JP2010216583A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドリングストップ等を実現するためエンジン駆動される主油圧ポンプを補助する電動モータ駆動式油圧ポンプを備えた自動変速機の油圧回路において背圧による電動モータへの悪影響がリリーフ弁を必要とせずに解消される技術を提供する。
【解決手段】主ポンプ3と、補助ポンプ4と、自動変速のための油路のライン圧を所定値に調整する調整弁5とを備えた自動変速機の制御装置。調整弁5にライン圧調整指令を与える調整弁制御部61と、油路のライン圧を得るライン圧取得部62と、補助ポンプの起動を制御する補助ポンプ起動部63とが備えられている。補助ポンプ起動部63は、補助ポンプの起動時のライン圧が補助ポンプ4の保証耐圧より高い場合にライン圧の低下指令出力を調整弁制御部61に要求し、ライン圧が保証耐圧以下の状態で補助ポンプ4を起動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のエンジンによって駆動される主ポンプと電動モータによって駆動する補助ポンプとを用いて自動変速機への油圧供給を制御する制御装置に関する。
交差点等での車両の停止と始動の間だけエンジンを自動停止させるアイドリングストップが、エコロジーの観点から注目されている。一般的な自動変速機を搭載している車両では、このようなアイドリングストップを採用した場合、変速段を完成するための自動変速機における作動油圧を供給する油圧ポンプはエンジンによって駆動するように構成されていることから、エンジンが自動停止すると、変速用油圧回路の油圧が低下し、自動変速機がニュートラル状態となる。この状態でエンジンが自動的に再始動されると、変速用油圧回路の油圧が上昇して自動変速機がエンジン停止直前の状態に復元するが、その際エンジンの回転数が高いとショックが発生する。
この問題を避けるため、エンジン停止中は電動モータにより駆動する補助的な油圧ポンプによって変速用油圧回路に油圧を供給する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照用)。変速用油圧回路の作動油圧が補助油圧ポンプの吐出側に背圧として作用するような構成の場合、エンジンが自動停止されても油圧がすぐに低下せずに、補助油圧ポンプに高い背圧が作用していることがある。そのような状況下で、エンジンの自動停止に応答して補助油圧ポンプの電動モータ、特にセンサレスブラシレスDCモータのような電動モータを起動させた場合は、補助油圧ポンプの背圧に打ち勝つ負荷トルクを発生できない可能性があり、モータの起動が不安定となる問題やモータそのものが損傷するという問題が生じる。この問題を解決するため、特許文献1による油圧供給装置では、車両のエンジンにより駆動されて自動変速機の油圧回路に第1レベルの作動油圧を供給する主油圧ポンプと、エンジンの停止期間において電動モータにより駆動されることで前記第1レベルより低い第2レベルの作動油圧を供給する補助油圧ポンプとを備え、補助ポンプの吐出側油路には補助油圧ポンプ側への油圧伝達を阻止する逆止弁が介装され、且つ、補助ポンプの吐出側油路の逆止弁と補助油圧ポンプとの間には第1レベルより低いが第2レベルより高い第3レベルの油圧で開くリリーフ弁が接続されている。
特開2002−310272号公報 (段落番号〔0001−0008〕、図1)
上記特許文献1の油圧供給装置によれば、補助油圧ポンプの吐出側油路に介装された逆止弁およびこの逆止弁と補助油圧ポンプとの間に接続されたリリーフ弁により、補助油圧ポンプの吐出側も作用する背圧を所定値以下に制限することができるが、リリーフ弁の追加によるコスト上の問題、リリーフ弁の配置に関するスペース上の問題が生じることになる。
本発明の目的は、アイドリングストップ等を実現するためエンジン駆動される主油圧ポンプを補助する電動モータ駆動式油圧ポンプを備えた自動変速機において、当該自動変速機の油圧回路における背圧による電動モータへの悪影響をリリーフ弁を必要とせずに解消することができる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る自動変速機の制御装置では、エンジンによって回転駆動されるとともに車両用自動変速機に油路を通じて作動油を供給する主ポンプと、電動モータによって回転駆動されるとともに前記主ポンプを補助するため前記油路に作動油を供給する補助ポンプと、前記油路のライン圧を所定値に調整する調整弁と、前記調整弁にライン圧調整指令を与える調整弁制御部と、前記油路のライン圧を得るライン圧取得部と、前記補助ポンプの起動を制御する補助ポンプ起動部とが備えられ、前記補助ポンプ起動部は、前記補助ポンプの起動時の前記ライン圧が前記補助ポンプの保証耐圧より高い場合に前記ライン圧の低下指令出力を前記調整弁制御部に要求し、前記ライン圧が前記保証耐圧以下の状態で前記補助ポンプを起動する。
この構成によると、ライン圧が補助ポンプの保証耐圧より高い場合には補助ポンプ起動部が調整弁制御部にライン圧の低下指令出力を要求するので、リリーフ弁がなくても補助ポンプは要求ライン圧が補助ポンプの保証耐圧以下の状態で起動されることになる。これにより、背圧による電動モータへの悪影響がリリーフ弁を必要とせずに解消され、リリーフ弁の追加によるコスト上及びスペース上の問題が回避される。
油路のライン圧は種々の方法で検知可能であるが、調整弁制御部が調整弁に対して出力する制御信号であるライン圧調整指令からライン圧を算定する構成を採用すると、特別な圧力検出センサを油路等に設ける必要がないので、コスト的に利点がある。なお、ライン圧を補助ポンプの保証耐圧以下に低下させるライン圧調整指令が出力されていても、なんらかな事情で、エンジン回転数が予想通りに低下せず、実際のライン圧が補助ポンプの保証耐圧以上であるといった特殊なケースを考慮する場合には、前記エンジンの回転数が前記主ポンプによるライン圧の前記保証耐圧までの低下に対応する所定回転数に達したことが前記補助ポンプ起動部の補助ポンプ起動条件として追加的に設定される構成を採用するとよい。
もちろん、所望箇所の実際のライン圧を検知することで、補助ポンプの始動安定性を高めたい場合には、そのようなライン圧を検出するライン圧検出器を油路等に設け、そのライン圧検出器の検出値に基づいてライン圧を算定するように前記ライン圧取得部を構成するとよい。
さらに本発明の好適な実施形態の1つでは、前記調整弁制御部は、前記補助ポンプ起動部からの前記低下指令出力に応答して、前記補助ポンプの保証耐圧以下で車両発進時に要求される前記自動変速機用油圧クラッチの最低伝達トルク以上となる値のライン圧調整指令を出力するように構成されている。この構成によれば、ライン圧が補助ポンプの保証耐圧以下であっても、少なくとも自動変速機用油圧クラッチの最低伝達トルク以上の油圧が確保されているので、正常な発進ができないといった不都合は解消される。
始動させた補助ポンプは、エンジンの再始動にともない主ポンプが駆動することによりライン圧が上昇する際に停止させることになる。この補助ポンプの停止を、主ポンプの駆動が不十分でライン圧が低い段階で行うと、一時的に油圧不足となってしまう。このような問題を解消するため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記エンジンの回転数が前記主ポンプによるライン圧が自動変速機用油圧クラッチの最低伝達トルク容量を確保可能な所定回転数を下回ったことが前記補助ポンプ起動部の補助ポンプ起動条件として設定されている。これにより、自動変速機用油圧クラッチの最低伝達トルク容量確保が可能となる。
また、主ポンプの駆動後に補助ポンプの停止が遅れ、補助ポンプの停止の前にライン圧が補助ポンプの保証耐圧以上になると補助ポンプの電動モータに上述したような不都合が生じる。このため、前記補助ポンプの停止を制御する補助ポンプ停止部が備えられ、前記ライン圧が補助ポンプの保証耐圧より高いことが前記補助ポンプ停止部の補助ポンプ停止条件として設定されることも好適である。
主ポンプの駆動によるライン圧の上昇度合いは、エンジンの回転数に依存する。このことを利用するならば、補助ポンプの停止制御は、エンジン回転数に基づいて行うことも可能である。従って、本発明の他の好適な実施形態では、前記補助ポンプの停止を制御する補助ポンプ停止部が備えられ、前記エンジンの回転数が前記主ポンプによるライン圧の回復に対応する所定回転数に達したことが前記補助ポンプ停止部の補助ポンプ停止条件として設定されている。
さらに、調整弁制御部がライン圧の上昇指令を出力すると、低レベルのライン圧が上昇することになる。このことを利用するならば、前記調整弁制御部による前記ライン圧の上昇指令の出力が前記補助ポンプ停止部の補助ポンプ停止条件として設定することも好適である。
本発明に係る自動変速機の制御装置の原理を説明する模式図である。 本発明に係る自動変速機の制御装置の実施形態を示す模式図である。 補助ポンプ制御の基本ルーチンを示すフローチャート図である。 補助ポンプ始動制御ルーチンを示すフローチャート図である。 補助ポンプ停止制御ルーチンを示すフローチャート図である。 補助ポンプ制御を表すタイムチャート図である。 別実施形態での補助ポンプ制御を表すタイムチャート図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1の模式図を用いて、本発明に係る自動変速機の制御装置の原理を説明する。図1に示されている油圧回路は、車両用自動変速機に作動油を供給する油圧回路である。油圧源として、エンジンEによって回転駆動される主ポンプ3と、主ポンプ3を補助するために電動モータによって回転駆動される補助ポンプ4とが設けられている。この油圧回路のライン圧を調整するために、調整弁ユニット5も設けられている。制御ユニット6は、調整弁ユニット5へのライン圧調整指令や補助ポンプ4の電動モータに始動/停止指令などの制御信号を出力する。制御ユニット6には、調整弁ユニット5にライン圧調整指令を与える調整弁制御部61と、油圧回路の所望油路のライン圧を得るライン圧取得部62と、補助ポンプ4の起動を制御する補助ポンプ起動部63と、補助ポンプ4の停止を制御する補助ポンプ停止部64などの機能実行部が構築されている。
補助ポンプ起動部63は、補助ポンプ4の起動時のライン圧が補助ポンプ4の保証耐圧より高い場合にライン圧の低下指令出力を調整弁制御部61に要求し、ライン圧が保証耐圧以下の状態で補助ポンプ4を起動する。つまり、ライン圧が補助ポンプ4の保証耐圧以下であることが補助ポンプ4の起動条件となっているが、この起動条件として、さらにエンジンEの回転数が主ポンプ3によるライン圧の保証耐圧までの低下に対応する所定回転数を下回ることを追加することができる。ライン圧取得部62は、調整弁制御部61によって出力されるライン圧調整指令に基づいてライン圧を算定するように構成することができる。もちろん、油圧回路に所望箇所のライン圧を検出するライン圧検出器が設けられている場合には、このライン圧検出器の検出値に基づいてライン圧を算定することができる。
補助ポンプ停止部64は、ライン圧が補助ポンプ4の保証耐圧より高いことを補助ポンプ停止条件として補助ポンプ4を停止させる。この補助ポンプ停止部64においても、補助ポンプ停止条件としてエンジンの回転数が主ポンプによるライン圧の回復に対応する所定回転数に達したこと、つまりライン圧が補助ポンプ4の保証耐圧に達したことを追加することも可能である。さらには、調整弁制御部61によってライン圧の上昇指令が出力されたことを補助ポンプ停止条件として追加することも可能である。
図2は、アイドリングストップ技術を採用した自動変速車両に、本発明に係る自動変速機の制御装置を適用した実施形態における駆動系の模式図である。なお、図2において、実線は駆動力の伝達経路を示し、破線は作動油の供給油路を示し、一点鎖線は信号圧の供給経路を示し、白抜き矢印は制御電気信号の供給経路を示している。作動油の供給油路を示している破線に付記されている記号(P1)又は(P2)は、当該供給油路内における作動油の油圧が第一油圧P1又は第二油圧P2であることを示している。この図に示すように、駆動系では、概略的には、スタータ10によって始動されるエンジンEの駆動力を、トルクコンバータ21及び変速装置22を介して車輪11へ伝達する構成となっている。トルクコンバータ21や変速装置22などの変速機器からなる自動変速機に、基本的には、第一油圧P1又は第二油圧P2を有する作動油が供給されるように、油圧回路に設けられた各種油圧機器が制御ユニット6によって制御される。
変速装置22は、エンジンEと車輪11との間に設けられ、トルクコンバータ21を介して伝達されるエンジンEからの回転駆動力を変速して車輪11側へ伝達する。トルクコンバータ21は、エンジンEと変速装置22との間に設けられ、入力軸12の回転駆動力を、中間軸13を介して変速装置22に伝達する装置である。ここでは、トルクコンバータ21は、入力軸12に連結された入力側回転部材としてのポンプインペラ21aと、中間軸13に連結された出力側回転部材としてのタービンランナ21bと、これらの間に設けられ、ワンウェイクラッチを備えたステータ21cとを備えている。そして、トルクコンバータ21は、内部に充填された作動油を介して、駆動側のポンプインペラ21aと従動側のタービンランナ21bとの間の駆動力の伝達を行う。また、このトルクコンバータ21は、ロックアップ用の摩擦係合要素として、ロックアップクラッチLCが設けられている。このロックアップクラッチLCは、ポンプインペラ21aとタービンランナ21bとの間の回転差(滑り)を無くして伝達効率を高めるために、ポンプインペラ21aとタービンランナ21bとを一体回転させるように連結するクラッチである。したがって、トルクコンバータ21は、ロックアップクラッチLCの係合状態では、作動油を介さずに、エンジンE(入力軸12)の駆動力を変速装置22(中間軸13)に直接伝達する。このロックアップクラッチLCを含むトルクコンバータ21には、第二油圧P2の作動油が供給される。
本実施形態においては、変速装置22は、複数の変速段を有する有段の自動変速機である。したがって、変速装置22は、変速比の異なる複数の変速段を構成するために、図示しない遊星歯車機構等の歯車機構と、この歯車機構の回転要素の係合又は解放を行い、変速段を切り替えるためのクラッチやブレーキ等の複数の摩擦係合要素とを備えている。図2には、このような摩擦係合要素として第一クラッチC1及び第一ブレーキB1が例示されている。なお、実際の変速装置22には、更に多くのクラッチやブレーキ等の変速段切替用の摩擦係合要素が備えられている。そして、変速装置22は、各変速段について設定された所定の変速比で、中間軸13の回転速度を変速するとともにトルクを変換して出力軸14へ伝達する。変速装置22から出力軸14へ伝達された回転駆動力は、ディファレンシャル装置15を介して車輪11に伝達される。
一方、変速装置22の複数の摩擦係合要素C1、B1は、第一油圧P1の作動油の供給を受け、変速制御用の油圧制御弁である変速制御弁ユニットVBにより制御されて動作する。そして、これら複数の摩擦係合要素C1、B1の係合又は解放を行うことにより、複数の変速段が切り替えられる。すなわち、この変速装置22は、第一油圧P1の作動油の供給を受けて変速段の切替動作を行う。例えば、第一クラッチC1のみの係合状態で第一速段が形成され、第一クラッチC1及び第一ブレーキB1の係合状態で第二速段が形成される。
この自動変速機に含まれている摩擦係合要素は、供給される作動油の基本的な油圧が第一油圧P1である第二グループと、供給される作動油の基本的な油圧が第二油圧P2ある第一グループとに区分けされる。なお、変速装置22の各部の潤滑や冷却のためには、第二油圧P2の作動油が供給される。本実施形態においては、変速装置22の第一クラッチC1が第一グループに属し、トルクコンバータ21のロックアップクラッチLCが第二グループに属する。
上述した自動変速機の各部に作動油を供給するための油圧回路の構成について説明する。この油圧回路は、オイルパンに蓄えられた作動油を吸引し、自動変速機の各部に供給するための油圧源として、主ポンプである機械式ポンプ3と補助ポンプである電動ポンプ4の2種類のポンプを備えている。ここで、機械式ポンプ3は、入力軸12(エンジンE)の回転駆動力により動作するオイルポンプである。このような機械式ポンプ3としては、例えば、歯車ポンプやベーンポンプなどが好適に用いられる。本例では、機械式ポンプ3は、トルクコンバータ21のポンプインペラ21aを介して入力軸12に連結されエンジンEの回転駆動力により駆動される。そして、この機械式ポンプ3は、基本的に、自動変速機に必要な作動油の油量を十分に上回る吐出能力を備えている。しかし、機械式ポンプ3は、エンジンEの停止中には作動油を吐出しない。また、機械式ポンプ3は、入力軸12の低速回転中(すなわち車両の低速走行中)には作動油を吐出するが、自動変速機にとって必要な油量を供給することができない場合がある。そこで、この自動変速機は、機械式ポンプ3を補助するために、電動ポンプ4を備えている。
電動ポンプ4は、エンジンEの駆動力とは無関係に、ポンプ駆動用の電動モータ41の駆動力により動作するオイルポンプである。この電動ポンプ4としても、例えば、ポンプ本体40には、歯車ポンプやベーンポンプなどが好適に用いられる。電動ポンプ4を駆動する電動モータ41は、図示しない蓄電装置と電気的に接続され、当該蓄電装置からの電力の供給を受けて駆動力を発生する。この電動ポンプ4は、機械式ポンプ3を補助するポンプであって、上記のような車両の停止中や低速走行中など、機械式ポンプ3から必要な油量が供給されない状態で動作する。このような補助ポンプとしての性格と、小型軽量化及び電動モータ41の消費電力の低減のために、電動ポンプ4としては、機械式ポンプ3よりも吐出能力が小さいポンプが用いられる。
油圧制御系には、機械式ポンプ3及び電動ポンプ4から供給される作動油の油圧を所定圧に調整するための調整弁として、第一調整弁(プライマリ・レギュレータ・バルブ)PVと、第二調整弁(セカンダリ・レギュレータ・バルブ)SVとが備えてられている。第一調整弁PVは、機械式ポンプ3及び電動ポンプ4から供給される作動油の油圧を第一油圧P1に調整する調整弁である。第二調整弁SVは、第一調整弁PVからの余剰油の油圧を第二油圧P2に調整する調整弁である。したがって、第二油圧P2は、第一油圧P1よりも低い値に設定される。第一油圧P1は、自動変速機の基準油圧となるライン圧に相当し、その値は、制御ユニット6からの制御指令に基づいてリニアソレノイド弁SLTから供給される信号圧に基づいて決定される。
第一調整弁PV及び第二調整弁SVには、共通の油圧調整用のリニアソレノイド弁SLTからの信号圧が供給される。そして、第一調整弁PVは、供給される信号圧に応じて、機械式ポンプ3及び電動ポンプ4から供給される、第一調整弁PVより上流側(機械式ポンプ3及び電動ポンプ4側)の作動油の油圧を第一油圧P1に調整する。ここでは、第一調整弁PVは、リニアソレノイド弁SLTから供給される信号圧と、第一調整弁PVによる調整後の第一油圧P1のフィードバック圧とのバランスに基づいて、機械式ポンプ3及び電動ポンプ4から供給された作動油を第二調整弁SV側へ排出する量を調整する。すなわち、第一調整弁PVは、機械式ポンプ3及び電動ポンプ4から供給される作動油の油量が多い場合には、第二調整弁SV側へ排出する作動油の油量を多くする。一方、機械式ポンプ3及び電動ポンプ4から供給される作動油の油量が少ない場合には、第二調整弁SV側へ排出する作動油の油量を少なくする。これにより、第一調整弁PVより上流側の作動油の油圧を、信号圧に応じた第一油圧P1に調整する。
第二調整弁SVは、リニアソレノイド弁SLTから供給される信号圧に応じて、第一調整弁PVから排出される余剰油の油圧、すなわち、第一調整弁PVより下流側(第二調整弁SV側)であって第二調整弁SVより上流側(第一調整弁PV側)の油圧を所定の第二油圧P2に調整する。ここでは、第二調整弁SVは、リニアソレノイド弁SLTから供給される信号圧と、第二調整弁SVによる調整後の第二油圧P2のフィードバック圧とのバランスに基づいて、第一調整弁PVから排出された余剰の作動油をオイルパンへ排出(ドレン)する量を調整する。すなわち、第二調整弁SVは、第一調整弁PVからの余剰油の油量が多い場合には、オイルパンへ排出する作動油の油量を多くする。一方、第一調整弁PVからの余剰油の油量が少ない場合には、オイルパンへ排出する作動油の油量を少なくする。これにより、第二調整弁SVより上流側の作動油の油圧を、信号圧に応じた第二油圧P2に調整する。
リニアソレノイド弁SLTは、第一調整弁PVによる調整後の第一油圧P1の作動油の供給を受けるとともに、制御ユニット6から出力されるSLT指令に応じて弁の開度を調整することにより、当該SLT指令に応じた信号圧の作動油を出力する。ここで、リニアソレノイド弁SLTから出力される信号圧は、基本的にSLT指令に比例する値となる。このリニアソレノイド弁SLTから出力される信号圧の作動油は、第一調整弁PV及び第二調整弁SVに供給される。したがって、ここでは、第一調整弁PV及び第二調整弁SVのそれぞれに対して同じ値の信号圧が供給されることになる。これにより、制御ユニット6は、出力するSLT指令に応じた第一油圧P1及び第二油圧P2に調整するように、第一調整弁PV及び第二調整弁SVの制御を行う。リニアソレノイド弁SLTの制御信号となるSLT指令は、走行負荷やアクセル開度などの各種の車両情報に基づいて、制御ユニット6において決定され、リニアソレノイド弁SLTに対して出力される。
第一調整弁PVにより調整された第一油圧P1の作動油は、変速制御弁ユニットVBを介して変速装置22の複数の摩擦係合要素C1、B1に供給されるとともに、伝達クラッチTCなどにも供給される。また、第二調整弁SVにより調整された第二油圧P2の作動油は、変速装置22の潤滑油路、トルクコンバータ21、ロックアップクラッチLCの制御用のロックアップ制御弁(ロックアップ・コントロール・バルブ)CVなどに供給される。
変速制御弁ユニット(バブルユニット)VBは、変速装置22の複数の摩擦係合要素C1、B1のそれぞれの係合又は解放を行う動作制御用の弁であり、各摩擦係合要素C1、B1のそれぞれに対応する複数の制御弁等により構成されている。この変速制御弁ユニットVBは、制御ユニット6から出力される制御指令に応じて複数の制御弁の開閉動作を行うことにより、第一調整弁PVにより調整された第一油圧P1の作動油を各摩擦係合要素C1、B1の油圧室に供給し、各摩擦係合要素C1、B1の係合又は解放の動作を制御する。
ロックアップ制御弁CVは、ロックアップクラッチLCの係合又は解放を行う動作制御用の弁である。このロックアップ制御弁CVには、ロックアップ制御用のリニアソレノイド弁SLUからの信号圧が供給される。そして、ロックアップ制御弁CVは、供給される信号圧に応じて弁を開閉することにより、第二調整弁SVにより調整された第二油圧P2の作動油をロックアップクラッチLCの油圧室に供給し、ロックアップクラッチLCの係合又は解放の動作を制御する。
ソフトウエア又はハードウエアあるいはその両方で制御ユニット6に構築されている機能部のうち、本発明に特に関係する機能部は、調整弁ユニット5にライン圧調整指令を与える調整弁制御部61と、上述した自動変速機のための油圧回路の所望油路のライン圧を得るライン圧取得部62と、電動ポンプ4の起動を制御する補助ポンプ起動部63と、電動ポンプ4の停止を制御する補助ポンプ停止部64である。補助ポンプ起動部63は、補助ポンプ4の起動時のライン圧が電動ポンプ4の保証耐圧より高い場合にライン圧の低下指令出力を調整弁制御部61に要求し、ライン圧が保証耐圧以下の状態で補助ポンプ4を起動する。ライン圧取得部64は、調整弁制御部61によって出力されるライン圧調整指令に基づいてライン圧を算定する。補助ポンプ停止部64は、ライン圧が電動ポンプ4の保証耐圧より高いことを補助ポンプ停止条件として電動ポンプ4を停止させる。
上述したように構成された制御ユニット6による電動ポンプ(補助ポンプ)4の制御の流れを、図3から図5によるフローチャート及び図6によるタイムチャートを用いて以下に説明する。
エンジンEによって駆動される機械式ポンプ3の補助ポンプである電動ポンプ4の制御は、エンジンの停止要求や始動要求の発生によって開始される。従って、電動ポンプの基本制御ルーチンである補助ポンプ制御では、図3に示すように、まずエンジンイベントチェックが行われる(#01)。エンジンイベントチェックの結果、得られたイベントがエンジン停止要求であるかどうか(#02)、及びエンジン始動要求であるかどうか(#03)がチェックされる。
例えば、アイドリングストップのイベントが発生し、アイドルストップフラグがOFFからONになると(図6のタイムポイント:T1)、エンジン停止要求が発生したと判定される。エンジン停止要求が発生し(#02Yes分岐)、かつ電動ポンプ4が停止状態であれば(#04Yes分岐)、電動ポンプ4を適切に始動する補助ポンプ始動制御ルーチンが実行される(#06)。ステップ#04で電動ポンプ4が駆動状態であれば(#04No分岐)、電動ポンプ4を始動する必要がないのでステップ#01に戻る。
またアイドリングストップ解除のイベントが発生し、アイドルストップフラグがONからOFFになると(図6のタイムポイント:T2)、エンジン始動要求が発生したと判定される。エンジン始動要求が発生し(#03Yes分岐)、かつ電動ポンプ4が駆動状態であれば(#05Yes分岐)、電動ポンプ4を適切に停止する補助ポンプ停止制御ルーチンが実行される(#07)。ステップ#05で電動ポンプ4が停止状態であれば(#05No分岐)、電動ポンプ4を停止する必要がないのでステップ#01に戻る。
補助ポンプ始動制御ルーチンが実行されると、図4に示すように、まずライン圧取得部62により取得されている、電動ポンプ4に作用しているとみなされるライン圧が読み出される(#61)。この実施形態では、ライン圧取得部62は、調整弁制御部61が調整弁ユニット5に対して出力するライン圧調整指令に基づいて所望のライン圧を算定する。読み出されたライン圧は、電動ポンプ4の保証耐圧である許容ライン圧に準じて設定されている油圧閾値を比較される(#62)。この電動ポンプ4の保証耐圧とは、電動ポンプ4を構成する電動モータ41の正常な回転が保証されるポンプ本体40の背圧である。ライン圧が油圧閾値以上である場合(#62No分岐)、調整弁制御部6に対して油路の油圧を許容ライン圧まで下げるためのライン圧低下指令を出力することを要求し(#63)、ステップ#61に戻る。ここで、調整弁制御部6が調整弁ユニット5に与えるライン圧低下指令に含まれる要求ライン圧値は、電動モータ41の保証耐圧以下で車両発進時に要求される前記自動変速機用油圧クラッチの最低伝達トルク以上となる値である。
ライン圧が油圧閾値を下回った場合(#62Yes分岐)、さらにエンジン回転数が読み込まれ(#64)、エンジン回転数と回転数閾値とが比較される(#65)。この回転数閾値は、機械式ポンプ3によって作り出されるライン圧が前記自動変速機用油圧クラッチの最低伝達トルク容量を十分確保されるエンジン回転数に準じて設定されている。エンジン回転数が回転数閾値以上となっていれば(#65No分岐)、まだ十分にエンジン回転数が低下しておらず、機械式ポンプ3によって作り出される油圧がこの油圧回路の油圧を主に支配しているとみなされる(図6のタイムポイント:T11)。従って、エンジン回転数の低下を待つため、再びステップ#64に戻る。エンジン回転数が回転数閾値未満となれば(#65Yes分岐)、このタイミング(図6のタイムポイント:T12)で電動ポンプ4を始動させる(#66)。つまり、この実施形態での補助ポンプ始動制御ルーチンでは、ライン圧と油圧閾値との比較による補助ポンプ始動条件と、エンジン回転数と回転数閾値との比較による補助ポンプ始動条件との両者が満たされた場合、初めて電動ポンプ4が始動されることになる。
アイドリングストップ解除のイベントが発生し、アイドルストップフラグがONからOFFになると(図6のタイムポイント:T2)、補助ポンプ停止制御ルーチンが実行されるが、図5に示すように、ここでもまずライン圧が読み出される(#71)。読み出されたライン圧は、電動ポンプ4の保証耐圧である許容ライン圧に準じて設定されている油圧閾値を比較される(#72)。図6で示すタイムポイント:T22の状況下のようにライン圧が油圧閾値以上である場合(#72Yes分岐)、電動モータ41に悪影響を与える恐れがあるので即座に電動ポンプ4を停止させる(#75)。
図6のタイムポイント:T21で示す状況下のようにライン圧が油圧閾値を下回っている場合(#72No分岐)、さらにエンジン回転数が読み込まれ(#73)、エンジン回転数と回転数閾値とが比較される(#74)。エンジン回転数が回転数閾値未満であれば(#74No分岐)、まだ十分にエンジン回転数が上昇しておらず、機械式ポンプ3によって作り出される油圧が油路のライン圧にあまり貢献していないとみなし、しばらく電動ポンプ4の駆動を持続させるために、再びステップ#71に戻る。エンジン回転数が回転数閾値以上となれば(#75Yes分岐)、電動モータ41に悪影響を与える恐れがあるので即座に電動ポンプ4を停止させる(#75)。つまり、この実施形態での補助ポンプ停止制御ルーチンでは、ライン圧と油圧閾値との比較による補助ポンプ停止条件と、エンジン回転数と回転数閾値との比較による補助ポンプ停止条件とのいずれか一方が満たされた場合、即座に電動ポンプ4が停止されることになる。
〔別実施形態〕
(1)上述した実施の形態では、補助ポンプの起動と停止を制御する制御装置は、トルクコンバータを備えた自動変速機に適用されていたが、CVTやDCT(デュアルクラッチトランスミッション)などの自動変速機、あるいは回転電機を備えたハイブリッド車両の自動変速機に適用することも可能である。
(2)上述した実施の形態では、補助ポンプの停止制御として、交差点での一時停車等、変速レンジが「D」レンジに維持されている状態に適した形態が説明されている。しかしながら、補助ポンプの駆動から停止への移行プロセスにおいて変速レンジの「N」から「D」レンジへの移行を伴う場合には、アイドルストップイベントの発生前に、変速弁における油路切換イベントが発生する。図7は、そのような状況下での好適な補助ポンプ停止制御を示すタイムチャートである。油路切換イベントが発生したのち(図7のタイムポイント:T3)、変速レンジが「N」から「D」に移行した時点(図7のタイムポイント:T31)で、アイドルストップフラグがOFFからONとなり、ライン圧の昇圧調整指令が出力される。そして、ほぼ同時に電動ポンプが停止される。そのときエンジンEは駆動しているので、機械式ポンプ3が駆動することでライン圧も摩擦係合要素C1のクラッチ係合のための十分なものとなる。摩擦係合要素C1のクラッチ係合が確立された時点(図7のタイムポイント:T32)でライン圧の低下調整指令が出力される。
(3)補助ポンプの電動モータとしてはセンサレスブラシレスDCモータが好適であるが、もちろん他のタイプのモータを用いてもよい。
3 機械式ポンプ(主ポンプ)
4 電動ポンプ(補助ポンプ)
5 調整弁ユニット(調整弁)
6 制御ユニット
61 調整弁制御部
62 ライン圧取得部
63 補助ポンプ起動部
64 補助ポンプ停止部
E エンジン

Claims (8)

  1. エンジンによって回転駆動されるとともに車両用自動変速機に油路を通じて作動油を供給する主ポンプと、
    電動モータによって回転駆動されるとともに前記主ポンプを補助するため前記油路に作動油を供給する補助ポンプと、
    前記油路のライン圧を所定値に調整する調整弁と、を備えた自動変速機の制御装置において、
    前記調整弁にライン圧調整指令を与える調整弁制御部と、前記油路のライン圧を得るライン圧取得部と、前記補助ポンプの起動を制御する補助ポンプ起動部とが備えられ、
    前記補助ポンプ起動部は、前記補助ポンプの起動時の前記ライン圧が前記補助ポンプの保証耐圧より高い場合に前記ライン圧の低下指令出力を前記調整弁制御部に要求し、前記ライン圧が前記保証耐圧以下の状態で前記補助ポンプを起動する自動変速機の制御装置。
  2. 前記ライン圧取得部は、前記ライン圧を前記ライン圧調整指令に基づいて算定する請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記エンジンの回転数が前記主ポンプによるライン圧が自動変速機用油圧クラッチの最低伝達トルク容量を確保可能な所定回転数を下回ったことが前記補助ポンプ起動部の補助ポンプ起動条件として設定されている請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記ライン圧を検出するライン圧検出器が設けられ、前記ライン圧取得部は、前記ライン圧を前記ライン圧検出器の検出値に基づいて算定する請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記調整弁制御部は、前記補助ポンプ起動部からの前記低下指令出力に応答して、前記補助ポンプの保証耐圧以下で車両発進時に要求される自動変速機用油圧クラッチの最低伝達トルク以上となる値のライン圧調整指令を出力する請求項1から4のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  6. 前記補助ポンプの停止を制御する補助ポンプ停止部が備えられ、前記ライン圧が補助ポンプの保証耐圧より高いことが前記補助ポンプ停止部の補助ポンプ停止条件として設定されている請求項1から4のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記補助ポンプの停止を制御する補助ポンプ停止部が備えられ、前記エンジンの回転数が前記主ポンプによるライン圧の回復に対応する所定回転数に達したことが前記補助ポンプ停止部の補助ポンプ停止条件として設定されている請求項1から6のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  8. 前記調整弁制御部による前記ライン圧の上昇指令の出力が前記補助ポンプ停止部の補助ポンプ停止条件として設定されている請求項6又は7に記載の自動変速機の制御装置。
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