JP2010211701A - 車線認識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両とレーンマークとの相対位置の認識が停止する期間を、レーンマーク検出の信頼性の高さを確保した上で短縮した車線認識装置を提供する。
【解決手段】所定の制御周期毎にカメラ2により車両前方の道路の画像を取り込んでレーンマークの検出処理を実行し、レーンマーク検出の有無を示す検出有無データをリングバッファ14に追加するレーンマーク検出手段11と、走行状況検知手段15により車両が交差点を走行している状態であることが検知されているときは、リングバッファ14への新たな検出有無データの追加を禁止する検出有無データ追加書込み禁止手段16と、リングバッファ14のデータから算出されるレーンマーク検出率が信頼性閾値よりも高い状態で、レーンマークが検出されたときに、車両とレーンマークとの相対位置を認識するレーンマーク位置認識手段13とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、道路の車線を区分するレーンマークを検出して、車両とレーンマークとの相対位置を認識する車線認識装置に関する。
従来より、車両に搭載されたカメラにより所定の制御周期毎に道路画像を取得して、各道路画像から検出されたレーンマークの画像部分の候補をある短時間分集め、各画像部分のカメラ座標を実空間座標に変換することによって、レーンマークと自車両との相対距離等を算出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3538476号公報
上述した従来の技術においては、連続する制御周期毎に取得された道路画像から検出されたレーンマークの画像部分の候補を、ある短時間分集めて実空間座標に変換することによって、レーンマークの実空間位置を認識している。そして、この場合に、レーンマークの実空間位置の認識の信頼性の尺度として、図8に示したように、直前の所定期間における平均的なレーンマークの検出率が一般的に採用されている。
図8では、制御周期T10毎に実行されるレーンマーク検出処理の結果を、レーンマークが検出されたときを○で示し、レーンマークが検出されなかったときを×で示している。また、レーンマーク検出の信頼性が高いと判断して、レーンマークと車両との相対位置の認識を実行したときを○で示し、レーンマーク検出の信頼性が低いと判断して、レーンマークと車両との相対位置の認識を停止したときを×で示している。
そして、レーンマーク検出の信頼性について、判断時点tp1の直前のn個分の周期の期間(t11〜tp1)において、レーンマークが検出された周期の個数がm以上であるときに、レーンマーク検出の信頼性が高いと判断して、レーンマークと車両との相対位置を認識している。
この場合、レーンマークが検出されない状態(×が続いた状態、〜t14)から、レーンマークが検出される状態(×から○に移行、t15〜)に切り換わったときに、最低でもm×T10に相当する時間が経過するまでは、レーンマーク検出の信頼性が高くなったと判断されないため、レーンマークと車両との相対位置の認識を開始することができない。
そのため、例えば車両が交差点を通過する場合や、インターチェンジでの分岐・合流地点を走行する場合のように、レーンマークが敷設されていない箇所を一時的に走行して、レーンマーク検出の信頼性の低下によりレーンマークと車両との相対位置の認識を停止したときに、その後、レーンマークが敷設された状態に復帰しても、レーンマーク検出の信頼性が高いと判断されるようになるまでには、ある程度の時間を要する。
そして、この場合には、車両が交差点や分岐・合流箇所を通過して、レーンマークが安定して検出可能な状態に復帰したにも拘わらず、レーンマークと車両との相対位置の認識が停止した状態が継続する。そのため、車線維持のためにステアリングをアシスト駆動する車線維持制御や、車線からの逸脱警報制御等を速やかに再開することができないという不都合があった。
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、レーンマークと車両との相対位置の認識が停止する期間を、レーンマーク検出の信頼性の高さを確保した上で短縮することができる車線認識装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、車両に搭載されたカメラにより撮像される車両周囲の道路の画像から、道路の車線を区分するレーンマークを検出する処理を、所定の制御周期毎に実行するレーンマーク検出手段と、前記各制御周期におけるレーンマークの検出の有無を示す検出有無データを順次追加して保持するデータ保持手段と、前記データ保持手段に保持された最新のものから所定個数分前までの前記検出有無データから、レーンマークの平均的な検出率であるレーンマーク検出率を算出するレーンマーク検出率算出手段と、前記レーンマーク検出率が所定の信頼性閾値よりも高いときに、前記レーンマーク検出手段によるレーンマークの検出結果に基づいて、前記車両とレーンマークとの相対位置を認識し、前記レーンマーク検出率が前記信頼性閾値より以下であるときには、前記相対位置の認識を停止するレーンマーク位置認識手段とを備えた車線認識装置に関する。
そして、前記車両が交差点又は道路の分岐若しくは合流箇所を走行していることを検知する走行状況検知手段と、前記走行状況検知手段により、前記車両が交差点又は道路の分岐若しくは合流箇所を走行していることが検知されているときは、前記データ保持手段への新たな前記検出有無データの追加を禁止する検出有無データ追加禁止手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記走行状況検知手段により前記車両が交差点又は道路の分岐若しくは合流箇所(以下、レーンマーク不設置箇所という)を走行していることが検知されているときは、前記検出有無データ追加禁止手段により、前記データ保持手段への新たな前記検出有無データの追加が禁止される。そのため、前記車両がレーンマーク不設置箇所を通過して、前記レーンマーク検出手段により道路の左右のレーンマークが検出される状態に復帰するまでの間、前記データ保持手段には、前記車両が前記レーンマーク不設置箇所に進入する直前に保持されていた前記レーンマーク検出有無データがそのまま保持された状態となる。
そして、前記車両がレーンマーク不設置箇所に進入する前は、道路の左右のレーンマークが安定して検出されて前記レーンマーク検出率が前記信頼性閾値よりも高い状態であったと想定される。そのため、前記車両がレーンマーク不設置箇所を通過して、前記レーンマーク検出手段により道路の左右のレーンマークが検出される状態に復帰したときに、前記レーンマーク検出率算出手段により算出される前記レーンマーク検出率が、前記信頼性閾値よりも高くなり、前記レーンマーク位置認識手段による前記車両とレーンマークとの相対位置の認識が速やかに再開されることが期待できる。
そして、前記検出有無データ追加禁止手段による前記データ保持手段への前記検出有無データの追加禁止は、前記走行状況検知手段により、前記車両がレーンマーク不設置箇所を走行していると検知されているときに限定して行われる。そのため、レーンマーク検出の信頼性の高さを確保した上で、前記レーンマーク位置認識手段による前記車両とレーンマークとの想定位置の認識が停止する期間を短縮することができる。
また、前記走行状況検知手段は、前記走行状況検知手段は、前記カメラの撮像画像に横断歩道の画像が含まれているときに、前記車両が交差点を走行していると検知することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記走行状況検知手段は、前記カメラの撮像画像に、交差点内に設けられていることが多い横断歩道の画像が含まれているか否かを判断することによって、前記車両が交差点内を走行している状態にあると容易に検知することができる。
本発明の車線認識装置の車両への搭載態様を示した説明図。 図1に示した車線認識装置の構成図。 レーンマーク検出の信頼性判断と、信頼性判断の結果に基く車両とレーンマークとの相対位置認識のフローチャート。 カメラによる撮像画像から、交差点を通過中であることを検知する処理の説明図。 リングバッファの説明図。 車両が交差点を通過したときのリングバッファ内のデータの変化を示した説明図。 車両が道路の分岐若しくは合流箇所を通過する状況の説明図。 レーンマーク検出の信頼性判断の説明図。
本発明の実施の形態の一例について、図1〜図7を参照して説明する。図1を参照して、車線認識装置10は、車両1(本発明の車両)に搭載して使用され、車両1の前方を撮像するカメラ2により撮像される道路の画像から、走行車線を区分するために道路に敷設されたレーンマークを検出して、レーンマークと車両1との相対位置を認識するものである。
車線認識装置10により認識されたレーンマークと車両1との相対位置のデータは、車両1のECU(Electronic Control Unit)30に出力される。ECU30は、レーンマークと車両1との相対位置に基いて、車両1が走行車線内に維持されるように、ステアリング5をアシスト駆動する車線維持制御と、車両1が走行車線から逸脱しそうな状況となったときに、警報(図示しないスピーカからの音声出力等による)を行なう車線逸脱警報制御とを実行する。
また、車両1には、車両1の走行速度を検出する車速センサ20、車両1の鉛直軸回りの角加速度を検出するヨーレートセンサ21、ステアリング5の操舵角を検出する舵角センサ22、及びステアリング5に加わるトルクを検出するトルクセンサ23が備えられている。
次に、図2を参照して、車線認識装置10は、制御周期毎にカメラ2により撮像される車両前方の道路の画像から、レーンマーク(白線、黄線、キャッツアイ、Botts Dots等)を検出するレーンマーク検出手段11と、レーンマーク検出手段11によるレーンマーク検出の有無を示す検出有無データが順次書き込まれて保持されるリングバッファ14(本発明のデータ保持手段に相当する)と、リングバッファ14に保持された検出有無データから、レーンマークの平均的な検出率であるレーンマーク検出率を算出するレーンマーク検出率算出手段12と、レーンマーク検出率が信頼性閾値よりも高いときに、車両とレーンマークとの相対位置を認識するレーンマーク位置認識手段13と、車両1が交差点を走行していることを検知する走行状況検知手段15と、走行状況検知手段15により車両1が交差点を走行していると検知されているときに、リングバッファ14への新たな検出有無データの追加を禁止する検出有無データ追加禁止手段16とを備えている。
車線認識装置10は、マイクロコンピュータ等により構成された電子ユニットであり、該マイクロコンピュータに車線認識用プログラムを実行させることによって、該マイクロコンピュータが、レーンマーク検出手段11、レーンマーク検出率算出手段12、レーンマーク位置認識手段13、走行状況検知手段15、及び検出有無データ追加禁止手段16として機能する。
また、車線認識装置10には、車速センサ20と、ヨーレートセンサ21と、舵角センサ22と、トルクセンサ23による各検出信号が入力される。
リングバッファ14は、図3に示したように、検出有無データを30個分(配列要素a[1],a[2],…,a[30])保持する容量を有している。そして、新たに追加される検出有無データはa[1]に保持され、それまでa[1]に保持されていたデータはa[2]にシフトする。同様に、それまでa[2],a[3],…,a[29]に保持されていたデータが、a[3],a[4],…,a[30]にシフトする。そして、それまでa[30]に保持されていたデータが廃棄される。
次に、図4に示したフローチャートに従って、車線認識装置10の作動について説明する。車線認識装置10は、図4のSTEP1〜STEP8,STEP20の処理を、所定の制御周期毎に繰り返し実行する。
先ず、車線認識装置10は、STEP1でカメラ2により車両前方の道路の画像を取り込む。続くSTEP2はレーンマーク検出手段11による処理である。レーンマーク検出手段11は、道路の画像から抽出したエッジ点に対するハフ変換等の直線抽出処理を行って、レーンマークの画像部分を検出する処理を実行する。
次のSTEP3は走行状況検知手段15による処理である。走行状況検知手段15は、図5(a)に示したように、道路の画像Im1に横断歩道の画像部分50が存在する場合に、車両1が交差点を走行している状態であると検知する。
なお、走行状況検知手段15は、道路の画像Im1に対してエッジ抽出を行った図5(b)の画像Im2に対して、立ち上がりエッジ50aと立下りエッジ50bが、道路構造令に準拠した態様の間隔w1,w2で周期的に検出されたときに、横断歩道の画像部分が含まれていると判断する。
STEP3で、走行状況検知手段15により、車両1が交差点を走行中であると検知されたときはSTEP20に分岐し、検知されなかったときにはSTEP4に進む。STEP4はレーンマーク検出手段11による処理であり、レーンマーク検出手段11は、STEP2でのレーンマーク検出処理によりレーンマークが検出されたか否かを示す検出有無データを、リングバッファ14に追加する。
また、STEP20は検出有無データ追加禁止手段16による処理である。検出有無データ追加手段16は、走行状況検知手段15により車両1が交差点を走行中であると検知されている間は、リングバッファ14への検出有無データの追加を禁止する。
ここで、交差点にはレーンマークが敷設されていないため、車両1が交差点を走行しているときは、レーンマーク検出手段11によりレーンマークが検出されない状態となる。そのため、車両1が交差点を走行しているときにも検出有無データをリングバッファ14に追加すると、車両1が交差点を通過した時には、図6(a)に示したように、リングバッファ14の全ての配列要素a[1]〜a[30]に、レーンマークの検出無しを示すデータが書き込まれた状態となる。なお、図6(a)〜図6(c)では、レーンマークの検出有りを示すデータが書き込まれた状態を○で示し、レーンマークの検出無しを示すデータが書き込まれた状態を×で示している。
一方、検出有無データ追加禁止手段16により、車両1が交差点を走行している間は、リングバッファ14への検出有無データの追加を禁止するようにしたときには、例えば図6(b)に示したように、リングバッファ14は、走行状況検知手段15により車両1が交差点を走行していると検知され始めた時点(車両1が交差点に進入した時点)の状態に維持される。
図6(b)は、車両が交差点に進入する直前のレーンマークが安定して検出されていた状態における検出有無データが保持されたリングバッファ14を示している。この場合は、配列要素a[1]〜a[30]における平均的な検出率であるレーンマーク検出率Rtが、レーンマーク検出の信頼性が高いことを判定するための信頼性閾値Rthよりも高い状態となっている。
続くSTEP5〜STEP6はレーンマーク検出率算出手段12による処理である。STEP5で、レーンマーク検出率算出手段12は、レーンマーク検出手段11によりレーンマークが検出されたか否かを判定する。そして、レーンマークが検出されたときはSTEP6に進み、レーンマーク検出率算出手段12は、以下の式(1)によりレーンマーク検出率Rtを算出する。
但し、Rt:最新に追加されたものからn個分の配列要素における平均的なレーンマーク検出率、n:リングバッファの配列要素の総個数(本実施の形態では30)、m:レーンマーク検出有りを示す検出有無データを保持したリングバッファの配列要素の個数。
一方、レーンマークが検出されなかったときにはSTEP9に分岐し、この場合はSTEP6〜STEP8の処理を実行せずに、車線認識装置10は1制御周期の処理を終了する。
次のSTEP7〜STEP8はレーンマーク位置認識手段16による処理である。STEP7で、レーンマーク位置認識手段16は、レーンマーク検出率Rtが信頼性閾値Rthよりも高いか否かを判断する。そして、レーンマーク検出率Rtが信頼性閾値Rthよりも高いときはSTEP8に進み、レーンマーク位置認識手段16は、レーンマーク検出手段11によるレーンマークの画像部分の検出結果に基づいて、実空間上の車両1とレーンマークとの相対位置を認識し、この相対位置のデータをECU30に送信する。
車両1とレーンマークとの相対位置のデータを受信したECU30は、上述した車線維持制御と車線逸脱警報制御とを実行する。そして、STEP9に進み、車線認識装置10は1制御周期の処理を終了する。
一方、レーンマーク検出率Rtが信頼性閾値Rth以下であったときはSTEP7からSTEP9に分岐する。この場合は、レーンマーク位置認識手段13による車両1とレーンマークとの相対位置の認識は実行されない。そして、車線認識装置10は、1制御周期の処理を終了する。
ここで、図6(a)に示したように、リングバッファ14の各配列要素a[1]〜a[30]の全てに、レーンマーク検出無しを示す検出有無データが保持された状態で、車両1が交差点を通過してレーンマークが検出される状態に復帰した場合を考察する。この場合、例えば信頼性閾値Rthが50%に設定されていると、レーンマーク検出率Rtが信頼性閾値Rthよりも高くなるのは、最短でもa[1]〜a[16]の配列要素の全てにレーンマーク検出有りを示す検出有無データが保持される16×制御周期分の時間が経過した後になる。
次に、図6(b)に示したように、リングバッファ14の各配列要素a[1]〜a[30]に、車両1が交差点に進入した時点における検出有無データが保持され、レーンマーク検出率Rtが信頼性閾値Rthよりも高い状態で、車両1が交差点を通過してレーンマークが検出される状態に復帰した場合について考察する。
この場合には、図6(c)に示したように、レーンマークが検出されて新たな検出有無データが配列要素a[1]に追加されたときに、配列要素a[1]〜a[30]におけるレーンマーク検出率Rtが信頼性閾値Rthよりも高い状態が継続する。
そのため、図4のフローチャートのSTEP2によるレーンマーク検出処理でレーンマークが検出され、STEP5からSTEP6に進んでレーンマーク検出率Rtが算出されたときに、STEP7でレーンマーク検出率Rtが信頼性閾値Rthよりも高くなる。そして、続くSTEP8で、レーンマーク位置認識手段13により車両1とレーンマークとの相対位置が算出される。
したがって、上述した図6(a)に示した、リングバッファ14の各配列要素a[1]〜a[30]に、レーンマーク検出無しを示す検出有無データが保持されている場合のように、レーンマーク検出率Rtが信頼性閾値Rthよりも高くなるまでの経過時間(例えばRthが50%であるときには、最低でも16制御周期分の時間)は生じない。
そのため、車両1が交差点を通過してレーンマークの検出が可能になった時に、レーンマーク位置認識手段13による車両1とレーンマークの相対位置の認識処理が速やかに実行されて、ECU30による上述した車線維持制御と車線逸脱警報制御が再開される。
なお、本実施の形態において、走行状況検知手段15は、図5(a),図5(b)に示したように、道路の画像に横断歩道の画像部分が含まれるときに、車両1が交差点を走行していると検知したが、他の手法により車両1が交差点を走行していることを検知してもよい。
例えば、車両1がGPS(Global Positioning System)を搭載しているときには、GPSにより得られる車両1の位置を地図データに参照して、車両1が交差点を走行していることを検知してもよい。
或いは、車速センサ20とヨーレートセンサ21の検出信号から車両1の直進性を判断して、車両1が交差点を通過していることを検知してもよい。さらに、舵角センサ22とトルクセンサ23の検出信号から、運転者によるステアリングの操作状況を判断して、車両1が交差点を通過していることを検知するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、走行状況検知手段15は、車両1が交差点を走行していることを検知したが、図7(a)に示したように、車両1が道路の分岐箇所A1を走行していること、及び図7(b)に示したように、車両1が道路の合流箇所A2を走行していることを検知するようにしてもよい。
この場合には、走行状況検知手段15により、車両1が道路の分岐若しくは合流箇所を通過していることが検知されているときに、検出有無データ追加禁止手段16によりリングバッファ14への新たな検出有無データの追加を禁止することによって、車両1が分岐・合流箇所を通過して左右のレーンマークが検出可能な状態となったときに、速やかに車両1とレーンマークとの相対位置を認識して、ECU30による車線維持制御と車線逸脱警報制御を再開することができる。
なお、道路の分岐・合流箇所を走行していることの検知は、例えば、左右のレーンマークが検出された状態から、いずれか一方のレーンマークのみが検出される状態に切替わったことを検知することや、GPSと地図データにより、車両1が走行中の道路の状況を判断することによって行うことができる。
また、本実施の形態では、図1に示したように、カメラ2と車線認識装置10とECU30を分離した構成とした。しかし、カメラと車線認識装置とECUの構成はこれに限られず、例えば、カメラと車線認識装置とECUを一体の構成として、図1のカメラ2の設置位置に取り付けるようにしてもよい。
1…車両、2…カメラ、10…車線認識装置、11…レーンマーク検出手段、12…レーンマーク検出率算出手段、13…レーンマーク位置認識手段、14…リングバッファ
15…走行状況検知手段、16…検出有無データ追加禁止手段、30…ECU、20…車速センサ、21…ヨーレートセンサ、22…舵角センサ、23…トルクセンサ。

Claims (2)

  1. 車両に搭載されたカメラにより撮像される車両周囲の道路の画像から、道路の車線を区分するレーンマークを検出する処理を、所定の制御周期毎に実行するレーンマーク検出手段と、
    前記各制御周期におけるレーンマークの検出の有無を示す検出有無データを順次追加して保持するデータ保持手段と、
    前記データ保持手段に保持された最新のものから所定個数分前までの前記検出有無データから、レーンマークの平均的な検出率であるレーンマーク検出率を算出するレーンマーク検出率算出手段と、
    前記レーンマーク検出率が所定の信頼性閾値よりも高いときに、前記レーンマーク検出手段によるレーンマークの検出結果に基づいて、前記車両とレーンマークとの相対位置を認識し、前記レーンマーク検出率が前記信頼性閾値より以下であるときには、前記相対位置の認識を停止するレーンマーク位置認識手段とを備えた車線認識装置であって、
    前記車両が交差点又は道路の分岐若しくは合流箇所を走行していることを検知する走行状況検知手段と、
    前記走行状況検知手段により、前記車両が交差点又は道路の分岐若しくは合流箇所を走行していることが検知されているときは、前記データ保持手段への新たな前記検出有無データの追加を禁止する検出有無データ追加禁止手段とを備えたことを特徴とする車線認識装置。
  2. 請求項1記載の車線認識装置において、
    前記走行状況検知手段は、前記カメラの撮像画像に横断歩道の画像が含まれているときに、前記車両が交差点を走行していると検知することを特徴とする車線認識装置。
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