JP2010196365A - 建築用シャッター - Google Patents

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健二 細山
Shinji Yoshino
真司 吉野
Yuichi Hatakeyama
雄一 畠山
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Abstract

【課題】複数枚のスラットを一連状に連結したシャッターカーテンを、巻取りドラムに巻取り、巻出ししてなる建築用シャッター装置において、騒音防止、部材の保護が図れるように構成する。
【解決手段】巻取りドラム3、または、該巻取りドラム3に既に巻装されたシャッターカーテン1であるドラム部材Dと、該巻取りドラム3、または、ドラム部材Dから延出するシャッターカーテン1との間に位置し、ドラム部材Dの巻径の変化に追随して変位する変位手段を介してスラットガイド7を設ける構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の出入り口部等、躯体開口部に設けられる建築用シャッターの技術分野に関するものである。
一般に、建築物の出入り口部等の開口部に設けられる建築用シャッターのなかには、複数枚のスラットを揺動自在に連結してシャッターカーテンを構成するとともに、シャッターカーテンを巻取りドラムに連結し、該巻取りドラムの正逆回転に伴いシャッターカーテンを巻取り、巻出しすることにより開口部を開閉するように構成したものがある。このようなものにおいて、シャッターカーテン、シャッターカーテンの左右両側部の移動案内をするガイドレール、シャッターカーテンを巻取る巻取りドラムは、それぞれ金属製であるが故に、これらが互いに接触、干渉することにより騒音が発生するばかりでなく、損傷する惧れがあって問題がある。そこで、シャッターカーテンを構成する各スラットには、巻取りドラムに巻装される巻取り姿勢で巻取りドラム側の面となる内側面の左右両端部に位置して、樹脂製の基台部と、高弾性材料であるゴム製の緩衝部とを備えて構成される端部材を設け、スラットが、巻取りドラム、および、巻取りドラムに既に巻取られているドラム部材に直接接触することがないようにして、騒音防止とともに各部材の保護が図れるようにしたものが提唱されている。
特開2005−113514号公報
しかしながら、前記従来の端部材は、基台とゴム製の緩衝部との二部材を用いる構成であるうえ、ゴム製の緩衝部とガイドレールとの摺動を確保するため、緩衝部に被覆層を別途形成する構成としている。このため、端部材の構成が複雑になって製造工程数が多くなり、コスト高になるという問題がある。さらには、端部材は、各スラットが巻取りドラムに当接することがないようスラットから内方に向けて突出するように設けられているが、緩衝部は高弾性ではあるものの圧縮性に乏しいため、シャッターカーテンが巻取りドラムに巻取られたとき、その巻径が、スラットから端部材が突出する分だけ大径となってしまい、シャッターケースを大型化せざるを得ないという別な問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、複数枚のスラットを一連状に連結したシャッターカーテンを、巻取りドラムに巻取り、巻出ししてなる建築用シャッター装置において、巻取りドラム、または、該巻取りドラムに既に巻装されたシャッターカーテンであるドラム部材と、該巻取りドラム、または、ドラム部材から延出するシャッターカーテンとの間に位置し、ドラム部材の巻径の変化に追随して変位する変位手段を介して緩衝部材を設けたことを特徴とする建築用シャッターである。
請求項2の発明において、緩衝部材は、湾曲形状に形成されており、ドラム部材から延出するシャッターカーテンの延出基端側の先端部ほど板厚が薄い薄板状部に形成され、該薄板状部とドラム部材とにより連続面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の建築用シャッターである。
請求項3の発明において、緩衝部材は、ドラム部材側の面に、巻取りドラムの外周面に沿う第一湾曲面と、ドラム部材の最大径に沿う第二湾曲面とが形成されている請求項1または2に記載の建築用シャッターである。
請求項4の発明において、緩衝部材は、付勢手段によりドラム部材側に向けて付勢されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築用シャッターである。
請求項1の発明とすることにより、シャッター装置を大型化することなく、静粛な巻取り作動ができ、しかも、スラットの保護が図れるようにすることができる。
請求項2の発明とすることにより、シャッターカーテンの開閉作動を一層静粛、かつ、円滑にすることができる。
請求項3の発明とすることにより、緩衝部材の変位が確実になされて、信頼性の高い騒音防止をすることができる。
請求項4の発明とすることにより、緩衝部材の変位が一層確実、かつ、円滑になる。
シャッターカーテンの全閉状態におけるシャッター装置の一部切欠き断面図である。 図2(A)、(B)はそれぞれスラットの屋外側からの正面図、側面図である。 図1の要部拡大正面図である。 図4(A)、(B)、(C)はそれぞれスラットガイドの側面図、背面図、平面図である。 シャッターカーテンの巻取りドラムへの巻取り状態を説明する側面図である。 シャッターカーテンの全開状態におけるシャッター装置の一部切欠き断面図である。 第二の実施の形態のシャッターカーテンの全閉状態におけるシャッター装置の一部切欠き断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築用シャッターを構成するシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、複数枚の長尺状のスラット2をインターロック結合することにより互いに揺動自在となる状態で一連状に連結された構成となっている。前記シャッターカーテン1は、最上端に位置するスラット2が巻取りドラム3に連結される一方、各スラット2(シャッターカーテン1)の長尺方向両端部(左右両端部)が開口部の左右に立設した一対のガイドレール4の各ガイド溝4aに嵌挿されている。そして、シャッターカーテン1は、前記巻取りドラム3が正逆回転することに伴い、ガイドレール4の移動案内を受けて上下昇降動(開閉作動)し、開口部に伸長して開口部を閉鎖する全閉姿勢と、巻取りドラム3に巻取られて開口部を開放する全開姿勢とに変姿するように構成されており、これらは何れも従来通りの構成となっている。
前記スラット2は、左右方向に長い長尺体に形成された金属材をロールフォーミングすることによって形成されるものであり、図2に示すように、屋外側(外側)に向けて膨出するよう湾曲状に形成されたスラット片部2aと、該スラット片部2aの上下縁部(短尺方向両端部)に形成される側面視ロール形状の第一、第二連結片部(インターロック片)2b、2cとにより構成されている。そして、シャッターカーテン1は、下側に位置するスラット2の第一連結片部2bと、上側に位置するスラット2の第二連結部2cとを左右方向からスライド嵌入することにより、隣接するスラット2同士の揺動自在な連結(インターロック結合)がなされるように構成されている。
また、各スラット2の第一連結片部2bの左右方向両端部には、貫通孔2dが形成されるとともに、該貫通孔2dの左右方向外方の孔縁部位を屋外側に向けて変形することにより係止片2eが形成されている。これに対し、各スラット2の第二連結片部2cには、左右方向両端部を左右方向内方に向けて切欠くことにより係止受け片2fが形成されている。そして、隣接するスラット2の第一、第二連結片部2b、2c同士の連結部において、図3に示すように、係止受け片2fが屋外側に変形した係止片2eに係止するように構成されており、これによって、各スラット2が左右方向に位置ズレすることがなく、かつ、抜止めされるように構成されている。
前記巻取りドラム3は、開口部上方に設けられるシャッターケース5に回転自在に収容されるものであるが、シャッターケース5の左右側片となる左右一対の支持ブラケット6に支持されている。
また、前記左右一対のガイドレール4は、屋内外方向に対向する一対の溝側片4bと、これらを連結する溝底片4cとにより、左右方向内方が開口する略コ字形状のガイド溝4aが形成されている。そして、左右のガイドレール4の上端部は、それぞれシャッターケース5内に入り込むように設けられており、該部位における一対の溝側片4bは、上方ほど対向間隔が広いガイド片4dとなって、巻取りドラム3とガイド溝4aとの間をガイドするように構成されている。
ここで、左右のガイドレール4は、それぞれ巻取りドラム3よりも屋外側に位置して設けられており、巻取りドラム3外周面の屋外側における直下(巻取りドラム3の屋外側における接線方向)にガイド溝4aが位置するように配設されている。
ところで、シャッターカーテン1を巻取りドラム3に巻取る場合に、スラット2は上下方向に任意のスラット幅を有して形成される一方、巻取りドラム3、または、既に巻取りドラム3に巻装されているスラット2に相当するドラム部材Dは曲面状の外周面となっている。このため、各スラット2は、ドラム部材Dに巻取られる状態では、任意の部位がドラム部材Dに当接することになるが、前記任意の部位は、巻取りドラム3への巻取り作動の過程でドラム部材Dに対して所定の振れ幅を存して当接することになり、その当接時の金属材同士の当接音が騒音となる。この場合に、スラット2のドラム部材Dに当接する部位は、スラット2の内側の形状とドラム部材D外周の曲率との関係から設定されるものであり、当接部位の間隔が長くなるほど該当接部位がドラム部材Dに当接するときの振れ幅が大きくなって騒音も大きくなる。
尚、本実施の形態のスラット2は、スラット片部2aが外側に向けて膨出する形状に形成されているとともに、スラット片部2aの下方部位であって第二連結片部2cに近い部位に、内側に向けて鋭角状に突出する突片2gが形成されており、該突片2gがドラム部材Dに当接する部位となって巻取られるように構成されている。
そして、ドラム部材Dと、該ドラム部材Dから延出する(ドラム部材Dに巻取られようとする)シャッターカーテン1(スラット2)との間に、本発明が実施された緩衝部材としてのスラットガイド7が設けられている。本実施の形態では、スラットガイド7は左右一対のものが用いられており、これら各スラットガイド7は、ドラム部材Dから延出するシャッターカーテン1の左右両端部とドラム部材Dとの間にそれぞれ配設されている。
尚、スラットガイド7は左右対称状のものが、左右の支持ブラケット6に対してそれぞれ同様に支持される構成となっているので、ここでは、図1に示す左側の支持ブラケット6に設けられるスラットガイド7の構成について説明し、他方については省略する。
前記スラットガイド7は樹脂製であって、ドラム部材Dに沿うよう湾曲形状に形成されて、屋内外側方向を向く面が湾曲状(湾曲面)となっている。前記スラットガイド7の上端部には、図4に示すように、屋内外両側部位を傾斜状に削ぎ落とすことにより上端ほど薄板状となった薄板状部7aが形成されている。前記薄板状部7aの屋内側面となるドラム部材D側の面は、巻取りドラム3に面接触するべく、該巻取りドラム3の曲率と略同様の曲率に設定された第一湾曲面7bに形成されている。さらに、薄板状部7bの下方の屋内側面は、前記第一湾曲面7bよりも曲率が大きく、シャッターカーテン1が開口部を全開状態としたときのドラム部材Dの外周に沿うべくドラム部材Dの最大径の曲率と略同様の曲率に設定された第二湾曲面7cに形成されている。一方、薄板状部7aの屋外側面となるシャッターカーテン1側の面は、上端ほど屋内側に偏寄する傾斜面7dに形成され、該傾斜面7dの下方の屋外側面は、第二湾曲面7cと同様か、それよりも僅かに大きな曲率に設定された第三湾曲面7eに形成されている。さらに、薄板状部7aの先細状の先端(上端)は、コーナー部を切欠くことによりR状部7fに形成されている。
このように構成された各スラットガイド7は、本実施の形態では、シャッターケース5を構成する左側の支持ブラケット6に片持ち状に支持されて、スラットガイド7の左右方向内側部位が巻取りドラム3とドラム部材Dから延出するシャッターカーテン1の左右端部との間に位置するように構成されている。
つまり、支持ブラケット6は所定の板厚を有したプレート体で構成されており、該支持ブラケット6には、支持される巻取りドラム3の軸芯位置Cを基準として、該軸芯位置Cより下方部位で、かつ、屋外側に位置して屋内外方向に長い第一、第二長孔6a、6bが上下に並列して設けられている。
一方、スラットガイド7の左側端面7gには、前記支持ブラケット6の第一、第二長孔6a、6bに支持される第一、第二ローラ8、9が上下に隣接して突設されている。前記第一、第二ローラ8、9は、スラットガイド7の左側端面7gから左側に向けて突出する第一、第二支軸8a、9aの突出端部に、回転自在で、かつ、軸芯方向の位置決め、抜止めがなされた状態で支持されるように構成されている。そして、第一、第二ローラ8、9は、前記第一、第二長孔6a、6bの短尺方向の孔幅より長い直径となるように形成されているとともに、外周面の軸方向中間部に位置して、第一、第二長孔6a、6bの孔縁に外嵌する第一、第二係合溝8b、9bが内径側に向けて凹設されている。そして、各第一、第二ローラ8、9の第一、第二係合溝8b、9bを、支持ブラケット6の第一、第二長孔6a、6bの孔縁に嵌め込むことにより、第一、第二ローラ8、9が第一、第二長孔6a、6bから抜止めされるとともに、第一、第二長孔6a、6bの孔縁を長尺方向に移動自在(摺動自在)に支持されるように構成されており、これによって、スラットガイド7は、支持ブラケット6に対して屋内外方向に移動自在な状態で片持ち状に支持される構成となり、該構成が本発明の変位手段を構成している。
そして、スラットガイド7は、第一ローラ8が屋外側に、第二ローラ9が屋内側となるよう、第一、第二ローラ8、9が屋内外方向に位置ズレする状態で第一、第二長孔6a、6bに支持されるように構成されており、このように支持されることにより、スラットガイド7は、上端部が屋外側に、下端部が屋内側に偏寄する傾斜姿勢となって支持される構成となっている。このとき、スラットガイド7の巻取りドラム3に対する位置は、上端部となるR状部7fが巻取りドラム3の軸芯位置C、あるいは、軸芯位置よりも下方に位置するように設定されている。さらに、第一、第二ローラ8、9と第一、第二長孔6a、6bとは、第一、第二係合溝8b、9bが第一、第二長孔6a、6bの短尺方向の孔幅に対してガタつきのないように組込まれている。これによって、第一、第二ローラ8、9が第一、第二長孔6a、6b内において屋内外方向に変位する場合に、第一、第二ローラ8、9の前記屋内外方向の位置ズレを保持する状態で変位するように構成されており、スラットガイド7は前記傾斜姿勢を保持する状態で第一、第二長孔6a、6b内を長尺方向に移動するように構成されている。
そして、シャッターカーテン1が開口部を全閉状態とする場合では、最上端のスラット2が巻取りドラム3から延出する状態となっており、スラットガイド7は、図1に示すように、最上端のスラット2と巻取りドラム3との間に位置している。このとき、スラットガイド7は、第二湾曲面7cが巻取りドラム3に干渉することはないが、薄板状部7aの第一湾曲面7bが巻取りドラム3の屋外側の軸芯位置Cよりも下方部位に対して面接触する一方、最上端のスラット2の下方の突片2gがスラットガイド7の屋外側面である第三湾曲面7eに当接する状態となっており、これによって、スラットガイド7がシャッターカーテン1と巻取りドラム3とに挟持される状態となっている。さらに、スラットガイド7は、巻取りドラム3に対してシャッターカーテン1の巻出し方向に連結された状態となって、巻取りドラム3外周面とスラットガイド7の屋外側面である傾斜面7dと第三湾曲面7eとが連続する面(連続面)を形成するように構成されている。
この状態からシャッターカーテン1の開放作動がなされると、最上端スラット2の突片2gは、第三湾曲面7e、薄板状部7aの傾斜面7dを摺動する状態で巻取りドラム3の外周面に巻取られるように構成されている。以降、最上端スラット2以下のスラット2は、突片2gが予めスラットガイド7の第三湾曲面7eに当接した後、第三湾曲面7e、薄板状部7aの傾斜面7dを摺動して、傾斜面7dに連続する巻取りドラム3またはドラム部材Dの外周面に至るように構成されている。これによって、スラット2は、突片2gが樹脂製のスラットガイド7に当接して緩衝され、その後は、巻取りドラム3に対して振れ幅を存して当接することがなくなり、突片2gが金属製の巻取りドラム3またはドラム部材Dに当接することで発生する騒音が防止され、かつ、スラット2が傷付けられるようなことが防止されるように構成されている。
このとき、シャッターカーテン1の開放作動が進行するに従いドラム部材Dの巻径が次第に大径になり、これに対し、スラットガイド7は、ドラム部材Dの外周面に当接しているため、ドラム部材Dが大径になるに従い屋外側に押しやられる負荷を受けて、第一、第二ローラ8、9が第一、第二長孔6a、6bを屋外側に向けて変位することで、前記傾斜姿勢を保持した状態で屋外側に変位するように構成されている。これによって、巻取りドラム3に巻装されるスラット2は、突片2gがスラットガイド7の第三湾曲面7e、傾斜面7dを摺動してドラム部材Dに至り、ドラム部材Dに巻装されることにより、突片2gとドラム部材Dとの当接に基づく騒音の防止、さらには、スラット2の保護が図れるように構成されている。そして、このとき、スラットガイド7は、ドラム部材Dの屋外側に押しやられていて、ドラム部材Dに巻取られることがなく、これによって、ドラム部材Dの巻径が大径になるような不具合がないように構成されている。
尚、ドラム部材Dの巻径が変化するとドラム部材D外周面の曲率も変化するが、スラットガイド7には、第一湾曲面7bの下方に曲率の大きい第二湾曲面7cが形成され、スラットガイド7のドラム部材Dに当接する部位が、ドラム部材Dが大径になるに従い第一湾曲面7bから第二湾曲面7cに変化するように構成されている。これによって、ドラム部材Dとスラットガイド7とが確実に当接する状態が保持されて、スラットガイド7の屋外側への変位が円滑になされるように構成されている。
因みに、各スラット2の突片2gは、振れ幅を存して第三湾曲面7dに当接することになるが、第三湾曲面7dへの当接は樹脂材への当接となるため騒音、損傷は防止される。
そして、シャッターカーテン1が開口部を全開状態とする場合では、スラットガイド7は、図6に示すように、ガイドレール4よりも屋外側に向けて巻上げられたシャッターカーテン1とドラム部材Dとの間に位置している。このとき、スラットガイド7は、R状部7fがドラム部材Dの外周面に近接し、かつ、第二湾曲面部7cがドラム部材D外周面に当接する一方、シャッターカーテン1の下方側のスラット2の突片2gが第三湾曲面7eに当接する状態となっており、これによって、スラットガイド7がシャッターカーテン1とドラム部材Dとで挟持される状態となっている。さらに、スラットガイド7は、ドラム部材Dに対してシャッターカーテン1の巻出し方向に連結された状態となって、ドラム部材D外周面と、スラットガイド7の屋外側面である傾斜面7dと第三湾曲面7eとが連続する面(連続面)を形成するように構成されている。
この状態からシャッターカーテン1の閉鎖作動がなされると、ドラム部材Dから延出するスラット2は、突片2gがスラットガイド7の傾斜面7d、第三湾曲面7eを摺動しながら繰出されるように構成されている。このとき、シャッターカーテン1が巻出されることでドラム部材Dの巻径が小さくなる一方、シャッターカーテン1はスラットガイド7の屋外側面に当接しており、スラットガイド7には、閉鎖作動するシャッターカーテン1により屋内側に向く負荷が作用しており、スラットガイド7は、前記負荷を受けて屋内側に変位して、シャッターカーテン1が全閉状態となることに伴い、図1に示すように、スラットガイド7の第一湾曲面7bが巻取りドラム3の外周面に当接するように構成されている。
尚、スラットガイド7の上端部は薄板状部7aに形成されるとともに、上端がR状部7fに形成されていて、シャッターカーテン1がスラットガイド7と巻取りドラム3とのあいだを移動する作動が、一層円滑、かつ、静粛になされるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、シャッターカーテン1の開放作動によりシャッターカーテン1が巻取りドラム3に巻装される場合に、シャッターカーテン1の各スラット2は、樹脂製のスラットガイド7の屋外側の第三湾曲面7eに当接して緩衝された後、該第三湾曲面7e、薄板状部7aの屋外側面である傾斜面7dを摺動し、該傾斜面7dに連続するドラム部材D(巻取りドラム3)の外周面に至る構成となっていて、スラット2が振れ幅を存して巻取りドラム3に当接するようなことがない。この結果、金属材同士の当接音が防止されて静粛な巻取り作動がなされるとともに、スラットの保護を図ることができるものでありながら、スラットガイド7がドラム部材Dの巻径を大きくすることがなく、シャッターケース5が大型化するような不具合を確実に防止できる。
このように、本発明が実施されたものにあっては、スラット2は予め樹脂製のスラットガイド7に当接し、緩衝されてから、スラットガイド7に連続するドラム部材D外周面に巻装する構成となり、シャッターカーテン1の巻取り作動の過程での騒音の防止と、スラット2の保護とが図れるようにしたものであるが、このものでは、スラットガイド7の上端部であって、シャッターカーテン1の巻取りドラム3からの延出基端部側部位が薄板状部7aに形成されており、薄板状部7aとドラム部材Dとが連続面を形成しているので、シャッターカーテン1がスラットガイド7と巻取りドラム3とのあいだを、一層静粛に、かつ、円滑に移動することができる。
さらに、このものでは、スラットガイド7の薄板状部7aの屋内側面に巻取りドラム3の外周面に沿う第一湾曲面7bが形成され、第一湾曲面7bの下方に最大径のドラム部材Dの外周面に沿う第二湾曲面7cが形成されているので、スラットガイド7とドラム部材Dとの当接が確実で、スラットガイド7の屋外側への変位が確実になされて、信頼性の高い騒音防止をすることができる。
また、このものでは、スラットガイド7を左右一対の支持ブラケット6に設ける構成としたので、スラットガイド7を片持ち状に支持することで左右両端部に分割したものとすることができ、緩衝部材の小型化を図れる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図7に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。尚、第二の実施の形態において、前記第一の実施の形態と同様の構成については同様の符号を付すことで説明を省略する。
前記第二の実施の形態において、支持ブラケット6の第一、第二貫通孔6a、6bにはそれぞれ第一、第二付勢弾機10、11が介装されていて、第一、第二ローラ8、9を屋内側に向けて付勢するように構成されている。これによって、スラットガイド7はドラム部材D側に向けて付勢されており、シャッターカーテン1を閉鎖作動する場合では、シャッターカーテン1による屋内側への押圧力とともに、付勢弾機10による付勢力を受け、スラットガイド7がドラム部材Dに密着した状態が保持されることになって、シャッターカーテン1の閉鎖作動の過程で、スラットガイド7がシャッターカーテン1の閉鎖作動の邪魔になる、即ち、スラットガイド7とドラム部材Dとの連結状態が損なわれて、閉鎖作動するシャッターカーテン1の連結部が、スラットガイド7の上端のR状部7に引っ掛かってしまうような不具合を確実に回避することができて、シャッターカーテン1の閉鎖作動を一層円滑にすることができる。
また、前記第一、第二の実施の形態のものは、緩衝部材としてのスラットガイドを左右方向に短いものとし、それぞれの緩衝部材を支持ブラケットに片持ち状に支持する構成となっているが、緩衝部材を分割することなく、シャッターカーテンの左右幅方向全長にわたって設ける構成としてもよく、この場合では、緩衝部材の両端部を支持ブラケットに支持させることにより、緩衝部材を両持ち状に支持することができる。
さらに、緩衝部材は、シャッターケースの支持ブラケットに支持させる構成の他に、緩衝部材をシャッターカーテンの左右幅方向全長に対応するものとし、その両端部を、シャッターケースの上側側片に変位手段を介して支持させる構成とすることも可能である。
本発明は、シャッターカーテンを巻取りドラムに巻装することで開口部を開閉する建築用シャッターに利用することができる。
1 シャッターカーテン
2 スラット
3 巻取りドラム
4 ガイドレール
5 シャッターケース
6 支持ブラケット
6a 第一長孔
6b 第二長孔
7 スラットガイド
7a 薄板状部
7b 第一湾曲面
7c 第二湾曲面
7d 傾斜面
7e 第三湾曲面
7f R状部
8 第一ローラ
8b 第一係合溝
9 第二ローラ

Claims (4)

  1. 複数枚のスラットを一連状に連結したシャッターカーテンを、巻取りドラムに巻取り、巻出ししてなる建築用シャッター装置において、巻取りドラム、または、該巻取りドラムに既に巻装されたシャッターカーテンであるドラム部材と、該巻取りドラム、または、ドラム部材から延出するシャッターカーテンとの間に位置し、ドラム部材の巻径の変化に追随して変位する変位手段を介して緩衝部材を設けたことを特徴とする建築用シャッター。
  2. 緩衝部材は、湾曲形状に形成されており、ドラム部材から延出するシャッターカーテンの延出基端側の先端部ほど板厚が薄い薄板状部に形成され、該薄板状部とドラム部材とにより連続面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の建築用シャッター。
  3. 緩衝部材は、ドラム部材側の面に、巻取りドラムの外周面に沿う第一湾曲面と、ドラム部材の最大径に沿う第二湾曲面とが形成されている請求項1または2に記載の建築用シャッター。
  4. 緩衝部材は、付勢手段によりドラム部材側に向けて付勢されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築用シャッター。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016121462A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三和シヤッター工業株式会社 シャッター装置におけるスラットガイド機構

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