JP2010206096A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】チャネル濃度を安定化させつつ素子面積を縮小した半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】第1導電型の第1の半導体層10と、第2導電型の第2の半導体層20と、第1導電型の第3の半導体層30と、第1の電極15と、第1の絶縁層40と、第2の電極50と、絶縁膜51と、第3の電極60と、を備えた半導体装置が提供される。第1の電極は、第1の半導体層下面に設けられ、第1の絶縁層は、第3の半導体層上に一定の間隔で複数形成される。第2の電極は、第1の絶縁層の底面から第1の半導体層にかけて形成され、第1の絶縁層よりも幅が狭い。絶縁膜は、第2の電極の側面と底面を覆う。第3の電極は、隣接する第1の絶縁層間の第3の半導体層上面から第2の半導体層にかけて形成される。第1の絶縁層の側面は第3の半導体層上面に対して垂直で、第3の電極の両側面は第1の絶縁層の側面と接する。
【選択図】図1
【解決手段】第1導電型の第1の半導体層10と、第2導電型の第2の半導体層20と、第1導電型の第3の半導体層30と、第1の電極15と、第1の絶縁層40と、第2の電極50と、絶縁膜51と、第3の電極60と、を備えた半導体装置が提供される。第1の電極は、第1の半導体層下面に設けられ、第1の絶縁層は、第3の半導体層上に一定の間隔で複数形成される。第2の電極は、第1の絶縁層の底面から第1の半導体層にかけて形成され、第1の絶縁層よりも幅が狭い。絶縁膜は、第2の電極の側面と底面を覆う。第3の電極は、隣接する第1の絶縁層間の第3の半導体層上面から第2の半導体層にかけて形成される。第1の絶縁層の側面は第3の半導体層上面に対して垂直で、第3の電極の両側面は第1の絶縁層の側面と接する。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
トレンチ型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタにおいて、素子面積の縮小が求められている。素子面積の縮小のためには、電極の形成の際のフォトリソグラフィの合わせ精度による設計マージンを小さくすることが重要である。
例えば、特許文献1には、トレンチどうしの間のメサ領域に漏斗状の拡張部分を形成し、この拡張部分の絶縁部をマスクとして電極用のコンタクトホールを形成することにより、トレンチとコンタクトホールの位置精度を向上させる方法が提案されている。しかしながら、この方法では、マスクとなる拡張部分が漏斗状であるため、コンタクトホールの形成の際の加工のばらつきによってコンタクトホールの開口部の幅がばらつき、結果としてチャネル濃度のばらつきが大きくなり特性が安定しないという問題が発生する。
本発明は、チャネル濃度を安定化させつつ素子面積を縮小した半導体装置及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、第1導電型の第1の半導体層と、前記第1の半導体層下面に設けられた第1の電極と、前記第1の半導体層上面に設けられた第2導電型の第2の半導体層と、前記第2の半導体層上面に形成された第1導電型の第3の半導体層と、前記第3の半導体層上に一定の間隔を置いて複数形成された第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の各々において前記第1の絶縁層の底面から前記第1の半導体層にかけて形成され、前記第1の絶縁層の幅よりも狭い幅を有する第2の電極と、前記第2の電極の側面及び底面を覆うように形成された絶縁膜と、隣接する前記第1の絶縁層間において前記第3の半導体層上面から前記第2の半導体層にかけて形成された第3の電極と、を備え、前記第1の絶縁層の側面は前記第3の半導体層上面に対して垂直であり、前記第3の電極の両側面は隣接する前記第1の絶縁層の側面と接していることを特徴とする半導体装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、第1導電型の第1の半導体層と、第2導電型の第2の半導体層と、第1導電型の第3の半導体層との積層体を形成する工程と、前記第1の半導体層下面に第1の電極を形成する工程と、前記第3の半導体層に一定の間隔を置いて複数の第1のトレンチを形成する工程と、前記第1のトレンチの側面にマスク層を形成して、前記マスク層をマスクにして前記第1のトレンチの底面に第2のトレンチを形成する工程と、前記第2のトレンチの内側に絶縁膜と第2の電極とを形成する工程と、前記第1のトレンチ内に第1の絶縁層を形成する工程と、隣接する前記第1の絶縁層間に、前記第1の絶縁層をマスクとして第3のトレンチを形成する工程と、前記第3のトレンチ内に第3の電極を形成する工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、チャネル濃度を安定化させつつ素子面積を縮小した半導体装置及びその製造方法が提供される。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。
図1に表したように、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置110は、第1導電型の第1の半導体層10と、その上に設けられた第2導電型の第2の半導体層20と、その上に設けられた第1導電型の第3の半導体層30と、を備える。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。
図1に表したように、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置110は、第1導電型の第1の半導体層10と、その上に設けられた第2導電型の第2の半導体層20と、その上に設けられた第1導電型の第3の半導体層30と、を備える。
第2導電型は、第1導電型と反対の導電型である。
そして、本発明の実施形態において、第1導電型と第2導電型とは、互いに入れ替えることができる。以下では、第1導電型がn型であり、第2導電型がp型である例として説明する。
そして、本発明の実施形態において、第1導電型と第2導電型とは、互いに入れ替えることができる。以下では、第1導電型がn型であり、第2導電型がp型である例として説明する。
すなわち、半導体装置110は、n型の第1の半導体層10と、第1の半導体層10の第1主面10aとは反対の側に設けられ、p型の第2の半導体層20と、第2の半導体層20の第1の半導体層10とは反対の側に設けられ、n型の第3の半導体層30と、を備える。
本具体例では、第1の半導体層10は、n+層11と、n+層11と第2の半導体層20との間に設けられたn−層12と、を有する。
そして、本具体例では、第2の半導体層20はp−層であり、第3の半導体層30はn+層である。
そして、半導体装置110は、第1の半導体層10の第1主面10a(すなわち、第1の半導体層10の第2の半導体層20とは反対の側の面)に設けられた第1の電極15をさらに備える。
ここで、便宜的に、第1の半導体層10の第2の半導体層20の側の方向を上方向とし、第1の半導体層10の第2の半導体層20とは反対の側の方向を下方向とする。
すなわち、第2の半導体層20は、第1の半導体層10上面に設けられ、第3の半導体層30は、第2の半導体層20上面に設けられる。そして、第1の電極15は、第1の半導体層10下面に設けられる。
そして、第3の半導体層30上に、複数の第1の絶縁層40が設けられる。第1の絶縁層40は、一定の間隔を置いて複数形成されている。
ここで、本願明細書において、説明の便宜上、XYZ直交座標系を導入する。この座標系においては、第1の半導体層10、第2の半導体層20及び第3の半導体層30の積層方向をZ軸方向とする。そして、第1の絶縁層40が並ぶ方向をX軸方向とし、Z軸方向とY軸方向とに垂直な方向をY軸方向とする。
そして、半導体装置110は、第1の絶縁層40の各々において、第1の絶縁層40の底面から第1の半導体層10にかけて形成された第2の電極50をさらに備える。第2の電極50の幅は、第1の絶縁層40の幅よりも狭い。ここで、幅とは、複数の第1の絶縁層40が並ぶ方向であり、すなわち、X軸方向における長さである。すなわち、図1に例示したように、第2の電極50の幅W2は、第1の絶縁層40の幅W1よりも狭い。
そして、第2の電極50の側面及び底面を覆うように絶縁膜51が設けられる。すなわち、絶縁膜51は、第2の電極50と、第1の半導体層10、第2の半導体層20及び第3の半導体層30と、の間に設けられる。
そして、半導体装置110は、隣接する第1の絶縁層40間において、第3の半導体層30上面から第2の半導体層20にかけて形成された第3の電極60をさらに備える。なお、第3の電極60の直下には、オーミックコンタクトをとるために、高濃度の第2導電型のコンタクト層(p+層21)が設けられている。
そして、半導体装置110においては、第1の絶縁層40の側面は、第3の半導体層30上面(すなわち、第2主面30a)に対して垂直であり、第3の電極60の両側面は、隣接する第1の絶縁層40の側面と接している。
ただし、本願明細書において、「垂直」は厳密な垂直の他、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直であれば良い。なお、同様に、本願明細書において、「平行」は厳密な平行の他、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に平行であれば良い。
第2の電極50は、第1の絶縁層40のX軸方向における位置の中心に設けられる。すなわち、第2の電極50の一方の側壁のX軸方向における位置と、その側壁に近接する方の第1の絶縁層40の側壁のX軸方向における位置と、の間の距離d1は、第2の電極50の他方の側壁のX軸方向における位置と、その他方の側壁に近接する方の第1の絶縁層40の側壁のX軸方向における位置と、の間の距離d2は実質的に等しい。
なお、後述するように、第1の絶縁層40の形状に対応する第1のトレンチの内側面に設けられたマスク層をマスクにして、第1のトレンチの底面に第2のトレンチを形成し、その第2のトレンチに導電膜を埋め込んで第2の電極50を形成することにより、上記の距離d1と距離d2とを実質的に同じにすることができる。
上記において、例えば、第1の電極15はドレイン電極となり、第2の電極50はゲート電極となり、絶縁膜51はゲート絶縁膜となり、第3の電極60はソース電極となる。そして、絶縁膜51と第3の電極60との間の第3の半導体層30がソース領域となる。そして、第2の半導体層20の絶縁膜51に接している部分が、チャネルとなる。
ここで、第3の電極60に着目すると、第3の電極60の一方の側面とそれに隣接する第2の電極50との間の距離d3は、上記の距離d2と同じであり、第3の電極60の他方の側面とそれに隣接する別の第2の電極50との間の距離d4は、上記の距離d1と同じである。従って、距離d3と距離d4とは、互いに実質的に同じである。
既に説明したように、本実施形態に係る半導体装置110においては、第1の絶縁層40が第3の半導体層30の上面(第2主面30a)に対して垂直である。すなわち、第1の絶縁層40の形状に対応する第1のトレンチの側面が、第3の半導体層30の上面に対して垂直である。このため、第1のトレンチの内側の側面にマスク層を設け、そのマスク層をマスクにして、第1のトレンチの底面に第2のトレンチを形成し、その第2のトレンチに導電膜を埋め込む方法によって第2の電極50を形成した場合に、加工プロセスが変動した時においても、距離d3及び距離d4は一定となる。このため、チャネルと第1の絶縁層40の底部に形成されるp+層21との距離は一定であり、結果として、チャネル濃度も一定となり、安定した特性が得られる。
すなわち、第3の電極60と、第3の電極60に隣接する一方の第2の電極50と、の間の第3の半導体層30の、第3の電極60の側面に対して垂直な方向の厚さ(距離d3)は、第3の電極60と、第3の電極60に隣接する他方の第2の電極50と、の間の第3の半導体層30の、第3の電極60の側面に対して垂直な方向の厚さ(距離d4)と、実質的に等しい。
なお、本実施形態に係る半導体装置110においては、第1の絶縁層40、第2の電極50及び第3の電極60は、Y軸方向に沿って延在し、第1の絶縁層40、第2の電極50及び第3の電極60のY軸方向の長さは、X軸方向のそれぞれの長さよりも長いものとして説明する。ただし、第1の絶縁層40、第2の電極50及び第3の電極60のY軸方向の長さは、X軸方向の長さと実質的に同じでも良い。
なお、第1の絶縁層40、第2の電極50及び第3の電極60のそれぞれのX軸方向の長さが幅である。後述するように、第1の絶縁層40、第2の電極50及び第3の電極60のそれぞれは、第1のトレンチ、第2のトレンチ及び第3のトレンチに対応し、これら第1〜第3のトレンチにおいて、X軸方向において互いに対向する内壁どうしの距離がトレンチの幅である。そして、第1〜第3のトレンチのZ軸方向の長さを深さと言うことにする。
なお、第2の電極50は複数設けられ、複数の第2の電極50のそれぞれの間に第3の電極60が設けられる。そして図示はしないが、例えば複数の第2の電極50のそれぞれのY軸方向の端は互いに連結されている。そして、複数の第3の電極60は、例えば、それぞれ第2主面30aの上方で互いに結合される。または、例えば、第2の電極50が結合されるのとは別のY軸方向の端の複数の第3の電極60の端において、複数の第3の電極60は互いに連結される。すなわち、第2の電極50と第3の電極60とは、交叉指形電極(inter digital electrodeまたはmulti-finger electrode)の構造を有することができる。
なお、第2の電極50及び第3の電極60の数は任意である。
このような構成の半導体装置110は、例えば以下のようにして製造できる。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。
すなわち、図2(a)は最初の工程の図であり、図2(b)は図2(a)に続く図である。
図3は、図2に続く工程順模式的断面図である。
図4は、図3に続く工程順模式的断面図である。
図5は、図4に続く工程順模式的断面図である。
図6は、図5に続く工程順模式的断面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。
すなわち、図2(a)は最初の工程の図であり、図2(b)は図2(a)に続く図である。
図3は、図2に続く工程順模式的断面図である。
図4は、図3に続く工程順模式的断面図である。
図5は、図4に続く工程順模式的断面図である。
図6は、図5に続く工程順模式的断面図である。
図2(a)に表したように、まず、第1の半導体層10の一部となるn+層11の上に、n−層12、第2の半導体層20、第3の半導体層30を積層する。これらの半導体層は、n型またはp型の不純物をそれぞれ含有するシリコンである。
そして、例えば、第1の半導体層10の第1主面10aに第1の電極15となる導電膜を形成する。ただし、この導電膜の形成の順序は任意であり、例えば、以下に説明する任意の工程の後に実施しても良い。また、例えば、n+層11の上に、n−層12、第2の半導体層20、第3の半導体層30を積層する前に、n+層11の第1主面10aに第1の電極15となる導電膜を形成しても良い。
そして、例えば、第1の半導体層10の第1主面10aに第1の電極15となる導電膜を形成する。ただし、この導電膜の形成の順序は任意であり、例えば、以下に説明する任意の工程の後に実施しても良い。また、例えば、n+層11の上に、n−層12、第2の半導体層20、第3の半導体層30を積層する前に、n+層11の第1主面10aに第1の電極15となる導電膜を形成しても良い。
そして、第3の半導体層30の第2主面30aに、例えば酸化シリコンからなるマスク30rをフォトリソグラフィ技術により形成し、例えばドライエッチング法により、第1のトレンチ41を形成する。マスク30rの幅は例えば0.5μmであり、マスク30rどうしの間隔は例えば0.6μmである。従って、第1のトレンチ41どうしの間の幅W1Sは0.5μmであり、第1のトレンチ41の幅W1は0.6μmである。そして、第1のトレンチ41どうしの間の第3の半導体層30の幅は0.5μmになる。また、第1のトレンチ41の深さt41は、例えば0.5μmである。
次に、図2(b)に表したように、第1のトレンチ41の内側面41s及び底面41bに、シリコン酸化膜41oを形成する。シリコン酸化膜41oは、第3の半導体層30の表面を酸化することで形成することができ、シリコン酸化膜41oの厚さは、例えば0.2μmとすることができる。
この時、シリコン酸化膜41oは、マスク30rの下にも若干入りこみ、マスク30rの下の第3の半導体層30の幅W31は例えば0.4μmになる。そして、第3の半導体層30どうしの間の幅W32は例えば0.7μmとなる。
この時、シリコン酸化膜41oは、マスク30rの下にも若干入りこみ、マスク30rの下の第3の半導体層30の幅W31は例えば0.4μmになる。そして、第3の半導体層30どうしの間の幅W32は例えば0.7μmとなる。
なお、シリコン酸化膜41oは、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によって形成することもできる。
そして、図3(a)に表したように、第1のトレンチ41の内側面41sのシリコン酸化膜41oを残しつつ、第1のトレンチ41の底面41bのシリコン酸化膜41oを除去する。これには、異方性のRIE(Reactive Ion Etching)を用いることができる。その後、必要に応じて表面の後処理を行う。
そして、図3(b)に表したように、第1のトレンチ41の内側面41sのシリコン酸化膜41osをマスクにして、第1のトレンチ41の底面41bに第2のトレンチ42を形成する。この時、シリコン酸化膜41osどうしの間の幅Wosは、例えば0.4μmである。従って、第2のトレンチ42の幅W2は、0.4μmとなる。
また、第2のトレンチ42の深さt42は、第1のトレンチ41のそれぞれ底面41bから第1の半導体層10にかけての深さである。第2のトレンチ42の深さt42(すなわち、第1のトレンチ41の底面41bからの深さ)は、例えば1.5μmである。なお、第2のトレンチ42の第3の半導体層30の第2主面30aからの深さは、深さt41と深さt42の合計であり、例えば2.0μmである。
そして、図4(a)に表したように、第1のトレンチ41の内側面41sのシリコン酸化膜41osを除去する。これには、例えばウエットエッチングを用いることができる。これにより、第1のトレンチ41の内側において対向する2つの内側面41sから同じ距離において、複数の第1のトレンチ41の幅(幅W1)よりも狭い幅(幅W2)を有する複数の第2のトレンチ42が形成される。すなわち、第1のトレンチ41の一方の内側面41sから第2のトレンチ42の開口部までの距離d1と、第1のトレンチ41の他方の内側面41sから第2のトレンチ42の開口部までの距離d2と、はそれぞれ0.2μm程度であり、互いに実質的に等しい。
なお、上記において、表面のシリコン酸化膜41osは薄い厚さで残ることがあり、この後、後処理とCDE処理を行い、シリコン酸化膜41osを完全に除去し、さらに、第2のトレンチ42の表面を若干後退させ、第3の半導体層30及び第2の半導体層20としてダメージのない層を露出させる。
なお、この状態において、第3の半導体層30の幅W33は例えば0.3μmである。なお、第1のトレンチ41及び第2のトレンチ42の配設ピッチの幅Wpは、例えば1.1μmである。
なお、この時、必要に応じて、第2のトレンチ42の底面の部分にn型の不純物を注入しても良い。
次に、図4(b)に表したように、表面のマスク30r及び、残存するシリコン酸化膜を除去する。これには、例えばウエットエッチングを用いることができる。そして、絶縁膜51(ゲート酸化膜)となるシリコン酸化膜51fを、第1のトレンチ41及び第2のトレンチ42の内側に形成する。
そして、第2のトレンチ42の残余の空間に、第2の電極50となる第1導電膜50fとしてポリシリコン膜を埋め込んで、形成する。
なお、上記では、第2のトレンチ42の内側に絶縁膜51と第1導電膜50fとを形成する前に、第1のトレンチ41の内側面41sのシリコン酸化膜41osを除去したが、このシリコン酸化膜41osの少なくとも一部を残したまま、第2のトレンチ42の内側に絶縁膜51と第1導電膜50fを形成しても良い。
そして、図5(a)に表したように、第1のトレンチ41の残余の空間に、層間絶縁膜44として、例えばシリコン酸化膜を形成する。この層間絶縁膜44は、例えばCVD法によって形成することができる。
そして、図5(b)に表したように、層間絶縁膜44をエッチバックし、第1のトレンチ41の内部へと後退させる。これにより、第3の半導体層30の表面を露出させる。この時、第1のトレンチ41の内側面41sが第2主面30aに対して垂直なので、層間絶縁膜44のエッチバックの量が変動しても、層間絶縁膜44の表面における層間絶縁膜44どうしの間の距離は変動しない。
そして、図6に表したように、層間絶縁膜44をマスクとして、第1のトレンチ41どうしの間の第3の半導体層30に第3のトレンチ43を形成する。第3のトレンチ43の深さは、第2の半導体層20に達する深さである。
この時、層間絶縁膜44の側面は、第1のトレンチ41の内側面41sに相当し、層間絶縁膜44の側面は、第2主面30aに対して実質的に垂直である。すなわち、第3のトレンチの幅W3は、深さ方向(Z軸方向)において一定である。すなわち、第3のトレンチ43の形成の際のエッチングの深さが変動した場合においても第3のトレンチ43の幅W3は一定である。
従って、第3のトレンチ43の一方の内側面41sと第1のトレンチ41との間の距離d3と、第3のトレンチ43の他方の内側面41sと別の隣接する第1のトレンチ41との間の距離d4と、は、実質的に同じであり、そして、第3のトレンチ43の形成の際のエッチングの深さが変動した場合においても、距離d3及び距離d4は変動しない。
そして、第3の電極60とのオーミックコンタクトのために、第3のトレンチ43の底部にp型の不純物を注入してp+層21を形成する。その後、第3のトレンチ43の内部に、第3の電極60となる例えば金属などの導電膜を埋め込むことで、図1に例示した半導体装置110が作製できる。
なお、この時、第3のトレンチ43の上及び層間絶縁膜44を覆うように、上記の導電膜を形成することで、複数の第3のトレンチ43の第3の電極60を互いに電気的に接続できる。
層間絶縁膜44は、図1に例示した第1の絶縁層40となる。
このようにして作製された半導体装置110においては、第2のトレンチ42は、第1のトレンチ41の内側面41sのマスク層(シリコン酸化膜41os)をマスクにして形成され、第3の電極60は、第1の絶縁層40に対してセルフアラインで形成される。
このように、上記の製造方法においては、第1のトレンチ41を形成する際のマスク30rの1回のフォトリソグラフィによって、その後の第2のトレンチ42及び第3のトレンチ43が形成される。すなわち、第1の絶縁層40を形成する際のマスク30の1回のフォトリソグラフィによって、第2の電極50及び第3の電極60が形成される。
従って、第3の電極60の両側面は、隣接する第1の絶縁層40の側面と接する。すなわち、第3の電極60の両側面は、第1の絶縁層40の側面と実質的に同一の平面内に配置される。
そして、第1の絶縁層40の幅方向の中心と、第2の電極50の幅方向の中心と、は一致する。このため、第1のトレンチ41と第2のトレンチ42を別のリソグラフィによって形成する場合に比べて、設計マージンを縮小でき、素子面積を縮小できる。
そして、半導体装置110においては、層間絶縁膜44のエッチバックの深さが変動しても、また、第3のトレンチ43の形成の際のエッチングの深さが変動しても、距離d3及び距離d4は変動せず、このため、チャネルと第3のトレンチ43の底部に形成されるp+層21との距離も変動せず、結果として、チャネル濃度が一定となり、安定した特性が得られる。
このように、半導体装置110によれば、チャネル濃度を安定化させつつ素子面積を縮小した半導体装置を提供できる。
なお、第1のトレンチ41の内側面41sが、製造工程のばらつきにより第2主面30aに対してごく僅かに傾いている場合は、図6に例示した層間絶縁膜44をマスクにした第3のトレンチ43の形成の際に、層間絶縁膜44の影となる部分に第3の半導体層30が薄く残る場合がある。この場合には、必要に応じて、第3のトレンチ43を形成した後に、層間絶縁膜44の影の部分に薄く残った第3の半導体層30を、例えば等方性のCDEによって除去することができる。
(比較例)
比較例の半導体装置は、例えば特許文献1に記載された構成を有する。すなわち、第3の半導体層30の第2主面30aに、漏斗状に拡開した複数のゲート用トレンチが設けられる。そして、ゲート用トレンチの深い位置に、絶縁膜51(ゲート絶縁膜)と第2の電極50(ゲート電極)が設けられる。
このような比較例の半導体装置は、以下のようにして形成される。
第3の半導体層30の第2主面30aに、開口部が漏斗状に拡開したゲート用トレンチを形成し、ゲート用トレンチの深い部分に、絶縁膜51と第2の電極50を埋め込んだ後、ゲート用トレンチの浅い部分に層間絶縁膜を埋め込み、層間絶縁膜をエッチバックして、第3の半導体層30の第2主面30aを露出させる。
比較例の半導体装置は、例えば特許文献1に記載された構成を有する。すなわち、第3の半導体層30の第2主面30aに、漏斗状に拡開した複数のゲート用トレンチが設けられる。そして、ゲート用トレンチの深い位置に、絶縁膜51(ゲート絶縁膜)と第2の電極50(ゲート電極)が設けられる。
このような比較例の半導体装置は、以下のようにして形成される。
第3の半導体層30の第2主面30aに、開口部が漏斗状に拡開したゲート用トレンチを形成し、ゲート用トレンチの深い部分に、絶縁膜51と第2の電極50を埋め込んだ後、ゲート用トレンチの浅い部分に層間絶縁膜を埋め込み、層間絶縁膜をエッチバックして、第3の半導体層30の第2主面30aを露出させる。
この時、ゲート用トレンチの開口部に近い側は、テーパ状であるため、エッチバックの量の変動によって、層間絶縁膜の表面における層間絶縁膜どうしの距離が変動する。
そして、層間絶縁膜をマスクにして、第3の半導体層30にソース用トレンチを形成し、ソース用トレンチの内部に導電膜を埋め込んで第3の電極60を形成して、比較例の半導体装置が作製される。
この時、層間絶縁膜のエッチバックの量の変動による層間絶縁膜どうしの距離が変動することによって、ソース用トレンチの幅が変動し、結果として、層間絶縁膜と第3の電極60との間の距離が変動する。さらに、ソース用トレンチを形成するためのエッチングにおいて、マスクとなる層間絶縁膜も少ない量であってもエッチングされる場合には、エッチングの量の変動によって、ソース用トレンチの幅が変動してしまい、これも結果として層間絶縁膜と第3の電極60との距離を変動させてしまう。この距離が変動すると、第3の電極60の底部に形成されるp+層21とチャネル部分との距離が変動するため、チャネル濃度が変動し、結果として特性が変動する。すなわち、比較例の半導体装置においては、層間絶縁膜の加工プロセスの変動及びソース用トレンチの形成プロセスの変動の少なくともいずれかによって、チャネル濃度が変動してしまい、特性が変動してしまう。
これに対し、本実施形態に係る半導体装置110では、既に説明したように、層間絶縁膜44のエッチバックの量が変動しても、そして、第3のトレンチ43の形成のためのエッチングの量が変動しても、距離d3及び距離d4が変動せず、チャネル濃度を一定量にできる。
このように、本実施形態に係る半導体装置110によれば、チャネル濃度を安定化させつつ素子面積を縮小した半導体装置及びその製造方法が提供される。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る変形例の半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。
図7に表したように、本実施形態に係る変形例の半導体装置111は、第3の電極60下の第1の半導体層10中に形成された第2導電型の第4の半導体層25をさらに備える。
図7に表したように、本実施形態に係る変形例の半導体装置111は、第3の電極60下の第1の半導体層10中に形成された第2導電型の第4の半導体層25をさらに備える。
すなわち、本具体例においては、第4の半導体層25は、p型の拡散層である。この第4の半導体層25は、例えば、図6に例示した第3のトレンチ43を形成した後に、第3トレンチ43の直下の第2の半導体層20からn−層12に到る領域に、p型の不純物を注入することによって形成できる。これにより、n−層12の領域において、スーパージャンクション構造(SJ構造)を形成することができ、n型のキャリアの量とp型のキャリアの量とをバランスさせて耐圧を向上させ、また、ゲート容量を低減させることもできる。なお、n−層12の領域に形成される第4の半導体層25の底面は、n+層11に達しても良いし、n−層12中にあっても良い。また、第4の半導体層25は、n−層12中に形成され、第4の半導体層25とn−層12とでSJ構造が形成されれば良く、例えば、第4の半導体層25は、第3の電極60の直下からn−層12にかけて形成されても差し支えない。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、半導体装置の製造方法に関する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
図8に表したように、本実施形態に係る製造方法においては、第1導電型の第1の半導体層10と、第2導電型の第2の半導体層20と、第1導電型の第3の半導体層30と、の積層体を形成する(ステップS110)。
本発明の第2の実施の形態は、半導体装置の製造方法に関する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
図8に表したように、本実施形態に係る製造方法においては、第1導電型の第1の半導体層10と、第2導電型の第2の半導体層20と、第1導電型の第3の半導体層30と、の積層体を形成する(ステップS110)。
そして、第1の半導体層10の下面に、第1の電極15を形成する(ステップS115)。
そして、第3の半導体層30に一定の間隔を置いて複数の第1のトレンチ41を形成する(ステップS120)。
すなわち、例えば、図2に関して説明した処理を実施する。なお、第1のトレンチ41の内側面41sは、第2主面30aに対して実質的に垂直である。
すなわち、例えば、図2に関して説明した処理を実施する。なお、第1のトレンチ41の内側面41sは、第2主面30aに対して実質的に垂直である。
そして、複数の第1のトレンチ41のそれぞれの内側面41sにマスク層(例えばシリコン酸化膜41os)を形成して、このマスク層をマスクにして第1のトレンチ41の底面に第2のトレンチ42を形成する(ステップS130)。
すなわち、例えば、図2(b)、図3(a)及び図3(c)に関して説明した処理を実施する。
すなわち、例えば、図2(b)、図3(a)及び図3(c)に関して説明した処理を実施する。
そして、第2のトレンチ42の内側に絶縁膜51と第2の電極50とを形成する(ステップS140)。すなわち、第2のトレンチ42の内壁に絶縁膜51を形成し、第2のトレンチ42の残余の空間に第2の電極50となる第1導電膜50fを形成する。
すなわち、例えば、図4(a)及び図4(b)に関して説明した処理を行う。
すなわち、例えば、図4(a)及び図4(b)に関して説明した処理を行う。
そして、第1のトレンチ41内に第1の絶縁層40を形成する(ステップS150)。すなわち、複数の第1のトレンチ41のそれぞれの内側の第2のトレンチ42よりも第2主面30aの側の第1のトレンチ41のそれぞれの少なくとも内側面41sに第1の絶縁層40を形成する。
すなわち、例えば、図5(a)に関して説明した処理を行う。なお、第1の絶縁層40には、図5(a)に例示した層間絶縁膜44を用いることができる。なお、第1の絶縁層40は、この後の第3のトレンチ43を形成する際のマスクになるものであるので、第1の絶縁層40(層間絶縁膜44)は、第1のトレンチ41の少なくとも内側面41sに設けられれば良い。そして、必要に応じて、層間絶縁膜44をエッチバックして第3の半導体層30の表面を露出させる。
すなわち、例えば、図5(a)に関して説明した処理を行う。なお、第1の絶縁層40には、図5(a)に例示した層間絶縁膜44を用いることができる。なお、第1の絶縁層40は、この後の第3のトレンチ43を形成する際のマスクになるものであるので、第1の絶縁層40(層間絶縁膜44)は、第1のトレンチ41の少なくとも内側面41sに設けられれば良い。そして、必要に応じて、層間絶縁膜44をエッチバックして第3の半導体層30の表面を露出させる。
そして、隣接する第1の絶縁層40間に、第1の絶縁層40をマスクとして第3のトレンチ43を形成する(ステップS160)。すなわち、複数の第1のトレンチ41どうしの間の第3の半導体層30の第2主面30aから第2の半導体層20にかけて、第1の絶縁層40をマスクとして、第3のトレンチ43を形成する。
すなわち、例えば、図6に関して説明した処理を行う。
すなわち、例えば、図6に関して説明した処理を行う。
そして、第3のトレンチ43内に第3の電極60を形成する(ステップS170)。すなわち、第3のトレンチ43の内部に第3の電極60となる導電膜を埋め込む。
これにより、図1に例示した半導体装置110が製造できる。
これにより、図1に例示した半導体装置110が製造できる。
本実施形態に係る半導体装置の製造法方法によれば、チャネル濃度を安定化させつつ素子面積を縮小した半導体装置の製造方法が提供できる。
なお、既に説明したように、第3のトレンチ43を形成した後、第3のトレンチ43と第1の絶縁層40との間に残存した第3の半導体層30をさらに除去することができる。
また、第3のトレンチ43の形成(ステップS160)と、第3の電極60となる導電膜の埋め込み(ステップS170)と、の間に、第3のトレンチ43の底面に第2導電型の不純物を注入することができ、上記の第4の半導体層25が形成できる。これにより、SJ構造を形成することができ、n型のキャリアの量とp型のキャリアの量とをバランスさせて耐圧を向上させ、また、ゲート容量を低減させることもできる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、半導体装置を構成する半導体層、導電膜、絶縁層、絶縁膜、トレンチ、電極等、各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した半導体装置及びその製造方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての半導体装置及びその製造方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
10…第1の半導体層、 10a…第1主面、 11…n+層、 12…n−層、 15…第1の電極、 20…第2の半導体層、21…p+層、 25…第4の半導体層、 30…第3の半導体層、 30a…第2主面、 30r…マスク、 40…第1の絶縁層、 41…第1のトレンチ、 41b…底面、 41o、41os…シリコン酸化膜、 41s…内側面、 42…第2のトレンチ、 43…第3のトレンチ、 44…層間絶縁膜、 50…第2の電極、 50f…第1導電膜、 51…絶縁膜、 51f…シリコン酸化膜、 60…第3の電極、 110、111…半導体装置
Claims (5)
- 第1導電型の第1の半導体層と、
前記第1の半導体層下面に設けられた第1の電極と、
前記第1の半導体層上面に設けられた第2導電型の第2の半導体層と、
前記第2の半導体層上面に形成された第1導電型の第3の半導体層と、
前記第3の半導体層上に一定の間隔を置いて複数形成された第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層の各々において前記第1の絶縁層の底面から前記第1の半導体層にかけて形成され、前記第1の絶縁層の幅よりも狭い幅を有する第2の電極と、
前記第2の電極の側面及び底面を覆うように形成された絶縁膜と、
隣接する前記第1の絶縁層間において前記第3の半導体層上面から前記第2の半導体層にかけて形成された第3の電極と、
を備え、
前記第1の絶縁層の側面は前記第3の半導体層上面に対して垂直であり、前記第3の電極の両側面は隣接する前記第1の絶縁層の側面と接していることを特徴とする半導体装置。 - 隣接する前記第2の電極とその間に形成された前記第3の電極において、一方の前記第2の電極と前記第3の電極との距離は、他方の前記第2の電極と前記第3の電極との距離と等しいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第3の電極下の前記第1の半導体層中に設けられ、第2導電型の第4の半導体層をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 第1導電型の第1の半導体層と、第2導電型の第2の半導体層と、第1導電型の第3の半導体層との積層体を形成する工程と、
前記第1の半導体層下面に第1の電極を形成する工程と、
前記第3の半導体層に一定の間隔を置いて複数の第1のトレンチを形成する工程と、
前記第1のトレンチの側面にマスク層を形成して、前記マスク層をマスクにして前記第1のトレンチの底面に第2のトレンチを形成する工程と、
前記第2のトレンチの内側に絶縁膜と第2の電極とを形成する工程と、
前記第1のトレンチ内に第1の絶縁層を形成する工程と、
隣接する前記第1の絶縁層間に、前記第1の絶縁層をマスクとして第3のトレンチを形成する工程と、
前記第3のトレンチ内に第3の電極を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第3のトレンチを形成した後、前記第3のトレンチと前記第1の絶縁層との間に残存した前記第3の半導体層を除去する工程と、
を具備することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2009052350A JP2010206096A (ja) | 2009-03-05 | 2009-03-05 | 半導体装置及びその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013012647A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Rohm Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
WO2015111387A1 (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 株式会社デンソー | 炭化珪素半導体装置の製造方法 |
JP2016152242A (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-22 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
-
2009
- 2009-03-05 JP JP2009052350A patent/JP2010206096A/ja active Pending
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