JP2005028964A - 車両用座席の操作対象報知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作制御装置11は車両用シートのシートクッション16aを前後方向、上下方向に作動する第1モータM1及び第2モータM2を備える。操作制御装置11は第1モータM1,第2モータM2の作動を制御するスイッチSWa〜SWdと、スイッチSWa〜SWdと対応して設けられた報知用のタッチセンサ21a〜21dを備える。操作制御装置11はタッチセンサ21a〜21dのオン操作に基づいて、タッチセンサ21a〜21dと対応付けされたスイッチSWa〜SWdの操作対象であるシートクッション16aを、第1モータM1及び第2モータM2を駆動することにより機械的動作させて報知する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用座席の操作対象報知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両用座席では、いわゆる電動パワーシートが提案されている。この電動パワーシートを操作する装置としては、特許文献1(以下、公知技術1という)に記載のものが提案されている。この公知技術1では、シートクッションの前後位置調整や、上下位置調整ができるようになっており、シートクッションの前後位置調整ボタンや、上下位置調整ボタンは、シートクッションの側面に配置されている。そして、前記各調整ボタンにタッチセンサが設けられ、ヘッドアップディスプレイには各調整ボタンに指が触れている場合に、前記タッチセンサの検出により、前記調整ボタンのレイアウト画が表示されるとともに、触れられたタッチセンサに対応するレイアウト上の調整ボタンが強調表示されるようになっている。
【0003】
ヘッドアップディスプレイのこの強調表示により、触れている調整ボタンを確認した後、ドライバーがその調整ボタンを押圧すると、前記表示の中で、調整ボタンによってシートクッションが作動する方向を示すマークが強調表示されて操作状態を示すようにされている。このように、公知技術1によれば、例えば、シートクッションの側面にあるように見にくい場所にある電動パワーシートの各調整ボタンを見ることなく、指に触れたいずれかの調整ボタンが何を調整するものかが、ヘッドアップディスプレイを見ることによって確認できるようになっている。なお、下記特許文献2、及び特許文献3を、明細書の中では、公知技術2、公知技術3という。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−77679号公報(段落番号「0041」−「0043」、図12)
【特許文献2】
実開閉5−55427号公報
【特許文献3】
特開平8−111134号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、例えば、運転走行中においても、電動パワーシートを調整した場合には、ヘッドアップディスプレイを見ることによってしか、操作したい調整ボタンが確認できないことになる。この場合、ドライバーは運転走行中にヘッドアップディスプレイを見ることになって車両の走行路から視線が外れるため、好ましくない。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ディスプレイ装置を見ることなく、操作者が触れた操作手段の特定の部位が座席のどの部位を調整するのかを、直接操作者が体感して知ることができる車両用座席の操作対象報知装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、座席と、前記座席の所定部位を所定の調整方向に作動する作動手段と、操作手段に設けられ、前記作動手段の作動を許容する第1スイッチ手段と、前記操作手段に設けられ、前記第1スイッチ手段と対応して設けられた報知用の第2スイッチ手段と、前記第2スイッチ手段のオン操作に基づいて、前記第2スイッチ手段と対応付けされた第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、機械的動作させて報知する報知手段とを備えたことを特徴とする車両用座席の操作対象報知装置を要旨とするものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1において、前記報知手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記第2スイッチ手段のオン操作に基づき前記報知手段を、制御して、前記第2スイッチ手段と対応付けされた前記第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、前記第1スイッチがオン作動したときの作動方向へ所定量作動させることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2において、前記制御手段は、前記第2スイッチ手段のオン操作に基づき前記報知手段を、制御して、前記第2スイッチ手段と対応付けされた第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、所定量作動させた後、復帰作動させることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1において、前記制御手段は、前記報知手段を、制御して、前記第2スイッチ手段と対応付けされた第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、振動させることを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、前記第2スイッチ手段は、操作者が接触したことを感知する接触感知センサであることを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項において、前記第1スイッチ手段は、所定の操作量に基づいてオン作動する機械スイッチであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を自動車における運転席に設けられた車両用運転座席の操作対象報知装置をパワーシート操作制御装置(以下、操作制御装置という)に具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0014】
図1に示すように、操作制御装置11は、複数(本実施形態では4つ)の検出部12と、制御部13とを備えている。
各検出部12は、座席としての車両用シート16(図2参照)の側部に設けられた操作手段としての操作ノブ15に設けられ、制御部13に対して検出信号を送信可能となっている。制御部13は、前記検出信号に基づいて後述する操作作対象を駆動制御する。
【0015】
図2に示すように、本実施形態の車両用シート16は、シートクッション16a、シートバック16b及びヘッドレスト16cから構成され、所定部位(操作対象)としてシートクッション16aのみが設定されている。
【0016】
シートクッション16aは、シートクッション16aの前後ポジションを調整駆動する前後ポジション調整機構100を駆動する第1モータM1と、シートクッション座面の高さを調整する座面調整機構200を駆動する第2モータM2を備えている。これらの調整機構は、第1モータM1及び第2モータM2の正逆転及びモータ駆動量を制御することにより、シートクッション16aの操作者の所望する着座姿勢、つまり、操作者の体形、好み等に応じたシートポジションが、任意に調整、設定可能となっている。
【0017】
すなわち、第1モータM1はシートクッション16aを所定の調整方向である前後方向に作動する作動手段に相当する。又、第2モータM2はシートクッション16aを所定の調整方向である上下方向に作動する作動手段に相当する。
【0018】
操作ノブ15は、図2に示すように、操作者から視認困難な場所(本実施形態では、車両用シート16におけるシートクッション16aの側部)に、備えられている。そのため、操作者は、操作ノブ15に設けられた検出部12の操作を行う場合には、ブラインド操作にて行うことになる。
【0019】
操作ノブ15は、シートクッション16aの側部に対して前後(車両の前後)及び上下方向に移動自在に支持されており、操作が解除された場合には、図示しないバネ機構により中立位置に位置するようにされている。操作ノブ15が下方向に操作されると、機械スイッチとしてのスイッチSWaがオン作動され、操作ノブ15が中立位置に復帰すると、スイッチSWaがオフ作動される。スイッチSWaがオンすると、制御部13に下方向操作信号が出力される。操作ノブ15が上方向に操作されると、機械スイッチとしてのスイッチSWbがオン作動され、操作ノブ15が中立位置に復帰すると、スイッチSWbがオフ作動される。スイッチSWbがオンすると、制御部13に上方向操作信号が出力される。
【0020】
又、操作ノブ15が後方向に操作されると、機械スイッチとしてのスイッチSWcがオン作動され、操作ノブ15が中立位置に復帰すると、スイッチSWcがオフ作動される。スイッチSWcがオンすると、制御部13に後方向操作信号が出力される。操作ノブ15が前方向に操作されると、機械スイッチとしてのスイッチSWdがオン作動され、操作ノブ15が中立位置に復帰すると、スイッチSWdがオフ作動される。スイッチSWdがオンすると、制御部13に前方向操作信号が出力される。
【0021】
スイッチSWa〜SWdは、第1スイッチ手段に相当する。
又、図2,図3(a)に示すように、操作ノブ15は絶縁性合成樹脂にて有蓋四角筒状に形成されるとともに、その開口された底面側がシートクッション16aに対向する構成とされている。又、その内部空間はシートクッション16a内部と連通している。そして、操作ノブ15の側面である4つの面には、板状をなす4つのタッチパネル18a〜18dが、相互に接触しないように操作ノブ15によりそれぞれ区分されて設けられている。すなわち、操作ノブ15は自動車の天井(図示しない)側を向く上面パネル18a、自動車の床面(図示しない)側を向く下面パネル18b、ステアリング(図示しない)側を向く前面パネル18c及び後部座席(図示しない)側を向く後面パネル18dを有する。これらの各面を、以下、操作ノブ15の操作面という。
【0022】
タッチパネル18a〜18dは、公知の静電容量結合式のタッチパネルにて構成されており、タッチする表面には導電性の金属メッキ(本実施形態では、クロムメッキ)が施されている。
【0023】
又、図3(b)に示すように、各タッチパネル18a〜18dの裏面は配線19と接続され、各配線19は前記操作ノブ15の内部空間からシートクッション16a内部にまで配設されている。なお、各配線19は、所定箇所にてコネクタ12aにより一旦集結され、各配線19が相互に絡まったりしないようになっている。なお、図3(b)は、説明上、タッチパネル18a〜18dを省略して示している。そして、図1に示すように、各配線19は、例えばセンターコンソールの内部に別個に設けられた静電容量検出を行うタッチセンサ回路20までそれぞれ配設されている。
【0024】
そして、操作ノブ15の各操作面において、タッチパネル18a〜18d、配線19及びタッチセンサ回路20により、タッチセンサ21a〜21dが各々構成されている。なお、同タッチセンサ21a〜21dは、操作者がタッチパネル18に接触すると、前記タッチセンサ回路20に静電容量が付与されることにより2つの伝送路(図示しない)に生ずる位相遅れを利用して操作者が接触しているか否かを検出するものである。そして、各タッチセンサ回路20の出力端子に前記制御部13の各入力ポートがそれぞれ接続されることにより、制御部13は前記検出信号を入力する。タッチセンサ21a〜21dは接触感知センサに相当する。
【0025】
そして、操作ノブ15の各操作面に設けられたタッチセンサ21a〜21dと、スイッチSWa〜SWdとは、それぞれ対応付けられている。すなわち、操作ノブ15を下方向に操作しようとする場合、タッチセンサ21aは、操作ノブ15の上面に設けられているため、タッチセンサ21aに触れることが必須となる。又、操作ノブ15を上方向に操作しようとする場合、タッチセンサ21bは、操作ノブ15の下面に設けられているため、タッチセンサ21bに触れることが必須となる。操作ノブ15を後方向に操作しようとする場合、タッチセンサ21cは、操作ノブ15の前面に設けられているため、タッチセンサ21cに触れることが必須となる。操作ノブ15を前方向に操作しようとする場合、タッチセンサ21dは、操作ノブ15の後面に設けられているため、タッチセンサ21dに触れることが必須となる。
【0026】
制御手段としての制御部13は、CPU、ROM、及びRAMを備えたECU(電子制御ユニット)として構成されており、第1モータM1及び第2モータM2を駆動制御する駆動装置等を含む。
【0027】
制御部13はスイッチSWa及びスイッチSWbからの下方向操作信号又は上方向操作信号が入力されている間、第2モータM2を正回転又は逆回転して座面調整機構200を駆動し、シートクッション16aの座面の高さを調整する。又、制御部13は、スイッチSWc及びスイッチSWdからの後方向操作信号又は前方向操作信号が入力されている間、第1モータM1を正回転又は逆回転して前後ポジション調整機構100を駆動し、シートクッション16aの前後の位置を調整する。
【0028】
さらに、制御部13は、タッチセンサ21aから検出信号を入力すると、第2モータM2を所定量正回転させた後、同じく所定量分逆回転して座面調整機構200を駆動する。このときの所定量は、操作者がシートクッション座面が低くなるように作動したか否かが分かる量である。この座面調整機構200の駆動により、シートクッション16aの座面の高さは低くなった後、元の位置(低くなる前の位置)に復帰作動する。この場合、所定部位であるシートクッション16aの作動方向は、下方向である。
【0029】
又、制御部13は、タッチセンサ21bから検出信号を入力すると、第2モータM2を所定量逆回転させた後、同じく所定量分正回転して座面調整機構200を駆動する。このときの所定量は、操作者がシートクッション座面が高くなるように作動したか否かが分かる量である。この座面調整機構200の駆動により、シートクッション16aの座面の高さは高くなった後、元の位置(高くなる前の位置)に復帰作動する。この場合、所定部位であるシートクッション16aの作動方向は、上方向である。
【0030】
さらに、制御部13は、タッチセンサ21cから検出信号を入力すると、第1モータM1を所定量正回転させた後、同じく所定量分逆回転して前後ポジション調整機構100を駆動する。このときの所定量は、操作者がシートクッション16aの後方へ移動したか否かが分かる量である。この前後ポジション調整機構100の駆動により、シートクッション16aが後方に移動した後、元の位置(後方に移動する前の位置)に復帰作動する。この場合、所定部位であるシートクッション16aの作動方向は、後方向である。
【0031】
又、制御部13は、タッチセンサ21dから検出信号を入力すると、第1モータM1を所定量逆回転させた後、同じく所定量分正回転して前後ポジション調整機構100を駆動する。このときの所定量は、操作者がシートクッション16aの前方へ移動したか否かが分かる量である。この前後ポジション調整機構100の駆動により、シートクッション16aが前方に移動した後、元の位置(前方に移動する前の位置)に復帰作動する。この場合、所定部位であるシートクッション16aの作動方向は、前方向である。
【0032】
なお、制御部13はスイッチSWa〜SWdの各種操作信号のいずれか1つの信号と、タッチセンサ21a〜21dのいずれかの検出信号が同時に入力された際には、各種操作信号のいずれか1つの信号を優先して、第1モータM1又は第2モータM2を駆動制御する。
【0033】
(第1実施形態の作用)
次に、操作制御装置11の作用について説明する。
さて、車両用シート16の操作者は、シートクッション16aの位置調節を行いたいと思った場合には、操作ノブ15に手をのばし、検出部12のタッチセンサ21a〜21dのいずれかに1つ接触する。すると、接触されたタッチセンサ21a〜21dから制御部13に検出信号が入力される。制御部13は、接触されたタッチセンサ21a〜21dの検出信号に応じて、座面調整機構200の第2モータM2又は前後ポジション調整機構100の第1モータM1を制御駆動する。
【0034】
すなわち、タッチセンサ21aが検出すると、制御部13の制御にて第2モータM2が正逆回転されることにより、座面調整機構200が駆動され、シートクッション16aの座面の高さが低くなった後、元の位置(低くなる前の位置)に復帰作動する。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作ノブ15のタッチセンサ21a側を操作すれば、シートクッション16aの座面が低くなる方向に位置調整されることが体感によって分かる。
【0035】
タッチセンサ21bが検出すると、制御部13の制御にて第2モータM2が逆回転されて正回転されることにより、座面調整機構200が駆動され、シートクッション16aの座面の高さが高くなった後、元の位置(高くなる前の位置)に復帰作動する。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作ノブ15のタッチセンサ21b側を操作すれば、シートクッション16aが高くなる方向に位置調整されることが体感によって分かる。
【0036】
又、タッチセンサ21cが検出すると、制御部13の制御にて第1モータM1が正逆回転されることにより、前後ポジション調整機構100が駆動され、シートクッション16aの前後位置が後方に移動した後、元の位置(後方に移動する前の位置)に復帰作動する。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作ノブ15のタッチセンサ21c側を操作すれば、シートクッション16aが後方向に位置調整されることが体感によって分かる。
【0037】
又、タッチセンサ21dが検出すると、制御部13の制御にて第1モータM1が逆回転した後、正回転されることにより、前後ポジション調整機構100が駆動され、シートクッション16aの前後位置が前方に移動した後、元の位置(前方に移動する前の位置)に復帰作動する。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作ノブ15のタッチセンサ21d側を操作すれば、シートクッション16aが前方向に位置調整されることが体感によって分かる。
【0038】
このようにして、操作者は、操作ノブ15のいずれの操作面を操作すれば、シートクッション16aが所望の方向に位置調整できることが体感によって判別できることになる。この体感によって、希望する操作ノブ15の操作面が判別されると、操作者はその操作面側を押圧操作すれば、その操作面のタッチセンサに対応付けられたスイッチSWa〜SWdのいずれかがオン操作される。この結果、制御部13は、オン操作されて入力されたいずれかの操作信号に基づいて前後ポジション調整機構100又は座面調整機構200を駆動制御する。
【0039】
従って、第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 第1実施形態では、操作制御装置11は、車両用シート16(座席)のシートクッション16a(所定部位)を前後方向、上下方向(所定の調整方向)に作動する第1モータM1(作動手段)及び第2モータM2(作動手段)を備える。又、操作制御装置11は、第1モータM1,第2モータM2の作動を制御するスイッチSWa〜SWd(第1スイッチ手段)と、スイッチSWa〜SWdと対応して設けられた報知用のタッチセンサ21a〜21d(第2スイッチ手段)とを操作ノブ15(操作手段)に備える。そして、操作制御装置11は、タッチセンサ21a〜21dのオン操作に基づいて、タッチセンサ21a〜21dと対応付けされたスイッチSWa〜SWdの操作対象であるシートクッション16aを、機械的動作させて報知する第1モータM1(報知手段)及び第2モータM2(報知手段)とを備えるようにした。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作者が触れた操作手段である操作ノブ15が車両用シート16のどの部位を調整するのかを、直接体感して知ることができる。
【0040】
(2)上記実施形態では、操作制御装置11は、第1モータM1(報知手段)及び第2モータM2(報知手段)を制御する制御部13(制御手段)を備えるようにした。制御部13はタッチセンサ21a〜21dのオン操作に基づき第1モータM1及び第2モータM2を制御して、タッチセンサ21a〜21dと対応付けされたスイッチSWa〜SWdの操作対象であるシートクッション16aをスイッチSWa〜SWdがオン作動したときの作動方向へ所定量作動させるようにした。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作者が触れた操作手段である操作ノブ15が車両用シート16のどの部位を調整するのかを、シートクッション16aが作動方向に動くことにより、直接体感することができる。
【0041】
(3)上記実施形態では、さらに、上記(2)において、制御部13(制御手段)は、第1モータM1(報知手段)及び第2モータM2(報知手段)を、制御して、前記第2スイッチ手段と対応付けされた第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、所定量作動させた後、復帰作動させるようにした。
【0042】
この結果、タッチセンサに触れる前の元の位置でよい場合には、その後、さらに、操作する必要がなくなる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図4〜図6に基づいて説明する。
【0043】
尚、第2実施形態を含む以下の各実施形態においては、既に説明した実施形態の構成と同一構成又は相当する構成については、同一番号を付しその重複説明を省略する。
【0044】
さて、この第2実施形態の操作制御装置11は、図4に示すように、検出部12を新たに2つ備えるとともに、各検出部12に機械スイッチとしての押しボタンスイッチ(以下、単にスイッチSWe,SWfという)を備えた点で第1実施形態の操作制御装置11と相違している。又、第2実施形態における車両用シート16は、スイッチSWe,SWfの操作対象としてシートバック16bを新たに設定し、同シートバック16bに前傾動方向及び後傾動方向に調節し得るリクライニング機構300を備えている。リクライニング機構300は、第3モータM3を正逆転、及び、そのモータ駆動量を制御することにより、シートバック16bの操作者の所望する着座姿勢、つまり、操作者の体形、好み等に応じた背もたれ位置が、任意に調整、設定可能となっている。
【0045】
図5に示すように、シートクッション16aの側面には、第1実施形態の操作ノブ15を第1操作ノブとしたとき、操作ノブ25(第2操作ノブ)が新たに設けられている。操作ノブ25は、操作ノブ15と同様、操作者から視認困難に配置されているため、操作者はブラインド状態で操作ノブ25に接触することとなる。操作ノブ25は、操作手段に相当する。
【0046】
又、操作ノブ25は、図6に示すように、合成樹脂製のボックス状をなし、その大部分は、シートクッション16a内部に埋められるようにして配置されている。そして、操作ノブ25の表面部25aのみがシートクッション16aの側面からパネル状をなすように表出して設けられている。又、操作ノブ25の内部は収容空間(図示しない)とされ、操作ノブ25の表面部25aには、同収容空間と連通する2つの摺動孔25bが形成されている。
【0047】
そして、各摺動孔25bには、前記スイッチSWe,SWfがその軸線方向へ摺動自在に設けられている。スイッチSWe,SWfは構成は公知の構成であるため、説明を省略する。そして、各スイッチSWe,SWfは、操作されていない状態では、表面部25aからその軸線方向に突出され、操作者から押圧(スイッチング)可能に形成されている。
【0048】
図6に示すように、前側(ステアリング側)に配置されたスイッチSWeの先端面(操作面)には、タッチパネル18eを有するタッチセンサ21eが設けられている。又、後側(後部座席側)に配置されたスイッチSWfの先端面(操作面)には、タッチパネル18fを有するタッチセンサ21fが設けられている。従って、操作面のタッチセンサ21e,21fに対応付けられたスイッチSWe,SWfのいずれかがオン操作されると、制御部13は、オン操作されて入力されたいずれかの操作信号に基づいてリクライニング機構300の第3モータM3を駆動制御する。従って、タッチセンサ21e,21fは、それぞれスイッチSWe,SWfに対応付けられており、操作者がスイッチSWe,SWfを押圧(オン)するには、タッチパネル18e,18fとの接触が必須となる。
【0049】
なお、タッチセンサ21e,21fは、それぞれ配線19及びタッチセンサ回路20を備えている。
本実施形態の制御手段としての制御部13は、CPU、ROM、及びRAMを備えたECU(電子制御ユニット)として構成されており、第1モータM1〜第3モータM3を駆動制御する駆動装置等を含む。制御部13のスイッチSWa〜SWdからの各種操作信号に対する制御と、タッチセンサ21a〜21dからの検出信号に対する制御は、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
【0050】
制御部13は、スイッチSWe及びスイッチSWfからの前傾動方向操作信号又は後傾動方向操作信号が入力されている間、第3モータM3を正逆回転してリクライニング機構300を駆動し、シートバック16bの姿勢位置を調整する。
【0051】
さらに、制御部13は、タッチセンサ21eから検出信号を入力すると、第3モータM3を所定量正回転させた後、同じく所定量分逆回転してリクライニング機構300を駆動する。このときの所定量は、操作者がシートバック16bが前傾動方向に作動したか否かが分かる量である。このリクライニング機構300の駆動により、シートバック16bの姿勢は前傾動した後、元の位置(前傾動する前の位置)に復帰作動する。この場合、所定部位であるシートバック16bの作動方向は、前傾動方向である。
【0052】
さらに、制御部13は、タッチセンサ21fから検出信号を入力すると、第3モータM3を所定量逆回転させた後、同じく所定量分正回転してリクライニング機構300を駆動する。このときの所定量は、操作者がシートバック16bが後傾動方向に作動したか否かが分かる量である。このリクライニング機構300の駆動により、シートバック16bの姿勢は後傾動した後、元の位置(後傾動する前の位置)に復帰作動する。この場合、所定部位であるシートバック16bの作動方向は、後傾動方向である。
【0053】
なお、制御部13はスイッチSWeの操作信号と、タッチセンサ21eの検出信号が同時に入力された際には、操作信号を優先して、第3モータM3を駆動制御する。又、制御部13はスイッチSWfの操作信号と、タッチセンサ21fの検出信号が同時に入力された際には、操作信号を優先して、第3モータM3を駆動制御する。
【0054】
(第2実施形態の作用)
次に、操作制御装置11の作用について説明する。なお、シートクッション16aに関する操作は第1実施形態で説明したため、説明を省略する。
【0055】
さて、車両用シート16の操作者は、シートバック16bの位置調節を行う場合、操作ノブ25に手をのばし、検出部12のタッチセンサ21e,21fのいずれかに1つ接触する。すると、接触されたタッチセンサ21e,21fから制御部13に検出信号が入力される。制御部13は、接触されたタッチセンサ21e,21fの検出信号に応じて、リクライニング機構300の第3モータM3を制御駆動する。
【0056】
すなわち、タッチセンサ21eが検出すると、制御部13の制御にて第3モータM3が所定量正逆回転されることにより、リクライニング機構300が駆動され、シートバック16bの姿勢は前傾動した後、元の位置(前傾動する前の位置)に復帰作動する。この結果、シートバック16bにもたれた操作者は、操作ノブ25のタッチセンサ21e側を操作すれば、シートバック16bの傾きが前側に位調整されることが体感によって分かる。
【0057】
又、タッチセンサ21fが検出すると、制御部13の制御にて第3モータM3が所定量逆回転した後、正回転されることにより、リクライニング機構300が駆動され、シートバック16bの姿勢は後傾動した後、元の位置(後傾動する前の位置)に復帰作動する。この結果、シートバック16bにもたれた操作者は、操作ノブ25のタッチセンサ21f側を操作すれば、シートバック16bの傾きが後側に位置調整されることが体感によって分かる。
【0058】
従って、本実施形態によれば、第1実施形態における(1)〜(3)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(1)第2実施形態では、操作制御装置11は、車両用シート16(座席)のシートバック16b(所定部位)を前傾動方向(所定の調整方向)、後傾動方向(所定の調整方向)に作動する第3モータM3(作動手段)を備える。又、操作制御装置11は、第3モータM3の作動を制御するスイッチSWe,SWf(第1スイッチ手段)と、スイッチSWe,SWfと対応して設けられた報知用のタッチセンサ21e,21f(第2スイッチ手段)と操作ノブ25(操作手段)に備える。そして、操作制御装置11は、タッチセンサ21e,21fのオン操作に基づいて、タッチセンサ21e,21fと対応付けされたスイッチSWe,SWf操作対象であるシートバック16bを、機械的動作させて報知する第3モータM3(報知手段)とを備えるようにした。
【0059】
この結果、シートバック16bにもたれた操作者は、操作者が触れた操作手段である操作ノブ25が車両用シート16のどの部位を調整するのかを、直接体感して知ることができる。
【0060】
(2) 第2実施形態では、操作制御装置11は、第3モータM3(報知手段)を制御する制御部13(制御手段)を備えるようにした。制御部13はタッチセンサ21e,21fのオン操作に基づき第3モータM3を制御して、タッチセンサ21e,21fと対応付けされたスイッチSWe,SWfの操作対象であるシートバック16bをスイッチSWe,SWfがオン作動したときの作動方向へ所定量作動させるようにした。この結果、シートバック16bにもたれた操作者は、操作者が触れた操作手段である操作ノブ25が車両用シート16のどの部位を調整するのかを、シートバック16bが作動方向に動くことにより、直接体感することができる。
【0061】
(3)上記実施形態では、制御部13(制御手段)は、第3モータM3を制御し、タッチセンサ21e,21f(第2スイッチ手段)と対応付けされたスイッチSWe,SWf(第1スイッチ手段)の操作対象であるシートバック16b(所定部位)を、所定量作動させた後、復帰作動させるようにした。
【0062】
この結果、タッチセンサに触れる前の元の位置でよい場合には、その後、さらに、操作する必要がなくなる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を図7、図8に基づいて説明する。なお、第3実施形態は、第1実施形態の構成と同一構成又は相当する構成については、同一符号を付して、その説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0063】
第3実施形態では、シートクッション16aの側部に設けられた操作ノブの構成が第1実施形態と異なっている。操作手段としての操作ノブ35は有蓋箱状に形成され、操作ノブ35の先端面の中央部Oが揺動自在に支持されている。そして、図8に示すように中央部Oを挟んで先端面の下部、上部、後部及び前部は、それぞれ第1操作面81,第2操作面82,第3操作面83、及び第4操作面84とされている。従って、操作ノブ35は、第1操作面81〜第4操作面84をそれぞれシートクッション16a側に押圧すると、中央部Oを支持点として、それぞれ押圧された操作面が傾動する。
【0064】
又、操作ノブ35の各操作面は、2段の押圧操作が可能である。すなわち、操作ノブ35の各操作面とシートクッション16a側に設けられたスイッチ基板(図示しない)間には、2段操作スイッチが設けられている。なお、2段操作スイッチの構成は、例えば、公知技術2や、公知技術3に記載されているように公知であるため説明を省略する。
【0065】
第1操作面81を1段操作すると、図7に示すスイッチSW1がオン操作され、2段操作すると、スイッチSWaがオン操作される。第2操作面82を1段操作すると、図7に示すスイッチSW2がオン操作され、2段操作すると、スイッチSWbがオン操作される。第3操作面83を1段操作すると、図7に示すスイッチSW3がオン操作され、2段操作すると、スイッチSWcがオン操作される。第4操作面84を1段操作すると、図7に示すスイッチSW4がオン操作され、2段操作すると、スイッチSWdがオン操作される。
【0066】
操作ノブ35は、第1操作面81〜第4操作面84への押圧操作が解除された場合には、図示しないバネ機構により中立位置に復帰し、各スイッチは、オフ作動するようにされている。
【0067】
第3実施形態では、検出部12は、各操作面を1段押圧した際に検出を行うスイッチSW1〜SW4が、相当する。
スイッチSWa〜スイッチSWdがオン操作された際には、制御部13に第1実施形態と同様の操作信号が入力される。又、スイッチSW1〜SW2がオン操作された際には、第1実施形態では、タッチセンサ21a〜21dが検出信号として制御部13に入力したように、第3実施形態では、検出信号として制御部13に入力される。従って、第3実施形態では、スイッチSW1〜SW4が、タッチセンサ21a〜21dの代わりにそれぞれ設けられている。このように制御部13では、スイッチSW1〜SW4から検出信号が入力されると、第1実施形態でタッチセンサ21a〜21dが入力したときと同様の制御を第1モータM1及び第2モータM2に行うようにされている。
【0068】
(第3実施形態の作用)
さて、車両用シート16の操作者は、シートクッション16aの位置調節を行いたいと思った場合には、操作ノブ35に手をのばし、第1操作面81〜第4操作面84のいずれかを1段押圧操作する。すると、1段押圧されたスイッチ(すなわち、スイッチSW1〜SW4のいずれか)から制御部13に検出信号が入力される。制御部13は、スイッチSW1〜SW4のいずれかの検出信号に応じて、座面調整機構200の第2モータM2又は前後ポジション調整機構100の第1モータM1を制御駆動する。
【0069】
すなわち、スイッチSW1がオン操作されると、制御部13の制御にて第2モータM2が正逆回転されることにより、座面調整機構200が駆動され、シートクッション16aの座面の高さが低くなった後、元の位置(低くなる前の位置)に復帰作動する。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作ノブ35の第1操作面81を押圧操作すれば、シートクッション16aの座面が低くなる方向に位置調整されることが体感によって分かる。
【0070】
スイッチSW2がオン操作されると、制御部13の制御にて第2モータM2が逆回転されて正回転されることにより、座面調整機構200が駆動され、シートクッション16aの座面の高さが高くなった後、元の位置(高くなる前の位置)に復帰作動する。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作ノブ35の第2操作面82を操作すれば、シートクッション16aが高くなる方向に位置調整されることが体感によって分かる。
【0071】
又、タッチセンサ21cがオン操作されると、制御部13の制御にて第1モータM1が正逆回転されることにより、前後ポジション調整機構100が駆動され、シートクッション16aの前後位置が後方に移動した後、元の位置(後方に移動する前の位置)に復帰作動する。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作ノブ35の第3操作面83を操作すれば、シートクッション16aが後方向に位置調整されることが体感によって分かる。
【0072】
又、タッチセンサ21dがオン操作されると、制御部13の制御にて第1モータM1が逆回転した後、正回転されることにより、前後ポジション調整機構100が駆動され、シートクッション16aの前後位置が前方に移動した後、元の位置(前方に移動する前の位置)に復帰作動する。この結果、シートクッション16aに着座した操作者は、操作ノブ35の第4操作面84を操作すれば、シートクッション16aが前方向に位置調整されることが体感によって分かる。
【0073】
このようにして、操作者は、操作ノブ35のいずれの操作面を操作すれば、シートクッション16aが所望の方向に位置調整できることが体感によって判別できることになる。この体感によって、希望する操作ノブ35の操作面が判別されると、操作者はその操作面を2段押圧操作すれば、その操作面のスイッチSW1〜SW4に対応付けられたスイッチSWa〜SWdのいずれかがオン操作される。この結果、制御部13は、オン操作されて入力されたいずれかの操作信号に基づいて前後ポジション調整機構100又は座面調整機構200を駆動制御する。
【0074】
従って、第3実施形態では、操作ノブ35の操作面を2段押圧操作可能に構成し、第1実施形態のタッチセンサ21a〜21dに代えて、1段押圧された際にオン作動するスイッチSW1〜SW4を設けるようにした。このように構成して、いずれかの操作面が2段押圧操作された際に、スイッチSWa〜SWdがオン作動するようにした。このように構成することにより、第1実施形態で説明した(1)〜(3)と同様の効果を、奏することができる。
【0075】
なお、上記各実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
○上記各実施形態では、複数のタッチセンサを、操作ノブ15,25にまとめて備えたが、一つずつ備えてもよい。
【0076】
○上記各実施形態では、操作者によるタッチパネル18の接触の維持又は押圧に具体化したが、それ以外の操作、例えば回転等による操作であってもよい。
○前記各実施形態での接触感知センサとして、静電容量式のものとしたが、感圧式タイプ等、他の形式のものであってもよい。
【0077】
○報知手段としては、前記各実施形態では、第1モータM1、第2モータM2、第3モータM3とした。この代わりに、操作対象である所定部位(例えば、シートクッション16a)において、移動する方向(前部及び後部)側に、バイブレーション装置を設置し、タッチセンサ21c,21dが検出したり、スイッチSW3,SW4が検出した際に、前記バイブレーション装置を振動させてもよい。こうすると、タッチセンサ21a等にて検出された側が振動するため、操作者はどの操作面側を操作すれば良いかを体感して判別することができる。
【0078】
○上記各実施形態では、操作手段としての操作ノブ15,25,35をシートクッション16aの側部に設けたが、シートクッション16aに限定するものではない。例えば、ドアの車室側の内側面側や、操作者から視認しにくいところ等の操作者が操作できる範囲に設けてもよい。
【0079】
○ 第2実施形態では、スイッチSWe,SWfを押しボタンスイッチにて構成したが、押しボタンスイッチの代わりに、スライドするとオン作動する構成の操作手段としての操作ノブ45としてもよい(図9参照)。
【0080】
例えば、図9に示すように操作ノブ45を、操作ノブ15の形状とほぼ同一の形状に形状に形成する。なお、第2実施形態の構成に相当する構成については、同一符号を付す。操作ノブ45には、操作ノブ15と異なり、対向する一組の2側面にステアリング側を向くタッチセンサ21e,及び後部座席側を向くタッチセンサ21fを配置する。そして、操作ノブ45には、タッチセンサ21e,21fの配置される傾きと、シートバック16bが通常設定される状態での傾きとが略同一となるように配置する。なお、操作ノブ45に配置されたタッチセンサ21e,21fを有する検出部12は、他のタッチパネル18a〜18dとを有する検出部12と同様の構成であって、タッチパネル18e,18fを備える。
【0081】
そして、シートクッション16aに対して操作ノブ45は、タッチセンサ21e,21fが向く方向と同じ2方向にスライド操作可能とされている。そして、2方向にそれぞれ移動すると、タッチセンサ21e,21fと対応付けられたスイッチSWe,SWfがそれぞれオン作動する。
【0082】
このように構成しても、第2実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0083】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ディスプレイ装置を見ることなく、操作者が触れた操作手段の特定の部位が座席のどの部位を調整するのかを、直接操作者が体感して知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作制御装置の第1実施形態を示す電気ブロック図。
【図2】第1実施形態に用いたシートの概要を示す側面図。
【図3】(a)は、第1実施形態に用いた操作ノブの概要を示す斜視図。
(b)は、タッチパネルを除いた操作ノブを説明する斜視図。
【図4】本発明の操作制御装置の第2実施形態を示す電気ブロック図。
【図5】第2実施形態に用いたシートの概要を示す側面図。
【図6】第2実施形態に用いた操作ノブの説明図。
【図7】本発明の操作制御装置の第3実施形態を示す電気ブロック図。
【図8】第3実施形態に用いたシートの概要を示す側面図。
【図9】他の実施形態のシートの概要を示す側面図。
【符号の説明】
M1…第1モータ(報知手段、作動手段)
M2…第2モータ(報知手段、作動手段)
M3…第3モータ(報知手段、作動手段)
SWa〜SWd…スイッチ(第1スイッチ手段)
SWe,SWf…スイッチ(第1スイッチ手段)
21a〜21d…タッチセンサ(第2スイッチ手段)
SW1〜SW4…スイッチ(第2スイッチ手段)
13…制御部(制御手段)
15…操作ノブ(操作手段)
16…車両用シート(座席)
16a…シートクッション(操作対象である所定部位)
25…操作ノブ(操作手段)
35…操作ノブ(操作手段)
45…操作ノブ(操作手段)
Claims (6)
- 座席と、
前記座席の所定部位を所定の調整方向に作動する作動手段と、
操作手段に設けられ、前記作動手段の作動を許容する第1スイッチ手段と、
前記操作手段に設けられ、前記第1スイッチ手段と対応して設けられた報知用の第2スイッチ手段と、
前記第2スイッチ手段のオン操作に基づいて、前記第2スイッチ手段と対応付けされた第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、機械的動作させて報知する報知手段と
を備えたことを特徴とする車両用座席の操作対象報知装置。 - 前記報知手段を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記第2スイッチ手段のオン操作に基づき前記報知手段を、制御して、前記第2スイッチ手段と対応付けされた前記第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、前記第1スイッチがオン作動したときの作動方向へ所定量作動させることを特徴とする請求項1に記載の車両用座席の操作対象報知装置。 - 前記制御手段は、前記第2スイッチ手段のオン操作に基づき前記報知手段を、制御して、前記第2スイッチ手段と対応付けされた第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、所定量作動させた後、復帰作動させることを特徴とする請求項2に記載の車両用座席の操作対象報知装置。
- 前記制御手段は、前記報知手段を、制御して、前記第2スイッチ手段と対応付けされた第1スイッチ手段の操作対象である所定部位を、振動させることを特徴とする請求項2に記載の車両用座席の操作対象報知装置。
- 前記第2スイッチ手段は、操作者が接触したことを感知する接触感知センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の車両用座席の操作対象報知装置。
- 前記第1スイッチ手段は、所定の操作量に基づいてオン作動する機械スイッチであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の車両用座席の操作対象報知装置。
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