JP2010201040A - シートヒータ温度調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のシートに着座した乗員が前方に視線を向けたまま直感的な操作方法によってシートヒータの温度を調節することができるシートヒータ温度調節装置を提供する。
【解決手段】ヒータ部72、74を備える車両用シート8の温度を調節するシートヒータ温度調節装置1は、車両のシート8の表面に配設された操作面2に対する乗員9の掌92の接触、摺動をセンサ3によって検出して検出信号Dを発生する検出手段と、検出信号Dの継続時間及び繰返し間隔を計測する計時手段と、該繰返し間隔に対する該継続時間の比率により掌92の特定の動作を判定してシートヒータの温度変更を指示する判定手段と、を備える。各手段は、コントローラ4を中心とする制御部12によって構成される。掌92の特定の動作は、人が温熱を感じたときの自然な動作に擬するものとすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用のシートヒータ温度調節装置に関し、詳しくは、着座した乗員の掌の動作による指示を検出することによってシートヒータの温度を調節するシートヒータ温度調節装置に関する。
自動車のシートには、座面部や背もたれ部にヒータを内蔵して、着座した乗員を暖めるシートヒータを備えるものがある。この車両用シートヒータは、電熱線や面状発熱体等を備えたヒータユニットを、シートの表面材とパッドとの間に装着して構成される。一般に、シートヒータのオン、オフや温度はスイッチ等によって操作され、サーモスタットを使用したり、発熱体への供給電力を切り替えることによって制御されている。
従来、発熱体に自己温度制御性を有するPTC抵抗体を使用し、発熱体への通電を制御することによって発熱温度をほぼ一定に維持するカーシートヒータが知られている(特許文献1を参照)。しかしながら、この従来例においては、着座した乗員の温熱感に対応することは考慮されていない。
また、着座した乗員に一定の温熱感を与えるために、シートに圧力センサと複数のヒータ部を設け、シートと乗員との密着度に応じて各ヒータ部の発熱量を変更する車両用シート装置が開示されている(特許文献2を参照)。これによれば、スイッチの操作によってヒータ部の温度設定ができ、乗員とシートとの密着度によりシート表面へ供給される熱量が変更されるため、乗員の着座姿勢にかかわらず一定の温熱感を乗員に与えることが可能になっている。
特開平6−176857号公報 特開2008−220399号公報
車両のシートヒータから受ける温熱感は乗員ごとに異なるばかりでなく、着衣や車室内温度の変化等によっても異なる。このため、車両が走行中の場合も、着座している乗員がシートヒータの温度を容易に変更できるようにすることが求められる。従来、シートヒータの温度調節が可能とされていても、乗員が温度を変更するときには、シートや車両の操作パネルに設けられたスイッチ等を操作する必要があった。
しかし、シートや操作パネルには、シートヒータの他、電動シート、空気調節装置、ナビゲーションシステムなど各種車載機器・装置を操作調整するためのスイッチ等(摘み、操作ボタン、操作レバー等)が多数配設されている。車載装置のデザイン面からみれば、スイッチ等はそれぞれ人が操作し易いようにするため小さくすることができず、多数のスイッチ等を配列することは困難になっている。
また、乗員にとっても、車両の走行中にシートヒータの温度を変更しようとすると、その操作スイッチの位置や目盛を確認しなければ困難であるという問題がある。運転者の場合には、視線を走行方向からそらしてスイッチ等を視認しなければならないとすると脇見運転につながることとなる。
しかも、スイッチ等による操作方法は、乗員にその装置の動作をイメージさせるものでない場合が多い。車載装置の操作方法は、例えば、シートの操作レバーを前方にスライドさせるとシートが前方に移動するような、スイッチ操作による装置の動作を乗員が直感的にイメージできるものであることが望ましい。しかし、一般に温度調節用のスイッチとしてプッシュボタンや回転式の摘み等が用いられているため、操作とそれによる装置の動作とが乗員のイメージの上で結び付かず、このため乗員は意図した操作を直感的に行うことができないというという問題がある。
本発明は、以上の問題に鑑み、着座した乗員が直感的に行うことができる操作により、前方に視線を向けたままシートヒータの温度を調節可能なシートヒータ温度調節装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.車両のシートに備えられるシートヒータの温度を調節するシートヒータ温度調節装置であって、該シートの表面に配設された操作面に対する乗員の掌の接触及び/又は該掌の摺動を検出して検出信号を発生する検出手段と、該検出信号の継続時間及び繰返し間隔を計測する計時手段と、該繰返し間隔に対する該継続時間の比率により該掌の特定の動作を判定し、該判定に基づき該温度の変更を指示する判定手段と、を備えることを特徴とするシートヒータ温度調節装置。
2.前記判定手段は、前記継続時間及び前記繰返し間隔が所定の範囲であるとき前記判定を行う前記1.記載のシートヒータ温度調節装置。
3.前記判定手段は、前記検出信号の繰返し回数を検出し、該繰返し回数に対応して前記温度の変更を指示する前記1.又は2.に記載のシートヒータ温度調節装置。
4.前記判定手段は、前記検出信号が所定回数繰り返された後、又は所定時間継続した後に、前記計時手段によって計測される前記継続時間及び前記繰返し間隔により前記特定の動作を判定する前記1.乃至3.のいずれかに記載のシートヒータ温度調節装置。
5.前記検出手段は、前記操作面又はその直下にタッチセンサ又は近接センサを備える前記1.乃至4.のいずれかに記載のシートヒータ温度調節装置。
6.前記タッチセンサ又は近接センサは、光電センサ又は赤外線センサである前記5.記載のシートヒータ温度調節装置。
7.前記タッチセンサ又は近接センサは静電容量センサである前記5.記載のシートヒータ温度調節装置。
8.前記掌の接触及び/又は該掌の摺動を検出するための検出用電極を備え、該検出用電極は、前記操作面として形成され又は該操作面の直下に配設されている導電性織布である前記7.記載のシートヒータ温度調節装置。
本発明のシートヒータ温度調節装置によれば、車両のシートの表面に配設された操作面に対する乗員の掌の接触及び/又は該掌の摺動を検出して検出信号を発生する検出手段と、該検出信号の継続時間及び繰返し間隔を計測する計時手段と、該繰返し間隔に対する該継続時間の比率により該掌の特定の動作を判定し、該判定に基づき該温度の変更を指示する判定手段と、を備えるため、乗員が掌で操作面に触れたり摩る動作を検出し、その動作が繰返される時間的特徴から掌の特定の動作を判定することにより、シートヒータの温度を上げ下げすることができる。前記特定の動作は、人の温熱感に対応した自然な動作とすることができる。このため、乗員は走行方向に視線を向けたまま、直感的に想起できる動作によってシートヒータの温度調節をすることが可能となる。また、シートヒータの温度調節のためのスイッチ等を備える必要がなくなり、デザインの自由度を高めることができる。
前記判定手段は、前記継続時間及び前記繰返し間隔が所定の範囲であるとき前記判定を行えば、ノイズや偶発的な信号を取り除くことができ、乗員の意図的な温度調節のための動作のみを検出して、確実にシートヒータの温度を調整することができる。
また、前記判定手段は、前記検出信号の繰返し回数を検出し、該繰返し回数に対応して前記温度の変更を指示すれば、乗員の温熱感の程度に応じてシートヒータの温度を上げ下げすることができる。
また、前記判定手段は、前記検出信号が所定回数繰り返された後、又は所定時間継続した後に、前記計時手段によって計測される前記継続時間及び前記繰返し間隔により前記特定の動作を判定すれば、偶発的な信号や乗員による不規則な動作の影響を取り除くことができ、乗員の意図的な掌の特定の動作を確実に検出して温度を調整することができる。
前記検出手段は、前記操作面又はその直下にタッチセンサ又は近接センサを備えれば、シート表面の操作面に触れてされる乗員の掌の動作を確実に検出でき、乗員は着座姿勢を保ったまま温度調整を指示することができる。
前記タッチセンサ又は近接センサは、光電センサ又は赤外線センサであれば、掌の動作による受光量の変化を簡易な構成により検出することができ、周囲の機器の動作に影響を及ぼす高周波電磁界を放射することがない。
また、前記タッチセンサ又は近接センサは静電容量センサであれば、シート表面の操作面又はその直下に容易に配設することができ、簡易な構成により掌の動作を安定に検出することが可能となる。
さらに、前記掌の接触及び/又は該掌の摺動を検出するための検出用電極を備え、該検出用電極は、前記操作面として形成され又は操作面の直下に配設されている導電性織布であれば、デザインの自由度が増し、可撓性に優れ、シートの外装の一部として一体に形成することも可能となる。
シートヒータが備えられた車両用シートの模式図である。 本発明のシートヒータ温度調節装置を中心としてシートヒータの全体構成を示す図である。 シートヒータ温度調節装置のセンサ部を模式的に示す側面図及び断面図である。 光電センサを用いて掌の動作を検出する例を説明する模式図である。 静電容量センサを用いて掌の動作を検出する例を説明する模式図である。 静電容量センサの検出用電極に導電性織布を用いる例を説明する模式図である。 操作面に対してされる乗員の掌の動作を説明するための模式図である。 乗員の掌の動作の検出信号を示す図である。 特定の動作の一つ(動作1)がされた場合のシートヒータ温度調節装置の動作を示すタイミングチャートである。 特定の動作の別の一つ(動作2)がされた場合のシートヒータ温度調節装置の動作を示すタイミングチャートである。 特定の動作の他の例(動作3)がされた場合のシートヒータ温度調節装置の動作を示すタイミングチャートである。 シートヒータ温度調節装置の制御例を示すフローチャートである。
本発明は、車両のシートヒータの温度を、乗員が着座姿勢を崩したり前方から視線をそらすことなく、直感的な操作方法によって調節できるようにすることを目的としている。このためには、シートヒータの温度を調節するための操作を、乗員の自然な動作によってできるものとする必要がある。例えば、人が寒く感じるときに自然にする動作として、両掌を合わせて摩る動作が観察される。また、触る物体が熱い場合には、掌又はその指で触れて直ぐに離す動作が観察される。このような人の自然な動作を、本発明の制御対象であるシートヒータの温度調節の指示操作と対応付けることにより、乗員が直感的に想起できて、分かり易い操作が可能になる。
本書において、掌の「摺動」とは、シート表面に配設された操作面を掌又はその指の部分によって摩る動作をいう。また、掌の「接触」とは、操作面を掌又はその指の部分で触る動作をいう。
本発明のシートヒータ温度調節装置は、乗員の掌の接触及び/又は掌の摺動が、繰り返し又は継続してされたとき、その動作を検出した信号の時間的変化の特徴から、掌による1又は2以上の特定の動作を判定して、その判定に応じてシートヒータの温度の変更を指示するように構成される。例えば、一つの特定の動作として、掌により操作面を繰り返し摺動する動作が検出された場合には、人が寒く感じるときの前記両掌を合わせて摩る動作に擬して、シートヒータの温度を上げるように制御することができる。また、別の特定の動作として、掌を操作面に繰り返し短い時間接触する動作が検出された場合には、前記の掌又はその指で熱い物体に触れたときに直ぐに離す動作に擬して、シートヒータの温度を下げるように制御することができる。
(シートヒータ温度調節装置の構成)
図1に示すように、車両のシート8は、シートクッション82とシートバック84から構成され、シートの表面材とパッドとの間に発熱体を備えたヒータ部が配設されて、シート表面材を温めるようにされている。図1では、シートクッション82に座面のヒータ部72が装着され、シートバック84に背面のヒータ部74が装着される例を表すが、ヒータ部の数、構成、配置等は問わない。
本発明のシートヒータ温度調節装置1は、図2に示すように、操作面2、センサ3及び制御部12を備える。制御部12は、信号処理部38、コントローラ4、記憶部5、報知部6及び電力供給部7を備える。電力供給部7には、ヒータ部(72、74)が接続されている。各部には、車両のバッテリから給電を受ける電源(図示せず)によって、必要な電力が供給される。
前記操作面2、センサ3、及び信号処理部38の一部は、検出手段を構成する。前記コントローラ4の一部は計時手段を構成する。また、前記信号処理部38の一部、コントローラ4及び記憶部5は判定手段を構成する。
操作面2は、シート8の表面の一部に設けられ、乗員9の掌92の接触等を検出する領域である。操作面2は乗員が着座姿勢を崩さず自然に手を伸ばせる範囲に設けられればよく、例えば、シートクッション82の側面に配設することができる。操作面2は、センサ3自体の表面によって構成されていてもよい。
センサ3は、操作面2に対してされた乗員の掌92の動きによって変化する物理量(光量、電界、静電容量等)を検出して電気信号に変換するものであり、掌92の動きに応じて時間的に変化する電気信号を取り出せる限り、種類や方式等を問わない。
信号処理部38は、センサ3で検出された信号に対して増幅、濾波、ノイズ除去、2値化等の処理を行うことにより検出信号Dを生成し、検出信号Dをコントローラ4に出力する。
制御部12は電子制御ユニット(ECU)であり、コントローラ4によって制御される。コントローラ4の制御処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適には、CPU、メモリ(ROM、RAM等)、タイマ又はカウンタ、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。コントローラ4として、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能な論理回路、ゲートアレーその他の論理回路が用いられて構成されてもよい。
コントローラ4が備えるカウンタ又はソフトウェアによって、前記検出信号Dのオン、オフの時間的な変化(継続時間、繰り返し間隔等)を計測する計時手段が構成される。
記憶部5には、掌92の特定の動作を判定するためにあらかじめ定められた値(継続時間、繰り返し間隔、繰返し間隔に対する該継続時間の比率等)が格納されている。記憶部5は、コントローラ4に備えられているメモリ(ROM等)であってもよい。コントローラ4は、前記計時手段によって計測された検出信号Dの継続時間、繰り返し間隔等を、記憶部5に記憶されている所定の値と比較することによって、掌92の特定の動作を判定するように構成される。
また、コントローラ4は電力供給部7に接続されており、前記判定の結果に応じて、シートヒータの温度の変更を電力供給部7に指示するように構成される。温度変更の指示方法は特に限定されない。例えば、指示信号やソフトウェア手段によって温度変更が指示されてもよいし、電力供給部7が備える回路を直接に制御してヒータ部の発熱量を変更するように構成されてもよい。
なお、別途に設けられたシートヒータの入切スイッチ、温度設定スイッチ等からの信号が制御部12に入力されてもよい。コントローラ4は、これら別途のスイッチ等による指示と前記判定の結果とを併せて、ヒータのオン・オフや温度変更を指示するように構成することができる。
電力供給部7は、ヒータ部72、74等が備える発熱体に電力を供給する回路であり、コントローラ4からの温度変更の指示によって発熱体の発熱量を増減させることが可能であるように構成される。発熱量の増減は、発熱体への供給電流の増減、通電時間の長短など、発熱体の種類・特性に応じた方法によって制御することができる。これによってヒータ部の発熱量が変更され、シート表面部の温度を変更させることができる。
報知部6は、スピーカ、鳴音器、表示器(発光ダイオード等)などを適宜に備えることができる。報知部6及びコントローラ4により、報知手段が構成される。報知手段により、掌の動作の検知状態や温度変更等を、音声や音響、光信号等によって乗員に知らせることができる。
図3は、シートクッション82の側面に操作面2を設け、操作面2の直下にセンサ3を配した例を示す。検出手段は、操作面2を中心とする一定の範囲(例えば、操作面2の中心から3〜10cm程度の範囲)のシート表面上の掌の動きを検知するように構成される。このため、前記範囲の掌92の動きに応じた信号が得られる限り、センサ3は、操作面2のうちの一点を中心として掌の動きを感知できるものであってもよいし、操作面2上の掌の位置を感知するように配列されたセンサ、又はタッチパネルであってもよい。使用するセンサの種類により、操作面2及びセンサ3の形状、サイズ、配置等は適宜にすることができる。
センサ3として、掌92の操作面2への接触を検出するタッチセンサや、操作面2の直下に配設され、掌92の近接を検出する近接センサを用いることができる。タッチセンサ又は近接センサとして、例えば、フィルム状の感圧センサ、光電センサ、赤外線センサ、静電容量センサ等を使用することができる。
センサ3の例として、図4に示すような発光素子32と受光素子33を備えた反射型光電センサを挙げることができる。例えば、発光素子32として赤外領域の光を放出する発光ダイオードを用いることができ、受光素子33には赤外領域の光を受光するフォトトランジスタ等を用いることができる。発光素子32から出射された赤外光が掌92によって反射され、反射光が受光素子33によって受光される。受光量は掌92の位置によって変化するため、受光量の変化によって掌92の動きを検出することができる。受光素子、又は発光素子と受光素子を、複数配列してセンサ3が構成されてもよい。
センサ3として、赤外線センサを備えてもよい。赤外線センサは、前記のような発光素子を使用することなく、掌92から放射される赤外線を光検出素子により受光するものであり、その受光量の変化によって掌92の動きを検出することができる。光検出素子としては、例えば、サーモパイル、ボロメータ、フォトダイオード等を挙げることができる。
また、図5に示すように、センサ3として静電容量センサを用いることができる。静電容量センサは検出用電極34を備え、乗員9によって生じる静電容量94を感知する。静電容量の値は、検出用電極34と掌92との対向面積及び距離に応じて変化するため、掌92の動作が静電容量の変化として検出される。
さらに、図6に示すように、静電容量センサの検出用電極35を、操作面2として形成され又は操作面2の直下に配設されている導電性織布とすることができる。導電性織布とは、ステンレス線やカーボン繊維、メッキ繊維等の導電性繊維を適宜に織り込んだ布をいう。導電性織布として、例えば、2〜3mm程度の間隔でステンレス線等の導電性繊維を織り込んだ織布を使用すれば、耐久性、経済性に優れた検出用電極35を実現することができる。また、検出用電極35を任意の形状、寸法とすることができ、シート8(82)の他の部分を構成する表面材と一体に形成することが可能となる。
(シートヒータ温度調節装置の動作及び制御)
前記のとおり、本シートヒータ温度調節装置1は、乗員が温度調整を意図して行う特定の動作を判定する。その一つの特定の動作は、乗員が掌により操作面を繰り返し摩る動作(以下、「動作1」という。)とすることができる。また、別の特定の動作は、乗員が掌により操作面を繰り返しタッチする動作(以下、「動作2」という。)とすることができる。さらに、乗員が掌を操作面に宛がって静止させる動作(以下、「動作3」という。)を特定の動作の一つとすることもできる。
図7は、シートクッション82の側面部に操作面2が設けられ、その操作面2上において乗員の掌92が動かされる状態を説明する図である。前記動作1は、図7(a)に示すように、操作面2を中心として、掌92aによって反復して摩るような動作である。動作方向(同図イ)は、操作面2とほぼ平行な面内でいずれの方向でもよい。また、前記動作2は、図7(b)に示すように、操作面2を掌(指)92bによって反復して触れるような動作であり、掌92bは操作面2とほぼ垂直方向に動くこととなる(同図ロ)。
まず、操作面2に対して乗員が掌92を反復して接触又は摺動させると、検出手段により、掌92の動きに応じて図8に示すような検出信号Dが生成される。検出信号Dは、掌92が操作面2に接触又は摺動されている状態でonとなる信号である。検出信号Dがonである期間(継続時間Tb)、及び検出信号Dがonとなる間隔(繰返し間隔Ta)は、計時手段によって計測される。ただし、繰返し間隔Taの計測においては、検出信号Dがon状態を継続して繰返しがない場合も含む。
次に、判定手段により、検出信号Dの変化が、乗員が温度調節を意図して行った前記特定の動作に対応するか否かが判断される。乗員が操作面2に対して掌を繰返し摺動等させると、一連の検出信号Dは、図9(a)に示すようにon、offを繰り返すように変化する。グラフの横軸は時間である。人間の動作が繰り返される速さは一様ではないため、検出信号D(D、D、D、・・・)の継続時間(Tb、Tb、Tb、・・・)、及び繰返し間隔(Ta、Ta、Ta、・・・)は、反復されるごとに異なることとなる。
乗員が掌92を操作面2上で繰返し摺動させた場合と、操作面2上に掌92を短時間接触させる動作を繰り返した場合とでは、検出信号Dの繰返し間隔Taに対する継続時間Tbの比率(Tb/Ta)は、前者の方が大きい。したがって、判定手段は、一連の検出信号D(D、D、D、・・・)について、前記比率があらかじめ定められた値以上であるときは、前記動作1がされたものと判定することができる。すなわち、図9(a)に示す例において、前記比率(Tb/Ta、Tb/Ta、Tb/Ta、・・・)が、所定の値(例えば0.5)以上であれば、動作1がされたものと判定する。そして、判定手段は、シートヒータの温度を上げるように指示する。図9(b)の温度指示Cは、シートヒータの温度を1段階ずつ高くするように指示する例を表す。この指示に従って、電力供給部7はヒータ部の発熱体の発熱量を増すように制御される。
一方、一連の検出信号D(D、D、D、・・・)について、前記比率が所定の値よりも小さいときは、前記動作2がされたものと判定することができる。判定手段は、図10(a)に示すように、前記比率(Tb/Ta、Tb/Ta、Tb/Ta、・・・)が、所定値(例えば0.5)よりも小さければ、動作2がされたものと判定し、同図(b)に示すように、シートヒータの温度を下げるように指示する。これに従って、電力供給部7はヒータ部の発熱体の発熱量を減らすように制御される。
以上のような掌92の動作はいずれも人が行う動作であるため、検出信号Dの変化の速さが一般に人によって行われる動作の速さである場合にのみ、前記特定の動作の判定をするようにすることができる。このため、判定手段は、反復される検出信号Dの継続時間Tb及び繰返し間隔Taが所定の範囲(例えば、Tbは0.2〜1秒、Taは0.1秒以上)である場合に、前記特定の動作の判定をするようにすることができる。これにより、ノイズの他、乗員又は他の要因によって偶然に生じた信号を除くことができ、乗員の意図的な動作のみを判定の対象とすることができる。
シートヒータの温度の変更を指示するアルゴリズムは、種々工夫することができる。例えば、検出信号Dの繰返し回数、すなわち掌92による動作の反復回数に対応して、シートヒータの温度を上げ下げするようにしてもよい。
例えば、図9に示すように前記動作1が行われた場合、検出信号Dによって温度を1段階高くし、さらに検出信号Dによって温度を1段階高くするように指示することができる。また、図10に示すように前記動作2が行われた場合、検出信号Dによって温度を1段階低くし、さらに検出信号Dによって温度を1段階低くするように指示することができる。これにより、乗員の温熱感の程度に応じてシートヒータの温度を上げ下げすることができる。
また、検出直後の不安定な状態を無効とするため、検出信号Dが所定回数検出されるか、又は検出後一定時間が経過するまでは、掌92の動作の判定をしないようにしてもよい。そのためには、検出信号Dが所定回数繰返された後、又は検出信号Dがonとなってから一定時間が経過した後に、あらためて計時手段によって検出信号Dの記継続時間Tb及び繰返し間隔Taを計測し、前記特定の動作を判定するようにすればよい。
例えば、図9及び図10においては、初期の2回の検出信号D,Dは無効として、その後の検出信号D、Dによって特定の動作を判定し、温度の変更を指示する例を示している。これにより、ノイズの他、乗員又は他の要因によって偶然に生じた信号を除くことができ、乗員の意図的な動作のみを判定の対象とすることができる。
この他、乗員がシートヒータを操作するための特定の動作の一つを、前記動作3としてもよい。乗員が掌92を操作面2に宛がって静止させた状態では、センサ3により掌92が検出され続けるため、検出信号Dはonの状態が継続することとなる。そこで、検出信号Dの継続時間Tbが所定の時間を超える場合には、温度の変更等を求める乗員の動作として判定することができる。
例えば、図11に示すように、検出信号Dの継続時間Tbの長さに対応して温度を上げる又は下げるように、時間Tcの経過ごとに温度の変更を指示(C、C)することができる。また、乗員又は他の要因によって偶然に生じた信号の影響を除くため、検出信号Dがonとなってから一定の時間(Tm)on状態が継続するまでは判定をしないようにすることができる。
図12は、前記動作1及び前記動作2を特定の動作として判定し、シートヒータの温度の変更を指示する場合(図9及び図10参照)の、制御の概略を示すフローチャートである。主たる制御は判定手段によって実行される。
シートヒータ温度調節装置1は、初期状態(S0)から、検出手段によって検出信号Dが出力されるまで待機する(S10)。
検出信号Dがonとなった後、その時間的変化をみるため、計時手段により継続時間Tb及び繰返し間隔Taを計測する(S20)。そして、判定手段は、計測された継続時間Tb及び繰返し間隔Taを記憶部5に格納されているあらかじめ定められた値と比較することにより、所定の範囲内であるかどうかを判断する(S25)。計測された継続時間Tb及び繰返し間隔Taが所定の範囲内でない場合には、ノイズ等意図しない信号であると判断してステップS0へ戻る。
ステップS25において、継続時間Tb及び繰返し間隔Taが所定の範囲内であった場合には、乗員が意図した動作である可能性があるため、検出信号Dが所定回数(例えば2回)繰り返して生起したことを確認する(S30)。
ステップS30において、継続時間Tb及び繰返し間隔Taが所定の範囲内である検出信号Dが所定回数生起したことを確認した場合には、特定の動作のいずれであるかを判定するため、検出手段によってあらためて継続時間Tb及び繰返し間隔Taを計測する(S40)。前記同様に、判定手段は、計測値が所定の範囲内であるかどうかを確認する(S45)。計測値が所定の範囲から外れた場合には、乗員の意図が中断されたものとして初期状態(S0)に戻る。
ステップS45において、継続時間Tb及び繰返し間隔Taが所定の範囲内であった場合には、判定手段は繰返し間隔Taに対する継続時間Tbの比率を求め、その比率を記憶部5に格納されているあらかじめ定められた値と比較する(S50)。これにより、所定値以上であれば前記動作1と判定し、前記比率が所定値より小さい場合には前記動作2と判定することができる。
ステップS50において動作1と判定した場合は、判定手段はシートヒータの温度を1段上昇させるように指示する(S55)。ヒータ部への供給電力を直接に制御可能な構成であれば、ヒータ部の発熱量を増やすように制御することができる。
また、ステップS50において動作2と判定した場合は、シートヒータの温度を1段下げるように指示する(S65)。ヒータ部への供給電力を直接に制御可能な構成であれば、ヒータ部の発熱量を減らすように制御することができる。
前記温度の変更は、報知手段によって、乗員に知らせることができる(S70)。さらに、前記ステップ(S40〜S70)を繰り返すことによって、乗員の掌の動作の繰返し回数に対応して温度を上下させるように指示することができる。
1;シートヒータ温度調節装置、12;制御部、2;操作面、3;センサ、34、35;検出用電極、38;信号処理部、4;コントローラ、5;記憶部、6;報知部、7;電力供給部、72、74;ヒータ部、8;シート、82;シートクッション、84;シートバック、9;乗員、92、92a、92b;掌、D;検出信号、Ta;繰返し間隔、Tb;継続時間。

Claims (8)

  1. 車両のシートに備えられるシートヒータの温度を調節するシートヒータ温度調節装置であって、
    該シートの表面に配設された操作面に対する乗員の掌の接触及び/又は該掌の摺動を検出して検出信号を発生する検出手段と、
    該検出信号の継続時間及び繰返し間隔を計測する計時手段と、
    該繰返し間隔に対する該継続時間の比率により該掌の特定の動作を判定し、該判定に基づき該温度の変更を指示する判定手段と、
    を備えることを特徴とするシートヒータ温度調節装置。
  2. 前記判定手段は、前記継続時間及び前記繰返し間隔が所定の範囲であるとき前記判定を行う請求項1記載のシートヒータ温度調節装置。
  3. 前記判定手段は、前記検出信号の繰返し回数を検出し、該繰返し回数に対応して前記温度の変更を指示する請求項1又は2に記載のシートヒータ温度調節装置。
  4. 前記判定手段は、前記検出信号が所定回数繰り返された後、又は所定時間継続した後に、前記計時手段によって計測される前記継続時間及び前記繰返し間隔により前記特定の動作を判定する請求項1乃至3のいずれかに記載のシートヒータ温度調節装置。
  5. 前記検出手段は、前記操作面又はその直下にタッチセンサ又は近接センサを備える請求項1乃至4のいずれかに記載のシートヒータ温度調節装置。
  6. 前記タッチセンサ又は近接センサは、光電センサ又は赤外線センサである請求項5記載のシートヒータ温度調節装置。
  7. 前記タッチセンサ又は近接センサは静電容量センサである請求項5記載のシートヒータ温度調節装置。
  8. 前記掌の接触及び/又は該掌の摺動を検出するための検出用電極を備え、該検出用電極は、前記操作面として形成され又は該操作面の直下に配設されている導電性織布である請求項7記載のシートヒータ温度調節装置。
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