JP2010212023A - 電線用接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】異種金属からなる少なくとも2本の電線を中継接続する場合に両電線の接触による電食を抑制することができる電線用接続構造を提供すること。
【解決手段】異種金属からなる少なくとも2本の電線10、20を中継接続する電線用接続構造において、両電線10、20を中継接続する中継導体30を、両電線10、20を隔てる絶縁性の隔壁73が設けられたケース60内に収容した。
【選択図】図1

Description

本発明は、異種金属からなる少なくとも2本の電線を中継接続する電線用接続構造に関する。
従来から、電線の軽量化を図るため、銅よりも比重の軽いアルミニウムを用いたアルミ電線が注目されている。一方で、アルミ電線は銅電線と比べて導電率が低く、電線を太くする必要があるため、全ての電線をアルミ電線にすることは搭載上困難である。また、市場でのリペアやユーザによる部品接続においても、銅とアルミニウムの両方が存在し、互いに接続される可能性がある。異種金属を接続する場合、電気化学的腐食(電食)を抑制する必要がある。
そこで、電食を抑制することができる電線用接続構造として、アルミ電線と銅電線とを中継接続する銅製の中継導体を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電線用接続構造は、アルミ電線と銅製の中継導体とが冷間圧接によって金属結合されるので、水分の存在下での電食が抑制される。
また、アルミ電線に圧着接続される圧着部の圧着面に凹溝(セレーション)を形成する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。この技術によれば、圧着接続の際に、アルミ電線が凹溝の形状に沿って変形されるので、アルミ電線の酸化皮膜を破壊してアルミ電線と圧着面との間の電気的な接続を確保することができる。
特表2006−106971号公報 特開2003−249284号公報
しかしながら、上記従来の電線用接続構造では、異種金属からなる両電線が接触した場合、電食が発生する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異種金属からなる少なくとも2本の電線を中継接続する場合に両電線の接触による電食を抑制することができる電線用接続構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、異種金属からなる少なくとも2本の電線を中継接続する電線用接続構造において、
前記両電線を中継接続する中継導体を、前記両電線を隔てる絶縁性の隔壁が設けられたケース内に収容した電線用接続構造である。
本発明によれば、異種金属からなる少なくとも2本の電線を中継接続する場合に両電線の接触による電食を抑制することができる電線用接続構造が得られる。
本発明の一実施例に係る電線用接続構造を分解して示す斜視図である。 第1の電線10の先端部12を拡大して示す斜視図である。 中継導体30の展開図である。 締め付け部材74、84の構成及び動作を説明するための断面図である。 押圧部材75の構成及び動作を説明するための断面図である。 第1の電線10の先端部12の圧着状態を透視して示す斜視図である。 電線用接続構造の組立状態を示す断面図である。
以下、図面を参照し、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る電線用接続構造を分解して示す斜視図である。本実施例において、電線用接続構造は、異種金属からなる2本の電線10、20を中継接続する構造であって、例えば、自動車の車載電子機器の間を電気的に接続するワイヤハーネスに適用される。
第1の電線10は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の電線(以下、「アルミ電線」という)である。アルミニウム合金としては、Al−Mg−Si系合金、Al−Fe系合金、Al−Zr系合金等が用いられる。高純度のアルミ電線は導電性に優れ、合金のアルミ電線は機械的強度に優れる。
図2は、第1の電線10の先端部12を拡大して示す斜視図である。第1の電線10は、例えば図2に示すように、導体14に複数の素線16を螺旋状に巻装した撚り線として構成される。第1の電線10は、外周が合成樹脂製の絶縁被覆18で被覆されているが、先端部12は、絶縁被覆18が除去されて外部に露出している。
尚、本実施例の第1の電線10は、導体14及び複数の素線16からなる撚り線としたが、単芯線であってもよく、その構造に制限はない。
第2の電線20は、銅製又は銅合金製の電線(以下、「銅電線」という)である。銅合金としては、黄銅、りん青銅、Cu−Fe系合金、Cu−Fe−P系合金、Cu−Ni−Si系合金等が用いられる。銅電線10は、アルミ電線20に比較して、比重が大きい反面、機械的強度に優れ、表面に酸化被膜が形成され難い。
第2の電線20は、図示を省略するが、第1の電線10と同様に、導体に複数の素線を螺旋状に巻装した撚り線として構成される。また、第2の電線20は、外周が合成樹脂製の絶縁被覆28で被覆されているが、先端部22は、絶縁被覆28が除去されて外部に露出している。
中継導体30は、異種金属からなる2本の電線10、20を中継接続する導体である。中継導体30は、第2の電線20と同種金属、即ち、銅又は銅合金で形成されてよく、この場合、中継導体30及び第2の電線20の接続部分で電食が発生する虞がない。また、中継導体30の表面には、Snめっき等の保護層が施されてもよい。
中継導体30は、図1に示すように、圧着部40、及び接続部50を有する。圧着部40は、第1の電線10に圧着接続される部分である。接続部50は、第2の電線20に接続される部分である。中継導体30は、例えば、導電性を有する金属板を所定の形状に打ち抜き加工して形成される。
図3は、図1の中継導体30の展開図である。中継導体30は、金属板を打ち抜き加工した状態、即ち、圧着部40及び接続部50を形成する前の状態で、板状部100、帯状部140、及びU字状部150を有する。板状部100は、両電線10、20の軸方向(X1−X2方向)に延びている。
帯状部140は、圧着部40となる部分である。帯状部140は、板状部100の一端側(X1側)に設けられ、板状部100の長手方向と垂直に(Y1方向に)延びている。帯状部140の表面142は、圧着部40の内周面(圧着面)46となる面である。帯状部140の表面142には、凹部148が帯状部140の長手方向に沿って千鳥配置されている。凹部148は、後述の凹溝48となる部分である。凹部148は、開口縁(エッジ部分)が鋭角を有する平行四辺形状となるよう、形成されている。凹部148は、例えば、周知のマスキング技術や、エッチング技術を用いて形成される。
U字状部150は、接続部50となる部分である。U字状部150は、板状部100の他端側(X2側)に設けられ、X2側に開口した溝部152を有する。溝部152は、後述の係止溝52となる部分である。
圧着部40は、図3の帯状部140を表面142が内側になるように略環状に湾曲して構成されている。圧着部40は、図1に示すように、内側に第1の電線10を挿通可能な挿通孔42を有する。圧着部40は、周方向の一箇所が分断されて形成された開口部44を有しており、開口部44によって縮径可能とされている。圧着部40の内周面(圧着面)46には、凹溝48が圧着部40の周方向に沿って千鳥配置されている。
各凹溝48は、第1の電線10に圧着された状態で、開口縁(エッジ部分)が第1の電線10の酸化被膜を破り第1の電線10に食い込み凝着(金属結合)するよう構成されている。また、各凹溝48は、第1の電線10に圧着された状態で、開口縁(エッジ部分)が第1の電線10の少なくとも隣り合う2本の素線16に接触するよう形成されている。また、各凹溝48は、第1の電線10に圧着された状態で、第1の電線10の全ての素線16が少なくとも一の凹溝48の開口縁(エッジ部分)に接触するように配置されている。
接続部50は、図3のU字状部150を略L字状に折り曲げて構成されている。接続部50は、図1に示すように、第2の電線20の先端部22を係止可能な係止溝52を有する。係止溝52は、第2の電線20を圧入するための開口部54と、第2の電線20の直径に対応した半円状の溝底面56とを有する。係止溝52の溝幅は、第2の電線20の外径より僅かに小さく設定されている。
ケース60は、合成樹脂等の絶縁性を有する材料で形成され、内部に両電線10、20の先端部12、22及び中継導体30を収容可能な空間を有する。ケース60は、内部に収容した先端部12、22及び中継導体30を外部の粉塵や水分から保護する役割を果たす。
ケース60は、第1及び第2のケース半体70、80で構成されている。第1及び第2のケース半体70、80は、それぞれ、開口部を有する箱状に形成されている。第1及び第2のケース半体70、80は、ヒンジ62を介して開閉可能に連結されている。第1及び第2のケース半体70、80は、ヒンジ62の軸を中心に回動し、閉じ合わされると、密閉構造となる。
第1のケース半体70は、切り欠き部71、72、隔壁73、締め付け部材74、押圧部材75、及び係合爪部76を一体に形成した構成とされている。第2のケース半体80は、切り欠き部81、82、締め付け部材84、及び係合受部86を一体に形成した構成とされている。
切り欠き部71、81は、第1、第2のケース半体70、80の一の側壁部70a、80aに形成される。一対の切り欠き部71、81は、それぞれ、第1の電線10の絶縁被覆18の直径に対応した半円状の切り欠きである。一対の切り欠き部71、81は、第1及び第2のケース半体70、80が閉じた状態で、絶縁被覆18を嵌合可能な開口部を構成する。
切り欠き部72、82は、一の側壁部70a、80aに対向する他の側壁部70b、80bに形成される。一対の切り欠き部72、82は、それぞれ、第2の電線20の絶縁被覆28の直径に対応した半円状の切り欠きである。一対の切り欠き部72、82は、第1及び第2のケース半体70、80が閉じた状態で、絶縁被覆28を嵌合可能な開口部を構成する。
隔壁73は、第1のケース半体70の内面側に形成され、第1のケース半体70から外部に突出している。隔壁73は、第1及び第2のケース半体70、80が閉じる際に、第2のケース半体80に衝突しないように形成されている。隔壁73は、第1及び第2のケース本体70、80が閉じた状態で、ケース60の内部の空間を、圧着部40を収容するための第1の室と、接続部50を収容するための第2の室とに仕切る。
締め付け部材74、84は、第1及び第2のケース半体70、80を閉じる過程で、圧着部40を締め付けて縮径するように構成されている。詳細には、図4に示すように、締め付け部材74、84は、ブロック体を2分割した形状に形成されている。締め付け部材74、84は、第1及び第2のケース半体70、80が閉じた状態で、分割面77、78同士が面接触するよう形成されている。分割面77、87には、圧着部40の外径に対応した半円状の円弧溝78、88が形成されている。一対の円弧溝78、88は、第1及び第2のケース半体70、80が閉じた状態で、圧着部40を嵌合可能な嵌合孔を構成する。
押圧部材75は、第1及び第2のケース半体70、80を閉じる過程で、第2の電線20の先端部22を押圧して接続部50の溝底面56に圧接するように構成されている。詳細には、図5に示すように、押圧部材75は、第1のケース半体70の内底面に立設され、第2の電線20の先端部22を押圧可能な先端面79を有する。
係合爪部76及び係合受部86は、第1及び第2のケース半体70、80の外面側に形成されている。第1及び第2のケース本体70、80を閉じると、係合爪部76及び係合受部86が係合し、第1及び第2のケース本体70、80を閉じた状態に保持する。係合爪部76は、鉤爪状に形成され、係合受部86に係合可能な構成とされている。
次に、電線用接続構造の組立過程について図1、図4、図5を参照して説明する。
先ず、第1の電線10の先端部12を、中継導体30の圧着部40の挿通孔42に挿通し仮止めする(図1、図4(A)参照)。また、第2の電線20の先端部22を、中継導体30の接続部50の係止溝52に開口部54側から圧入し仮止めする(図1、図5(A)参照)。次いで、中継導体30を第2のケース半体80の内底面にセットする。その際、中継導体30の圧着部40を締め付け部材84の円弧溝88にセットしておく(図4(A)参照)。また、第1の電線10の絶縁被覆18を、切り欠き部81に係合する。また、第2の電線20の絶縁被覆28を、切り欠き部82に係合する。この状態で、第1及び第2のケース半体70、80を閉じる。
図4は、締め付け部材74の構成及び動作を説明するための断面図であって、(A)は第1及び第2のケース半体70、80が開いた状態を示し、(B)は第1及び第2のケース半体70、80が閉じた状態を示す。
第1及び第2のケース半体70、80を閉じる過程で、略環状の圧着部40は、締め付け部材74、84(円弧溝78、88)によって締め付けられ、縮径される。圧着部40は、縮径されると、内側に仮止めした第1の電線10の先端部12を締め付ける。こうして、第1の電線10の先端部12に中継導体30の圧着部40が圧着される。
このように、第1及び第2のケース半体70、80を閉じる過程で、第1の電線10と中継導体30とを圧着接続する作業が簡単に行われる。第1の電線10及び中継導体30は、異種金属からなるが、圧着接続によって接続部分が密着するので、水分の存在下での電食を抑制することができる。
しかも、略環状の圧着部40が第1の電線10を周方向に略均一に締め付けるので、第1の電線10は、機械的強度の比較的弱いアルミ電線であるが、断線しにくい。
加えて、第1及び第2のケース本体70、80の閉じた状態が係合爪部76及び係合受部86によって保持されるので、第1の電線10と圧着部40との圧着状態が保持され、締め付け部材74、84の形状等に応じた目標の圧着力が得られる。尚、目標の圧着力は、第1の電線10の材質や中継導体30の材質等に応じて適宜設定される。
図5は、押圧部材75の構成及び動作を説明するための断面図であって、(A)は第1及び第2のケース半体70、80が開いた状態を示し、(B)は第1及び第2のケース半体70、80が閉じた状態を示す。
第1及び第2のケース半体70、80を閉じる過程で、第2の電線20の先端部22は、押圧部材75(先端面79)によって押圧され、仮止めされた係止溝52内を移動し、係止溝52の溝底面56に圧接される。従って、第2の電線20と中継導体30とを接続する作業が簡単に行われる。しかも、第2の電線20と中継導体30とが圧接されるので、第2の電線20と中継導体30との間が確実に導通される。
次に、第1の電線10の先端部12の圧着状態について図6を参照して説明する。
図6は、第1の電線10の先端部12の圧着状態を透視して示す斜視図である。第1の電線10の先端部12は、圧着部40の凹溝48の形状に沿って変形している。一方、圧着部40は、凹溝48の開口縁(エッジ部分)で、第1の電線10の酸化被膜を破り、第1の電線10に食い込み凝着(金属結合)している。従って、第1の電線10及び圧着部40は、異種金属からなるが、金属結合によって接続部分が密着しているので、水分の存在下での電食を抑制することができる。また、第1の電線10は、アルミニウム電線であるが、表面の強固な酸化被膜が破られているので、圧着部40と確実に導通されている。また、第1の電線10は、圧着部40の凹溝48の形状に沿って変形しているので、第1の電線10の圧着部40からの抜け止めが行われている。
しかも、凹溝48を第1の電線10の周方向に沿って千鳥配置しているので、第1の電線10の軸方向への抜け止めが確実に行われる
加えて、凹溝48の開口縁(エッジ部分)が、中継導体30が展開した状態で、鋭角を有する平行四辺形状であるので、同じ面積の長方形状の場合に比較して、開口縁(エッジ部分)の総長が長く、導通及び抜け止めを確実に行うことができる。
また、隣り合う2本の素線16が一の凹溝48の開口縁(エッジ部分)に食い込んでいるので、隣り合う2本の素線16の間の信号の伝送経路が短くなる。
更に、全ての素線16が何れかの凹溝48の開口縁(エッジ部分)に食い込んでいるので、全ての素線16の間が圧着部40を介して導通される。
次に、電線用接続構造の組立状態について図7を参照して説明する。
図7は、電線用接続構造の組立状態を示す断面図である。組立状態では、隔壁73が、ケース60の内部の空間を、圧着部40を収容するための第1の室92と、接続部50を収容するための第2の室94とに仕切る。従って、隔壁73によって圧着部40と接続部50とが隔てられる。また、隔壁73によって第1の電線10の先端部12と第2の電線20の先端部22とが隔てられる。従って、異種金属からなる2本の電線10、20の接触を抑制することができ、両電線10、20の接触による電食を抑制することができる。
また、組立状態では、切り欠き部71、81から構成される開口部には、第1の電線10の絶縁皮膜18が嵌合されている。絶縁被覆18は、弾力性を有するので、開口部の内周面に密着し、隙間を塞ぐ。従って、開口部からの水分の浸入を抑制することができ、水分の存在下での電食を抑制することができる。
更に、組立状態では、切り欠き部72、82から構成される開口部には、第2の電線20の絶縁被覆28が嵌合されている。絶縁被覆28は弾力性を有するので、開口部の内周面に密着し、隙間を塞ぐ。従って、開口部からの水分の浸入を抑制することができ、水分の存在下での電食を抑制することができる。
以上、本発明の一実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例において、第1の電線10はアルミ電線であり、第2の電線20は銅電線であるとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2の電線20は、ステンレス製の電線であってもよい。
また、上述した実施例において、中継導体30は、異種金属からなる2本の電線10、20を中継接続するとしたが、中継接続の対象となる電線の数に制限はない。例えば、中継導体30は、3本の電線を中継接続してもよい。この場合、第3の電線は、第1又は第2の電線10、20と同種金属で形成されてもよいし、第1及び第2の電線10、20と異種金属で形成されてもよい。
また、上述した実施例において、ヒンジ62を介して第1及び第2のケース半体70、80を開閉可能に連結するとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1及び第2のケース半体70、80は、独立した別個の部品であってもよい。この場合、第1のケース半体70の互いに対向する側壁部の外側に係合爪部76、76を設け、第2のケース半体80の互いに対向する側壁部の外側に係合受部86、86を設けてよい。第1及び第2のケース半体70、80を対向させて閉じ、係合爪部76、76を係合受部86、86に係合させて、第1及び第2のケース半体70、80を閉じた状態に保持することができる。
また、上述した実施例において、第1のケース半体70は、切り欠き部71、72、隔壁73、締め付け部材74、押圧部材75、及び係合爪部76を一体に形成した構成とされているとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、隔壁73、締め付け部材74、及び押圧部材75は、第1のケース半体70と独立した別個の部品として形成され、第1のケース半体70に嵌め込まれたり、接着固定されたりしてよい。
また、上述した実施例において、第2のケース半体80は、切り欠き部81、82、締め付け部材84、及び係合受部86を一体に形成した構成とされているとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、締め付け部材84は、第2のケース半体80と独立した別個の部品として形成され、第2のケース半体80に嵌め込まれたり、接着固定されたりしてよい。
また、締め付け部材74、84の形状、配置等は、圧着部40及び第1の電線10の形状、配置等に応じて適宜設定することができる。例えば、上述した実施例において、締め付け部材74、84は、第1、第2のケース半体70、80の両方に設けられるが、一方にのみ設けられてもよい。また、上述した実施例において、締め付け部材74、84の分割面77、87には円弧溝78、88が形成されているが、円弧溝78、88は無くてもよい。即ち、第1及び第2のケース半体70、80を閉じる過程で、圧着部40を締め付けて圧着部40の内側に第1の電線10を圧着することができる限り、締め付け部材74、84の形状、配置等に特に制限はない。
また、押圧部材75の形状、配置等は、第2の電線20の形状、配置等に応じて適宜設定することができる。例えば、上述した実施例において、押圧部材75の先端面79には、第2の電線20の直径に対応する半円状の円弧溝が形成されてもよい。即ち、第1及び第2のケース半体70、80を閉じる過程で、第2の電線20を押圧して接続部50の溝底面56に圧接することができる限り、押圧部材75の形状、配置等に特に制限はない。
10 第1の電線(アルミ電線)
12 先端部
20 第2の電線(銅電線)
22 先端部
30 中継導体
40 圧着部
44 開口部
46 圧着面
48 凹溝
50 接続部
52 係止溝
56 溝底面
60 ケース
70、80 ケース半体
73 隔壁
74、84 締め付け部材
75 押圧部材

Claims (5)

  1. 異種金属からなる少なくとも2本の電線を中継接続する電線用接続構造において、
    前記両電線を中継接続した中継導体を、前記両電線が接触しないように絶縁性の隔壁が設けられたケース内に収容した電線用接続構造。
  2. 前記両電線の一方は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製である請求項1記載の電線用接続構造。
  3. 前記中継導体は、前記両電線の一方の先端部に圧着接続される圧着部を有し、
    前記圧着部の圧着面に凹溝を千鳥配置した請求項1又は2記載の電線用接続構造。
  4. 前記ケースを、第1及び第2のケース半体で構成し、
    前記圧着部は、一部に開口部を有する環状に形成され、開口部によって縮径可能とされ、
    前記第1及び第2のケース半体を閉じ合わせる際に、前記ケースの内面側に設けられた締め付け部材によって前記圧着部を締め付けて縮径し、前記圧着部の内側に前記両電線の一方の先端部を圧着接続した請求項3記載の電線用接続構造。
  5. 前記中継導体は、前記両電線の他方の先端部に接続されるU字状の接続部を有し、
    前記第1及び第2のケース半体を閉じ合わせる際に、前記ケースの内面側に設けられた押圧部材によって前記両電線の他方の先端部を前記接続部の溝底面に圧接した請求項4記載の電線用接続構造。
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