JP2010200516A - 幹線埋込型集中ジョイントキャップ - Google Patents

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Takao Shibahara
隆夫 柴原
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Abstract

【課題】幹線の内部に保護具を埋め込む作業に手間のかからない幹線埋込型集中ジョイントキャップを提供する。
【解決手段】開口部11を有するキャップ状をなし、複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスWの幹線Hから分岐する枝線Sの端部が開口部11から挿入されて、枝線Sの端部の全体を覆う幹線埋込型集中ジョイントキャップにおいて、ジョイントキャップ1の外側面12には、幹線Hの複数の電線の間に当該幹線Hの延在する方向に沿って埋め込んだときに、幹線Hの複数の電線と接触して摩擦を生じる抵抗部20が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤーハーネスの枝線の保護に使用される幹線埋込型集中ジョイントキャップに関する。
従来、自動車内部に設けられた電気回路は、複数の電線を束にして構成されたワイヤーハーネスで接続されている。このワイヤーハーネスには、同一の電源、信号、アース等を分配するために、必要部位で電線をジョイントして、幹線から枝線を分岐して設ける場合がある。このジョイント手段としては、ワイヤーハーネスの途中で被覆を剥いて繋ぎ合わせる中間スプライスジョイントや、バスバーで繋ぎ合わせるジョイントコネクターなどが知られている。
他方、ジョイントした枝線の端末部の被覆を各々剥いた後、超音波接合若しくは抵抗溶接によってジョイントする集中ジョイントも知られている。
この集中ジョイントでは、溶接部を保護し絶縁する目的でキャップ型の保護具が被せられる。この保護具は、溶接部に被せられた後、幹線の被覆の外側に当てがわれて、テープ等で固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−258142号公報
保護具をワイヤーハーネスの被覆の外側に固定する構造では、保護具が被覆の外側に位置するため、自動車内部の他の部品と干渉するおそれがあり、自動車内部のレイアウトに制約が生じる場合がある。そのため、このキャップ型の保護具を幹線の内部に埋め込むことが考えられる。
しかしながら、キャップの形状によっては、保護具を幹線の内部に埋め込んだときにすわりが悪く、埋め込んだ内部から抜けたりしてしまうことがある。そのため、埋め込み作業が再度必要になるなど、手間がかかる場合がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、幹線の内部に保護具を埋め込む作業に手間のかからない幹線埋込型集中ジョイントキャップを提供するためのものである。
上述課題を解決するため、本発明は、開口部を有するキャップ状をなし、複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスの幹線から分岐する枝線の端部が前記開口部から挿入されて、前記枝線の端部の全体を覆う幹線埋込型集中ジョイントキャップにおいて、前記ジョイントキャップの外側面には、前記幹線の複数の電線の間に当該幹線の延在する方向に沿って埋め込んだときに、前記幹線の複数の電線と接触して摩擦を生じる抵抗部が形成されていることを特徴とする。
また、前記抵抗部は、外側面から外方へ突出し、前記幹線の複数の電線と接触可能なフィンであってもよい。
この場合、前記フィンは、外側面の周方向に間隔をあけて少なくとも3つ以上形成することが好ましい。
また、前記抵抗部は、外側面から内方へ凹み、前記幹線の複数の電線と接触可能な溝であってもよい。
さらに、前記開口部から前記枝線の延在する方向の先端に向けて先細りする形状をなし、前記フィン又は前記溝は、前記枝線の延在する方向に沿って延びるように形成することもできる。
さらにまた、前記フィン又は前記溝は、樹脂材料で一体に形成することもできる。
本発明に係る幹線埋込型集中ジョイントキャップでは、開口部を有するキャップ状をなし、複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスの幹線から分岐する枝線の端部が前記開口部から挿入されて、前記枝線の端部の全体を覆う幹線埋込型集中ジョイントキャップにおいて、前記ジョイントキャップの外側面には、前記幹線の複数の電線の間に当該幹線の延在する方向に沿って埋め込んだときに、前記幹線の複数の電線と接触して摩擦を生じる抵抗部が形成されているので、幹線の複数の電線と抵抗部との間に摩擦が発生して、幹線埋込型集中ジョイントキャップが幹線の延在方向に対して動きにくくなる。そのため、埋め込んだジョイントキャップのすわりがよくなり、埋め込んだ幹線からジョイントキャップが抜けにくくなる。その結果、抜けたジョイントキャップを再度埋め込んだり、再度押し込んだりする作業等がなくなり、埋め込み作業に手間がかからなくなる。
また、ジョイントキャップをワイヤーハーネスの内部に埋め込んでいるので、ワイヤーハーネスの外径が必要以上に太くならない。また、従来のようにジョイントキャップがワイヤーハーネスの外側に出っ張ることがないので、ワイヤーハーネスの配線の際に、配線経路中にある他の機器と干渉するおそれがない。
本発明の実施の形態に係る幹線埋込型集中ジョイントキャップの斜視図である。 (a)は幹線埋込型集中ジョイントキャップの側面図、(b)は(a)の左側面図である。 幹線埋込型集中ジョイントキャップに枝線を装着した状態を示す側面図である。 幹線埋込型集中ジョイントキャップを幹線に埋め込んだ状態を示す側面図である。 図4のV−V線で切断したときの断面図である。 図5の変形例であって、フィンを卍状に形成した場合の断面図である。 本発明の変形例であって、抵抗部の形状をそれぞれ示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る幹線埋込型集中ジョイントキャップ1(以下、単にジョイントキャップ1という)の斜視図である。また、図2(a)は、ジョイントキャップの側面図であり、図2(b)は図2(a)の左側面図である。また、図3は、ジョイントキャップ1に枝線Sを装着した状態を示す側面図である。さらに、図4は、ジョイントキャップ1を幹線Hに埋め込んだ状態を示す側面図、図5は、図4のV−V断面図を示す。
ジョイントキャップ1は、図1及び図2に示すように、枝線Sの末端溶接部を保護するためのキャップ部10と、後述する幹線Hと接する抵抗部20と、枝線Sを固定するための固定部30とで構成されている。
キャップ部10は、図1及び図2に示すように、その外形が流線型をなしており、一端部10aから他端部10b(先端部)に向けて徐々に先細りする形状になっている。このキャップ部10の内部は、中空になっている。また、キャップ部10の一端部10aには、この中空部分に枝線S(図3参照)を挿入可能な開口部11が形成されている。このキャップ部10の流線型状は、図3に示すように、枝線Sの延在する方向であって、枝線Sが開口部11に挿入される方向に沿って形成されている。
なお、枝線Sは、複数の電線で構成されている。より詳細には、枝線Sは、ワイヤーハーネスW(図4及び図5参照)を構成する複数の電線で構成された幹線Hから分岐する態様で設けられている。この枝線Sの末端部では、それぞれの電線の被覆が剥かれた後に、超音波溶接等によってジョイント溶接される。
キャップ部10は、図2(b)に示すように、その側面からみて開口部11が略円形に形成されている。この開口部11の大きさや、キャップ部10の一端部10aから他端部10bまでの長さは、枝線Sを構成する電線の数や径の太さ、すなわち枝線Sの仕上がり外径によって適宜決定される。具体的には、キャップ部10には、超音波接合もしくは抵抗溶接によって電気的に結合した導体がむき出しとなっている部分と、沿面距離を保つための電線被覆が存在する部分の少なくとも一部が挿入可能な長さとなる。
なお、開口部11の形状は、円形に限定されるものではなく、枝線Sをキャップ部10の中空内部に挿入することができる形状であれば、例えば角形であってもよい。ここで、開口部11の形状を円形とすると、キャップ部への挿入作業性を向上することができ、また開口部及び外形を角型とすることにより、ワイヤーハーネスW内での安定性を向上させることができる。
一方、このキャップ部10の外周面12には、径方向外側に向けて放射状に突出する抵抗部20が形成されている。この抵抗部20は、3つのフィン21,…によって構成されている。より詳細には、3つのフィン21,…は、図2(b)及び図5に示すように、外周面12の円周方向に間隔をあけてほぼ等間隔に配置されている。
なお、フィン21、…は、キャップ部10の中心を通って放射状に突出する場合の他に、中心を通らない態様で突出する場合であってもかまわない。すなわち、キャップ部10の外周面12から外方へ突出していればよい。
これらのフィン21,…の外面、及びキャップ部10の外周面12には、後述する幹線H内に埋め込まれた状態で(図5参照)、幹線Hを構成する複数の電線と接触することになる。すなわち、フィン21,…は、複数の電線と接触する面積を大きくするために設けられている。
これらのフィン21,…は、図1及び図2(a)に示すように、一端部10aから他端部10bに向かって、ジョイントキャップ1のほぼ中央部まで延在している。ここで、フィン21は作業性の面から、幹線Hに付線する際に、キャップがどのような角度で取り付けられて(埋め込まれて)いても、飛び出さないようにするために、ジョイントキャップ1の外周上に複数のフィン21を設けることが必要となる。なお、フィン21,…の延在する長さは、一端部10aから他端部10bまでの全体に亘って延在していてもよい。すなわち、ジョイントキャップ1を幹線H内へ埋め込む作業性(フィン21,…と電線との摩擦抵抗による埋め込み難さ)が悪くならないようにすることを考慮して、適宜決定することができる。
さらに、このフィン21の外周面12からの突出長さは、図5に示すように、ワイヤーハーネスWの外郭を構成する被覆と少し隙間が空く程度にしている。なお、このフィン21の突出長さは、被覆と隙間を空けていなくてもよく、幹線H内へ埋め込む作業性(フィン21,…と電線との摩擦抵抗による埋め込み難さ)が悪くならないようにすることを考慮して、適宜決定することができる。また、フィン21,…の突出先端をR形状にすることで、ジョイントキャップ1の埋め込み時に被覆を傷つけないようにすることもできる。
また、フィン21の厚みは材料の弾性変形範囲とし、その高さは高くとすることが望ましい。但し、フィン21の高さを高くし過ぎると幹線Hの仕上がり外径を著しく大きくすることになるため、フィン21の剛性が不足する場合には長さ方向で補強することが望ましい。
また、フィン21が2枚など比較的少ない場合には、図6に示すように、フィン21の先端に、断面がカギ状となるように反らし部22を設ける(キャップ断面を卍状とする)ことにより、ジョイントキャップ1を幹線H内へ埋め込むと抜け出しにくくすることもできる。
固定部30は、一端部10aの開口縁部から先端部10bの反対方向へと延びるアーム31を有している。このアーム31の先端部には、アーム31の下方向へ突出する突起32が設けられている。このアーム31には、図3に示すように、枝線Sをキャップ部10に挿入した状態で、固定用テープ33が巻き付けられるようになる。
上述したキャップ部10、抵抗部20、および固定部30は、絶縁性を有する樹脂材料で一体に形成されている。
次に、ジョイントキャップ1の装着手順及び作用について説明する。
幹線Hから分岐した枝線Sの先端部(溶接ジョイントしたもの)をジョイントキャップ1の開口部11からキャップ部10の中空内部へ挿入する。これにより、先端部は、ジョイントキャップ1によってその周囲が覆われて、保護されるようになる。
次に、枝線Sをアーム31に当てがい、固定用テープ33で枝線Sをアーム31に巻き付けて固定する(図3参照)。これにより、枝線Sとジョイントキャップ1とは固定され、枝線Sの延在方向に対し、キャップ部10内における枝線Sの先端部の位置がずれないようになる。
この状態で、ジョイントキャップ1を幹線Hの内部に埋め込む。この埋め込み作業は、図4及び図5に示すように、流線型の他端部10b(先端部)をワイヤーハーネスWの断面中心にあてがい、押し込むことにより行われる。このとき、キャップ部10の他端部10bが流線型の形状になっているので、幹線Hの複数の電線を押し分け易い。
また、幹線Hの複数の電線は、図5に示すように、ワイヤーハーネスWの外郭の被覆と、3つのフィン21,…と、キャップ部10の外周面12とで画成される3つの領域にほぼ均等に配置されるように埋め込み作業が行われる。
ジョイントキャップ1が埋め込まれた状態では、ワイヤーハーネスWの外径は、埋め込み前とほぼ同じ外径となる。また、ワイヤーハーネスWに、例えば屈曲方向へ負荷が作用したとしても、幹線Hの複数の電線と、キャップ部10の外周面12および3つのフィン21,…の外面とが接触して摩擦抵抗となり、ワイヤーハーネスWの延在する方向に対してずれ難く、延在方向におけるすわりがよくなり、作業時にジョイントキャップ1が幹線H内から抜け難くなる。また、断面において、ジョイントキャップ1の外側に幹線Hの複数の電線がほぼ均等に配線されているので、ジョイントキャップ1が断面方向においてずれにくく、断面の径方向におけるすわりがよくなる。
本発明の実施の形態に係る幹線埋込型集中ジョイントキャップによれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本発明では、ジョイントキャップ1の外周面12には、幹線Hの複数の電線の間に、幹線Hの延在する方向に沿って埋め込んだときに、幹線Hの複数の電線と接触して摩擦を生じるフィン21が形成されているので、幹線Hの複数の電線とフィン21との間に摩擦が発生して、ジョイントキャップ1が幹線Hの延在方向に対して動きにくくなる。そのため、埋め込んだジョイントキャップ1のすわりがよくなり、埋め込んだ幹線Hからジョイントキャップ1が抜けにくくなる。その結果、抜けてしまったジョイントキャップ1を再度埋め込んだり、抜けかけたジョイントキャップ1を再度押し込んだりする作業がなくなり、埋め込み作業に手間がかからなくなる。
また、ジョイントキャップ1をワイヤーハーネスWの内部に埋め込んでいるので、ワイヤーハーネスWの外径が必要以上に太くならない。また、従来のようにジョイントキャップ1がワイヤーハーネスWの外側に出っ張ることがないので、ワイヤーハーネスWの配線の際に、配線経路中にある他の機器と干渉するおそれがない。
さらに、フィン21は、外周面12の周方向に間隔をあけて少なくとも3つ以上形成されているので、ワイヤーハーネスWの内部にジョイントキャップ1を埋め込んだときに、ワイヤーハーネスWの断面においてキャップ部10がその中心部に位置するようになるとともに、幹線Hの複数の電線がこのキャップ部10の外周回りに配置されることになる。そのため、ジョイントキャップ1がこの断面の径方向におけるすわりがよくなる。また、フィン21、…を3枚以上設けることで、電線の剛性に基づく反力によってジョイントキャップ1が押し戻されないように対抗できるようになる。また、フィン21の数は、多い程、キャップの取り付け角度等にかかわらず、フィン21が幹線H内での座りがよくなるという効果を得るが、外周の長さは有限であるため、フィン21を構成する材料が塑性変形しない程度の薄さとした時に配置可能な数が上限となる。
また、ジョイントキャップ1は、開口部11から枝線Sの延在する方向の先端部10bに向けて先細りする形状を有しているので、幹線Hの内部に埋め込むときに、ジョイントキャップ1の先端部10bを入れやすい。
さらに、フィン21は、枝線Sの延在する方向に沿って延びるように形成されているので、枝線Sを幹線Hと略平行に埋め込む際に、フィン21が幹線Hの内部で引っかかることがなく、埋め込み易い。
さらにまた、フィン21及び固定部30は、キャップ部10に樹脂材料で一体に形成されているので、ジョイントキャップ1を金型等で一体成型することで、容易に製作することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、実施の形態では、抵抗部20は、ジョイントキャップ1の外周面12から突出するフィン21で構成されているが、図7(a)に示すように、外周面12から半径内側方向に凹む複数の溝121であってもかまわない。このように溝121を形成した場合であっても、溝121と幹線Hの複数の電線とが接触して摩擦を生じることにより、ジョイントキャップ100が幹線Hの延在方向に対して動きにくくなる。そのため、埋め込んだジョイントキャップ100のすわりがよくなり、埋め込んだ幹線H内からジョイントキャップ100が抜けにくくなる。その結果、抜けたものを再度埋め込んだりする作業がなくなり、埋め込み作業に手間がかからなくなる。
同様に、図7(b)に示すように、ジョイントキャップ200の外周面12に複数の凹凸221を設けるものであってもよい。このように凹凸221を形成した場合であっても、凹凸221と幹線Hの複数の電線とが接触して摩擦を生じることにより、ジョイントキャップ200が幹線Hの延在方向に対して動きにくくなる。そのため、埋め込んだジョイントキャップ200のすわりがよくなり、埋め込んだ幹線H内からジョイントキャップ200が抜けにくくなる。その結果、抜けたものを再度埋め込んだりする作業がなくなり、埋め込み作業に手間がかからなくなる。
さらに、図7(c)に示すように、ジョイントキャップ300の外周面12から、この外周面12を外側から覆うような羽根部321を設けるものであってもよい。このように羽根部321を形成した場合であっても、羽根部321と幹線Hの複数の電線とが接触して摩擦を生じることにより、ジョイントキャップ300が幹線Hの延在方向に対して動きにくくなる。そのため、埋め込んだジョイントキャップ300のすわりがよくなり、埋め込んだ幹線H内からジョイントキャップ300が抜けにくくなる。その結果、抜けたものを再度埋め込んだりする作業がなくなり、埋め込み作業に手間がかからなくなる。
すなわち、上述した溝121、凹凸221、羽根部321のように、抵抗部20は、円周状の外周面12の表面積と比較して、その表面積が大きくなるようにして、より広い面積で幹線Hの複数の電線と接触するようにしてあればよい。これにより、摩擦抵抗が大きくなり、埋め込んだジョイントキャップがその摩擦抵抗によって幹線H内からぬけにくくなる。
また、本実施の形態では、フィン21,…の数を3つとしたが、3つ以上のフィン21を周方向に間隔をあけて配置してあってもかまわない。すなわち、ジョイントキャップ1を幹線H内へ埋め込むときの作業性と、幹線Hの内部に埋め込んだときのジョイントキャップ1のすわりの良さとを考慮して、数を適宜決定することができる。
さらに、ジョイントキャップ1のキャップ部10、抵抗部20、固定部30は、樹脂材料で一体に形成されているが、各部を個々に作成し、接着剤等で強固に組み付けて製作することもできる。
1,100,200,300 幹線埋込型集中ジョイントキャップ(ジョイントキャップ)
10 キャップ部
10a 一端部
10b 他端部
11 開口部
12 外周面
20 抵抗部
21 フィン
22 反らし部
30 固定部
31 アーム
32 突起
33 固定用テープ
121 溝
221 凹凸
321 羽根部
S 枝線
H 幹線

Claims (6)

  1. 開口部を有するキャップ状をなし、複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスの幹線から分岐する枝線の端部が前記開口部から挿入されて、前記枝線の端部の全体を覆う幹線埋込型集中ジョイントキャップにおいて、
    前記ジョイントキャップの外側面には、前記幹線の複数の電線の間に当該幹線の延在する方向に沿って埋め込んだときに、前記幹線の複数の電線と接触して摩擦を生じる抵抗部が形成されていることを特徴とする幹線埋込型集中ジョイントキャップ。
  2. 前記抵抗部は、外側面から外方へ突出し、前記幹線の複数の電線と接触可能なフィンであることを特徴とする請求項1に記載の幹線埋込型集中ジョイントキャップ。
  3. 前記フィンは、外側面の周方向に間隔をあけて少なくとも3つ以上形成されていることを特徴とする請求項2に記載の幹線埋込型集中ジョイントキャップ。
  4. 前記抵抗部は、外側面から内方へ凹み、前記幹線の複数の電線と接触可能な溝であることを特徴とする請求項1に記載の幹線埋込型集中ジョイントキャップ。
  5. 前記開口部から前記枝線の延在する方向の先端に向けて先細りする形状をなし、前記フィン又は前記溝は、前記枝線の延在する方向に沿って延びるように形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1つに記載の幹線埋込型集中ジョイントキャップ。
  6. 前記フィン又は前記溝は、樹脂材料で一体に形成されていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1つに記載の幹線埋込型集中ジョイントキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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