JP2010208595A - 車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸線方向の寸法の増大を抑制できるFF車両への搭載に適した車両の駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置1Aは、第1中間軸5を収めるケース12を有しており、ケース12はケース本体13及びトランスアクスルハウジング14を含んでいる。ケース本体13には、合わせ面13aの位置よりも内部側に膨らみ、かつその合わせ面13aと同一面上に位置する取り付け面45aが設けられた隆起部45が形成されている。第1中間軸5を支持する支持部材38が隆起部45の取り付け面45aに取り付けられた状態でケース12に収められている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ケース内に収納された第1回転軸及び第2回転軸を利用して第1回転軸から第2回転軸へ駆動力を伝達する車両の駆動装置に関する。
車両の駆動装置として、いわゆるハイブリッド型車両に適用され、複数の遊星歯車機構で構成された動力伝達要素の伝達経路をクラッチやブレーキ等の係合要素を利用して切り替えることにより複数の駆動モードを実現可能な装置が知られている(特許文献1)。また、同様なハイブリッド型車両に適用される駆動装置として、単一の支持部材でモータ・ジェネレータのロータ軸と入力軸とを支持するとともに、その支持部材をケースの構成要素である2つのケース部材の合わせ面の間に挟み込むようにしてボルトで固定した装置がある(特許文献2)。その他、本発明に関連する先行技術文献として、特許文献3〜6が存在する。
特開2007−290677号公報 特開2007−261347号公報 特開2008−110731号公報 特開2006−356165号公報 実開平4−46229号公報 特開2005−155891号公報
特許文献1には動力伝達要素を収めるケースの詳細が記載されておらず、特許文献1の駆動装置は、入力軸を支持する支持部材をどのように組み付けてよいか考慮されていないため、軸線方向の寸法が増大するおそれがある。また、特許文献2の駆動装置は、支持部材を2つのケース部材の合わせ面の間に挟み込むようにして固定しているので、支持部材の厚さ分だけ軸線方向の寸法が増加する。車両前方にエンジンとともに駆動輪が配置されるFF車両に搭載する駆動装置にあっては軸線方向が車幅方向に相当するので軸線方向の寸法に対する制約が厳格であるため、FF車両への搭載に適した駆動装置を得るためには軸線方向の寸法増大を可能な限り抑制することが望ましい。
そこで、本発明は、軸線方向の寸法の増大を抑制できるFF車両への搭載に適した車両の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の駆動装置は、互いに平行に配置された第1回転軸及び第2回転軸を利用して、前記第1回転軸から前記第2回転軸へ駆動力を伝達し、前記第1回転軸及び前記第2回転軸の少なくともいずれか一方の回転軸を支持部材にて支持するとともに、前記支持部材が前記第1回転軸及び前記第2回転軸を収めるケースに取り付けられた車両の駆動装置において、前記ケースは、前記第1回転軸及び前記第2回転軸の軸線の方向に配置される複数のケース部材が互いの合わせ面を突き合わせた状態で組み立てられており、前記複数のケース部材のうちのいずれか一つのケース部材には、前記合わせ面の位置よりも内部側に膨らみ、かつ前記合わせ面と同一面上に位置する取り付け面が設けられた隆起部が形成されており、前記支持部材は、前記隆起部の前記取り付け面に取り付けられた状態で前記ケースに収められているものである(請求項1)。
この駆動装置によれば、回転軸を支持する支持部材がケース部材の合わせ面の位置よりも内部側に膨らんだ隆起部に取り付けられた状態でケースに収められているため、支持部材の厚さに拘わらず軸線方向の寸法が増加することはない。しかも、支持部材が取り付けられる取り付け面はケース部材の合わせ面と同一面上に位置しているため、合わせ面の密着性を高める研削等の加工を行う際に、合わせ面と取り付け面とを同時に加工することが可能である。これによりケース部材の加工工数の削減に寄与できる。
本発明の駆動装置の一態様においては、前記第1回転軸及び前記第2回転軸のそれぞれに設けられて互いに噛み合う2つの変速ギアを持つ複数組の変速ギア対と、前記複数組の変速ギア対のうち互いに隣接する2組の変速ギア対の間に配置された状態で前記第1回転軸又は前記第2回転軸のいずれか一方の回転軸に固定され、前記2組の変速ギア対のうちのいずれか一つの変速ギア対による回転伝達を選択的に成立させる結合機構と、を有し、前記第1回転軸の回転を変速して前記第2回転軸に伝達する変速機構と、前記2組の変速ギア対の間に配置され、前記第1回転軸及び前記第2回転軸の軸線の方向に関して前記結合機構とオーバーラップした状態で前記第1回転軸又は前記第2回転軸のいずれか他方に固定されたパーキングギアと、を備えてもよい(請求項2)。この態様によれば、結合機構とパーキングギアとがそれぞれ別軸に設けられ、結合機構の半径方向外側のスペースにパーキングギアが配置されるので、パーキングギアを結合機構と同軸に設ける場合と比べて軸線方向の寸法を短縮することができる。
この態様においては、前記第1回転軸の外周に同軸に配置されて前記第1回転軸と相対回転可能な中空状の第3回転軸と、前記支持部材に装着されて前記第1回転軸及び前記第3回転軸の両者を支持する第1軸受と、前記ケースと前記第1回転軸との間に装着され、前記変速機構を挟んで前記支持部材の反対側に配置された第2軸受と、を備えてもよい(請求項3)。この場合は、第1回転軸とともに第3回転軸を第1軸受で支持し、変速機構を挟んで第1軸受と反対側の第2軸受によって第1軸受が支持される。このため、第1回転軸及び第3回転軸を別々の軸受で支持する場合に比べて軸線方向の寸法を短縮できる。
本発明の一態様においては、前記第2回転軸に駆動力を伝達する前記第1回転軸とは別軸の第3回転軸と、前記第1回転軸又は前記第3回転軸のいずれか一方に固定されたパーキングギアと、前記第1回転軸から前記第2回転軸への動力伝達経路を成立させる結合状態とその動力伝達経路を遮断する解放状態とを切り替える第1結合機構と、前記第3回転軸から前記第2回転軸への動力伝達経路を成立させる結合状態とその動力伝達経路を遮断する解放状態とを切り替える第2結合機構と、を備え、前記第1結合機構又は前記第2結合機構のいずれか一方が前記結合状態に、いずれか他方が前記解放状態にそれぞれ切り替えられることにより、前記第1回転軸又は前記第3回転軸のいずれか一方から前記第2回転軸への動力伝達経路が遮断されかつ前記第1回転軸又は前記第3回転軸のいずれか他方から前記第2回転軸への動力伝達経路が成立している状態でパーキングブレーキを作動させる場合には、前記第1結合機構又は前記第2結合機構のいずれか他方を前記解放状態から前記結合状態へ切り替えるとともに前記パーキングギアを固定してもよい(請求項4)。この態様によれば、パーキングギアが設けられた側の動力伝達経路が遮断された状態でパーキングブレーキを作動させる場合には、第1結合機構又は第2結合機構のいずれか他方が解放状態から結合状態へ切り替えられる。これにより、第1回転軸から第2回転軸への動力伝達経路及び第3回転軸から第2回転軸への動力伝達経路の両者が成立するため、パーキングギアを固定することにより第2回転軸の回転を止めることができるから、パーキングブレーキを機能させることができる。
以上説明したように、本発明の駆動装置によれば、回転軸を支持する支持部材がケース部材の合わせ面の位置よりも内部側に膨らんだ隆起部に取り付けられた状態でケースに収められているため軸線方向の寸法増加を抑制できる。
本発明の第1の形態に係る駆動装置の全体構成を詳細に示した断面図。 第1の形態に係る支持部材並びにそれによって支持されるロータ軸及び各中間軸の周辺を拡大した拡大断面図。 第1の形態に係る動力分割機構及び変速機構の周辺を拡大した拡大断面図。 第1の形態の変形例に係る要部を拡大した拡大断面図。 本発明の第2の形態に係る駆動装置の全体構成を詳細に示した断面図。 第2の形態に係る駆動装置の他の断面を示した断面図。 第2の形態に係る支持部材並びにそれによって支持されるロータ軸及び各中間軸の周辺を拡大した拡大断面図。 第2の形態に係る動力分割機構の周辺を拡大した拡大断面図。 第2の形態に係る変速機構の周辺を拡大した拡大断面図。
(第1の形態)
図1は本発明の第1の形態に係る駆動装置の全体構成を詳細に示した断面図である。なお、図1及び以下の各断面図においては、図面の理解を容易にするため一部の部材の断面に限りハッチングを付している。駆動装置1Aは不図示の車両に搭載されており、その車両は内燃機関を走行用の駆動力源として備えるとともに、電動機を他の走行用の駆動力源として備えたハイブリッド車両として構成されている。この車両は駆動輪と駆動力源とが車両前部に位置するFF型車両として構成されている。
図1に示すように、駆動装置1Aは、第1モータ・ジェネレータ2と、不図示の内燃機関の動力を伝達する入力軸3と、第1モータ・ジェネレータ2及び入力軸3がそれぞれ連結される動力分割機構4と、動力分割機構4に連結されて軸線Ax1を中心に互いに同軸に組み合わされた2つの中間軸5、6と、第2モータ・ジェネレータ7と、各中間軸5、6及び第1モータ・ジェネレータ2間に介在して各中間軸5、6の回転を変速する変速機構8と、各中間軸5、6と平行となるように軸線Ax2上に配置され、変速機構8にて変速された各中間軸5、6の回転が伝達される第2回転軸としての出力軸9と、出力軸9に設けられたドライブギア10と、出力軸9の回転をドライブギア10を介して不図示の左右の駆動輪に伝達する差動装置11と、を備えている。
駆動装置1Aのこれらの構成要素は車両に固定されるケース12に収められる。ケース12は、軸線Ax1、Ax2の方向に配置される複数のケース部材として、ケース本体13、トランスアクスルハウジング14、ハウジングカバー15及びリアカバー16が設けられている。ケース12はこれらの部材が互いの合わせ面13a、14a、15a、16aを突き合わせた状態でボルト17、18等の締結手段を利用して組み立てられている。
第1モータ・ジェネレータ2は、その動力が減速機構20を介して第1中間軸5に伝達される。減速機構20は第1モータ・ジェネレータ2のロータ軸21と一体回転するドライブギア23と、第1中間軸5に設けられたドリブンギア24と、各ギア23、24に相互に噛み合うアイドラギア25とを有している。各ギア23〜25はリアカバー16にて覆われている。第1中間軸5は、ドリブンギア24が形成された第1軸31と、動力分割機構4に連結された第2軸32とが、相対回転可能な状態で互いの端部が嵌め合わされることによって構成される。第1中間軸5の第1軸31及び第2軸32間には、各軸31、32を結合する状態とその結合を解放する状態との間で動作する結合機構35が設けられている。結合機構35は周知のドグクラッチとして構成されている。
第1モータ・ジェネレータ2は、そのロータ軸21の左側の端部がケース本体13から内部側に延びている支持壁37に、右側の端部がケース本体13に取り付けられた支持部材38にそれぞれ支持されている。支持壁37とロータ軸21との間には軸受39が、支持部材38とロータ軸21との間には軸受40がそれぞれ装着されている。支持部材38はケース本体13の内部側に延びている。支持部材38はロータ軸21の支持部位から更に軸線Ax1を超えるまで延びていて、軸線Ax1上に配置された2つの中間軸5、6の両者を支持している。内側の第1中間軸5はその外側に配置された第2中間軸6及び軸受41のそれぞれを介在させるようにして支持部材38に支持されている。変速機構8を挟んだ軸受41の反対側には軸受42が設けられている。つまり、第1中間軸5は支持部材38の反対側の端部が軸受42を介して支持壁37に支持されている。このことから、第1中間軸5は本発明に係る第1回転軸に、第2中間軸6は本発明に係る第3回転軸に、軸受41は本発明に係る第1軸受に、軸受42は本発明に係る第2軸受にそれぞれ相当する。
図2は支持部材38並びにそれによって支持されるロータ軸21及び各中間軸5、6の周辺を拡大した拡大断面図である。支持部材38はケース本体13からその合わせ面13aの位置よりも内部側に膨らんだ隆起部45に不図示のボルト等の締結手段にて取り付けられている。支持部材38の縁部38aはトランスアクスルハウジング14の内壁に達していない。即ち、支持部材38は隆起部45に取り付けられた状態でケース12に収められている。このため、仮に支持部材38をケース本体13とトランスアクスルハウジング14とで挟んだ状態でこれらを結合した場合には、支持部材38の厚みによりトランスアクスルハウジング14が想像線上に位置して軸線方向の寸法が増加するが、図示の場合は支持部材38がケース12内に収まっているので、このような寸法増加を防止できる。また、シール位置の数も2つから1つに減るため、ケース12の油密性が向上する。
隆起部45には支持部材38が取り付けられる取り付け面45aが設けられており、その取り付け面45aはケース本体13の合わせ面13aと同一面上に位置している。このため、ケース本体13の合わせ面を研磨する際には、隆起部45の取り付け面45aも同時に研磨できるため、これらを別々に研磨する場合よりも加工工数を削減できる。
図1に示したように、内燃機関の動力が伝達される入力軸3には内燃機関のトルク変動を吸収するためのダンパ50が設けられている。第1モータ・ジェネレータ2と第2モータ・ジェネレータ7とは同様の構成を持っていて、電動機としての機能と発電機としての機能とを兼ね備えている。第1モータ・ジェネレータ2は、ケース12に固定されたステータ2aと、そのステータ2aの内周側に同軸に配置されたロータ2bとを備えている。第2モータ・ジェネレータ7も同様に、ケース12に固定されたステータ7aと、そのステータ7aの内周側に同軸に配置されたロータ7bとを備えている。
動力分割機構4は、相互に差動回転可能な3つの回転要素を有したダブルピニオン型の遊星歯車機構として構成されている。図3は動力分割機構4及び変速機構8の周辺を拡大した拡大断面図である。動力分割機構4は外歯歯車であるサンギアSnと、そのサンギアSnに対して同軸的に配置された内歯歯車であるリングギアRiと、サンギアSnに噛み合うピニオン51及びリングギアに噛み合うピニオン52を互いに噛み合わせた状態でこれらを自転かつ公転自在に保持するキャリアCrとを3つの回転要素として備えている。サンギアSnは第1中間軸5に連結され、リングギアRiは入力軸3に連結されている。キャリアCrは第2モータ・ジェネレータ7と、第2中間軸6とにそれぞれ連結されている。キャリアCr及び第2モータ・ジェネレータ7間には連結部材53が介在している。
変速機構8は、各中間軸5、6と出力軸9との間に介在させる変速ギア対を切り替えることにより、段階的に変速段が相違する第1速から第4速までの複数の変速段を選択的に成立させる。第1速を実現する第1変速ギア対61は、第2中間軸6と一体回転する変速ドライブギア61Aと、出力軸9に相対回転可能に設けられた変速ドリブンギア61Bとを有している。第2速を実現する第2変速ギア対62は、出力軸9と一体回転する変速ドライブギア62Aと、第1中間軸5の第1軸31に相対回転可能に設けられた変速ドリブンギア62Bとを有している。第3速を実現する第3変速ギア対63は、第2中間軸6と一体回転する変速ドライブギア63Aと、出力軸9に相対回転可能に設けられた変速ドリブンギア63Bとを有している。第4速を実現する第4変速ギア対64は、出力軸9と一体回転する変速ドライブギア64Aと、第1中間軸5に相対回転可能に設けられた変速ドリブンギア64Bとを有している。
各変速ギア対61〜64のうち、互いに隣接する第1変速ギア対61及び第3変速ギア対63間には第1結合機構65が、互いに隣接する第2変速ギア対62及び第4変速ギア対64間には第2結合機構66が、これらギア対による回転伝達を選択的に成立させるために設けられている。これらの結合機構65、66は周知のドグクラッチとして構成されている。
第1結合機構65は、出力軸9と一体のハブ67と、そのハブ67に対して軸線方向に移動自在にスプライン嵌合されているスリーブ68と、第1速用の変速ドリブンギア61Bに一体でかつスリーブ68とスプライン嵌合可能なスプライン69と、第3速用の変速ドリブンギア63Bに一体でかつスリーブ68とプライン嵌合可能なスプライン70とを備えている。第2結合機構66は、第1中間軸5(第1軸31)と一体のハブ71と、そのハブ71に対して軸線方向に移動自在にスプライン嵌合されているスリーブ72と、第2速用の変速ドリブンギア62Bに一体でかつスリーブ72とスプライン嵌合可能なスプライン73と、第4速用の変速ドリブンギア64Bに一体でかつスリーブ72とスプライン嵌合可能なスプライン74とを備えている。
第1結合機構65のスリーブ68及び第2結合機構66のスリーブ72のそれぞれは、3位置で保持可能な不図示の油圧式アクチュエータにて駆動される。その3位置は各スプラインとの噛み合いが解かれる図示の中立位置、左側のスプラインと噛み合う位置、及び右側のスプラインと噛み合う位置である。以上の構成により、変速機構8は、各結合機構65、66のスリーブを適宜操作することにより第1速から第4速までのなかから一つの変速段を選択的に成立させることができる。
なお、上述した結合機構35は第1中間軸5の第1軸31と一体のハブ76と、そのハブ76に対して軸線方向に移動自在にスプライン嵌合されているスリーブ77と、第2軸32の半径方向外側に延びて第2軸32と一体の円板78と、円板78に形成されかつスリーブ77とスプライン嵌合可能なスプライン79とを備えている。スリーブ77は2位置で保持可能な不図示の油圧式アクチュエータにて、図示の中立位置と、スリーブ77がスプライン79に噛み合う噛み合い位置との間で駆動される。
図1に示すように、駆動装置1Aは車両停車時の移動を阻止するため、出力軸9をケース12に対して固定できるパーキング機構80が設けられている。パーキング機構80は出力軸9に固定されたパーキングギア81と、パーキングギア81をロックするロック機構82とを備えている。ロック機構82はパーキングギア81に選択的に噛み合うことができる不図示のパーキングポールを有しており、そのパーキングポールを操作することにより、出力軸9をケース12に対して固定するパーキング状態と、その固定を解除する解除状態とを切り替えることができる。
図3にも示したように、パーキングギア81は軸線Ax2の方向に関して第2結合機構66とオーバーラップした状態で第2変速ギア対62と第4変速ギア対64との間に配置されている。即ち、第2結合機構66とパーキングギア81とがそれぞれ別軸に設けられ、第2結合機構66の半径方向外側のスペースS1にパーキングギア81が配置されるので、パーキングギア81を第2結合機構66と同軸に設ける場合と比べて軸線方向の寸法を短縮することができる。
図4は、第1の形態の変形例に係る要部を拡大した拡大断面図である。図4において、第1の形態と共通の部材については同一の参照符号を付して説明を省略する。図4に示した駆動装置1A′は、第1中間軸の構成とそれを選択的に結合する結合機構の構成が図1〜3に示した第1の形態と相違している。駆動装置1A′は第1中間軸91を有しており、その第1中間軸91は第2中間軸6の内周側で互いの端部を対向させた状態で軸線Ax1上に配置された第1軸93及び第2軸94を有する。各軸93、94は中空状に形成されていて、第1軸93の端部には孔径が広がる拡大孔部95が形成されている。
駆動装置1A′には、各軸93、94を選択的に結合するために結合機構96が設けられている。結合機構96は軸線Ax1の方向に移動可能な状態で第1軸93の中空部に挿入された係合軸97を備えている。係合軸97は拡大孔部95の内周面と摺動可能に密着するピストン部97aを備えている。係合軸97は、ピストン部97aの反対側に位置する端部の外周に外向きスプライン98aが形成されており、そのスプライン98aは第1軸93の中空部の内周に形成された内向きスプライン98bと噛み合っている。これにより、係合軸97は第1軸93に対して相対回転不能に回り止めされる。第2軸94の中空部の内周には係合軸97の外向きスプライン98aと噛み合い可能な内向きスプライン98cが形成されている。これにより、係合軸97を第2軸94側に移動させると、第1軸93から係合軸97の端部が突き出し、その端部に形成された外向きスプライン98aが第1軸93の内向きスプライン98bと噛み合った状態で、第2軸94の内向きスプライン98cに噛み合うことになる。そのため、第1軸93と第2軸93とは係合軸97によって相互に結合される。
係合軸97は拡大孔部95に装着された付勢手段であるリターンスプリング99によって第2軸94から離れる方向に付勢されている。従って、ピストン部97aに力が加わらなければ係合軸97は図示の位置に保持されて、第1軸93と第2軸94とが切り離される。係合軸97は拡大孔部95に対する油圧の供給と停止とを切り替える油圧装置100にて操作され、その油圧装置100によって拡大孔部95に油圧が供給されることにより係合軸97は第2軸94側に移動し、その油圧の供給が停止されることにより係合軸97はリターンスプリング99の弾性力により図示の位置に戻る。
結合機構96は、第1軸93を貫くように延びた係合軸97を利用して、第1軸93と第2軸94との対向位置の反対側で係合軸97を操作できる。このため、図1〜3に示した結合機構35が配置されていたスペースが空くので、軸線方向に関する寸法余裕ΔGが生まれる。従って、駆動装置1A′は寸法余裕ΔGに相当するだけ図1〜3に示した駆動装置1Aよりも軸線方向の寸法を短縮することができる。
(第2の形態)
次に、本発明の第2の形態を説明する。図5は第2の形態に係る駆動装置の全体構成を詳細に示した断面図であり、図6は同駆動装置の他の断面を示した断面図である。駆動装置1Bは第1の形態と同様に不図示の車両に搭載されることにより、その車両をハイブリッド車両として機能させることができる。また駆動装置1BはFF型車両搭載用として構成されている。
駆動装置1Bは、第1モータ・ジェネレータ102と、不図示の内燃機関の動力を伝達する入力軸103と、第1モータ・ジェネレータ102及び入力軸103がそれぞれ連結される動力分割機構104と、動力分割機構104に連結されて軸線Axaを中心に互いに同軸に組み合わされた3つの中間軸105A〜105Cと、第2モータ・ジェネレータ107と、中間軸105B、105Cの回転を変速する変速機構108と、各中間軸105A〜105Cと平行になるように軸線Axb上に配置され、変速機構108にて変速された中間軸105B、105Cの回転が伝達される第2回転軸としての出力軸109と、出力軸109に設けられたドライブギア110と、出力軸109の回転をドライブギア110を介して不図示の左右の駆動輪に伝達する差動機構111と、を備えている。
動力分割機構104及び変速機構108は共通の軸線Axa上に配置されている。第1モータ・ジェネレータ102と第2モータ・ジェネレータ103とは別軸に配置されていて、第1モータ・ジェネレータ102は軸線Axc上に、第2モータ・ジェネレータ107は軸線Axcと平行な軸線Axd上に、それぞれ配置されており、これらは軸線方向にオーバーラップしている。そのため、第1モータ・ジェネレータ102と第2モータ・ジェネレータ107とを同一軸線上に並べた場合に比べて軸線方向の寸法を短縮することができるのでFF車両への搭載性が向上する。
駆動装置1Bの上記各構成要素は車両に固定されるケース112に収められる。ケース112は、軸線Axa、Axb、Axc、Axdの方向に配置される複数のケース部材として、ケース本体113、トランスアクスルハウジング114、リアカバー116及びモータカバー119が設けられている。ケース112はこれらの部材が互いの合わせ面113a、114a、116a、119aを突き合わせた状態でボルト117、118等の締結手段を利用して組み立てられている。
第1モータ・ジェネレータ102は、その動力が減速機構120を介して第1中間軸105Aに伝達される。減速機構120は第1モータ・ジェネレータ102のロータ軸121と一体回転するドライブギア123と、第1中間軸105Aに設けられたドリブンギア124と、各ギア123、124に相互に噛み合うアイドラギア125とを有している。各ギア123〜125はリアカバー116にて覆われている。
第1モータ・ジェネレータ102は、そのロータ軸121の左側の端部がケース本体113から内部側に延びている支持壁137に、右側の端部がケース本体113に取り付けられた支持部材138にそれぞれ支持されている。支持壁137とロータ軸121との間には軸受139が、支持部材138とロータ軸121との間には軸受140がそれぞれ装着されている。支持部材138はケース本体113の内部側に延びている。支持部材138はロータ軸121の支持部位から更に軸線Axaを超えるまで延びていて、軸線Axa上に配置された3つの中間軸105A〜105Cを支持している。最も内側の第1中間軸105Aはその外側に配置された第2中間軸105B及び第3中間軸105C並びに軸受141のそれぞれを介在させるようにして支持部材138に支持されている。変速機構108を挟んだ軸受141の反対側には軸受142が設けられている。つまり、第1中間軸105Aは支持部材138の反対側の端部が軸受142を介して支持壁137に支持されている。このことから、第1中間軸105A又は第2中間軸105Bは本発明に係る第1回転軸に、第2中間軸105B又は第3中間軸105Cは本発明に係る第3回転軸に、軸受141は本発明に係る第1軸受に、軸受142は本発明に係る第2軸受にそれぞれ相当する。また、各中間軸105A〜105Cを滑らかに相対回転可能とするため、第1中間軸105Aと第2中間軸105Bとの間にはニードル状の軸受143が、第2中間軸105Bと第3中間軸105Cとの間にはニードル状の軸受144がそれぞれ装着されている。
図7は支持部材138並びにそれによって支持されるロータ軸121及び各中間軸105A〜105Cの周辺を拡大した拡大断面図である。支持部材138はケース部材113からその合わせ面113aの位置よりも内部側に膨らんだ隆起部145に不図示のボルト等の締結手段にて取り付けられている。支持部材138の縁部138aはトランスアクスルハウジング114の内壁に達していない。即ち、支持部材138は隆起部145に取り付けられた状態でケース112に収められている。このため、仮に支持部材138をケース本体113とトランスアクスルハウジング114とで挟んだ状態でこれらを結合した場合には、支持部材138の厚みによりトランスアクスルハウジング114が想像線上に位置して軸線方向の寸法が増加するが、図示の場合は支持部材138がケース112内に収まっているので、こうした寸法増加を防止できる。また、シール位置の数も2つから1つに減るため、ケース12の油密性が向上する。
隆起部145には支持部138が取り付けられる取り付け面145aが設けられており、その取り付け面145aはケース本体113の合わせ面113aと同一面上に位置している。このため、ケース本体113の合わせ面を研磨する際には、隆起部145の取り付け面145aも同時に研磨できるため、これらを別々に研磨する場合よりも加工工数を削減できる。
図5に示したように、内燃機関の動力が伝達される入力軸103には内燃機関のトルク変動を吸収するためのダンパ150が設けられている。第1モータ・ジェネレータ102と第2モータ・ジェネレータ107とは同様の構成を持っていて、電動機としての機能と発電機としての機能とを兼ね備えている。第1モータ・ジェネレータ102は、ケース112に固定されたステータ102aと、そのステータ102aの内周側に同軸に配置されたロータ102bとを備えている。図6に示されたように、第2モータ・ジェネレータ107も同様に、ケース112に固定されたステータ107aと、そのステータ107aの内周側に同軸に配置されたロータ107bとを備えている。
動力分割機構104は、相互に差動回転可能な4つの回転要素を有したラビニヨ型の遊星歯車機構として構成されている。図8は動力分割機構104の周辺を拡大した拡大断面図である。動力分割機構104は大径サンギアSn1と、大径サンギアSu1と同一軸線上に隣接して配置された小径の小径サンギアSu2と、大径サンギアSu1と同心円上に配置されたリングギアRi1と、これらのサンギアSu1、Su2とリングギアRi1との間に配置されて軸線方向の長さが相違するロングピニオン151及びショートピニオン152を自転かつ公転自在に保持するキャリアCr1とを備える。ロングピニオン151は大径サンギアSn1及びリングギアRi1のそれぞれに噛み合っており、ショートピニオン152は小径サンギアSn2及びロングピニオン151にそれぞれ噛み合っている。この形態では、これら4つの回転要素のうち大径サンギアSn1が第1中間軸105Aに、小径サンギアSn2が第2中間軸105Bに、リングギアRi1が入力軸103に、キャリアCr1が第3中間軸105Cにそれぞれ連結されている。リングギアRi1と入力軸103との間には連結部材153が介在している。
図9は変速機構108の周辺を拡大した拡大断面図である。変速機構108は、第2中間軸105B及び第3中間軸105Cと、出力軸109との間に介在させる変速ギア対を切り替えることにより、段階的に変速段が相違する第1速から第4速まで及び後退段の複数の変速段を選択的に成立させる。第1速を実現する第1変速ギア対161は、第2中間軸105Bと一体回転する変速ドライブギア161Aと、出力軸109に相対回転可能に設けられた変速ドリブンギア161Bとを有している。第2速を実現する第2変速ギア対162は、第3中間軸105Cと一体回転する変速ドライブギア162Aと、出力軸109に相対回転可能に設けられた変速ドリブンギア162Bとを有している。第3速を実現する第3変速ギア対163は、第2中間軸105Bと一体回転する変速ドライブギア163Aと、出力軸109に相対回転可能に設けられた変速ドリブンギア163Bとを有している。第4速を実現する第4変速ギア対164は、第3中間軸105Cと一体回転する変速ドライブギア164Aと、出力軸109に相対回転可能に設けられた変速ドリブンギア164Bとを有している。
各変速ギア対161〜164のうち、互いに隣接する第1変速ギア対161及び第3変速ギア対163間には第1結合機構165が、互いに隣接する第2変速ギア対162及び第4変速ギア対164間には第2結合機構166が、これらギア対による回転伝達を選択的に成立させるために設けられている。これらの結合機構165、166は周知のドグクラッチとして構成されている。なお、第2結合機構166は後退段を成立させるため、第3中間軸105Cと一体回転するリバースギアRgと出力軸109とを連結させる機能も有している。
第1結合機構165は、出力軸109と一体のハブ167と、そのハブ167に対して軸線方向に移動自在にスプライン嵌合されているスリーブ168と、第1速用の変速ドリブンギア161Bに一体でかつスリーブ168とスプライン嵌合可能なスプライン169と、第3速用の変速ドリブンギア163Bに一体でかつスリーブ168とプライン嵌合可能なスプライン170とを備えている。第2結合機構166は、出力軸109と一体のハブ171と、そのハブ171に対して軸線方向に移動自在にスプライン嵌合されているスリーブ172と、第2速用の変速ドリブンギア162Bに一体でかつスリーブ172とスプライン嵌合可能なスプライン173と、第4速用の変速ドリブンギア164Bに一体でかつスリーブ172とスプライン嵌合可能なスプライン174とを備えている。なお、第2結合機構166のスリーブ172の外周にはリバースギアRgと噛み合うことができるリバースドリブンギアRdが設けられている。
第1結合機構165のスリーブ168及び第2結合機構166のスリーブ172のそれぞれは、3位置で保持可能な不図示の油圧式アクチュエータにて駆動される。その3位置は各スプラインとの噛み合いが解かれる図示の中立位置、左側のスプラインと噛み合う位置、及び右側のスプラインと噛み合う位置である。以上の構成により、変速機構108は、各結合機構165、166のスリーブを適宜操作することにより第1速から第4速まで及び後退段のなかから一つの変速段を選択的に成立させることができる。
図5に示すように、駆動装置1Bは車両停車時の移動を阻止するため、第2中間軸105Bをケース112に対して固定できるパーキング機構180が設けられている。パーキング機構180は第2中間軸105Bに固定されたパーキングギア181と、パーキングギア181をロックするロック機構182とを備えている。ロック機構182はパーキングギア181に選択的に噛み合うことができる不図示のパーキングポールを有しており、そのパーキングポールを操作することにより、第2中間軸105Bをケース112に対して固定するパーキング状態と、その固定を解除する解除状態とを切り替えることができる。
変速機構108によって、第2速又は第4速が成立している場合は第3中間軸105Cから出力軸109への動力伝達経路が成立する一方で、第2中間軸105Bから出力軸109への動力伝達経路が遮断される。従って、第2速又は第4速が成立している状態でバーキング機構180によりパーキングブレーキを作動させようとした場合、第2中間軸105Bと第3中間軸105Cとが相対回転可能な状態であるので、出力軸109の回転を止めることができない。そこで、本形態では、第2速又は第4速が成立している状態でパーキングブレーキを作動させようとした場合には、第1速及び第3速用の結合機構165によって第1速又は第3速を成立させ、換言すれば第2中間軸105Bから出力軸109への動力伝達経路を成立させてからパーキング状態に切り替えてパーキングギア181を固定させる。これにより、第2中間軸105Bから出力軸109への動力伝達経路及び第3中間軸105Cから出力軸109への動力伝達経路の両者が成立し、パーキングギア181を固定することにより出力軸109の回転を止めることができるから、パーキングブレーキを機能させることができる。
図9にも示したように、パーキングギア181は軸線Axaの方向に関して第1結合機構165とオーバーラップした状態で第1変速ギア対161と第3変速ギア対163との間に配置されている。即ち、第1結合機構165とパーキングギア181とがそれぞれ別軸に設けられ、第1結合機構165の半径方向外側のスペースS2にパーキングギア181が配置されるので、パーキングギア181を第1結合機構165と同軸に設ける場合と比べて軸線方向の寸法を短縮することができる。なお、本形態においては、パーキングギア181を第3中間軸105Cに設けることもできる。この場合において、第1速又は第3速が成立している状態でパーキングブレーキを作動させようとしたときには、第2速及び第4速用の結合機構166によって第2速又は第4速を成立させてからパーキング状態に切り替えてパーキングギア181を固定させればよい。
本発明は上記各形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。駆動装置1A、1Bの各構成要素の配置は一例であり、それらの並び順は任意であってよい。また、上述した各形態の変速機構及び動力分割機構は一例にすぎず、これらを機構学上等価な別形態に変更することも可能である。動力分割機構を遊星歯車機構により実現することは一例にすぎない。例えば、上述した各形態の遊星歯車機構の全部又は一部を、歯車ではない摩擦車(ローラ)を回転要素として持つ遊星ローラ機構に置き換えて実施することも可能である。
また、上記各形態の駆動装置はハイブリッド車両用のものであるが、本発明は内燃機関のみを駆動源とする車両の駆動装置として、電動機のみを駆動源とする車両の駆動装置としてそれぞれ実施することもできる。
上記各形態の駆動装置は、ケース本体とトランスアクスルハウジングとの合わせ面付近に隆起部を設けたが、このことは一例にすぎない。従って、例えばケース本体とリアカバーとの合わせ面付近に隆起部を設け、その隆起部に支持部材を取り付けることもできる。
1A、1B 駆動装置
5 第1中間軸(第1回転軸)
6 第2中間軸(第3回転軸)
8 変速機構
9 出力軸(第2回転軸)
12 ケース
13 ケース本体(ケース部材)
13a 合わせ面
14 トランスアクスルハウジング(ケース部材)
14a 合わせ面
15 ハウジングカバー(ケース部材)
15a 合わせ面
16 リアカバー(ケース部材)
16a 合わせ面
38 支持部材
41 軸受(第1軸受)
42 軸受(第2軸受)
45 隆起部
45a 取り付け面
61〜64 変速ギア対
65、66 結合機構
81 パーキングギア
105A 第1中間軸(第1回転軸)
105B 第2中間軸(第1回転軸、第3回転軸)
105C 第3中間軸(第3回転軸)
108 変速機構
109 出力軸(第2回転軸)
112 ケース
113 ケース本体(ケース部材)
113a 合わせ面
114 トランスアクスルハウジング(ケース部材)
114a 合わせ面
116 リアカバー(ケース部材)
116a 合わせ面
119 モータカバー(ケース部材)
119a 合わせ面
138 支持部材
141 軸受(第1軸受)
142 軸受(第2軸受)
145 隆起部
145a 取り付け面
161〜164 変速ギア対
165、166 結合機構
181 パーキングギア
Ax1、Ax2、Axa、Axb 軸線

Claims (4)

  1. 互いに平行に配置された第1回転軸及び第2回転軸を利用して、前記第1回転軸から前記第2回転軸へ駆動力を伝達し、前記第1回転軸及び前記第2回転軸の少なくともいずれか一方の回転軸を支持部材にて支持するとともに、前記支持部材が前記第1回転軸及び前記第2回転軸を収めるケースに取り付けられた車両の駆動装置において、
    前記ケースは、前記第1回転軸及び前記第2回転軸の軸線の方向に配置される複数のケース部材が互いの合わせ面を突き合わせた状態で組み立てられており、
    前記複数のケース部材のうちのいずれか一つのケース部材には、前記合わせ面の位置よりも内部側に膨らみ、かつ前記合わせ面と同一面上に位置する取り付け面が設けられた隆起部が形成されており、
    前記支持部材は、前記隆起部の前記取り付け面に取り付けられた状態で前記ケースに収められている、ことを特徴とする車両の駆動装置。
  2. 前記第1回転軸及び前記第2回転軸のそれぞれに設けられて互いに噛み合う2つの変速ギアを持つ複数組の変速ギア対と、前記複数組の変速ギア対のうち互いに隣接する2組の変速ギア対の間に配置された状態で前記第1回転軸又は前記第2回転軸のいずれか一方の回転軸に固定され、前記2組の変速ギア対のうちのいずれか一つの変速ギア対による回転伝達を選択的に成立させる結合機構と、を有し、前記第1回転軸の回転を変速して前記第2回転軸に伝達する変速機構と、前記2組の変速ギア対の間に配置され、前記第1回転軸及び前記第2回転軸の軸線の方向に関して前記結合機構とオーバーラップした状態で前記第1回転軸又は前記第2回転軸のいずれか他方に固定されたパーキングギアと、を備える、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1回転軸の外周に同軸に配置されて前記第1回転軸と相対回転可能な中空状の第3回転軸と、前記支持部材に装着されて前記第1回転軸及び前記第3回転軸の両者を支持する第1軸受と、前記ケースと前記第1回転軸との間に装着され、前記変速機構を挟んで前記支持部材の反対側に配置された第2軸受と、を備える、請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記第2回転軸に駆動力を伝達する前記第1回転軸とは別軸の第3回転軸と、前記第1回転軸又は前記第3回転軸のいずれか一方に固定されたパーキングギアと、前記第1回転軸から前記第2回転軸への動力伝達経路を成立させる結合状態とその動力伝達経路を遮断する解放状態とを切り替える第1結合機構と、前記第3回転軸から前記第2回転軸への動力伝達経路を成立させる結合状態とその動力伝達経路を遮断する解放状態とを切り替える第2結合機構と、を備え、
    前記第1結合機構又は前記第2結合機構のいずれか一方が前記結合状態に、いずれか他方が前記解放状態にそれぞれ切り替えられることにより、前記第1回転軸又は前記第3回転軸のいずれか一方から前記第2回転軸への動力伝達経路が遮断されかつ前記第1回転軸又は前記第3回転軸のいずれか他方から前記第2回転軸への動力伝達経路が成立している状態でパーキングブレーキを作動させる場合には、前記第1結合機構又は前記第2結合機構のいずれか他方を前記解放状態から前記結合状態へ切り替えるとともに前記パーキングギアを固定する、請求項1に記載の駆動装置。
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