JP2004285904A - シリンダブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】互いに隣接するシリンダの共通壁部の冷却性能を高め、シリンダの熱変形を防止ながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上を図れるシリンダブロックを提供する。
【解決手段】互いに隣接して配列される複数のシリンダ2・・と、これらシリンダの配列方向Aに沿って形成された冷却水路3a,3bとを有するシリンダブロック1において、シリンダ間に位置する共通壁部4・・に、シリンダブロック1の材質の融点と熱伝導率よりも高い融点と熱伝導率を有する材質で形成された熱伝導部材5を冷却水路に臨むように配設する。
【選択図】 図1
【解決手段】互いに隣接して配列される複数のシリンダ2・・と、これらシリンダの配列方向Aに沿って形成された冷却水路3a,3bとを有するシリンダブロック1において、シリンダ間に位置する共通壁部4・・に、シリンダブロック1の材質の融点と熱伝導率よりも高い融点と熱伝導率を有する材質で形成された熱伝導部材5を冷却水路に臨むように配設する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、隣接するシリンダの壁部を共通化された、いわゆるサイアミーズ型のシリンダブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
多気筒エンジンにおいては、エンジンの小型化を図るために、各シリンダの隣接する共通壁部を薄くして一体化されたサイアミーズ方式のシリンダブロックが知られている。一般にシリンダブロックにおいては、シリンダ周部の温度のばらつきによる熱変形の低減やシリンダ内ガス温度低減させてノッキングを抑制する観点からもシリンダ周部、特に燃焼室に近い上部温度を低減させることが要望されている。このため冷却水路はシリンダの近傍に形成されている。共通壁部が薄いシリンダブロックの場合、この共通壁部に冷却通路を形成するのが難しいので、共通壁部の上部に機械加工を施して冷却水路に連通するスリットや細い孔を形成し、冷却水路内の冷却水を導入するようにしている。シリンダブロックに冷却水路を形成する場合、冷却通路の外形形状に成型された中子を用いて鋳造する場合がある。一般に冷却水路形成用の中子は、その材質に鋳砂が用いられ、冷却水路をシリンダの周囲に形成するためにリング状に形成されるので、鋳型に装填する際の強度不足が否めず、シリンダの共通壁部の位置に相当する中子の部位に、金属製の補強板を配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシリンダブロックの場合、構造上、共通壁部に形成するスリットや孔をシリンダブロックの上部付近にしか形成することができず、ブロックの冷却性能が十分だとはいえなかった。また、冷却水路を形成する中子に設けられた補強部材は、鋳造後に共通壁部内に鋳込まれた形で存在するが、この鋳込まれた補強部材は、中子の補強を主体に想定されているだけであった。
本発明は、互いに隣接するシリンダの共通壁部の冷却性能を高め、シリンダの熱変形を防止ながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上を図れるシリンダブロックを提供することを、その目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明にかかる互いに隣接して配列される複数のシリンダと、これらシリンダの配列方向に沿って形成された冷却水路とを有するシリンダブロックでは、材料に着目し、シリンダ間に位置する共通壁部に、シリンダブロックの材質の融点及び熱伝導率よりも高い融点と熱伝導率を有する材質で形成された熱伝導部材を冷却水路に臨むように配設している。このため、共通壁部の熱は、ブロックの材質よりも高い熱伝導率を有する熱伝導部材によって、冷却水路へと放熱される。
【0005】
熱伝導部材による冷却性能を高めるためには、熱伝導部材の両側を冷却水路内に突出して設けることとより好ましい。冷却水路を成型する際に用いる中子の、共通壁部に対応する位置に設けられた補強部材を、上述の条件の満たす融点や熱伝導率の材質で構成すると、この補強部材を熱伝導部材として利用できるので、冷却のための新たな構成を中子に設ける必要がなくて好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1において、符号1は、互いに隣接して直接配列される4つのシリンダ2,2・・と、矢印Aで示すこれらシリンダ2,2・・の配列方向(以下「配列方向A」と記す)に沿って冷却水路3が形成されたシリンダブロックを示す。図2に示すように、シリンダブロック1の上部1Aには、燃焼室が形成される周知のシリンダヘッドが、シリンダブロック1の下部1Bには、エンジンオイルとクランク軸とが収納される周知のクランクケースがそれぞれガスケットを介してボルトによって締結されて取り付けられる。
【0007】
冷却水路3は、各シリンダ2の外形に沿うように連続して形成されている。このシリンダブロック1は、矢印Bで示す配列方向Aと直交する方向(以下「直交方向B」と記す)に向かって、互いに隣接するシリンダ間に共通壁部4,4,4がそれぞれ形成されている。各共通壁部4の内部には熱伝導部材5が直交方向Bに設けられている。この熱伝導部材5は金属板であり、直交方向Bに位置するその両側5a,5bが直交方向Bに位置する冷却水路3a,3b内に臨むように各共通壁部4内に設けられている。
【0008】
熱伝導部材5は、図3に示すように、冷却水路3を成型する際に用いる中子30の、共通壁部4に対応する部位31,32,33に配置されて、シリンダブロックの鋳造時に各共通壁部4内に鋳込まれる。中子30は、鋳砂を成型したもので、熱伝導部材5は中子30に装着されているときには、この中子30の直交方向Bへの潰れを抑える補強部材として機能する。
【0009】
次に熱伝導部材5とシリンダブロック1との材質特性について説明する。各熱伝導部材5は、シリンダブロック1の材質の融点と熱伝導率よりも高い融点と熱伝導率を有する材質で形成している。このため、各共通壁部4の材質もシリンダブロックの材質となる。
【0010】
表1を参照に説明すると、例えば、本形態のシリンダブロック1の材質として鋳鉄を選択した場合、熱伝導部材5にはタングステンを主成分とする合金を用いる。タングステンを主成分とする合金は、表1に示すように融点は約3400℃で熱伝導率が0.48となる。ブロックの材質である鋳鉄の融点が約1200℃で熱伝達率が0.075〜0.13程度であるので、両者の熱伝導率には、約4倍程度の差がある。
【0011】
【表1】
【0012】
このように熱伝導部材5とシリンダブロック1との材質の関係を規定すると、各共通壁部4の熱は、シリンダブロック1の材質よりも高い熱伝導率を有する熱伝導部材5によって冷却水路3a,3bへと放熱されるので、各共通壁部4の冷却性能が高まる。このため、シリンダの熱変形を防止しながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上を図ることができる。また、熱伝導部材5は中子30の補強部材としても機能するので、従来の中子補強板に本形態で提案しているシリンダブロック1の材料との関係を反映させることで、熱伝導部材5として機能させることができ、冷却性能を高めるための新たな構成は不要となり、コスト低減にも貢献することができる。
【0013】
図4は、各共通壁部4に、少なくとも両側10a,10bの一部を冷却水路3a,3b内に突出するように熱伝導部材10を設けた形態を示す。この熱伝導部材10の両側10a,10bには直交方向Bに向かって突出したフランジ部11,11とフランジ部12,12が形成されている。各フランジ部11,12は、図3に示す中子30の互いに対面する側壁30a,30bに挿入して、熱伝導部材10を中子30に装着する取り付け部である。
【0014】
例えば、本形態のシリンダブロック1の材質として表1に示すようにアルミ合金を選択した場合、熱伝導部材10には銅を用いる。銅は、表1に示すように融点は約1100℃で熱伝導率が0.94となる。ブロックの材質であるアルミ合金の融点が約700℃で熱伝達率が0.53程度であるので、両者の熱伝導率には約2倍の差がある。
【0015】
このように、熱伝導部材10の両側10a,10bに設けた各フランジ部11,12を冷却水路3a,3b内に突出させることで、冷却水への放熱面積がより大きくなり、より各共通壁部4の冷却性能が高まる。よって、シリンダ2の熱変形を防止ながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上をより確実に行える。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、共通壁部の熱は、ブロックの材質よりも高い熱伝導率を有する熱伝導部材により冷却水路へと放熱されるので、共通壁部の冷却性能が高まり、シリンダの熱変形を防止ながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上を図ることができる。特に、熱伝導部材の両側を冷却水路内に突出して設けると冷却水への放熱面積がより大きくなり、より各共通壁部の冷却性能が高まり、よりシリンダの熱変形を防止できるとともに、シリンダ内ガス温度が低減し、耐ノック性能の向上を図ることができる。冷却水路を成型する際に用いる中子にも受けられている補強部材を、シリンダブロックの材質よりも高い熱伝導率を有する材質で構成することで、熱伝導部材として機能させることができ、冷却のための新たな構成を中子に設ける必要がなくなりコスト低減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すシリンダブロックの平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】熱伝導部材が装着された中子の構成を示す斜視図である。
【図4】共通壁部に設けられた熱伝導部材の別な形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック
2・・ 複数のシリンダ
3,3a,3b 冷却水路
4・・ シリンダ間の共通壁部
5,10 熱伝導部材
5a,5b、10a,10b 熱伝導部材の両側
11,12 両側一部
30 中子
A シリンダの配列方向
【発明の属する技術分野】
本発明は、隣接するシリンダの壁部を共通化された、いわゆるサイアミーズ型のシリンダブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
多気筒エンジンにおいては、エンジンの小型化を図るために、各シリンダの隣接する共通壁部を薄くして一体化されたサイアミーズ方式のシリンダブロックが知られている。一般にシリンダブロックにおいては、シリンダ周部の温度のばらつきによる熱変形の低減やシリンダ内ガス温度低減させてノッキングを抑制する観点からもシリンダ周部、特に燃焼室に近い上部温度を低減させることが要望されている。このため冷却水路はシリンダの近傍に形成されている。共通壁部が薄いシリンダブロックの場合、この共通壁部に冷却通路を形成するのが難しいので、共通壁部の上部に機械加工を施して冷却水路に連通するスリットや細い孔を形成し、冷却水路内の冷却水を導入するようにしている。シリンダブロックに冷却水路を形成する場合、冷却通路の外形形状に成型された中子を用いて鋳造する場合がある。一般に冷却水路形成用の中子は、その材質に鋳砂が用いられ、冷却水路をシリンダの周囲に形成するためにリング状に形成されるので、鋳型に装填する際の強度不足が否めず、シリンダの共通壁部の位置に相当する中子の部位に、金属製の補強板を配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシリンダブロックの場合、構造上、共通壁部に形成するスリットや孔をシリンダブロックの上部付近にしか形成することができず、ブロックの冷却性能が十分だとはいえなかった。また、冷却水路を形成する中子に設けられた補強部材は、鋳造後に共通壁部内に鋳込まれた形で存在するが、この鋳込まれた補強部材は、中子の補強を主体に想定されているだけであった。
本発明は、互いに隣接するシリンダの共通壁部の冷却性能を高め、シリンダの熱変形を防止ながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上を図れるシリンダブロックを提供することを、その目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明にかかる互いに隣接して配列される複数のシリンダと、これらシリンダの配列方向に沿って形成された冷却水路とを有するシリンダブロックでは、材料に着目し、シリンダ間に位置する共通壁部に、シリンダブロックの材質の融点及び熱伝導率よりも高い融点と熱伝導率を有する材質で形成された熱伝導部材を冷却水路に臨むように配設している。このため、共通壁部の熱は、ブロックの材質よりも高い熱伝導率を有する熱伝導部材によって、冷却水路へと放熱される。
【0005】
熱伝導部材による冷却性能を高めるためには、熱伝導部材の両側を冷却水路内に突出して設けることとより好ましい。冷却水路を成型する際に用いる中子の、共通壁部に対応する位置に設けられた補強部材を、上述の条件の満たす融点や熱伝導率の材質で構成すると、この補強部材を熱伝導部材として利用できるので、冷却のための新たな構成を中子に設ける必要がなくて好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1において、符号1は、互いに隣接して直接配列される4つのシリンダ2,2・・と、矢印Aで示すこれらシリンダ2,2・・の配列方向(以下「配列方向A」と記す)に沿って冷却水路3が形成されたシリンダブロックを示す。図2に示すように、シリンダブロック1の上部1Aには、燃焼室が形成される周知のシリンダヘッドが、シリンダブロック1の下部1Bには、エンジンオイルとクランク軸とが収納される周知のクランクケースがそれぞれガスケットを介してボルトによって締結されて取り付けられる。
【0007】
冷却水路3は、各シリンダ2の外形に沿うように連続して形成されている。このシリンダブロック1は、矢印Bで示す配列方向Aと直交する方向(以下「直交方向B」と記す)に向かって、互いに隣接するシリンダ間に共通壁部4,4,4がそれぞれ形成されている。各共通壁部4の内部には熱伝導部材5が直交方向Bに設けられている。この熱伝導部材5は金属板であり、直交方向Bに位置するその両側5a,5bが直交方向Bに位置する冷却水路3a,3b内に臨むように各共通壁部4内に設けられている。
【0008】
熱伝導部材5は、図3に示すように、冷却水路3を成型する際に用いる中子30の、共通壁部4に対応する部位31,32,33に配置されて、シリンダブロックの鋳造時に各共通壁部4内に鋳込まれる。中子30は、鋳砂を成型したもので、熱伝導部材5は中子30に装着されているときには、この中子30の直交方向Bへの潰れを抑える補強部材として機能する。
【0009】
次に熱伝導部材5とシリンダブロック1との材質特性について説明する。各熱伝導部材5は、シリンダブロック1の材質の融点と熱伝導率よりも高い融点と熱伝導率を有する材質で形成している。このため、各共通壁部4の材質もシリンダブロックの材質となる。
【0010】
表1を参照に説明すると、例えば、本形態のシリンダブロック1の材質として鋳鉄を選択した場合、熱伝導部材5にはタングステンを主成分とする合金を用いる。タングステンを主成分とする合金は、表1に示すように融点は約3400℃で熱伝導率が0.48となる。ブロックの材質である鋳鉄の融点が約1200℃で熱伝達率が0.075〜0.13程度であるので、両者の熱伝導率には、約4倍程度の差がある。
【0011】
【表1】
【0012】
このように熱伝導部材5とシリンダブロック1との材質の関係を規定すると、各共通壁部4の熱は、シリンダブロック1の材質よりも高い熱伝導率を有する熱伝導部材5によって冷却水路3a,3bへと放熱されるので、各共通壁部4の冷却性能が高まる。このため、シリンダの熱変形を防止しながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上を図ることができる。また、熱伝導部材5は中子30の補強部材としても機能するので、従来の中子補強板に本形態で提案しているシリンダブロック1の材料との関係を反映させることで、熱伝導部材5として機能させることができ、冷却性能を高めるための新たな構成は不要となり、コスト低減にも貢献することができる。
【0013】
図4は、各共通壁部4に、少なくとも両側10a,10bの一部を冷却水路3a,3b内に突出するように熱伝導部材10を設けた形態を示す。この熱伝導部材10の両側10a,10bには直交方向Bに向かって突出したフランジ部11,11とフランジ部12,12が形成されている。各フランジ部11,12は、図3に示す中子30の互いに対面する側壁30a,30bに挿入して、熱伝導部材10を中子30に装着する取り付け部である。
【0014】
例えば、本形態のシリンダブロック1の材質として表1に示すようにアルミ合金を選択した場合、熱伝導部材10には銅を用いる。銅は、表1に示すように融点は約1100℃で熱伝導率が0.94となる。ブロックの材質であるアルミ合金の融点が約700℃で熱伝達率が0.53程度であるので、両者の熱伝導率には約2倍の差がある。
【0015】
このように、熱伝導部材10の両側10a,10bに設けた各フランジ部11,12を冷却水路3a,3b内に突出させることで、冷却水への放熱面積がより大きくなり、より各共通壁部4の冷却性能が高まる。よって、シリンダ2の熱変形を防止ながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上をより確実に行える。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、共通壁部の熱は、ブロックの材質よりも高い熱伝導率を有する熱伝導部材により冷却水路へと放熱されるので、共通壁部の冷却性能が高まり、シリンダの熱変形を防止ながらシリンダ内ガス温度を低減させて耐ノック性能の向上を図ることができる。特に、熱伝導部材の両側を冷却水路内に突出して設けると冷却水への放熱面積がより大きくなり、より各共通壁部の冷却性能が高まり、よりシリンダの熱変形を防止できるとともに、シリンダ内ガス温度が低減し、耐ノック性能の向上を図ることができる。冷却水路を成型する際に用いる中子にも受けられている補強部材を、シリンダブロックの材質よりも高い熱伝導率を有する材質で構成することで、熱伝導部材として機能させることができ、冷却のための新たな構成を中子に設ける必要がなくなりコスト低減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すシリンダブロックの平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】熱伝導部材が装着された中子の構成を示す斜視図である。
【図4】共通壁部に設けられた熱伝導部材の別な形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック
2・・ 複数のシリンダ
3,3a,3b 冷却水路
4・・ シリンダ間の共通壁部
5,10 熱伝導部材
5a,5b、10a,10b 熱伝導部材の両側
11,12 両側一部
30 中子
A シリンダの配列方向
Claims (3)
- 互いに隣接して配列される複数のシリンダと、これらシリンダの配列方向に沿って形成された冷却水路とを有するシリンダブロックにおいて、
隣接する上記シリンダ間に位置する共通壁部に、前記シリンダブロックの材質の融点と熱伝導率よりも高い融点と熱伝導率を有する材質で形成された熱伝導部材を前記冷却水路に臨むように配設したことを特徴とするシリンダブロック。 - 請求項1記載のシリンダブロックにおいて、
前記熱伝導部材の少なくとも両側の一部が前記冷却水路内に突出して設けられていることを特徴とシリンダブロック。 - 請求項1または2記載のシリンダブロックにおいて、
前記熱伝導部材は、前記冷却水路を成型する際に用いる中子の、前記共通壁部に対応する位置に設けられた補強部材であることを特徴とするシリンダブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003078555A JP2004285904A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | シリンダブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003078555A JP2004285904A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | シリンダブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004285904A true JP2004285904A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33293006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003078555A Pending JP2004285904A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | シリンダブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004285904A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011067830A1 (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-09 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンの冷却装置 |
DE102010055724A1 (de) * | 2010-12-22 | 2012-06-28 | Neue Halberg-Guss Gmbh | Gussteil, insbesondere Zylinderkurbelgehäuse oder Zylinderkopf mit Kühleinrichtungen für die Abfuhr der Verbrennungswärme |
-
2003
- 2003-03-20 JP JP2003078555A patent/JP2004285904A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011067830A1 (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-09 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンの冷却装置 |
CN102639835A (zh) * | 2009-12-01 | 2012-08-15 | 丰田自动车株式会社 | 发动机的冷却装置 |
JPWO2011067830A1 (ja) * | 2009-12-01 | 2013-04-18 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンの冷却装置 |
JP5338916B2 (ja) * | 2009-12-01 | 2013-11-13 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンの冷却装置 |
DE102010055724A1 (de) * | 2010-12-22 | 2012-06-28 | Neue Halberg-Guss Gmbh | Gussteil, insbesondere Zylinderkurbelgehäuse oder Zylinderkopf mit Kühleinrichtungen für die Abfuhr der Verbrennungswärme |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080318 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |