JP2010215507A - 2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1h−ベンズイミダゾールナトリウムの結晶及びその製造方法 - Google Patents
2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1h−ベンズイミダゾールナトリウムの結晶及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010215507A JP2010215507A JP2007153557A JP2007153557A JP2010215507A JP 2010215507 A JP2010215507 A JP 2010215507A JP 2007153557 A JP2007153557 A JP 2007153557A JP 2007153557 A JP2007153557 A JP 2007153557A JP 2010215507 A JP2010215507 A JP 2010215507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystal
- producing
- sodium salt
- ether
- tetrahydrofuran
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/12—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/04—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
【課題】消化性潰瘍等の治療に有用なラベプラゾールナトリウムは、その強い吸湿性のため、原薬の保存安定性や固形製剤化に難点があった。この難点を克服した耐湿性の新規結晶形のラベプラゾールナトリウム及び製造方法を提供すること。
【解決手段】(1)粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有するラベプラゾールナトリウムのF形結晶と、(2)その製造方法として、ラベプラゾールナトリウムをエーテル系有機溶媒から結晶化させる方法とを提供する。
【選択図】図1
【解決手段】(1)粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有するラベプラゾールナトリウムのF形結晶と、(2)その製造方法として、ラベプラゾールナトリウムをエーテル系有機溶媒から結晶化させる方法とを提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、抗潰瘍剤として医療上有用な2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1H−ベンズイミダゾールナトリウム(一般名称:ラベプラゾールナトリウム)の優れた耐湿性を有する、安定な新規結晶及びその製造方法に関する。
当初、ラベプラゾールナトリウムは、非晶質の固体として、あるいは非結晶性の個体としての製造方法が報告されていた。しかし、これらは吸湿性が強く、吸湿することにより安定性が低下し、分解や変色し易くなる。このことから、原薬の保存あるいは製剤化において安定性に問題があった。その後、吸湿性が改善された新規結晶(II)が報告されている(特許文献2)。その他新規結晶として、X形及びY形(特許文献2)並びにZ形(特許文献3)が報告されているが、吸湿データについては記載がない。
特開2001−39975号公報
国際公開第03/082858号パンフレット
米国特許出願公開2004/0180935号明細書
本発明の課題は、上記技術的背景から、耐湿性が優れ、製剤化が容易な新たなラベプラゾールナトリウムの結晶を提供することにある。
ラベプラゾールナトリウムには前述の結晶多形が存在し、これらは粉末X線回折(XRPD)、示差走査熱量分析(DSC)等により特徴づけられている。また、これら結晶形は晶析条件を変えることにより、つくり分けることが示されている。
しかし、示された結晶化技術を追試しても、本発明の上記課題を解決する新規結晶は得ることができなかった。
そこで、本発明者は、ラベプラゾールナトリウムの晶析条件を種々検討したところ、エーテル系の溶媒を用いた場合、析出した結晶の粉末X線回折スペクトルが、既知結晶形の粉末X線回折スペクトルに含まれる特定回折角(2θ)に対応するスペクトルを実質的に有ささない新規結晶形(F形と命名)のラベプラゾールナトリウムを得ることができた。その後、この結晶形のラベプラゾールは、耐湿性に優れ、製剤化し易いことが判明した。そこで、さらに検討を加え、本発明を完成することができた。
しかし、示された結晶化技術を追試しても、本発明の上記課題を解決する新規結晶は得ることができなかった。
そこで、本発明者は、ラベプラゾールナトリウムの晶析条件を種々検討したところ、エーテル系の溶媒を用いた場合、析出した結晶の粉末X線回折スペクトルが、既知結晶形の粉末X線回折スペクトルに含まれる特定回折角(2θ)に対応するスペクトルを実質的に有ささない新規結晶形(F形と命名)のラベプラゾールナトリウムを得ることができた。その後、この結晶形のラベプラゾールは、耐湿性に優れ、製剤化し易いことが判明した。そこで、さらに検討を加え、本発明を完成することができた。
すなわち、本発明によれば、
(1)粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有するラベプラゾールのF形結晶、
(2)粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有し、回折角度(2θ)18.0±0.1°、20.9±0.1°及び21.2±0.1°に実質的にピークを有しない請求項1に記載のF形結晶、
(3)粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有するラベプラゾールのF形結晶の製造方法であって、エーテル系有機溶媒から結晶化させることを特徴とする前記F形結晶の製造方法、
(4)テトラヒドロフランと低級アルキルエーテルの混合溶媒から結晶させることを特徴とする前記(3)に記載のF形結晶の製造方法、
(5)テトラヒドロフランと、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル及びtert-ブチルメチルエーテルからなる群から選ばれた1種類の溶媒との混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法、
(6)テトラヒドロフランとジイソプロピルエーテルの混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法、
(7)テトラヒドロフランとtert−ブチルメチルエーテルの混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法を、提供することができる。
(1)粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有するラベプラゾールのF形結晶、
(2)粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有し、回折角度(2θ)18.0±0.1°、20.9±0.1°及び21.2±0.1°に実質的にピークを有しない請求項1に記載のF形結晶、
(3)粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有するラベプラゾールのF形結晶の製造方法であって、エーテル系有機溶媒から結晶化させることを特徴とする前記F形結晶の製造方法、
(4)テトラヒドロフランと低級アルキルエーテルの混合溶媒から結晶させることを特徴とする前記(3)に記載のF形結晶の製造方法、
(5)テトラヒドロフランと、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル及びtert-ブチルメチルエーテルからなる群から選ばれた1種類の溶媒との混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法、
(6)テトラヒドロフランとジイソプロピルエーテルの混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法、
(7)テトラヒドロフランとtert−ブチルメチルエーテルの混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法を、提供することができる。
本発明のラベプラゾールF形結晶は、耐湿性に優れていることから、製剤化の際の取扱いが容易となる。
また、本発明のラベプラゾールF形結晶の製造方法によれば、容易に所期の課題を解決するラベプラゾールの結晶を得ることができる。
また、本発明のラベプラゾールF形結晶の製造方法によれば、容易に所期の課題を解決するラベプラゾールの結晶を得ることができる。
本発明に係るラベプラゾールナトリウムのF形結晶は、図1に示す粉末X線回折パターンによって特徴づけられる。そのパターンは、測定装置としてブルカー(Bruker)AXS社製D8DISCOVER(with GADDS CS)を使用し、管球Cu、管電圧45KV、管電流40Maの条件下で測定したものである。
前記図1のスペクトルについて、主なピークの回折角(2θ)と強度(%)を示せば下記の如くである。ただし、それらの強度(%)は、図1に示される粉末X線回折パターンの各ピークの相対的な高さを、狭い範囲で限定するものと解してはならない。同一サンプルの頻回測定によっても、各ピークの強度(%)は、その性質上厳密に再現性があるとは言えないからである。
本発明に係るラベプラゾールナトリウムのF形結晶の粉末X線回折スペクトルは、既知結晶形のパターンとは異なるパターンを示すものである。例えば、前記特許文献1に耐湿性に優れていると記載されているII形結晶に特有の回折角(2θ)18.04、20.92及び21.20に対応するピークが実質的に認められない。
なお、ラベプラゾールナトリウムのF形結晶について示差走査熱量分析すると、図2に示す吸熱曲線が得られる。この曲線は、ネッシュ(NETZSCH)社製DSC 204 F1 Phoenixを使用し、アルミニウムパン中、昇温速度10℃/分、25℃〜300℃の温度範囲条件で測定したもので、本発明に係るラベプラゾールのF形結晶が単一の結晶形であることを示唆している。
本発明に係るラベプラゾールのF形結晶の製造方法において使用する好ましいエーテル系溶媒として、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル等を挙げることができる。中でも、テトラヒドロフランと前記例示の低級アルキルエーテルから選択された1種類のエーテルとの混合溶媒が好ましい。
溶媒量は、使用する混合溶媒の組み合わせと比率及び結晶化温度に依存して異なるが、通常ラベプラゾールナトリウム1重量に対して前記溶媒を1〜64倍量、好ましくは1.7〜20倍量使用する。テトラヒドロフランと低級アルキルエーテルの(V/V)比率は、1:6〜2:1、好ましくは、3:7〜4:3、結晶化の時間は2時間〜7日間で、好ましくは5時間〜3日間である。またその間、撹拌あるいは静置のいずれも可能である。結晶化の温度は、0℃から選択した溶媒の沸点で行うことができるが、好ましくは10〜35℃である。また、結晶化の方法として、結晶化開始時ラベプラゾールナトリウムの溶解の有無、各溶媒の添加順序等方法について限定はされるものでない。
溶媒量は、使用する混合溶媒の組み合わせと比率及び結晶化温度に依存して異なるが、通常ラベプラゾールナトリウム1重量に対して前記溶媒を1〜64倍量、好ましくは1.7〜20倍量使用する。テトラヒドロフランと低級アルキルエーテルの(V/V)比率は、1:6〜2:1、好ましくは、3:7〜4:3、結晶化の時間は2時間〜7日間で、好ましくは5時間〜3日間である。またその間、撹拌あるいは静置のいずれも可能である。結晶化の温度は、0℃から選択した溶媒の沸点で行うことができるが、好ましくは10〜35℃である。また、結晶化の方法として、結晶化開始時ラベプラゾールナトリウムの溶解の有無、各溶媒の添加順序等方法について限定はされるものでない。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明の範囲は、これらに限定されるものではない。
なお、以下の実施例に記載のラベプラゾールナトリウムは、特公平06−74272号公報に記載の方法により製造した非晶質固体、又は 特開2000−143659に記載の方法により製造したラベプラゾールナトリウムとアセトンの錯体を使用した。
なお、以下の実施例に記載のラベプラゾールナトリウムは、特公平06−74272号公報に記載の方法により製造した非晶質固体、又は 特開2000−143659に記載の方法により製造したラベプラゾールナトリウムとアセトンの錯体を使用した。
2−[[4−(3−メトキシプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1H−ベンズイミダゾールナトリウムのアセトン錯体5.0gをテトラヒドロフラン15mlに溶解し、40℃でtert−ブチルメチルエーテル20mlを加えた。種結晶を加えた後、40℃で22.5時間静置した。析出した結晶をろ取し、テトラヒドロフランとtert−ブチルメチルエーテルとの(V/V)混合溶液(3:4)で洗浄し、減圧乾燥することにより結晶4.1gを得た。
mp:222℃(分解)
粉末X線回折スペクトル:測定装置としてブルカー(Bruker)AXS社製D8DISCOVER(with GADDS CS)を使用し、管球Cu、管電圧45KV、管電流40Maの条件下で測定した。その結果、得られたスペクトルは、図1によく一致した。
示差走査熱量分析:測定装置としてネッシュ(NETZSCH)社製DSC 204 F1 Phoenixを使用し、アルミニウムパン中、昇温速度10℃/分、25℃〜300℃の温度範囲条件で測定した。その結果、得られた吸熱曲線は図2によく一致した。
粉末X線回折スペクトル:測定装置としてブルカー(Bruker)AXS社製D8DISCOVER(with GADDS CS)を使用し、管球Cu、管電圧45KV、管電流40Maの条件下で測定した。その結果、得られたスペクトルは、図1によく一致した。
示差走査熱量分析:測定装置としてネッシュ(NETZSCH)社製DSC 204 F1 Phoenixを使用し、アルミニウムパン中、昇温速度10℃/分、25℃〜300℃の温度範囲条件で測定した。その結果、得られた吸熱曲線は図2によく一致した。
2−[[4−(3−メトキシプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メ
チルスルフィニル]−1H−ベンズイミダゾールナトリウム3.0gをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、ジイソプロピルエーテル2mlを加えた。室温で3日間撹拌した後、ジイソプロピルエーテル9mlを加えた後、結晶をろ取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧乾燥することにより結晶2.5gを得た。
チルスルフィニル]−1H−ベンズイミダゾールナトリウム3.0gをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、ジイソプロピルエーテル2mlを加えた。室温で3日間撹拌した後、ジイソプロピルエーテル9mlを加えた後、結晶をろ取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧乾燥することにより結晶2.5gを得た。
mp:222℃(分解)
粉末X線回折スペクトル:測定装置としてブルカー(Bruker)AXS社製D8DISCOVER(with GADDS CS)を使用し、管球Cu、管電圧45KV、管電流40Maの条件下で測定した。その結果、得られたスペクトルは、図1によく一致した。
示差走査熱量分析:測定装置としてネッシュ(NETZSCH)社製DSC 204 F1 Phoenixを使用し、アルミニウムパン中、昇温速度10℃/分、25℃〜300℃の温度範囲条件で測定した。その結果、得られた吸熱曲線は図2によく一致した。
粉末X線回折スペクトル:測定装置としてブルカー(Bruker)AXS社製D8DISCOVER(with GADDS CS)を使用し、管球Cu、管電圧45KV、管電流40Maの条件下で測定した。その結果、得られたスペクトルは、図1によく一致した。
示差走査熱量分析:測定装置としてネッシュ(NETZSCH)社製DSC 204 F1 Phoenixを使用し、アルミニウムパン中、昇温速度10℃/分、25℃〜300℃の温度範囲条件で測定した。その結果、得られた吸熱曲線は図2によく一致した。
2−[[4−(3−メトキシプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1H−ベンズイミダゾールナトリウムのアセトン錯体10.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解し、室温でtert−ブチルメチルエーテル30mlを加えた。種晶を加えた後、室温で18時間撹拌した。tert−ブチルメチルエーテル10mlを加えた後、室温で3時間撹拌した。析出した結晶をろ取し、テトラヒドロフランとtert−ブチルメチルエーテルとの(V/V)混合溶液(3:4)で洗浄し、減圧乾燥することにより結晶7.5gを得た。
mp:222℃(分解)
mp:222℃(分解)
[試験例1]耐湿性比較試験
前記実施例1で得た結晶と非晶質のラベプラゾールナトリウム塩を、動的水蒸気吸着測定装置(Surface Measurement Systems社製のDVS-1を使用)により、25℃で相対湿度を0〜90%まで5%ずつ変化させ、平衡時最短時間15分、平衡時最長時間300分で重量変化を測定した。その結果を表2及び図3に示した。
前記実施例1で得た結晶と非晶質のラベプラゾールナトリウム塩を、動的水蒸気吸着測定装置(Surface Measurement Systems社製のDVS-1を使用)により、25℃で相対湿度を0〜90%まで5%ずつ変化させ、平衡時最短時間15分、平衡時最長時間300分で重量変化を測定した。その結果を表2及び図3に示した。
本発明は、耐湿性に優れたラベプラゾールのF形結晶と、そのF形結晶を容易に製造する方法に関し、本発明によりその製剤化が容易となり、産業上利用可能である。
Claims (7)
- 粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有する2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1H−ベンズイミダゾールナトリウムのF形結晶。
- 粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有し、回折角度(2θ)18.0±0.1°、20.9±0.1°及び21.2±0.1°に実質的にピークを有しない請求項1に記載のF形結晶。
- 粉末X線回折スペクトルが図1に示すパターンを有する2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1H−ベンズイミダゾールナトリウムのF形結晶の製造方法であって、エーテル系有機溶媒から結晶化させることを特徴とする前記F形結晶の製造方法。
- テトラヒドロフランと低級アルキルエーテルの混合溶媒から結晶させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法。
- テトラヒドロフランと、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル及びtert-ブチルメチルエーテルからなる群から選ばれた1種類の溶媒との混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法。
- テトラヒドロフランとジイソプロピルエーテルの混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法。
- テトラヒドロフランとtert−ブチルメチルエーテルの混合溶媒から結晶化させることを特徴とする請求項3に記載のF形結晶の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153557A JP2010215507A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1h−ベンズイミダゾールナトリウムの結晶及びその製造方法 |
PCT/JP2007/070549 WO2008152753A1 (ja) | 2007-06-11 | 2007-10-22 | 2-[[4-(3-メトキシプロポキシ)-3-メチルピリジン-2-イル]メチルスルフィニル]-1h-ベンズイミダゾールナトリウムの新規な結晶及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153557A JP2010215507A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1h−ベンズイミダゾールナトリウムの結晶及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010215507A true JP2010215507A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=40129368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007153557A Pending JP2010215507A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1h−ベンズイミダゾールナトリウムの結晶及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010215507A (ja) |
WO (1) | WO2008152753A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113336741A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-09-03 | 湖南德虹制药有限公司 | 雷贝拉唑钠无水物晶型及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106957302A (zh) * | 2017-04-12 | 2017-07-18 | 山东裕欣药业有限公司 | 一种超临界反溶剂技术制备的雷贝拉唑钠的方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001039975A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-13 | Eisai Co Ltd | スルホキシド誘導体の結晶およびその製造法 |
CA2480358A1 (en) * | 2002-03-26 | 2003-10-09 | Dr. Reddy's Laboratories Limited | Crystalline forms of rabeprazole sodium |
US20040180935A1 (en) * | 2003-02-28 | 2004-09-16 | Dr. Reddy's Laboratories Limited Dr. Reddy's Laboratories Inc. | Crystalline form Z of rabeprazole sodium and process for preparation thereof |
-
2007
- 2007-06-11 JP JP2007153557A patent/JP2010215507A/ja active Pending
- 2007-10-22 WO PCT/JP2007/070549 patent/WO2008152753A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113336741A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-09-03 | 湖南德虹制药有限公司 | 雷贝拉唑钠无水物晶型及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2008152753A1 (ja) | 2008-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6873698B2 (ja) | 4環性化合物の新規結晶 | |
KR102618114B1 (ko) | 이브루티닙과 카복실산의 공결정체 | |
JP6830888B2 (ja) | Jak阻害剤の硫酸水素塩の結晶形およびその製造方法 | |
JP2021505595A (ja) | 結晶形およびその製造方法 | |
JP2023504912A (ja) | 7h-ベンゾ[7]アヌレン-2-カルボン酸誘導体の結晶形態 | |
TW201617336A (zh) | 鉀離子競爭性酸阻滯劑的晶型及其製備方法 | |
JP2010215507A (ja) | 2−[[4−(3−メトシキプロポキシ)−3−メチルピリジン−2−イル]メチルスルフィニル]−1h−ベンズイミダゾールナトリウムの結晶及びその製造方法 | |
JP2008545768A (ja) | オメプラゾールナトリウムの結晶性溶媒和物 | |
KR101446789B1 (ko) | 1-((2S)-2-아미노-4-(2,4-비스(트리플루오로메틸)-5,8-디히드로피리도(3,4-d)피리미딘-7(6H)-일)-4-옥소부틸)-5,5-디플루오로피페리딘-2-온 타트레이트염의 수화물 | |
JP2023509399A (ja) | (s)-1-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-3-((3,5-ジメトキシフェニル)エチニル)-5-(メチルアミノ)-1h-ピラゾール-4-カルボキサミドの結晶形 | |
KR20210057759A (ko) | 설폰아미드 구조 키나아제 억제제의 신규한 염산염 형태 | |
JP2007217333A (ja) | 塩酸サルポグレラートの結晶形及びその製造方法 | |
WO2018233678A1 (zh) | 右旋雷贝拉唑钠化合物及其药物组合物 | |
CA2980224C (en) | Crystalline form of ahu377, preparation method and use thereof | |
RU2594164C2 (ru) | Способ получения 1-(2-метил-4-(2,3,4,5-тетрагидро-1-бензазепин-1-илкарбонил)бензилкарбамоил)-l-пролин-n,n-диметиламида | |
JP2022521568A (ja) | 抗うつ薬sage‐217の結晶型及びその調製方法 | |
EP2886543A1 (en) | Crystalline form of mastinib mesylate | |
TWI727517B (zh) | 貝前列素-314d晶體及其製備方法 | |
TWI738269B (zh) | 依瑞諾丁游離鹼的多形性 | |
WO2023125418A1 (zh) | 一种苯磺酸盐结晶及其制备方法 | |
CN116410194A (zh) | 一种苯磺酸盐结晶及其制备方法 | |
WO2020240490A1 (en) | Selective histamine h3 antagonist acid addition salts and process for the preparation thereof | |
JP2013227298A (ja) | (1s)−1,5−アンヒドロ−1−[5−(4−エトキシベンジル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]−1−チオ−d−グルシトールのe形結晶及びその製造方法 | |
KR20230062917A (ko) | 피마살탄 일수화물 b형 결정다형 및 그 제조방법 | |
JP2021520363A (ja) | 結晶形態のピモジビル塩酸塩半水和物を調製するための等温反応性結晶化方法 |