JP5383432B2 - 非接触給電装置、受電モジュールおよび携帯型電子機器 - Google Patents
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Description
まず、充電式腕時計を充電する充電システムの概要について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかる充電システムの概略構成を示す模式図である。この充電システムは、送電モジュール11を有する充電ステーション10と、受電モジュール21を有する充電式腕時計20とで構成され、充電ステーション10に備えられている電源プラグ12を家庭用AC100Vのコンセント(図示せず)に装着し、充電式腕時計20を充電ステーション10の所定の装着位置にセットすることで、送電モジュール11から受電モジュール21へ非接触給電によって電力供給を行い、充電式腕時計20内部の2次電池22を充電するものである。
次に、充電式腕時計20の具体的な構造の一例について、図2乃至図4を参照して説明する。図2は、本実施の形態にかかる充電式腕時計20の内部構造を模式的に示した縦断面図、図3は、充電式腕時計20に内蔵される受電モジュール21の斜視図、図4は、受電モジュール21の2次コイル23と磁性体コア24との関係を説明する要部拡大断面図である。この充電式腕時計20は、図2に示すように、リューズ26が設けられた胴27と、裏蓋28と、風防ガラス29とからなる時計ケースの内部に、機能モジュール30、受電モジュール21、2次電池22などを収容した構成である。
本件発明者は、所定スペース内での2次コイル23の高さh1と磁性体コア24の高さh2の比率の適正範囲を見出すべく、上述した充電ステーション10と充電式腕時計20とをモデル化し、解析シミュレータを用いた数値解析により、2次コイル23の高さh1と磁性体コア24の高さh2とを変化させたときに、2次コイル23に誘起される電流値がどのように変化するかの検証を行った。
次に、実際に上述した充電式腕時計20の試作品を製作して、実機試験により、2次コイル23の高さh1と磁性体コア24の高さh2の比率(h1/h2)の適正範囲についての検証を行った。この試験では、ボビン31の一対のフランジ33,34間のスペース高さHを2.0mmとし、この高さ2.0mmのスペース内に配置された2次コイル23の高さh1と磁性体コア24の高さh2とを相補的に変化させて、2次コイル23に誘起される電流値の変化を検証した。具体的には、2次コイル23の高さh1の値と磁性体コア24の高さh2の値を、図7の表で示すように変化させ、各々の条件下で2次コイル23を流れる電流値をそれぞれ取得していった。なお、電流値の測定は、測定に必要なリード線を外部に引き出した充電式腕時計20の試作品を図1に示した構成の充電ステーション10の所定の装着位置にセットし、充電ステーション10を家庭用AC100Vの電源に接続したときに2次コイル23に流れる電流値を測定するという方法で行った。
次に、2次コイル23のコイル幅w1と磁性体コア24のコア幅w2との関係が電力伝送の効率に対してどのように影響を及ぼすかについて、第1実施例と同様のシミュレーション環境を用いて検証を行った。ここでは、2次コイル23と磁性体コイル24の幅方向のレイアウトを下記の(1)〜(5)の5つのパタンに定め、それぞれのパタンについて電力伝送の効率に対する影響を各々検証した。図9は、下記(1)〜(5)のパタンの概要を模式に示している。
(1)2次コイル23の内径側に、コイル幅w1の1/3のコア幅w2の磁性体コア24を配置
(2)2次コイル23の内径側に、コイル幅w1の2/3のコア幅w2の磁性体コア24を配置
(3)2次コイル23の幅方向全域に亘り、コイル幅w1と等しいコア幅w2の磁性体コア24を配置
(4)2次コイル23の外径側に、コイル幅w1の2/3のコア幅w2の磁性体コア24を配置
(5)2次コイル23の外径側に、コイル幅w1の1/3のコア幅w2の磁性体コア24を配置
11 送電モジュール
13 磁性体コア
14 1次コイル
20 充電式腕時計
21 受電モジュール
22 2次電池
23 2次コイル
24 磁性体コア
25 充電回路
31 ボビン
Claims (7)
- 1次コイルを有する送電モジュールと、2次コイルを有する受電モジュールとを備え、前記1次コイルと前記2次コイルとの間の電磁誘導作用により前記送電モジュールから前記受電モジュールへと非接触で電力を供給する非接触給電装置において、
前記受電モジュールは、前記2次コイルの前記1次コイルに対する対向面とは逆側の面上に配設されたコア部材と、円筒部の上端および下端に外側に張り出す一対のフランジが設けられた形状のボビンと、をさらに有し、
前記2次コイルは、前記ボビンの一対のフランジ間のスペースに巻回された円形渦巻コイルであり、
前記コア部材は、前記2次コイルが巻回された前記ボビンの一対のフランジ間の空きスペースを埋めるように、前記2次コイルと同心円状に配置された円環状コアであり、
前記2次コイルの前記1次コイルに対する対向面に対して垂直な方向を高さ方向とし、前記2次コイルの高さをh1、前記コア部材の高さをh2としたときに、
h1/h2>1.2
の関係を満足することを特徴とする非接触給電装置。 - 前記2次コイルの前記1次コイルに対する対向面と平行な方向を幅方向とし、前記2次コイルの内径部から外径部までの幅をw1、前記コア部材の内径部から外径部までの幅をw2としたときに、
1>w2/w1>0.54
の関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。 - 前記2次コイルの前記1次コイルに対する対向面と平行な方向を幅方向としたときに、前記2次コイルの内径部から外径部までの幅と前記コア部材の内径部から外径部までの幅とが略等しくされていることを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
- 2次コイルを有し、該2次コイルと送電モジュールの1次コイルとの間の電磁誘導作用により前記送電モジュールから非接触で電力が供給される受電モジュールにおいて、
前記2次コイルの前記1次コイルに対する対向面とは逆側の面上に配設されたコア部材と、円筒部の上端および下端に外側に張り出す一対のフランジが設けられた形状のボビンと、をさらに有し、
前記2次コイルは、前記ボビンの一対のフランジ間のスペースに巻回された円形渦巻コイルであり、
前記コア部材は、前記2次コイルが巻回された前記ボビンの一対のフランジ間の空きスペースを埋めるように、前記2次コイルと同心円状に配置された円環状コアであり、
前記2次コイルの前記1次コイルに対する対向面に対して垂直な方向を高さ方向とし、前記2次コイルの高さをh1、前記コア部材の高さをh2としたときに、
h1/h2>1.2
の関係を満足することを特徴とする受電モジュール。 - 前記2次コイルの前記1次コイルに対する対向面と平行な方向を幅方向とし、前記2次コイルの内径部から外径部までの幅をw1、前記コア部材の内径部から外径部までの幅をw2としたときに、
1>w2/w1>0.54
の関係を満足することを特徴とする請求項4に記載の受電モジュール。 - 前記2次コイルの前記1次コイルに対する対向面と平行な方向を幅方向としたときに、前記2次コイルの内径部から外径部までの幅と前記コア部材の内径部から外径部までの幅とが略等しくされていることを特徴とする請求項4に記載の受電モジュール。
- 請求項4乃至6のいずれか一項に記載の受電モジュールと、
2次電池と、
前記受電モジュールにより受電された電力を前記2次電池に充電する充電回路と、を備えることを特徴とする携帯型電子機器。
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