JP2010219330A - 非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル、非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法 - Google Patents

非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル、非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属筐体の電子機器に対しても効果的にエネルギーを伝送する手段を提供する。
【解決手段】1次側コイル101を巻装した1次側コア102と、2次側コイル206を巻装した2次側コア205とを同心軸上に非接触で対向配置し、1次側コイル101に誘起された磁束を1次側コア102中央凸部から2次側コア205を介して伝送する2次側コイル206にエネルギーを誘起させる1次側コイル101と2次側コイル206であって、1次側コイル101を、2次側コイル206の巻数の8.5〜10倍とし、さらに2次側コイル206と対向する面の面積を前記2次側コイルの2〜2.5倍の範囲で構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル、非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法に関するものである。
従来、非接触エネルギー伝送装置がたとえば特許文献1に開示されている。図17に示すように、1次側コアの凸部より非接触エネルギー(磁束)を送出し、1次側コイル11が巻装された1次側コア10に対向するよう配置された2次側コア20がその磁束を吸収すると共に、その凸部に巻きつけられた2次側コイル21に磁束を鎖交させることで、2次側コイル21に電力を伝送するシステムが知られている。一般的に、コアには透磁率の高いものが使用されており、図17のように構成することで、良好な効率で電力を伝送することが可能である。この技術が広く使われてきた理由の一つに気密性の確保が容易になるということが挙げられる。すなわち、この技術を用いれば非接触によってエネルギーを送波できるため、充電の際、その充電部を露出させる必要がなくなる。このような理由から、周りに水が付着するような機器、たとえば、電子時計や、シェーバー、歯ブラシ等の充電には、よく知られた充電方式である。
ところで、電子時計にはその筐体がプラスチックで構成されているものや、チタンや、ステンレス等の金属で構成されているものがある。それぞれの材質には特有のメリットがあり、たとえばプラスチックの場合は、時計が軽量化できるメリットがある。また、金属によって構成されている場合、肌のアレルギーに対して適合性が高く、外観が良い等のメリットがある。ところで、プラスチックによって構成されている場合、その導電率はほぼ0なので、磁束に対してなんら影響をもたらすものではないが、チタンやステンレス等の金属で構成されている場合、磁束が通過することによって渦電流損が発生する。渦電流損とは、導電率があるものに磁束が通過したときに起こる損失のことで、この損失は通常、熱になる。図17では、電子時計の筐体をプラスチックとした場合で、磁束の流れに影響が出ることはない。
特許第3185634号公報
しかしながら、従来の非接触エネルギー伝送装置にあっては、筐体を金属で構成した場合、図18に示すように磁束が金属によって妨げられ、2次側コイル20にエネルギーが効果的に伝送することができなくなる。また、金属内に発生する渦電流損によって発熱の問題が浮上する。このため、従来の非接触充電式の電子時計の筐体はプラスチックで構成されていることが多く、金属を筐体としたものは、数が少なかった。筐体を金属で構成した場合、効果的にエネルギーが伝送できないことから、充電時間が極端に長くなる。また、投入エネルギーを無理に大きくし、急速に充電する方法も考えられるが、その場合、熱が急上昇してしまうため、いずれにしても、時間を掛けて(熱が上昇しないように)充電するしか方法が残されていなかった。充電時間が延びてしまうことは、ユーザーにとって利便性が損なわれるため、都合が悪かった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、金属を筐体とした電子機器に対しても、効果的にエネルギーを伝送する手段を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、1次側コイルを中央凸部に巻装した1次側コアと、2次側コイルを中央凸部に巻装した2次側コアとを同心軸上に対向するよう非接触に配置し、前記1次側コイルに誘起された磁束を前記1次側コアの中央凸部から前記2次側コアを介して伝送し、前記2次側コイルにエネルギーを誘起させる非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイルであって、前記2次側コイルは、巻数を144〜172[ターン]、コイル線径φ0.21〜0.23[mm]、巻高さ1.1〜1.3[mm]の範囲で構成し、かつ、前記1次側コイルは、コイル線径をφ0.33〜0.36[mm]、巻数を前記2次側コイルの9.3〜9.9倍とし、さらに前記2次側コイルと対向する面の面積を前記2次側コイルの2〜2.1倍の範囲で構成したことを特徴とする。
本発明は、1次側コイルの巻数を2次側コイルの8.5〜10倍とし、さらに2次側コイルと対向する面の面積を2次側コイルの2〜2.5倍の範囲で構成することで、良好な伝送効率で、受電側筐体に非接触エネルギーを伝送することができるという効果を奏する。
図1は、この実施の形態にかかる解析シミュレーションで取り扱った非接触エネルギー伝送装置のモデル構成を示す説明図である。 図2は、この実施の形態にかかる直交表、SN比解析のイメージ例を示す説明図である。 図3は、この実施の形態にかかる解析例を示す要因効果図である。 図4は、この実施の形態にかかる2次コイル内径の解析結果を示すグラフである。 図5は、この実施の形態にかかる2次コイル線径の解析結果を示すグラフである。 図6は、この実施の形態にかかる2次凝縮巻き係数の解析結果を示すグラフである。 図7は、この実施の形態にかかる2次巻係数の解析結果を示すグラフである。 図8は、この実施の形態にかかる2次巻き高さの解析結果を示すグラフである。 図9は、コイル線の巻き方(ストレート重ね巻き)の状態を示す説明図である。 図10は、コイル線の巻き方(ずらし重ね巻き)の状態を示す説明図である。 図11は、この実施の形態にかかる時計サイズと伝送効率との関係(1)を示すグラフである。 図12は、この実施の形態にかかる時計サイズと伝送効率との関係(2)を示すグラフである。 図13は、この実施の形態にかかる1次コイル線径の解析結果を示すグラフである。 図14は、この実施の形態にかかるコイルの断面積比の解析結果を示すグラフである。 図15は、この実施の形態にかかるコイルの巻数比の解析結果を示すグラフである。 図16は、1次側コイルと2次側コイルの面積の大きさを示す斜視図である。 図17は、従来において電子時計を樹脂筐体とした場合の1次側コアと2次側コアにおける磁束の流れを示す説明図である。 図18は、従来において電子時計を金属筐体とした場合の1次側コアと2次側コアにおける磁束の流れを示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル、非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法の実施の形態を詳細に説明する。
まず、本発明の内容を要約して述べると以下に列記する通りである。第1に、本発明者は、前述した課題を解決するために非接触エネルギー伝送システムの伝送効率に着目し、解析シミュレーションを行うことによって伝送効率を向上させることを考えた。特に、シミュレーションを行うにあたっては、当該非接触エネルギー伝送システムの主要部品とも呼べるコイルや、コアに対し因子解析を行う事で、それぞれの条件と利得(伝送効率)の関係を明らかにすると共に、ある任意の受電側筐体のサイズ(受電側筐体サイズが決まるとコイルの大きさが必然的に決まる)において、その限定されたコイルの大きさの中で利得が最大に得られる条件を見出した。その結果、受電側筐体にコイルを内蔵する場合、1次側コイルの巻数を2次側コイルの巻数の8.5〜10倍とし、さらに2次側コイルと対向する面の面積を2次側コイルの2〜2.5倍の範囲で構成することで、伝送効率を良好に確保できる。
その結果、受電側筐体にコイルを内蔵する場合、その2次側コイルにおいては、その巻数を144〜172[ターン]、コイル線径φ0.21〜0.23[mm]、巻高さ1.1〜1.3[mm]の範囲で構成し、かつ、1次側コイルのコイル線径をφ0.33〜0.36[mm]、巻数を2次側コイルの9.3〜9.9倍とし、さらに2次側コイルと対向する面の面積を2次側コイルの2〜2.1倍の範囲で構成することによって、2次側コイルを任意の受電側筐体サイズにフィットして構成することができ、また、その条件においてコイルを構成することで、当該時計サイズの範囲において、伝送効率を良好に確保することができる。
第2に、受電側筐体の大きさをφ33[mm]以下とした場合、2次側コイル線径をφ0.21〜φ0.22[mm]、巻数140〜153[ターン]、巻高さ1.3〜1.2[mm]とすることで、2次側コイルをフィットして構成することができ、また、その条件においてコイルを構成することで、当該受電側筐体サイズの範囲において、伝送効率を良好に確保することができる。
第3に、受電側筐体の大きさをφ35[mm]以上とした場合、2次側コイル線径をφ0.22〜φ0.23[mm]、巻数162〜172[ターン]、巻高さ1.1〜1.2[mm]とすることで、2次側コイルをフィットして構成することができ、また、その条件においてコイルを構成することで、当該受電側筐体サイズの範囲において、伝送効率を良好に確保することができる。
第4に、受電側筐体の大きさをφ34[mm]とした場合、2次側コイル線径をφ0.22[mm]、巻数153〜162[ターン]、巻高さ1.2[mm]とすることで、2次側コイルをフィットして構成することができ、また、その条件においてコイルを構成することで、当該受電側筐体サイズの範囲において、伝送効率を良好に確保することができる。
第5に、2次側コイルの構成因子から、水準と利得の関係と、その水準より求まる受電側筐体の直径方向の大きさの関係に基づきコイル諸条件を決定し、さらに、2次側コイルの水準と関連付けられた因子と、その因子の水準と利得の関係に基づき1次側コイルの条件を決定することで、ある任意の受電側筐体サイズにおいて、最適となるコイル条件を求めることができる。
第6に、上記第5の方法で、解析シミュレーションを、受電側筐体のサイズφ40mm以下の範囲で行うことで、受電側筐体の大きさを時計の大きさとして考慮することが可能であり、当該時計サイズに対応したコイルの条件を求めることができる。
第7に、上記第5の方法で、解析シミュレーションを、受電側筐体のサイズφ20mm以上の範囲で行うことで、受電側筐体の大きさを時計の大きさとして考慮することが可能であり、当該時計サイズに対応したコイルの条件を求めることができる。
第8に、任意の受電側筐体の直径方向の大きさに対し、利得が最大になるように水準を決定することで、利得を最大に得ることが可能となり、その結果、伝送効率を最良とすることができる。
第9に、受電側筐体を腕時計型電子時計とし、その想定されるサイズより、コイルの大きさを限定し、さらにその限定されたサイズでコイルを構成する際に、前記第5の方法によりコイル条件を決定することで、腕時計型電子時計における非接触エネルギーの伝送効率を向上することができる。以下、これらを実現する具体例について説明する。
一般的に、1次側コイルと2次側コイルの間に金属のような介在物が存在しなければ、2次側コイルに鎖交する非接触エネルギーは、コイルの諸条件(巻数、巻高さ、コイル線径、コイル内径、コイル外径、コイルの巻き方など)や投入エネルギー、コイル間の距離、コアの形状、コアの透磁率等の要因からある程度想定することは可能である。ところが、磁束の経路に金属のような介在物がある場合、磁束の流れが複雑になるのはもちろん、磁気的な抵抗値や、1次側と2次側の相互関係が変わってくるため、机上で計算することはほぼ不可能である。そのため、本発明の発明者は、磁気解析シミュレーション(有限要素法による解析)を用いて、上記要因をパラメータとして扱い、伝送効率が良くなるパラメータの条件を検討していった。以下に、その詳細について具体例で説明する。
(第1の実施の形態)
まず、解析シミュレーションで取り扱った非接触エネルギー伝送装置のモデル構成を図1に示す。図1において、充電器100側は1次側コイル101、1次側コア102で構成されており、電子時計200側としては、ムーブメント201、電池202、文字板203、ケース204、2次側コア205、2次側コイル206、金属製の裏蓋207で構成されている。また、電子時計200および充電器100は左右対称とみなし、解析モデルとしては片側半分のモデルで解析を行った。なお、解析シミュレーションの結果としてアウトプットされる数値は、図1に示す電子時計200の、左側側面(図1の点線で示す部分)を中心軸として、円筒状に回転させたモデルとしての出力が、アウトプットされるように設定してある。解析シミュレーションの出力とは、投入電流、出力電流、出力電圧等があり、また、投入電力を設定することによって解析を行った。
続いて、解析シミュレーションのパラメータとなる因子については、以下のように設定した。たとえば、電池であれば、電池の直径や、その厚み、導電率などを設定した。また裏蓋であれば、その導電率や厚みを設定した。なお、裏蓋の直径は、2次側コイル形状や、2次側コアの形状、ケースの横方向の厚み等によって変わってくる。このように、他の部材の形状によって、その形状が左右される場合には、物理的な矛盾がおきないようにその形状を修正して解析を行った。コイル関係であれば、巻数、巻高さ、コイル線径、コイル内径、コイル外径、コイルの巻き方など、コイルを構成する上で最低限必要なパラメータを設定した。また、誤差因子として室温や、充電器と電子時計の距離、電子時計の汚れを設定した。設定した因子の全ては表1の通りで、このように、幾つにも渡る因子を設定した後で、各因子に対して水準を決定していった。
Figure 2010219330
続いて、水準に関しては、以下のような設定を行った。たとえば2次側コイルに関しては、表2に示すような水準を決定した。コイル線径であれば、2次側コイルを構成するコイルの太さを0.21mm、0.22mm、0.23mmというように設定し、巻数であれば155ターン、163ターン、171ターンというように決定した。2側コイル以外の因子に対しても、表1に示すように3水準にて条件を決定した。もちろん変化すれば、2次側コイルや、ケース、2次側コアの形状が変化することから、電子時計の直径や、厚み等が変化する。このように因子と水準を決定したとき、もっとも伝送効率が高くなる構成はどのような条件かを求めたかったが、1つの因子に対し3水準としているため(誤差因子は2水準)、そのとき必要な、解析シミュレーションの回数は、3^(因子数のべき乗) ×2^(誤差因子数のべき乗)と計算できる。
Figure 2010219330
これだけの解析を行うためには、多くの時間が掛かってしまうため、本解析は、直交表を用いて解析を行うこととした。なお、因子に対する直交表はL81、誤差因子に対する直交表はL4を適応している。なお、条件の良し悪しを判断するにあたっては、伝送効率を評価項目とした。伝送効率は、以下の式によって求めた。
伝送効率η=出力エネルギー/投入エネルギー×100
また、伝送効率ηを望目特性として扱い、感度とSN比の計算は下記の式を採用した。
ST=Y12+Y22+Y32+Y42
Sm(Y1+Y2+Y3+Y4)2
Se=ST−Sm
Ve=Se/3
感度=10*LOG((Sm−Ve)/4/Ve)
SN比=10*LOG(((Sm−Ve)/4))
この解析のイメージ図を図2に示す。本解析では、各因子に対してL81直交表を設定しており、解析シミュレーションを81パターンにて行う。誤差因子としてはL4直交表を採用しており、各因子の条件に対して、4つの誤差条件で解析する。この場合、因子の解析で81パターン、誤差因子の解析で4パターンなので、一回の実験で81×4回=324回の実験回数となる。
各パターンで、Y1〜Y4(伝送効率)を求め、その値を基に、感度と、SN比を前述の式により求める。なお、この場合、感度とSN比の意味は、感度は高ければ高いほど、伝送効率が高いことを意味しており、SN比は高ければ高いほど、誤差因子(外乱)に対して安定性があることを意味している。このように、感度とSN比を求めた後、要因効果図を作ることでもっとも良い条件を検討していく。
図3は、要因効果図の一例で、コイルの水準としては表2の値を設定している。たとえばコイル線径であれば、左から0.21mm、0.22mm、0.23mmと設定しており、一番伝送効率がよくなる条件は、図3の点線で囲った部分(0.23mm)となる。
また、その他の因子についても、点線で囲った部分が一番効率の良くなる条件として求めることができる。ところで、前述の例では、コイル線径は0.23mmが一番良い条件として求めることができたが、ここでの一番良い条件というのは、0.21mm、0.22mm、0.23mmと、設定した範囲内でのことなので、実際には、0.24mm、0.25mmなどが、もっと良い可能性がある。このようなことが懸念されるため、本解析シミュレーションでは、一つの実験(324回の実験)で終わらせることなく、ある実験で一番良い条件を求めたあと、その条件を中心として何度か解析を反復した。
コイル線径を例にとって説明すると、0.21mm、0.22mm、0.23mmという範囲内では0.23mmがより良い場合、次回の解析は0.22mm、0.23mm、0.24mmというように、前の実験で一番よい条件が中心になるように水準をシフトし、実験を反復していった。このように実験を反復していくことで、ある局所的な条件での解でなく、広い範囲でそれぞれの因子の傾向を分析することができる。
このように解析を進めていった結果、2次側コイル206の因子に対し、図4〜図8で示す解析結果が得られた。まず、図4は2次側コイル206の内径で、図4をみるとほぼ感度としては一定で、内径の大きさに感度が左右されない結果となっている。感度は伝送効率と同じ意味であるので、2次側コイル206の内径は、ほとんど伝送効率に関係していないことが解った。
続いて、図5に示すコイル線径では、コイル線径が太ければ太いほど、感度が得られることが解った。すなわち、2次側コイル206につかうコイルの線径は、太い方が好ましい。
続いて、図6に示す2次凝縮巻き係数(巻き方)において、まず、この巻き係数を説明する。通常、コイルを構成する場合、そのコイルは図9に示すようにコイル線110を巻いて構成することが一般的である。ところが、図10に示すように、コイル線110をややずらして巻くことで、同じ巻数とした場合、コイルそのものの形状を小さく構成することのできる巻き方が知られている。本解析の因子として設定している凝縮巻き係数は、このことを示しており、図9の巻き方で構成できるコイルの外径を基準としたときに、凝縮巻きによって、概ねその基準に対し、0.7〜1.0倍の外径で構成することができる。この0.7〜1.0内で設定しているのが凝縮巻き係数である。図6をみると1.0に近いほど感度が高くなるため、余り敷き詰めて巻かないほうが(コイル外径を大きくしたほうが)利得が多く得られることが解る。ただし、凝縮巻き係数の範囲は、コイルの被覆の状態や、コイル線の状態、巻線の構成の仕方により大きく変化する。本例では0.73〜0,78を最良の範囲としているが、その係数で巻線が構成できない場合は、たとえば1.0等の確実に巻線が構成できる範囲で設定し、それに準じて後述する、より高い伝送効率を確保できるコイル条件を決めればよい。
続いて、図7に示す2次巻数では、170[ターン]より多く巻くあたりから利得が得られにくくなることが解った。続いて図8に示す巻き高さであるが、これはコイルを巻いたときの、コイルの高さを示しており、図8をみるとなるべく低く巻いたほうが良いという結果が得られた。
ここで、図4〜図8に示すように、各因子に対して近似曲線を作成した。各因子、それぞれの近似曲線を図4〜図8で、Ya,Yb,Yc,Yd,Yeとすると、一番伝送効率が高く得られる水準はYsum=Ya+Yb+Yc+Yd+Yeが最大となる条件として求めることができる。ところが、最も伝送効率が高く得られる水準で2次側コイル206を構成した場合、2次側コイル206の形状(特にコイル外径)が、限りなく大きくなってしまう。たとえばコイル線径は太い方が望ましいが、いくらでも太くした場合、それだけ2次側コイル206が大きくなるし、凝縮巻き係数に対しても、1に近ければ近いほど、コイル外径は大きくなってしまう。
ここで、電子時計の大きさとしては、φ30〜φ40mm程度が一般的であるので、その範囲で2次側コイル206を構成する必要がある。より詳細には、2次側コイル206はケース等の筐体に囲まれるため、実質的な2次側コイル206の外径としては、φ37mm以下にすることが望ましい。ここで、コイル外径は、以下の式より計算することができる。
コイル外径=コイル内径+2(コイル線径×横方向巻数×凝縮巻き係数)
横方向巻き数= 全体の巻数/縦方向巻数
縦方向巻き数=巻高さ/コイル線径
より、
コイル外径=コイル内径+2((コイル線径)2×巻数×凝縮巻き係数/巻高さ)
となる。
このコイル外径の式と、この第1の実施の形態で記載した近似曲線から、時計サイズと伝送効率の関係をプロットすると、図11に示す結果が得られた。この図11より、電子時計の直径φ30〜φ40mmの範囲で伝送効率がどのようになるかあらかじめ確認することができ、かつ、そのときの2次側コイル206の構成因子の水準は、近似曲線によって明らかになる。
ここで、仮に効率68.5%以上で、電子時計のサイズがφ34mmより小さい候補を探そうとすると、表3で示す候補が挙げられる。
Figure 2010219330
ところで、コイル内径は、図4より、あまり伝送効率に影響のないことが解っているので、構成できる最小のサイズで構成した。このように、ある程度の伝送効率と、サイズを限定すると、それぞれの因子に対し、以下のことがいえる。
使用するコイル線径は0.21mm〜0.23mmが適度によく、それ以外の水準にした場合、コイル外径が大きくなってしまう。また、巻数に対しては150〜170[ターン]が望ましく、170[ターン]より多く巻いた場合は、図7の通り、伝送効率に対してほぼ影響がなくなる。巻高さにおいては1.1mm〜1.3mmが伝送効率が良好に確保できる範囲で、1.1mmより小さくした場合、前述のコイル外径を求める式より、極端にコイル外径が大きくなる。
このように、コイル線形、巻数、巻高さの条件から、たとえば最も作りやすい条件を選んだり、もしくは最もコストが掛からない候補を選ぶことで、制限された時計サイズの中で、ある程度の自由度をもって2次側コイル206を構成することができる。
ここで、コイルを構成するにあたって、特にコストや、作り安さで制約がない場合は、図12で示すように、ある任意の時計サイズのとき、効率が最大となる水準(図12の点線に沿った水準)を適応すればよい。
(第2の実施の形態)
電磁誘導技術を用いて電力を伝送する場合、1次側コイル101と2次側コイル206の相互的なマッチングが必要不可欠となるので、2次側コイル206の諸条件だけでは、より良い効果を発揮することは難しい。ここで、1次側コイル101の解析結果を以下、図13、図14、図15に示す。
図13に示す1次側コイル101の線径をみると、0.33mm〜0.36mmで利得が最大になることが解った。図14に示す断面積比は、これは、2次側コイル206の底面の断面積を1とした場合の、1次側コイル101上面の断面積の大きさを表している。斜視図で示すと図16で、2次側コイル206の斜線部と、1次側コイル101の斜線部の比率がこれにあたる。
図14によると、この断面積の比率は2次側コイル206の1に対して、1次側コイル101は2.0より若干大きい2倍〜2.5倍に設定することがもっとも利得が得られる構成ということが解った。仮に2.5倍以上にした場合、徐々にその利得が低下していく。
続いて、図15に示す巻数比では、2次側コイル206の巻数を1としたときに、1次側コイル101の巻数をその何倍で構成するのが最も良いかを示したもので、図15によると、8.5倍〜10倍が最も利得が得られる構成ということが解った。
以上のことから、本発明における2次側コイル206と1次側コイル101の条件を下記に示す。電子時計200を直径約φ34mmで構成する場合、最良の2次側コイル206の水準としては、巻数162[ターン]、コイル線径φ0.22mm、巻高さ1.2mm、凝縮巻き係数0.73で構成することで、かつ、1次側コイル101を、コイル線径φ0.33〜0.36mm、断面積比を2〜2.5倍、巻数比を8.5〜10倍(約1500[ターン])で構成することが最も伝送効率を確保できる構成で、1次側コイル101と2次側コイル206を上記の条件にて構成した場合、裏蓋(チタン)の厚みを約1mmとしたとき、伝送効率69.1%を得ることができる。
また、電子時計200を直径約φ33mmとして構成する場合、2次側コイル206の水準は、巻数153[ターン]、コイル線径φ0.22mm、巻高さ1.3mm、凝縮巻き係数0.73で構成することが望ましく、さらにそれより小さくする場合は、コイル線径をφ0.21mmに、ないしは巻数を140[ターン]、または巻高さを1.2mmにすれば良い。
また、電子時計200を直径φ35mmより大きくなるように時計を構成する場合、2次側コイル206の水準は、巻数を160〜172[ターン]、コイル線径をφ0.22〜φ0.23mm、巻高さを1.2〜1.1mmで構成し、そのサイズに合わせて凝縮巻き係数を決めれば良い。
なお、1次側コイル101の諸条件は、2次側コイル206との比率が関係しているため、2次側コイル206の条件に合わせてその条件を決定すれば良い。
以上の構成をまとめたものを、表4に示す。
Figure 2010219330
なお、この条件のいずれも、磁束経路を妨げる金属部分(裏蓋)の厚みが、一般的な電子時計に使われる金属の厚み(0.8mm〜1.5mm)程度で適応できる。また、本明細書に記載のコイル線径の大きさは、コイルの被覆を含まない大きさとして示しており、コイル外径や、時計サイズの計算等は、被覆を含んだ大きさで計算している。被覆の大きさはマグネットワイヤ種で2ないし3種を適応している。したがって、以上説明した実施の形態によれば、受電側筐体にコイルを内蔵する場合、1次側コイルの巻数を2次側コイルの巻数の8.5〜10倍とし、さらに2次側コイルと対向する面の面積を2次側コイルの2〜2.5倍の範囲で構成することで、伝送効率を良好に確保できる。
また、受電側筐体に内蔵された2次側コイル206の大きさをコイル内径φ20mm以上、コイル外径φ40mm以内としたときに、その巻数を144〜172[ターン]、コイル線径φ0.21〜0.23[mm]、巻高さ1.1〜1.3[mm]の範囲で構成し、かつ、1次側コイル101のコイル線径をφ0.33〜0.36mm、巻数を2次側コイル206の8.5〜10倍とし、さらに2次側コイル206と対向する面の面積を2次側コイル206の2〜2.5倍の範囲で構成することで、良好な伝送効率で、受電側筐体に非接触エネルギーを伝送することができる。
また、受電側筐体に内蔵された2次側コイル206の大きさをコイル内径φ20mm以上、コイル外径φ30mm以下としたときに、コイル線径をφ0.21〜φ0.22mm、巻数140[ターン]〜153[ターン]、巻高さ1.2〜1.3mmとすることで、良好な伝送効率で、受電側筐体に非接触エネルギーを伝送することができる。受電側筐体の例として、男性用ないし女性用の電子時計に対して適応できる。
また、受電側筐体に内蔵された2次側コイル206の大きさをコイル内径φ20mm以上、コイル外径φ32mm以上としたときに、コイル線径をφ0.22〜φ0.23mm、巻数162[ターン]〜172[ターン]、巻高1.1〜1.2mmとすることで、良好な伝送効率で、受電側筐体に非接触エネルギーを伝送することができる。受電側筐体の例として、男性用の中でも標準的なサイズより若干大きめのサイズの電子時計に対して適応できる。
また、受電側筐体に内蔵された2次側コイル206の大きさをコイル内径φ20mm以上、コイル外径φ30〜φ32mmとしたときに、コイル線径をφ0.22mm、巻数153[ターン]〜162[ターン]、巻高さ1.2mmとすることで、良好な伝送効率で、受電側筐体に非接触エネルギーを伝送することができる。受電側筐体の例として、男性用の中でも標準的なサイズの電子時計に対して適応できる。
また、上述したコイル条件決定方法を用いることで、受電側筐体の大きさに関わらず、伝送効率が良好に確保できる1次側コイル101および2次側コイル206の諸条件を決定する手段を得る。また、幾つかの候補の中から条件を選定できるため実装する際のコストや、実装上の制約において条件の自由度が向上する。
また、受電側筐体のサイズがφ40mm以下である場合、たとえば受電側筐体が電子時計だった場合にその範囲内において伝送効率が良好に確保できる1次側コイル101および2次側コイル206の諸条件を決定する手段を得ることができる。
また、受電側筐体のサイズがφ20mm以上である場合、たとえば受電側筐体が電子時計だった場合にその範囲内において伝送効率が良好に確保できる1次側コイル101および2次側コイル206の諸条件を決定する手段を得る。
また、受電側筐体が、ある任意のサイズにおいて、利得を最大に得られるように条件を決定することで、伝送効率がそのサイズにおいて最大に確保できる1次側コイル101および2次側コイル206の諸条件を決定する手段を得ることができる。
また、電子時計に対して、この手段を用いることで、充電装置と電子時計間の磁気的な結合を大幅に高めることができ、その結果、良好な伝送効率を確保できる1次側コイル101および2次側コイル206の諸条件を決定することができる。
以上のように、本発明にかかる非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル、非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法は、電子時計などの電子機器に有用であり、特に、金属を筐体とした電子機器に対しても、効果的にエネルギーを伝送する機器やその条件設定に適している。
100 充電器
101 1次側コイル
102 1次側コア
200 電子時計
201 ムーブメント
202 電池
203 文字板
204 ケース
205 2次側コア
206 2次側コイル
207 裏蓋

Claims (9)

  1. 1次側コイルを中央凸部に巻装した1次側コアと2次側コイルを中央凸部に巻装した2次側コアとを同心軸上に対向するよう非接触に配置し、前記1次側コイルに誘起された磁束を前記1次側コアの中央凸部から前記2次側コアを介して伝送する前記2次側コイルにエネルギーを誘起させる非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイルであって、
    前記1次側コイルを、前記2次側コイルの巻数の8.5〜10倍とし、さらに前記2次側コイルと対向する面の面積を前記2次側コイルの2〜2.5倍の範囲で構成したことを特徴とする非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル。
  2. 前記2次側コイルの巻数を144〜172[ターン]、コイル線径φ0.21〜0.23[mm]、巻高さ1.1〜1.3[mm]の範囲で構成し、かつ、前記1次側コイルは、コイル線径をφ0.33〜0.36[mm]、巻数を前記2次側コイルの8.5〜10倍とし、さらに前記2次側コイルと対向する面の面積を前記2次側コイルの2〜2.5倍の範囲で構成したことを特徴とする請求項1に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル。
  3. 前記2次側コイルは、コイル線径をφ0.22〜φ0.23[mm]、巻数162〜172[ターン]、巻高さ1.1〜1.2[mm]であり、かつ、コイル内径がφ20[mm]以上、コイル外径がφ32[mm]以上であることを特徴とする請求項1に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル。
  4. 前記2次側コイルは、コイル線径をφ0.2[mm]、巻数153〜162[ターン]、巻高さ1.2[mm]であり、かつ、コイル内径がφ20[mm]より大きく、コイル外径がφ32[mm]より小さく、φ30[mm]より大きいことを特徴とする請求項1に記載の非接触エネルギー伝送装置の1次側コイルと2次側コイル。
  5. 2次側コイルの構成因子から、水準と利得の関係と、その水準より求まる受電側筐体の直径方向の大きさの関係に基づきコイル諸条件を決定し、さらに、2次側コイルの水準と関連付けられた因子と、その因子の水準と利得の関係に基づき1次側コイルの条件を決定することを特徴とする非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法。
  6. 前記受電側筐体の直径方向の大きさをφ40mm以下の範囲とすることを特徴とする請求項5に記載の非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法。
  7. 前記受電側筐体の直径方向の大きさをφ20mm以上の範囲とすることを特徴とする請求項5または6に記載の非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法。
  8. 任意の受電側筐体の直径方向の大きさに対し、利得が最大になるように水準を決定する事を特徴とする請求項5、6または7に記載の非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法。
  9. 前記受電側筐体は、腕時計型電子時計であることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記載の非接触エネルギー伝送装置のコイル条件決定方法。
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