庫口および出庫口と、ワークを格納部に入出庫するためのクレーン装置と、自動倉庫へ入出庫作業指示をする搬送制御装置とを備えている。
搬送制御装置は、自動倉庫から送信される格納部の在荷情報と、入庫口、出庫口の在荷情報と、ワークの搬送を行う搬送装置から送信される搬送情報と、ワークの処理を行う生産装置から送信される搬入要求とに基づき、入出庫作業指示をする。
搬送制御装置は、ワークの搬入要求を受信した場合、対象の自動倉庫に空き棚があるかについて棚在荷情報テーブルのデータをもとに判断する。
搬送制御装置が自動倉庫に空き棚がないと判断した場合は、出庫待ちワークリストに登録されたワークがあるかを判断する。
出庫待ちワークリストにワークがあると判断した場合、搬送制御装置は出庫ワークを選択する。
次に、搬送制御装置は、出庫口を決定し、その後、自動倉庫に対して出庫作業がワークの出庫作業を指示し、出庫待ちワークリストと棚在荷情報テーブルのデータを更新する。
自動倉庫がワークの出荷作業を終え、自動倉庫からの出庫作業完了の報告を受けたら、搬送制御装置は、入出庫口在荷状態テーブルのデータを更新し、自動倉庫が作業中かどうかを確認する。
搬送制御装置は、自動倉庫が作業中でなければ、卸し待ちの搬送装置があるかを入出庫在荷状態テーブルにより確認し、卸し待ちの搬送装置があれば入庫のワークを選択する。
搬送制御装置は、入庫のワークが選択した後に入庫棚を決定し、入庫作業の指示後に自動倉庫がワークの入庫作業を行う。
特開2001−2208号公報
しかし、従来技術では、入庫すべきワークの搬送要求が発生したときに自動倉庫に空き棚がない場合、出庫待ちワークリストにワークがあるかを確認するが、リストに出庫待ちのワークが存在したとしても、そのワークの出庫が完了しないと、卸し待ちのワークを入庫のワークとして選択することができない。
つまり、従来では、荷保管棚に空きがない状態で自動倉庫に搬送されてきた荷は、入庫待ちの荷として搬送装置上で待機することになるが、荷保管棚に出庫予定の荷が存在し、次に空き状態となる予定の棚が特定されたとしても、その出庫予定の荷の出庫が完了しないかぎり、入庫待ちの荷は待機し続けるという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、入庫待ちの荷の待機時間を削減し、従来よりも効率的な荷の入出庫を図ることができる物流システムにおける入出庫方法の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、入庫対象の荷を搬送する荷搬送装置と、前記荷搬送装置に接続される複数の自動倉庫と、前記入庫対象の荷の情報を受けて該入庫対象の荷の入庫先を指定する入庫指示及び出庫要求に基づき出庫対象の荷の出庫元を指定する出庫指示を行う荷管理コンピュータと、を備え、前記荷搬送装置は、荷の情報を読み取るとともに該情報を前記荷管理コンピュータに伝える読取装置を備え、前記自動倉庫は、複数の荷収容部を備えた保管棚と、前記入庫対象の荷を前記保管棚へ入庫するための入庫口と、前記出庫対象の荷を前記保管棚から出庫するための出庫口と、前記保管棚と前記入庫口及び前記出庫口との間で前記荷を移載する荷移載機と、を備え、前記荷管理コンピュータからの前記入庫指示に基づき前記荷搬送装置が前記入庫対象の荷を指定された保管棚を有する前記自動倉庫の前記入庫口まで搬送するとともに、前記荷移載機が該入庫対象の荷を前記入庫口から前記保管棚へと入庫し、前記荷管理コンピュータは、前記保管棚に入庫可能な前記荷収容部がない状態で前記入庫対象の荷の情報を受けると、前記出庫対象の荷の有無を確認し、前記出庫対象の荷が存在するとき、前記出庫対象の荷の出庫指示をしてから該出庫対象の荷が前記出庫口に出庫されるまでの間に、前記出庫対象の荷の出庫元を前記入庫対象の荷の入庫先として指定する入庫指示を行うことを特徴とする。
本発明では、荷管理コンピュータは、保管棚に入庫可能な荷収容部がない状態で入庫対象の荷の情報を受けると、出庫対象の荷の有無を確認する。
出庫対象の荷が存在するとき、出庫対象の荷の出庫指示をしてから出庫対象の荷が出庫口に出庫されるまでの間に、出庫対象の荷の出庫元を入庫対象の荷の入庫先として指定する入庫指示を行う。
その結果、出庫対象の荷の出庫指示をしてから出庫対象の荷が出庫口に出庫されるまでの間に、指定された保管棚を有する自動倉庫の入庫口までの入庫対象の荷の搬送を開始することができる。
従って、出庫対象の荷が出庫口に出庫されることを待つ必要がなく、入庫対象の荷の入庫までの時間を従来よりも削減することができる。
また、本発明は、上記の荷の入出庫方法において、前記入庫対象の荷が、入庫先の指定を待つ入庫先指定待ち状態にあるとき、前記出庫対象の荷の出庫元を指定する出庫元指定と同時に前記入庫先を指定してもよい。
この場合、出庫対象の荷の出庫元指定と入庫先指定待ち状態にある入庫対象の荷の入庫先指定が同時に行われるから、出庫対象の荷の出庫指示を待つことがなく、入庫対象の荷の入庫先を指定して入庫指示をすることができる。
本発明は、本発明の目的は、入庫待ちの荷の待機時間を削減し、従来よりも効率的な荷の入出庫を図ることができる物流システムにおける入出庫方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る物流システムの概要を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る物流システムのブロック図である。 入庫対象の荷の入庫指示に係る処理を示すフロー図である。 荷の入庫指示を説明する説明図であり、(a)は実施形態に係る入庫指示の一例であり、(b)は従来技術に係る入庫指示の一例であり、(c)は実施形態に係る入庫指示の別の例である。
以下、本発明の実施形態に係る物流システム10について図面を参照して説明する。
図1に示す物流システム10は、複数の自動倉庫11と、これらの自動倉庫11へ入庫対象の荷を搬送する荷搬送装置としての荷搬送コンベア17と、自動倉庫11の在庫管理と荷の入出庫の指示を行う荷管理コンピュータ22と、を備えている。
自動倉庫11は、多数の荷を収容することが可能な保管棚12と、入庫する荷及び出庫する荷を移載する荷移載機としてのスタッカクレーン13と、入庫アイルコンベア14と、出庫アイルコンベア15と、クレーン制御盤16と、を備えている。
保管棚12には上下及び水平方向に区画された複数の空間部が形成されており、各空間部は荷を収容する荷収容部を構成する。
スタッカクレーン13は、各荷収容部に沿って敷設された軌道上を往復走行するほか、各荷収容部に対して荷の出し入れを行う。
保管棚12及びスタッカクレーン13は公知のものである。
この実施形態では1〜N台の自動倉庫11が配設されており、各自動倉庫11のスタッカクレーン13は自動倉庫11の台数に合わせて1〜N号機としている。
入庫アイルコンベア14は、入庫対象の荷を荷搬送コンベア17から導くためのコンベアであり、荷搬送コンベア17と接続されている。
入庫アイルコンベア14は、入庫対象の荷を保管棚12の入庫先へ入庫するための入庫口に相当する。
入庫アイルコンベア14は入庫対象の荷をスタッカクレーン13に積み込むための入庫位置を備えている。
出庫アイルコンベア15は、出庫対象の荷を送り出すためのコンベアである。
出庫アイルコンベア15は、荷を保管棚12の出庫元から出庫するための出庫口に相当する。
出庫アイルコンベア15はスタッカクレーン13に搭載された出庫対象の荷を積み降ろすための出庫位置を備えている。
クレーン制御盤16は、スタッカクレーン13、出庫アイルコンベア15及び入庫アイルコンベア14を操作するための制御盤であり、クレーン制御盤16は地上に設置されている。
荷の入庫および出庫は、スタッカクレーン13が出庫アイルコンベア15及び入庫アイルコンベア14と保管棚12との間で荷を移載することにより行われる。
荷搬送コンベア17は、所定の投入位置Sから投入された入庫対象の荷を自動倉庫11へ向けて搬送するためのコンベアである。
荷搬送コンベア17は、図1に示すように、荷を搬送するコンベア部18と、荷を入庫アイルコンベア14へ向かわせる搬送先切換機19と、コンベア制御盤20と、バーコードリーダ21と、を備えている。
コンベア部18は略U字状の搬送路を形成しており、コンベア部18の上流端は荷の投入位置Sを臨んで設置されている。
コンベア部18の上流端から下流側端へ向かう間には、自動倉庫11毎に設置された入庫アイルコンベア14との接続される複数の分岐点Pが設けられている。
従って、分岐点Pの数は自動倉庫11の数と対応する。
各分岐点Pには荷の搬送先を切り換える搬送先切換機19が設置されている。
搬送先切換機19が作動するとき、荷は入庫アイルコンベア14へ向かい、搬送先切換機19が作動しないとき、荷は入庫アイルコンベア14へ向かわずコンベア部18により搬送される。
コンベア部18における最も上流側の分岐点Pの上流側には、バーコードリーダ21が設置されている。
バーコードリーダ21は搬送過程にある荷のバーコードを光学的に読み取る設備である。
なお、荷の所定位置には、バーコードリーダ21による読み取りを可能とするために、バーコードが印刷されたラベルが貼着されている。
図2に示すように、バーコードリーダ21はコンベア制御盤20と接続され、バーコードリーダ21により読み取られたバーコードのデータをコンベア制御盤20に伝達する。
コンベア制御盤20は荷搬送コンベア17の各部(コンベア部18、搬送先切換機19、バーコードリーダ21)を制御する制御盤である。
この実施形態のコンベア制御盤20は、図2に示すように、荷管理コンピュータ22と通信可能に接続されている。
コンベア制御盤20は、バーコードリーダ21により読み取られたバーコードのデータを荷管理コンピュータ22へ伝達する。
従って、本実施形態では、バーコードリーダ21およびコンベア制御盤20が、荷の情報を読み取り荷の情報を荷管理コンピュータ22に伝える読取装置に相当する。
コンベア制御盤20は、荷の入庫先が決定された後に荷管理コンピュータ22からの搬送指示の伝達を受ける。
コンベア制御盤20は、荷のバーコードが読み取られても、荷管理コンピュータ22からの搬送指示が得られない場合、バーコードリーダ21を通過した直後に荷の搬送を停止するように、荷搬送コンベア17を制御する。
荷管理コンピュータ22は、自動倉庫11の在庫管理と入庫及び出庫に係る処理を行う。
荷管理コンピュータ22は、各種のデータやプログラム等を記憶する機能と、データの処理やプログラムを実行する機能と、各種情報を表示する機能と、を有する。
さらに、荷管理コンピュータ22は、図2に示すように、自動倉庫11のクレーン制御盤16と、荷搬送コンベア17のコンベア制御盤20と、通信する機能を有する。
荷管理コンピュータ22は、バーコードリーダ21により読み取られたバーコードから荷に関する情報を受け、この荷の入庫先を指定する入庫指示を行う。
管理コンピュータ22は、入庫指示に基づき指定された入庫先へ入庫対象の荷が入庫されるように、コンベア制御盤20へ搬送指示とクレーン制御盤16に対する移載指示を出す。
荷管理コンピュータ22は、オペレータや上位コンピュータの入力等による出庫要求に基づき出庫対象の荷の出庫元を指定する出庫指示を行う。
荷管理コンピュータ22は、出庫指示により指定された出庫元から出庫対象の荷が出庫されるように、クレーン制御盤16に対して移載指示を出す。
荷管理コンピュータ22は、入庫対象の荷の入庫指示が行われてから入庫対象の荷が入庫指示に基づき指定された入庫先の荷収容部に入庫されるとき、クレーン制御盤16から入庫完了通知を受ける。
荷管理コンピュータ22は、出庫対象の荷の出庫指示後に出庫対象の荷が出庫元から出庫アイルコンベア15に出庫されたとき、クレーン制御盤16から出庫完了通知を受ける。
荷管理コンピュータ22は、入庫完了通知および出庫完了通知に基づいて在庫管理情報の更新を行う。
次に、本実施形態の物流システム10における荷の入出庫の手順について説明する。
まず荷を出庫する場合について説明する。
オペレータや上位のコンピュータ等の入力に基づく出庫要求が生じると、荷管理コンピュータ22は出庫対象の荷の出庫元となる自動倉庫11の保管棚12の荷収容部を指定する出庫指示を行う。
このとき、荷管理コンピュータ22は、在庫管理情報に基づいて出庫対象の荷の出庫元を指定する。
荷管理コンピュータ22は、出庫指示を行うと、出庫指示に基づく荷移載指示をクレーン制御盤16に出す。
出庫指示に基づく荷移載指示を受けたクレーン制御盤16は、荷移載指示に基づいてスタッカクレーン13を作動させ、スタッカクレーン13は出庫対象の荷を出庫指示に基づき指定された出庫元から出庫アイルコンベア15へ移載する。
荷管理コンピュータ22は、出庫アイルコンベア15に荷が移載された時点で出庫完了通知をクレーン制御盤16から受け、在庫管理情報を更新する。
出庫アイルコンベア15に出庫された出庫対象の荷は、出庫アイルコンベア15の作動により送り出される。
次に、荷を入庫する場合について図3に基づき説明する。
図3は、荷のバーコードが読み取られ、入庫対象の荷の入庫指示を開始するまでの流れを示すフロー図である。
入庫対象の荷が荷搬送コンベア17により搬送され、荷がバーコードリーダ21を通過すると、バーコードリーダ21は、荷に貼着されているラベルのバーコードを読み取る(図3のステップS1を参照。)。
荷の情報としての読み取られたバーコードのデータは、コンベア制御盤20を介して荷管理コンピュータ22へ伝達される。
荷管理コンピュータ22はバーコードのデータを受けると、自動倉庫11に入庫可能な入庫先が存在するか否か在庫管理情報に基づきを判断する(図3のステップS2を参照。)。
自動倉庫11に入庫可能な入庫先が存在するとき、荷管理コンピュータ22は、入庫対象の荷の入庫先となる自動倉庫11の保管棚12の荷収容部を指定する入庫指示を開始する(図3のステップS3を参照)。
入庫指示が行われると、荷管理コンピュータ22はコンベア制御盤20に対して入庫指示に基づく荷搬送指示を出すほか、クレーン制御盤16に対して入庫指示に基づく荷移載指示を出す。
コンベア制御盤20は、荷管理コンピュータ22から荷搬送指示を受け、入庫対象の荷が入庫先となる自動倉庫11に向かうように荷搬送コンベア17を制御する。
荷搬送コンベア17は、コンベア制御盤20により制御され、入庫対象の荷をコンベア部18上において搬送する。
入庫対象の荷が、入庫指示により指定された保管棚12を有する自動倉庫11の入庫アイルコンベア14が接続されている分岐点Pに達すると、コンベア制御盤20の制御を受けて搬送先切換機19が作動する。
入庫対象の荷は、搬送先切換機19によりコンベア部18から入庫指示により指定された保管棚12を有する自動倉庫11の入庫アイルコンベア14へ送り出される。
入庫アイルコンベア14は入庫対象の荷を入庫位置に搬送する。
入庫位置に達した入庫対象の荷は、クレーン制御盤16の搬送指示により、スタッカクレーン13に積み込まれ、スタッカクレーン13は入庫先として指定された自動倉庫11の保管棚12の荷収容部に入庫対象の荷を移載する。
入庫対象の荷の入庫が完了すると、入庫完了通知がクレーン制御盤16から荷管理コンピュータ22へ伝達され、在庫管理情報が更新される。
ところで、入庫対象の荷のバーコードがバーコードリーダ21により読み取られ、荷管理コンピュータ22がバーコードの情報を受けた時点で、自動倉庫11の保管棚12に入庫可能な荷収容部が無い場合がある(図3におけるステップS2を参照。)。
例えば、自動倉庫11が満載である状態では、入庫可能な荷収容部が無い。
自動倉庫11に入庫可能な荷収容部が無いとき、荷管理コンピュータ22は、出庫対象の荷の有無を判断する(図3におけるステップS4を参照。)。
ステップS4において出庫対象の荷がないと判断された場合について説明する。
ステップS4において、出庫対象の荷がないと判断されるとステップS2へ戻り、荷管理コンピュータ22は、ステップS2において入庫可能な入庫先の有無を在庫管理情報に基づき確認する。
ステップS2において入庫可能な入庫先がなく、ステップS4において出庫対象の荷がない状態が続くと、ステップS2とステップS4を循環する。
この状態では、入庫対象の荷の入庫指示は行われず、入庫対象の荷がバーコードリーダ21の通過後に荷搬送コンベア17は、コンベア制御盤20の制御により停止される。
つまり、入庫指示が行われていない入庫対象の荷は入庫指示待ち状態で荷搬送コンベア17において待機する。
入庫指示待ち状態は、S2において入庫可能な入庫先が発生した場合、もしくはステップS4において出庫対象の荷がある場合に解消される。
次に、ステップS4において出庫対象の荷が存在すると判断された場合について説明する。
出庫対象の荷は出庫が予約された荷である。
荷管理コンピュータ22は、在庫管理情報に基づいて出庫対象の荷の出庫元となる自動倉庫11の保管棚12の荷収容部を指定する出庫指示を行い、出庫指示に基づいて出庫対象の荷を出庫するようにクレーン制御盤16へ荷移載指示を出す。
さらに、荷管理コンピュータ22は、出庫対象の荷の出庫指示をしてから出庫対象の荷が出庫アイルコンベア15へ移載されるまでの間に、出庫対象の荷の出庫元を入庫対象の荷の入庫先として指定する入庫指示を行う。
つまり、荷管理コンピュータ22は、出庫対象の荷が存在すると判断した場合、入庫対象の荷の入庫指示を開始する(図3におけるステップS3を参照。)。
この入庫指示では、荷管理コンピュータ22は、出庫指示され、出庫未完了である荷の出庫元を入庫対象の荷の入庫先として指定する入庫指示を行う。
なお、荷管理コンピュータ22による入庫指示の開始は、出庫対象の荷の出庫先を指定する出庫指示と同時であってもよい。
荷管理コンピュータ22による入庫指示の開始は、少なくとも出庫対象の荷の出庫指示してから出庫対象の荷が出庫アイルコンベア15へ移載されるまでの間であればよい。
ステップS4からステップS3へ進み、入庫対象の荷の入庫指示が行われると、荷管理コンピュータ22はコンベア制御盤20に対して入庫指示に基づく荷搬送指示を出すほか、クレーン制御盤16に対して入庫指示に基づく荷移載指示を出す。
荷搬送コンベア17は、入庫指示に係る入庫対象の荷をコンベア部18上において搬送する。
一方、荷管理コンピュータ22からの出庫指示に基づき指定された出庫元を含む保管棚12を有する自動倉庫11では、荷搬送コンベア17による入庫対象の荷の搬送と並行して、スタッカクレーン13による出庫指示に係る出庫対象の荷の移載が行われる。
つまり、出庫指示に係る出庫対象の荷の出庫と、入庫指示に係る入庫対象の荷の自動倉庫11への搬送が同時に進行する。
出庫指示に係る出庫対象の荷が出庫された後、入庫指示に係る入庫対象の荷が入庫される。
出庫が完了した時点(出庫アイルコンベア15に出庫対象の荷が移載された時点)で出庫完了通知が荷管理コンピュータ22へ伝達され、入庫が完了した時点(入庫先に入庫対象の荷が移載された時点)で入庫完了通知が荷管理コンピュータ22へ伝達される。
荷管理コンピュータ22は出庫完了通知及び入庫完了通知を受けて在庫管理情報を更新する。
図4(a)は、本実施形態の入庫対象の荷の入庫指示の一例であり、入庫対象の荷の入庫指示が、出庫対象の荷の出庫指示から出庫完了の間に、荷管理コンピュータ22が荷の情報を受けて入庫指示を出している。
図4(b)は、従来技術の例であり、荷管理コンピュータ22が荷の情報を受けても、出庫対象の荷の出庫完了を待ってから、入庫指示を出している。
バーコード読取から入庫指示までの間が待機時間となっており、図4(a)と比較すると入庫完了が待機時間の分だけ遅れている。
図4(c)は、本実施形態の入庫対象の荷の入庫指示の別の例であり、荷管理コンピュータ22による入庫指示の開始が、出庫対象の荷の出庫先を指定する出庫指示と同時である。
因みに、バーコードの読み取りが出庫指示よりも前に発生している場合、バーコードの読み取りと入庫指示との間に出庫指示を待つ時間が発生する。
この実施形態では以下の効果を奏する。
(1)出庫対象の荷の出庫指示をしてから出庫対象の荷が出庫口に出庫されるまでの間に、指定された保管棚12を有する自動倉庫11の入庫口までの入庫対象の荷の搬送を開始することができる。従って、出庫対象の荷が出庫口に出庫されることを待つ必要がなく、入庫対象の荷の入庫までの時間を従来よりも削減することができる。
(2)入庫対象の荷が入庫先指定待ち状態にあるとき、出庫対象の荷の出庫元指定と入庫先指定待ち状態にある入庫対象の荷の入庫先指定を同時に行うと、出庫対象の荷の出庫指示を待つことなく入庫先を指定する入庫指示を行うことができる。
(3)入庫対象の荷の入庫先指定待ち時間を削減することができるから、入出庫を行い、荷の出庫指示を大量に行う一方で自動倉庫11が常に満載に近い状態で稼動している物流システムの場合であっても、荷搬送コンベア17での荷の滞留を抑制することができる。
なお、上記の実施形態は、本発明の一実施形態を示すものであり、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○上記の実施形態では、荷搬送装置として荷搬送コンベアを用いたが、荷搬送装置はコンベアに限定されず、例えば、無人搬送車や有軌道台車等の搬送車両であってもよい。
○上記の実施形態では、入庫先の指定待ち状態の荷は一つのみとし、荷搬送コンベアのバーコードリーダを通過した直後の位置で待機するようにしたが、入庫先の指定待ちの状態にある入庫対象の荷は一つに限定しなくてもよい。例えば、入庫先の指定待ちの状態にある複数の荷を荷搬送コンベアにて待機させてもよい。また、入庫先の指定待ちの状態にある荷を、荷搬送コンベアにおいて最も上流側の分岐点の手前まで待機させるようにしてもよい。
○上記の実施形態では、荷の入出庫に係る物流システムとしたが、ピッキングに係る荷を保管する保管棚を備えた物流システムであってもよい。この場合、荷管理コンピュータは、保管棚に荷の補充可能な荷収容部がない状態で補充対象の荷の情報を受けると、ピッキング対象の荷の有無を確認する。確認によりピッキング対象の荷が存在するとき、ピッキング対象の荷のピッキング指示をしてからピッキング対象の荷がピッキングされるまでの間に、ピッキング対象の荷のピッキング元を補充対象の荷の補充先として指定する補充指示を行う。ピッキングが荷の入出庫に係る物流システムにおける出庫に相当し、荷の補充が荷の入出庫に係る物流システムにおける入庫に相当する。
○上記の実施形態では、荷の情報を示すコードとしてバーコードの例を紹介したが、バーコードに限らず、数字コード等を用いてもよく、この場合、読取装置は光学的にや数字コードを読み取ることができる構成の機器であればよい。また、RFID等の電子タグにより荷の情報を示してもよく、この場合、読取装置は電子タグを読み取ることができる構成の機器であればよい。
○上記の実施形態では、荷を特定しなかったが、荷は商品が収容されたダンボール箱、コンテナ、バケット、パレットを用いてもよく荷の形態は自由である。荷は読取装置により読み取り可能なコードを荷の外側に備えていればよい。
10 物流システム
11 自動倉庫
12 保管棚
13 スタッカクレーン
14 入庫アイルコンベア
15 出庫アイルコンベア
16 クレーン制御盤
17 荷搬送コンベア(荷搬送装置としての)
18 コンベア部
19 搬送先切換機
20 コンベア制御盤
21 バーコードリーダ
22 荷管理コンピュータ
P 分岐点
S 投入位置

Claims (2)

  1. 入庫対象の荷を搬送する荷搬送装置と、
    前記荷搬送装置に接続される複数の自動倉庫と、
    前記入庫対象の荷の情報を受けて該入庫対象の荷の入庫先を指定する入庫指示及び出庫要求に基づき出庫対象の荷の出庫元を指定する出庫指示を行う荷管理コンピュータと、を備え、
    前記荷搬送装置は、荷の情報を読み取るとともに該情報を前記荷管理コンピュータに伝える読取装置を備え、
    前記自動倉庫は、
    複数の荷収容部を備えた保管棚と、
    前記入庫対象の荷を前記保管棚へ入庫するための入庫口と、
    前記出庫対象の荷を前記保管棚から出庫するための出庫口と、
    前記保管棚と前記入庫口及び前記出庫口との間で前記荷を移載する荷移載機と、を備え、
    前記荷管理コンピュータからの前記入庫指示に基づき前記荷搬送装置が前記入庫対象の荷を指定された保管棚を有する前記自動倉庫の前記入庫口まで搬送するとともに、前記荷移載機が該入庫対象の荷を前記入庫口から前記保管棚へと入庫し、
    前記荷管理コンピュータは、前記保管棚に入庫可能な前記荷収容部がない状態で前記入庫対象の荷の情報を受けると、
    前記出庫対象の荷の有無を確認し、
    前記出庫対象の荷が存在するとき、
    前記出庫対象の荷の出庫指示をしてから該出庫対象の荷が前記出庫口に出庫されるまでの間に、
    前記出庫対象の荷の出庫元を前記入庫対象の荷の入庫先として指定する入庫指示を行うことを特徴とする荷の入出庫方法。
  2. 前記入庫対象の荷が、入庫先の指定を待つ入庫先指定待ち状態にあるとき、
    前記出庫対象の荷の出庫元を指定する出庫元指定と同時に前記入庫先を指定することを特徴とする請求項1記載の荷の入出庫方法。
JP2009069346A 2009-03-23 2009-03-23 荷の入出庫方法 Pending JP2010222082A (ja)

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