JP2010212047A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】両コネクタが傾いて嵌合されるのを防止した上で、小型のコネクタにも適用可能な技術を提供する。
【解決手段】ハウジング10には第1、第2レバー50L、50Rは回動可能に装着される。両レバー50L、50Rには、それぞれ、第1、第2回動中心軸54L、54R及び第1、第2カム溝56L、56Rを有する第1、第2カム板52L、52Rが設けられている。両レバー50L、50Rは、ハウジング本体11の幅方向中心を挟んだ両側に第1、第2回動中心軸54L、54Rを位置させ、かつ、それぞれの回動動作を連動させるリンク部材70を介して互いに連結されている。両レバー50L、50Rの第1、第2カム板52L、52Rは、板厚方向で互いに重なり合う部分を有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
特許文献1には、相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、ハウジングに対して回動可能に装着される一対のレバーとを備えたコネクタが開示されている。両レバーには、それぞれ、回動中心軸及びカム溝を有するカム板が設けられ、相手ハウジングには、両カム溝と対応して一対のカムフォロアが突設されている。両カム板の端部間は操作部材を介して互いに連結されており、操作部材を嵌合離脱方向に進退させることにより、両レバーが互いに逆向きに回動され、その回動動作に伴ってカム溝とカムフィロアとによるカム作用が発揮されて、両ハウジングが低操作力で嵌合されるようになっている。この場合に、両レバーはハウジングの幅方向中心を挟んだ両側に対称に配置されており、これにより、ハウジングに対して幅方向両側からバランスの良い嵌合力が付与され、両ハウジングが傾いて嵌合されるのが防止されるようになっている。
特開2007−184164
上記従来のレバー式コネクタでは、ハウジングに2つのレバーと操作部材とが幅方向に間隔をあけて配置されているため、ハウジングの幅寸法を大きく確保しなければならなかった。このため、上記技術を小型のコネクタに適用するのは困難であるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両コネクタが傾いて嵌合されるのを防止した上で、小型のコネクタにも適用可能な技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して回動可能に装着される第1、第2レバーとを備え、前記両レバーには、それぞれ、回動中心軸及びカム部を有するカム板が設けられ、前記カム部に前記相手ハウジングのカム受け部が係合した状態で、前記両レバーが前記回動中心軸を中心として回動されることにより、前記カム部と前記カム受け部とによってカム作用が発揮され、前記カム作用によって前記両ハウジングが嵌合されるようになっているコネクタであって、前記両レバーは、前記ハウジングの幅方向中心を挟んだ両側にそれぞれの前記回動中心軸を位置させ、かつ、それぞれの回動動作を連動させる連動部を介して互いに連結されており、さらに、前記両レバーの前記カム板は、板厚方向で互いに重なり合う部分を有しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記両カム板の回動方向が互いに同方向とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記両レバーには、それぞれ、前記両カム板から外方に延びるアーム部が設けられ、前記連動部は、前記両アーム部の延出端部間に架け渡されるリンク部材によって構成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記連動部は、前記両カム板間に架け渡されるリンク部材によって構成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記カム部はカム溝によって構成され、前記カム溝は、前記カム板の板面に延成された突条部の内側で構成されるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
第1、第2レバーがハウジングの幅方向中心を挟んだ両側にそれぞれの回動中心軸を位置させ、両レバーの回動動作が連動部によって互いに連動されるため、ハウジングに対して幅方向両側からバランスの良い嵌合力が付与され、両ハウジングが傾いて嵌合されるのが防止される。しかも、両レバーのカム板が板厚方向で互いに重なり合う部分を有しているため、その分、ハウジングの幅寸法が小さくなる。したがって、小型のコネクタにも適用可能となる。
<請求項2の発明>
両カム板の回動方向が互いに同方向とされているため、従来と違って連動部にカム機構等を設けて両カム板の回動方向を逆向きに変換しなくて済み、構成の簡素化を図れる。
<請求項3の発明>
連動部がカム板から外方に延びる両アーム部の延出端部間に架け渡されるリンク部材によって構成されているから、リンク部材の作用点が回動中心軸から離れて位置することとなり、カム板の回動動作の円滑性が確保される。
<請求項4の発明>
連動部がカム板間に架け渡されるリンク部材によって構成されているから、リンク部材を設けるにあたって特別な形状を付加する必要がなく、構成の簡素化を図れる。
<請求項5の発明>
本発明の場合、両カム板が板厚方向で互いに重なり合うため、両カム板のそれぞれの板厚が小さくなり勝ちである。この場合に、カム板の内面にカム溝が凹設されると、カム板の強度が脆弱になる懸念がある。しかるに本発明によれば、カム溝がカム板の板面に延成された突条部の内側で構成されるため、カム板の脆弱化が抑えられ、カム板の薄肉化に対応できる。
本発明の実施形態1に係り、両レバーが初期位置に留め置かれ、ハウジングが相手ハウジングとの嵌合動作を開始する状態を示す平面図である。 両レバーが回動され、ハウジングが相手ハウジングとの嵌合動作を開始した後の状態を示す平面図である。 両レバーがさらに回動され、ハウジングが相手ハウジングとの嵌合動作を完了する前の状態を示す平面図である。 両レバーが回動完了位置に至り、ハウジングが相手ハウジングと正規嵌合された状態を示す平面図である。 両レバーが初期位置に留め置かれたハウジングの正面図である。 両レバーが初期位置に留め置かれたレバー式コネクタの斜視図である。 両レバーのそれぞれの斜視図である。 本発明の実施形態2に係り、両レバーが初期位置に留め置かれ、ハウジングが相手ハウジングとの嵌合動作を開始する状態を示す平面図である。 両レバーが回動完了位置に至り、ハウジングが相手ハウジングと正規嵌合された状態を示す平面図である。 両レバーが初期位置に留め置かれたレバー式コネクタの斜視図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態に係るレバー式コネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に回動可能に装着される第1、第2レバー50L、50Rとを備え、ハウジング10は相手ハウジング30に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については両ハウジング10、30の互いの嵌合面側を前方とする。
相手ハウジング30は合成樹脂製であって、幅方向に長い角筒状のフード部31を有している。フード部31内には図示しない雄端子金具のタブが突出して配置されている。そして、フード部31の長辺側の両外面には、幅方向中心を挟んだ両側の対称位置に、略円柱状をなす一対ずつのカムフォロア32が突出して形成されている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図6に示すように、幅方向に長い角ブロック状のハウジング本体11を有し、ハウジング本体11はフード部31内に嵌合可能とされている。ハウジング本体11には複数のキャビティ12が整列して形成されている。キャビティ12内には図示しない雌端子金具が挿入され、両ハウジング10、30が嵌合されるのに伴い、雌端子金具の箱部内にタブが挿入接続されて、両端子金具が通電されるようになっている。また、ハウジング本体11の後面からは雌端子金具に接続された図示しない電線が引き出されている。
ハウジング本体11の長辺側の両側面には、図5に示すように、幅方向中心を挟んだ両側の対称位置に、略円柱状をなす一対ずつの台座部13L、13Rが突出して形成されている。台座部13L、13Rの突端面には、後述する回動中心軸を受ける図示しない受け孔が開口して形成されている。対をなす台座部13L、13Rのうち、図5に示す向かって左側の第1台座部13Lは、右側の第2台座部13Rよりも長寸とされている。
続いて、第1、第2レバー50L、50Rについて説明する。
第1レバー50Lは合成樹脂製であって、図7に示すように、第1台座部13L側に位置してハウジング本体11を挟んで対をなす第1レバー本体51Lからなる。対をなす第1レバー本体51Lは、互いに同形同大であり、円板状の第1カム板52Lと、第1カム板52Lから外方に延びる長尺板状の第1アーム部53Lとを有している。第1カム板52Lの表裏両面の中心には、略円柱状の第1回動中心軸54Lが板厚方向に突出して形成されている。第1回動中心軸54Lの内側への突出部分は第1台座部13Lの受け孔内に嵌合され、その状態で第1レバー50Lが第1回動中心軸54Lを中心として回動可能とされている。
第1カム板52Lの内面には、所定方向に延びて中心部付近で折り返される袋状の第1突条部55Lが突出して形成されている。そして、第1突条部55Lの内面と第1カム板52Lの内面との間には、全体として弧状をなす第1カム溝56Lが画成されている。第1カム溝56Lの入り口は、第1カム板52Lの外側に向けて開口され、ここから相手側のカムフォロア32が導入される。また、第1アーム部53Lは、第1カム板52Lの中心から半径方向に延びて径方向外方へ突出する形態とされ、第1カム板52Lよりも厚肉であって、第1カム板52Lの表面から突出する部分を有している。
第2レバー50Rは合成樹脂製であって、第2台座部13R側に位置してハウジング本体11を挟んで対をなす第2レバー本体51Rを有している。対をなす第2レバー本体51Rは、互いに同形同大であり、略半月板状の第2カム板52Rと、第2カム板52Rから外方に延びる長尺板状の第2アーム部53Rとを有している。第2カム板52Rは第1カム板52Lとほぼ同じ板厚とされ、第2アーム部53Rは第1アーム部53Lとほぼ同じ板厚とされている。第2カム板52Rの外周縁には逃がし部59が切り欠き形成されており、逃がし部59の内側に第1突条部55Lが進入することで、第1突条部55Lと第2カム板52Rとの干渉が回避されている。
第2アーム部53Rの延出端部には、その延出方向と交差する板厚方向に延びて相手側の第2アーム部53Rの延出端部に一体に連なる円柱状の操作部58が形成されている。このため、第2レバー50Rは、操作部58と両第2レバー本体51Rとで門型枠状をなし、ハウジング本体11に後方から跨るようにして装着される。
第2カム板52Rの表裏両面の中心には、略円柱状の第2回動中心軸54Rが板厚方向に突出して形成されている。第2回動中心軸54Rの内側への突出部分は第2台座部13Rの受け孔に嵌合され、その状態で第2レバー50Rが第2回動中心軸54Rを中心として回動可能とされている。第2回動中心軸54Rの内側への突出量は第1回動中心軸54Lの内側への突出量よりも小さくされている。第1、第2回動中心軸54L、54Rが第1、第2台座部13L、13Rに取り付けられた状態では、図5に示すように、第2カム板52Rの外面が第1カム板52Lの内面に当接可能に配される部分を含むようにして、両カム板52L、52Rが互いにほぼ隙間なく平行に配される。
第2カム板52Rの内面には、所定方向に延びて中心部付近で折り返される袋状の第2突条部55Rが突出して形成されている。そして、第2突条部55Rの内面と第2カム板52Rの内面との間には、全体として弧状をなす第2カム溝56Rが画成されている。第2カム溝56Rの入り口は、第2カム板52Rの外側に向けて開口され、ここから相手側のカムフォロア32が導入される。第2突条部55Rの突出寸法は、第1突条部55Lの突出寸法よりも小さくされている。第1、第2突条部55L、55Rの両突出端は、ハウジング本体11への取り付け時にほぼ同じ高さ位置に揃って配置され、ハウジング本体11の長辺側の側面との間に、フード部31が嵌入される嵌合空間60を保有している。また、第2アーム部53Rは、第2カム板52Rの中心から半径方向に延びて径方向外方へ突出する形態とされ、第2カム板52Rよりも厚肉であって、第2カム板52Rの裏面から突出する部分を有している。
第1、第2アーム部53L、53Rの延出端部には、両者間に架け渡される長尺板状のリンク部材70が板厚方向に対をなして設けられている。リンク部材70は、常時幅方向に略水平に配置されるものであり、両アーム部53L、53Rの延出端部との間にピン部材80を介して連結されている。
次に、本実施形態に係るレバー式コネクタの作用について説明する。
両ハウジング10、30を嵌合するにあたり、第1、第2レバー50L、50Rを、第1、第2アーム部53L、53Rが直立した姿勢をとる初期位置に保持する。すると、第1、第2カム溝56L、56Rの入り口が前方に向けて開口される。このとき、第2カム板52Rの一部が第1カム板52Lの内側に覆い隠され、両カム板52L、52Rに、板厚方向で互いに重なり合うラップ領域が構成される。また、第1突条部55Lが逃がし部59によって逃がされる。
続いて、ハウジング本体11を相手ハウジング30に浅く嵌合させる。すると、図1に示すように、両カム溝56L、56Rの入り口にそれぞれ対応するカムフォロア32が導入される。この状態で、操作部58を図示時計回りに押し下げると、第2カム板52Rが第2回動中心軸54Rを中心として回動されるとともに、リンク部材70を介して連動される第1カム板52Lが第1回動中心軸54Lを中心として第2カム板52Rと同方向に回動される。両カム板52L、52Rが回動されるのに伴い、両カム溝56L、56Rの溝面をカムフォロア32がそれぞれほぼ同じタイミングで摺動して係合され、両レバー50L、50Rと相手ハウジング30との間にカム作用が発揮される。これにより、両ハウジング10、30が低操作力で嵌合される。
両レバー50L、50Rの回動途中では、図2に示すように、逃がし部59と第1カム板52Lの外周円弧とが間隔をあけて略平行に配置され、ラップ領域が一次的に消滅されるが、さらに回動動作が進むと、図3に示すように、第2突条部55Rが第1カム板52Lの内側に潜り込みようにして、ラップ領域が再び構成される。こうして両レバー50L、50Rが回動完了位置に至ると、図4に示すように、両アーム部53L、53Rとリンク部材70とが一直線状に略水平に配置されて第1アーム部53Lの内側に第2アーム部53Rがすっぽりと重なるとともに、カムフォロア32が両カム溝56L、56Rの奥端に到達して、両ハウジング10、30が正規深さで嵌合される。このとき、第2カム板52Rの板厚と第2突条部55Rの突出寸法との合計は第1突条部55Lの突出寸法内に収まる範囲であり、第2カム板52R側のラップ領域は、板厚方向に関して、フード部31の長辺側の外面と第1カム板52Lの内面との間に構成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1、第2レバー50L、50Rがハウジング10の幅方向中心を挟んだ両側に第1、第2回動中心軸54L、54Rを位置させ、両レバー50L、50Rの回動動作がリンク部材70によって互いに連動されるため、ハウジング10に対して幅方向両側からバランスの良い嵌合力が付与され、両ハウジング10、30が傾いて嵌合されるのが防止される。この場合に、両レバー50L、50Rの第1、第2カム板52L、52Rが板厚方向で互いに重なり合う部分を有しているため、その分、ハウジング10の幅寸法が小さくなる。したがって、小型のコネクタにも適用可能となる。
また、両カム板52L、52Rの回動方向が互いに同方向とされているため、リンク部材70にカム機構等を設けて両カム板52L、52Rの回動方向を逆向きに変換しなくて済み、構成の簡素化を図れる。
また、リンク部材70が第1、第2アーム部53L、53Rの延出端部に設けられることにより、リンク部材70の作用点が回動中心軸から離れて位置するため、第1、第2カム板52L、52Rの回動動作の円滑性が確保される。さらに、両カム板52L、52Rがいずれも薄肉とされるが、両カム溝56L、56Rが両カム板52L、52Rの内面に延成された第1、第2突条部55L、55Rの内側で構成されるため、両カム板52L、52Rの脆弱化が抑えられる。
<実施形態2>
実施形態2に係るレバー式コネクタを図8ないし図10によって説明する。実施形態2では、第1、第2レバー50L、50Rの回動動作を連動させるリンク機構が実施形態1とは異なっているが、その他は実施形態1と同様である。よって、実施形態1と同様の構造には同一符合を付し、重複する説明は省略する。
第2レバー50Rは、ハウジング本体11を挟んで対をなす第2レバー本体51Rを有し、第2レバー本体51Rは略半月板状の第2カム板52Rによって構成され、第2アーム部53Rを有していない。
第1レバー50Lは、ハウジング本体11を挟んで対をなす第1レバー本体51Lを有し、第1レバー本体51Lは円板状の第1カム板52Lと、第1カム板52Lから外方に延びる第1アーム部53Lとを有している。対をなす第1アーム部53Lは、その延出端部において操作部58Aを介して互いに一体に連結されている。
そして、第1、第2カム板52L、52Rには、両者間に架け渡される長尺板状のリンク部材70Aが板厚方向に対をなして設けられている。リンク部材70Aは、常時幅方向に略水平に配置されるものであり、両カム板52L、52Rとの間にピン部材80を介して連結されている。その他、第1、第2カム板52L、52R、第1、第2カム溝56L、56R、第1、第2突条部55L、55R、逃がし部59の各形状は実施形態1と同様であり、第1、第2カム板52L、52Rが板厚方向で互いに重なり合う部分を有する点も実施形態1と同様である。
実施形態2によれば、操作部58への操作力の付与によって第1レバー50Lが回動されると、リンク部材70を介して第2レバー50Rが第1レバー50Lと同方向に連動して回動され、両ハウジング10、30の嵌合動作が低嵌合力でバランス良く進行する。この場合に、第2アーム部53Rが省略される分、第2アーム部53Rの形状が簡略化され、ひいては全体の構成が簡素化される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)第1、第2カム板は、初期位置では互いに重なり合う部分を有しておらず、回動途中で一時的に互いに重なり合う部分を有する構成であってもよい。
(2)第1、第2カム板は、回動途中をも含めて常時重なり合う部分を有する構成であってもよい。
(3)カム溝はカム板の外面に設けられてもよい。
(4)カム溝はカム板の板面に凹設又は貫設されてもよい。
(5)実施形態1では、操作部が第2レバー側ではなく第1レバー側に設けられてもよい。
(6)実施形態2では、操作部及びアーム部が第1レバー側ではなく第2レバー側に設けられてもよい。
10…ハウジング
30…相手ハウジング
32…カムフォロア(カム受け部)
50L…第1レバー
50R…第2レバー
52L…第1カム板
52R…第2カム板
53L…第1アーム部
53R…第2アーム部
54L…第1回動中心軸
54R…第2回動中心軸
55L…第1突条部
55R…第2突条部
56L…第1カム溝
56R…第2カム溝
59…逃がし部
70、70A…リンク部材

Claims (5)

  1. 相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して回動可能に装着される第1、第2レバーとを備え、
    前記両レバーには、それぞれ、回動中心軸及びカム部を有するカム板が設けられ、前記カム部に前記相手ハウジングのカム受け部が係合した状態で、前記両レバーが前記回動中心軸を中心として回動されることにより、前記カム部と前記カム受け部とによってカム作用が発揮され、前記カム作用によって前記両ハウジングが嵌合されるようになっているコネクタであって、
    前記両レバーは、前記ハウジングの幅方向中心を挟んだ両側にそれぞれの前記回動中心軸を位置させ、かつ、それぞれの回動動作を連動させる連動部を介して互いに連結されており、さらに、
    前記両レバーの前記カム板は、板厚方向で互いに重なり合う部分を有していることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記両カム板の回動方向が互いに同方向とされていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記両レバーには、それぞれ、前記両カム板から外方に延びるアーム部が設けられ、前記連動部は、前記両アーム部の延出端部間に架け渡されるリンク部材によって構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記連動部は、前記両カム板間に架け渡されるリンク部材によって構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
  5. 前記カム部はカム溝によって構成され、前記カム溝は、前記カム板の板面に延成された突条部の内側で構成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のレバー式コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114752894A (zh) * 2022-04-14 2022-07-15 东莞市华升真空镀膜科技有限公司 沉积源挡板机构及具有该沉积源挡板机构的镀膜设备

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