JP2010207853A - 冷却水通路形成用中子及びシリンダヘッドとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度低下防止に好適な冷却水通路形成用中子及びシリンダヘッドとその製造方法を提供する。
【解決手段】冷却水通路3の下側表面を形成する下型22と、冷却水通路の上側表面を形成する上型23と、排気ポート2に臨む冷却水通路の表面を形成する横型21と、により成形され、シリンダヘッド1の鋳造による製造時に冷却水通路を形成する冷却水通路形成用中子およびシリンダヘッドとその製造方法において、前記排気ポート上面に臨む中子部分のシリンダヘッドの中央側端部を、冷却水通路の下側表面を形成する下型の一部を隆起させた先端の窪み表面R形状25と、前記下型の先端の窪み表面の一方に連ねて排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、前記下型の先端の窪み表面の他方に連ねて冷却水通路の上側表面を形成する上型と、の3型により形成した。
【選択図】図8

Description

本発明は、内燃機関における冷却水通路形成用中子及びシリンダヘッドとその製造方法に関するものである。
従来からエンジンのシリンダヘッドにおいて燃焼室から排気ガスを排出する排気ポートの燃焼室に近い壁部が加熱されやすく高温になるため、排気ポートの壁部の高温部位を効率的に冷却するシリンダヘッドの構造が提案されている(特許文献1参照)。
これは、冷却水が流通する冷却水通路を備えるシリンダヘッドの冷却水通路の壁部における高温部位の壁面に対して、その冷却水通路の壁部に比べて熱伝導率の高い材料により形成された放熱部材を設ける。このため、冷却水通路の壁部における高温部位の熱が放熱部材を介して冷却水に効率良く放熱されることにより、冷却水通路の壁部の高温部位を効率的に冷却するようにしている。
特開2005−42602号公報
ところで、このようなシリンダヘッドは、冷却水通路、即ちウォータジャケットが鋳造製品の内部に空間として形成されるよう、鋳造型の内部にウォータジャケット形成用中子を装着した状態で、鋳造することにより製造される。
このため、シリンダヘッド内に形成される前記ウォータジャケットの内面形状は、ウォータジャケットとなる空間を形成する形成用中子の表面形状に応じて、凹凸が形成されることとなる。例えば、中子形成時に中子成形型の型抜き勾配を考慮して、ウォータジャケット形成用中子の表面に尖った形状が存在する場合には、形成されるウォータジャケットには、ウォータジャケットの表面に前記尖った形状に対応して鋭角な窪みが形成されることとなる。この尖った窪みは、シリンダヘッドとして使用時に、応力集中部位を形成し、亀裂(クラック)を生じさせ、シリンダヘッドの強度を低下させる虞がある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、強度低下防止に好適な冷却水通路形成用中子及びシリンダヘッドとその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、冷却水通路形成用中子の前記排気ポート上面に臨む中子部分のシリンダヘッド中央側端部を、冷却水通路の下側表面を形成する下型の一部を隆起させた先端の窪み表面と、前記下型の先端の窪み表面の一方に連ねて排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、前記下型の先端の窪み表面の他方に連ねて冷却水通路の上側表面を形成する上型と、の3型により形成した。
したがって、本発明では、冷却水通路形成用中子の前記排気ポート上面に臨む中子部分のシリンダヘッド中央側端部を、冷却水通路の下側表面を形成する下型の一部を隆起させた先端の窪み表面と、前記下型の先端の窪み表面の一方に連ねて排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、前記下型の先端の窪み表面の他方に連ねて冷却水通路の上側表面を形成する上型と、の3型により形成したため、冷却水通路のシリンダヘッド中央側端部の表面にエッジ状の窪み部分が形成されることがなく、燃焼圧力による上方に変形させる圧力に対向して平面方向に引張り応力が作用しても、前記コーナ部分に応力集中が発生することを回避でき、シリンダヘッドの強度低下を防止できる。
本発明の一実施形態を示すシリンダヘッドの側面図。 同じくウォータジャケット及び吸排気ポートの配列を示すシリンダヘッド上面よりの説明図。 ウォータジャケット及び吸排気ポートの配列を示すシリンダヘッド下面よりの説明図。 図1のA−A線に沿う部分断面図。 図4のB−B線に沿う断面図。 図4のB−B線に沿う断面の斜視図。 図6の一部の拡大図。 ウォータジャケット形成用中子の成形型の断面を示す斜視図。 ウォータジャケット形成用中子の成形型の断面図。 ウォータジャケット形成用中子の成形型の要部断面の拡大図。 比較例のウォータジャケット形成用中子の成形型の断面図。 比較例のウォータジャケット形成用中子の成形型の要部断面の拡大図。
以下、本発明の冷却水通路形成用中子及びシリンダヘッドとその製造方法を一実施形態に基づいて説明する。本実施形態のシリンダヘッド1は、例えば、アルミニウム合金の鋳物として鋳造され、例えば、4気筒エンジンに使用されるものであり、基本的には各気筒についてほとんど同一の構成を備える。即ち、図1は4個の排気ポート2が開口している側面からのシリンダヘッド1の側面図であり、図2はウォータジャケット3及び吸排気ポート2の配列を示すシリンダヘッド1上面よりの説明図、図3はウォータジャケット3及び吸排気ポート2の配列を示すシリンダヘッド1下面よりの説明図、図4は図1のA−A線に沿う部分断面図である。
前記シリンダヘッド1には、図2に示すように、各気筒に対応してインジェクタ(図示省略)を取付けるためのインジェクタ取付孔4が形成されている。前記各気筒のインジェクタ取付孔4の周囲には、2個の吸気バルブと2個の排気バルブとが装備される吸気バルブ用孔5A及び排気バルブ用孔2Aが設けられている。前記吸気バルブ用孔5Aからはシリンダヘッド1の一方の側面に到る吸気ポート5が設けられ、排気バルブ用孔2Aからはシリンダヘッド1の他方の側面に到る排気ポート2が設けられている。排気ポート2は気筒毎に一本にまとめられてシリンダヘッド1の側面に開口するようにされている。
前記シリンダヘッド1は、冷却水を気筒列方向(図中左右方向)に沿って流通させる冷却水通路としてのウォータジャケット3を備える。即ち、前記ウォータジャケット3は、図3に示すように、気筒間及び吸気ポート5及び排気ポート2の下方領域を含む広い領域に配置され、当該領域(下部領域6)の気筒列方向に冷却水を流通させて冷却することにより、燃焼室からの伝熱によるシリンダヘッド1の温度上昇を抑制するよう構成されている。また、前記ウォータジャケット3は、図2に示すように、その一部がシリンダヘッド1の上方に延在され、排気ポート2の上方を跨るように配置されたアーチ部分8を含む上部領域7を備え、燃焼ガスが排出されて温度上昇する排気ポート2を、前記下部領域6と共に上下方向から冷却するよう構成している。
前記ウォータジャケット3の下部領域6は、図4に示すように、排気ポート2、吸気ポート5の下部及び気筒間の領域に配置され、前記上部領域7は、排気ポート2を跨ったアーチ部分8を含んでその上方に配置されている。前記吸気ポート5には、図示しない吸気バルブの弁ステムが挿入される弁穴5Bが連通させて配置され、前記排気ポート2には、図示しない排気バルブの弁ステムが挿入される弁穴2Bが連通させて配置されている。
前記シリンダヘッド1においては、燃焼圧力による上方に変形させる圧力に対向して平面方向に引張り応力が発生する。特に、近年、燃費・出力改善のために、エンジンの燃焼圧力を上昇させる場合に、ウォータジャケット3の表面形状に、エッジ状の窪み等により発生しやすい応力集中が生じない、円滑な表面形状に形成することが望ましい。このため、前記シリンダヘッド1の排気ポート2を取囲む、特に、排気ポート2の上方のアーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部においては、応力集中が生じない、円滑なR形状に形成している。
即ち、前記ウォータジャケット3の上部領域7は、排気ポート2の上方に跨って配置されるアーチ部分8において、排気ポート2の上流に臨むシリンダヘッド1の中央側端部、特に、排気ポート2に接近するコーナ部分9において、円滑なR形状で形成している。即ち、前記上部領域7のアーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9は、図5及び図6に示す断面形状を備える空間で形成され、特に、図7に拡大して示すように、前記アーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9が、円滑なR形状で形成される。なお、図5〜7に示す断面は、前記アーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9より若干上方位置よりスライスして、コーナ部分9を俯瞰等して示すものである。
前記ウォータジャケット3の形状を得るためのウォータジャケット形成用中子10を形成するため、本実施形態においては、図8〜図10に示すウォータジャケット形成用中子10の成形型20を使用する。即ち、ウォータジャケット形成用中子10の成形型20は、排気ポート2を取囲む領域のウォータジャケット3の表面形状に形作られた表面を備える横型21と、ウォータジャケット3の下方の表面形状に形作られた表面を備える下型22と、ウォータジャケット3の上方の表面形状に形作られた表面を備える上型23と、を備える。
そして、ウォータジャケット3の、排気ポート2の上下部分を除いた、下部領域6及び上部領域7の大部分の中子領域は、上型23と下型22との間に形成される。また、排気ポート2の下部領域6を形成する中子領域は、前記横型21と下型22との間で形成され、排気ポート2の上部領域7であるアーチ部分8を形成する中子領域は、前記横型21と上型23との間で大部分が形成される。しかしながら、排気ポート2の上部領域7部分であるアーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9を形成する中子領域は、前記横型21と上型23と下型22との3型間で形成される。
即ち、排気ポート2の上部領域7であるアーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9の中子領域を形成するため、下型22は横型21の先端に沿って上方に隆起された部分24を備え、その隆起部分24の先端がアーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9を構成する中子領域に達している。そして、前記隆起部分24の先端には、図10に拡大して示すように、アーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9を形成するための、円滑なR形状25に形成している。前記下型22の隆起部分24と横型21の先端とは、下型22の型抜きを考慮して、斜めの傾斜面で当接している。このため、横型21の下方において、下型22との合せ面により形成されるウォータジャケット3の下部領域6は、シリンダヘッド1の中央領域から若干外側に変位されて位置し、下型22に対する隆起部分24の形成を容易にしている。
また、下型22の隆起部分24の先端と横型21との型合せ点は、型抜き方向が、横型21では横方向であり、下型22は下方向であり、互いの型抜き方向が、型抜き勾配を考慮しても、型合せ面に直交する中子形成面から離れる方向となっている。また、下型22の隆起部分24の先端と上型23との型合せ点は、型抜き方向が、横型21では横方向であり、上型23は上方向であり、互いの型抜き方向が、型抜き勾配を考慮しても、型合せ面に直交する中子形成面から離れる方向となっている。そして、各成形型20の型合せ点が、前記応力集中を回避する円滑なR形状25の両側にずらせて配置されているため、横型21で形成される面と下型22の隆起部分24先端のR形状25で形成される面とが繋がり、上型23で形成される面と下型22の隆起部分24先端のR形状25で形成される面とが繋がり、夫々円滑な面となる。
図11及び図12は、排気ポート2の上部領域7であるアーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9Aの中子領域を、上型22Aと横型21Aとで形成した比較例を示したものである。この比較例においては、排気ポート2の上部領域7であるアーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9Aが、上型23Aと横型21Aとの型合せ部分と一致させて形成されている。
また、図示するように、型抜き方向が、上型23Aでは上方であり、横型21Aでは横方向であるため、互いの抜き勾配を設けるために、アーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9Aは、下方に向けて尖って形成される。このため、比較例においては、上記形状の成形型で形成されたウォータジャケット形成用中子10によりウォータジャケット3をシリンダヘッド1に形成すると、アーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9Aが鋭角に窪んだ形状に形成される。また、アーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9Aにおける上型23Aと横型21Aとの型合せ部分に隙間が存在すると、形成されるウォータジャケット中子10のコーナ部分9Aに尖ったバリができやすい。
このように、アーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9Aが鋭角に窪んだ形状に形成されると、燃焼圧力による上方に変形させる圧力に対向して平面方向に引張り応力が作用すると、前記コーナ部分9Aの鋭角に窪んだ形状部分に応力集中が発生し、排気ポート2の上側に向かってクラックが生じる虞がある。
しかしながら、本実施形態における上記した中子成形型20においては、排気ポート2の上部領域7であるアーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のウォータジャケット中子10のコーナ部分9は、下型22の隆起部分24の先端の円滑なR形状25により、エッジ状の窪み部分が形成されないため、応力集中を回避することができる。
また、下型22の隆起部分24の先端と横型との型合せ点は、型抜き方向が、横型21では横方向であり、下型22は下方向であり、互いの型抜き方向が、型抜き勾配を考慮しても、型合せ面に直交する中子形成面から離れる方向であるため、形成されるウォータジャケット形成用中子10の型合せ部に鋭角な突起が形成されることがない。また、下型22の隆起部分24の先端と上型23との型合せ点は、型抜き方向が、横型21では横方向であり、上型23は上方向であり、互いの型抜き方向が、型抜き勾配を考慮しても、型合せ面に直交する中子形成面から離れる方向であるため、形成されるウォータジャケット形成用中子10の型合せ部に鋭角な突起が形成されることがない。これは、各成形型の型合せ点が、前記応力集中を回避する円滑なR形状25の両側にずらせて配置したために、横型21で形成される面と下型22の隆起部分24先端のR形状25で形成される面との繋がり、及び、上型23で形成される面と下型22の隆起部分24先端のR形状25で形成される面との繋がりが円滑となる。このため、形成されるウォータジャケット形成用中子10の表面形状を円滑な表面形状とすることができる。
このように、円滑な表面形状に形成されたウォータジャケット形成用中子10によりウォータジャケット3をシリンダヘッド1に形成すると、アーチ部分8のシリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9が円滑なR形状に形成される。このため、燃焼圧力による上方に変形させる圧力に対向して平面方向に引張り応力が作用しても、前記コーナ部分9に応力集中が発生することを回避でき、排気ポート2の上側に向かってクラックが生じる虞がない。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)冷却水通路3の下側表面を形成する下型22と、冷却水通路3の上側表面を形成する上型23と、排気ポート2に臨む冷却水通路3の表面を形成する横型21と、により成形され、シリンダヘッド1の鋳造による製造時に冷却水通路3を形成する冷却水通路形成用中子10およびシリンダヘッド1とその製造方法において、前記排気ポート2上面に臨む中子部分のシリンダヘッド1の中央側端部を、冷却水通路3の下側表面を形成する下型22の一部を隆起させた先端の窪み表面25と、前記下型22の先端の窪み表面25の一方に連ねて排気ポート2に臨む冷却水通路3の表面を形成する横型21と、前記下型22の先端の窪み表面25の他方に連ねて冷却水通路3の上側表面を形成する上型23と、の3型により形成したため、冷却水通路3のシリンダヘッド1の中央側端部の表面にエッジ状の窪み部分が形成されることがなく、燃焼圧力による上方に変形させる圧力に対向して平面方向に引張り応力が作用しても、前記コーナ部分9に応力集中が発生することを回避でき、シリンダヘッド1の強度低下を防止できる。
(イ)下型22の一部を隆起させた先端の窪み表面25は、円弧状の曲面により形成されて、両側に連なる前記横型21及び上型23の各表面と連続した表面に形成されるため、シリンダヘッド1の中央側端部のコーナ部分9が円滑なR形状に形成され、より一層シリンダヘッド1の強度低下を防止できる。
1 シリンダヘッド
2 排気ポート
3 冷却水通路としてのウォータジャケット
4 インジェクタ取付孔
5 吸気ポート
6 下方領域
7 上方領域
8 アーチ部分
9 コーナ部分
10 ウォータジャケット形成用中子、冷却水通路形成用中子
20 成形型

Claims (9)

  1. 冷却水通路の下側表面を形成する下型と、冷却水通路の上側表面を形成する上型と、排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、により成形され、シリンダヘッドの鋳造による製造時に冷却水通路を形成する冷却水通路形成用中子において、
    前記排気ポート上面に臨む中子部分のシリンダヘッド中央側端部を、冷却水通路の下側表面を形成する下型の一部を隆起させた先端の窪み表面と、前記下型の先端の窪み表面の一方に連ねて排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、前記下型の先端の窪み表面の他方に連ねて冷却水通路の上側表面を形成する上型と、の3型により形成したことを特徴とする冷却水通路形成用中子。
  2. 前記下型の一部を隆起させた先端の窪み表面は、円弧状の曲面により形成されて、両側に連なる前記横型及び上型の各表面と連続した表面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の冷却水通路形成用中子。
  3. シリンダヘッドの冷却水が流通する冷却水通路を、冷却水通路の下側表面を形成する下型と、冷却水通路の上側表面を形成する上型と、排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、により形成した冷却水通路形成用中子により構成し、鋳造によって製造するシリンダヘッドであって、
    前記冷却水通路形成用中子の排気ポート上面に臨む中子部分のシリンダヘッド中央側端部を、冷却水通路の下側表面を形成する下型の一部を隆起させた先端の窪み表面と、前記下型の先端の窪み表面の一方に連ねて排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、前記下型の先端の窪み表面の他方に連ねて冷却水通路の上側表面を形成する上型と、の3型により形成することを特徴とするシリンダヘッド。
  4. 前記下型の一部を隆起させた先端の窪み表面は、円弧状の曲面により形成されて、両側に連なる前記横型及び上型の各表面と連続した表面に形成されることを特徴とする請求項3に記載のシリンダヘッド。
  5. 前記冷却水通路形成用中子の排気ポート下面に臨む中子部分のシリンダヘッド中央側端部は、前記下型の隆起させた部分を避けて、排気ポート上面に臨む中子部分のシリンダヘッド中央側端部より外側に配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のシリンダヘッド。
  6. 冷却水通路の下側表面を形成する下型と、冷却水通路の上側表面を形成する上型と、排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、により成形され、シリンダヘッドの鋳造による製造時に冷却水通路を形成する冷却水通路形成用中子の製造方法において、
    前記排気ポート上面に臨む中子部分のシリンダヘッド中央側端部を、冷却水通路の下側表面を形成する下型の一部を隆起させた先端の窪み表面と、前記下型の先端の窪み表面の一方に連ねて排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、前記下型の先端の窪み表面の他方に連ねて冷却水通路の上側表面を形成する上型と、の3型により形成することを特徴とする冷却水通路形成用中子の製造方法。
  7. 前記下型の一部を隆起させた先端の窪み表面は、円弧状の曲面により形成されて、両側に連なる前記横型及び上型の各表面と連続した表面に形成されることを特徴とする請求項6に記載の冷却水通路形成用中子の製造方法。
  8. シリンダヘッドの冷却水が流通する冷却水通路を、冷却水通路の下側表面を形成する下型と、冷却水通路の上側表面を形成する上型と、排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、により形成した冷却水通路形成用中子により構成し、鋳造によって製造するシリンダヘッドの製造方法であって、
    前記冷却水通路形成用中子の排気ポート上面に臨む中子部分のシリンダヘッド中央側端部を、冷却水通路の下側表面を形成する下型の一部を隆起させた先端の窪み表面と、前記下型の先端の窪み表面の一方に連ねて排気ポートに臨む冷却水通路の表面を形成する横型と、前記下型の先端の窪み表面の他方に連ねて冷却水通路の上側表面を形成する上型と、の3型により形成することを特徴とするシリンダヘッドの製造方法。
  9. 前記下型の一部を隆起させた先端の窪み表面は、円弧状の曲面により形成されて、両側に連なる前記横型及び上型の各表面と連続した表面に形成されることを特徴とする請求項8に記載のシリンダヘッドの製造方法。
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