JP2010221734A - ウェザーストリップの取付構造 - Google Patents

ウェザーストリップの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】見切り線が少なく表面に傷がつきにくいウェザーストリップの取付構造を提供する。
【解決手段】自動車のドア開口部Sに設けられ、ドア開口部Sの内方に延出するフランジ部Fに取り付けられるウェザーストリップ1の取付構造であって、ウェザーストリップ1は、フランジ部Fの車外側の面に接着される基部2と、基部2の車外側に形成され、ドア開口部Sを開閉するフロントドアDに弾接するシール部3と、基部2から車内側に延びてフランジ部Fの端部を覆うシールリップ部4と、シールリップ部4よりもドア開口部Sの内方側においてシール部3から連続して車内側に延びる意匠リップ部5と、を備え、意匠リップ部5は、シールリップ部4と意匠リップ部5との間に配置された内装材Lの表面に重ね合わされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウェザーストリップの取付構造に関する。
一般に、自動車のボディに形成されたドア開口部には、ドアサッシュに弾接してドアとのシール性を確保するためのウェザーストリップが設けられている。
例えば、特許文献1には、図5に示すように、ドア開口部201に設けられたフランジ202に両面テープ104によって取り付けられる断面視略直線状の取付基部101と、取付基部101の車外側に設けられ、ドアサッシュ203に弾接するシール部102と、取付基部101の一端部から車内側へ連続して突設された内装リップ部103と、を備えるウェザーストリップ100が開示されている。
この内装リップ部103は、シール材105を介してフランジ202の端部を被覆するとともに、内装材204の端部に当接している。
特開2008−296614号公報
しかしながら、従来のウェザーストリップ100は、図5に示すように、内装リップ部103と内装材204との境界部分に、いわゆる見切り線E1を有するとともに、シール部102と内装リップ部103との境界部分(凹部)にも見切り線E2を有している。ちなみに、「見切り線」とは、例えば材質が変化したり凹凸が形成されることで、仕上げの状態が変化する部分に現れる(観察される)ラインのことをいう。
自動車のデザインにおいては、自動車の意匠性を向上させるために、余計な見切り線をできるだけ少なくすることが望ましい。そのため、従来のウェザーストリップ100においても、見切り線の数を少なくすることが求められていた。
また、従来は、ウェザーストリップ100の取付基部101をフランジ202に取り付ける際に、両面テープ104が設けられていない内装リップ部103を治具で把持しながら、取付基部101をフランジ202に押し付けて取り付けていた。
そのため、内装リップ部103の表面を傷つけるおそれがあり、また、内装リップ部103の傷が外部から見えて、意匠性が低下するおそれがあった。
本発明は、これらの問題に鑑みて創案されたものであり、見切り線が少なく表面に傷がつきにくいウェザーストリップの取付構造を提供することを課題とする。
本発明は、車体の開口部に設けられ、前記開口部の内方に延出するフランジ部に取り付けられるウェザーストリップの取付構造であって、前記ウェザーストリップは、前記フランジ部の車外側の面に接着される基部と、前記基部の車外側に形成され、前記開口部を開閉する開閉体に弾接するシール部と、前記基部から車内側に延びて前記フランジ部の端部を覆うシールリップ部と、前記シールリップ部よりも前記開口部の内方側において前記シール部から連続して車内側に延びる意匠リップ部と、を備え、前記意匠リップ部は、前記シールリップ部と前記意匠リップ部との間に配置された内装材の表面に重ね合わされていることを特徴とする。
かかる構成によれば、内装材に重ね合わされる意匠リップ部がシール部に連続して形成されているので、シール部と意匠リップ部の間には見切り線が形成されず、内装材と意匠リップ部との境界部分だけに見切り線が形成されることとなる。
また、意匠リップ部がシールリップ部よりも開口部の内方側に形成されるとともに、シールリップ部と意匠リップ部の間に内装材が配置されているので、見切り線になり易いシール部とシールリップ部との境界部分が、内装材と意匠リップ部に隠れて見えなくなる。
さらに、ウェザーストリップをフランジ部に取り付ける際に、シールリップ部を把持することで、仮に、シールリップ部に傷がついたとしても、シールリップ部は、内装材と意匠リップ部に隠れて見えなくなるので、ウェザーストリップの表面(意匠面)に傷が現れない。
そのため、見切り線を少なくすることができるとともに、ウェザーストリップの表面の傷を少なくすることができる。
また、前記シール部のうち、前記基部と前記意匠リップ部とを連結する部分の肉厚は、前記意匠リップ部の肉厚よりも小さく形成されているのが好ましい。
かかる構成によれば、意匠リップ部自体の変形を防止しながら、内装材の変形に対する意匠リップ部の追従性を高めることができる。
また、前記基部の前記フランジ部側の面には両面テープが設けられており、前記シールリップ部の前記フランジ部側の面には、前記フランジ部側に突出し、前記フランジ部の端部との間に介在されるシール突部が設けられ、前記シール突部は、前記フランジ部の前記基部側の端末よりも前記シールリップ部の先端側に寄った位置に設けられている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、シールリップ部を内装材の変形に追従させる必要がなく、シールリップ部の剛性を従来よりも高めることができるので、フランジ部の基部側の端末を確実にシールリップ部に接触させ、シール突部をフランジ部の基部側の端末よりもシールリップ部先端側に寄った位置に設けることができる。これにより、シール突部と基部との間隔を離すことができるので、例えばウェザーストリップの運搬時に基部に設けた両面テープとシール突部とがくっついてしまうことを防止することができる。
また、前記シールリップ部は、前記基部に対して略直角を成すように形成されているのが好ましい。
かかる構成によれば、シールリップ部を内装材の変形に追従させる必要がないので、基部に対して略直角を成すようにシールリップ部を形成することができる。そのため、フランジ部に対する基部の接着部を基部のシールリップ側に極力寄せて設けることができ、基部を安定して固定することができる。
本発明によれば、見切り線が少なく表面に傷が付きにくいウェザーストリップの取付構造を提供することができる。
ウェザーストリップの取付構造を備える自動車の側面図である。 図1のA−A矢視におけるウェザーストリップの断面図である。 ウェザーストリップの取り付けを説明するための図面である。 ウェザーストリップの変形時の断面図である。 従来のウェザーストリップの断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
なお、本実施形態では、自動車のドア開口部S(図1参照)に適用した場合を例にとって説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、トランクリッドやテールゲートなど、他の開口部に適用してもよいことは言うまでもない。
図1は、本実施形態に係るウェザーストリップの取付構造を備える自動車の側面図である。図2は、図1のA−A矢視におけるウェザーストリップの断面図である。
図1に示すように、自動車Cの車体Bには、乗員が昇降するための複数のドア開口部Sが形成されおり、例えばフロント側のドア開口部Sには、開閉体であるフロントドアDが開閉自在に設置されている。そして、このドア開口部Sの周囲には、フロントドアDとの隙間をシールして漏水を防止するためのウェザーストリップ1が取り付けられている。
ドア開口部Sの一辺を構成するセンタピラーPは、図2に示すように、インナパネルP3と、ピラースチフナP2と、アウタパネルP1とを、車内側からこの順番に積層して構成されている。センタピラーPの側部には、ドア開口部Sの内方側に向かって延出するフランジ部Fが形成されている。
また、このセンタピラーPの車内側には、例えば車室の室内面等を構成する内装材Lが取り付けられている。内装材Lの端部Laは、フランジ部Fの端部Faに対してドア開口部Sの内方側に離間した位置に配置されている。
なお、図示は省略するが、ドア開口部Sを構成するフロントピラーやサイドシルにもフランジ部が形成されている。
図1に示すように、ウェザーストリップ1は、ドア開口部Sをシールするための部材であり、全体として環状に形成されている。ウェザーストリップ1は、ドア開口部Sの周囲を囲うように設置されている。
図2に示すように、ウェザーストリップ1は、例えば、ドア開口部Sの一辺を構成するセンタピラーPのフランジ部Fの車外側の面に取り付けられている。
ウェザーストリップ1は、主に、基部2と、基部2の車外側に設けられたシール部3と、基部2の端部から車内側に延出するシールリップ部4と、シール部3から連続して車内側に延出する意匠リップ部5と、を備えている。これらのウェザーストリップ1の各部は、例えば二色成形などによって一体的に形成されている。また、ウェザーストリップ1には、両面テープ6と、シール突部7と、が予め設けられている。
基部2は、フランジ部Fに取り付けられる部分であり、断面視で直線状の板状に形成されている。基部2のフランジ部F側の面2aには、両面テープ6が接着されている。基部2は、この両面テープ6を介して、フランジ部Fに接着されている。
シール部3は、フロントドアDに弾接してシールする部分であり、基部2の車外側に設けられている。シール部3は、断面視で略楕円形状を呈する中空状に形成されている。
さらに詳しく説明すると、シール部3は、弓状に湾曲する湾曲部31と、湾曲部31のドア開口部S側の端部31bと基部2とを連結する連結部32と、を有している。
湾曲部31のセンタピラーP側の端部31aは基部2に対して斜めに結合されている。また、湾曲部31のドア開口部S側の端部31bには、意匠リップ部5が連続して形成されている。湾曲部31の中間部31cの内側には、スポンジで構成されたスポンジ部31dが設けられている。
連結部32は、断面視で略L字形状を呈しており、基部2から車外側に延出し、さらにドア開口部S側に屈曲して延出している。連結部32の一端側32aは基部2に結合しており、連結部32の他端側32bは、意匠リップ部5が形成された湾曲部31のドア開口部S側の端部31bに対して鋭角に結合されている。
シールリップ部4は、フランジ部Fのドア開口部S側の端部Faを被覆する部分であり、基部2のドア開口部S側の端部から、車内側に延出している。
シールリップ部4の基端部4aは、基部2のドア開口部S側の端部に結合されている。また、シールリップ部4の先端部4bは、自由端であり、センタピラーP側に屈曲している。
シールリップ部4は、ウェザーストリップ1をフランジ部Fに取り付けていない状態において、基部2に対して略直角を成すように形成されている。これにより、基部2及びシールリップ部4の剛性が高められている。
ちなみに、本実施形態では、シールリップ部4の厚さ寸法tは、基部2の厚さ寸法tと略同等に形成されている。
意匠リップ部5は、内装材Lに重ね合わされる部分であり、断面視で略直線状の板状に形成されている。意匠リップ部5は、シール部3から連続して車内側に延出している。
具体的には、意匠リップ部5の先端部5bは、シールリップ部4と意匠リップ部5の間に配置された内装材Lに重ね合わされており、内装材Lの端部Laを被覆している。意匠リップ部5の先端部5bと内装材Lとの境界部分には、いわゆる見切り線Eが形成されている。
意匠リップ部5の基端部5aは、湾曲部31のドア開口部S側の端部31b及び連結部32の他端側32bに結合されている。特に、意匠リップ部5の表面と湾曲部31の表面とは、滑らかに連続している。したがって、意匠リップ部5とシール部3の境界部分には見切り線は形成されていない。
意匠リップ部5の厚さ寸法tは、連結部32の厚さ寸法t及び湾曲部31の厚さ寸法tよりも大きく形成されている。逆にいえば、連結部32の厚さ寸法t及び湾曲部31の厚さ寸法tは、意匠リップ部5の厚さ寸法tよりも小さく形成されている。
両面テープ6は、基部2をフランジ部Fの車外側の面に接着するための部材である。
なお、ウェザーストリップ1をフランジ部Fに取り付ける前の状態では、両面テープ6のフランジ部F側の面に、剥離紙(図示せず)が設置されている。
シール突部7は、フランジ部Fの端部Faに当接してシールする部材であり、ウェザーストリップ1を構成する材料に比較して軟質な材料(たとえばシリコーンゴムなど)で構成されている。シール突部7は、シールリップ部4のフランジ部F側の面4cに付着しており、面4cに対してフランジ部F側に突出した状態になっている。また、シール突部7は、例えば二色成形などにより、シールリップ部4と一体的に形成されている。
シール突部7は、フランジ部Fの基部2側の端末Fbよりも、シールリップ部4の先端部4bに寄った位置に設置されている。
本実施形態では、シール突部7は、フランジ部Fの基部2側の端末Fbから、アウタパネルP1の厚さ寸法の分だけ、車内側に寄った位置に設けられている。
このため、フランジ部Fの端部Faのうち、アウタパネルP1の端部はシールリップ部4に当接し、インナパネルP3の端部及びピラースチフナP2の端部はシール突部7に当接している。
つづいて、図3を参照して、ウェザーストリップ1の取り付け方法について説明する。
初めに、図3(a)に示すように、ロボットハンドHなどの治具を用いて、ウェザーストリップ1のシールリップ部4を把持する。このとき、治具によって、シールリップ部4の表面に傷がつく場合がある。
なお、ウェザーストリップ1の基部2の車内側の面2a(図2参照)には、両面テープ6が接着されているとともに、シールリップ部4のセンタピラーP側の面4c(図2参照)にはシール突部7が設けられている。このとき、両面テープ6の剥離紙は剥がされている。
次に、図3(b)に示すように、ロボットハンドHを移動させて、フランジ部Fの車外側の面に両面テープ6を介して基部2を取り付け、ロボットハンドHを取り外す。
このとき、フランジ部Fのうち、アウタパネルP1の端部をシールリップ部4に当接させるとともに、インナパネルP3の端部及びピラースチフナP2の端部をシール突部7に当接させる。
これにより、フランジ部Fに対するウェザーストリップ1の位置が、アウタパネルP1によって正確に位置決めされるとともに、シール突部7によって、雨水などがフランジ部Fを回り込んでセンタピラーPの車内側に浸入することが防止される。
次に、図3(c)に示すように、シールリップ部4と意匠リップ部5の間に内装材Lの端部Laが配置されるように、センタピラーPを内装材Lに取り付ける。これにより、意匠リップ部5が内装材Lに重ね合わされて、ウェザーストリップ1の取付構造が完成する。
なお、内装材Lの取り付け方法は、これに限定されるものではなく、内装材Lの端部Laが意匠リップ部5のドア開口部S側に位置するように、内装材LをセンタピラーPに取り付けた後に、ウェザーストリップ1の意匠リップ部5を内装材Lのドア開口部S側に引き出すようにしてもよい。
次に、図4を参照して、ウェザーストリップ1の動作について説明する。
図4に示すように、ウェザーストリップ1は、ドア開口部Sに対してフロントドアDを閉じたときに、フロントドアDに弾接して、フロントドアDとフランジ部Fとの間をシールする。
このとき、ウェザーストリップ1のシール部3は、扁平につぶれた状態となるが、意匠リップ部5は、フロントドアDが開放されているときとほとんど変わらずに、内装材Lの表面に重ね合わされた状態を維持している。
以上のように、本実施形態に係るウェザーストリップ1の取付構造によれば、図2に示すように、内装材Lに重ね合わされる意匠リップ部5が、シール部3から連続して延出して形成されているので、シール部3と意匠リップ部5の境界部分に見切り線が形成されなくなる。そのため、意匠リップ部5と内装材Lとの境界部分だけに、見切り線Eが形成されることとなるので、見切り線の数を少なくすることができる。
なお、シール部3の連結部32と基部2との連結部分には凹部32cが形成されているが、当該凹部32cは意匠リップ部5と内装材Lとに覆われることになるので、ドア開口部S側から観察されることがない。そのため、かかる凹部32cは見切り線とはならない。
また、ウェザーストリップ1をフランジ部Fに取り付ける際に、シールリップ部4を治具で把持することで、仮に、シールリップ部4に傷がついたとしても、シールリップ部4は、内装材Lと意匠リップ部5に隠れて見えなくなるので、ウェザーストリップ1の表面(意匠面)に傷が現れない。そのため、ウェザーストリップ1の表面に現れる傷を少なくして、意匠性を高めることができる。
また、治具に対して、ウェザーストリップ1に傷がつかないような特別な工夫を施す必要がないため、ウェザーストリップ1の取付作業が容易になる。
また、連結部32の厚さ寸法tが、意匠リップ部5の厚さ寸法tよりも小さく形成されているので、意匠リップ部5自体の変形を抑制しながら、意匠リップ部5を支持する連結部32をスムーズに変形させることができる。そのため、意匠リップ部5自体の変形を抑制しながら、内装材Lの変形に対する意匠リップ部5の追従性を高めることができる。また、フロントドアDの開閉に合わせて、シール部3をスムーズに変形させることができる。
ところで、図5に示すように、従来のウェザーストリップ100は、内装リップ部103を内装材204の変形に追従させるべく、内装リップ部103の基部の剛性を低くしていたため、変形により接着力への影響がでないように、両面テープ104を内装リップ部103から離して設置するとともに、シール材105を内装リップ部103の基端部に近づけて設置していた。そのため、フランジ部Fの端部における取付基部101の固定強度が弱くなっていた。
一方、本実施形態に係るウェザーストリップ1の取付構造によれば、シールリップ部4と意匠リップ部5とを分離することにより、シールリップ部4を内装材Lの変形に追従させる必要がなくなったので、シールリップ部4の剛性を高めることができる。そのため、シールリップ部4の変形による接着力の低下を懸念することなく、両面テープ6をシールリップ部4に近づけて配置して、フランジ部Fの端部Fa付近における基部2の固定強度を高めることができる。
さらに、シールリップ部4の剛性が高いので、シールリップ部4と基部2の境界部分からシールリップ部4の先端部4b側に寄った位置にシール突部7を設けたとしても、シールリップ部4が変形し易くなることがない。つまり、フランジ部Fの端部Faのうち、アウタパネルP1の端部を確実にシールリップ部4に当接させることができるので、シールリップ部4と基部2の境界部分からシールリップ部4の先端部4b側に寄った位置にシール突部7を設けることにより、両面テープ6とシール突部7の距離を離間させて、両面テープ6とシール突部7との意図しない接着を一層抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明は、ウェザーストリップ1の全長に亘って同一の構造を有する場合に限定されるものではなく、その一部(例えばセンタピラーPに対応する部分)に図2に示す構造を有するものであってもよい。
また、本実施形態では、シール部の厚さ寸法t,tを意匠リップ部の厚さ寸法tよりも小さく構成したが、本発明はかかる構成に限定されるものではなく、例えば、シール部の厚さ寸法t,tと意匠リップ部の厚さ寸法tとを同一にしてもよい。
また、本実施形態では、シールリップ部4は、ウェザーストリップ1をフランジ部Fに取り付けていない状態において、基部2に対して略直角を成すように形成されている構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ウェザーストリップ1をフランジ部Fに取り付けていない状態において、基部2に対してシールリップ部4が鋭角を成すように形成してもよい。
このようにすれば、シールリップ部4をフランジ部Fに強く押し当てることができるので、フランジ部Fの端部Fa付近のシール性を一層高めることができる。
1 ウェザーストリップ
2 基部
3 シール部
4 シールリップ部
5 意匠リップ部
6 両面テープ
7 シール突部
S ドア開口部(開口部)
F フランジ部
L 内装材

Claims (4)

  1. 車体の開口部に設けられ、前記開口部の内方に延出するフランジ部に取り付けられるウェザーストリップの取付構造であって、
    前記ウェザーストリップは、前記フランジ部の車外側の面に接着される基部と、前記基部の車外側に形成され、前記開口部を開閉する開閉体に弾接するシール部と、前記基部から車内側に延びて前記フランジ部の端部を覆うシールリップ部と、前記シールリップ部よりも前記開口部の内方側において前記シール部から連続して車内側に延びる意匠リップ部と、を備え、
    前記意匠リップ部は、前記シールリップ部と前記意匠リップ部との間に配置された内装材の表面に重ね合わされていることを特徴とするウェザーストリップの取付構造。
  2. 前記シール部のうち、前記基部と前記意匠リップ部とを連結する部分の肉厚は、前記意匠リップ部の肉厚よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載のウェザーストリップの取付構造。
  3. 前記基部の前記フランジ部側の面には両面テープが設けられており、
    前記シールリップ部の前記フランジ部側の面には、前記フランジ部側に突出し、前記フランジ部の端部との間に介在されるシール突部が設けられ、
    前記シール突部は、前記フランジ部の前記基部側の端末より前記シールリップ部の先端側に寄った位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェザーストリップの取付構造。
  4. 前記シールリップ部は、前記基部に対して略直角を成すように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のウェザーストリップの取付構造。
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