JP2010202239A - 剥離装置及び剥離方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】台紙の送り方向の先端部に仮着されたラベルをも剥離することができる剥離装置を提供する。
【解決手段】剥離装置100は、台紙9の一面に仮着されたラベル6を台紙9から剥離する剥離装置であって、台紙9の他面に当接して台紙9に送りを与える剥離ローラ3と、剥離ローラ3の周面の一部に沿う湾曲面を有し、台紙9の一面のうち剥離されるべきラベル6を有しない領域に当接し、台紙9を剥離ローラ3の周面の一部に沿うように案内して屈曲させる押さえ部材2と、を備える。押さえ部材2はベース部材8と鉤爪部材7とから構成され、付勢機構1は押さえ部材2を剥離ローラ3に向けて付勢する。
【選択図】図1
【解決手段】剥離装置100は、台紙9の一面に仮着されたラベル6を台紙9から剥離する剥離装置であって、台紙9の他面に当接して台紙9に送りを与える剥離ローラ3と、剥離ローラ3の周面の一部に沿う湾曲面を有し、台紙9の一面のうち剥離されるべきラベル6を有しない領域に当接し、台紙9を剥離ローラ3の周面の一部に沿うように案内して屈曲させる押さえ部材2と、を備える。押さえ部材2はベース部材8と鉤爪部材7とから構成され、付勢機構1は押さえ部材2を剥離ローラ3に向けて付勢する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シートに仮着された被剥離体を剥離する剥離装置及び剥離方法に関する。
特許文献1には、従来のラベル剥離装置の一つが開示されている。このラベル剥離装置は、表面に仮着されたラベルを有する台紙の一端を複数のローラで挟持し、台紙の裏面からあて板を押接して台紙を鋭角に折り曲げ、さらにその状態でローラが台紙を引き込んで台紙に張力と送りを与えることにより、送り方向に複数配列されたラベルを連続的に剥離するものである。
特許文献1に記載のラベル剥離装置は、台紙の送り方向の先端部を複数のローラで挟持する必要がある。このため、台紙の送り方向の先端部に仮着されたラベルは必然的にローラに挟持され、剥離することができないという課題がある。
以上の課題に鑑み、本発明は台紙の送り方向の先端部に仮着されたラベルをも剥離することができる剥離装置及び剥離方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による剥離装置は、
シートの一面に仮着された被剥離体を該シートから剥離する剥離装置であって、
前記シートの他面に当接し、前記シートに送りを与える剥離ローラと、
前記剥離ローラの周面の一部に沿う湾曲面を有し、前記シートの前記一面のうち剥離されるべき前記被剥離体を有しない領域に当接し、前記シートを前記剥離ローラの周面の一部に沿うように案内して屈曲させる押さえ部材と、
を備えることを特徴とする。
シートの一面に仮着された被剥離体を該シートから剥離する剥離装置であって、
前記シートの他面に当接し、前記シートに送りを与える剥離ローラと、
前記剥離ローラの周面の一部に沿う湾曲面を有し、前記シートの前記一面のうち剥離されるべき前記被剥離体を有しない領域に当接し、前記シートを前記剥離ローラの周面の一部に沿うように案内して屈曲させる押さえ部材と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明による剥離方法は、
シートの一面に仮着された被剥離体を該シートから剥離する剥離方法であって、
前記シートの他面とローラの周面とを当接させ、前記シートの前記一面のうち剥離されるべき被剥離体を有しない領域を前記ローラに向けて付勢しながら、前記ローラを回転させて前記シートに送りを与え、前記シートを前記ローラの周面の一部に沿うように屈曲させて前記被剥離体を前記シートから剥離することを特徴とする。
シートの一面に仮着された被剥離体を該シートから剥離する剥離方法であって、
前記シートの他面とローラの周面とを当接させ、前記シートの前記一面のうち剥離されるべき被剥離体を有しない領域を前記ローラに向けて付勢しながら、前記ローラを回転させて前記シートに送りを与え、前記シートを前記ローラの周面の一部に沿うように屈曲させて前記被剥離体を前記シートから剥離することを特徴とする。
本発明によると、被剥離体が仮着されたシートの送り方向の先端部を挟持することなく被剥離体をシートから剥離することができ、従ってシートの送り方向の先端部に仮着された被剥離体も剥離することができる。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。以下に述べる実施形態には、本発明を実施するための技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
本実施形態に係る剥離装置100は、台紙に仮着されたラベルを剥離するためのラベル剥離装置である。すなわち本実施形態では、ラベルが被剥離体であり、台紙が被剥離体を仮着するためのシートである。
剥離装置100は、図1の概略断面図、及び図2の上面図に示すように、ラベル剥離機構10と、台紙供給機構20と、運転制御ユニット30と、から構成されている。
台紙供給機構20は、テーブル21と、運搬ローラ4から構成されている。運搬ローラ4は回転軸4aを備え、運搬ローラ4の周面がテーブル21の上面に押接されている。また回転軸4aの一端部に設けられたギア4bは、運搬ローラ4が回転するための動力を伝達する。
上面にラベル6が仮着された台紙9は、例えばラベル6に印字する印字工程を経た後、台紙供給機構20のテーブル21と運搬ローラ4との間に案内され、上面から運搬ローラ4の回転による摩擦力を受けてラベル剥離機構10へ送られる。
ラベル剥離機構10は、剥離ローラ3と、押さえ部材2と、付勢機構1と、から構成されている。
剥離ローラ3は回転軸3aを備え、剥離ローラ3の周面がテーブル21の上面の延長線と概ね接する位置で軸支されている。剥離ローラ3の周面はシリコンゴムで形成されている。また回転軸3aの一端部に設けられたギア3bは、剥離ローラ3が回転するための動力を伝達する。ギア3bは運搬ローラ4のギア4bと係合しているため、剥離ローラ3の回転速度と運搬ローラ4の回転速度とはギア比に応じて相対的に関係付けられている。ここでは、剥離ローラ3の送り速度が運搬ローラ4の送り速度よりも大きくなるように、剥離ローラ3及び運搬ローラ4の外径と共にギア3b及びギア4bのギア比が設定されている。これにより、剥離ローラ3と運搬ローラ4との間で台紙9に張力が与えられ、台紙9の送りに伴う歪みが防止される。その際、台紙9及の上面及びラベル6を保護するために、運搬ローラ4の周面と台紙9の上面とは適度な滑りを伴って回転するように摩擦力が設定されている。あるいは、運搬ローラ4の回転軸を上下運動自在とし、ばね等の弾性体を用いてテーブル21へ付勢してもよい。
押さえ部材2は、鉤爪部材7とベース部材8とから構成されている。図3(a)に示すように、鉤爪部材7とベース部材8とはボルトとナットで締結されている。図3(b)に示すように、鉤爪部材7は金属又は合成樹脂等から板状に形成されており、長尺方向の一端部に形成された固定用のボルト通し孔7aと、他端部へ延びる平坦部7bと、他端部に形成された剥離ローラ3の周面に沿う湾曲部7cと、が形成されている。図3(c)に示すように、ベース部材8は金属又は合成樹脂等から直方体状に形成されており、ボルト通し孔8aが長尺方向に延びて形成されている。従って、ベース部材8は少なくとも一つ以上の鉤爪部材7を着脱可能に、かつ長尺方向の所望の位置に固定することができる。
ベース部材8に固定する鉤爪部材7の数及び固定位置は、台紙9に仮着されたラベル6の配列に基づいて調整される。具体的には、鉤爪部材7の湾曲部7cが台紙9の上面であってラベル6を有しない領域にのみ当接するように調整される。図2によると、ラベル6は台紙9の送り方向に平行な2列に配列されており、台紙9は両側端部と中央部とにラベル6を有しない露出した領域を有する。これ対応して、押さえ部材2は3つの鉤爪部材7を備え、台紙9の両側端部と中央部との3箇所に配置されている。押さえ部材2は、ベース部材8に固定する鉤爪部材7の数と位置とを調整することにより、種々のラベルの形状や配列に柔軟に対応できる。
押さえ部材2は、図1及び図2に示されるように、その鉤爪部材7の湾曲部が剥離ローラ3の周面に係合するように配置され、ベース部材8に連結された付勢機構1によって台紙送り方向の後方へ付勢されている。従って、押さえ部材2は付勢機構1と協働して台紙9と剥離ローラ3との間に垂直抗力を与え、台紙9の送りに必要な摩擦力を生じさせる。なお、台紙9に十分な摩擦力を与えるために、台紙9の両側端部を押さえる二つの鉤爪部材7は、台紙9の中央部を押さえる鉤爪部材7よりも台紙9との接触面の幅が広い。さらに、台紙9の両側端部を押さえる鉤爪部材7が確実に台紙9を押さえるように、台紙9の両側端部を押さえる鉤爪部材7は台紙9の中央部を押さえる鉤爪部材7よりも平坦部の長さが若干短くなっている。
付勢機構1は、押さえ部材2のベース部材8を台紙送り方向の後方へ付勢し、付随的にベース部材8に固定された鉤爪部材7の湾曲部を剥離ローラ3の周面に付勢している。付勢機構1は、例えば引張コイルばね(図示せず)とそのセット長を調整する機構(図示せず)とを備え、付勢力が調整できる。付勢力は、ラベル6及び台紙9の材質及び厚さ、さらに使用する鉤爪部材7の数等に応じて調整され得るが、典型的には500から2000gfの間に設定される。
ラベル剥離機構10に供給された台紙9は、剥離ローラ3と押さえ部材2との間に案内される。付勢機構1に付勢された押さえ部材2が台紙9を剥離ローラ3へ押接するため、台紙9は剥離ローラ3の回転により摩擦力を受けて送られる。その際、押さえ部材2が台紙9のラベル6を有しない露出した領域を押さえているため、台紙9のみが剥離ローラ3の周面の一部に沿うように案内されて曲げられ、ラベル6が台紙9の先端部から順次剥離される。なお、剥離ローラ3と台紙9との摩擦力は、剥離ローラ3の周面の材質を選択することにより変えることができる。
運転制御ユニット30は、台紙検知センサ5aと、ラベル検知センサ5bと、制御部31と、駆動部32と、から構成されており、供給された台紙9の有無、及び剥離されたラベル6の有無を検知して台紙9の送りを自動制御する。図1,2に示すように、台紙検知センサ5aはテーブル21の上面に配置されており、ラベル検知センサ5bは剥離されたラベル6の直下に配置されている。台紙検知センサ5aは、テーブルに供給された台紙の存在(有/無)を検知して検知信号(ON/OFF)を制御部31へ出力する。ラベル検知センサ5bは、剥離されたラベル6の存在(有/無)を検知して検知信号(ON/OFF)を制御部31へ出力する。制御部31は、台紙検知センサ5a及びラベル検知センサ5bが出力する検知信号に基づいて、駆動部32を起動又は停止する。駆動部32は、運搬ローラ4のギア4b及び剥離ローラ3のギア3bと連結されている。なお、駆動部32による剥離ローラ3及び運搬ローラ4の回転速度は、適宜調整することができる。また、ラベル検知センサ5bは、ラベルの形状及び配列に応じて、検知位置又は検知範囲を調整することができる。
以下、図4に示された動作フローチャートを参照し、駆動部32による剥離装置100の台紙送り処理動作を説明する。なお、理解を容易にするため、駆動部32は剥離装置100の電源の投入により台紙送り処理を開始し、電源の切断により台紙送り処理を終了するものとする。
始めに、制御部31は台紙検知センサ5aからの検知信号のON/OFFを判別する(ステップS1)。台紙9がテーブル21に供給されていなければ、台紙検知センサ5aは制御部31へOFF信号を出力する。制御部31は台紙検知センサ5aからのOFF信号を判別すると(ステップS1,NO)、台紙検知センサ5aからのON信号を判別するまでそのON/OFFの判別を繰り返す。例えば図示しないラベル印字装置等から、台紙9がテーブル21へと供給されると、台紙検知センサ5aは制御部31へON信号を出力する。制御部31は台紙検知センサ5aからのON信号を判別すると(ステップS1,YES)、駆動部32を起動する(ステップS2)。これにより、駆動部32に連結された剥離ローラ3及び運搬ローラ4が回転を始め、運搬ローラ4は台紙9を台紙供給機構20からラベル剥離機構10へと送り、剥離ローラ3は台紙9の先端部からラベル6の剥離を開始する。
次に、制御部31はラベル検知センサ5bの検知信号のON/OFFを判別する(ステップS3)。台紙9の送りに伴って剥離されたラベル6がラベル検知センサ5bの検知位置に到達するまでの間は、ラベル検知センサ5bは制御部31へOFF信号を出力する。制御部31はラベル検知センサ5bからのOFF信号を判別すると(ステップS3,NO)、ラベル検知センサ5bからのON信号を判別するまでその判別を繰り返す。剥離されたラベル6がラベル検知センサ5bの検知位置まで到達すると、ラベル検知センサ5bは制御部31へON信号を出力する。制御部31はラベル検知センサ5bからのON信号を判別すると(ステップS3,YES)、駆動部32を一時的に停止する(ステップS4)。これにより、剥離ローラ3及び運搬ローラ4が停止し、台紙9の送り及びラベル6の剥離が中断する。
続いて、制御部31はラベル検知センサ5bからの検知信号のON/OFFを判別する(ステップS5)。剥離されたラベル6がラベル検知センサ5bの上方に存在するときは、ラベル検知センサ5bは制御部31へON信号を出力する。制御部31はラベル検知センサ5bからのOFF信号を判別すると(ステップS5,NO)、ラベル剥離センサ5bからのOFF信号を判別するまでそのON/OFFの判別を繰り返す。例えば作業者の手により、剥離されたラベル6がラベル検知センサ5bの上方から全て取り去られると、ラベル検知センサ5bは制御部31へOFF信号を出力する。制御部31はラベル検知センサ5bからのOFF信号を判別すると(ステップS5,YES)、再び台紙検知センサ5aからの検知信号のON/OFFを判別する(ステップS1)。制御部31は、剥離装置100の電源が切断されるまで、上述の台紙送り処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態に係る剥離装置100は、剥離ローラ3と剥離ローラ3の周面に沿う湾曲面を有する押さえ部材2と押さえ部材2の湾曲面を剥離ローラ3に向けて付勢する付勢機構1とを備えるラベル剥離機構10を採用する。押さえ部材2は付勢機構1と協働して台紙9のラベル6を有しない領域のみを剥離ローラ3に押接する。剥離ローラ3の送りに伴い、台紙9が送り方向の先端部から順次剥離ローラ3に沿って曲げられ、ラベル6が剥離される。従って、従来の剥離装置では不可能であった台紙の先端部に仮着されたラベルの剥離が可能であり、台紙の先端部に仮着されたラベルを作業者の手で剥離する、あるいは先端部にラベルを有しない特殊な台紙を用意する等の負担が必要ない。
さらに、押さえ部材2はベース部材8と鉤爪部材7とから構成されており、鉤爪部材7の数と配置とを任意に調整することができる。従って、様々なラベル及び台紙の形状や配列に柔軟に対応することができる。また、各鉤爪部材7の形状を同一とせず、台紙9の両側端部に配置される鉤爪部材7を他の鉤爪部材7よりも幅広とすることで、台紙9と剥離ローラ3との間に十分な摩擦力を与えることができる。
また、剥離装置100は、剥離ローラ3と連動する運搬ローラ4を備える台紙供給機構20を採用する。運搬ローラ4の送り速度は剥離ローラ3の送り速度よりも小さく設定されているため、ラベル剥離機構10に供給される台紙9に適当な張力が与えられ、台紙9の歪みを防止することができる。
さらに、剥離装置100は、剥離ローラ3と運搬ローラ4とを駆動する駆動部32と、剥離されたラベル6及び供給された台紙9の有無に基づいて駆動部32の運転と停止を制御する制御部31と、を備える運転制御ユニット30を採用する。これにより、ラベル6を円滑かつ無駄なく剥離することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載した範囲で種々の変形をしたものも、本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、実施形態では付勢機構1により押さえ部材2を剥離ローラ3に向けて付勢して台紙9を剥離ローラ3へ圧接し、剥離ローラ3と台紙9との間に生じる摩擦力により台紙9を送るが、例えば押さえ部材2を剥離ローラ3の周面に沿うように固定し、剥離ローラ3の周面に形成されたスプロケットと台紙9に形成されたスプロケット穴とを係合して台紙9を送ることにより、付勢機構1を省略してもよい。
また、実施形態では押さえ部材2はベース部材8と鉤爪部材7とから構成されていたが、押さえ部材2は剥離ローラ3の周面に沿う湾曲面を有し、台紙9のラベル6を有しない領域に当接するものであればよく、必ずしも鉤爪部材を備える必要はない。
さらに、実施形態では付勢機構1によりベース部材8を介して鉤爪部材7を剥離ローラ3へ付勢したが、ベース部材8を固定して、ベース部材8と個々の鉤爪部材7との間に付勢機構を構成してもよい。そのために、例えば、ベース部材8と個々の鉤爪部材7とをばね等の弾性体を介して連結するか、または鉤爪部材7の平坦部7bを波状のばね弾性体に形成してもよい。
そして、実施形態では運搬ローラ4と剥離ローラ3とはギア3b及び4bを介して連結されていたが、チェーン又はタイミングベルト等により連結されていてもよい。また、実施形態では運搬ローラ4と剥離ローラ3とは連結されて単一の駆動部32によって連動するが、連結をせずにそれぞれ独立した駆動部を設けてもよい。
また、実施形態では台紙供給機構20はテーブル21と運搬ローラ4とから構成されていたが、例えば台紙9の自重を利用して台紙9をラベル剥離機構10へ案内するものであってもよい。
さらに、台紙供給機構20は必ずしも必要ではない。望ましくは、ラベル剥離機構10はラベル6に印字する印字装置に連結され、あるいは印字装置と一体の剥離装置を構成し、印字工程を経た台紙9が直接にラベル剥離機構10へと案内されてもよい。また、ラベル剥離機構10は、ラベル6を製品等に貼付する貼付装置等と組み合わせてもよい。
実施形態に係る剥離装置100はラベル剥離装置であって、被剥離体がラベルであり、被剥離体を仮着するためのシートが台紙であったが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、剥離シート等に仮着された所謂シール類のほか、例えば、ドクターブレードやスピンコータ等により金属シートや樹脂シート等に成膜された薄膜の剥離にも応用することができる。
その他、各構成要素の材質、形状、配置、数量なども適宜変更可能であることは言うまでもない。
本発明によれば、種々の製造工程で実施されるラベル剥離作業を効率化することができる。また、本発明はラベル剥離装置としてのみでなく、その剥離機構を例えばラベル印字装置、ラベル貼付装置、その他装置類と組み合わせて利用することができる。さらに本発明は、ラベルの剥離に限らず、例えばドクターブレードやスピンコータ等により成膜した薄膜を剥離するための装置及び方法にも、容易に応用することができる。
1 付勢機構
2 押さえ部材
3 剥離ローラ
3a 回転軸
3b ギア
4 運搬ローラ
4a 回転軸
4b ギア
5a 台紙検知センサ
5b ラベル検知センサ
6 ラベル
7 鉤爪部材
7a ボルト通し孔
7b 平坦部
7c 湾曲部
8 ベース部材
8a ボルト通し孔
9 台紙
10 ラベル剥離機構
20 台紙供給機構
21 テーブル
30 運転制御ユニット
31 制御部
32 駆動部
100 剥離装置
2 押さえ部材
3 剥離ローラ
3a 回転軸
3b ギア
4 運搬ローラ
4a 回転軸
4b ギア
5a 台紙検知センサ
5b ラベル検知センサ
6 ラベル
7 鉤爪部材
7a ボルト通し孔
7b 平坦部
7c 湾曲部
8 ベース部材
8a ボルト通し孔
9 台紙
10 ラベル剥離機構
20 台紙供給機構
21 テーブル
30 運転制御ユニット
31 制御部
32 駆動部
100 剥離装置
Claims (9)
- シートの一面に仮着された被剥離体を該シートから剥離する剥離装置であって、
前記シートの他面に当接し、前記シートに送りを与える剥離ローラと、
前記剥離ローラの周面の一部に沿う湾曲面を有し、前記シートの前記一面のうち剥離されるべき前記被剥離体を有しない領域に当接し、前記シートを前記剥離ローラの周面の一部に沿うように案内して屈曲させる押さえ部材と、
を備えることを特徴とする剥離装置。 - 前記押さえ部材を前記剥離ローラに向けて付勢して前記シートを前記剥離ローラに圧接する付勢機構を更に備え、前記剥離ローラは摩擦力により前記シートに送りを与えることを特徴とする請求項1に記載の剥離装置。
- 前記押さえ部材は、前記剥離ローラの周面の一部に沿う湾曲面を有する少なくとも一つ以上の鉤爪部材を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の剥離装置。
- 前記押さえ部材は、少なくとも一つ以上の前記鉤爪部材を着脱可能に固定するベース部材を備えることを特徴とする請求項3に記載の剥離装置。
- 前記ベース部材は、前記鉤爪部材を前記剥離ローラの回転軸と平行な方向における任意の位置に固定することを特徴とすること特徴とする請求項4に記載の剥離装置。
- 少なくとも三つ以上の前記鉤爪部材を備え、少なくとも前記シートの両側端部に配置された前記鉤爪部材は、他の前記鉤爪部材よりも該シートとの接触面の幅が広く該シートに与える圧力が大きいことを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の剥離装置。
- 前記剥離ローラと連動して前記シートを前記剥離ローラへ供給する運搬ローラを更に備え、前記運搬ローラの送り速度は前記剥離ローラの送り速度よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の剥離装置。
- 前記剥離ローラを駆動する駆動部と、
剥離された前記被剥離体の有無を検知して検知信号を出力するセンサと、
前記センサからの検知信号に基づいて前記駆動部の運転と停止とを制御する制御部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の剥離装置。 - シートの一面に仮着された被剥離体を該シートから剥離する剥離方法であって、
前記シートの他面とローラの周面とを当接させ、前記シートの前記一面のうち剥離されるべき被剥離体を有しない領域を前記ローラに向けて付勢しながら、前記ローラを回転させて前記シートに送りを与え、前記シートを前記ローラの周面の一部に沿うように屈曲させて前記被剥離体を前記シートから剥離することを特徴とする剥離方法。
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2010202239A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101408442B1 (ko) | 2013-04-02 | 2014-06-17 | 정선연 | 합성수지 박피용 재생장치 |
CN112208882A (zh) * | 2019-07-11 | 2021-01-12 | 精工爱普生株式会社 | 标签打印机 |
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2009
- 2009-03-02 JP JP2009048601A patent/JP2010202239A/ja active Pending
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JP2021014277A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | セイコーエプソン株式会社 | ラベルプリンター |
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