JP2010215211A - 2輪車両転倒防止用可動脚 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の車両転倒防止装置は、作動させた場所の地面に傾斜や凹凸、段差等が有る場合、単に真っ直ぐに補助脚を伸ばしただけでは思わぬ方向に振られ、危険な場合があった。また、意図せぬ時に出て事故に繋がる場合もあった。
【解決手段】2個以上の個別に制御できる可動脚を車両に取り付け、車両の状態を検知するセンサー等を備えた制御装置を介して自動又は手動で動作させることにより、地面の凹凸、傾斜や車両の状態に適合した動作をさせ、車体を鉛直に近い状態に保ち、車両の転倒を防止する。また、可動脚を出すと危険な状態のときや装置の故障を検知すると可動脚を出さないか又は、出しても即座に収納するように制御できる。
【選択図】図3
【解決手段】2個以上の個別に制御できる可動脚を車両に取り付け、車両の状態を検知するセンサー等を備えた制御装置を介して自動又は手動で動作させることにより、地面の凹凸、傾斜や車両の状態に適合した動作をさせ、車体を鉛直に近い状態に保ち、車両の転倒を防止する。また、可動脚を出すと危険な状態のときや装置の故障を検知すると可動脚を出さないか又は、出しても即座に収納するように制御できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、2輪車両の転倒を防止するための機械装置及び制御装置に関する。
従来の、車両転倒防止用補助脚は、子供用自転車に取り付ける補助輪に見られるように、固定的なものが多かった。
また、バイク用の補助脚も発表されているが、左右の補助脚が繋がっており同時に同量出入りし、地面の傾斜や凹凸に影響され車体を鉛直に保つ事ができない為に、不安定であった。
2輪車両は、速度が低い場合安定性が悪く転倒の可能性が高くなる。
特に、重量の大きな大型バイクの場合、速度が低いか停止前後に、ある程度傾くと運転者の脚力では立て直す事が出来ない場合が有る。この場合バイクを転倒させてしまうことになる。また、その場合の地面に傾斜や凹凸、段差等が有る場合、単に真っ直ぐに補助脚を伸ばしただけでは思わぬ方向に振られ、危険な場合がある。
特に、重量の大きな大型バイクの場合、速度が低いか停止前後に、ある程度傾くと運転者の脚力では立て直す事が出来ない場合が有る。この場合バイクを転倒させてしまうことになる。また、その場合の地面に傾斜や凹凸、段差等が有る場合、単に真っ直ぐに補助脚を伸ばしただけでは思わぬ方向に振られ、危険な場合がある。
本発明は、伸縮、折りたたみ又は、格納可能な補助の脚を車両に取り付け、車両が傾いたとき、又は車両が転到する可能性が有ると判断される場合、運転者の手動操作及び又は自動制御により動力等を用い補助の脚を地面に向かって出し車両を支えることにより転倒にいたる事を防止するものでる。また、相対する2本の脚を、個別に制御できるようにし、地面の傾斜や凹凸の影響を緩和し、安定的に保てる範囲を広げる。
重量の大きな大型バイク等は、所有者の愛着が強く転倒させることは、非常な痛手となるので、転倒が防げることは非常に有用である。また、脚力や腕力の弱い熟年の人や女性にも扱えるようになることで大型バイクの普及が図れる。更に、地面の傾斜や凹凸、段差等に影響されることなく車体を鉛直に保つ事ができ多様な場面での転倒防止に役立つ。また、実施法によりセンタースタンドを立てる場合の補助の機能とサイドスタンドからの立て直しの補助機能も得られる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1、2は、可動脚の車両への取り付け例である、図1は、可動脚収納時、図2は、可動脚伸長時である。
図において、2点鎖線は車両の輪郭線を表す。1、2は可動脚の支点で車両に回転可能なピンにて固定されている。
エアシリンダー3を伸ばすことにより可動脚4を押し下げる。反対にエアシリンダー4を縮めることにより可動脚4を収納する。
図3は、エアシリンダーを作動させるための制御の系統とエアの供給経路を示した。エア配管は2重線で、信号配線は1本線で示した。
電源スイッチ10をONにすると制御回路12が稼動を開始し、各所に配置されたセンサーの状態を読み取る。可動脚操作スイッチ11を下げるの方向に操作すると、プログラムされた条件が整えば可動脚がプログラムされた状態で伸長する。スイッチ11を上げるの方向に操作すると、可動脚が収納される。
以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示は、単に説明用のもので、発明思想の制限又は限定を意味するものではない。
実施例1
図3において、スイッチ10をONにすると制御回路12が稼動を開始し同時にエアコンプレッサー26が可動脚4に備えられたエアータンクに圧縮空気を送り蓄える。
図3において、スイッチ10をONにすると制御回路12が稼動を開始し同時にエアコンプレッサー26が可動脚4に備えられたエアータンクに圧縮空気を送り蓄える。
この状態でスイッチ11を下げるの方向に操作した場合、電磁弁15〜21が開きエアータンクに蓄えられた圧縮空気により左右のエアシリンダー3が伸長し、可動脚4を左右等しい力で押し下げる。
但し、実施例の電磁弁は3方弁となっておりどちらが開になるかの説明は煩雑になるので割愛します、所望の動作をする方向が開いているものとご理解下さい。
地面に段差等が有り、右の可動脚が先に地面に着いた場合、電磁弁15〜21が開いているので、系統内の空気圧が同一になるので、右のエアシリンダーの伸びが止められても左のエアシリンダーが伸び続ける。
左の可動脚が地面に着いたとき系統内の空気圧が上がり始める、たとえば系統内の圧力が0.3MPaになったときに15、16、20,21の電磁弁を閉じると左右の可動脚の伸長度合いが違っていても、可動脚が地面を押す力が等しくなり、その結果として、従来のように左に振られること無く、段差のある地面に車体をほぼ鉛直に保つ事ができる。
実施例2
図3において、実施例1と同様にスイッチ10をONにし、エアータンクに圧縮空気が蓄えられた状態で。
図3において、実施例1と同様にスイッチ10をONにし、エアータンクに圧縮空気が蓄えられた状態で。
車体が右に傾き脚力で支えきれなくなったとき、スイッチ11を下げるの方向に操作した場合、車体傾斜センサー14が傾きを例えば鉛直線より6度以上傾いている事を検知し、かつ、車速センサー13が時速1キロメートル以下であることを検知した場合電磁弁18〜21が開きエアータンクに蓄えられた圧縮空気により右のエアシリンダー3が伸長し、右可動脚4を押し下げ右に転倒することを防ぐ。
そのまま圧縮空気を送り続けると反対に左に倒れるので、車体傾斜センサーが2度に戻ったときに、電磁弁19〜21を閉じ、電磁弁15〜17を開き左可動脚4を押し下げ左に転倒することを防ぎ、車体を鉛直に近い状態でたもつ。
この実施例の場合転倒しそうになったとき、運転者がスイッチ11を押し下げることにより動作が始まったが、車体傾斜センサーにより自動的に動作を開始させる事もできる。
実施例3
図3において、実施例1と同様にスイッチ10をONにし、エアータンクに圧縮空気が蓄えられた状態で。
図3において、実施例1と同様にスイッチ10をONにし、エアータンクに圧縮空気が蓄えられた状態で。
車体を左に傾け、サイドスタンドを立てた状態で、スイッチ11を下げるの方向に操作した場合、サイドスタンドONのシグナルを検知し車体傾斜センサー14が左に傾いている事を検知、かつ、車速センサー13が時速1キロメートル以下であることを検知した場合電磁弁15〜18が開きエアータンクに蓄えられた圧縮空気により左のエアシリンダー3が伸長し、左可動脚4を押し下げ車体を起こす。
そのまま圧縮空気を送り続けると反対に右に倒れるので、車体傾斜センサーが2度に戻ったときに、電磁弁15〜17を閉じ、電磁弁19〜21を開き右可動脚4を押し下げ右に転倒することを防ぎ、車体を鉛直に近い状態でたもつ。
実施例4
図3において、実施例1と同様にスイッチ10をONにし、エアータンクに圧縮空気が蓄えられた状態で。
図3において、実施例1と同様にスイッチ10をONにし、エアータンクに圧縮空気が蓄えられた状態で。
車体を鉛直に保ちスイッチ11を下げるの方向に操作した場合、車体傾斜センサー14が左右2度以内に保たれている事を検知、かつ、車速センサー13が時速1キロメートル以下であることを検知した場合電磁弁15〜21が開きエアータンクに蓄えられた圧縮空気により左右のエアシリンダー3が伸長し、左右可動脚4を押し下げ車体を支える。
このとき故障等で左右どちらかの可動脚が出なかった場合、ピストン位置センサー22、24のどちらかがピストンが動いていない事を検知する、この場合0.2秒後に可動脚伸長動作を中止し反対に格納動作を自動的に行なう。これにより故障時の転倒を防止する事が出来る。
また、27項の操作をした後に、センタースタンドを立てると、通常の操作中のセンタースタンドを踏み下げて車体を持ち上げる動作の時、スイッチ11を下げるの方向に操作すれば、電磁弁15〜21が開き再加圧され更に可動脚を押し出すので、非常に軽い力でセンタースタンドを立てる操作を完了できる。
実施例5
走行中に運転者が意図せずスイッチ11を操作した場合には、制御装置に車体速度センサーから走行中の信号を受けているので、可動脚は出ないように制御できる。
これにより、走行時の安全が保たれる。
走行中に運転者が意図せずスイッチ11を操作した場合には、制御装置に車体速度センサーから走行中の信号を受けているので、可動脚は出ないように制御できる。
これにより、走行時の安全が保たれる。
実施例6
可動脚を収納する事を忘れて車両を発進した場合、例えば時速5kmで図3の速度センサー13から信号が制御装置に送られ、電磁弁15〜21が開き、可動脚格納動作を自動的に行なう。これにより収納忘れの旋回時転倒を防止する事が出来る。この場合可動脚の先端に車輪5を備えておくことで、脚の先端を擦り、異音や火花が出ることを防止できる。
可動脚を収納する事を忘れて車両を発進した場合、例えば時速5kmで図3の速度センサー13から信号が制御装置に送られ、電磁弁15〜21が開き、可動脚格納動作を自動的に行なう。これにより収納忘れの旋回時転倒を防止する事が出来る。この場合可動脚の先端に車輪5を備えておくことで、脚の先端を擦り、異音や火花が出ることを防止できる。
3 可動脚作動用エアシリンダー
4 可動脚
10 電源スイッチ
11 可動脚上げ下げスイッチ
12 制御装置
13 車体速度センサー
14 車体傾斜センサー
15〜21 3方電磁弁
22〜25 ピストン位置センサー
26 エアコンプレッサー
4 可動脚
10 電源スイッチ
11 可動脚上げ下げスイッチ
12 制御装置
13 車体速度センサー
14 車体傾斜センサー
15〜21 3方電磁弁
22〜25 ピストン位置センサー
26 エアコンプレッサー
Claims (5)
- 車両に取り付けた2個以上の可動脚を、制御装置を介して動作させることにより地面の傾斜や凹凸、段差等に影響を受けることなく自動的に及び又は、手動により、車体を鉛直に維持する事ができることを特徴とする車両転倒防止装置。
- 車両に取り付けた2個以上の可動脚を、車体の傾斜度を感知するセンサーを備えた制御装置を介して自動的に及び又は、手動により、個々別々に動作させることにより車両が転倒する可能性の有る側の可動脚と、反対側の可動脚とを異なる動作をさせ車体を鉛直に近い状態に回復できることを特徴とする車両転倒防止装置。
- 車両に取り付けた2個以上の可動脚を、車両の速度を感知するセンサーを備えた制御装置を介して動作させることにより、車両がある一定の速度以上で走行している場合は、可動脚を出すスイッチを操作した場合も自動制御で可動脚が出る状態となった場合にも、可動脚が出ないことを特徴とする車両転倒防止装置。
- 車両に取り付けた2個以上の可動脚を、車両の速度を感知するセンサーと車体の傾斜度を感知するセンサーを備えた制御装置を介して動作させることにより、車両がある一定の速度以下で走行している場合に、車体の傾斜角度が大きくなったことを検知し、自動制御装置が転倒の可能性ありと判断すると可動脚が自動的に出ることを特徴とする車両転倒防止装置。
- 車両に取り付けた2個以上の可動脚を、可動脚の先端の位置を検知するセンサーを備えた制御装置を介して動作させることにより、制御指示と可動脚の動作の違いを判断し、故障を検知できることを特徴とする車両転倒防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009095280A JP2010215211A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 2輪車両転倒防止用可動脚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009095280A JP2010215211A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 2輪車両転倒防止用可動脚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010215211A true JP2010215211A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=42974503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009095280A Pending JP2010215211A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 2輪車両転倒防止用可動脚 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010215211A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018519210A (ja) * | 2015-05-19 | 2018-07-19 | ヨ, テ スンYEO, Tae Soon | 拡張型ナイフスキー装置が備えられたバイク |
JP2021091381A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-17 | アール株式会社 | 二輪車 |
CN114506403A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-05-17 | 常州市博沃智能科技股份有限公司 | 一种具有辅助移动功能的高安全性电动自行车 |
-
2009
- 2009-03-17 JP JP2009095280A patent/JP2010215211A/ja active Pending
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CN114506403A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-05-17 | 常州市博沃智能科技股份有限公司 | 一种具有辅助移动功能的高安全性电动自行车 |
CN114506403B (zh) * | 2022-03-01 | 2023-07-25 | 常州市博沃智能科技股份有限公司 | 一种具有辅助移动功能的高安全性电动自行车 |
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