JP2010220664A - 転落防止具用固定金具及びこれを用いた転落防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲にパラペットを設けた屋上における作業において、作業に支障のない転落防止具用固定金具及びこれを用いた転落防止具を提供する。
【解決手段】前記笠木3の両側部12a、12bを挟持する挟持部38a、38bを両側部に設けた本体部23と、支柱20を取外し可能に固定できる支柱取付部24とを有し、前記両挟持部間38a、38bの距離が変えられるように前記本体部23を伸縮可能に形成した転落防止具用固定金具22。また、転落防止部と、該転落防止部を固定する支柱20と、前記転落防止具用固定金具22を有する転落防止具1。
【選択図】図7

Description

本発明は転落防止具用固定金具及びこれを用いた転落防止具に関するものである。
従来、周囲に腰丈の低いパラペットが設けられた屋上で、屋上防水改修作業等を行う際の作業者の墜落・転落防止策として、パラペットに設けられた避雷導体や清掃用ゴンドラを固定するための丸環に止金具を介して親綱を張設し、この親綱に作業者の腰部に止めた命綱を移動可能に連結する方法が知られている。
前記のような方法で親綱を張設する方法においては、親綱が作業を行う屋上面から低い高さで、かつ、作業を行う屋上を横断して張設されることから、この親綱に作業者の足が引っ掛かる虞があり、作業に支障を招くという問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決する転落防止具用固定金具及びこれを用いた転落防止具を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、パラペットに設けられた笠木に対し取外し可能に固定する転落防止具に用いる転落防止具用固定金具であって、
前記笠木の両側部を挟持する挟持部を両側部に設けた本体部と、支柱を取外し可能に固定できる支柱取付部とを有し、
前記両挟持部間の距離が変えられるように前記本体部を伸縮可能に形成したことを特徴とする転落防止具用固定金具である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の転落防止具用固定金具において、前記本体部の上側に前記支柱取付部を設け、前記本体部における支柱取付部を設けた面とは反対側の面の少なくとも一部に、笠木に取付けた際における支柱取付部の中心軸の水平面に対する角度を補正する補正部を形成したことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の転落防止具用固定金具において、前記補正部は、前記本体部における支柱取付部を設けた面に対して傾斜する傾斜面を有することを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の転落防止具用固定金具において、前記本体部の支柱取付部を設けた面とは反対側の面に弾性部材を設けたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の転落防止具用固定金具において、前記本体部の両側部の下端に、夫々内側方向に突出するに抜け止め部を設けたことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、パラペット用笠木に取付ける転落防止具であって、
転落防止部と、該転落防止部を固定する支柱と、該支柱を前記笠木に固定する転落防止具用固定金具を有し、
前記転落防止具用固定金具は、前記笠木の両側部を挟持する挟持部を両側部に設けた本体部と、前記支柱を取外し可能に固定できる支柱取付部とを有し、前記両挟持部間の距離が変えられるように前記本体部を伸縮可能に形成したことを特徴とする転落防止具である。
本発明の転落防止具用固定金具を用いることにより、屋上の周囲に設けたパラペットの上部に転落防止具を設置できるため、前記従来のように転落防止具が屋上面から低い位置で、かつ、作業をする屋上を横断して配置されることがなく、屋上での作業者の移動に際して転落防止部が支障になることはなく安全に作業をすることができる。
本発明の実施例1における転落防止具をパラペットに固定した状態の斜視図。 図1におけるパラペットの断面図。 本発明の実施例1における転落防止具用固定金具の正面図。 図3の上面図。 図3の右側面図。 図3の状態から転落防止具用固定金具を開いた状態の側面図。 図3の転落防止具用固定金具をパラペットに取付けた状態の図4におけるG−G線断面図。 本発明の実施例2における支柱及び転落防止部を示す前面図。
本発明を実施するための形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1乃至図7は本発明の実施例1を示す。
図1は、本発明の転落防止具1を、建物の屋上の周囲に設けられたパラペット2に固定した状態を示す斜視図である。前記転落防止具1は、前記パラペット2の上部に設けられた笠木3に対して取外し可能に固定できるようになっている。
先ず、前記パラペット2について図1及び図2により説明する。
パラペット2は、図1に示すように、屋上の軒先部分に沿って長く形成され、その上端部には、図2に示すように、ブラケット4が固設され、該ブラケット4に笠木3が装着されている。なお、以下、図2において、A側をパラペット2の内側とし、B側を外側とする。
前記ブラケット4は、図2に示すように、パラペット2の略水平の上面と略平行に形成された天板部5を有し、該天板部5における前記A側とB側の両側には、天板部5より上方に立上がる立上がり部6a、6bが形成されている。該両立上がり部6a、6bの上部には、笠木3の裏面形状に対応した形状に形成された受け部7a、7bが形成されている。前記内側の受け部7aの高さは、図2に示すように、外側の受け部7bよりも低く形成されている。該受け部7aの内側Aと受け部7bの外側Bには、受け部7a、7bより下方に折曲された係止部8a、8bが、受け部7a、7bより外側方向に向って拡がるように形成されている。前記係止部8a、8bの下端は、パラペット2の上端よりも下方に位置するように形成されている。
前記ブラケット4の天板部5は、図2に示すように、アンカーボルト9によりパラペット2の上端に固定されている。
前記笠木3は、金属製の板材を折曲して形成され、その天板部10を前記受け部7a、7b上に載置することにより、その天板部10の上面がパラペット2の外側Bから内側Aに向って下方に傾斜する、すなわち、水平面に対して角度β傾斜する傾斜面10aに形成されるようになっている。前記天板部10におけるパラペット2の外側B側部には、上方に立上がる水返し11が設けられている。
前記天板部10の内側Aには内側部12aが、水返し11の外側Bには外側部12bが、夫々下方に折曲して垂設されている。両側部12a、12bの下端には、夫々の側部から内側方向に突出する爪13a、13bが設けられ、これらの爪13a、13bが、夫々ブラケット4の係止部8a、8bの下端に係止するようになっている。
前記笠木3は、図1に示すように、前記パラペット2の上部の全長を被覆するように、長尺に形成されている。
次に、本発明の転落防止具1について説明する。
転落防止具1は、図1に示すように、支柱20と転落防止部21と転落防止具用固定金具22で構成されている。
前記支柱20は、図1に示すように、転落防止部21を支持できるものであればよく、円柱状、角状等任意のものを用いることができ、本実施例においては円柱状のものを使用した。支柱20の高さは、人の転落を防止できる位置(高さ)に前記転落防止部21を固設できる高さを有していれば良く、任意に設定する。
前記転落防止部21は、図1に示すように、円柱状や角状のパイプで形成され、クランプ等の連結部材19により前記支柱20に取外し可能に固設されている。前記転落防止部21は、本実施例では支柱20の上端部と中央部の上下に2段に横架けされている。なお、前記転落防止部21は、人の転落を防止することができる高さに架けられていれば良く、その設置する高さは任意に設定する。また、転落防止部21の上下方向の段数は、1段でも、複数段でもよく任意に設定する。
次に、前記転落防止具用固定金具(以下、固定金具ともいう)22について詳述する。なお、固定金具22において、以下、図3におけるC側を右側、D側を左側とし、図4におけるE側を前側、F側を後側とする。
前記固定金具22は、図3乃至図7に示すように、その左右C、Dの側部に、前記笠木3の内外側に設けた両側部12a、12bを夫々挟持する挟持部38a、38bを有する本体部23と、該本体部23の上側に設けた支柱取付部24とで構成されている。
前記本体部23は、第1本体部23aと第2本体部23bを有する。
前記第1本体部23aは、図3に示すように、板状部材を曲折して、上板25と右側壁26と抜け止め部27とを、この順に一体にして形成されている。
前記上板25は、図4に示すように、その上面形状を左右方向(C−D方向)が長手方向となる長方形状にして形成されている。該上板25の上面25aには、その右側壁26寄りに位置して、前記支柱取付部24が上方に向って立設されている。該支柱取付部24内に位置する上板25には、図4に示すように、その表裏を貫通する水抜き穴30が形成されている。
前記上板25には、前記支柱取付部24より左側Dに位置して、図4、7に示すように、その表裏を貫通し、かつ、左右方向(C−D方向)に長い長穴状の調節穴28が2個、相互に略平行に配置して形成されている。すなわち、両調節穴28、28の長手方向は、上板25の長手方向(左右方向)となるように設定されている。
前記上板25の裏面25b(支柱取付部24を設けた面25aとは反対側の面)には、図3乃至図7に示すように、固定金具22を笠木3に取付た際に、支柱取付部24の中心軸Xの水平に対する角度が略直角となるように補正する補正部31が設けられている、すなわち、支柱取付部24の中心軸Xが略垂直となるように補正する補正部31が設けられている。該補正部31は、図4、5に示すように、上板25の前後方向(E−F方向)全体に亘って、かつ、上板25の左右方向(C−D方向)における前記調節穴28よりも右側Cに設けられている。
前記補正部31は、図3に示すように、その左右側において上板25の裏面25bから下方に垂設された垂直部31a、31bと、該両垂直部31aと31bの下端間に架設した傾斜板31dとからなり、この傾斜板31dの下面は、前記上板25の上面(支柱取付部24を設けた面)25aに対して、右側Cが下降するように傾斜する傾斜面31cに形成されている。また、右側の垂直部31bは、右側壁26に当接して形成されている。
前記第1本体部23aを笠木3上に設置した際における前記傾斜面31cの水平に対する傾斜角度αは、前記笠木3の傾斜面10aの水平に対する角度βと略同一となるように設定されている。
前記傾斜面31cには、弾性部材32が接着剤や両面接着テープ等により固設されている。該弾性部材32としては、例えば、硬質ゴムや、軟質系樹脂等を使用することができ、本実施例においては、硬質ゴムであるネオプレーンゴムを使用した。
前記弾性部材32は、傾斜面31cの前後方向(E−F方向)全体に亘って設けても良いし、傾斜面31cの一部に1個又は複数個を任意の間隔で配置しても良い。本実施例においては、図4、5に示すように、2個の弾性部材32、32を、前後方向に配設した。また、前記弾性部材32の左右方向(C−D方向)の長さは、傾斜面31cの左右方向の長さより短ければ良く、任意に設定する。更に、前記弾性部材32の厚みは、全体にわたって均一に形成されている。従って、弾性部材32の下面の水平に対する傾斜角度はαに設定される。
前記右側壁26は、図3に示すように、前記上板25の右側C端に形成され、該上板25と略直交して垂設され、上板25からその裏面25b方向に突出するように形成されている。前記右側壁26の高さL1は、前記外側部12bの高さL2よりも大きく形成されている。
前記右側壁26の前後方向には2個の貫通穴26a、26aが形成され、該貫通穴26aの外側には貫通穴26aと同一軸でナット34が固設されている。該ナット34にはボルト35が螺挿され、該ボルト35は、図3に示すように、右側壁26の内側面に突出し、その先端には押え部材36が固設されている。該押え部材36は、右側壁26と略平行に設けた板状部材で形成され、押え部材36の形状は、ボルト35の軸芯を中心にして、上板25と抜け止め部27に干渉せずに回転できる形状、大きさに設定されている。
これにより、ボルト35を正逆回転することにより、押え部材36を左右方向に進退させ、該押え部材36と右側壁26間の距離L3を変えることができるようになっている。該押え部材36の内側面が、前記挟持部38aを構成している。
前記抜け止め部27は、図3に示すように、前記右側壁26の下端に形成され、右側壁26と略直交し、右側壁26から内側方向に突出するように形成されている。
前記第2本体部23bは、図3に示すように、板状部材を曲折して、上板40と左側壁41と抜け止め部42とを、この順に一体にして形成されている。
前記上板40は、図4に示すように、その上面形状を前後方向(E−F方向)が長手方向となる長方形状に形成されている。上板40の前後方向の長さは、前記第1本体部23aにおける上板25の前後方向の長さと略同一に設定されている。該上板40には、その前後方向における前記第1本体部23aの2個の調節穴28、28に対応した位置に、2個の貫通穴40a、40aが形成されている。
前記上板40の裏面40bにおける前記貫通穴40aより左側D部には、弾性部材45が接着剤や両面接着テープ等により固設されている。該弾性部材45としては、例えば、硬質ゴムや、軟質系樹脂等を使用することができ、本実施例においては、前記弾性部材32と同様の硬質ゴムであるネオプレーンゴムを使用した。
前記弾性部材45は、上板40の裏面40bの前後方向全体に亘って形成しても良いし、裏面40bの一部に1個又は複数個を任意の間隔で配置しても良い。本実施例においては、図4、5に示すように、2個の弾性部材45、45を前後方向に配設した。該弾性部材45の左側端と左側壁41の内面との間には空間46が形成され、該空間46の左右方向の長さL4は、前記笠木3の水返し11の厚みL5よりも大きく設定されている。前記弾性部材45の厚みは、前記弾性部材32の厚みと略同一で全体にわたって均一に設定されている。なお、弾性部材45の厚みを、左側Dから右側Cに向って徐々に厚くなるように形成してもよい。
前記左側壁41は、図3に示すように、前記上板40の左側D端に形成され、該上板40と略直交して垂設され、上板40からその裏面40b方向に突出するように形成されている。左側壁41の高さL6は、前記第1本体部23aの右側壁26の高さL1より上板25の板厚L7を引いた長さと同一に設定されている。左側壁41の内側面41aが前記挟持部38bを構成している。
前記抜け止め部42は、図3に示すように、前記左側壁41の下端に形成され、左側壁41と略直交し、左側壁41から内側方向に突出するように形成されている。
そして、図3乃至図7に示すように、ボルト50を、前記第2本体部23bの貫通穴40aと第1本体部23aの調節穴28に下側から挿通し、かつ、該ボルト50に調節穴28aの穴幅より大きい幅の座金51を挿通した後に、該ボルト50にナット52を螺合することにより、第1本体部23aと第2本体部23bとが、左右方向に相互に移動可能に連結されている。すなわち、この移動により、本体部23が左右方向に伸縮し、その挟持部38a、38b間の距離L8を変化できるようになっている。
前記支柱取付部24の横断面形状は、前記支柱20と略同じ形状で、かつ、その内径は支柱20の外径よりも若干大きく設定されている。本実施例においては、支柱取付部24を、図3乃至7に示すように、上下端が開口する円筒状に形成した。
前記支柱取付部24の周壁55には、図7に示すように、その周壁55を貫通する貫通穴56が上下に2個形成されている。前記周壁55の外側には、図4及び図5に示すように、ナット57が、その軸が貫通穴56の軸と同一となるようにして固設されている。前記ナット57にはボルト58が螺合され、ボルト58の先部は、前記貫通孔56を通じて前記支柱取付部24内に突出している。
なお、前記第1本体部23a、第2本体部23b、支柱取付部24は、金属製であり、本実施例においては、アルミニウムで形成して軽量化を図り、取付作業の容易化を図っている。
次に、前記転落防止具1をパラペット2に設けた笠木3へ固定する方法について説明する。
先ず、転落防止具用固定金具22のボルト50とナット52を緩めた後に、抜け止め部27と42間の開口部の距離L9が、笠木3の幅L10よりも大きくなるように、図6に示すように、第1本体部23aに対し、第2本体部23bを図の左側D方向に移動させる。
次に、図7に示すように、固定金具22の右側Cが笠木3の内側Aに位置するようにし、固定金具22の空間46が、笠木3の水返し11に位置し、弾性部材32、45が笠木3の斜面面10aに当接するようにし、第2本体部23bの左側壁41を笠木3の外側部12bに当接して、固定金具22を笠木3の上部に載置する。
次に、押え部材36と笠木3の内側部12aとの間に木片60等を配置し、第1本体部23aを図7の左側D方向に、押え部材36が木片60に当接するまで移動させる。
次に、ボルト50及びナット52を締付けて、第1本体部23aの上板25と第2本体部23bの上板40とを、相対的に移動しないように固定する。
次に、ボルト35を締付回転させて押え部材36を笠木3の内側部12aに木片60を介して押し付け、笠木3の両側部12a、12bを挟持部38a、38bにより押圧的に挟持し、固定金具22をパラペット2の笠木3に固定する。このとき、図7に示すように、弾性部材45と弾性部材32は、笠木3の傾斜面10a上に当接し、固定金具22の上板25の上面25aは、略水平となり、支柱取付部24の軸Xは、略垂直となる。
そして、前記と同様に、所定の数の固定金具22を笠木3に対して図1に示すように任意の間隔で固定する。
次に、支柱取付部24のボルト58を緩めた後に、支柱20の下部を支柱取付部24内に挿通し、支柱20の下端を上板25の上面25aに当接させた後に、ボルト58を締付けて、支柱20を支柱取付部24に固定して立設する。
そして、前記と同様に、笠木3に固定した他の固定金具22に対しても支柱20を固定して立設する。
次に、前記のように立設した複数の支柱20に対して、クランプ19等の連結部材により所定の位置に転落防止部21を固定して横架する。
これにより、転落防止具1をパラペット2の上部に固定することができる。
なお、作業終了後には、上記と逆の手順により転落防止具1をパラペット2から撤去することができる。
上記転落防止具1は上記のような構造を有することにより、次のような作用、効果を奏する。
前記従来の親綱張設方法に比べて、転落防止部21を屋上面に対して高い位置で、かつ、屋上の周囲に設けられたパラペット2の上部に設置できる。これにより、屋上での作業者の移動に際して転落防止部21が邪魔になることはなく安全に作業をすることができる。
また、本体部23は、挟持部38a、38b間の距離L8が変えられるように伸縮可能に形成されていることにより、幅L10が異なる様々な笠木3に対して転落防止具1を固定することができる。
また、本体部23に、固定金具22を笠木3に取付た際の支柱取付部24の中心軸Xの水平に対する角度を補正する補正部31、すなわち、笠木3の傾斜面10aと略同一角度を有する傾斜面31cを設けたことで、固定金具22を笠木3に取付た際に、固定金具22の上板25の上面25aを、略水平とすることができ、支柱取付部24の中心軸Xを、略垂直にすることができる。
また、弾性部材32、45を設けたことにより、固定金具22により笠木3を傷つけることを防止できる。
また、抜け止め部27と42を設けたことにより、固定金具22の固定が緩んだ時にも、転落防止具1が笠木3から外れることを防止できる。
図8は実施例2を示す。
前記実施例1においては、前記転落防止部21として円柱状や角状のパイプを用いたが、転落防止部として図8に示すような親綱66を用いてもよい。
すなわち、前記のように立設された複数の支柱20の上部等に、図8に示すような親綱取付金具65を設け、該親綱取付金具65に親綱66の両端部に設けた取付具67を掛設することにより支柱20、20間に亘って親綱66を張設してもよい。
また、前記取付具67として緊張器緊張器を用いて、親綱を適度の張力で張設するようにしてもよい。
その他の構造は、前記実施例1と同様である。
本実施例2においても、前記実施例1と同様の作用、効果を奏する。
前記実施例1、2においては、支柱20と転落防止具用固定金具22とを取外し可能に形成したが、これらを一体で形成してもよい。
また、前記実施例1、2においては、固定金具22に弾性部材32、45を固設したが、弾性部材32、45を取外し可能に設けてもよいし、弾性部材32、45を固定金具22に設けず、固定金具22を笠木3に固定する際に、笠木3と固定金具22との間に配置するようにしてもよい。
その他の構造は、前記実施例1、2と同様である。
本実施例3においても、前記実施例1、2と同様の作用、効果を奏する。
1 転落防止具
2 パラペット
3 笠木
20 支柱
21、66 転落防止部
22 転落防止具用固定金具
23 本体部
24 支柱取付部
31 補正部
31c 傾斜面
32、45弾性部材
38 挟持部

Claims (6)

  1. パラペットに設けられた笠木に対し取外し可能に固定する転落防止具に用いる転落防止具用固定金具であって、
    前記笠木の両側部を挟持する挟持部を両側部に設けた本体部と、支柱を取外し可能に固定できる支柱取付部とを有し、
    前記両挟持部間の距離が変えられるように前記本体部を伸縮可能に形成したことを特徴とする転落防止具用固定金具。
  2. 前記本体部の上側に前記支柱取付部を設け、前記本体部における支柱取付部を設けた面とは反対側の面の少なくとも一部に、笠木に取付けた際における支柱取付部の中心軸の水平面に対する角度を補正する補正部を形成したことを特徴とする請求項1記載の転落防止具用固定金具。
  3. 前記補正部は、前記本体部における支柱取付部を設けた面に対して傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項2記載の転落防止具用固定金具。
  4. 前記本体部の支柱取付部を設けた面とは反対側の面に弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の転落防止具用固定金具。
  5. 前記本体部の両側部の下端に、夫々内側方向に突出するに抜け止め部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の転落防止具用固定金具。
  6. パラペット用笠木に取付ける転落防止具であって、
    転落防止部と、該転落防止部を固定する支柱と、該支柱を前記笠木に固定する転落防止具用固定金具を有し、
    前記転落防止具用固定金具は、前記笠木の両側部を挟持する挟持部を両側部に設けた本体部と、前記支柱を取外し可能に固定できる支柱取付部とを有し、前記両挟持部間の距離が変えられるように前記本体部を伸縮可能に形成したことを特徴とする転落防止具。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6370754A (ja) * 1986-09-11 1988-03-30 スワン商事株式会社 上下方向操作用笠木介設手摺支柱の垂直立設装置
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