JP6785589B2 - シャッター用ガイドレール構造 - Google Patents
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Description
本発明の請求項1記載のシャッター用ガイドレール構造は、建物躯体39に固定される外枠27と、
前記外枠27に支持され、建物開口部15を開閉する開閉体13の縁部61が挿入されるレール開口63を有するガイドレール29と、
前記ガイドレール29のレール内面75に接して保持され前記縁部61が挿入される補強材開口83を有する弾性素材よりなる断面コ字状の補強材31と、
前記補強材開口83を挟む前記補強材31の一対の補強材開口縁33,34と、
前記補強材31の対向するそれぞれの補強材内面85から突出してスリット87を構成し、前記縁部61から延出する抜け止め部材89を前記スリット87で抜け止めして案内する一対の抜け止め片35と、
前記ガイドレール29の前記レール開口63を挟む屋内側の前記レール内面75に設けられ、レール内方から前記レール開口63に向かって前記開閉体13に接近する方向に傾斜し屋内側の前記補強材開口縁33が接するテーパ面37と、
を具備するとともに、
前記レール開口63を挟む一対のレール開口縁64のそれぞれには消音帯取付溝71が形成され、
前記屋内側の前記レール内面75には前記テーパ面37が前記消音帯取付溝71に接続して形成され、
屋外側の前記レール内面75には前記消音帯取付溝71の背面と前記レール内面75との間に係止溝77が形成され、該係止溝77に前記補強材開口83を挟む屋外側の前記補強材開口縁34が嵌入しており、
通常時、前記テーパ面37は、前記開閉体13の幅方向における、前記抜け止め片35よりも前記消音帯取付溝71側に位置しており、
前記開閉体13が風などで煽られ屋外側に撓んだ際に、前記抜け止め片35を介して引っ張られる前記補強材31は、前記屋外側の補強材開口縁34が前記係止溝71に嵌入されて抜け方向の移動が規制され、前記テーパ面37に接する前記補強材開口縁33が、該テーパ面37に、前記レール開口63に向かって摺接しながら前記スリット87を狭める方向に変形し、前記補強材31を断面四角形から一辺が短い四角形へ移行させることを特徴とする。
これにより、補強材31は、屋内側の補強材開口縁33がテーパ面37に摺接してレール開口63に接近する方向に移動が可能となる。
前記補強材31は、弾性復元力を備えた素材よりなり、前記開閉体13を抜け止めした後、該開閉体13が元の状態に戻る際に、前記ガイドレール29内の元の位置に戻ることを特徴とする。
前記建物躯体39に設けられるサッシ窓41の外側に前記外枠27及び前記ガイドレール29が位置し、前記開閉体13の屋内側に前記サッシ窓41が配置されることを特徴とする。
前記ガイドレール29は、前記消音帯取付溝71を挟んで前記テーパ面37の反対側である屋内側に固定板79が連続して形成され、
該固定板79が、前記外枠27の螺着穴47に重なり、該固定板79を貫通する固定ネジ81が前記螺着穴47に螺着されることで、前記ガイドレール29が前記外枠27に固定されることを特徴とする。
前記ガイドレール29と前記補強材31とは、最下端の位置のみで固定されることを特徴とする。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係るシャッター用ガイドレール構造を備えたシャッター装置11の外観を表す斜視図である。
本実施形態に係るシャッター用ガイドレール構造は、開閉体であるシャッターカーテン13を用いて建物開口部15を開閉するシャッター装置11に好適に用いることができる。なお、開閉体は、アルミ製やスチール製のスラット17を複数連結した一般的なシャッターカーテン13の他、樹脂製シートを用いたシートシャッターカーテンとすることもできる。本実施形態では、開閉体がシャッターカーテン13である場合を例に説明する。
外枠27は、フック部43を有する外側板45と、螺着穴47を有する内側板49がベース板51により接続されて形成される。外枠27は、ベース板51が躯体固定ネジ53により建物躯体39に固定される。外枠27は、外側板45と内側板49との間に開放部55(図3参照)を有し、この開放部55にガイドレール29が取り付けられる。シャッター用ガイドレール構造は、シャッターカーテン13と建物躯体39との間が屋内側の屋内部57となり、シャッターカーテン13を挟んで屋内部57の反対側が屋外側の屋外部59となる。
ガイドレール29は、外枠27に支持される。ガイドレール29は、建物開口部15を開閉するシャッターカーテン13の縁部61が挿入されるレール開口63を有する。レール開口63は、ガイドレール29の一対のレール開口縁64により挟まれる。
図4(a)は開閉体の撓み方向を表す動作説明図、(b)は補強材の変形状況を表す動作説明図である。
本実施形態に係るシャッター用ガイドレール構造では、図4(a)に示すように、シャッターカーテン13が風などで煽られた際に、シャッターカーテン13の抜け止め部材89が補強材31の抜け止め片35に引っ掛かる。抜け止め片35を介して引っ張られた補強材31は、テーパ面37に接する補強材開口縁33が、テーパ面37に摺接しながら変形する。この変形は、図4(b)に示すように、断面四角形の補強材31を潰し、一辺が短い四角形へ移行するものとなる。この変形により、補強材31は、一対の補強材内面同士の間隔が狭められる。これにより、補強材31は、抜け止め片35同士の間隔、すなわち、スリット87が広がることなく、シャッターカーテン13の抜け止め部材89がスリット87から抜けにくくなる。ガイドレール29は、補強材31が抜け出そうとすればするほどテーパ面37を補強材開口縁33が移動して抜け止め片35同士の隙間が狭くなり、シャッターカーテン13の抜け止め部材89が抜けにくくなる。その結果、風圧等に対する強度を高めることができる。
図5は別体の楔形部材によりテーパ面が設けられる変形例に係るシャッター用ガイドレール構造の平断面図である。
シャッター用ガイドレール構造は、テーパ面37を有する別体の楔形部材91が、テーパ面37の形成されていないガイドレール93のレール内面75に固定されるものであってもよい。
次に、第2実施形態を説明する。
図6は本発明の第2実施形態に係るシャッター用ガイドレール構造の平断面図である。なお、第2実施形態において、図1〜図4に示した部材と同等の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
第2実施形態のシャッター用ガイドレール構造は、第1実施形態とガイドレール95が異なる。
第2実施形態のシャッター用ガイドレール構造では、ガイドレール95が例えばアルミ製であり、その厚みが薄い場合など、外力に対して変形しやすい構成である。この場合、ガイドレール95は、例えば建物躯体39に埋め込みされず、外方から拘束されていないことで、シャッターカーテン13の撓みによる引っ張り力により、レール開口63が拡がる方向に変形する可能性がある。補強材31は、一対の補強材開口縁33,34の双方が係止溝77に係止していると、レール開口63とともに補強材開口83も拡がる方向に変形してしまう。
図8は図6に示したガイドレールの変形例を表す平断面図、図9は図8に示したシャッター用ガイドレール構造の動作説明図である。
第2実施形態の変形例に係るシャッター用ガイドレール構造は、ガイドレール97が、第2実施形態のガイドレール95と異なる。すなわち、ガイドレール97は、屋内側の消音帯取付溝71と、レール内面75との間にも係止溝77が形成されている。つまり、ガイドレール97は、レール開口63を挟んで、消音帯取付溝71と係止溝77とが二組設けられている。
なお、上述の各実施形態において、シャッター用ガイドレール構造は、シャッターカーテン13を上限の巻き上げ位置で停止させるためのストッパー25を備えている。ストッパー25は、傷や衝撃音の発生を抑えるべく樹脂製となっている。ストッパー25は、樹脂製とすることにより、軽量化やコスト削減が可能となる。ストッパー25は、シャッターカーテン13の最下端縁を構成する座板スラット19の屋外面に設けられる。
15…建物開口部
27…外枠
29…ガイドレール
31…補強材
33,34…補強材開口縁
35…抜け止め片
37…テーパ面
39…建物躯体
61…縁部
63…レール開口
64…レール開口縁
71…消音帯取付溝
75…レール内面
77…係止溝
83…補強材開口
85…補強材内面
87…スリット
89…抜け止め部材
91…楔形部材
93,95,97…ガイドレール
Claims (5)
- 建物躯体に固定される外枠と、
前記外枠に支持され、建物開口部を開閉する開閉体の縁部が挿入されるレール開口を有するガイドレールと、
前記ガイドレールのレール内面に接して保持され前記縁部が挿入される補強材開口を有する弾性素材よりなる断面コ字状の補強材と、
前記補強材開口を挟む前記補強材の一対の補強材開口縁と、
前記補強材の対向するそれぞれの補強材内面から突出してスリットを構成し、前記縁部から延出する抜け止め部材を前記スリットで抜け止めして案内する一対の抜け止め片と、
前記ガイドレールの前記レール開口を挟む屋内側の前記レール内面に設けられ、レール内方から前記レール開口に向かって前記開閉体に接近する方向に傾斜し屋内側の前記補強材開口縁が接するテーパ面と、
を具備するとともに、
前記レール開口を挟む一対のレール開口縁のそれぞれには消音帯取付溝が形成され、
前記屋内側の前記レール内面には前記テーパ面が前記消音帯取付溝に接続して形成され、
屋外側の前記レール内面には前記消音帯取付溝の背面と前記レール内面との間に係止溝が形成され、該係止溝に前記補強材開口を挟む屋外側の前記補強材開口縁が嵌入しており、
通常時、前記テーパ面は、前記開閉体の幅方向における、前記抜け止め片よりも前記消音帯取付溝側に位置しており、
前記開閉体が風などで煽られ屋外側に撓んだ際に、前記抜け止め片を介して引っ張られる前記補強材は、前記屋外側の補強材開口縁が前記係止溝に嵌入されて抜け方向の移動が規制され、前記テーパ面に接する前記補強材開口縁が、該テーパ面に、前記レール開口に向かって摺接しながら前記スリットを狭める方向に変形し、前記補強材を断面四角形から一辺が短い四角形へ移行させることを特徴とするシャッター用ガイドレール構造。 - 請求項1記載のシャッター用ガイドレール構造であって、
前記補強材は、弾性復元力を備えた素材よりなり、前記開閉体を抜け止めした後、該開閉体が元の状態に戻る際に、前記ガイドレール内の元の位置に戻ることを特徴とするシャッター用ガイドレール構造。 - 請求項1または2記載のシャッター用ガイドレール構造であって、
前記建物躯体に設けられるサッシ窓の外側に前記外枠及び前記ガイドレールが位置し、前記開閉体の屋内側に前記サッシ窓が配置されることを特徴とするシャッター用ガイドレール構造。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のシャッター用ガイドレール構造であって、
前記ガイドレールは、前記消音帯取付溝を挟んで前記テーパ面の反対側である屋内側に固定板が連続して形成され、
該固定板が、前記外枠の螺着穴に重なり、該固定板を貫通する固定ネジが前記螺着穴に螺着されることで、前記ガイドレールが前記外枠に固定されることを特徴とするシャッター用ガイドレール構造。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載のシャッター用ガイドレール構造であって、
前記ガイドレールと前記補強材とは、最下端の位置のみで固定されることを特徴とするシャッター用ガイドレール構造。
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