JP2010217203A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010217203A
JP2010217203A JP2009060384A JP2009060384A JP2010217203A JP 2010217203 A JP2010217203 A JP 2010217203A JP 2009060384 A JP2009060384 A JP 2009060384A JP 2009060384 A JP2009060384 A JP 2009060384A JP 2010217203 A JP2010217203 A JP 2010217203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
image
developing device
image forming
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009060384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5393210B2 (ja
Inventor
Takahiro Kobayashi
敬弘 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009060384A priority Critical patent/JP5393210B2/ja
Publication of JP2010217203A publication Critical patent/JP2010217203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5393210B2 publication Critical patent/JP5393210B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】現像ロータリーの各々の現像器の現像剤が他の現像器に取り込まれてしまう混色を簡単な構成で容易に防止することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】潜像が形成される像担持体1と、複数の現像器4が周方向に着脱可能に配設された現像ロータリー装置41とを有し、現像ロータリー装置41を回転させ、像担持体1の潜像を現像する画像形成装置において、現像ロータリー装置41に、複数の現像器4のうちの特定の現像器4aの着脱に応じて他の現像器4b〜4fの着脱を規制する規制部材60が設けられてなる。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真方式によって可視画像を形成する複写機、プリンタ、記録画像表示装置、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
コピー、プリンタ機能を有する複合機やファクシミリなどにおいては、電子写真方式の画像形成装置が広く利用されており、特に電子写真方式のフルカラー画像形成装置の普及が著しい。
近年、画像全域に光沢感を付与し、写真調に仕上げたり、画像中の光沢感(グロス感)に変化を与えることで、光沢差(グロス差)という色とは異なる新しい表現を付与する印刷物が普及しはじめている。
そして、光沢文字によって印刷物の一部を更に強調したり、光沢差(グロス差)を利用した文字を埋め込み、印刷物の原本証明等に利用するなど、プレゼン(印象付与)及びセキュリティーの分野にも数多くの応用事例が見込まれている。
このような表現を電子写真方式の画像形成装置で実現する為に、透明トナー現像器を有する現像ロータリー装置がある。
具体例として、1ドラム固定現像器の並列構成で、透明トナー現像器の配置をドラム周上最上流に配置し、他の現像器の現像剤が透明トナー現像器に混入しないようにしたものがある(特許文献1参照)。
また、1ドラムロータリー現像構成で、透明トナー現像器に他色の現像器の現像剤が混入しないように、画像形成順序及び透明トナー現像器の現像回数を制御したものがある(特許文献2参照)。
特開2006-301495号公報 特開2006-220815号公報
ところで、現像ロータリー装置では、1つのドラム(回転体)に複数の現像器を装着するため、各色の現像器は互いの近傍に配置される。このため、現像器の現像スリーブ、現像剤補給口及び現像剤排出口等を通じて、異なる色の現像剤が混入することがあり、画像不良を生じる恐れがある。
そこで、透明トナー現像器を先ず空現像し、現像スリーブ上の多色の現像剤が現像されることを防いだ後、再度透明トナー像を現像する制御方式が提案されている。
しかしながら、これでは、画像形成装置の生産性が著しく低下することとなり、画像信号に対する現像ロータリーの切り替え制御が透明トナー現像器を使用する場合のみ異なるなど、非常に複雑な制御及びハード構成が必要となってしまう。
本発明の技術的課題は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、現像ロータリーの各々の現像器の現像剤が他の現像器に取り込まれてしまう混色を簡単な構成で容易に防止することができる画像形成装置を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明に係る代表的な構成は、潜像が形成される像担持体と、複数の現像器が周方向に着脱可能に配設された現像ロータリー装置とを有し、前記現像ロータリー装置を回転させ、前記像担持体の潜像を現像する画像形成装置において、前記現像ロータリー装置に、前記複数の現像器のうちの特定の現像器の着脱に応じて他の前記現像器の着脱を規制する規制部材が設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、現像ロータリー装置内における現像剤の漏れ、飛散及び落下による特定の現像器の混色を簡単な構成で容易に防止することができ、高品質な画像が得られる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。 図1の現像ロータリー装置の断面図である。 図1の現像ロータリー装置の斜視図である。 図1の現像ロータリー装置において、1つの現像器を取り外した状態の断面図である。 図1の現像ロータリー装置において、現像剤補給口を示す断面図である。 図1の現像ロータリー装置において、現像剤排出口を示す断面図である。 図1の現像ロータリー装置において、規制部材の部分斜視図である。 図7の規制部材を備える現像ロータリー装置において、特定の現像器を装着しているときの背面側からみた断面図である。 図7の規制部材を備える現像ロータリー装置において、特定の現像器を取り外しているときの背面側からみた断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の断面図である。
図1に示す画像形成装置は、電子写真フルカラー画像形成装置であり、上部にデジタルカラー画像のリーダ部R、下部にデジタルカラー画像のプリンタ部Pを有する。
リーダ部Rにおいて、31は原稿台ガラス、32はそのガラス31に対して開閉可能な原稿圧着板である。ガラス31上にカラー原稿Oを画像面下向きで所定の載置基準に従って載置し、その上に原稿圧着板32を被せることで原稿Oをセットする。
原稿圧着板32を原稿自動送り装置(ADF、RDF)にして、原稿台ガラス31上にシート状原稿を自動的に送る構成にすることもできる。
33は原稿台ガラス31の下面に沿って移動駆動される移動光学系である。この移動光学系33により原稿台ガラス31上の原稿Oの下向き画像面が光学的に走査される。その原稿走査光が光電変換素子(固体撮像素子)であるCCD34に結像されてRGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色で色分解読取りされる。
そして、読取られたRGBの各信号が(図示しない)画像処理部に入力される。プリンタ部Pは、1ドラム、ロータリー現像構成及び中間転写構成を有する電子写真画像形成機構である。
このプリンタ部Pの動作概略は次の通りである。像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、感光ドラムという)1上に、画像信号をレーザースキャナ3にて露光画像として形成する。
感光ドラム1上に形成された露光画像は、所望の色の現像剤を収容し、図示しないトナーカートリッジ部より現像剤としてのトナーを必要時随時補給されるべく、補給パイプ400を備える。そして、現像ロータリー装置41内部に配置された複数の現像器4により、1色毎、露光画像上にトナー像を順次形成する。
この感光ドラム1上の各色のトナー像を更に中間転写ベルト(以下、ベルトという)5上に1色毎に1次転写することを繰り返して、ベルト5上に未定着の必要色のトナー像を合成形成する。その後、このトナー像を一括でシートS上に2次転写し、次いで定着してフルカラー画像形成物を出力するものである。
以下に、更に詳しく説明する。感光ドラム1は矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動され、その表面が帯電手段としての帯電器2により所定の極性・電位に一様に帯電される。その帯電処理面が露光手段としてのレーザースキャナ3によりレーザー走査露光される。
レーザースキャナ3は、レーザー出力部、ポリゴンミラー、結像レンズ、折り返しミラー等を有し、画像処理部から入力される画像情報信号に対応して変調されたレーザー光(光信号)を出力して、回転する感光ドラム1の帯電処理面を走査露光する。これにより、感光ドラム1の面に走査露光パターンに対応した静電潜像が形成される。
尚、上記画像情報信号は、前述のリーダ部Rから読み込まれた画像情報以外にも、パソコンなどの外部機器より電送される画像情報より合成、形成されたものでももちろん構わない。
その静電潜像が現像ロータリー装置41によりトナー像として現像される。現像ロータリー装置41は、ロータリーに、各々の色現像剤(トナー)を収容させた複数の現像器4を装着したものである。
現像ロータリー装置41が所定の制御タイミングにて所定の角度、図示矢印方向に回転されることによって、各々の現像器4が感光ドラム1と対向する現像位置に切り換えられて配置される。現像位置において、感光ドラム1と現像器4の現像スリーブとの距離(SD距離)が或る決められた範囲内に保たれる。
ベルト5は可撓性を有する誘電材製のエンドレスベルトであり、複数のローラ5a〜5g間に懸回張設されている。ベルト5の外面はローラ5bとローラ5c間において感光ドラム1に接触している。その接触部が1次転写ニップ部T1である。
この1次転写ニップ部T1において、ベルト5の感光ドラム1側と反対側に1次転写ローラ6が配設されていて、ベルト5の内面に接している。
この1次転写ローラ6には、所定の制御タイミングにて、トナーと逆極性の1次転写電圧が印加される。ベルト5は、例えばローラ5aを駆動ローラとして、感光ドラム1の回転速度とほぼ同じ速度で矢印の時計方向に回転駆動される。
まず、感光ドラム1に対して、1色目のトナー像が、上記の帯電・露光・現像の画像形成工程により形成される。そして、そのトナー像が1次転写ニップ部T1においてベルト5上に転写される。
ベルト5に転写されないで感光ドラム1の面に残った1次転写残トナーはドラムクリーニング装置7により感光ドラム1面から除去される。クリーニング装置7により清掃された感光ドラム1は繰り返して画像形成に供される。
上記と同様の画像形成工程が、2色目〜N色目について、同様に随時繰り返えされる。これにより、ベルト5上に、各現像色のトナー像の順次重畳転写からなる未定着のトナー画像が合成形成される。
一方、所定の制御タイミングで、第1〜第4の給送カセット81〜84或いはマルチ手差しトレイ85の複数の給送部のうち、予め選択された給送部の給送ローラ11が駆動される。これにより、その給送部に収容されたシートSが1枚分離されて送り出されてシートパス13からレジストローラ14へ送られる。
レジストローラ14は、シートSの斜行補正と、ベルト5からシートSへのトナー像の2次転写のタイミングを制御するもので、給送部側から給送されたシートSの先端を受け止めて一旦停止させる。
15は2次転写ローラである。この2次転写ローラ15は、ベルト5の複数のローラ5a〜5gの内のローラ5gを対向ローラとして、ローラ5gに対してベルト5を挟んで所定に圧接した第1状態とベルト5の外面から離間した第2状態とに図示しない加圧制御機構により切り換え着脱制御される。
2次転写ローラ15は常時はベルト5の外面から離間した第2状態に切り換えられて保持されている。尚、第1状態に切り換えられることで、ベルト5の外面との間に2次転写ニップ部T2が形成される。
2次転写ローラ15は所定の制御タイミングで第1状態に切り変えられる。また、レジストローラ14の位置で一旦停止されているシートSは所定の制御タイミングでレジストローラ14から再給送され、第1状態に切り変えられた2次転写ローラ15とベルト5との間の2次転写ニップ部T2に導入される。
そして、シートSはこの2次転写ニップ部T2を挟持搬送されていく。その間、2次転写ローラ15には所定の2次転写電圧が印加されて、ベルト5上の複数色からなるトナー像がシートS上に静電的に一括転写され、シートS上には未定着のトナー像が形成(転写)される。
シートSに転写されないでベルト5の面に残った2次転写残トナーはベルトクリーニング装置16によりベルト面から除去される。このクリーニング装置16により清掃されたベルト5は繰り返して画像形成に供される。
クリーニング装置16は、常時はベルト5の外面から離間した状態に保持されている。2次転写ニップ部T2にてベルト5からシートSに対するトナー像の2次転写がなされるときに、所定の制御タイミングにてベルト5の外面に接触した状態に切り換えられる。
2次転写ニップ部T2を出たシートSはベルト5の面から分離して、搬送ベルトユニット17によって定着器18へ搬送され、未定着トナー像は熱及び圧力によりシートS上に融着されて定着画像となる。定着器18を出たシートSはシートパス19を通って排出トレイ20上に排出される。
22、25は、再度シートSに画像を転写、定着させる際のシート搬送パスである。このシート搬送パスは、両面画像形成モードや多重画像形成モードが選択された場合に、定着器18を出た、片面画像形成済みのシートS又は1回目画像形成済みのシートSを表裏反転させて、もしくは表裏反転させないで、2次転写ニップ部T2へ再搬送する。
次に、以下に両面画像形成モードについて詳細に説明する。定着器18を出たシートSは、切替え部材26にて、図中下方の搬送パスへ導かれ、反転ローラ22にて反転する。そして、シート後端側を先端として、切替え部材27にて、図中右方向へ搬送され、デカーラ23にて、カール補正される。その後、主走査方向(奥・手前方向)のシート位置が横レジ検知センサ24にて検出され、搬送パス25へと送られる。
デカーラ23は、シートSが再度二次転写ニップ部T2に送られる際、下向き(上凸形態)のカールになる様、カール補正の向きが設定されている。これは、逆の上向き(下凸形態)のカールの際、シート先端がニップ部入り口に引っかかる、或いは入り難い、及び搬送され難いニップへのシートSの入りと出の際のシートSの跳ねが大きいなどが原因の二次転写不良(画像不良)が生じる為である。
また、横レジ検知センサ24にて検知されたシート端部の位置情報は、裏面の画像の主走査方向の書き込み位置の補正用に用いられる。これにより、両面搬送パス中にシートSの主走査方向の位置に変動が生じても、1面目の画像とほぼ同じ主操作位置に画像を形成することが可能となる。
その後シートSは再度定着器を通過し、搬送パス19を経由し、排出ローラ200にて、排出トレイ20上に排出される。
また、デカーラ23は、シートSを反転し表裏逆向きに排出する際に使用する搬送パス中に構成されている。そして、反転ローラ22にて反転された後、切替え部材27を作動させず図中上方へ反転搬送する。その後、切替え部材28にて排出ローラ側にシート搬送向きを切り替え、排出トレイ20上に下向きのカールを形成し排出する役割を有する。ここで、下向きのカールを形成し排出するのは、排出トレイ20上のシートSの積載状態を良好に保つ為である。
尚、画像形成装置は、画像安定性を確保する為に、現像ロータリー装置41の切り替え速度及び回転駆動トルク、更に配置空間の制約の中で、現像器4の容積を可能な限り増やした構成としている。
この為、図示しないトナーカートリッジは現像ロータリー装置41の外部に配置され、現像ロータリー装置41内にはトナーを受け取り、現像器4へ搬送する補給パイプ400のみを有する構成である。
また、現像ロータリー装置41下部は転写クリーナ16が近接しており、現像ロータリー装置41下部の敷居板401と現像ロータリー装置41の最外周である現像スリーブの軌跡(図1中のロータリー部、二点鎖線の円周)との距離は6mm程度としている。この6mmという値は、敷居板401が金属である為、現像スリーブの磁極に影響を与えない(干渉しない)距離から設定しているものである。
以下詳細図面を用いて、本実施形態の画像形成装置における現像ロータリー装置41内部のトナー混色対策の形態について詳細に説明を行う。
図2、3は全ての現像器4を装着した状態の現像ロータリー装置41の正面図及び斜視図であり、図4は現像器4を1つのみ取り外した状態の現像ロータリー装置41の正面図である。また、図5、6は現像ロータリー装置41の現像剤補給部及び排出部の断面図を示す。
図2、3を用いて、現像ロータリー装置41の構成の概略を説明する。即ち、現像ロータリー装置41ではロータリー前側板50、ロータリー後側板51が回転中心軸となるロータリーステイ405にて支持されており、現像器4がロータリーステイ405を中心にそれぞれ対向するように周方向に配置されている。
次に、画像形成にて消費したトナーを現像器4内へ補填するための構成を説明する。前述したように、各色毎にトナーカートリッジ(図示しない)から受け取ったキャリア入り現像剤は、現像ロータリー装置41の補給パイプ400内をスクリューで搬送され、補給口403を介して現像器4に補給される。
一方で、現像剤の長寿命化を目的に、現像器4内の現像剤を少量ずつ現像器4外へと排出し、キャリア入り補給現像剤と入れ替えることで、現像剤をリフレッシュしている。排出口404から排出された現像剤はロータリーステイ405内にある中空の排出パイプ405aを通り、トナー回収BOX(図示しない)へと搬送される。
次に、サービスメンテナンス時の現像器交換について説明する。現像器交換作業は、現像器4の寿命に伴う交換だけでなく、画像不良対応のためのユニット交換としても必要となっているのが現実である。これは、現像器4はわずかな異物の混入でも画像不良に直結する、非常に敏感なユニットであることが大きい。
図4に示すように、現像器4(4a、4b、4c、4d、4e、4f)は各色毎に個別に着脱可能である。本実施形態では、現像ロータリー装置41を含むプロセスユニット全体を本体から手前側に引き出した状態で、現像ロータリー上カバー402を取り外し、所望の現像器4aが現れるまで現像ロータリー装置41を回転させる。現像器4aの固定を解除し、現像器4aを上方に持ち上げることで取り外し作業が完了となる。また、取り付け作業は取り外しと逆の作業となる。
現像器4は現像剤や現像スリーブ406等を有しており、ある程度の重量があるため、現像器1個を取り外しただけでも現像ロータリー装置41のバランスが崩れ、意図せずとも自重で回転してしまう場合があるので注意が必要な作業である。
図5、6に示すように、前述した補給口403、排出口404はウレタン製のシール材407及び408をそれぞれ備えている。現像器4の装着により上方から押えてつけることで、シール材407、408を圧縮させ、現像剤の漏れや飛散を防止するシール構造となっている。
このため、現像器4が取り外された状態で現像ロータリー装置41を回転させると、補給口403や排出口404が露出され、必然的に補給口403や排出口404から現像剤が零れ落ちることになる。
また、現像剤は現像器4に安定的に補給されるように補給口403まで充填されている。加えて、現像剤は排出パイプ405aに自重で落下させるようになっているので、排出口404付近では残留現像剤が多くなっている。このため、現像ロータリー装置41の若干の回転でも現像剤が容易に零れ落ちてしまう。
この対策として、補給口403、排出口404のそれぞれにシャッタを設けることも不可能では無いが、ある程度のスペースが必要となるために装置が大きくなる傾向がある。また、異物の混入を避けるためにもできるだけ可動部は設けない方が好ましい。
こぼれ落ちた現像剤は現像ロータリー装置41の下部の敷居板401に溜まり、前述したように現像スリーブ406との距離が6mm程度と接近しているために、落下現像剤が磁力により現像スリーブ406表面に付着し、混色の原因となる。特に、前述したような透明トナーでは他色の混色の影響が非常に大きく、わずかな混色でも画質品位が損なわれる恐れがある。
本発明により、以上に述べたような、現像剤補給口403、排出口404を有する現像ロータリー装置41において、現像器4を交換する際、着脱順序を規制することで、特定の現像器4aの混色が防止される。
以下、現像器4の着脱順序について説明する。即ち、現像ロータリー装置41は、図3に示すように、ロータリー前側板50、ロータリー後側板51及び複数の現像器4からなっており、ロータリーステイ405を軸として回転する。
図7において、60は現像器4の着脱順序を規制する規制部材であり、この規制部材60はロータリー前側板50に取り付けられている。規制部材60は複数の規制部600、レバー601及び付勢部材602を有し、ロータリーステイ405と同軸上のスリーブ603上を回転可能になっている。
レバー601は、図4に示す特定の現像器4aの着脱によりロータリー前側板50に設けられた軸を中心に回転する。これにより、レバー601のレバー部601bが規制部600のピン部600bを一方向に押圧することで、規制部600が回転するようになっている。また、付勢部材602の一端がロータリー前側板50に固定され、他端が規制部600に固定され、規制部600は常に半時計回り方向に付勢されている。
図8、9は現像ロータリー装置41を背面からみた断面図であり、図8は特定の現像器4aの装着時の状態を示し、図9は特定の現像器4aを取り外した状態を示す。
図8において、特定の現像器4aが装着されている場合、規制部材60のレバー601は特定の現像器4aの底面と接触し下方に押圧される。これにより、規制部600は各色の現像器4b〜4fの着脱を妨げる位置に移動し、各色の現像器4b〜4fの着脱が不可能となる。
一方、図9において、特定の現像器4aを取り外している場合、特定の現像器4aによるレバー601への押圧が解除されるため、規制部600は付勢部材602によって半時計回りに回転し、各色の現像器4b〜4fが着脱可能な位置まで移動する。これにより、各色の現像器4b〜4fの着脱が可能となる。
このように、本実施の形態では、現像ロータリー装置41に装着された現像器4を交換する際、特定の現像器4aを最初に取り外し、その後、他の現像器4b〜4fを交換し、最後に特定の現像器4aを取り付けなければならない。
これにより、現像器4を交換する際の現像器4の着脱順序が規制され、現像器交換時に発生する現像ロータリー装置41内への現像剤の漏れや飛散、落下から特定の現像器4aへの混色を防止することが簡単な構成で容易に可能となる。特定の現像器4aへの混色を防止することで、適切な濃度の高品質な画像を得ることができる。
特に、混色に不利とされる透明トナーを有する現像ロータリー装置において、特定の現像器位置に透明トナー現像器を配置することで、透明トナー現像器への混色を防止することが可能となる。
4(4a〜4f) 現像器
41 現像ロータリー装置
50 ロータリー前側板
60 規制部材
400 補給パイプ
401 敷居板
403 補給口
404 排出口
405 ロータリーステイ
405a 排出パイプ
406 現像スリーブ
600 規制部
600b ピン部
601 レバー
601b レバー部
602 付勢部材
603 スリーブ

Claims (4)

  1. 潜像が形成される像担持体と、複数の現像器が周方向に着脱可能に配設された現像ロータリー装置とを有し、前記現像ロータリー装置を回転させ、前記像担持体の潜像を現像する画像形成装置において、
    前記現像ロータリー装置に、前記複数の現像器のうちの特定の現像器の着脱に応じて他の前記現像器の着脱を規制する規制部材が設けられたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記規制部材は、前記現像ロータリー装置に回転可能に設けられ、前記特定の現像器の着脱により回転し、前記特定の現像器の装着時は、前記規制部材が他の前記現像器の着脱を規制するとともに、前記特定の現像器の取り外し時は、他の前記現像器の着脱を可能にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像器に現像剤を補給する補給口あるいは現像剤を排出する排出口が、前記特定の現像器の取り外しにより露出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記特定の現像器は、透明トナー現像器であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2009060384A 2009-03-13 2009-03-13 画像形成装置 Active JP5393210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060384A JP5393210B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060384A JP5393210B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010217203A true JP2010217203A (ja) 2010-09-30
JP5393210B2 JP5393210B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=42976174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009060384A Active JP5393210B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5393210B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62163071A (ja) * 1986-01-13 1987-07-18 Sharp Corp 回転式現像装置の現像ユニツト交換装置
JP2002268319A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Seiko Epson Corp ロータリー現像ユニット及び画像形成装置
JP2003050495A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Seiko Epson Corp 画像形成装置における現像ユニットの装着方法および取り出し方法ならびに画像形成装置
JP2005165053A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006171100A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2007086184A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2007178467A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像形成装置及び画像形成方法
JP2007219227A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007292925A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2008298879A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62163071A (ja) * 1986-01-13 1987-07-18 Sharp Corp 回転式現像装置の現像ユニツト交換装置
JP2002268319A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Seiko Epson Corp ロータリー現像ユニット及び画像形成装置
JP2003050495A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Seiko Epson Corp 画像形成装置における現像ユニットの装着方法および取り出し方法ならびに画像形成装置
JP2005165053A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006171100A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2007086184A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2007178467A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像形成装置及び画像形成方法
JP2007219227A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007292925A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2008298879A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5393210B2 (ja) 2014-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008249835A (ja) 現像装置、画像形成装置
JP5398135B2 (ja) 画像形成装置
US20090304429A1 (en) Image forming apparatus
JP2003084556A (ja) 画像形成装置
US20050129418A1 (en) Image forming apparatus and toner supply method
JP5417089B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2007286100A (ja) 画像形成装置
JP5393210B2 (ja) 画像形成装置
JP5063439B2 (ja) 画像形成装置
JP5625020B2 (ja) 画像形成装置
JP4923619B2 (ja) 画像形成装置
JP5253076B2 (ja) 画像形成装置
JP2007219372A (ja) 画像形成装置
JP2010091802A (ja) 画像形成装置
JP5822801B2 (ja) 画像形成装置
JP5911394B2 (ja) 画像形成装置
JP2008158050A (ja) 画像形成装置
US5867635A (en) Selectable quality control and productivity in a color reprographic printing machine
JP2010044292A (ja) 画像形成装置
JP2004325597A (ja) 画像形成装置
JP5832390B2 (ja) 画像形成装置
JP5762366B2 (ja) 画像形成装置
JP5211969B2 (ja) 画像形成装置、トナー回収方法、及びコンピュータプログラム
JP5804990B2 (ja) 画像形成装置
JP2013092742A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131015

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5393210

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151