JP2010220409A - 非接触エネルギー伝送装置の1次側コア、非接触エネルギー伝送装置の1次側コア決定方法、非接触充電用電子時計の充電装置 - Google Patents

非接触エネルギー伝送装置の1次側コア、非接触エネルギー伝送装置の1次側コア決定方法、非接触充電用電子時計の充電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送効率をより向上するための、1次側コイルに応じた1次側コアの構成と、さらに、1次側コアの構成を、より最適に伝送効率が高く決定できる手段を提供する。
【解決手段】貫通孔を含む凸部102bと、凸部102bの底部から延在した延在部102aとを有し、その端部において立設して設けられ、凸部102bの周面を内包する周壁部が設けられた1次側コア102と、凸部102bに巻装された1次側コイル101とを備え、1次側コイル101は、1次側コア102とともに磁束を発生させて、1次側コア102に対向して配置された2次側コア205を介して電力または情報を2次側コイルに伝送する非接触エネルギー伝送装置の1次側コア102であって、1次側コア102の凸部102bを1次側コイル101の巻き高さと略同等の高さに設定すると共に、1次側コイル101の底面と延在部102aとが接しないようにした。
【選択図】 図13

Description

本発明は、非接触エネルギー伝送装置の1次側コア、非接触エネルギー伝送装置の1次側コア決定方法、非接触充電用電子時計の充電装置に関するものである。
従来、1次側コイル(送電)と、2次側コイル(受電)を用いて、1次側から磁束を誘起し、その磁束を2次側コイルに鎖交させることで2次側コイルに電力を伝送する非接触エネルギー伝送技術が知られている。電力を伝送する際は、磁束をより吸収(放出)するために、透磁率の高いコアが用いられ、これによってエネルギー伝送を効果的に行うことができる。この技術が広く使われてきた理由の一つに、気密性の確保が容易になる、ということが挙げられる。すなわち、この技術を用いれば非接触によってエネルギーを送波できるため、充電の際、その充電部を露出させる必要がなくなるという利点がある。
このような理由から、周りに水が付着するような機器、たとえば、電子時計や、シェーバー、歯ブラシ等の充電には、よく知られた充電方式である。ところで、電子時計にはその筐体がプラスチックで構成されているものや、チタンや、ステンレス等の金属で構成されているものがある。それぞれの材質には特有の利点があり、たとえばプラスチックの場合は、時計が軽量化できるといった利点がある。また、金属によって構成されている場合、肌のアレルギーに対して適合性が高く、外観が良いなどの利点がある。ところで、プラスチックによって構成されていると、その導電率はほぼ0なので、磁束に対してなんら影響をもたらすものではないが、チタンやステンレス等の金属で構成されている場合、磁束が通過することによって、その金属部に渦電流損が発生する。この渦電流損とは、導電率があるものに磁束が通過したときに生じる損失のことで、この損失は通常、熱になる。そこで、たとえば特許文献1では、図26に示すように構成している。この図26における符号10は1次側コア、符号11は中央凸部、符号13,14は拡幅部、符号15は1次側コイルである。本構成では、1次側コア10の2次側コアに対向する面を内周、または外周方向に拡幅することで、磁気的な結合を高め、伝送効率を向上しようとしている。
特開平8−78257号公報
しかしながら、上記に示されるような従来の技術にあっては、伝送効率を向上することは、その分だけ充電時間を早めることや、また、熱(損失)の上昇分を少なくすることに繋がり、さらに、前述した時計、シェーバー、歯ブラシなどの比較的小型なもの以外に、ノートパソコンや、デジタルカメラ等、中〜大型などの、大容量の電力が必要な電子機器に対しても、十分な充電をすることができるようになり、近年、伝送効率を向上することは、中〜大型などの電子機器にかかわる産業上の発展に大きく貢献できることから非常に望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、伝送効率をより向上するための、1次側コイルに応じた1次側コアの構成と、さらに、1次側コアの構成を、より最適に伝送効率が高く決定できる手段を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、貫通孔を含む凸部を有し、前記凸部の底部から延在した延在部を有し、その端部において立設して設けられ、前記凸部の周面を内包する周壁部が設けられた1次側コアと、前記凸部に巻装された1次側コイルとを備え、前記1次側コイルは、前記1次側コアとともに磁束を発生させることにより、前記1次側コアに対向して配置された2次側コアを介して電力または情報を2次側コイルに伝送する非接触エネルギー伝送装置の1次側コアであって、前記1次側コアの凸部を前記1次側コイルの巻き高さと略同等の高さに設定すると共に、前記1次側コイルの底面と前記延在部とが接しないようにしたことを特徴とする。
本発明は、1次側コアの凸部を1次側コイルの巻き高さと略同等の高さで構成すると共に、1次側コイルの底面と1次側コアの延在部とが接しないよう構成することで、1次側コイルから発する磁束を効果的に1次側コアに伝えると共に、1次側コアの延在部と1次側コイルの底面とのギャップにより、相互作用的な磁束の影響を軽減することで、効果的な利得を得ることが可能になり、伝送効率を大幅に向上できる1次側コアを提供できるという効果を奏する。
図1は、この実施の形態にかかる解析シミュレーションで取り扱った非接触エネルギー伝送装置のモデル構成を示す説明図である。 図2は、コイル線の巻き方(ストレート重ね巻き)の状態を示す説明図である。 図3は、コイル線の巻き方(ずらし重ね巻き)の状態を示す説明図である。 図4は、2次側コア各部における寸法関係を符号で示す説明図である。 図5は、2次側コア各部に対向する1次側コア各部における寸法関係を符号で示す説明図である。 図6は、2次側コアおよび1次側コア各部おける寸法関係を符号で示す説明図である。 図7は、この実施の形態にかかる直交表、SN比解析のイメージ例を示す説明図である。 図8は、この実施の形態にかかる解析例を示す要因効果図である。 図9は、この実施の形態にかかる1次側コイルの寸法、面積およびその比率に応じた1次側コアの構成を示す説明図である。 図10は、図9におけるQの解析結果の様子を示すグラフである。 図11は、図9におけるRの解析結果の様子を示すグラフである。 図12は、図9におけるSの解析結果の様子を示すグラフである。 図13は、図9のQ,R,Sの条件を満たす1次側コアの構成を示す説明図である。 図14は、図13の1次側コアの構成に対する1次側コアの分割例を示す説明図である。 図15は、1次側コアのカットモデル例を示す説明図である。 図16は、1次側コアの凸部寸法と延在部寸法との関係を説明図である。 図17は、解析による磁束の閉ループ例(1)の様子を示す説明図である。 図18は、解析による磁束の閉ループ例(2)の様子を示す説明図である。 図19は、解析による磁束の閉ループ例(3)の様子を示す説明図である。 図20は、1次側コアの底部と周壁部の厚みとの関係を示す説明図である。 図21は、図20における解析結果1(1次側コアの底部厚みY方向のSN比と水準)を示すグラフである。 図22は、図20における解析結果2(1次側コアの底部厚みY方向の感度と水準)を示すグラフである。 図23は、図20における解析結果3(1次側コアの側面部幅のSN比と水準)を示すグラフである。 図24は、図20における解析結果4(1次側コアの側面部幅の感度と水準)を示すグラフである。 図25は、解析結果より得られる1次側コアの最適条件を示す説明図である。 図26は、従来における非接触エネルギー伝送システムの1次側コア例を示す説明図である。 図27は、1次側コアの好ましい磁束経路および好ましくない磁束の閉ループ例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる本発明にかかる非接触エネルギー伝送装置の1次側コア、非接触エネルギー伝送装置の1次側コア決定方法、非接触充電用電子時計の充電装置の実施の形態を詳細に説明する。
ここで、本発明の発明者は、さらに伝送効率を向上することはできないかと、日々研究を重ねたところ、前述した渦電流損を低減、ないし磁気結合を高めることに加え、また別の方法で伝送効率を向上することのできる手段を見出した。それは、たとえば図27に示すような磁束の閉ループ、いわゆる、2次側コア30に届かずに、1次側コア20のみで閉塞的にループしてしまう無駄な磁束を防ぐことにより損失を低減させ、そのぶん伝送効率を向上するというものである。その際に、重要となってくるのが1次側コア20と、1次側コイル21の形状や寸法などの比率関係であり、従来のように単に1次側コア20の構成を改良するのでなく、1次側コア20を、それを巻装する1次側コイル21に応じて特定の条件にて成型した場合、より良好な伝送効率が得られることを見出した。そしてさらに、1次側コア20の形状や寸法の条件を、比較的簡易な工程で定めることができる手段を見出した。なお、図27における符号31は2次側コイル、符号32,33は金属部である。
一般的に、磁束の経路に金属のような介在物が存在しなければ、2次側コイルに鎖交する非接触エネルギーは、コイル形状やコイル間の距離、投入エネルギー、コアの形状、コアの透磁率等の要因からある程度想定することは可能である。ところが、磁束の経路に金属のような介在物が有る場合、磁束の流れが複雑になるのはもちろん、磁気的な抵抗値や、1次側と2次側の相互関係が変わってくるため、机上で計算することはほぼ不可能である。そのため、本発明の発明者は、磁気解析シミュレーション(有限要素法による解析)を用いて、特に1次側コアおよび2次側コアの形状や寸法などの要因をパラメータとして扱い、伝送効率が良くなるパラメータの条件を検討していった。以下に、具体例をあげてその詳細な説明を行う。
(第1の実施の形態)
まず、解析シミュレーションで取り扱った非接触エネルギー伝送装置のモデル構成を図1に示す。図1において、充電器100側は1次側コイル101、1次側コア102で構成されており、電子時計200側としては、ムーブメント201、電池202、文字板203、ケース204、2次側コア205、2次側コイル206、金属製の裏蓋207で構成されている。また、電子時計200および充電器100は左右対称とみなし、解析モデルとしては片側半分のモデルで解析を行った。なお、解析シミュレーションの結果としてアウトプットされる数値は、図1に示す電子時計200の、左側側面(図1の点線で示す部分)を中心軸として、円筒状に回転させたモデルとしての出力が、アウトプットされるように設定してある。解析シミュレーションの出力とは、投入電流、出力電流、出力電圧等があり、また、投入電力を設定することによって解析を行った。
続いて、解析SIM(シュミレータ)のパラメータとなる因子については、以下のように設定した。たとえば、電池202であれば、電池202の直径や、その厚み、導電率などを設定した。また裏蓋207であれば、その導電率や厚みを設定した。なお、裏蓋207の直径は、2次側コイル206の形状や、2次側コア205の形状、ケースの横方向の厚み等によって変わってくる。このように、他の部材の形状によって、その形状が左右される場合には、物理的な矛盾がおきないようにその形状を修正して解析を行った。コイル関係であれば、巻数、巻高さ、コイル線径、コイル内径、コイルの巻き方など、コイルを構成する上で最低限必要なパラメータを設定し、コア関係では、特に1次側コア102と2次側コア205の相互関係が重要となるので、2次側コア205を基準として、そのとき、1次側コア102がどのような形状にするか、比率を用いて因子を設定した。また、誤差因子として室温や、充電器100と電子時計200の距離、電子時計200の汚れを設定した。
設定した因子は表1の通りである。たとえば1次側コイル101の場合、
コイル線径 :コイル線の太さ
コイル種 :マグネットワイヤ種(0〜3)
断面積比 :1次側コイル101と2次側コイル206の対向する面の面積比(2次側コイル206を1としたときの比率)
巻数比 :1次側コイル101と2次側コイル206の巻数の比 (2次側コイル206を1としたときの比率)
凝縮巻き係数 :コイルを構成する場合、そのコイルは図2のように巻いて構成することが一般的である。ところが、図3のように、コイル線110をややずらして巻くことで、同じ巻数とした場合、コイルそのものの形状を小さく構成することのできる巻き方が知られている。本解析の因子として設定している凝縮巻き係数は、このことを示しており、図2の巻き方で構成できるコイルの外径を基準としたときに、凝縮巻きによって、概ねその基準に対し、0.7〜1.0倍の外径で構成することができる。この0.7〜1.0内で設定しているのが凝縮巻き係数である。
Figure 2010220409
表1に戻って説明する。コア凸部−コイル上面:1次側コア102の凸部の高さと、1次側コイル101の上面の高さのギャップとして設定しており、この因子については、後述する水準が0の場合、同じ高さとし、1の場合、コア凸部が1mm高くなるように、−1の場合はコア凸部が1mm低くなるようにしている。
続いて、2次側コア205は、
底部厚み :図4のAの寸法
底部幅 : 図4のBの部分 (2次側コア206の低部の幅H:10.5に対する比率)
羽部厚み :図4のCの寸法を示している。
続いて、1次側コア102は、
2次側コア空芯:1次側コア空芯=1:X・・・これは図5のA部分で、2次側コア205の空芯部分における面積と、それに対向する1次側コア102の空芯部分の面積比を示している。(2次側コア205の空芯を1としたときの比率)
2次コア断面積:1次凸部断面積=1:X・・・これは図5のB部分で、2次側コア205の低部の面積を1としたときの、それに対向する1次側コア102の凸部の上面との面積比を示している。
1次側コイル底面凸部上面:凸部の高さ=1:X ・・・これは図5のC部分で、1次コイル底面から凸部までの寸法を1としたときの、1次側コイル101の底部から凸部までの寸法比を示している。
凸部−1次側コイル内径(幅Gap)・・・・これは、図5のD部分で、凸部から、1次側コイル101の内径までのギャップを示している。
底部厚み(Y方向)・・・これは、図6のA部分で、1次側コア底部の厚みを示している。
1次側コイル断面積:コア空芯(大)断面積=1:X・・・これは、図6のB部分で、1次側コイル101の底面の面積を1としたときの、その底面に対向する、1次側コア102の凸部から周壁部内側までの面との断面積比を示している。
側面部幅・・・これは図6のC部分で、側面部の横方向の厚みを示している。
2次コア上面−1次コア上面・・・これは、図6のD部分で、2次側コア205の上面と、1次側コア102の拡幅部の上面とのギャップを示している。なお、後述する水準が0の場合、ギャップは0(同じ高さ)であり、1の場合、2次側コア205の上面が、1次側コア102の拡幅部の上面と比べて1mm高いことを示す。
2次側コア厚み:拡幅部厚み=1:X・・・これは図6のE部分で、2次側コア205の羽部205aの厚みを1としたときの、1次側コア拡幅部の厚みの寸法比を示している。
さて、上述したように、幾つにも渡る因子を設定した後で、各因子に対して水準を決定していった。続いて、水準に関しては、以下のような設定を行った。たとえば2次側コイル206に関しては、表2に示すような水準を決定した。コイル線径であれば、2次側コイル206を構成するコイルの太さを0.21mm、0.22mm、0.23mmというように設定し、巻数であれば115ターン、163ターン、171ターンというように決定した。2次側コイル206以外の因子に対しても、表1のように3水準にて条件を決定した。もちろん、条件が変化すれば、2次側コイル206や、ケース204、2次側コア205の形状が変化することから、電子時計200の直径や、厚み等が変化する。このように因子と水準を決定したとき、最も伝送効率が高くなる構成はどのような条件かを求めたかったが、1つの因子に対して3水準としているため(誤差因子は2水準)、そのときに必要な、解析シミュレーションの回数は、3^(因子数のべき乗) ×2^(誤差因子数のべき乗)と計算できる。
Figure 2010220409
これだけの解析を行うためには、多くの時間が掛かってしまうため、本解析は、直交表を用いて解析を行うこととした。なお、因子に対する直交表はL81、誤差因子に対する直交表はL4を適応している。なお、条件の良し悪しを判断するにあたっては、伝送効率を評価項目とした。伝送効率ηは、以下の式によって求めた。
伝送効率η=出力エネルギー/投入エネルギー×100
また、伝送効率ηを望目特性として扱い、感度とSN比の計算は下記の式を採用した。
ST=Y12+Y22+Y32+Y42
Sm(Y1+Y2+Y3+Y4)2
Se=ST−Sm
Ve=Se/3
感度=10*LOG((Sm−Ve)/4/Ve)
SN比=10*LOG(((Sm−Ve)/4))
この解析のイメージ図を図7に示す。本解析では、各因子に対してL81直交表を設定しており、解析シミュレーションを81パターンにて行う。誤差因子としてはL4直交表を採用しており、各因子の条件に対して、4つの誤差条件で解析する。この場合、因子の解析で81パターン、誤差因子の解析で4パターンなので、一回の実験で81×4回=324回の実験回数となる。
各パターンで、Y1〜Y4(伝送効率)を求め、その値を基に、感度と、SN比を前述の式により求める。なお、この場合、感度とSN比の意味は、感度は高ければ高いほど、伝送効率が高いことを意味しており、SN比は高ければ高いほど、誤差因子(外乱)に対して安定性があることを意味している。このように、感度とSN比を求めた後、要因効果図を作ることでもっとも良い条件を検討していく。
図8は、要因効果図の一例で、コイルの水準としては表2の値を設定している。たとえばコイル線径であれば、左から0.21mm、0.22mm、0.23mmと設定しており、一番伝送効率がよくなる条件は、図8の点線で囲った部分(0.23mm)となる。
また、その他の因子についても、点線で囲った部分が一番効率の良くなる条件として求めることができる。ところで、前述の例では、コイル線径は0.23mmが一番良い条件として求めることができたが、ここでの一番良い条件というのは、0.21mm、0.22mm、0.23mmと、設定した範囲内でのことなので、実際には、0.24mm、0.25mmなどが、もっと良い可能性がある。このようなことが懸念されるため、本解析シミュレーションでは、一つの実験(324回の実験)で終わらせることなく、ある実験で一番良い条件を求めたあと、その条件を中心として何度か解析を反復した。
コイル線径を例にとって説明すると、0.21mm、0.22mm、0.23mmという範囲内では0.23mmがより良い場合、次回の解析は0.22mm、0.23mm、0.24mmというように、前の実験で一番よい条件が中心になるように水準をシフトし、実験を反復していった。このように実験を反復していくことで、ある局所的な条件での解でなく、広い範囲でそれぞれの因子の傾向を分析することができる。また、各因子の水準および利得を計算することで、その範囲において、より最適な水準を見つけることができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に記載した方法で解析を行ったところ、1次側コイル101の、寸法、面積比、およびその比率に応じて1次側コア102を構成した場合、良好な伝送効率を確保できることを見出した。特徴ある因子を整理すると、図9に示す、Q,R,Sがそれにあたり、これは前述した説明のとおりである。
Q:1次側コイル101の底面から1次側コア102の凸部上面までの寸法と、1次側コア102の凸部全体の寸法との比
R:1次側コア102の凸部102bから、1次側コイル101の内径までのギャップ(寸法)
S:1次側コイル101の底面の面積と、それに対向する1次側コア102の延在部102aとの面積比を示している。
ここで、Q,R,Sについて、それぞれ図10、図11、図12に示す解析シミュレーションによる結果が得られた。
まず、Qについて、図10をみると、X軸で、1.0に近づくほどその利得が大きくなっていることがうかがえる。このことは、1次側コア102の凸部102bの寸法と、1次側コイル101の巻高さの比が1に近づくほど良くなるということと同意で、すなわち、凸部102bの寸法と、1次側コイル101の巻き高さをほぼ同じにすることで、大きな利得を得ることができる。厳密には、1.0にするよりは、1.1など、1より若干大きいほうが良く、1次側コイル101の底面が、若干1次側コア102の延在部102aから離れていると良い。なお、水準が1.0より小さい範囲については、物理的に矛盾する構成(1次側コイル101の底面が、1次側コア102の延在部102aに食い込む形)となってしまうため、本例では1.0以下についてはシミュレーションを省略している。
続いて、Rについて、図11をみると、X軸で、0.5〜0.9mmの範囲で利得が大きく得られることが解る。これまで、1次側コア102の凸部102bに直接コイルを直接巻装して構成していたが、1次側コア102を経路とする磁束と、1次側コイル101の内側面における磁束の相互的な作用の影響から、若干ギャップを持たせ、望ましくは0.6mm〜0.8mmのギャップを有して構成するのが極めて良いことを見出すことができた。
続いて、Sについて、図12をみると、X軸で、1.2〜1.3の範囲で利得が大きくなっていることがうかがえる。つまり、1次側コイル101の底面の面積と比較して、1.2〜1.3倍の面積にて1次側コア102の延在部102aを構成することがもっとも望ましいことが解る。このことは、前述したように、1次側コイル101の内径から若干のギャップを持たせて1次側コア102の凸部を生成するように、その反対側の1次側コイル101の外径にも若干のギャップを持たせて、1次側コア102の周壁部を生成するのが良いことを示している。
以上、説明したように、Q,R,Sについて、それぞれの条件を満たすように1次側コア102を構成すると、図13に示す構成が得られた。図13では、1次側コア102の凸部102b全体の寸法を、1次側コイル101の底面から1次側コア102の凸部102b上面までの寸法Hの凡そ1.1倍で構成し、かつ、1次側コア102の凸部102bから、1次側コイル101の内径までのギャップを0.6mmとし、かつ、1次側コア102の延在部102aとの面積を、対向する1次側コイル101の底面の面積Sの1.2倍で構成している。このような構成において、伝送効率を飛躍的に向上させることができた。
また、実機による確認試験においては、解析シミュレーションと同等の条件にて1次側コア102を構成すると、1次側コイル101を1次側コア102の内部に配置することが困難となるため、図14に示すように、1次側コア102の拡幅部にあたる部位を、分割にて構成し、1次側コイル101を配置した後、樹脂で固定し、拡幅部をかぶせて実験を行った。このように分割して構成した場合は、分割部分で磁気的な抵抗が発生することから、解析シミュレーションの結果とは若干異なり、少し伝送効率が悪くなるが、その割りを食った部分も含めても、全体的な伝送効率が飛躍的に向上したことを確認できた。なお、本例では、1次側コア102に拡幅部を備えた場合について説明をするが、前述の拡幅部は、必ずしも内側に拡幅していなくてもよく、反対に減幅してもよい。
また、本例の実機においては、極力解析シミュレーションと構成をあわせるために、円筒型で1次側コア102を構成しているが、特に円筒型に限定することはなく、図15(上面図)に示すカットモデル103のような円筒の一部、仮に45度や30度で1次側コアをカットして構成しても良い。また、その際には、コアの体積を、その内部を通過する磁束で飽和しない範囲でカットするのが望ましい。(コアが飽和してしまうと、本来のコアの機能が発揮できなくなるため)
(第3の実施の形態)
ところで、1次側コア102の凸部の高さ(図13で示す1.1H)であるが、本例では、電子時計を含む、小型の携帯機器の充電を想定していたため、あまり大きな寸法は設定せず、14〜40mmの範囲で解析シミュレーションを行っている。このような範囲において、解析シミュレーションを継続して行ったところ、以下の関係があることを見出した。
それは、図16に示すように、1次側コア102の凸部102bの寸法H’と、1次側コア102の延在部102aの長さhについて、H’>=hで1次側コア102を構成することで、特に,h<H’<4.4hの範囲において1次側コア102の凸部102bの高さを構成することで、より良好な伝送効率を確保できることを見出した。このような条件にて構成する場合、1次側コア102、ないし1次側コイル101は、やや縦長にて構成されることになるが、解析シミュレーションにより磁束の経路をみたところ、前記範囲において閉ループとなる磁束が減少していることが確認できた。
なお、H’<4.4hをさらに超えてH’を大きく構成した場合には、図17に示すように、1次側コア102の底部において閉ループが多く発生することが解り、また、H’<hの範囲においては、図18に示すように、1次側コア102の周壁部付近において、磁束の閉ループが多く発生することが解った。
以上のことより、1次側コイル101の凸部の高さH’を14〜40mmの範囲において、その高さを、1次側コア102の延在部の長さhに対し、h<H’<4.4hで構成すること(逆に言えば、1次側コア102の凸部102bの高さH‘に対して、1次側コア102の延在部102aの長さをH’/4.4〜H’の範囲で構成すること)によって、閉ループによる損失を防ぐことが可能となり、より効果的な伝送効率を確保することができる。
ところで、磁束の閉ループには、図17および図18で示すように比較的小さい閉ループから、図19に示すように大きな閉ループを描くときもある。損失という意味では、前述したどちらも同じ意味合いとしてとれるが、大きな閉ループを描く場合、外乱に対し、安定性が損なわれるということが解析シミュレーションより解った。外乱とは、当該非接触エネルギー伝送システムの周りにある電子機器や、室温、1次側コア102や2次側コア205に付着しているゴミ、1次側コア102と2次側コア205の良好な位置関係からのズレ、などの、使用者によって左右される要因が挙げられる。ある特定の条件において、伝送効率が確保できても、外乱に対して安定性が損なわれると、使用者にとっては利便性が悪く、使いづらい。
(第4の実施の形態)
このような課題に鑑みて、本発明の発明者はこれまで行ってきた解析シミュレーションの結果から、SN比(安定性)と水準の関係図を作成したところ、1次側コア102を構成するその底部と、周壁部の厚みを、ある特定の厚みで構成することで、特にSN比を良好に保てることを見出した。
この特徴あるところは、図20で示すXの1次側コア102の底部の厚み、Yの周壁部の厚みが挙げられる。
ここで、X:1次側コア102の底部の厚み、におけるSN比と水準の関係図を図21に示す。図21を見るとその厚みは12〜13.5mmにすると、より良好に安定性が得られることが解る。また、この因子の、感度と水準の関係図である図22をみても同様に、13〜15mmの範囲でその利得が良好になることが解る。よって、1次側コア102の底部の、好ましい厚みとしては12〜15mmの範囲であり、特にSN比、感度の両方を最大に得る場合には、13〜13.5mmの範囲で構成することが望ましい。
続いて、Y:周壁部の厚み、におけるSN比と水準の関係図を図23に示す。これをみるとその厚みは4〜5mmとすると、より良好に安定性が得られることが解る。また、この因子の、感度と水準の関係図である図24をみると、5〜6.5mmの範囲でその利得が良好になることが解る。よって、Y:周壁部の厚みの好ましい厚みとしては4〜6.5mmの範囲であり、特にSN比、感度の両方を最大に得る場合には、その厚みを5mmで構成することが望ましい。
なお、上記の条件に加えて、本発明の実施例2で説明したように、1次側コア102の凸部の寸法H’に対して、1次側コイル101の底面から1次側コア102の凸部102b上面までの寸法をH’/1.1で構成し、かつ、1次側コア102の凸部102bから、1次側コイル101の内径までのギャップを0.6mmで構成し、さらに1次側コア102の延在部102aの面積を1.2Sとした際、それに対向する1次側コイル101の面積をSとして構成し、また、第3の実施の形態で説明したように、1次側コア102の凸部102bの寸法H’に対して、1次側コア102の延在部102aの長さを、H’/4.4〜H’の範囲で構成し、さらにH’を14〜40mmの範囲において構成した場合、本発明の最良の形態である1次側コア102が得られる。また、図25が、上記条件にて構成された1次側コア102の図である。図25の構成にて、実機評価を行ったところ、外乱に対して安定し、かつ、極めて高い伝送効率でエネルギーを伝送することが可能であった。
以上説明してきたように、この実施の形態によれば以下に列記するような効果を奏する。第1に1次側コア102の凸部102bを1次側コイル101の巻き高さと略同等の高さで構成すると共に、1次側コイル101の底面と1次側コア102の延在部102aとが接しないよう構成することで、1次側コイル101から発する磁束を効果的に1次側コア102に伝えると共に、1次側コア102の延在部102aと1次側コイル101の底面とのギャップにより、相互作用的な磁束の影響を軽減することで、効果的な利得を得ることが可能になり、伝送効率を大幅に向上できる1次側コア102を提供できる。
第2に、1次側コア102の延在部102aの面積を、対向する1次側コイル101の面積の1.2〜1.3倍の面積で構成することで、1次側コイル101と1次側コア102間での効果的な磁束の伝達(比較的閉ループの少ないエネルギー伝送)が可能となり、伝送効率を大幅に向上できる1次側コア102を提供できる。
第3に、1次側コア102の凸102b部を、1次側コイル101の内径から、0.5〜0.9mmのギャップを有して構成することで、1次側コイル101と1次側コア102間で起こる相互作用的な磁束の影響を軽減することができ、伝送効率を大幅に向上する1次側コア102を提供できる。
第4に、1次側コア102の凸部の高さを、延在部の断面における長さの1〜4.4倍の高さで構成することで、磁束の閉ループを効果的に防ぐことができ、伝送効率を大幅に向上できる1次側コア102を提供できる。
第5に、上記第4の構成で、かつ、14〜40mmの範囲で1次側コア102の凸部102bを構成することで、特に小型の携帯機器に対し、適したサイズの1次側コア102、ないし充電装置を提供することができる。
第6に、1次側コア102の底部の厚みを12〜15mmで構成し、かつ、周壁部の厚みを4〜6.5mmで構成することで、特に外乱に対して強い(安定性の高い)構成である、1次側コア102を提供することができる。
第7に、非接触エネルギー伝送システムの1次側コア102および、1次側コイル101に対し、第1の実施の形態に記載の処理を行うことで、1次側コイル101と1次側コア102間の磁気的な結合を大幅に高めることができると共に、良好な伝送効率を確保できる1次側コアの条件が得られる。
第8に、特に寸法や、面積比は、1次側コア102を経由する磁束に大きく影響する要因であり、これを因子とすることで、より最適な、1次側コイル101に対する1次側コア102の条件が得られる。
第9に、上述した各実施の形態に記載の条件で構成された1次側コア102を用いて充電装置を構成することで、より効果的な伝送効率をもって、電子時計に電力を伝送することが可能になる。
以上のように、本発明にかかる非接触エネルギー伝送装置の1次側コア、非接触エネルギー伝送装置の1次側コア決定方法、非接触充電用電子時計の充電装置は、電子時計などの小型電子機器などに有用であり、特に、良好な伝送効率を確保できる非接触充電装置に用いる1次側コアに適している。
100 充電器
101 1次側コイル
102 1次側コア
102a 延在部
102b 凸部
103 カットモデル
200 電子時計
201 ムーブメント
202 電池
203 文字板
204 ケース
205 2次側コア
206 2次側コイル
207 裏蓋

Claims (9)

  1. 貫通孔を含む凸部を有し、前記凸部の底部から延在した延在部を有し、その端部において立設して設けられ、前記凸部の周面を内包する周壁部が設けられた1次側コアと、前記凸部に巻装された1次側コイルとを備え、前記1次側コイルは、前記1次側コアとともに磁束を発生させることにより、前記1次側コアに対向して配置された2次側コアを介して電力または情報を2次側コイルに伝送する非接触エネルギー伝送装置の1次側コアであって、
    前記1次側コアの凸部を前記1次側コイルの巻き高さと略同等の高さに設定すると共に、前記1次側コイルの底面と前記延在部とが接しないようにしたことを特徴とする非接触エネルギー伝送装置の1次側コア。
  2. 前記延在部の面積を、対向する1次側コイルの面積の1.2〜1.3倍の面積に設定することを特徴とする請求項1に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コア。
  3. 前記凸部は、前記1次側コイルの内径から、0.5〜0.9mmのギャップを有することを特徴とする請求項1または2に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コア。
  4. 前記1次側コアの凸部の高さを、前記延在部の断面における長さの1〜4.4倍の高さに設定することを特徴とする請求項1、2または3に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コア。
  5. 前記凸部を、14〜40mmの高さに設定することを特徴とする請求項4に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コア。
  6. 前記1次側コアの底部の厚みを12〜15mmに設定し、かつ、周壁部の厚みを4〜6.5mmで設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コア。
  7. 貫通孔を含む凸部を有し、前記凸部の底部から延在した延在部を有し、その端部において立設して設けられ、前記凸部の周面を内包する周壁部が設けられた1次側コアと、前記凸部に巻装された1次側コイルとを備え、前記1次側コイルは、前記1次側コアとともに磁束を発生させることにより、前記1次側コアに対向して配置された2次側コアを介して電力または情報を2次側コイルに伝送する非接触エネルギー伝送装置の1次側コア決定方法であって、
    前記1次側コアを構成する因子の水準と、利得の関係から、前記1次側コアの形状を決定する工程を含むことを特徴とする非接触エネルギー伝送装置の1次側コア決定方法。
  8. 前記因子は、前記1次側コイルに対する寸法および面積、ないし寸法および面積の比率からなることを特徴とする請求項7に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コア決定方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つ以上に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コアを用いることを特徴とする非接触充電用電子時計の充電装置。
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