JP6888198B2 - ガラスパネル用端部保持部材、障子、障子の製造方法及び建具 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る引違い窓を屋内側から見た正面図である。より詳しくは、内障子20および外障子40を閉鎖したときの本実施形態に係る引違い窓(建具)1を、室内側から見た正面図である。図2は、図1におけるa−a線断面図である。図3は、図2における外障子の一端部の拡大図である。
この方法と同じようにして、すべての框にガラスパネル46を嵌めこむことにより、本実施形態の外障子40を製造することができる。また、内障子20も同様にして製造することができる。
この時、グレチャン50に設けられた第1内側凸部54とガラスパネル46との間で、それぞれ摩擦抵抗が生じ、慣性によりガラスが引き抜かれる方向に移動する。これに伴い、側部が変形し始め、第1内側凸部54がガラスパネルに当接することで、第1内側凸部54とガラスパネル46の間に摩擦力が働くようになり、グレチャンとガラスパネルとが一体化する。これにより、それ以上の回転、変形を抑制でき、抜けを抑制できる。
特に、グレチャン50は、互いに対向して設けられ、外周端部46Aにおける屋内側及び屋外側をそれぞれ覆うように配置される両側部51と、両側部51を連結して設けられ、ガラスパネル46の少なくとも一辺の外周端面46Eを覆うように配置される底部52と、両側部51の少なくとも一方の内側面から突出して設けられ、少なくとも外力が付加されたときにガラスパネル46に当接することでガラスパネル46の抜けを抑制する第1内側凸部54と、を備える構成にした。
これにより、重量のあるガラスパネル46を框のガラス溝に挿入する際は、框側を回転させることで、ガラス溝内部にガラスパネルを挿入させることが出来る。そのため、本実施形態のグレチャン50は、ガラス溝45A内へのガラスパネル46の嵌合を容易に出来る。
また、ガラスパネルの使用時は、外力により側部51の変形することで第1内側凸部54がガラスパネル46に当接する。これにより、凸部とガラスパネルの間に摩擦力が働くようになり、グレチャンとガラスパネルとが一体化する。その結果、ガラスパネル46の抜けを抑制することができる。
従って、本発明によれば、框のガラス溝に対するガラスパネルの挿入が容易であるとともに、使用時におけるガラスパネルの抜けを抑制できるグレチャンを提供することができる。
これにより、戸先框44が受けた外力によるガラスパネル46の抜けを、屋内側の側部51に設けられた第1内側凸部54が抑制する。
従って、本実施形態に係るグレチャン50によれば、ガラスパネル46の抜けの抑制を一層確実に行うことができる。
この第1外側凸部53により、戸先框44に対してグレチャン50が係合し、ガラスパネル46の抜けを抑制する。
従って、本実施形態に係るグレチャン50によれば、ガラスパネル46の抜けの抑制を一層確実に行うことができる。
この圧着突起51Cは、ガラスパネル46の抜け方向に力が働いた際に、折れ曲がることで最も収縮し、ガラスパネル46に対して反発力を付すことが出来る。
従って、本実施形態に係るグレチャン50によれば、ガラスパネル46の抜けの抑制を一層確実に行うことができる。
本実施形態の外障子40は、ガラスパネル46と、ガラスパネル46の少なくとも一辺の外周端部46Aを覆うように取り付けられ、前記第1内側凸部が前記ガラス溝の内壁部に係合するグレチャン50と、を備える構成にした。なお、本実施形態の内障子20も同様の構成を有している。
従って、本発明によれば、ガラスパネルの挿入が容易であるとともにガラスパネルの抜けを抑制できるグレチャンを備える障子を提供することができる。
本実施形態の障子の製造方法は、グレチャン(ガラスパネル用端部保持部材)50をガラスパネル46の少なくとも一辺の外周端部46Aに取り付ける工程と、グレチャン(ガラスパネル用端部保持部材)50が取り付けられたガラスパネル46の少なくとも一辺の外周端部46Aに対して、框をその延びる方向を回転軸として回転させながら該框のガラス溝に嵌合させる工程と、を有する構成にした。
より具体的には、ガラスパネル46に予めグレチャン50を取り付けた後、そのガラスパネル46に対して、圧着突起51Cが設けられる側部側51で、且つ框側を所定方向に回転させることにより、框のガラス溝の被係合部45Cとグレチャンの第1外側凸部53とが係合し、ガラスパネル46が框に嵌合する。その結果、本実施形態のグレチャン50を使用することにより、ガラスパネルはそのままに、框側を回転させた障子の製造が可能になる。
従って、本実施形態によれば、框のガラス溝に対するガラスパネルの挿入が容易であるとともに、使用時におけるガラスパネルの抜けを抑制できる障子の製造方法を提供できる。
本実施形態に係る建具は、上框、下框および左右の縦框である召外框,戸先框が枠組みされた框体と、框体内にスライド移動可能に納められた障子(内障子及び外障子)と、障子の移動を規制する規制部(指はさみ防止ストッパー及び衝突防止ストッパー)と、を備える構成にした。
従って、本実施形態の建具によれば、框のガラス溝に対するガラスパネルの挿入が容易であるとともに、使用時におけるガラスパネルの抜けを抑制できる障子で構成される建具を提供することができる。
このような事情に対し、本実施形態に係るグレチャンは、上述の短い見付部分においても、重量のある複層のガラスパネルを保持することが出来る。
従って、本発明によれば、見付部分の長さが短い障子であっても、複層のガラスパネルを保持させることが出来る。
図7は、第2実施形態に係る障子の製造方法を説明するための図である。図8は、第2実施形態に係る障子の作用を説明するための図である。
その後、更に框側から力を加えてガラスパネル46が所定量挿入された時点で、グレチャン150の第1外側凸部153が被係合部45Cに係合し、グレチャン150がガラス溝45Aに嵌合する(図7(e))。
なお、本実施形態のグレチャン150においても、第1内側凸部154は屋内側にのみ設ける構成によりグレチャン150の変形が適度に行われる。
本実施形態のグレチャン150は、上記第1実施形態と同様に、指はさみ防止ストッパー62と戸先框44の衝突に基づくガラスパネル146の抜けを抑制できると共に(図8(a))、衝突防止ストッパー65と戸先框44の衝突によるガラスパネル146の抜けを抑制できる(図8(b))。
図9は、第3実施形態に係る障子の製造方法を説明するための図である。図10は、第3実施形態に係る障子の作用を説明するための図である。
その後、更に框側から力を加えてガラスパネル46が所定量挿入された時点で、第1部材の第2外側凸部253が被係合部45Cに係合し、グレチャン250がガラス溝45Aに嵌合した状態になる(図7(e))。
これにより、本実施形態のグレチャンを使用する障子を製造することができる。
より具体的には、互いに対向して設けられ、外周端部46Aにおける屋内側及び屋外側をそれぞれ覆うように配置される両側部251と、両側部251を連結して設けられ、ガラスパネル46の少なくとも一辺の外周端面46Eを覆うように配置される底部252と、を備える第1部材250Aと、両側部251及び底部252とは別部材で構成され、両側部251の一方と框体45の内壁部45Bとの間に配置される第2部材255と、を備えている。
更に、第2部材255は、その内側面から突出して設けられ、少なくとも外力が付加されたときにガラスパネル46に当接することでガラスパネル46の抜けを抑制する第2内側凸部255Cと、を有する構成にした。
これにより、ガラスパネル46を挿入する際に、第1部材250Aは所定方向への応力を加えることにより変形する。この時、第1部材250Aは凸部を備えていないことから変形が容易である。その結果、ガラス溝45Aに対するガラスパネル46の挿入を容易に行い得る。
更に、ガラスパネル46の挿入後は、第2部材255の第2内側凸部255Cが、第1実施形態の第1内側凸部54の代わりとなり、グレチャン250とガラスパネル46とを一体化させる。これにより、ガラスパネル46が移動又は回転しようとした際に、ガラスパネル46の抜けを防止することができる。
従って、本実施形態によれば、第1部材と第2部材の2つの部材を使用した場合に、ガラスパネルの挿入が容易であるとともにガラスパネルの抜けを抑制するグレチャンを提供することができる。
図11は、第4実施形態に係る障子の製造方法を説明するための図である。図12は、第4実施形態に係る障子の作用を説明するための図である。
続いて、戸先框44を框の延びる方向を軸として反時計回りに回転させることにより、引っかけ部351Dが第2部材355の第2内側凸部355Cを乗り越えるようにして、ガラス溝45A奥へと挿入される。その後、戸先框44を時計回りに回転させることにより、
第1部材250Aの第2外側凸部353と内壁部45Bの被係合部45Cとが係合し、グレチャン350がガラス溝45Aに嵌合する(図7(d)〜(e))。
これにより、本実施形態に係る障子を製造することができる。
更に、本実施形態においては、側部351には、引っかけ部351D及び第2外側凸部353を設けているため、ガラス溝45Aに対するグレチャン350の嵌合する強度は、上記第三実施形態に比べて、強いものとなる。その結果、グレチャン350は、ガラスパネル46の保持力が高いものとなる。
これにより、第1部材350A及び第2部材355の2つの部材を使用した、ガラスパネル46の保持機構を有する障子を製造することができる。
従って、本実施形態によれば、ガラスパネルの挿入が容易であるとともにガラスパネルの抜けを抑制可能な、二つの部材からなるグラチャンを使用した障子の製造方法を提供することができる。
これにより、グレチャンが左右非対称の構造となり、グレチャンの変形及び回転等を利用するガラスパネルの挿入を行うことが可能になる。また、左右非対称の構造が目印となり、グレチャン取り付け時の誤使用を防止することも出来る。
20 内障子(障子)
40 外障子(障子)
44 戸先框
25,45 框体(框)
25A,45A ガラス溝
25B,45B 内壁部
26,46 ガラスパネル
26A,46A 外周端部
26E,46E 外周端面
30,50,150,250,350 グレチャン(ガラスパネル用端部保持部材)
31,51,151,251,351 側部
31C,51C,151C,251C,351C 圧着突起
32,52,152,252,352 底部
33,53,153 第1外側凸部
34,54,154 第1内側凸部
250A,350A 第1部材
255,355 第2部材
253,353 第2外側凸部
255C,355C 第2内側凸部
60 規制部
61 クレセント錠(規制部)
62,63 指はさみ防止ストッパー(規制部)
64,65 衝突防止ストッパー(規制部)
Claims (7)
- ガラスパネルの少なくとも一辺の外周端部を覆うように取り付けられ、框のガラス溝内に前記外周端部とともに挿入されて嵌合されるガラスパネル用端部保持部材であって、
互いに対向して設けられ、前記外周端部における屋内側及び屋外側をそれぞれ覆うように配置される両側部と、
前記両側部を連結して設けられ、前記ガラスパネルの少なくとも一辺の外周端面を覆うように配置される底部と、
前記両側部の少なくとも一方の内側面から突出して設けられ、少なくとも外力が付加されたときに前記ガラスパネルに当接することで前記ガラスパネルの抜けを抑制する第1内側凸部と、を備え、
前記両側部の内側面には、前記第1内側凸部よりも前記底部とは反対側の位置に、前記ガラスパネルに圧着する圧着突起が設けられ、
前記圧着突起の内側面側に切欠き部が凹設されることで、前記圧着突起は、断面視くの字状であるガラスパネル用端部保持部材。 - 前記框は戸先框であり、
前記第1内側凸部は、前記両側部のうち屋内側に配置される側部に設けられる請求項1に記載のガラスパネル用端部保持部材。 - 前記第1内側凸部が設けられた側部の外側面から突出して設けられた第1外側凸部をさらに備える請求項1又は2に記載のガラスパネル用端部保持部材。
- 前記両側部及び前記底部とは別部材で構成され、前記両側部の一方と前記框のガラス溝の内壁部との間に配置される第2部材を更に備え、
前記第2部材は、その内側面から突出して設けられ、少なくとも外力が付加されたときに前記両側部の一方に当接することで前記ガラスパネルの抜けを抑制する第2内側凸部を備える請求項1に記載のガラスパネル用端部保持部材。 - ガラスパネルと、
前記ガラスパネルの少なくとも一辺の外周端部を覆うように取り付けられ、前記第1外側凸部が前記ガラス溝の内壁部に係合する請求項3に記載のガラスパネル用端部保持部材と、を備える障子。 - 請求項5に記載の障子の製造方法であって、
前記ガラスパネル用端部保持部材を前記ガラスパネルの少なくとも一辺の外周端部に取り付ける工程と、
前記ガラスパネル用端部保持部材が取り付けられたガラスパネルの少なくとも一辺の外周端部に対して、前記圧着突起が設けられる側部側で、且つ前記框をその延びる方向を回転軸として回転させながら嵌合させる工程と、を有する障子の製造方法。 - 上枠、下枠及び左右の縦枠が枠組みされた枠体と、
前記枠体内にスライド移動可能に納められた障子と、
前記障子の移動を規制する規制部と、を備え、
前記障子は、請求項5に記載の障子で構成される建具。
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