JP2010221463A - シリアルプリンター - Google Patents

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正樹 中山
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陽一郎 牧
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/18Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
    • B41J19/20Positive-feed character-spacing mechanisms
    • B41J19/202Drive control means for carriage movement

Abstract

【課題】シリアルプリンターの印刷ヘッドの移動の無駄を原稿の種類に応じてさらに低減
することによりコピー所用時間をさらに短縮する。
【解決手段】シリアルプリンターは、原稿媒体からラスター画像を読み取る読取手段と、
前記ラスター画像について予め決められた行数のラインを含むバンド毎に前記原稿媒体の
地色より濃い画素の水平分布を導出する解析手段と、前記バンドの端からの前記水平分布
の累積度数が予め決められた暫定閾値を越えない区間の長さLに応じた確定閾値を導出す
る閾値導出手段と、前記バンドの端からの前記水平分布の累積度数が前記確定閾値を越え
る区間に合わせて印刷ヘッドの移動距離を低減する移動距離制御手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明はシリアルプリンターに関し、特にロジカルシーキングにおける印刷ヘッドの移
動区間の制御に関する。
従来、シリアルプリンターの制御技術としてロジカルシーキングが知られている。ロジ
カルシーキングとは、印刷ヘッドの移動距離が最小化するように印刷対象に応じて印刷ヘ
ッドと印刷媒体の移動を制御する技術である。また、スキャナーやファクシミリにおける
画像処理技術として、原稿シートやプラテンガラスに付着している汚れや塵埃等に対応す
るノイズを画像処理により除去するノイズ除去技術が知られている(例えば特許文献1参
照)。
特開平9−252386号公報
しかし、従来のノイズ除去技術では、孤立点でないノイズを除去することが出来ない。
そして、原稿媒体において文字や写真が記録されている範囲の外にノイズが残ると、ロジ
カルシーキングによっても印刷ヘッドが無駄に移動することになる。すなわち、従来のノ
イズ除去技術とロジカルシーキングとを組み合わせてもコピー所用時間を短縮する効果は
限定的であった。
このような問題を解決する発明について本件出願人により特願2008−36980が
出願されている。特願2008−36980にかかる発明は、原稿媒体の地色より濃い画
素の水平分布をバンド毎に導出し、バンドの端からの累積度数が予め決められた閾値を越
える区間に合わせて印刷ヘッドの移動距離を低減するものである。したがって、特願20
08−36980にかかる発明によると、印刷ヘッドの移動の無駄を低減することができ
る。
本発明は、シリアルプリンターの印刷ヘッドの移動の無駄を原稿の種類に応じてさらに
低減することによりコピー所用時間をさらに短縮することを目的の1つとする。
(1)原稿媒体の余白の面積は原稿の種類に相関する。例えば写真が主に記録されてい
る原稿媒体の余白の面積は、文字が主に記録されている原稿媒体の余白の面積に比べて統
計的に小さい。
そこで上記目的を達成するためのシリアルプリンターは、原稿媒体からラスター画像を
読み取る読取手段と、前記ラスター画像について予め決められた行数のラインを含むバン
ド毎に前記原稿媒体の地色より濃い画素の水平分布を導出する解析手段と、前記バンドの
端からの前記水平分布の累積度数が予め決められた暫定閾値を越えない区間の長さLに応
じた確定閾値を導出する閾値導出手段と、前記バンドの端からの前記水平分布の累積度数
が前記確定閾値を越える区間に合わせて印刷ヘッドの移動距離を低減する移動距離制御手
段と、を備える
バンドの端からの累積度数が予め決められた暫定閾値を越えない区間の長さLは余白区
間の長さである。本発明によると、余白区間の長さに応じて確定閾値を導出するため、原
稿媒体の地色より濃い画素の水平分布のバンドの端からの累積度数と比較する閾値を固定
する場合に比べると印刷ヘッドの移動の無駄を原稿の種類に応じて低減でき、その結果、
コピー所用時間をさらに短縮できる。
(2)本発明によると、原稿媒体の余白が広いほど、残存ノイズの影響による印刷ヘッ
ドの無駄な移動の低減効果は大きくなる。しかし本発明によると、確定閾値が過大になる
と本来ノイズとして処理すべきでない対象までもが印刷結果に表れない結果を招き、例え
ば写真の端が欠けるような不具合が起こり得る。
そこで上記目的を達成するためのシリアルプリンターにおいて、前記閾値導出手段は、
前記原稿媒体の余白が広いほど大きくなるように前記確定閾値を導出してもよい。
これにより、より多くのノイズを除去して残存ノイズによる印刷ヘッドの移動の無駄を
効果的に小さくできるとともに、本来ノイズとして処理すべきでない対象までもが印刷結
果に表れなくなる不具合を抑止できる。
(3)上記目的を達成するためのシリアルプリンターにおいて、前記閾値導出手段は、
複数の前記長さLの延長Tに応じた前記確定閾値を導出してもよい。
これにより、原稿媒体の余白が広いほど確定閾値が大きくなる。
(4)上記目的を達成するためのシリアルプリンターにおいて、前記閾値導出手段は、
予め決められた閾値Lより長い暫定余白区間の個数Nに応じた前記確定閾値を導出して
もよい。
これにより、原稿媒体の余白が広いほど確定閾値が大きくなる。
(5)上記目的を達成するためのシリアルプリンターにおいて、前記閾値導出手段は、
前記原稿媒体の1ページに対応する全ての前記バンドの前記水平分布を基礎として前記確
定閾値を導出してもよい。
これにより、1ページに対応するバンドの一部を基礎として確定閾値を導出する場合に
比べ、原稿媒体に記録されている対象により適した確定閾値を導出できる。
(6)上記目的を達成するためのシリアルプリンターにおいて、前記閾値導出手段は、
前記原稿媒体の1ページ内の前方範囲に対応する前記バンドの前記水平分布を基礎として
前記確定閾値を導出してもよい。
これにより、原稿媒体の1ページに含まれる全てのバンドを基礎として確定閾値を導出
する場合に比べ、確定閾値を短時間で導出できるため、コピー所要時間をさらに短縮する
ことができる。なお、原稿媒体の1ページ内の前方範囲とは1ページ内において相対的に
先に読み取られる範囲とする。
(7)上記目的を達成するためのシリアルプリンターにおいて、前記移動距離制御手段
は、前記確定閾値を導出する基礎とされる前記バンドに対応する印刷範囲前方においては
前記バンドの端からの前記水平分布の累積度数が前記暫定閾値を越える区間に合わせて前
記印刷ヘッドの移動距離を低減し、前記確定閾値を導出する基礎とされる前記バンドに対
応しない印刷範囲後方においては前記バンドの端からの前記水平分布の累積度数が前記確
定閾値を越える区間に合わせて前記印刷ヘッドの移動距離を低減してもよい。
これにより、確定閾値の導出を待たずに印刷を実行できるため、コピー所要時間をさら
に短縮することができる。なお、印刷範囲前方とは相対的に先に印刷が実行される印刷範
囲であるとし、印刷範囲後方とは相対的に後に印刷が実行される印刷範囲であるとする。
(8)上記目的を達成するためのシリアルプリンターにおいて、前記移動距離制御手段
は、印刷範囲全体において、前記バンドの端からの前記水平分布の累積度数が前記確定閾
値を越える区間に合わせて前記印刷ヘッドの移動距離を低減してもよい。
これにより、確定閾値の導出を待たずに印刷を実行する場合に比べ、原稿媒体に記録さ
れている対象により適した確定閾値を用いて移動区間を制御できる。
なお、本発明はシリアルプリンターの制御プログラムとしてもその記録媒体としても、
シリアルプリンターの制御方法としても、シリアルプリンターの制御装置としても成立す
る。むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であっても
よいし、今後開発されるいかなる記録媒体であってもよい。
本発明の実施形態にかかるブロック図。 本発明の実施形態にかかるブロック図。 本発明の実施形態にかかる処理単位を説明するための模式図。 本発明の実施形態にかかるシーケンスチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 図10Aは本発明の実施形態にかかるヒストグラム。図10Bは本発明の実施形態にかかる棒グラフ。 本発明の実施形態にかかる印刷対象ラスター画像を説明するための模式図。 本発明の他の実施形態にかかるシーケンスチャート。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構
成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
1.構成
図1および図2は本発明によるシリアルプリンターの一実施例としてのディジタル複合
機を示している。ディジタル複合機1はスキャナー20とプリンター30と、これらを制
御するための制御部10と、これらを操作するための操作パネル50とを備えている。
スキャナー20は、原稿媒体98からラスター画像を読み取るためのフラットベッド型
イメージスキャナーである。スキャナー20は、原稿媒体98を位置決めするためのプラ
テンガラス29、密着型イメージセンサ(CIS)26、CIS駆動部27、アナログデ
ィジタル変換器(ADC)28を備えている。密着型イメージセンサ26、CIS駆動部
27およびアナログディジタル変換器28はスキャナーキャリッジ25に搭載される。ス
キャナーキャリッジ25はプラテンガラス29と平行な方向(図2の水平方向)に往復移
動可能に支持されている。スキャナーキャリッジ25はスキャナーキャリッジ駆動部24
によって駆動される。スキャナーキャリッジ駆動部24は、ステッピングモータ、駆動力
伝達機構(ギア、ベルトなど)および駆動回路を備える。密着型イメージセンサ26は、
スキャナーキャリッジ25の移動方向に対して垂直な方向(図2の紙面に垂直な方向)に
並ぶ多数の光電変換素子とCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)読み
出し回路とロッドレンズアレイと照明光源とを備えている。密着型イメージセンサ26は
CIS駆動部27によって駆動される。CIS駆動部27は、制御部10から出力される
制御信号を密着型イメージセンサ26を駆動するための駆動信号に変換する電子回路であ
る。密着型イメージセンサ26の出力は各光電変換素子に蓄積された電荷量すなわち各画
素の輝度を示す。密着型イメージセンサ26の出力はアナログディジタル変換器28によ
ってディジタル信号に変換される。
プリンター30は、カートリッジ34から供給されるインクを印刷媒体99に吹き付け
ることによって画像を形成するシリアルインクジェットプリンターである。互いに異なる
色のインクが充填された複数のカートリッジ34とノズル群36がプリンターキャリッジ
35に搭載される。プリンターキャリッジ35は印刷媒体99の搬送方向(図2の紙面に
垂直な方向)に対して垂直な方向(図2の水平方向)に往復可能に支持されている。プリ
ンターキャリッジ35はプリンターキャリッジ駆動部41によって駆動される。プリンタ
ーキャリッジ駆動部41は、ステッピングモータ、駆動力伝達機構(ギア、ベルトなど)
および駆動回路を備える。プリンターキャリッジ35の往復範囲の直下にはプラテン39
が設けられている。プリンターキャリッジ35とプラテン39の間には印刷媒体99の厚
さに応じた空隙が設定される。印刷ヘッドを構成するノズル群36はピエゾ方式によって
インクを吐出する多数のノズルを備える。一種類のインクを吐出する複数のノズルは印刷
媒体99の搬送方向(図2の紙面に垂直な方向)に配列されている。互いに異なる種類の
インクを吐出する複数のノズルはプリンターキャリッジ35の移動方向(図2の水平方向
)に配列されている。したがってプリンターキャリッジ35を往復区間の端から端まで移
動させることによって一定高さの画像を印刷媒体99に形成することが可能である。なお
、印刷媒体99に形成される画像の高さは印刷媒体99の搬送方向における画像の長さで
あるとする。印刷媒体99は原動ローラ38と従動ローラ37とによってプリンターキャ
リッジ35とプラテン39の間の空隙を搬送される。原動ローラ38はローラ駆動部40
によって駆動される。ローラ駆動部40は、ステッピングモータ、駆動力伝達機構(ギア
、クラッチなど)および駆動回路を備える。
制御部10は、RAM11,CPU12,ROM13および入出力機構14を備える。
入出力機構14にはスキャナー20,プリンター30および操作パネル50が接続される
。ROM13にはRAM11にロードされCPU12によって実行されるコピー制御プロ
グラムP1、オペレーティングシステム(OS)P3等の各種のコンピュータプログラム
が記憶されている。
コピー制御プログラムP1は、原稿媒体98からスキャンラスター画像D1を読み取り
、スキャンラスター画像D1から印刷対象ラスター画像D2を編集するとともに印刷対象
ラスター画像D2を印刷制御データD3に変換し、印刷制御データD3に基づいてプリン
ター30を制御するためのコンピュータプログラムである。コピー制御プログラムP1は
読取モジュールP11、解析モジュールP12、閾値導出モジュールP13、移動距離制
御モジュールP14、印刷実行モジュールP15等の複数のモジュールによって構成され
ている。
読取モジュールP11は、原稿媒体98からスキャンラスター画像D1を読み取るため
の制御信号をスキャナーキャリッジ駆動部24およびCIS駆動部27に出力する機能を
実現する。図3はスキャンラスター画像D1の処理単位を示す模式図である。スキャンラ
スター画像D1は、多数の画素pによって構成される。画素pijは(x、y)=(i、
j)の位置にある画素の輝度を例えば8ビットで保持している。x座標はスキャンラスタ
ー画像D1上の水平方向の位置を示し、y座標はスキャンラスター画像D1上の垂直方向
の位置を示している。ここでx軸正方向を右方向とし、y軸正方向を下方向とする。そし
て、水平方向に並ぶ1行分の画素群からなる処理単位をラインといい、連続するa行のラ
イン群からなる処理単位をバンドといい、水平方向にb個、垂直方向にc個が方陣に並ぶ
画素群からなる処理単位をブロックという(a,b,cはいずれも予め決められた2以上
の整数とする)。また本実施形態では、1つのバンドを構成するラインの行数aと1つの
ブロックの垂直方向長さcとが等しいものとする。
解析モジュールP12は、原稿媒体98の地色より濃い(輝度が低い)画素の水平分布
をバンド毎に導出する機能を実現する。ここで水平分布を示すデータ構造体を非白画素水
平分布Dmnとして定義する。非白画素水平分布Dmnは、上からn番目のバンドBnの
左からm番目のブロックbmnに含まれる原稿媒体98の地色より濃い画素の個数を保持
する。したがって、nを任意の非負正数kに固定するとき、非白画素水平分布bmkは、
ブロックの水平方向長さbを階級幅とし、各階級に属する原稿媒体98の地色より濃い画
素の個数を度数として、原稿媒体98の地色より濃い画素の水平分布をバンドBについ
て示すことになる。
閾値導出モジュールP13は、バンドの端からの非白画素水平分布Dmnの累積度数が
予め決められた暫定閾値以上になる区間を導出するとともに、バンドの端からの非白画素
水平分布Dmnの累積度数が予め決められた暫定閾値を越えない区間の長さに応じた確定
閾値D10を導出する機能を実現する。ここで、バンドの左端からの累積度数が暫定閾値
以上に大きく、且つバンドの右端からの累積度数が暫定閾値以上に大きい区間を暫定非余
白区間といい、暫定非余白区間の左端のx座標を暫定始点基準といい、暫定非余白区間の
右端のx座標を暫定終点基準というものとする。
移動距離制御モジュールP14は、バンドの端からの累積度数が確定閾値D10を越え
る区間を導出するとともに、バンドの端からの累積度数が確定閾値D10を越える区間に
合わせてスキャンラスター画像D1から印刷対象ラスター画像D2を編集することによっ
て、プリンターキャリッジ35の移動距離を低減する機能を実現する。ここで、バンドの
左端からの累積度数が確定閾値D10以上に大きく、且つバンドの右端からの累積度数が
確定閾値以上に大きい区間を確定非余白区間といい、確定非余白区間の左端のx座標を確
定始点基準といい、確定非余白区間の右端のx座標を確定終点基準というものとする。
印刷実行モジュールP15は、色変換テーブルを用いてバンド毎に印刷対象ラスター画
像D2を印刷制御データD3に変換するとともに、印刷制御データD3に基づいてプリン
ターキャリッジ駆動部41、ローラ駆動部40およびノズル駆動部42を制御する機能を
実現する。印刷制御データD3はノズル毎、ライン毎にインクの吐出量を制御する情報で
ある。
制御部10はCPU12によってコピー制御プログラムP1を構成しているこれらのプ
ログラムモジュールを実行することにより、読取手段、解析手段、閾値導出手段、移動距
離制御手段および印刷実行手段を備えるコピー制御装置またはプリンター制御装置として
機能する。
操作パネル50は、ディジタル複合機1を操作するための各種の操作ボタン、ディジタ
ル複合機1のステータスおよびGUIを表示するためのFPD(Flat Panel Display)な
どを備えている。
2.コピー制御方法
図4はディジタル複合機1における印刷制御方法を示すシーケンスチャートである。
はじめに原稿媒体98からスキャンラスター画像D1が読み取られる(S100)。具
体的には次の通りである。制御部10から出力される制御信号に応じてスキャナー20か
ら原稿媒体98の反射光の強度を示す信号がライン毎に出力され、RAM11のバッファ
領域に格納される。RAM11のバッファ領域に格納された原稿媒体98の反射光の強度
を示す信号はバンド単位でガンマ補正が施されることによってスキャンラスター画像D1
に変換される。ガンマ補正は原稿媒体98の地色が最淡濃度(白)となるように画素値を
変換する処理である。原稿媒体98の地色は、プレスキャンによって読み取られるラスタ
ー画像の濃度分布を解析することによって判定される。これらの読取処理は読取モジュー
ルP11によって制御される。
読取処理と平行して、スキャンラスター画像D1についてバンド毎に原稿媒体98の地
色より濃い画素の水平分布を導出するための解析処理が実行される(S200)。図5は
解析モジュールP12によって制御される解析処理の詳細を示している。
解析処理では、はじめにRAM11の領域を確保したり、上端のバンドを最初の処理対
象バンドとして設定したり、変数に初期値を設定する初期化が行われる(S201)。
次に処理対象バンドが読み取り済みであるかが判定される(S202)。すなわち、ス
キャンラスター画像D1はバンド毎に読み取られ、解析処理は読み取り処理と平行して実
行されるため、解析処理の対象となるバンドが既に読み取られているかが判定される。処
理対象バンドが読み取り済みでない場合には、処理対象バンドが読み取られるまで判定が
繰り返される。処理対象バンドが読み取り済みである場合、以下に述べる処理が処理対象
バンドについて実行される。
まず処理対象バンドの左端ブロックが処理対象ブロックとして設定される(S203)

次に処理対象ブロックの画素値が所定のデータ構造体に読み込まれる(S204)。
次に処理対象ブロックに含まれる画素のうち最淡濃度(白)でない画素の数がカウント
される(S205)。すなわち処理対象ブロックに含まれる画素のうち輝度が最高値未満
の画素の数がカウントされる。カウントされた画素の数は最淡濃度(白)でない画素の水
平分布を示すデータ構造体である非白画素水平分布Dmnとして記憶される。処理対象バ
ンドを管理するカウンタの値がnに相当し、処理対象ブロックを管理するカウンタの値が
mに相当する。
次に処理対象ブロックが右端のブロックであるかが判定される(S206)。処理対象
ブロックが右端のブロックでない場合、処理対象ブロックが現在の処理対象ブロックの右
隣のブロックに更新された後に(S207)、S204から上述した処理が繰り返される
。処理対象バンドに属する全てのブロックについてS205の処理において最淡濃度(白
)でない画素の数がカウントされ、処理対象バンドに属する全てのブロックについて最淡
濃度(白)でない画素の数がカウントされると、現在の処理対象バンドについて原稿媒体
98の地色より濃い画素の水平分布が導出される。
処理対象ブロックが右端のブロックである場合、処理対象バンドが下端のバンドである
かが判定される(S208)。処理対象バンドが下端のバンドでない場合、現在の処理対
象バンドの下隣のバンドに処理対象バンドが更新された後に(S209)、S202から
上述した処理から繰り返される。処理対象バンドが下端のバンドになると、解析処理が終
了する。すなわち、処理対象バンドが下端のブロックになるまで上述した解析処理が繰り
返され、その結果、スキャンラスター画像D1の全てのバンドについて原稿媒体98の地
色より濃い画素の水平分布が導出される。
解析処理と平行して閾値導出処理が実行される(S300)。図6は閾値導出モジュー
ルP13によって制御される閾値導出処理の詳細を示している。
閾値導出処理では、はじめにRAM11の領域を確保したり、変数に初期値を設定する
初期化が行われる(S301)。
次に、非白画素水平分布Dmnに基づいて暫定移動区間を導出するための閾値が予め決
められた暫定閾値に設定される(S303)。ここで移動区間とは、プリンターキャリッ
ジ35が移動しながらノズル群36がインクを吐出して一定幅(垂直方向の長さが一定)
の画像を静止している印刷媒体99に形成する際に、ノズル群36からインクを吐出しな
がらプリンターキャリッジ35が移動する区間である。すなわち、移動区間とは、ロジカ
ルシーキングによってノズル群36を移動させる区間である。本実施形態において暫定閾
値は、原稿媒体98に主に文字が記録されているか、原稿媒体98に主に写真や図形が記
録されているかを判定するための閾値として予め決められているものとする。統計的には
、原稿媒体98に主に文字が記録されている場合には余白が相対的に広くなり、原稿媒体
98に主に写真や図形が記録されている場合には原稿媒体98の縁以外の領域が着色され
ているため余白が相対的に狭くなる。なお、原稿媒体98の余白の広さは原稿媒体98の
大きさにも依存するため、暫定閾値を原稿媒体98の大きさ毎に予め定めておくことが好
ましい。
次に暫定移動区間を導出するための移動区間導出処理が実行される(S304)。図7
、図8および図9は移動区間導出処理の詳細を示すフローチャートである。
移動区間導出処理では、はじめにRAM11の領域を確保したり、変数に初期値を設定
したり、上端のバンドを最初の処理対象バンドとして設定する初期化が行われる(S60
1)。
次に処理対象バンドの上隣および下隣のバンドの非白画素水平分布が導出されているか
が判定される(S602)。具体的には、処理対象バンドをBとすると、非白画素水平
分布Dm(k−1)および非白画素水平分布Dm(k+1)が空でないかが判定される。
処理対象バンドの上隣および下隣のバンドの水平分布が導出されていない場合、処理対象
バンドの上隣および下隣のバンドの水平分布が導出されるまで判定が繰り返される。
処理対象バンドの上隣および下隣のバンドの水平分布が導出されている場合、処理対象
バンドの左端ブロックが処理対象ブロックとして設定される(S603)。
次に処理対象ブロックが右端のブロックであるかが判定される(S604)。
処理対象ブロックが右端のブロックでない場合、現在の水平分布の累積度数に処理対象
ブロックに含まれる非白画素の個数と処理対象ブロックの上隣のブロックに含まれる非白
画素の個数と処理対象ブロックの下隣のブロックに含まれる非白画素の個数とを加えた数
に水平分布の累積度数を更新する(S605)。具体的には、処理対象ブロックに対応す
る非白画素水平分布bmkの値と、処理対象ブロックの上隣のブロックに対応する非白画
素水平分布bm(k−1)の値と、処理対象ブロックの下隣に対応する非白画素水平分布
m(k+1)の値とを水平分布の左端からの累積度数としての変数の値に加算し、その
結果を水平分布の左端からの累積度数としての変数に代入する。すなわち、垂直方向に連
続する3つのブロックに属する非白画素の個数が水平分布の左端からの累積度数として累
積されるため、実質的には3バンドを1バンドとしてバンド毎に水平分布の左端からの累
積度数を導出していることになる。これにより、垂直方向に隣り合う2つのブロックの境
界をまたいで記録されている線の1つのブロックにわずかにはみ出している部分に対応す
る画素や、その境界をまたいで記録され点要素のみが一方のブロックに記録されている文
字(例えば図7Aに示すアルファベットの「i」)の点要素に対応する画素を含むように
非余白区間を設定することができる。
次に水平分布の左端からの累積度数が閾値以上であるかが判定される(S606)。暫
定移動区間導出処理において用いるこの閾値は上述したS303において設定された暫定
閾値である。すなわち、処理対象バンドをBとすると、ここでは非白画素水平分布b
の左端からの累積度数と、非白画素水平分布bm(k−1)の左端からの累積度数と、
非白画素水平分布bm(k+1)の左端からの累積度数との和が暫定閾値以上であるかが
判定される。
水平分布の左端からの累積度数が閾値以上でない場合、現在の処理対象ブロックの右隣
のブロックに処理対象ブロックが更新された後に(S607)、S604から上述の処理
が繰り返される。
水平分布の左端からの累積度数が閾値以上である場合、処理対象ブロックの左端のx座
標が始点基準として設定される(S608)。暫定移動区間を導出するための移動区間導
出処理においては、ここで処理対象ブロックの左端のx座標が暫定非余白区間の左端であ
る暫定始点基準として設定される。ここで暫定移動区間の暫定始点および暫定終点を保持
するデータ構造体として暫定移動区間D8を定義する。
処理対象ブロックが右端のブロックになるまで水平分布の左端からの累積度数が閾値以
上にならなければ(S604で真判定される場合)、処理対象ブロックの右端のx座標が
始点基準として設定される(S609)。すなわち、ここでは処理対象ブロックは右端の
ブロックであるため、バンドの右端のx座標が始点基準として設定される。そして暫定移
動区間を導出するための移動区間導出処理においては、バンドの右端のx座標が暫定始点
基準として設定される。
始点基準が設定されると、次に処理対象ブロックが右端のブロックに設定される(S6
10)。
次に処理対象ブロックの左端のx座標が始点基準と一致するかが判定される(S611
)。
処理対象ブロックの左端のx座標が始点基準と一致しない場合、現在の水平分布の累積
度数に処理対象ブロックに含まれる非白画素の数を加えた数に水平分布の累積度数を更新
する(S612)。具体的には、処理対象ブロックに対応する非白画素水平分布bmk
値と、処理対象ブロックの上隣のブロックに対応する非白画素水平分布bm(k−1)
値と、処理対象ブロックの下隣に対応する非白画素水平分布bm(k+1)の値とを水平
分布の右端からの累積度数としての変数の値に加算し、その結果を水平分布の右端からの
累積度数としての変数に代入する。すなわち、垂直方向に連続する3つのブロックに属す
る非白画素の数が水平分布の右端からの累積度数として累積されるため、実質的には3バ
ンドを1バンドとしてバンド毎に水平分布の右端からの累積度数を導出していることにな
る。
次に水平分布の右端からの累積度数が閾値以上であるかが判定される(S613)。暫
定移動区間を導出するための移動区間導出処理において用いるこの閾値は上述したS30
3において設定された暫定閾値である。すなわち、ここでは水平分布の右端からの累積度
数が暫定閾値以上であるかが判定される。
水平分布の右端からの累積度数が閾値以上でない場合、現在の処理対象ブロックの右隣
のブロックに処理対象ブロックが更新された後に(S614)、S611から上述の処理
が繰り返される。
水平分布の右端からの累積度数が閾値以上である場合、処理対象ブロックの右端のx座
標が終点基準として設定される(S608)。暫定移動区間を導出するための移動区間導
出処理においては、ここで処理対象ブロックの右端のx座標が暫定非余白区間の右端であ
る暫定終点基準として設定される。
処理対象ブロックの左端のx座標が始点基準と一致するまで水平分布の右端からの累積
度数が閾値以上にならなければ(S611で真判定される場合)、始点基準と同じx座標
が終点基準として設定される(S616)。すなわち、始点基準および終点基準がともに
バンドの右端のx座標となり、非余白区間の区間長は0となる。
終点基準が設定されると、次に終点基準が始点基準より大きいかが判定される(S62
0)。すなわち、終点基準が始点基準より右側にあるかが判定される。
終点基準が始点基準より大きい場合、始点基準が予め決められたマージンよりも大きい
かが判定される(S623)。
始点基準が予め決められたマージンよりも大きい場合、始点基準からマージンを引いた
値が移動区間の始点として設定される(S624)。すなわち始点基準からマージンの幅
だけ左側に移動区間の始点が設定される。暫定移動区間を導出するための移動区間導出処
理においては、暫定始点基準からマージンを引いた値が暫定移動区間の始点として設定さ
れる。始点基準からマージンを引いた値を移動区間の始点として設定することにより、ブ
ロック単位に水平分布を解析する副作用として原稿媒体98の実際の余白よりも広い余白
に対して移動区間が設定されることが防止される。
始点基準が予め決められたマージンよりも大きくない場合、バンドの左端のx座標が移
動区間の始点として設定される(S625)。暫定移動区間を導出するための移動区間導
出処理においては、バンドの左端のx座標が暫定移動区間の始点として設定される。
次に終点基準がバンド幅から予め決められたマージンを引いた値よりも小さいかが判定
される(S626)。
終点基準がバンド幅から予め決められたマージンを引いた値よりも小さい場合、終点基
準にマージンを加えた値が移動区間の終点として設定される(S627)。すなわち終点
基準からマージンの幅だけ右側に移動区間の始点が設定される。暫定移動区間を導出する
ための移動区間導出処理においては、暫定終点基準にマージンを加えた値が暫定移動区間
の終点として設定される。
終点基準がバンド幅から予め決められたマージンを引いた値よりも小さくない場合、バ
ンドの右端のx座標が移動区間の終点として設定される。暫定移動区間を導出するための
移動区間導出処理においては、バンドの右端のx座標が暫定移動区間の終点として設定さ
れる。
一方、終点基準が始点基準より大きくない場合(S620で偽判定される場合)、バン
ドの右端のx座標が移動区間の始点および終点に設定される(S621、S622)。す
なわち、終点基準と始点基準とにバンドの右端のx座標が設定されている場合、移動区間
の始点及び終点がともにバンドの右端のx座標となり、移動区間の区間長は0となる。
処理対象バンドについて移動区間の始点及び終点が設定されると、次に処理対象バンド
が下端のバンドであるかが判定される(S629)。処理対象バンドが下端のバンドでな
い場合、現在の処理対象バンドの下隣のバンドに処理対象バンドが更新された後に(S6
30)、S602から上述した処理から繰り返される。処理対象バンドが下端のバンドに
なると、移動区間導出処理が終了する。すなわち、処理対象ブロックが下端のバンドにな
るまで上述した移動区間導出処理が繰り返され、その結果、スキャンラスター画像D1の
全てのバンドについて移動区間の始点及び終点が設定される。
暫定移動区間を導出するための移動区間導出処理が終了すると、次に暫定移動区間の延
長を導出する(S307)。具体的にはバンド毎に暫定移動区間の終点から始点を引いた
値の総和を暫定移動区間の延長として導出する。
次に暫定移動区間の延長に対応する確定閾値を導出する(S308)。具体的には暫定
移動区間の延長が相対的に大きい場合には相対的に大きな確定閾値を導出する。すなわち
、原稿媒体98の余白が相対的に広い場合には相対的に大きくなるように確定閾値を導出
する。例えば、暫定移動区間の延長と予め決められた1つ以上の閾値とを比較し、当該閾
値と導出した延長との大小関係に応じて予め決められた複数の値のいずれかを選択し、選
択した値を確定閾値としてもよい。また例えば暫定移動区間の延長と確定閾値の関数を予
め定義しておいてもよい。
閾値導出処理が終了すると、続いて移動距離制御処理が実行される。移動距離制御処理
は移動距離制御モジュールP14によって制御される。
移動距離制御処理では、はじめに非白画素水平分布Dmnに基づいて確定移動区間を導
出するための閾値が、閾値導出処理において導出された確定閾値に設定される(S400
)。ここで確定移動区間の確定始点および確定終点を保持するデータ構造体として確定移
動区間D9を定義する。
次に、確定閾値に設定された閾値を用いて既に述べた移動区間導出処理が確定移動区間
を導出するために実行される(S425)。その結果、確定非余白区間の確定始点基準お
よび確定終点基準、ならびに確定移動区間の確定始点および確定終点が順次設定される。
ここで図10を参照しながら暫定閾値、確定閾値、暫定非余白区間、暫定移動区間、確
定非余白区間および確定移動区間の関係について説明する。図10Aは特定のバンドB
について原稿媒体98の地色より濃い画素の水平分布を示すヒストグラムである。図10
A、図10Bに示す横軸の階級値はバンドBに属するブロックbmkに対応する非白画
素水平分布bmkの添え字mである。図10Aに示す縦軸の度数は特定のバンドBに属
する任意のブロックbmkに含まれる非白画素の個数、すなわち非白画素水平分布bmk
の値である。図10Bは特定のバンドBの水平分布の左端からの累積度数、すなわち非
白画素水平分布bmkの左端からの累積値を示している。
図10Bに示すように暫定閾値よりも大きな確定閾値が設定される場合、確定非余白区
間の左端である確定始点基準は暫定非余白区間の左端である暫定始点基準よりも右側に設
定される。すなわち、バンドの左端から始点基準までの区間を左余白区間というとすれば
、確定左余白区間は暫定左余白区間よりも長くなる。そして、暫定移動区間の左端である
暫定始点、確定移動区間の左端である確定始点は、それぞれ暫定始点基準、確定始点基準
よりもマージンの幅分だけ左寄りに設定される。すなわち確定移動区間は暫定左余白区間
に応じて導出される。
暫定閾値よりも大きな確定閾値が設定される場合、同様に、確定非余白区間の右端であ
る確定終点基準は暫定非余白区間の右端である暫定終点基準よりも左側に設定される。す
なわち、バンドの右端から終点基準までの区間を右余白区間というとすれば、確定右余白
区間は暫定右余白区間よりも長くなる。そして、暫定移動区間の右端である暫定終点、確
定移動区間の右端である確定終点は、それぞれ暫定終点基準、確定終点基準よりもマージ
ンの幅分だけ右寄りに設定される。すなわち確定移動区間は暫定右余白区間に応じて導出
される。
確定移動区間を導出するための移動区間導出処理が終了すると、続いて確定移動区間に
基づいてスキャンラスター画像D1から印刷対象ラスター画像D2が編集される(S45
0)。具体的には、バンド毎に確定移動区間の外側に位置する全ての画素の画素値が最淡
濃度(白)に置換される。すなわち、スキャンラスター画像D1において移動区間の外側
に存在していた最淡濃度でないノイズ画素は、全て最淡濃度の画素に置換されることによ
って消滅する。図11は印刷対象ラスター画像D2を示す模式図である。図11において
全ての画素値が最淡濃度(白)であるブロックは正方形で示され、各バンドの確定移動区
間はハッチングによって示されている。
印刷対象ラスター画像D2が編集されるのと平行して、印刷実行処理が実行される(S
500)。印刷実行処理は印刷実行モジュールP15によって制御される。印刷対象ラス
ター画像D2がバンド単位で編集されるため、バンド単位でロジカルシーキングによる印
刷実行処理が実行される。具体的には、色変換テーブルを用いた分版(たとえばRGB色
空間からCMYK色空間への変換)、ハーフトーニング(例えば誤差拡散法による二値化
)、インクの噴射順へのデータの並べ替え、などが行われることによって、印刷対象ラス
ター画像D2が印刷制御データD3に変換される。そしてノズル群36の高さ(印刷媒体
の搬送方向における長さ)相当分の単位で印刷制御データD3がノズル駆動部42および
プリンターキャリッジ駆動部41に制御信号として送信される。ノズル群36の高さ相当
分の単位で印刷制御データD3がノズル駆動部42およびプリンターキャリッジ駆動部4
1に送信される度に、印刷媒体99にはノズル群36の高さの画像が、移動距離制限処理
において導出された移動区間内に形成される。そして印刷媒体99にノズル群36の高さ
の画像が移動区間内に形成される度に、ローラ駆動部40に制御信号が送信され、ノズル
群36の高さ分だけ印刷媒体99が前進する。
印刷実行処理が実行されるとき、印刷対象ラスター画像D2において移動区間の外側に
位置する画素の画素値は全て最淡濃度(白)であるため、移動区間の外側にノズル群36
を移動させる必要がない。このため、ロジカルシーキングにおいてノズル群36を移動さ
せなければならない距離を低減することができるため、プリンターキャリッジ35の移動
距離を低減できる。したがって、コピー所要時間が低減される。
そして、これまでに述べた本発明の実施形態によると、確定移動区間を導出するための
閾値を予め決めた1つの値に固定する場合に比べると印刷ヘッドの移動の無駄を原稿の種
類に応じて低減することができるため、コピー所用時間をさらに短縮できる。そして、原
稿媒体98の余白が広いほど大きくなるように確定閾値を導出するため、本来ノイズとし
て処理すべきでない対象までもが印刷結果に表れなくなる不具合を抑止できる。
3.他の実施形態
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えばADF(Auto Document Feeder)搭載型のディジタル複合機に本発明を適用して
もよい。この場合、1ページ単位で図4に示したコピー処理を繰り返し実行すればよい。
またADF搭載型のディジタル複合機に本発明を適用する場合には、確定閾値を導出する
基礎とする非白画素水平分布を、本件出願人による特願2008−36980に開示され
ている方法によって補正しても良い。
また例えば、原稿媒体の余白が広いほど大きくなるように確定閾値を導出するために、
上述したS307の処理に代えて、予め決められた閾値以下の長さの暫定移動区間の個数
を導出し、上述したS308の処理に代えて、導出した個数に対応する確定閾値を導出し
てもよい。例えば予め決められた第一の閾値以下の長さの暫定移動区間の個数と予め決め
られた1つ以上の第二の閾値とを比較し、予め決められた複数の値のいずれかを、導出し
た個数と第二の閾値との大小関係に応じて選択し、選択した値を確定閾値としてもよい。
また例えば予め決められた第一の閾値以下の長さの暫定移動区間の個数と確定閾値の関数
を予め定義しておいてもよい。
また例えば、上述した実施形態では原稿媒体98の1ページに対応する全てのバンドの
水平分布を確定閾値を導出する基礎としたが、原稿媒体98の1ページ内の前方範囲に対
応するバンドの水平分布を確定閾値を導出する基礎としても良い。具体的には、暫定移動
区間導出処理において上述したS629の処理に代えて、処理対象バンドが1ページの中
央付近に位置するバンドであるかを判定しても良いし、さらにはS629およびS630
の処理を無くし、上端の3バンドの水平分布のみを基礎として確定閾値を導出しても良い
また例えば、上述した実施形態では、印刷範囲全体において、バンドの端からの水平分
布の累積度数が確定閾値を越える区間に合わせて印刷ヘッドの移動距離を低減したが、次
のように変更しても良い。すなわち、確定閾値を導出する基礎とされたバンドに対応する
印刷範囲前方においてはバンドの端からの水平分布の累積度数が暫定閾値を越える区間に
合わせて印刷ヘッドの移動距離を低減し、確定閾値を導出する基礎とされたバンドに対応
しない印刷範囲後方においてはバンドの端からの水平分布の累積度数が確定閾値を越える
区間に合わせて印刷ヘッドの移動距離を低減してもよい。
図12はこのような変形をADF搭載型のディジタル複合機に適用した場合の処理の流
れを示すシーケンスチャートである。
はじめに原稿媒体98の1ページ目からスキャンラスター画像D1が読み取られる(S
151)。
原稿媒体98の1ページ目からスキャンラスター画像D1が読み取られるのと平行して
、1ページ目のスキャンラスター画像D1についてバンド毎に原稿媒体98の地色より濃
い画素の水平分布が導出される(S251)。この処理は上述したS200の解析処理と
同一である。
さらに1ページ目のスキャンラスター画像D1についてバンド毎に原稿媒体98の地色
より濃い画素の水平分布が導出されるのと平行して、1ページ目について上述した移動距
離制御処理が実行される(S451)。その結果、1ページ目の印刷対象ラスター画像D
2が編集される。このとき、確定移動区間を導出するための閾値として予め決められた暫
定閾値が用いられる。
さらに1ページ目について移動距離制限処理が実行されるのと平行して、1ページ目に
ついて上述した印刷実行処理が実行される(S551)。
さらに1ページ目のスキャンラスター画像D1についてバンド毎に原稿媒体98の地色
より濃い画素の水平分布が導出されるのと平行して、1ページ目のスキャンラスター画像
D1における原稿媒体98の地色より濃い画素の水平分布に基づいて上述した閾値導出処
理が実行され、確定閾値が導出される(S300)。
原稿媒体98の1ページ目からスキャンラスター画像D1が読み取られると、原稿媒体
98の2ページ以後からスキャンラスター画像D1が順次読み取られる(S152)。
原稿媒体98の2ページ以後からスキャンラスター画像D1が順次読み取られるのと平
行して、2ページ以後のスキャンラスター画像D1についてバンド毎に原稿媒体98の地
色より濃い画素の水平分布が順次導出される(S252)。この処理は上述したS200
の解析処理をページ単位で繰り返す処理である。
さらに2ページ以後のスキャンラスター画像D1についてバンド毎に原稿媒体98の地
色より濃い画素の水平分布が順次導出されるのと平行して、2ページ以後について上述し
た移動距離制御処理が実行される(S452)。その結果、2ページ以後の印刷対象ラス
ター画像D2が編集される。このとき、確定移動区間を導出するための閾値として、S3
00において導出される確定閾値が用いられる。
さらに2ページ以後について移動距離制限処理と平行して、2ページ以後について上述
した印刷実行処理が実行される(S552)。
ADF搭載型のディジタル複合機において、このように1ページ目については暫定閾値
を用いて移動距離制限処理を実行し、原稿媒体98の地色より濃い画素の1ページ目の水
平分布を基礎として導出した確定閾値を用いて2ページ以後の移動距離制限処理を実行す
ることにより、複数ページから構成される原稿媒体98のコピー所要時間を短縮すること
ができる。
また同様に、ページの上方に位置する1以上のバンドについては暫定閾値を用いて移動
距離制限処理を実行し、原稿媒体98の地色より濃い画素のページの上方のバンドの水平
分布を基礎として導出した確定閾値を用いてページの下方に位置する残り全部の移動距離
制限処理を実行してもよい。そして、この処理をページ単位に繰り返しても良い。
また例えば暫定閾値を複数にしてもよい。暫定閾値毎に導出される暫定移動区間延長と
暫定閾値毎に予め決められた別の閾値とを比較し、予め決められた別の閾値より暫定移動
区間延長が大きい(または小さい)場合には暫定移動区間を確定移動区間として印刷対象
ラスター画像D2を編集してもよい。すなわちこの場合、予め決められた複数の暫定閾値
のいずれか1つが確定閾値として導出される。
また例えば、1つのブロックに属する非白画素の個数を水平分布の累積度数として累積
しても良い。また例えば、1つのバンドを構成するラインの行数aと1つのブロックの垂
直方向長さcとが異なっていても良い。
また例えば、印刷対象ラスター画像D3を編集することによって印刷ヘッドの移動距離
を低減する代わりに、スキャンラスター画像D1を直接印刷制御データD3に変換し、確
定移動区間を直接用いてプリンターキャリッジ駆動部41に制御信号を送信しても良い。
また例えば、読取手段を構成するスキャナー20を縮小光学型にしてもよい。また印刷
ヘッドを構成するノズルにサーマル方式を採用しても良いし、ドットインパクト型や熱転
写型など、インクジェット型以外の印刷ヘッドを採用しても良い。
なお、ここまではバンドの端からの水平分布の累積度数が予め決められた暫定閾値以上
に大きい暫定非余白区間の長さに対応した確定閾値を導出する実施形態について説明して
きた。また、ここまではバンドの端からの水平分布の累積度数が確定閾値以上に大きい確
定非余白区間に合わせて印刷ヘッドの移動距離を低減する実施形態について説明してきた
。しかし、バンドの端からの水平分布の累積度数が予め決められた暫定閾値を越える暫定
非余白区間の長さに対応した確定閾値を導出することと、バンドの端からの水平分布の累
積度数が予め決められた暫定閾値を越えない暫定余白区間の長さに応じた確定閾値を導出
することとは、実質的に同一である。またバンドの端からの水平分布の累積度数が確定閾
値を越える確定非余白区間に合わせて印刷ヘッドの移動距離を低減することと、バンドの
端からの水平分布の累積度数が確定閾値を越えない確定余白区間に合わせて印刷ヘッドの
移動距離を低減することとは、実質的に同一である。
1:ディジタル複合機、10:制御部、11:RAM、12:CPU、13:ROM、1
4:入出力機構、20:スキャナー、24:スキャナーキャリッジ駆動部、25:スキャ
ナーキャリッジ、26:密着型イメージセンサ、27:CIS駆動部、28:アナログデ
ィジタル変換器、29:プラテンガラス、30:プリンター、34:カートリッジ、35
:プリンターキャリッジ、36:ノズル群、37:従動ローラ、38:原動ローラ、39
:プラテン、40:ローラ駆動部、41:プリンターキャリッジ駆動部、42:ノズル駆
動部、50:操作パネル、98:原稿媒体、99:印刷媒体、B:バンド、bmn:ブ
ロック、Dmn:非白画素水平分布、D1:スキャンラスター画像、D2:印刷対象ラス
ター画像、D3:印刷制御データ、D8:暫定移動区間、D9:確定移動区間、D10:
確定閾値、pxy:画素、P1:コピー制御プログラム、P11:読取モジュール、P1
2:解析モジュール、P13:閾値導出モジュール、P14:移動距離制御モジュール、
P15:印刷実行モジュール

Claims (8)

  1. 原稿媒体からラスター画像を読み取る読取手段と、
    前記ラスター画像について予め決められた行数のラインを含むバンド毎に前記原稿媒体
    の地色より濃い画素の水平分布を導出する解析手段と、
    前記バンドの端からの前記水平分布の累積度数が予め決められた暫定閾値を越えない区
    間の長さLに応じた確定閾値を導出する閾値導出手段と、
    前記バンドの端からの前記水平分布の累積度数が前記確定閾値を越える区間に合わせて
    印刷ヘッドの移動距離を低減する移動距離制御手段と、
    を備えるシリアルプリンター。
  2. 前記閾値導出手段は、前記原稿媒体の余白が広いほど大きくなるように前記確定閾値を
    導出する、
    請求項1に記載のシリアルプリンター。
  3. 前記閾値導出手段は、複数の前記長さLの延長Tに応じた前記確定閾値を導出する、
    請求項1又は2に記載のシリアルプリンター。
  4. 前記閾値導出手段は、予め決められた閾値Lより長い暫定余白区間の個数Nに応じた
    前記確定閾値を導出する、
    請求項1又は2に記載のシリアルプリンター。
  5. 前記閾値導出手段は、前記原稿媒体の1ページに対応する全ての前記バンドの前記水平
    分布を基礎として前記確定閾値を導出する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のシリアルプリンター。
  6. 前記閾値導出手段は、前記原稿媒体の1ページ内の前方範囲に対応する前記バンドの前
    記水平分布を基礎として前記確定閾値を導出する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のシリアルプリンター。
  7. 前記移動距離制御手段は、前記確定閾値を導出する基礎とされる前記バンドに対応する
    印刷範囲前方においては前記バンドの端からの前記水平分布の累積度数が前記暫定閾値を
    越える区間に合わせて前記印刷ヘッドの移動距離を低減し、前記確定閾値を導出する基礎
    とされる前記バンドに対応しない印刷範囲後方においては前記バンドの端からの前記水平
    分布の累積度数が前記確定閾値を越える区間に合わせて前記印刷ヘッドの移動距離を低減
    する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のシリアルプリンター。
  8. 前記移動距離制御手段は、印刷範囲全体において、前記バンドの端からの前記水平分布
    の累積度数が前記確定閾値を越える区間に合わせて前記印刷ヘッドの移動距離を低減する

    請求項1から6のいずれか一項に記載のシリアルプリンター。
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