JP6431762B2 - シャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材 - Google Patents

シャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材 Download PDF

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Description

本発明は、巻取軸による巻き取り、繰り出しにより開閉移動するシャッターカーテンの構成部材となっているスラットの端部に取り付けられ、この端部がシャッターカーテンの開閉移動を案内するガイドレールから抜け出すことを阻止するためのシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材に係り、例えば、窓用シャッター装置等の各種のシャッター装置に利用できるものである。
左右両端部がガイドレールの内部にスライド自在に挿入されていて、巻取軸による巻き取り、繰り出しにより開閉移動するシャッターカーテンの少なくとも一部が、左右方向が長さ方向となっている複数のスラットをシャッターカーテンの開閉移動方向に連設することにより形成されているシャッター装置では、下記の特許文献1に示されているように、これらのスラットのうち、少なくとも1個のスラットの長さ方向の端部にフック部材を取り付けることにより、シャッターカーテンが風圧等で湾曲変形しても、このフック部材が、シャッターカーテンの開閉移動を案内するためのガイドレールの内面に設けられた突起部に係止することにより、このガイドレールの内部からのシャッターカーテンの端部の抜け出しを阻止するようになっている。
この特許文献1に示されているフック部材は、シャッターカーテンの厚さ方向における厚さ寸法が、スラットの厚さ寸法よりも大きくなっている。
特開平11−207545号公報(0028段落及び0032段落、図1〜図3)
シャッターカーテンが巻取軸により巻き取られるときに、巻取軸の水平精度等のために、シャッターカーテンが横ずれしながら巻き取られてフック部材の位置が、左右方向であるシャッターカーテンの幅方向にずれることがあり、また、シャッターカーテンの開閉移動方向に連設されているスラット同士は、これらに形成されたカール部の係合で連結されているため、フック部材が設けられているスラットと、このスラットと連結されるスラットとの間にシャッターカーテンの幅方向のずれが生じることがあり、これによってもフック部材の位置がシャッターカーテンの幅方向にずれにずれることがある。このようにフック部材の位置がシャッターカーテンの幅方向にずれてシャッターカーテンが巻取軸に巻き取られたときに、フック部材が巻取軸での巻径内側のシャッターカーテンの幅方向の端部に接触すると、シャッターカーテンの巻径に影響が生ずる。
本発明の目的は、シャッターカーテンが巻取軸に巻き取られたときの位置がシャッターカーテンの幅方向にずれていても、シャッターカーテンの幅方向の端部と接触することを避けることができるシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材を提供するところにある。
本発明に係るシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材は、左右両端部がガイドレールの内部にスライド自在に挿入されていて、巻取軸による巻き取り、繰り出しにより開閉移動するシャッターカーテンの少なくとも一部が、左右方向が長さ方向となっている複数のスラットを前記シャッターカーテンの開閉移動方向に連設することにより形成され、これらのスラットのうち、少なくとも1個のスラットの前記長さ方向の端部に取り付けられていて、前記ガイドレールの内面に設けられた突起部に係止することにより、このガイドレールの内部からの前記シャッターカーテンの端部の抜け出しを阻止するためのシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材において、前記シャッターカーテンの厚さ方向における厚さ寸法が、前記スラットの厚さ寸法と同じ又はこの厚さ寸法よりも小さくなっているとともに、厚さ方向の両端部が、前記スラットの厚さ方向両端についての前記左右方向への延長線から前記シャッターカーテンの厚さ方向外側へ突出していないことを特徴とするものである。
以上のように本発明に係るフック部材は、シャッターカーテンの厚さ方向における厚さ寸法が、スラットの厚さ寸法と同じ又はこの厚さ寸法よりも小さくなっているとともに、フック部材の厚さ方向の両端部が、スラットの厚さ方向両端についての左右方向への延長線からシャッターカーテンの厚さ方向外側へ突出していないため、シャッターカーテンが巻取軸により巻き取られたときに、フック部材の位置がシャッターカーテンの幅方向にずれていても、フック部材がシャッターカーテンの幅方向の端部と接触することを避けることができ、これにより、巻取軸でのシャッターカーテンの巻径に影響が生ずることを防止できるようになる。
以上の本発明において、シャッターカーテンの厚さ方向におけるフック部材の厚さ寸法が、スラットの厚さ寸法と同じ又はこの厚さ寸法よりも小さくなっているとともに、フック部材の厚さ方向の両端部が、スラットの厚さ方向両端についての左右方向への延長線からシャッターカーテンの厚さ方向外側へ突出していなければ、フック部材の形状、構造は任意である。
その一例のフック部材は、左右方向となっているシャッターカーテンの幅方向の外側の端部に、シャッターカーテンの厚さ方向に突出していて、ガイドレールの内面に設けられた前記突起部に係止する突出部が設けられ、この突出部からシャッターカーテンの幅方向の内側が、突出部からシャッターカーテンの厚さ方向内側に窪んでいる窪み部となっているものである。
また、フック部材をこのような形状、構造のものとする場合には、窪み部からシャッターカーテンの幅方向の内側を、シャッターカーテンの厚さ方向に対して傾斜している傾斜部とし、この傾斜部を、シャッターカーテンの幅方向と平行又は略平行となっている窪み部の底部に対して鈍角の傾き角度を有するものとしてもよい。
これによると、シャッターカーテンが風圧等により湾曲変形し、フック部材の突出部が、ガイドレールの内面に設けられた突起部に係止することにより、シャッターカーテンの幅方向の端部がガイドレールから抜け出すことを阻止できるとともに、シャッターカーテンが湾曲変形から通常の平面形状に戻るときに、前記傾斜部がガイドレールの突起部に案内されることにより、フック部材を含むシャッターカーテンの幅方向の端部をガイドレールの内部の元の位置に一層確実に戻すことができるようになる。
以上の突出部と窪み部と傾斜部のそれぞれは、シャッターカーテンの厚さ方向の片側だけに設けてもよく、シャッターカーテンの厚さ方向の両側に設けてもよい。
突出部と窪み部と傾斜部のそれぞれを、シャッターカーテンの厚さ方向の両側に設けた場合には、風圧等によるシャッターカーテンの湾曲変形がシャッターカーテンの厚さ方向のどちらの側に生じても、有効に対処できるようになる。
また、傾斜部をシャッターカーテンの厚さ方向の両側に設ける場合には、一例として、一方の傾斜部をシャッターカーテンの開閉移動方向の両側に2個設け、他方の傾斜部を、2個の一方の傾斜部の間に設けてもよい。
また、本発明において、ガイドレールの内面に設けられる前記突起部は、モヘアをガイドレールの内部に配置するためのモヘアポケット用突起部でもよく、あるいは、他の用途のために設けられたものでもよく、あるいは、フック部材の前記突出部を係止させるだけのために設けられた突起部でもよい。
さらに、本発明に係るフック部材は、任意の材料を用いて任意の加工方法により製造することができ、例えば、フック部材を板金の打ち抜き、折り曲げ加工により形成してもよく、これによると、多数のフック部材を容易かつ安価に製造することができる。
また、このようにフック部材を板金の打ち抜き、折り曲げ加工により形成する場合には、このフック部材をシャッターカーテンの厚さ方向の成分を有する三次元の形状とすることが好ましい。
これによると、ガイドレールの内面に設けられた突起部に係止することによってガイドレールの内部からのシャッターカーテンの端部の抜け出しを阻止するためのフック部材を板金で形成しても、シャッターカーテンの厚さ方向の成分を有する三次元の形状により、ガイドレールの突起部に充分に係止できる大きな強度をフック部材に付与できるようになる。
なお、本発明に係るフック部材は、これ以外に、例えば、射出成形によって形成された合成樹脂製としてもよく、また、鍛造で形成された金属製や、鋳造で形成された金属製としてもよい。
また、本発明に係るフック部材は、任意の用途のシャッター装置に適用することができ、このシャッター装置は、窓用シャッター装置でもよく、出入口用シャッター装置等でもよく、防災用シャッター装置でもよい。
本発明によると、シャッターカーテンが巻取軸に巻き取られたときのフック部材の位置がシャッターカーテンの幅方向にずれていても、フック部材がシャッターカーテンの幅方向の端部と接触することを避けることができるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係るフック部材が適用されているシャッター装置の全体を示す正面図である。 図2は、図1のS2−S2線断面図である。 図3は、図1のS3−S3線断面図である。 図4は、フック部材が端部に取り付けられているスラットの正面図である。 図5は、図4のスラットの裏面図である。 図6は、シャッターカーテンの構成部材となっているスラット同士の連結状態を示す図である。 図7は、フック部材だけを示す斜視図である。 図8は、シャッターカーテンが湾曲変形したときを示す図3と同様の図である。 図9は、シャッターカーテンが図8とは反対側へ湾曲変形したときを示す図3と同様の図である。 図10は、ガイドレールの突起部についての別実施形態を示す図3と同様の図である。 図11は、ガイドレールの突起部についてのさらなる別実施形態を示す図3と同様の図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るフック部材が適用されているシャッター装置の全体正面図が示されており、このシャッター装置は、住宅の窓用シャッター装置である。この窓用シャッター装置のシャッターカーテン1の左右両端部は、窓2の左右の枠材に結合されたガイドレール3の内部にスライド自在に挿入されており、また、窓2の上部には、シャッターケース4が取り付けられている。このシャッターケース4の内部には、住宅の構造材に結合された左右のブラケット5に回転自在に支持された巻取軸6が水平に収納されており、この巻取軸6にシャッターカーテン1の上端が連結されている。巻取軸6には、この巻取軸6を正逆回転及び回転停止させる駆動装置となっている図示しない開閉機が接続されており、この開閉機の正逆駆動及び駆動停止により、シャッターカーテン1は、巻取軸6による巻き取り、繰り出しによって左右のガイドレール3に案内されて上下に開閉移動し、また、停止する。
なお、このように本実施形態に係る窓用シャッター装置は、シャッターカーテン1の開閉移動が開閉機からの駆動力により行われる電動式シャッター装置となっているが、この窓用シャッター装置は、シャッターカーテン1の開閉移動が人為操作で行われる手動式シャッター装置でもよい。
図1に示されているように、本実施形態に係るシャッターカーテン1は、このシャッターカーテン1の下端に設けられた座板7や、シャッターカーテン1の上端部を巻取軸6に連結するための吊り元部材を除く主要部分が、左右方向が長さ方向となっているスラット8により形成されたものとなっており、このスラット8は、シャッターカーテン1の開閉移動方向である上下方向に多数個が連設されている。同じ形状及び同じ寸法で形成されているこれらのスラット8のうち、所定のスラット8Aには、このスラット8Aの長さ方向の両端部において、フック部材20が取り付けられており、このフック部材20は、上下に連設されているスラット8の所定個数ごとに設けられている。
図2は、フック部材20が取り付けられていないスラット8について示す図1のS2−S2線断面図であり、図3は、フック部材20が取り付けられているスラット8Aについて示す図1のS3−S3線断面図である。また、図4は、フック部材20が取り付けられているスラット8Aの正面図であり、図5は、このスラット8Aの裏面図である。さらに、図6には、上下に連設されている複数個のスラット8の連結状態が示されている。
図4及び図5に示されているように、それぞれ板金で形成されているスラット8の上下両端部には、カール部9が設けられており、図6に示されているように、上側のスラット8のカール部9のうち、下端部のカール部9Bと、下側のスラット8のカール部9のうち、上端部のカール部9Aとを係合させることにより、互いに上下に隣接している2個のスラット8同士が連結されている。そして、カール部9A,9Bは、シャッターカーテン1の幅方向であるスラット8の長さ方向に同一断面形状が連続するものとなっているため、互いに上下に隣接している2個のスラット8同士のうち、一方のスラット8は他方のスラット8に対してシャッターカーテン1の幅方向に移動可能となっている。
なお、図4及び図5に示されているように、それぞれのスラット8には、スラット8の下端部近くに形成された小開口部10に隣接してストップ部11が設けられており、このストップ部11は、図6に示されているように、板金製のスラット8の一部をカール部9Bの内側方向へ膨出変形させることにより形成されたものであり、これらの小開口部10とストップ部11は、スラット8の長さ方向の両端部に設けられている。また、図4及び図5に示されているように、スラット8の長さ方向についての上端部のカール部9Aの長さ寸法は、スラット8の長さ方向についての下端部のカール部9Bの長さ寸法よりも短くなっている。このため、上述のように互いに上下に隣接している2個のスラット8同士のうち、一方のスラット8が他方のスラット8に対してシャッターカーテン1の幅方向に移動した際に、過度に移動することは、上端部のカール部9Aの端面とストップ部11とが当接することにより防止され、これらのカール部9Aとストップ部11とが当接するまで、一方のスラット8は他方のスラット8に対して移動可能である。
図7には、フック部材20の全体斜視図が示されている。このフック部材20は、板金の打ち抜き、折り曲げ品である。図4及び図5からも分かるように、フック部材20は、止着具であるリベット21によりスラット8Aの長さ方向の端部で結合されるベース部22と、このベース部22とスラット8Aの長さ方向に連続していて、スラット8Aの長さ方向の端面からスラット8Aの長さ方向に露出している露出部23とからなり、シャッターカーテン1の開閉移動方向であるスラット8Aの幅方向についてのベース部22の寸法は、スラット8Aの幅方向についての露出部23の寸法よりも小さいため、フック部材20は、全体としてT字形状又は略T字形状となっている。
板金製のスラット8Aは、図6に示されているように、シャッターカーテン1の厚さ方向に台形又は略台形に突出した形状となっており、このため、リベット21によりスラット8Aに結合されるベース部22も、図7に示されているように、リベット21を挿入するための孔24が面状の頂部25に設けられた台形又は略台形の形状に形成されている。露出部23には、スラット8Aの幅方向に長い長孔26が形成されており、この長孔26をスラット8Aの長さ方向に挟む2つの部分は、スラット8Aの幅方向に長い第1細長部27と第2細長部28になっており、これらの細長部27と28は、露出部23におけるスラット8Aの幅方向両端部の箇所となっている連結部29,30により連結されている。
第1細長部27は、ベース部22の面状の頂部25に面状の傾斜部31を介して連結されており、第2細長部28は、ベース部22と同様に台形又は略台形の形状に形成されている。したがって、第2細長部28は、スラット8Aの幅方向の長さを有する頂部28Aと、この頂部28Aの長さ方向の両端部から連結部29,30の側へ傾斜している傾斜部28B,28Cとからなり、頂部28Aは、第1細長部27から隆起しているベース部22の頂部25と同じ又は略同じ程度だけ、シャッターカーテン1の厚さ方向であるスラット8Aの厚さ方向に第1細長部27から隆起した第2細長部28の箇所となっている。
図6及び図7に示されているように、露出部23におけるスラット8Aの幅方向の外側の両端部は、スラット8Aの厚さ方向に折り曲げられた折り曲げ部32となっており、これらの折り曲げ部32におけるスラット8Aの長さ方向中間部は、スラット8Aの厚さ方向に窪んだ窪み部33となっている。
このため、図3に示されているように、窪み部33におけるスラット8Aの長さ方向両端部は、シャッターカーテン1の厚さ方向に突出した第1突出部34と第2突出部35となっている。第1突出部34は、フック部材20におけるシャッターカーテン1の幅方向の外側の端部に設けられた突出部であり、この突出部よりもシャッターカーテン1の幅方向の内側に設けられている第2突出部35のうち、第1突出部34とシャッターカーテン1の幅方向に対向している部分は、傾斜部36となっており、この傾斜部36は、シャッターカーテン1の幅方向と平行又は略平行となっている窪み部33の底部に対して鈍角の傾き角度となっている。
また、この実施形態では、図3に示されているように、フック部材20における第1細長部27の箇所も、スラット8Aの厚さ方向に窪んだ窪み部37となっている。そして、この窪み部37におけるスラット8Aの長さ方向両端部となっている第2細長部28の頂部28Aと傾斜部31は、シャッターカーテン1の厚さ方向に突出した第1突出部38と第2突出部39となっている。第1突出部38は、フック部材20におけるシャッターカーテン1の幅方向の外側の端部に設けられた突出部であり、この突出部よりもシャッターカーテン1の幅方向の内側に設けられている第2突出部39は、傾斜部31となっており、この傾斜部31は、シャッターカーテン1の幅方向と平行又は略平行となっている窪み部37の底部に対して鈍角の傾き角度となっている。
以上の2個ずつの窪み部33と37、第1突出部34と38、第2突出部35と39は、互いにフック部材20におけるスラット8Aの厚さ方向反対側に設けられている。
本実施形態に係るフック部材20は、以上説明した形状、構造となっているため、シャッターカーテン1の幅方向の外側の端部には、シャッターカーテン1の厚さ方向に突出している第1突出部34,38が設けられ、これらの突出部34,38からシャッターカーテン1の幅方向の内側は、第1突出部34,38からシャッターカーテン1の厚さ方向内側に窪んでいる窪み部33,37となっている。そして、窪み部33,37からシャッターカーテン1の幅方向の内側は、シャッターカーテン1の幅方向と平行又は略平行となっている窪み部33,37の底部に対して鈍角の傾き角度で傾斜している傾斜部36,31となっている。
そして、第1突出部34,38と窪み部33,37と傾斜部36,31は、シャッターカーテン1の厚さ方向の両側、言い換えると、スラット8Aの厚さ方向の両側に形成されている。また、シャッターカーテン1の厚さ方向の両側に形成されている傾斜部36,31のうち、一方の傾斜部36は、図5から分かるように、シャッターカーテンの開閉移動方向の両側に2個設けられ、他方の傾斜部31は、2個の傾斜部36の間に設けられていることになる。
図2及び図3には、前述したガイドレール3の内部構造が示されている。このガイドレール3の内部は、フック部材20を含むシャッターカーテン1の幅方向の端部が上下にスライド自在に挿入される開口部付きの空間部Sとなっており、この空間部Sにおける開口部側の端部には、シャッターカーテン1の厚さ方向に間隔をあけて互いに対向している2個の突起部12が設けられ、ガイドレール3の内面に設けられているこれらの突起部12は、シャッターカーテン1の厚さ方向へ突出している。本実施形態の突起部12は、シャッターカーテン1とガイドレール3とが直接接触することを防止したり、シャッターカーテン1とガイドレール3との間の気密性を確保するためのモヘア13をガイドレール3の内部に配置するためのモヘアポケット用突起部であり、ガイドレール3の全長又は略全長に渡る長さとなっている突起部12の内部のポケット部にモヘア13の基部13Aが挿入されている。
また、本実施形態では、図3に示されているように、シャッターカーテンの厚さ方向におけるフック部材20の厚さ寸法T1が、スラット8Aの厚さ寸法T2と同じ又はこの厚さ寸法T2よりも小さくなっているとともに、フック部材20の厚さ方向の両端部は、スラット8Aの厚さ方向両端についてのシャッターカーテン1の幅方向への延長線N1、N2からシャッターカーテンの厚さ方向外側へ突出していない。
なお、スラット8Aの厚さ寸法T2とは、カール部9を含むスラット8Aの厚さ寸法の最大値である。また、図3の実施形態では、フック部材20をスラット8Aに結合するための止着具となっているリベット21のうち、頭部がスラット8Aの表面から若干突出しているが、このようにリベット21の頭部をスラット8Aの表面から若干突出させてもよいが、リベット21の頭部をスラット8Aの表面から突出させず、これにより、リベット21の頭部を含めても、シャッターカーテンの厚さ方向におけるフック部材20の厚さ寸法T1を、スラット8Aの厚さ寸法T2と同じ又はこの厚さ寸法T2よりも小さくするとともに、フック部材20の厚さ方向の両端部を、スラット8Aの厚さ方向両端についてのシャッターカーテン1の幅方向への延長線N1、N2からシャッターカーテンの厚さ方向外側へ突出させないことが好ましい。
図8は、図1に示されているようにシャッターカーテン1が半開き状態又は全閉状態になっているときに、シャッターカーテン1が風圧等により住宅の室内側へ湾曲変形したときを示している。このときには、フック部材20の第1突出部34が、ガイドレール3の突起部12のうち、シャッターカーテン1の幅方向外側の側面12Aに係止し、これにより、フック部材20を含むシャッターカーテン1の幅方向の端部がガイドレール3の内部の空間部Sから抜け出すことが阻止される。
また、シャッターカーテン1が湾曲変形から通常の平面形状に戻るときには、フック部材20の傾斜部36が、ガイドレール3の突起部12のうち、シャッターカーテン1の幅方向内側の側面12Bによって案内されることにより、フック部材20を含むシャッターカーテン1の幅方向の端部がガイドレール1の内部の空間部Sの元の位置に一層確実に戻ることになる。
図9は、シャッターカーテン1が風圧等により図8とは逆に住宅の室外側へ湾曲変形したときを示している。このときには、フック部材20の第1突出部38が、ガイドレール3の突起部12のうち、シャッターカーテン1の幅方向外側の側面12Aに係止し、これにより、フック部材20を含むシャッターカーテン1の幅方向の端部がガイドレール3の内部の空間部Sから抜け出すことが阻止される。
また、シャッターカーテン1が湾曲変形から通常の平面形状に戻るときには、フック部材20の傾斜部31が、ガイドレール3の突起部12のうち、シャッターカーテン1の幅方向内側の側面12Bによって案内されるため、フック部材20を含むシャッターカーテン1の幅方向の端部がガイドレール1の内部の空間部Sの元の位置に一層確実に戻ることになる。
したがって、本実施形態によると、シャッターカーテン1が、このシャッターカーテン1の厚さ方向のどちらの側に湾曲変形しても有効に対処することができ、また、このシャッターカーテン1がこれらの湾曲変形から平面形状に戻るときにも、この戻り変形に一層有効に対処することができる。
そして、本実施形態によると、前述したように、シャッターカーテンの厚さ方向におけるフック部材20の厚さ寸法T1は、スラット8Aの厚さ寸法T2と同じ又はこの厚さ寸法よりも小さくなっており、また、フック部材20厚さ方向の両端部は、スラット8Aの厚さ方向両端についての左右方向であるシャッターカーテン1の幅方向への延長線N1,N2からシャッターカーテン1の厚さ方向外側へ突出していないため、シャッターカーテン1を巻き取り、繰り出すための水平部材となっている図1の巻取軸6の水平精度の誤差等のために、シャッターカーテン1が巻取軸6に横ずれして巻き取られ、あるいは、図4〜図6で説明したように、カール部9Aとストップ部11とが当接するまで、互いにシャッターカーテンの構成部材となっている一方のスラット8が他方のスラット8に対して移動したために、フック部材20が、巻取軸6に巻き取られているシャッターカーテン1のうち、巻径内側のシャッターカーテン1の幅方向の端部と巻取軸6の直径方向に対面することになっても、このフック部材20がシャッターカーテンの幅方向の端部と接触することを避けることができる。これにより、巻取軸6に巻き取られたシャッターカーテン1の巻径に影響が生ずることを防止することができる。
さらに本実施形態のフック部材20は板金製であるが、このフック部材20は打ち抜き、折り曲げ加工により形成されていて、図6及び図7で示されている折り曲げ部32を有しており、これらの折り曲げ部32は、フック部材20におけるシャッターカーテン1の厚さ方向の成分を有する箇所となっており、図7で示されている傾斜部31も、フック部材20におけるシャッターカーテン1の厚さ方向の成分を有する箇所となっている。このため、板金製のフック部材20は三次元の形状となっているため、ガイドレール3の突起部12の側面12Aに第1突出部34,38を充分に係止させたり、突起部12の側面12Bに傾斜部31,36を充分に案内させることができる大きな強度をフック部材20に付与できるようになる。
図10及び図11は、ガイドレール3の内面に設けられる突起部についての別実施形態を示す。これらの別実施形態は、ガイドレール3にモヘアが設けられない場合の実施形態である。
図10の実施形態では、第1突起部14と第2突起部15とがシャッターカーテン1の幅方向に間隔をあけてガイドレール3の内面に設けられ、第1突起部14と第2突起部15のそれぞれは、シャッターカーテン1の厚さ方向に互いに間隔をあけて形成されている。この実施形態では、第1突起部14が、前述の実施形態の突起部12の側面12Aと同様に、フック部材20の第1突出部34,38が係止するガイドレール3の箇所となり、第2突起部15が、前述の実施形態の突起部12の側面12Bと同様に、フック部材20の傾斜部31,36を案内するガイドレール3の箇所となる。
図11の実施形態では、図2、図3、図8及び図9で示されているモヘアポケット用突起部12と外形寸法が同じになっている中実の突起部16をガイドレール3の内面に設けている。この実施形態では、突起部16の側面16Aが、前述の実施形態の突起部12の側面12Aと同様に、フック部材20の第1突出部34,38が係止するガイドレール3の箇所となり、突起部16の側面16Bが、前述の実施形態の突起部12の側面12Bと同様に、フック部材20の傾斜部31,36を案内するガイドレール3の箇所となる。
本発明は、シャッターカーテンの少なくとも一部がスラットで形成されている窓用シャッター装置を含む各種のシャッター装置に利用することができる。
1 シャッターカーテン
3 ガイドレール
6 巻取軸
8 スラット
8A フック部材が取り付けられているスラット
12 突起部であるモヘアポケット用突起部
13 モヘア
14,15,16 突起部
20 フック部材
33,37 窪み部
31,36 傾斜部
34,38 突出部である第1突出部
T1 フック部材の厚さ寸法
T2 スラットの厚さ寸法
N1,N2 スラットの厚さ方向両端についての左右方向への延長線

Claims (3)

  1. 左右両端部がガイドレールの内部にスライド自在に挿入されていて、巻取軸による巻き取り、繰り出しにより開閉移動するシャッターカーテンの少なくとも一部が、左右方向が長さ方向となっている複数のスラットを前記シャッターカーテンの開閉移動方向に連設することにより形成され、これらのスラットのうち、少なくとも1個のスラットの前記長さ方向の端部に取り付けられていて、前記ガイドレールの内面に設けられた突起部に係止することにより、このガイドレールの内部からの前記シャッターカーテンの端部の抜け出しを阻止するためのシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材において、
    前記シャッターカーテンの厚さ方向における厚さ寸法が、前記スラットの厚さ寸法と同じ又はこの厚さ寸法よりも小さくなっているとともに、厚さ方向の両端部が、前記スラットの厚さ方向両端についての前記左右方向への延長線から前記シャッターカーテンの厚さ方向外側へ突出しておらず、
    前記左右方向となっている前記シャッターカーテンの幅方向の外側の端部には、前記シャッターカーテンの厚さ方向に突出していて、前記ガイドレールの内面に設けられた前記突起部に係止する突出部が設けられ、この突出部から前記シャッターカーテンの幅方向の内側は、前記突出部から前記シャッターカーテンの厚さ方向内側に窪んでいる窪み部となっており、
    前記窪み部から前記シャッターカーテンの幅方向の内側は、前記シャッターカーテンの厚さ方向に対して傾斜している傾斜部となっており、この傾斜部は、前記シャッターカーテンの幅方向と平行又は略平行となっている前記窪み部の底部に対して鈍角の傾き角度となっており、
    前記突出部と前記窪み部と前記傾斜部のそれぞれは、前記シャッターカーテンの厚さ方向の両側に形成されており、
    前記シャッターカーテンの厚さ方向の両側に形成されている前記傾斜部のうち、一方の傾斜部は、前記シャッターカーテンの開閉移動方向の両側に2個設けられ、他方の傾斜部は、前記2個の一方の傾斜部の間に設けられていることを特徴とするシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材。
  2. 左右両端部がガイドレールの内部にスライド自在に挿入されていて、巻取軸による巻き取り、繰り出しにより開閉移動するシャッターカーテンの少なくとも一部が、左右方向が長さ方向となっている複数のスラットを前記シャッターカーテンの開閉移動方向に連設することにより形成され、これらのスラットのうち、少なくとも1個のスラットの前記長さ方向の端部に取り付けられていて、前記ガイドレールの内面に設けられた突起部に係止することにより、このガイドレールの内部からの前記シャッターカーテンの端部の抜け出しを阻止するためのシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材において、
    前記シャッターカーテンの厚さ方向における厚さ寸法が、前記スラットの厚さ寸法と同じ又はこの厚さ寸法よりも小さくなっているとともに、厚さ方向の両端部が、前記スラットの厚さ方向両端についての前記左右方向への延長線から前記シャッターカーテンの厚さ方向外側へ突出しておらず、
    板金の打ち抜き、折り曲げ加工により形成されているとともに、前記シャッターカーテンの厚さ方向の成分を有する三次元の形状となっていることを特徴とするシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材。
  3. 請求項1又は2に記載のシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材において、前記ガイドレールの内部に設けられている前記突起部は、モヘアを前記ガイドレールの内部に配置するためのモヘアポケット用突起部であることを特徴とするシャッター装置のシャッターカーテン抜け止め用フック部材。
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