JP2010191489A - 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーション実行部とデータ記録メディアのファイルシステムが適合しない構成においてデータ記録や再生を可能とする装置、方法を提供する。
【解決手段】アプリケーション実行部の生成ファイルが、記録メディアのファイルシステムに適合しない構成において、アプリケーション実行部とメディアの記録データ管理を実行するファイルシステム部間にファイル変換部を設定した。ファイル変換部がアプリケーション実行部の生成ファイルをファイルシステムの許容ファイル形式を持つファイルに変換し、変換後のファイルを記録ファイルとしてファイルシステム部に提供する。本構成により、アプリケーション実行部とデータ記録メディアのファイルシステムが適合しない構成においてデータ記録や再生が可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。さらに詳細には、ディスクやフラッシュメモリなど利用メディア対応のファイルシステムに応じたデータ変換を行ってデータ記録や再生処理を実行する情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
本発明は、例えばBlu−ray Disc(登録商標)対応のファイルシステムに従ってデータ記録や再生処理を行うアプリケーションを利用して、Blu−ray Disc(登録商標)とは異なるファイルシステムの利用メディア、例えばフラッシュメモリに対するデータ記録や再生を可能とする情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
例えばテレビやレコーダなどを利用した番組録画や、ビデオカメラなどにおける撮影データの記録用メディアとして、ハードディスク、Blu−ray Disc(登録商標)などのディスク型メディア、あるいはフラッシュメモリなど様々なメディアが利用されている。
このようなデータ記録メディアの記録データ管理規定としてファイルシステムがある。ファイルシステムは、例えば、メディアに対するデータの記録単位、再生単位、あるいはファイルやディレクトリ構成、実データと管理データとの対応関係、ファイル名設定ルールなど、メディアを利用したデータ記録、再生処理を確実に行うためのルールを規定している。
具体的なファイルシステムとしては、ハードディスクやフラッシュメモリなどに多く利用されているFAT(Fail Allocation Tables)や、Blu−ray Disc(登録商標)などの光ディスクに多く用いられるUDF(Universal Disk Format)などがある。なお、FATについては特許文献1(特開2008−262381号公報)、UDFについては特許文献2(特開2007−305171号公報)、特許文献3(特開2004−350251号公報)などに記載がある。
これらファイルシステムの各々はファイルシステム固有の独自のルールを持つ。例えばデータの記録単位、読み出し単位、ファイル名の設定ルールなどは各ファイルシステムによって異なっている。具体的には、例えばFAT32は1ファイルの最大サイズ4Gbとして規定している。しかし、UDFの規定する1ファイルの最大サイズは4Gbより遥かに大きい。
データ記録再生メディアとしてBlu−ray Disc(登録商標)を利用する装置のデータ記録再生アプリケーションは、例えばUDFの規定に従って記録データを生成し、またファイル名の設定などを行う。このようなUDF対応アプリケーションの生成した記録データファイルの多くは4Gbより遥かに大きなサイズとなる。従って、このアプリケーションの生成したファイルはUDF対応のメディア、例えばBlu−ray Disc(登録商標)を利用して記録や再生を行うことが可能となるが、UDFとは異なるファイルシステム、例えばFATに従った記録再生を行うフラッシュメモリは利用できないという問題が発生する。
特開2008−262381号公報 特開2007−305171号公報 特開2004−350251号公報
本発明は、例えば上述の状況に鑑みてなされたものであり、特定のファイルシステムに対応する記録データの生成や再生処理を行うアブリケーションが、他の異なるファイルシステムに対応したデータに対する処理を可能とした情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
具体的には、Blu−ray Disc(登録商標)とフラッシュメモリなど、異なるファイルシステム対応のメディアの利用を可能とした情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
データを記録するメディアに対する記録データの生成、または前記メディアから読み出したデータの再生処理を実行するアプリケーション実行部と、
ファイルシステムに従って前記メディアの記録データ管理を実行するファイルシステム部と、
前記アプリケーション実行部の処理可能な第1のファイル形式と、前記ファイルシステムの規定する第2のファイル形式とのファイル変換処理を実行するファイル変換部を有し、
前記ファイル変換部は、
前記アプリケーション実行部の生成した前記第1のファイル形式を持つファイルを、前記ファイルシステムの許容ファイルサイズを持つ前記第2のファイル形式に変換し、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行する情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記ファイル変換部は、前記アプリケーション実行部の生成した前記第1のファイル形式を持つファイルを、前記ファイルシステムの許容する最大ファイルサイズ以下の複数ファイルに分割し、生成した複数の分割ファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記ファイル変換部は、生成した前記複数の分割ファイルの各々に、分割元ファイルの識別情報と分割ファイルの配列情報を含むファイル名を設定する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記ファイル変換部は、前記アプリケーション実行部からのデータ読み出し要求を入力し、該読み出し要求に含まれるファイル名に基づいて前記メディアに記録された分割ファイルのファイル名を取得し、取得した分割ファイル名を引数とした読み出し要求を前記ファイルシステム部に出力する処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記ファイル変換部は、前記ファイルシステム部が、前記メディアから読み出した複数の分割ファイルを連結し、前記アプリケーション実行部の読み出し要求ファイルを生成して前記アプリケーション実行部に提供する処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記ファイル変換部は、前記メディアから読み出され、前記アプリケーション実行部において編集処理が行われたファイルを入力してファイル変換処理を行う構成であり、前記編集処理がデータ削除処理である場合に、削除処理がなされたデータ部分を含む前記第2のファイル形式を持つ編集実行ファイルを特定し、データ削除態様に応じて前記編集実行ファイルの更新または削除の少なくともいずれかの処理を伴うファイル変換処理を実行して、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記ファイル変換部は、前記メディアから読み出され、前記アプリケーション実行部において編集処理が行われたファイルを入力してファイル変換処理を行う構成であり、前記編集処理がデータ挿入処理である場合に、挿入処理がなされたデータ部分を含む前記第2のファイル形式を持つ編集実行ファイルを特定し、データ挿入態様に応じて前記編集実行ファイルの更新、または、新たな前記第2のファイル形式を持つファイルの設定を伴うファイル変換処理を実行して、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行する。
さらに、本発明の第2の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
アプリケーション実行部が、メディアに対する記録データの生成処理を実行するデータ処理ステップと、
ファイル変換部が、前記アプリケーション実行部の処理可能な第1のファイル形式と、前記メディア対応のファイルシステムの規定する第2のファイル形式とのファイル変換処理を実行するファイル変換ステップと、
メディアインタフェースが、前記ファイル変換ステップにおいて生成された前記第2のファイル形式を持つファイルを前記メディアに記録するデータ記録ステップを有し、
前記ファイル変換ステップは、
前記アプリケーション実行部の生成した前記第1のファイル形式を持つファイルを、前記ファイルシステムの許容ファイルサイズを持つ前記第2のファイル形式に変換し、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行するステップである情報処理方法にある。
さらに、本発明の第3の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
アプリケーション実行部に、メディアに対する記録データの生成処理を実行させるデータ処理ステップと、
ファイル変換部に、前記アプリケーション実行部の処理可能な第1のファイル形式と、前記メディア対応のファイルシステムの規定する第2のファイル形式とのファイル変換処理を実行させるファイル変換ステップと、
メディアインタフェースに、前記ファイル変換ステップにおいて生成された前記第2のファイル形式を持つファイルを前記メディアに記録させるデータ記録ステップを有し、
前記ファイル変換ステップは、
前記アプリケーション実行部の生成した前記第1のファイル形式を持つファイルを、前記ファイルシステムの許容ファイルサイズを持つ前記第2のファイル形式に変換し、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行させるステップであるプログラムにある。
なお、本発明のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な画像処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、画像処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例によれば、アプリケーション実行部の生成ファイルが、記録メディアのファイルシステムに適合しない構成において、アプリケーション実行部とメディアの記録データ管理を実行するファイルシステム部間にファイル変換部を設定した。ファイル変換部はアプリケーション実行部の生成ファイルを、ファイルシステムの許容ファイル形式を持つファイルに変換し、変換後のファイルを記録ファイルとしてファイルシステム部に提供する。本構成により、アプリケーション実行部とデータ記録メディアのファイルシステムが適合しない構成においてデータ記録や再生が可能となる。
本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成について説明する図である。 情報処理装置のデータ処理部の処理構成について説明する図である。 情報処理装置のデータ処理部の処理であるファイル変換処理について説明する図である。 第1メディアにおけるデータ記録構成の一例について説明する図である。 第2メディアに対するデータ記録処理を行う場合のファイル変換処理部の実行する処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 第2メディアからのデータ再生処理を行う場合のファイル変換処理部の実行する処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 第2メディアからのデータ再生処理を行う場合のファイル変換処理部の実行する処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 ファイル分割処理およびファイル連結処理のルールについて説明する図である。 ファイル名の変換ルールについて説明する図である。 第2メディアにおけるデータ記録構成の一例について説明する図である。 第2メディアにおけるデータ記録構成の一例について説明する図である。 第2メディアにおけるデータ記録構成とアプリケーションから見たストリームファイルの一例について説明する図である。 ファイル編集処理としてデータ削除処理を実行する場合のファイル変換処理例について説明する図である。 ファイル編集処理としてデータ削除処理を実行する場合のファイル変換処理例について説明する図である。 ファイル編集処理としてデータ削除処理を実行する場合のファイル変換処理例について説明する図である。 ファイル編集処理としてデータ削除処理を実行する場合のファイル変換処理の処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 ファイル編集処理としてデータ挿入処理を実行する場合のファイル変換処理例について説明する図である。 ファイル編集処理としてデータ挿入処理を実行する場合のファイル変換処理例について説明する図である。 ファイル編集処理としてデータ挿入処理を実行する場合のファイル変換処理例について説明する図である。 ファイル編集処理としてデータ挿入処理を実行する場合のファイル変換処理の処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。説明は、以下の項目に従って行う。
1.情報処理装置の構成と処理の概要
2.第1メディア(Blu−ray Disc(登録商標))の記録データ構成について
3.ファイル分割処理またはファイル連結処理を伴うメディアに対するデータ記録再生処理
4.ファイル分割、ファイル連結、およびファイル名変換ルールについて
5.第2メディアにおけるデータ格納構成とファイル変換処理によるアプリケーションの認識ファイルについて
6.ファイル編集時のファイル変換処理について
7.その他の情報処理装置の構成例について
[1.情報処理装置の構成と処理の概要]
まず、本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成と処理の概要について説明する。図1は、本発明の一実施例に係る情報処理装置100の構成例を示すブロック図である。情報処理装置100は、例えばBlu−ray Disc(登録商標)をメインの記録メディア(第1メディア111)としたデータ記録再生装置である。例えば、放送番組、あるいはインターネットなどのネットワークを介して受信するデータ、あるいは外部接続機器から入力するデータなどを第1メディア111(例えばBlu−ray Disc(登録商標))に記録する。さらに、第1メディア111に記録したデータの再生を行う。情報処理装置100は、具体的には例えば、レコーダ、ビデオカメラ、PCなどの装置である。
情報処理装置100は、さらに、第2記録メディア112を有している。第2記録メディア112は、第1メディアと異なるファイルシステムによる記録データ管理が行われるメディアである。第2記録メディア112は、例えばフラッシュメモリである。情報処理装置100は、第1メディア111と同様、第2メディア112を利用したデータ記録、再生も行う。
情報処理装置100は、図1に示すように、データ処理部(制御部)101、通信部102、入力部103、出力部104、メモリ105、第1メディアインタフェース106、第2メディアインタフェース107を有する。
データ処理部101は、様々なデータ処理プログラムを実行するプログラム実行機能を持つCPUを有する。例えばデータ記録再生処理を行うアプリケーションプログラムを実行する。通信部102を介して入力する放送データなどのメディアに対する記録処理、あるいはメディアからの読み出しデータの再生処理などを行う。
通信部102は、放送波の受信、インターネット等のネットワークを介した通信、あるいは外部機器との通信を行う。入力部103は、例えばユーザの操作部であり、データ記録または再生指示の入力など、様々な入力が行われる。なお、入力部103にはリモコンも含まれ、リモコン操作情報の入力も可能である。出力部104は、ディスプレイ、スピーカ等によって構成される画像や音声の出力部である。メモリ105は、RAM,ROM等によって構成され、データ処理部101において実行するアプリケーションプログラム(以下アプリケーションとして説明する)の格納領域として利用される。メモリ105は、アプリケーション用のパラメータ、ワーク領域としても利用され、さらに、メディア記録データのバッファ領域などとしても利用される。
第1メディアインタフェースは、第1メディア111(例えばBlu−ray Disc(登録商標))を利用したデータ記録、再生処理に適用されるインタフェースである。データ処理部101の要求に従って、データを第1メディア111に書き込み、また第1メディア111からのデータ読み取り処理などを行う。第2メディアインタフェースは、第2メディア112(例えばフラッシュメモリ)を利用したデータ記録、再生処理に適用されるインタフェースである。データ処理部101の要求に従って、データを第2メディア112に書き込み、第2メディア112からのデータ読み取りを行う。
ここで、第1メディア111(例えばBlu−ray Disc(登録商標))は、第1のファイルシステム(例えばUDF:Universal Disk Format)に従ったデータ管理が行われるメディアである。一方、第2メディア112(例えばフラッシュメモリ)は、第1のファイルシステムとは異なる第2のファイルシステム(例えばFAT32:Fail Allocation Tables 32)に従ったデータ管理が行われるメディアである。
データ処理部101において実行されるデータ記録再生アプリケーションは、これら2つの異なるファイルシステムの一方のみに対応したデータ処理を行う。本例では、第1メディア111(例えばBlu−ray Disc(登録商標))の第1のファイルシステム(例えばUDF)に対応した処理を実行する。
すなわち、データ処理部101において実行されるアプリケーションの生成する記録ファイルはUDFで規定されたデータサイズ、ファイル名に従ったデータファイルトなる。また、再生処理に際しても、データ処理部101はUDFで規定されたデータサイズ、ファイル名に従った処理を実行する。
従って、データ処理部101において実行されるアプリケーションは、第1メディア111を利用したデータ記録再生処理を行う場合は、何の問題も発生させることなく処理が可能である。
しかし、第2のファイルシステム(例えばFAT32)を利用した第2メディア112(例えばフラッシュメモリ)に対するデータ記録や、データ再生は、アプリケーション単独の処理としては実行できない。
そこで本発明の情報処理装置は、データ処理部101において、第2メディア112を利用したデータ記録再生を可能とするため、ファイル変換処理を実行する。図2を参照して、データ処理部101の実行する処理の詳細について説明する。
図2は、データ処理部101の実行する複数の処理の各々について区分して示している。データ処理部101は、図2に示すように、暗号処理部151、アプリケーション実行部(記録再生処理部)152、ファイル変換部153、第2メディア対応ファイルシステム部154を有する。
これらの複数の処理部のうち、暗号処理部151、アプリケーション実行部(記録再生処理部)152は、第1メディア111に対応する第1のファイルシステム(例えばUDF)の規定に従った処理、具体的には、第1のファイルシステム(例えばUDF)に規定される処理データの単位、ファイルサイズやファイル名を適用した処理を実行する。
なお、暗号処理部151は、メディアに対する記録データの暗号化処理や、メディアから読み出した暗号化データの復号処理などを実行する。具体的には、例えば、コンテンツの著作権管理規定であるAACS(Advanced Access Content System)規定に従った暗号処理を行う。AACS規定は、コンテンツをユニット(CPSユニット)に区分し、ユニット単位の暗号鍵(CPSユニット鍵)を適用した暗号化処理を規定している。このAACS規定は、第1メディア111であるBlu−ray Disc(登録商標)に対するコンテンツ記録に際しての暗号化処理構成を規定している。暗号処理部151の実行する暗号化処のデータ理単位もBlu−ray Disc(登録商標)の記録単位などに適合した設定となっている。
アプリケーション実行部152も、第1メディア111に対応するファイルシステム(例えばUDF)の規定に従った処理を行う。記録データファイルのサイズやファイル名も、第1のファイルシステム(例えばUDF)の規定に従ったものとなる。
第2メディア対応ファイルシステム部154は、第2メディア112を利用したデータ記録や再生を実行する場合の記録データの管理を行うファイルシステム部であり、第2メディア112を利用して、例えばFAT32に従ったデータ書き込み、読み出し処理を実行する。
ファイル変換処理部153は、第1のファイルシステムに従ったデータ処理を行う暗号処理部151およびアプリケーション実行部152と、第2のファイルシステムに従ったデータ書き込み、読み出し処理を行う第2メディア対応ファイルシステム部154との間においてデータ変換処理を実行する。
ファイル変換処理部153は、例えば以下の処理を行う。
暗号処理部151またはアプリケーション実行部152の生成または処理データを第2メディア112に記録する場合は、暗号処理部151およびアプリケーション実行部152から受領したデータを第2メディア112に対応する第2のファイルシステムの規定を満足する形式に変換して、第2メディア対応ファイルシステム部154に提供する。
また、第2メディア112の記録データを読み出して、暗号処理部151またはアプリケーション実行部152に提供する場合は、第2メディア対応ファイルシステム部154が第2メディア112から読み取ったデータを、第1のファイルシステムの規定を満足する形式に変換して、暗号処理部151またはアプリケーション実行部152に提供する。
ファイル変換処理部153の実行する処理例について図3を参照して説明する。図3は、データ処理部101を以下の3つの層(レイヤ)に分割して示している。
(a層)暗号処理部151、アプリケーション実行部152、
(b層)ファイル変換処理部153、
(c層)第2メディア対応ファイルシステム部154
(a層)暗号処理部151、アプリケーション実行部152は、第1メディア111に対応する第1のファイルシステムの規定ルールに対応した処理を実行する。図3には、第1メディア111に対する1つの記録ファイル181[00001.mts]を示している。このファイルは第1ファイルシステム(本実施例ではUDF)に対応する動画コンテンツ記録ファイルとしてのMPEGトランスポートストリームファイルである。
(c層)第2メディア対応ファイルシステム部154は、第2メディア112に対応する第2のファイルシステムの規定ルールに対応した処理を実行する。図3には、第2メディア112に対する3つの記録ファイル182−1〜3([00001_01]〜[00001_03])を示している。
(b層)ファイル変換処理部153は、(a層)暗号処理部151、アプリケーション実行部152、および(c層)第2メディア対応ファイルシステム部154の間に位置する。ファイル変換処理部153は、a層とc層間のファイル受け渡しの際に、各層において処理可能な形式にファイルを変換する処理を行う。具体的にはファイルサイズの変換、ファイル名の変換処理などを行う。
例えば、第2メディア112に対応する第2のファイルシステムがFAT32であり、第1メディア111に対応する第1のファイルシステムがUDFであるとする。FAT32に規定する1ファイルの最大サイズは4Gbである。一方、UDFで規定する1ファイルサイズは、4Gbより遥かに大きいサイズとなる。
この場合、ファイル変換処理部153は、暗号処理部151、またはアプリケーション実行部152の生成したデータを第2メディア112に記録する場合には、暗号処理部151、アプリケーション実行部152の生成したデータファイルを分割して1つのファイルの最大サイズを4Gb以下とした複数のファイルを生成して、これらの複数の分割ファイルを記録ファイルとして第2メディア対応ファイルシステム部154に提供する。
すなわち、暗号処理部151、またはアプリケーション実行部152の生成したデータファイルは図3に示すファイル[00001.mts]であり、このファイル181は第1のファイルシステム(UDF)の規定するファイルサイズであり4Gbより遥かに大きい。ファイル変換処理部153は、このファイルを第2ファイルシステム(FAT32)に対応する第2メディア112に記録する場合は、ファイルの最大サイズを4Gb以下とした複数のファイルを生成する。すなわち、例えば図3に示す3つの記録ファイル182−1〜3([00001_01]〜[00001_03])を生成して、第2メディア対応ファイルシステム部154に提供する。
また、第2メディア対応ファイルシステム部154が第2メディア112から読み取ったファイルを暗号処理部151、またはアプリケーション実行部152に提供する場合、ファイル変換処理部153は以下の処理を行う。4Gb以下の複数のファイル、すなわち、例えば図3に示す3つの記録ファイル182−1〜3([00001_01]〜[00001_03])を連結して分割前のオリジナルのファイルを復元する処理を行う。すなわち、図3に示すファイル[00001.mts]を復元する処理を行い、復元したファイルを暗号処理部151、またはアプリケーション実行部152に提供する。これらの処理については、後段で詳細に説明する。
[2.第1メディア(Blu−ray Disc(登録商標))の記録データ構成について]
次に、図4を参照して第1メディア(Blu−ray Disc(登録商標))に記録されるデータ構成について説明する。図4は、第1メディア(Blu−ray Disc(登録商標))の記録データファイルのディレクトリ構成例を示す図である。
ルート(Root)の直下ディレクトリとして[AACS]、[BDAV]の各ディレクトリが設定される。
[AACS]ディレクトリは、前述した著作権管理規定であるAACS(Advanced Access Content System)の規定に応じた暗号鍵情報などが設定されるディレクトリである。具体的には、メディアに記録するコンテンツの暗号化や復号処理に適用する鍵情報を格納したCPSユニット鍵ファイル、さらに、CPSユニット鍵から鍵を取得するための鍵ブロックであるMKB(メディアキーブロック)ファイルが設定される。
[BDAV]ディレクトリは、記録コンテンツの実体データの他、再生処理に適用する再生制御情報なとが設定されるディレクトリである。
具体的には、コンテンツ対応のタイトル等からなるインデックス情報(info.bdav.file)、
静止画コンテンツを構成するメニューサムネイル(Files for Menu.Thumbnail)、
さらに、動画コンテンツの再生制御情報としてのプレイリスト(PLAYLIST)、クリップ情報(CLIPINF)、コンテンツ実体データとしてのストリーム(STREAM)が設定される。ストリームディレクトリ(STREAM)に、例えば録画コンテンツの実体データを格納したファイル(ストリームファイル)が記録される。
図4に示す[00001.mts]〜[00003.mts]がそれぞれ1つのストリームファイルである。これらは、第1ファイルシステム(本実施例ではUDF)に対応するMPEGトランスポートストリームファイルである。
プレイリストは再生対象データの指定情報を持つプレイアイテムを有する。プレイアイテムは、再生区間情報を持つクリップ情報と対応付けられており、プレイアイテムによって、特定のクリップ情報が選択される。さらにクリップ情報は、コンテンツ実データとしてのストリームデータの再生区間指定情報を保持しており、クリップ情報によってストリームデータが選択的に読み出されて、ストリーム再生処理が行われる。
なお、先に図3を参照して説明したように、ファイル変換処理部153は、ファイル分割処理やファイル連結処理を行うが、このファイル分割、または連結処理は、図4に示す第1メディア111に記録されるファイルの全てに対して必要となる処理ではない。第1メディア111に記録されるファイルが、第2ファイルシステム(FAT32)において規定される4Gb以下のファイルサイズであれば、ファイル分割や連結処理は不要である。ファイル分割や連結処理は、暗号処理部151、アプリケーション実行部152の生成するファイル中、ファイルサイズの大きなファイルに限られる。すなわち、第2ファイルシステム(FAT32)において規定される4Gb以上のファイルサイズを持つファイルに限られる。
図4に示すディレクトリ構成において、FAT32の規定である4Gb以上のファイルサイズとなる可能性のあるファイルはコンテンツ実データであるストリームファイルである。この他のAACSディレクトリ設定データや、インデックス情報(info.bdav.file)、メニューサムネイル(Files for Menu.Thumbnail)、プレイリスト(PLAYLIST)、クリップ情報(CLIPINF)等のファイルは、4Gb以下のファイルである。
図4に示すストリームファイル[00001.mts]、[00002.mts]、[00003.mts]等のストリームファイルは、4Gb以上のファイルサイズを持つ可能性がある。これらのストリームファイルを第2メディア112に記録する場合には、図3に示すファイル変換処理部153においてファイル分割処理が行われる。また、第2メディア112に記録された分割ストリームファイルを暗号処理部151やアプリケーション実行部152に提供する場合は、ファイル変換処理部153においてファイル連結処理が行われる。
[3.ファイル分割処理またはファイル連結処理を伴うメディアに対するデータ記録再生処理]
次に、ファイル分割処理またはファイル連結処理を伴うメディアに対するデータ記録またはメディアからのデータ再生処理について説明する。
上述したように、第1メディア111に対応する第1ファイテルシステムの規定に従ったデータ処理を行う暗号処理部151、アプリケーション実行部152の生成したデータを第2メディアに対して記録する場合、第2メディアに対応するファイルシステムの規定に従ったデータに変換することが必要である。
なお、以下では、
第1ファイルシステム=UDF、
第2ファイルシステム=FAT32、
このような設定であるとして説明を行う。
ただし、本発明は、上記のファイルシステムの組み合わせに限らず、アプリケーション実行部における処理が利用メディア(本例では第2メディア)のファイルシステムに対応したデータ処理と異なる構成において適用可能である。
前述したように、FAT32の許容する最大ファイルサイズは4Gbであり、UDFの許容する最大ファイルサイズは4Gbより遥かに大きいサイズである。
ファイル変換処理部153の処理の概要は以下の通りである。
アプリケーション実行部152、または暗号処理部151が、第2メディア112を利用したデータ記録再生処理、あるいはデータ編集処理を実行する場合、第2メディア112対応の第2ファイルシステム(FAT32)の許容するファイル最大サイズ(4Gb)に応じてファイル分割またはファイル連結処理を実行する。
なお、本例では、アプリケーション実行部152、または暗号処理部151において処理対象とするファイル中、4Gb以上のファイルサイズになる可能性があるファイルは、コンテンツの実体データを格納したストリームファイルであり、ファイル変換処理部153は、ストリームファイルに対してファイル分割またはファイル連結処理を伴うファイル変換処理を実行する。管理ファイルや再生制御情報ファイルなど4Gbストリームファイル以外のファイルについてはファイル分割またはファイル連結処理を伴うファイル変換処理を実行しない。
なお、ファイル変換処理には、ファイル名変換処理も伴う。すなわち、図3に示すように、アプリケーション実行部152、または暗号処理部151において処理対象とする4Gb以上のオリジナルファイル181のファイル名[00001.mts]と第2メディア112対応の分割ファイル182−1〜3[00001_01〜03]のファイル名との変換を行う。
ファイル変換処理部153の処理を、
(A)第2メディア112に対するデータ記録時の処理
(B)第2メディア112からのデータ再生時の処理
これらの各処理を行う場合の概要について説明する。
(A)第2メディア112に対するデータ記録時の処理
(a1)第2ファイルシステムで規定された最大ファイルサイズを超えるストリームデータを分割する。
(a2)分割ファイルにファイル名を割り当てる。
(a3)分割ファイルを第2メディア対応ファイルシステム部154に渡す。
第2メディア112に対してデータ記録を行う場合、ファイル変換処理部153は上記の処理を実行する。
(B)第2メディア112からのデータ再生時の処理
ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152、または暗号処理部151から要求されたストリームファイルがどの分割ファイルから構成されるか調査し、分割ファイルを読み出し、1ファイルに結合してアプリケーション実行部152、または暗号処理部151に渡す処理を行う。
例えば、アプリケーション実行部152が指定された時刻からのコンテンツ再生を要求している場合、ファイル変換処理部153は、結合ファイルのファイル内バイト位置の情報を、分割ファイル内のファイル内バイト位置に変換する。(指定された時刻から、結合ファイルのファイル内バイト位置への変換は、アプリケーション層内で行われる。)具体的な処理シーケンスは以下の通りである。
(b1)ストリームファイル名とファイル内バイト位置から、どの分割ファイルのどのバイト位置からの再生であるかを判定する。
(b2)分割ファイルの対応するファイル内バイト位置からデータを読む命令を第2メディア対応ファイルシステム部154に発する。
(3)第2メディア対応ファイルシステム部154において読み出されたデータをアプリケーション実行部152、または暗号処理部151に渡す。
次に、図5〜図7に示すフローチャートを参照してファイル変換処理部153の処理の詳細シーケンスについて説明する。
図5に示すフローは、第2メディア112に対するデータ記録時の処理、
図6、図7に示すフローは、第2メディア112からのデータ再生時の処理、
これらの各処理を行う場合のファイル変換処理部153の処理の詳細シーケンスを示している。
まず、図5のフローチャートを参照して第2メディア112にデータ記録を実行する場合のファイル変換処理部153の処理について説明する。なお、図5に示すフローはアプリケーション実行部152において生成されたファイルの初期的な記録処理のシーケンスである。すなわち、第2メディア112に記録済みのデータをアプリケーション実行部152において編集して第2メディア112に再記録する場合には異なる処理が行われる。この編集処理については後段で説明する。
図5に示すフロー中、ステップS101の処理はアプリケーション実行部の処理、ステップS102〜S112の処理はファイル変換処理部の処理、ステップS121の処理が第2メディア対応ファイルシステム部の処理である。
まず、ステップS101において、アプリケーション実行部がファイル書き込み処理命令を発行する。なお、この処理フローは、書き込み対象メディアが第2メディアである場合の処理である。アプリケーション実行部はステップS101において、書き込み対象とするファイル名を引数として持つファイル書き込み命令を発行する。
ファイル変換処理部は、ステップS102において、アプリケーション実行部からのファイル書き込み命令の発行を検出する。
次に、ステップS103において、ファイル変換処理部は、アプリケーション実行部の発行したファイル書き込み命令を解析し、書き込みファイルの種類、サイズを判定する。
ファイル変換処理部が、ステップS104において、ファイルの種類がストリームファイルであると判定した場合はステップS105に進む。ステップS104において、ファイルの種類がストリームファイルでないと判定した場合はステップS111に進む。ステップS111では、アプリケーション実行部からのファイル書き込み命令を、そのまま第2メディアファイルシステム部に出力する。
先に説明したようにストリームファイル以外のファイルは、第2メディア対応のファイルシステムにおいて許容された最大ファイルサイズ(4Gb)以下のサイズであることが保証されている。従って、ストリームファイル以外のファイルの書き込み命令は、そのまま第2メディア対応ファイルシステム部に出力し、ステップS121に進み、第2メディア対応ファイルシステム部は、アプリケーション実行部の生成した書き込み命令をそのまま適用して第2メディアに対する書き込み処理を行う。
一方、ステップS104において、ファイルの種類がストリームファイルであると判定した場合は、ステップS105に進む。ファイルの種類がストリームファイルである場合、ファイルサイズは、第2メディア対応のファイルシステムにおいて許容された最大ファイルサイズ(4Gb)より大きい可能性がある。この場合は、ステップS105においてファイルサイズを確認する。
ファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステムにおいて許容された最大ファイルサイズ(4Gb)より大きいことが確認された場合は、ステップS106に進む。大きくない場合は、ステップS112に進む。
ステップS112では、最大許容ファイルサイズ(4Gb)より小さい書き込み対象ファイルのファイル名を設定する。なお、ファイル変換処理部は、アプリケーション実行部の生成するファイル(オリジナルファイル)のファイル名と、第2メディアに記録する記録ファイル名の変換を予め設定したルールに従って実行する。具体的な変換例については後述する。
ステップS112におけるファイル名設定は、例えば以下の条件を満足する処理として行われる。
(a)第2メディア対応の第2ファイルシステムにおいて許容されたファイル名の設定、
(b)アプリケーション実行部が生成したファイル(オリジナルファイル)に対する分割処理がなされていないことを示す識別情報の設定、
これら(a),(b)の条件を満足するファイル名の設定を行なう。ステップS112においてファイル名が設定された後、ステップS121に進み、第2メディア対応ファイルシステム部は、ステップS112で設定したファイル名を適用して第2メディアに対する書き込み処理を行う。ただし、ファイル名の変換はファイル分割が実行された場合にのみ行い、ファイル分割が行われない場合は、ファイル名変換を行わない設定としてもよい。
ステップS105において、ファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステムにおいて許容された最大ファイルサイズ(4Gb)より大きいことが確認された場合は、ステップS106に進む。ステップS106では、ファイルを分割し、分割ファイル各々にファイル名を設定する。すなわち、第2メディア対応の第2ファイルシステムにおいて許容された最大許容ファイルサイズ(4Gb)より小さい複数の分割ファイルを生成し、生成した分割ファイルの各々にファイル名を設定する。
なお、上述したように、ファイル変換処理部は、アプリケーション実行部の生成するファイル(オリジナルファイル)のファイル名と、第2メディアに記録する記録ファイル名の変換を予め設定したルールに従って実行する。また、分割処理を実行する際にも、ファイル変換処理部は、予め規定したルールに従ったファイル分割処理を行う。例えば、ファイル変換処理部153は、複数の分割ファイルの各々に、分割元ファイルの識別情報と分割ファイルの配列情報を含むファイル名を設定する。このファイル名設定ルールおよび分割ルールの詳細については後述する。
なお、分割した各ファイルについてのファイル名設定処理は、例えば以下の条件を満足する設定処理として行われる。
(a)第2メディア対応の第2ファイルシステムにおいて許容されたファイル名の設定、
(b)アプリケーション実行部が生成したファイル(オリジナルファイル)に対する分割処理がなされていることを示す識別情報の設定、
これら(a),(b)の条件を満足するファイル名の設定を行なう。ステップS106においてファイル名が設定された後、ステップS107に進む。
ステップS107では、ファイル変換処理部が、第2メディア対応ファイルシステム部に対して、分割ファイル各々に対して設定したファイル名を引数としたファイル書き込み命令を出力する。ステップS121では、第2メディア対応ファイルシステム部が、ステップS106で設定した分割ファイル各々のファイル名を適用して第2メディアに対して全ての分割ファイルの書き込み処理を行う。
次に、図6、図7に示すフローチャートを参照して、第2メディア112からのデータ再生処理を実行する場合のファイル変換処理部153の処理について説明する。図6に示すフロー中、ステップS201の処理はアプリケーション実行部の処理、ステップS202〜S208の処理はファイル変換処理部の処理、ステップS211の処理が第2メディア対応ファイルシステム部の処理である。
まず、ステップS201において、アプリケーション実行部がファイル読み出し処理命令を発行する。なお、この処理フローは、読み出し対象メディアが第2メディアである場合の処理である。アプリケーション実行部はステップS201において、読み出し対象とするファイル名と、ファイル内の読み出し開始位置に対応するファイル内バイト位置を引数として持つファイル読み出し命令を発行する。
ファイル変換処理部は、ステップS202において、アプリケーション実行部からのファイル読み出し命令の発行を検出する。
次に、ステップS203において、ファイル変換処理部は、アプリケーション実行部の発行したファイル読み出し命令を解析し、読み出しファイルの種類を判定する。
ファイル変換処理部が、ステップS204において、ファイルの種類がストリームファイルであると判定した場合はステップS205に進む。ステップS204において、ファイルの種類がストリームファイルでないと判定した場合はステップS208に進む。ステップS208では、アプリケーション実行部からのファイル読み出し命令を、そのまま第2メディアファイルシステム部に出力する。
先に図5のフローを参照して説明したように、ストリームファイル以外のファイルは、第2メディア対応のファイルシステムにおいて許容された最大ファイルサイズ(4Gb)以下のサイズであり、アプリケーション実行部からのファイル書き込み命令をそのまま適用して第2メディアへのファイル書き込みが行われている。
従って、ファイル読み出し処理に際しては、ステップS208においてアプリケーション実行部からのファイル読み出し命令を、そのまま第2メディアファイルシステム部に出力し、ステップS211において、アプリケーション実行部からのファイル読み出し命令をそのまま適用して第2メディアからのファイル読み出しが行われる。
一方、ステップS204において、ファイルの種類がストリームファイルであると判定した場合は、ステップS205に進む。ファイルの種類がストリームファイルである場合、ファイルサイズは、第2メディア対応のファイルシステムにおいて許容された最大ファイルサイズ(4Gb)より大きい可能性があり、先に図5のフローを参照して説明したように、第2メディアには分割ファイルとして記録されている可能性がある。また第2メディアに記録されているファイル名は、アプリケーション実行部の要求ファイル名と異なるファイル名として記録されている。
ファイル変換処理部は、ステップS205において、アプリケーション実行部の発行した読み出し命令内のパラメータである引数(オリジナルのファイル名と読み出しバイト位置)に基づいて、アプリケーション実行部の発行した読み出し対象データが含まれるファイルを特定する。さらに、ステップS206において、アプリケーション実行部の発行した読み出し対象データが含まれる第2メディアに格納されたファイルのファイル名と読み出し開始位置としてのファイルの読み出しバイト位置を算出する。
先に図5のフローを参照して説明したように、第2メディアにストリームファイルを記録する場合、ファイル変換処理部は、アプリケーション実行部の生成するファイル(オリジナルファイル)のファイル名と、第2メディアに記録する記録ファイル名の変換を予め設定したルールに従って実行する。また、ファイル記録時に分割処理を実行している場合、予め規定したルールに従った分割処理を行っている。ファイル変換処理部は、この適用ルールに基づいて、アプリケーション実行部の発行した読み出し命令内のパラメータである引数(オリジナルのファイル名と読み出しバイト位置)に基づいて、第2メディアに格納されたファイルのファイル名と読み出し開始位置としてのファイルの読み出しバイト位置を算出する。
次に、ステップS207において、ファイル変換処理部は、第2メディア対応ファイルシステム部に対して、読み出し対象となるファイルのファイル名と、読み出し開始位置としてのファイル内のバイト位置情報を引数(パラメータ)として含む読み出し命令を発行する。
ステップS211では、第2メディア対応ファイルシステム部が、ステップS207において、ファイル変換処理部が発行した読み出し命令に従って、第2メディアからファイル読み出しを行う。
その後、第2メディア対応ファイルシステム部が第2メディアから読み出したファイルに対して、ファイル変換処理部は、さらに図7に示すフローに従った処理を実行する。まず、ステップS301において、読み出しファイルがストリームファイルか否かが判定される。ストリームファイルでない場合は、ステップS311に進み、第2メディア対応ファイルシステム部が第2メディアから読み出したファイルをそのままアプリケーション実行部に渡してファイル読み出し処理を終了する。
ステップS301において、読み出しファイルがストリームファイルであると判定した場合は、ステップS302に進む。ステップS302では、ファイル変換処理部は、さらに読み出しファイルが分割ファイルであるか否かを判定する。
読み出しファイルが分割ファイルでない場合は、ステップS312に進む。ステップS312では、第2メデイアからの読み出しファイルのファイル名をオリジナルファイル名に変換してアプリケーション実行部にファイルを出力して処理を終了する。なおファイル名変換ルールは予め規定されており、ファイル変換処理部は、規定されたルールに従ってファイル名を変換する。ただし、前述したように、ファイル名の変換はファイル分割が実行された場合にのみ行う設定も可能であり、この場合は、ステップS312の処理は省略可能である。
ステップS302において、読み出しファイルが分割ファイルであると判定した場合は、ステップS303に進む。ステップS303では、第2メデイアからの読み出した分割ファイルを連結して、分割される以前のオリジナルファイルを生成し、さらに、オリジナルファイル名を設定してアプリケーション実行部にファイルを出力して処理を終了する。なお、ファイル分割ルール、ファイル連結ルール、およびファイル名変換ルールは予め規定されており、ファイル変換処理部は、規定されたルールに従ってファイルの連結処理とファイル名設定処理を行なう。このように、分割されたファイル名からオリジナルファイル名を復元してアプリケーション実行部に対して出力する、ファイル変換処理部153を設けることにより、ファイルサイズの制限が緩い第1のメディア111からの再生においても、また、ファイルサイズの制限が厳しい第2のメディア112からの再生においても同じモジュールをアプリケーション実行部として用いることができるため、再生装置の製造が容易になるという効果を奏する。
以上、図5〜図7に示すフローチャートを参照して、データ記録および再生処理シーケンスについて説明した。なお、図5〜図7に示すフローではアプリケーション実行部と、ファイル変換処理部と、第2メディア対応ファイルシステム部間の処理として説明したが、アプリケーション実行部ではなく暗号処理部とファイル変換処理部と第2メディア対応ファイルシステム部間の処理も同様の処理として行われる。
[4.ファイル分割、ファイル連結、およびファイル名変換ルールについて]
上述したように、ファイル変換処理部は、第2メディアを利用したストリームファイルの記録、再生処理に際して、ファイル分割、またはファイル連結、さらにファイル名変換処理を行う。ファイル変換処理部は、これらの処理を予め規定したルールに従って実行する。
まず、図8を参照してファイル分割および連結ルールの例について説明する。先に説明したように、ファイル変換処理部は、アプリケーション実行部、または暗号処理部が4Gb以上のストリームファイルを生成して、第2メディアに記録する場合にファイル分割を行う。第2メディアは第2ファイルシステム(FAT32)に従ったファイル設定が必要であり4Gb以上のファイル設定はできない。なお、FAT32ではさらに、ファイルは512byteの整数倍に設定することが必要となる。これらの条件を満足した上で、ファイル変換処理部は、アプリケーション実行部、または暗号処理部が生成した4Gb以上のストリームファイルを分割する。
分割ルールは、例えば図8に示すようなルール(a)〜(d)のいずれかを適用することが可能である。
(a)第1ファイルシステムの適用メディア(Bul−rayディスク)に設定されるセクタ境界(2048bytes)の整数倍をファイル分割ポイントとする
(b)第1ファイルシステムの適用メディア(Bul−rayディスク)の格納コンテンツの暗号処理単位であるアラインドユニット(aligned unit=6144bytes)の整数倍をファイル分割ポイントとする
(c)1MBの整数倍をファイル分割ポイントとする
(d)3GB単位で分割する
この(a)〜(d)に示すルールのいずれかに従ってファイル分割を行う。また、ファイル連結する場合は、上記(a)〜(d)のいずれかに従って決定された分割ポイントを連結する処理として実行することになる。
次に、ファイル名の変換ルールの例について図9を参照して説明する。先に説明したように、ファイル変換処理部153は、ファイル分割を実行した場合、複数の分割ファイルの各々に、分割元ファイルの識別情報と分割ファイルの配列情報を含むファイル名を設定する。ファイル名変換ルールは、例えば図9に示すようなルール(a)〜(b)のいずれかを適用することが可能である。
なお、分割前のオリジナルファイルのファイル名は[00001.mts]であるとする。
(a)拡張子xxxを連番に設定(連番xxxは10進、16進、36進など)
拡張子xxxの連番(10進)の例:[00001.001],[00001.002],[00001.003]・・・、あるいは、[00001.000],[00001.001],[00001.002]・・・。
(b)拡張子はそのまま(mts)として、ファイル名の後に連番(xx)を設定(連番xxxは10進、16進、36進など)
連番(10進)設定例:[00001_01.mts],[00001_02.mts],[00001_03.mts]・・・、あるいは、[00001_00.mts],[00001_01.mts],[00001_02.mts]・・・
分割処理が必要な場合は、上記(a)または(b)のいずれかのルールを適用してファイル名設定を行い、第2メディアに記録する。連結処理を行う場合は、分割時に適用したファイル名変換の逆処理によってオリジナルファイル名を復元する。
なお、図9にはファイル分割処理を伴うファイル名変換について示しているが、ファイル分割処理を伴わないファイル名については変換しないで第2メディア112に記録する設定としてもよい。変換する場合は、例えば(a)の場合、[00001.999]など、分割ファイルに適用しない数値の組み合わせからなる拡張子を設定することで、分割されていないことを判別可能とする。(b)の場合も、[00001_99.mts]などを分割されていないファイルとして定義して利用することが可能である。
[5.第2メディアにおけるデータ格納構成とファイル変換処理によるアプリケーションの認識ファイルについて]
次に、第2ファイルシステムに従ったデータ記憶を行なう第2メディアにおけるデータ格納構成と、ファイル変換処理部におけるファイル変換処理によって、アプリケーション実行部の認識するファイルの例について、図10以下を参照して説明する。
図10は、第2メディアにおけるデータ格納構成例を示している。このディレクトリ構成は、先に図4を参照して説明した第1メディア(Blu−ray Disc(登録商標))に記録されるデータ構成と類似したものとなる。
ルート(Root)の直下ディレクトリとして[AACS]、[BDAV]の各ディレクトリが設定される。[AACS]ディレクトリは、前述した著作権管理規定であるAACS(Advanced Access Content System)の規定に応じた暗号鍵情報などが設定されるディレクトリである。具体的には、メディアに記録するコンテンツの暗号化や復号処理に適用する鍵情報を格納したCPSユニット鍵ファイル、さらに、CPSユニット鍵から鍵を取得するための鍵ブロックであるMKB(メディアキーブロック)ファイルが設定される。
[BDAV]ディレクトリは、記録コンテンツの実体データの他、再生処理に適用する再生制御情報なとが設定されるディレクトリである。
具体的には、コンテンツ対応のタイトル等からなるインデックス情報(info.bdav.file)、
静止画コンテンツを構成するメニューサムネイル(Files for Menu.Thumbnail)、
さらに、動画コンテンツの再生制御情報としてのプレイリスト(PLAYLIST)、クリップ情報(CLIPINF)、コンテンツ実体データとしてのストリーム(STREAM)が設定される。ストリームディレクトリ(STREAM)に、例えば録画コンテンツの実体データを格納したファイル(ストリームファイル)が記録される。
AACSディレクトりの設定ファイル、BDAVディレクトリの設定ファイル中、[Info.bdav.file]〜[CLIPINFO]までの設定ファイルは、図4を参照して説明したと同じファイルとして設定される。これらの各ファイルは、4Gb以下であり、第2ファイルシステム(FAT32)の許容最大ファイルサイズを超えていないため、図4を参照して説明した第1メディアの格納データと同じファイルとして設定される。
図10のBDAVディレクトリの最下段のストリーム[STREAM]ディレクトリ201に設定されるファイルはAVコンテンツ等のコンテンツ実体データであり、アプリケーション実行部の生成時には4Gbを超えるファイルとして設定される可能性があるファイルである。従って、これらのストリームファイルは、ファイルサイズが4Gbを超えている場合、ファイル変換処理部において分割され、複数の分割ファイルとして第2メディア112に記録される。
図10に示すディレクトリ設定例では、ストリームディレクトリ[STREAM]201以下に、分割前のオリジナルファイル単位のサブディレクトリ[FRAGMENT_xxxxx]を設定して、そのサブディレクトリの下位に、オリジナルファイルを分割して設定された複数の分割ファイルを設定した例である。図10に示す例では、オリジナルファイル単位のサブディレクトリ210,220が設定されている。
サブディレクトリ210[FRAGMENT_00002]には、オリジナルファイル[00002.mts]を分割して設定された複数の分割ファイル211[00002_01.mts]〜分割ファイル212[00002_02.mts]・・・を設定している。サブディレクトリ220[FRAGMENT_00004]にも、オリジナルファイル[00004.mts]を分割して設定された複数の分割ファイル221[00004_01.mts]〜分割ファイル222[00004_02.mts]・・・を設定している。
なお、サブディレクトリ[FRAGMENT_xxxxx]の設定のないストリームファイル、例えば図に示すストリームファイル[00001.mts]202や、ストリームファイル[00003.mts]は、4Gb以下のストリームファイルであり分割する必要のなかったストリームファイルである。
図11は、第2メディアにおけるデータ格納構成例のもうつ1つの例を示している。ストリームディレクトリ[STREAM]230以外は、図10のディレクトリ構成と同様である。
図11に示すディレクトリ設定では、図10に示すような、オリジナルファイル単位のサブディレクトリを設定することなく、分割して記録されたファイルをストリームディレクトリ[STREAM]230に直接設定する構成である。
すなわち、図11に示す例において、分割ファイル231[00002_01.mts]、分割ファイル232[00002_02.mts]がオリジナルファイル[00002.mts]を分割して生成されたファイルである。また分割ファイル241[00004_01.mts]、分割ファイル242[00004_02.mts]がオリジナルファイル[00004.mts]を分割して生成されたファイルである。
例えば、ファイル変換処理部153において分割されたストリームファイルは、図10、図11いずれのディレクトリ設定で、第2メディア112に記録される。
ただし、このような分割記録ファイルが第2メディアから読み出されてアプリケーション実行部152、あるいは暗号処理部151に提供される場合は、先に図6、図7のフローチャートを参照して説明した処理が行われ、ファイル変換処理部153において分割ファイルの連結処理およびファイル名変換処理がなされることになる。
その結果、アプリケーション実行部152や暗号処理部151が認識するディレクトリ構成は、図10、図11のような分割ファイルを持つディレクトリではない。具体的には、図12に示すようなディレクトリ構成となる。
図12に示すように、アプリケーション実行部152や暗号処理部151は、分割記録されていたファイルのオリジナルファイル251[00002.mts]、オリジナルファイル252[00004.mts]、これらのオリジナルファイルを認識する。結果として、図4を参照して説明した第1メディア111の記録データと同様のファイルとして認識可能であり、第2メディアに分割記録されたストリームファイルに対しても、第1メディア111の記録データと同様の処理を行うことが可能となる。
[6.ファイル編集時のファイル変換処理について]
次に、第2メディアに分割ファイルとして記録されたファイルを読み出してアプリケーション実行部において編集、例えばデータの削除や挿入を行った場合のファイル変換処理部の実行する処理について説明する。
アプリケーション実行部152は、第2メディアに記録されたファイルを読み取り、データの編集を行う場合がある。データ編集は、例えばデータの削除や挿入処理などである。このような処理を、アプリケーションはオリジナルファイル[xxxxx.mts]に対する処理として行う。しかし、このオリジナルファイル[xxxxx.mts]は第2メディアに記録された複数の分割ファイル[xxxx_01.mts]〜[xxxxx_nn.mts]の連結ファイルである。
アプリケーション実行部152において編集処理が行われた場合、編集前の分割ファイル[xxxx_01.mts]〜[xxxxx_nn.mts]をそのまま第2メディアに記録できない場合がある。例えばデータ削除によって、ある分割ファイルの構成データが全く無くなってしまうこともある。また、データ挿入によって、ある分割ファイルのサイズが4Gbを超えてしまう場合もある。
従って、アプリケーション実行部152においてファイル編集が行われた場合、ファイル変換処理部153は、編集後のストリームファイルに基づいて分割ファイルの削除や追加、あるいは更新処理などを行うことが必要となる場合がある。図13以下を参照して、データ編集処理が行われる場合のファイル変換処理部153の処理について説明する。以下、
(6−1)データ削除処理を行う場合の処理例
(6−2)データ挿入処理を行う場合の処理例
これらの処理態様の各々について順次説明する。
(6−1)データ削除処理を行う場合の処理例
まず、第2メディアに分割ファイルとして記録されたファイルを読み出してアプリケーション実行部においてデータの削除を行った場合のファイル変換処理部の実行する処理について説明する。
データ削除を行う場合の処理態様としては、以下のような態様に分類できる。
(ケース1)削除データが編集前の1つの分割ファイル内に全て含まれるケース
(ケース2)削除データが編集前の隣接する2つの分割ファイルに跨るケース
(ケース3)削除データが編集前の連続する3以上の分割ファイルに跨るケース
ファイル変換処理部は、上記の各ケースに応じて分割ファイルの再構築を行うことになる。以下、各ケースに対応するデータ削除処理例について、図13〜図15を参照して説明する。
(ケース1)削除データが編集前の1つの分割ファイル内に全て含まれるケース
まず、図13を参照して削除データが1つの分割ファイル内に全て含まれるケースについて説明する。図13には、以下の各データを示している。
(a)編集前ファイル(アプリケーションによる編集処理対象となる連結されたオリジナルファイル)
(b)編集前ファイル(第2メディアに記録された編集前の分割ファイル)
(c)編集処理の態様
(d)編集後ファイル(第2メディアに記録される編集後の分割ファイル)
(e)編集後ファイル(アプリケーションによる編集処理後の連結されたオリジナルファイル)
図には、分割ファイルの各々を[f00]〜[f03]、連結ファイルのファイルを[F]として示している。例えば、先に説明したファイル名の設定例に対応させると、
連結ファイル[F]のファイル名は[00001.mts]、
分割ファイル[f0]〜[f3]は、[00001_00.mts]〜[00001_03.mts]
このような設定である。図には、これらのファイル名を省略し、分割ファイルの連番部分のみを示している。
なお、更新された分割ファイルは[f01(new)]のように[(new)]を追記して示し、更新された連結ファイルも[F(new)]のように[(new)]を追記して示している。なお、[f01(new)]や[F(new)]は、分割ファイル[f01]や連結ファイル[F]の更新ファイルであることを示しており、ファイル名の変更はなされていない。
アプリケーション実行部152によって、第2メディア112に記録されたストリームファイルの編集処理を行う場合、まず、先に図6のフローチャートを参照して説明したデータ再生処理と同様のデータ読み出し処理が行われる。
データ読み出しに際しては、まず、図13の(b)編集前ファイル(分割ファイル)が読み出され、ファイル変換処理部153において、ファイル連結処理が行われ、図13(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)がアプリケーション実行部152に提供される。
なお、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152に提供した連結ファイルの構成元の分割ファイル各々の分割ファイル名と、各分割ファイルのデータ開始位置および終了位置をメモリに保持しておく。なお、これらのデータ位置情報には分割ファイルの連結データ位置(=分割位置)も含まれる。なお、ファイル変換処理部153は、先に図8を参照して説明したルールのいずれかを適用してファイル分割および連結処理を実行する。どのルールを適用するかは予め設定されている。ファイル変換処理部153は、いずれか1のつのルールを適用して実行したファイルの連結データ位置(=分割位置)を含む分割ファイル各々のデータ開始位置および終了位置をメモリに保持しておく。
アプリケーション実行部152は、図13(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図13に示すin点〜out点間のデータを削除する処理を行ったものとする。
図13に示す(ケース1)の削除処理は、削除データ(in〜out)が1つの分割ファイル[f01]内に全て含まれるケースである。
アプリケーション実行部152は、図13(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図13に示すin点〜out点間のデータを削除する処理を行う。すなわち、図13(c)に示す編集処理が実行される。アプリケーション実行部152は、この編集処理により、図13(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を生成する。
この編集処理の後、アプリケーション実行部152は、図13(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を第2メディア112に記録させるための書き込み命令を発行する。ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152からの書き込み命令を検出し、編集後のデータ、すなわち、図13(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)を解析する。
具体的には、メモリに保持されたファイルの連結データ位置(=分割位置)を含む分割ファイル各々のデータ開始位置および終了位置と、図13(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)との対応関係を判別し、編集データ位置を判別する。
本例では、図13に示すin点〜out点間のデータを削除する処理が実行されており、このデータ削除位置が、1つの分割ファイル[f01]内に全て含まれることを確認する。
この確認に基づいて、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152から受領した図13(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)に対するファイル分割処理を実行し、図13(d)に示す編集後ファイル(分割ファイル)を生成する。
すなわち、削除データ(in〜out)が含まれる分割ファイル[f01]については、データを削除した更新ファイル[f01(new)]を生成する。その他の分割ファイル[f00],[f02],[f03]は、編集前後において何ら構成データに変更がない。従って、これらの分割ファイルに対しての更新処理は実行しない。
このようにして設定した一部更新された分割ファイル[f00],[f01(new)],[f02],[f03]は、ファイル変換処理部153から第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され第2メディア112に記録される。
(ケース2)削除データが編集前の隣接する2つの分割ファイルに跨るケース
次に、図14を参照して削除データが隣接する2つの分割ファイルに跨るケースについて説明する。図14には、図13と同様、以下の各データを示している。
(a)編集前ファイル(アプリケーションによる編集処理対象となる連結されたオリジナルファイル)
(b)編集前ファイル(第2メディアに記録された編集前の分割ファイル)
(c)編集処理の態様
(d)編集後ファイル(第2メディアに記録される編集後の分割ファイル)
(e)編集後ファイル(アプリケーションによる編集処理後の連結されたオリジナルファイル)
図14も図13と同様、分割ファイルのファイルを[f00]〜[f03]、連結ファイルのファイルを[F]として示し、更新ファイルは(new)を追記して示している。すなわち、ファイル名を省略して分割ファイルの連番部分のみを示している。
アプリケーション実行部152によって、第2メディア112に記録されたストリームファイルの編集処理を行う場合、まず、図14(b)編集前ファイル(分割ファイル)が読み出され、ファイル変換処理部153において、ファイル連結処理が行われ、図14(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)がアプリケーション実行部152に提供される。
なお、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152に提供した連結ファイルの構成元の分割ファイル各々の分割ファイル名と、各分割ファイルのデータ開始位置および終了位置をメモリに保持しておく。
アプリケーション実行部152は、図14(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図14に示すin点〜out点間のデータを削除する処理を行ったものとする。
図14に示す(ケース2)の削除処理は、削除データ(in〜out)が2つの隣接ファイル[f01],[f02]に含まれるケースである。
アプリケーション実行部152は、図14(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図14に示すin点〜out点間のデータを削除する処理を行う。すなわち、図14(c)に示す編集処理が実行される。アプリケーション実行部152は、この編集処理により、図14(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を生成する。
この編集処理の後、アプリケーション実行部152は、図14(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を第2メディア112に記録させるための書き込み命令を発行する。ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152からの書き込み命令を検出し、編集後のデータ、すなわち、図14(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)を解析する。
具体的には、メモリに保持されたファイルの連結データ位置(=分割位置)を含む分割ファイル各々のデータ開始位置および終了位置と、図14(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)との対応関係を判別し、編集データ位置を判別する。
本例では、図14に示すin点〜out点間のデータを削除する処理が実行されており、このデータ削除位置が、2つの分割ファイル[f01],[f02]に跨って含まれていることを確認する。
この確認に基づいて、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152から受領した図14(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)に対するファイル分割処理を実行し、図14(d)に示す編集後ファイル(分割ファイル)を生成する。
すなわち、削除データ(in〜out)が含まれる分割ファイル[f01],[f02]については、データを削除した更新ファイル[f01(new)],[f02(new)]を生成する。その他の分割ファイル[f00],[f03]は、編集前後において何ら構成データに変更がない。従って、これらの分割ファイルに対しての更新処理は実行しない。
このようにして設定した一部更新された分割ファイル[f00],[f01(new)],[f02(new)],[f03]は、ファイル変換処理部153から第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され第2メディア112に記録される。
(ケース3)削除データが編集前の連続する3以上の分割ファイルに跨るケース
次に、図15を参照して削除データが連続する3以上の分割ファイルに跨るケースについて説明する。図15には、以下の各データを示している。
(a)編集前ファイル(アプリケーションによる編集処理対象となる連結されたオリジナルファイル)
(b)編集前ファイル(第2メディアに記録された編集前の分割ファイル)
(c)編集処理の態様
(d1)編集後ファイル(第2メディアに記録される編集後の分割ファイル(ファイル名リネーム前))
(d2)編集後リネームファイル(第2メディアに記録される編集後の分割ファイル(ファイル名リネーム後))
(e)編集後ファイル(アプリケーションによる編集処理後の連結されたオリジナルファイル)
図15も図13、図14と同様、分割ファイルのファイルを[f00]〜[f03]、連結ファイルのファイルを[F]として示し、ファイル名を省略して分割ファイルの連番部分のみを示している。更新ファイルは(new)を追記して示している。(rn)はファイル名が変更(リネーム(rename))されたことを示す。(new−rn)はファイルの構成データおよびファイル名の双方が変更されたファイルである。
アプリケーション実行部152によって、第2メディア112に記録されたストリームファイルの編集処理を行う場合、まず、図15(b)編集前ファイル(分割ファイル)が読み出され、ファイル変換処理部153において、ファイル連結処理が行われ、図15(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)がアプリケーション実行部152に提供される。
なお、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152に提供した連結ファイルの構成元の分割ファイル各々の分割ファイル名と、各分割ファイルのデータ開始位置および終了位置をメモリに保持しておく。
アプリケーション実行部152は、図15(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図15に示すin点〜out点間のデータを削除する処理を行ったものとする。
図15に示す(ケース3)の削除処理は、削除データ(in〜out)が3以上の分割ファイル[f00]〜[f02]に含まれるケースである。
アプリケーション実行部152は、図15(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図15に示すin点〜out点間のデータを削除する処理を行う。すなわち、図15(c)に示す編集処理が実行される。アプリケーション実行部152は、この編集処理により、図15(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を生成する。
この編集処理の後、アプリケーション実行部152は、図15(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を第2メディア112に記録させるための書き込み命令を発行する。ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152からの書き込み命令を検出し、編集後のデータ、すなわち、図15(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)を解析する。
具体的には、メモリに保持されたファイルの連結データ位置(=分割位置)を含む分割ファイル各々のデータ開始位置および終了位置と、図15(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)との対応関係を判別し、編集データ位置を判別する。
本例では、図15に示すin点〜out点間のデータを削除する処理が実行されており、このデータ削除位置が、3つの分割ファイル[f00],[f01],[f02]に跨って含まれていることを確認する。
この確認に基づいて、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152から受領した図15(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)に対するファイル分割処理を実行し、図15(d1)に示す編集後ファイル(分割ファイル(リネーム前))を生成する。
すなわち、削除データ(in〜out)が含まれる分割ファイル[f00],[f01],[f02]から、全データが削除された分割ファイル[f01]を取り除き、一部データが残存している分割ファイル[f00],[f02]については、データを削除した更新ファイル[f00(new)],[f02(new)]を生成する。その他の分割ファイル[f03]は、編集前後において何ら構成データに変更がない。従って、この分割ファイルに対しての更新処理は実行しない。
この更新処理において、分割ファイルは、[f00(new)],[f02(new)],[f03]として設定される。しかし、このままでは、分割ファイルのファイル名が連番に設定されなくなる。
ファイル名を省略しないで記載すると、図15(d2)に記載した分割ファイルのファイル名は、例えば以下のようなファイル名である。なお、オリジナルファイル(連結ファイル)のファイル名を[00001.mts]とする。
[f00(new)]=[00001_00.mts]
[f02(new)]=[00001_02.mts]
[f03]=[00001_03.mts]
このような分割ファイル名となる。
このように、[00001_01.mts]が存在しない設定となってしまう。
先に図9を参照して説明したように、分割ファイルのファイル名設定ルールでは、1つのオリジナルファイルから生成した分割ファイルは、拡張子が連番(図9(a))、あるいはファイル名の後半部を連番(図9(b))とする設定としている。図15に示す例は、ファイル名の後半部を連番(図9(b))とする設定に対応する。
しかし、図15(d1)に示すようにデータ削除に伴い1つの分割ファイルの全データが削除された場合、編集前のファイル名をそのまま適用すると、上記のルールを満足できなくなり、分割ファイルの連番規則が満足できなくなる。分割ファイルの連番規則とは、1つのオリジナルファイルに対応して設定される分割ファイルは、その拡張子またはファイル名を連番として設定するという規則である。これは、先に図9を参照して説明したファイル名変換ルールに対応した規則である。
このように分割ファイルの連番規則が満足できなくなる場合、ファイル変換処理部153は、分割ファイルのファイル名を変更する。すなわち、分割ファイルの連番規則が満足されるように、ファイル名の更新(リネームを実行する。すなわち、図15(d2)に示すように、編集後の分割ファイルに対してリネームを実行して、分割ファイルの連番規則を満足させるファイル名を設定する。図15(d)の欄で(rn)と記載したファイルがリネームされた分割ファイルである。
具体的なファイル名は、例えば以下のような設定となる。なお、オリジナルファイル(連結ファイル)のファイル名を[00001.mts]とする。
[f00(new)]→[f00(new)]=[00001_00.mts](リネームなし)
[f02(new)]→[f01(new−rn)]=[00001_01.mts](リネームあり)
[f03]=→[f02(rn)]=[00001_02.mts]
この結果、図15(e)に示す更新された連結ファイルF[00001.mts]に対応する分割ファイルは、
[00001_00.mts]
[00001_01.mts]
[00001_02.mts]
これら3個の分割ファイルとして第2メディアに記録される。
このように連番規則を満足するようなファイル名の更新を行って、第2メディアに対するデータ記録を実行することで、読み出し処理に際して、第2メディアから確実に分割ファイルを読み出すことが可能となる。
以上、図13〜図15を参照してアプリケーション実行部においてデータ削除を伴うデータ編集を実行した場合のファイル変換処理部の処理(ケース1〜3)について説明した。図16に示すフローチャートは、これらケース1〜3のデータ削除編集を実行した場合のファイル変換処理部の処理シーケンスを説明するフローチャートである。
図16に示すフローチャートは以下の各シーケンスを説明するフローチャートである。
(A)全体シーケンス
(B)ケース1(図13参照)の場合の処理シーケンス
(C)ケース2(図14参照)の場合の処理シーケンス
(D)ケース3(図15参照)の場合の処理シーケンス
これらのフローチャートの各ステップについて説明する。
まず、(A)全体シーケンスについて説明する。なお、この(A)全体シーケンスは、アプリケーション実行部152におけるデータ削除を伴うデータ編集処理が完了後、第2メディア112に対するデータ書き込み命令の発行をファイル変換処理部153が検出したことを条件として、ファイル変換処理部153において実行する処理である。
編集データに対するデータ書き込み命令を検知したファイル変換処理部153は、編集データをアプリケーション実行部152から受け取り、ステップS501において編集後のデータの解析を行う。このデータ解析処理は、図13〜図15を参照して説明したように、編集対象データをアプリケーション実行部152に提供する際に、メモリに格納したデータ、すなわち、連結ファイルの構成元の分割ファイル各々の分割ファイル名と、各分割ファイルのデータ開始位置および終了位置情報を利用して行う。
ファイル変換処理部153は、ステップS501において、削除対象データの開始位置(in)と終了位置(out)の属する分割ファイルを特定する。なお、ここで特定する分割ファイルは編集前の分割ファイルである。以下のように、fileA,Bを特定する。
fileA=削除対象データの開始位置(in)の属する分割ファイル
fileB=削除対象データの終了位置(out)の属する分割ファイル
次にファイル変換処理部153は、ステップS502において、ステップS501で特定したfileAとfileBが同一ファイルであるか否かを判定する。同一ファイルである場合は、ステップS510に進み、(B)ケース1の処理を実行する。この処理は、図13を参照して説明した処理に対応する。
ステップS502において、fileAとfileBが同一ファイルでないと判定した場合は、ステップS503に進む。ステップS503では、fileAとfileBが隣接ファイルであるか否かを判定する。隣接ファイルである場合は、ステップS520に進み、(C)ケース2の処理を実行する。この処理は、図14を参照して説明した処理に対応する。
ステップS503において、fileAとfileBが隣接ファイルでないと判定した場合はステップS530に進み、(D)ケース3の処理を実行する。この処理は、図15を参照して説明した処理に対応する。
次に、図16(B)ケース1の場合の処理シーケンスについて説明する。このケース1は、
fileA=削除対象データの開始位置(in)の属する分割ファイル
fileB=削除対象データの終了位置(out)の属する分割ファイル
これらの分割ファイルA,Bが同一ファイルである場合の処理である。すなわち、図13を参照して説明した削除データが1つの分割ファイル内に全て含まれるケースに対する処理である。
この場合、ファイル変換処理部153は、ステップS511において、fileA(=fileB)のin点〜out点間のデータを削除した更新分割ファイル[fileA(new)]を生成する。この更新分割ファイル[fileA(new)]以外の分割ファイルに対しては更新処理を行わない。この処理は、図13(d)編集後ファイル(分割ファイル)の生成処理に対応する。
このステップS511の結果として生成された分割ファイルが第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され、第2メディア112に記録される。
次に、図16(C)ケース2の場合の処理シーケンスについて説明する。このケース2は、
fileA=削除対象データの開始位置(in)の属する分割ファイル
fileB=削除対象データの終了位置(out)の属する分割ファイル
これらの分割ファイルA,Bが隣接ファイルである場合の処理である。すなわち、図14を参照して説明した削除データが2つの隣接ファイルに跨るケースに対する処理である。
この場合、ファイル変換処理部153は、ステップS521において、fileAのin点(削除開始位置)から、fileAのファイル終端までのデータを削除した更新分割ファイル[fileA(new)]を生成する。
さらに、ステップS522において、fileBのファイル先頭からfileBのout点(削除終了位置)までのデータを削除した更新分割ファイル[fileB(new)]を生成する。これらの更新分割ファイル[fileA(new)]、[fileB(new)]以外の分割ファイルに対しては更新処理を行わない。これらステップS521、S522の処理は、図14(d)編集後ファイル(分割ファイル)の生成処理に対応する。
このステップS521〜S522の結果として生成された分割ファイルが第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され、第2メディア112に記録される。
次に、図16(D)ケース3の場合の処理シーケンスについて説明する。このケース3は、削除データが連続する3以上の分割ファイルに跨るケースである。すなわち、
fileA=削除対象データの開始位置(in)の属する分割ファイル
fileB=削除対象データの終了位置(out)の属する分割ファイル
これらの分割ファイルA,B間に少なくとも1つの分割ファイルCが含まれる場合の処理である。この処理は図15を参照して説明した処理に対応する。
この場合、ファイル変換処理部153は、ステップS531において、fileAのin点(削除開始位置)から、fileAのファイル終端までのデータを削除した更新分割ファイル[fileA(new)]を生成する。
さらに、ステップS532において、fileBのファイル先頭からfileBのout点(削除終了位置)までのデータを削除した更新分割ファイル[fileB(new)]を生成する。
さらに、ステップS533において、fileAとfileBの間にある分割ファイルを削除する。これらステップS531〜S533の処理は、図15(d1)編集後ファイル(分割ファイル)の生成処理に対応する。
次に、ステップS534において、out点(削除終了位置)が含まれるdileB以降の分割ファイルを分割ファイル名が連番に設定されるようにファイル名変更(リネーム)を行う。このステップS534の処理は、図15(d2)編集後リネームファイル(分割ファイル)の生成処理に対応する。
このステップS531〜S534の結果として生成された分割ファイルが第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され、第2メディア112に記録される。
(6−2)データ挿入処理を行う場合の処理例
次に、第2メディアに分割ファイルとして記録されたファイルを読み出してアプリケーション実行部においてデータの挿入を行った場合のファイル変換処理部の実行する処理について説明する。
データ挿入を行う場合の処理態様としては、以下のような態様に分類できる。
(ケース1)データ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限内となるケース
(ケース2)データ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限を超え、2つの分割ファイルとすることが必要となるケース
(ケース3)データ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限を超え、3以上の分割ファイルとすることが必要となるケース
ファイル変換処理部は、上記の各ケースに応じて分割ファイルの再構築を行うことになる。以下、各ケースに対応するデータ挿入処理例について、図17〜図19を参照して説明する。
(ケース1)データ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限内となるケース
まず、図17を参照してデータ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限内となるケースについて説明する。
なお、本実施例では、第2メディア112が第2ファイルシステム(FAT32)の規定に従ったデータ記録を行うメディアであり、ファイルシステム規定上限の最大ファイルサイズは4Gbであるとする。
図17には、以下の各データを示している。
(a)編集前ファイル(アプリケーションによる編集処理対象となる連結されたオリジナルファイル)
(b)編集前ファイル(第2メディアに記録された編集前の分割ファイル)
(c)編集処理の態様
(d)編集後ファイル(第2メディアに記録される編集後の分割ファイル)
(e)編集後ファイル(アプリケーションによる編集処理後の連結されたオリジナルファイル)
図には、分割ファイルの各々を[f00]〜[f03]、連結ファイルのファイルを[F]として示している。例えば、先に説明したファイル名の設定例に対応させると、
連結ファイル[F]のファイル名は[00001.mts]、
分割ファイル[f0]〜[f3]は、[00001_00.mts]〜[00001_03.mts]
このような設定である。図には、これらのファイル名を省略し、分割ファイルの連番部分のみを示している。
なお、更新された分割ファイルは[f01(new)]のように[(new)]を追記して示し、更新された連結ファイルも[F(new)]のように[(new)]を追記して示している。なお、[f01(new)]や[F(new)]は、分割ファイル[f01]や連結ファイル[F]の更新ファイルであることを示しており、ファイル名の変更はなされていない。
アプリケーション実行部152によって、第2メディア112に記録されたストリームファイルの編集処理を行う場合、まず、先に図6のフローチャートを参照して説明したデータ再生処理と同様のデータ読み出し処理が行われる。
データ読み出しに際しては、まず、図17の(b)編集前ファイル(分割ファイル)が読み出され、ファイル変換処理部153において、ファイル連結処理が行われ、図17(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)がアプリケーション実行部152に提供される。
なお、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152に提供した連結ファイルの構成元の分割ファイル各々の分割ファイル名と、各分割ファイルのデータ開始位置および終了位置をメモリに保持しておく。なお、これらのデータ位置情報には分割ファイルの連結データ位置(=分割位置)も含まれる。なお、ファイル変換処理部153は、先に図8を参照して説明したルールのいずれかを適用してファイル分割および連結処理を実行する。どのルールを適用するかは予め設定されている。ファイル変換処理部153は、いずれか1のつのルールを適用して実行したファイルの連結データ位置(=分割位置)を含む分割ファイル各々のデータ開始位置および終了位置をメモリに保持しておく。
アプリケーション実行部152は、図17(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図17に示すin点にデータ(図17に示す挿入データ311)を挿入する処理を行ったものとする。
図17に示す(ケース1)のデータ挿入処理は、データ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)内となるケースである。
アプリケーション実行部152は、図17(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図17に示すin点に挿入データ311を挿入する処理を行う。すなわち、図17(c)に示す編集処理が実行される。すなわちin点でファイルを分割して、挿入データ311を挿入して再結合する。アプリケーション実行部152は、この編集処理により、図17(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を生成する。
この編集処理の後、アプリケーション実行部152は、図17(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を第2メディア112に記録させるための書き込み命令を発行する。ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152からの書き込み命令を検出し、編集後のデータ、すなわち、図17(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)を解析する。
具体的には、メモリに保持されたファイルの連結データ位置(=分割位置)を含む分割ファイル各々のデータ開始位置および終了位置と、図17(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)との対応関係を判別し、編集データ位置を判別する。
本例では、図17に示すin点に挿入データ311を挿入する処理が実行されており、このデータ挿入位置にあるのは分割ファイル[f01]であることを確認する。さらに、このデータ挿入処理の後の分割ファイル[f01]のファイルサイズが、ファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)内であるか否かを確認する。図17に示すケース1は、データ挿入処理の後の分割ファイルのファイルサイズが、ファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)内となるケースである。
この確認に基づいて、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152から受領した図17(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)に対するファイル分割処理を実行し、図17(d)に示す編集後ファイル(分割ファイル)を生成する。
すなわち、挿入データが含まれる分割ファイル[f01]については、データを挿入した更新ファイル[f01(new)]を生成する。その他の分割ファイル[f00],[f02],[f03]は、編集前後において何ら構成データに変更がない。従って、これらの分割ファイルに対しての更新処理は実行しない。
このようにして設定した一部更新された分割ファイル[f00],[f01(new)],[f02],[f03]は、ファイル変換処理部153から第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され第2メディア112に記録される。
(ケース2)データ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限を超え、2つの分割ファイルとすることが必要となるケース
次に、図18を参照してデータ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限を超え、2つの分割ファイルとすることが必要となるケースについて説明する。図18には、図17と同様、以下の各データを示している。
(a)編集前ファイル(アプリケーションによる編集処理対象となる連結されたオリジナルファイル)
(b)編集前ファイル(第2メディアに記録された編集前の分割ファイル)
(c)編集処理の態様
(d)編集後ファイル(第2メディアに記録される編集後の分割ファイル)
(e)編集後ファイル(アプリケーションによる編集処理後の連結されたオリジナルファイル)
図18も図17と同様、分割ファイルのファイルを[f00]〜[f03]、連結ファイルのファイルを[F]として示し、更新ファイルは(new)を追記して示している。すなわち、ファイル名を省略して分割ファイルの連番部分のみを示している。(rn)はファイル名が変更(リネーム(rename))されたことを示す。(new−rn)はファイルの構成データおよびファイル名の双方が変更されたファイルである。
アプリケーション実行部152によって、第2メディア112に記録されたストリームファイルの編集処理を行う場合、まず、図18(b)編集前ファイル(分割ファイル)が読み出され、ファイル変換処理部153において、ファイル連結処理が行われ、図18(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)がアプリケーション実行部152に提供される。
なお、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152に提供した連結ファイルの構成元の分割ファイル各々の分割ファイル名と、各分割ファイルのデータ開始位置および終了位置をメモリに保持しておく。
アプリケーション実行部152は、図18(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図18に示すin点に挿入データ312を挿入する処理を行う。すなわち、図18(c)に示す編集処理が実行される。in点でファイルを分割して、挿入データ312を挿入して再結合する。アプリケーション実行部152は、この編集処理により、図18(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を生成する。
この編集処理の後、アプリケーション実行部152は、図18(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を第2メディア112に記録させるための書き込み命令を発行する。ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152からの書き込み命令を検出し、編集後のデータ、すなわち、図18(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)を解析する。
具体的には、メモリに保持されたファイルの連結データ位置(=分割位置)を含む分割ファイル各々のデータ開始位置および終了位置と、図18(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)との対応関係を判別し、編集データ位置を判別する。
本例では、図18に示すin点に挿入データ311を挿入する処理が実行されており、ファイル変換処理部153は、データ挿入位置が分割ファイル[f01]にあることを確認する。さらに、このデータ挿入処理の後の分割ファイル[f01]のファイルサイズが、ファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)内であるか否かを確認する。図18に示すケース1は、データ挿入処理の後の分割ファイルのファイルサイズが、ファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)を超え、2つの分割ファイルとすることが必要となるケースである。
この確認に基づいて、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152から受領した図18(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)に対するファイル分割処理を実行し、図18(d)に示す編集後リネームファイル(分割ファイル)を生成する。
すなわち、挿入データが含まれる分割ファイル[f01]については、データを挿入した更新ファイル[編集後f01]を生成し、さらに、[編集後f01]に対して、1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)内に設定されるように新たな分割処理を行なう。図18(d)に示す分割ファイル[f01(new)]、[f02(new−rn)]が、新たな分割処理によって生成されるファイルである。なお、この分割処理に適用するルールは、最初のデータ記録処理のルールと同じルールを適用する。すなわち、先に図8を参照して説明したルールのいずれかに従って行われる。
さらに、この新たな分割処理に併せて、各分割ファイルのファイル名の更新を行う。すなわち、編集後の分割ファイル数は編集前の分割ファイル数より増加しており、新たなファイル名を設定しないと分割ファイルの連番規則が満足できなくなる。分割ファイルの連番規則とは、1つのオリジナルファイルに対応して設定される分割ファイルは、その拡張子またはファイル名を連番として設定するという規則である。これは、先に図9を参照して説明したファイル名変換ルールに対応した規則である。
このように分割ファイルの連番規則が満足できなくなる場合、ファイル変換処理部153は、分割ファイルのファイル名を変更する。すなわち、分割ファイルの連番規則が満足されるように、ファイル名の更新(リネームを実行する。すなわち、図18(d)に示すように、編集後の分割ファイルに対するリネームを実行して、分割ファイルの連番規則を満足させるファイル名を設定する。図18(d)の欄で(rn)と記載したファイルがリネームされた分割ファイルである。新たに設定した分割ファイル[f02(new−rn)]以降のすべての分割ファイルがリネームされることになる。
このようにして設定した一部更新された分割ファイル[f00],[f01(new)],[f02(new−rn)],[f03(rn)],[f04(rn)]は、ファイル変換処理部153から第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され第2メディア112に記録される。
このように連番規則を満足するようなファイル名の更新を行って、第2メディアに対するデータ記録を実行することで、読み出し処理に際して、第2メディアから確実に分割ファイルを読み出すことが可能となる。
(ケース3)データ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限を超え、3以上の分割ファイルとすることが必要となるケース
次に、図19を参照してデータ挿入後の1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限を超え、3以上の分割ファイルとすることが必要となるケースについて説明する。図19には、図17、図18と同様、以下の各データを示している。
(a)編集前ファイル(アプリケーションによる編集処理対象となる連結されたオリジナルファイル)
(b)編集前ファイル(第2メディアに記録された編集前の分割ファイル)
(c)編集処理の態様
(d)編集後ファイル(第2メディアに記録される編集後の分割ファイル)
(e)編集後ファイル(アプリケーションによる編集処理後の連結されたオリジナルファイル)
図19も図18と同様、分割ファイルのファイルを[f00]〜[f03]、連結ファイルのファイルを[F]として示し、更新ファイルは(new)を追記して示している。すなわち、ファイル名を省略して分割ファイルの連番部分のみを示している。(rn)はファイル名が変更(リネーム(rename))されたことを示す。(new−rn)はファイルの構成データおよびファイル名の双方が変更されたファイルである。
アプリケーション実行部152によって、第2メディア112に記録されたストリームファイルの編集処理を行う場合、まず、図19(b)編集前ファイル(分割ファイル)が読み出され、ファイル変換処理部153において、ファイル連結処理が行われ、図19(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)がアプリケーション実行部152に提供される。
なお、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152に提供した連結ファイルの構成元の分割ファイル各々の分割ファイル名と、各分割ファイルのデータ開始位置および終了位置をメモリに保持しておく。
アプリケーション実行部152は、図19(a)に示す編集前ファイル(連結ファイル)に対して、例えばユーザの指示に応じた編集処理を行う。ここでは、図19に示すin点に挿入データ313を挿入する処理を行う。すなわち、図19(c)に示す編集処理が実行される。in点でファイルを分割して、挿入データ312を挿入して再結合する。アプリケーション実行部152は、この編集処理により、図19(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を生成する。
この編集処理の後、アプリケーション実行部152は、図19(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)[F(new)]を第2メディア112に記録させるための書き込み命令を発行する。ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152からの書き込み命令を検出し、編集後のデータ、すなわち、図19(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)を解析する。
具体的には、メモリに保持されたファイルの連結データ位置(=分割位置)を含む分割ファイル各々のデータ開始位置および終了位置と、図19(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)との対応関係を判別し、編集データ位置を判別する。
本例では、図19に示すin点に挿入データ311を挿入する処理が実行されており、ファイル変換処理部153は、データ挿入位置が分割ファイル[f01]にあることを確認する。さらに、このデータ挿入処理の後の分割ファイル[f01]のファイルサイズが、ファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)内であるか否かを確認する。図19に示すケース1は、データ挿入処理の後の分割ファイルのファイルサイズが、ファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)を超え、3以上の分割ファイルとすることが必要となるケースである。
この確認に基づいて、ファイル変換処理部153は、アプリケーション実行部152から受領した図19(e)に示す編集後ファイル(連結ファイル)に対するファイル分割処理を実行し、図19(d)に示す編集後リネームファイル(分割ファイル)を生成する。
すなわち、挿入データが含まれる分割ファイル[f01]については、データを挿入した更新ファイル[編集後f01]を生成し、さらに、[編集後f01]に対して、1つの分割ファイルのファイルサイズがファイルシステム規定上限(FAT32においては4Gb)内に設定されるように新たな分割処理を行なう。図19(d)に示す分割ファイル[f01(new)]、[f02(new−rn)]、[f03(new−rn)]が、新たな分割処理によって生成されるファイルである。なお、この分割処理に適用するルールは、最初のデータ記録処理のルールと同じルールを適用する。すなわち、先に図8を参照して説明したルールのいずれかに従って行われる。
さらに、この新たな分割処理に併せて、各分割ファイルのファイル名の更新を行う。すなわち、編集後の分割ファイル数は編集前の分割ファイル数より増加しており、新たなファイル名を設定しないと分割ファイルの連番規則が満足できなくなる。分割ファイルの連番規則とは、1つのオリジナルファイルに対応して設定される分割ファイルは、その拡張子またはファイル名を連番として設定するという規則である。これは、先に図9を参照して説明したファイル名変換ルールに対応した規則である。
このように分割ファイルの連番規則が満足できなくなる場合、ファイル変換処理部153は、分割ファイルのファイル名を変更する。すなわち、分割ファイルの連番規則が満足されるように、ファイル名の更新(リネームを実行する。すなわち、図19(d)に示すように、編集後の分割ファイルに対するリネームを実行して、分割ファイルの連番規則を満足させるファイル名を設定する。図19(d)の欄で(rn)と記載したファイルがリネームされた分割ファイルである。新たに設定した分割ファイル[f02(new−rn)]以降のすべての分割ファイルがリネームされることになる。
このようにして設定した一部更新された分割ファイル[f00],[f01(new)],[f02(new−rn)],[f03(new−rn)],[f04(rn)],[f05(rn)]は、ファイル変換処理部153から第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され第2メディア112に記録される。
このように連番規則を満足するようなファイル名の更新を行って、第2メディアに対するデータ記録を実行することで、読み出し処理に際して、第2メディアから確実に分割ファイルを読み出すことが可能となる。
以上、図17〜図19を参照してアプリケーション実行部においてデータ挿入を伴うデータ編集を実行した場合のファイル変換処理部の処理(ケース1〜3)について説明した。図20に示すフローチャートは、これらケース1〜3のデータ削除編集を実行した場合のファイル変換処理部の処理シーケンスを説明するフローチャートである。
図20に示すフローチャートは以下の各シーケンスを説明するフローチャートである。
(A)全体シーケンス
(B)ケース1(図17参照)の場合の処理シーケンス
(C)ケース2(図18参照)の場合の処理シーケンス
(D)ケース3(図19参照)の場合の処理シーケンス
これらのフローチャートの各ステップについて説明する。
まず、(A)全体シーケンスについて説明する。なお、この(A)全体シーケンスは、アプリケーション実行部152におけるデータ挿入を伴うデータ編集処理が完了後、第2メディア112に対するデータ書き込み命令の発行をファイル変換処理部153が検出したことを条件として、ファイル変換処理部153において実行する処理である。
編集データに対するデータ書き込み命令を検知したファイル変換処理部153は、編集データをアプリケーション実行部152から受け取り、ステップS701において編集後のデータの解析を行う。このデータ解析処理は、図17〜図19を参照して説明したように、編集対象データをアプリケーション実行部152に提供する際に、メモリに格納したデータ、すなわち、連結ファイルの構成元の分割ファイル各々の分割ファイル名と、各分割ファイルのデータ開始位置および終了位置情報を利用して行う。
ファイル変換処理部153は、ステップS701において、挿入データの挿入開始位置(in)の属する分割ファイルと、挿入データの構成ファイルを以下のように、fileA,Bとして定義する。
fileA=挿入データの挿入開始位置(in)の属する分割ファイル
fileB=挿入データの構成ファイル
次にファイル変換処理部153は、ステップS702において、ステップS701で特定したfileAとfileBのファイルサイズを加算した合計ファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステム規定以内であるか否かを判定する。第2メディアが、FAT32対応メデイアである場合4Gb以下であるか否かの判定処理が行われる。合計ファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステム規定以内である場合は、ステップS710に進み、(B)ケース1の処理を実行する。この処理は、図17を参照して説明した処理に対応する。
ステップS702において、fileAとfileBのファイルサイズを加算した合計ファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステム規定以内でないと判定した場合は、ステップS703に進む。ステップS703では、fileB(挿入データ)のファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステム規定以内であるか否かを判定する。第2メディア対応のファイルシステム規定以内である場合は、ステップS720に進み、(C)ケース2の処理を実行する。この処理は、図18を参照して説明した処理に対応する。
ステップS703において、fileB(挿入データ)のファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステム規定以内でないと判定した場合はステップS730に進み、(D)ケース3の処理を実行する。この処理は、図19を参照して説明した処理に対応する。
次に、図20(B)ケース1の場合の処理シーケンスについて説明する。このケース1は、以下のケースの処理である。
fileA=挿入データの挿入開始位置(in)の属する分割ファイル
fileB=挿入データの構成ファイル
これらのfileAとfileBのファイルサイズを加算した合計ファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステム規定以内である場合の処理である。すなわち、図17を参照して説明したケースに対する処理である。
この場合、ファイル変換処理部153は、ステップS711において、分割ファイル:fileAのin点にfileB(挿入データ)を挿入した更新分割ファイル[fileA(new)]を生成する。この更新分割ファイル[fileA(new)]以外の分割ファイルに対しては更新処理を行わない。この処理は、図17(d)編集後ファイル(分割ファイル)の生成処理に対応する。
このステップS711の結果として生成された分割ファイルが第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され、第2メディア112に記録される。
次に、図20(C)ケース2の場合の処理シーケンスについて説明する。このケース2は、
fileA=挿入データの挿入開始位置(in)の属する分割ファイル
fileB=挿入データの構成ファイル
これらのfileAとfileBのファイルサイズを加算した合計ファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステム規定上限を超え、2つの分割ファイルとすることが必要となるケースの処理である。すなわち、図18を参照して説明したケースに対応する処理である。
この場合、ファイル変換処理部153は、まず、ステップS721において、挿入データ位置(in点)を持つfileAにfileBを挿入して分割ファイルを伸張した更新分割ファイル[編集後fileA]を取得する。次に、ステップS722において、挿入データを含む分割ファイルである[編集後fileA]を最大許容ファイルサイズ以下の2つの分割ファイルに再分割する。
図18(d)に示す分割ファイル[f01(new)]、[f02(new−rn)]が、このステップS722における分割処理によって生成されるファイルである。なお、この分割処理に適用するルールは、最初のデータ記録処理のルールと同じルールを適用する。すなわち、先に図8を参照して説明したルールのいずれかに従って行われる。
つぎに、ステップS723において、各分割ファイルのファイル名を分割ファイルの連番規則を満足するように更新(リネーム)する。先に図9を参照して説明したファイル名変換ルールに対応した連番規則を満足するようにリネームを行う。これらステップS721〜S723の処理は、図18(d)編集後ファイル(分割ファイル)の生成処理に対応する。
このステップS721〜S723の結果として生成された分割ファイルが第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され、第2メディア112に記録される。
次に、図20(D)ケース3の場合の処理シーケンスについて説明する。このケース3は、
fileA=挿入データの挿入開始位置(in)の属する分割ファイル
fileB=挿入データの構成ファイル
これらのfileAとfileBのファイルサイズを加算した合計ファイルサイズが、第2メディア対応のファイルシステム規定上限を超え、3以上の分割ファイルとすることが必要となるケースの処理である。すなわち、図19を参照して説明したケースに対応する処理である。
この場合、ファイル変換処理部153は、まず、ステップS731において、挿入データ位置(in点)を持つfileAにfileBを挿入して分割ファイルを伸張した更新分割ファイル[編集後fileA]を取得する。次に、ステップS732において、挿入データを含む分割ファイルである[編集後fileA]を最大許容ファイルサイズ以下の2つの分割ファイルに再分割する。
図19(d)に示す分割ファイル[f01(new)]、[f02(new−rn)]、[f03(new−rn)]が、このステップS732における分割処理によって生成されるファイルである。なお、この分割処理に適用するルールは、最初のデータ記録処理のルールと同じルールを適用する。すなわち、先に図8を参照して説明したルールのいずれかに従って行われる。
つぎに、ステップS733において、各分割ファイルのファイル名を分割ファイルの連番規則を満足するように更新(リネーム)する。先に図9を参照して説明したファイル名変換ルールに対応した連番規則を満足するようにリネームを行う。これらステップS731〜S733の処理は、図19(d)編集後ファイル(分割ファイル)の生成処理に対応する。
このステップS731〜S733の結果として生成された分割ファイルが第2メディア対応ファイルシステム部154に提供され、第2メディア112に記録される。
[7.その他の情報処理装置の構成例について]
上述した実施例は、図1に示す情報処理装置のように、複数のメディアをデータ記録メディアとして有する構成に対する処理例として説明したが、上述の実施例において説明した処理は、図1に示す第1メディア111を持たない構成に対しても適用可能である。すなわち、第2メディア112のみを記録メディアとして有する構成においても適用できる。具体的には、図21に示すように記録メディア512のみを有し、図1を参照して説明した第1メディア111を持たない構成においても適用できる。
図21に示す情報処理装置500は、データ処理部(制御部)501、通信部502、入力部503、出力部504、メモリ505、メディアインタフェース507、記録メディア512を有する。データ処理部(制御部)501、通信部502、入力部503、出力部504、メモリ505は、図1に示す情報処理装置のデータ処理部(制御部)101、通信部102、入力部103、出力部104、メモリ105と同様の構成である。
メディアインタフェース507、記録メディア512は、図1に示す構成の第2メディアインタフェース107、第2メディア112に対応する。この図21に示す構成において、記録メディア512は、例えばFAT32等のファイルシステムに従ったデータ記録を実行する。しかし、データ処理部501は、上述の実施例で説明した通り、記録メディア512のファイルシステムに対応したファイルサイズやファイル名のルールと異なるファイルシステム(例えばUDF)に対応したファイルサイズやファイル名を利用したデータ処理を行う。
この図21に示す構成では、データ記録先となるメディアは記録メディア512のみである。しかし、データ処理部512に図2等を参照して説明したファイル変換処理部153を設定してファイル変換を実行する構成とすることで、記録メディア512を利用したデータ記録、データ再生、データ編集を行うことが可能となる。このように、本発明は、情報処理装置のデータ処理部が実行するアプリケーションの利用するデータファイルが、ファイルの記録先または読み出し先となるメディアに対応するファイルシステムのルールに適合していない様々な構成に適用可能である。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例構成によれば、アプリケーション実行部の生成ファイルが、記録メディアのファイルシステムに適合しない構成において、アプリケーション実行部とメディアの記録データ管理を実行するファイルシステム部間にファイル変換部を設定した。ファイル変換部はアプリケーション実行部の生成ファイルを、ファイルシステムの許容ファイル形式を持つファイルに変換し、変換後のファイルを記録ファイルとしてファイルシステム部に提供する。本構成により、アプリケーション実行部とデータ記録メディアのファイルシステムが適合しない構成においてデータ記録や再生が可能となる。
100 情報処理装置
101 データ処理部
102 通信部
103 入力部
104 出力部
105 メモリ
106 第1メディアインタフェース
107 第2メディアインタフェース
111 第1メディア
112 第2メディア
151 暗号処理部
152 アプリケーション実行部
153 ファイル変換処理部
154 第2メディア対応ファイルシステム部
181 ファイル
182 ファイル
201 ストリームディレクトリ[STREAM]
202 ストリームファイル
210,220 サブディレクトリ
211,212,221,222 分割ファイル
230 ストリームディレクトリ[STREAM]
231,232,241,242 分割ファイル
251,252 オリジナルファイル
311,312,313 挿入データ
500 情報処理装置
501 データ処理部
502 通信部
503 入力部
504 出力部
505 メモリ
507 メディアインタフェース
512 記録メディア

Claims (9)

  1. データを記録するメディアに対する記録データの生成、または前記メディアから読み出したデータの再生処理を実行するアプリケーション実行部と、
    ファイルシステムに従って前記メディアの記録データ管理を実行するファイルシステム部と、
    前記アプリケーション実行部の処理可能な第1のファイル形式と、前記ファイルシステムの規定する第2のファイル形式とのファイル変換処理を実行するファイル変換部を有し、
    前記ファイル変換部は、
    前記アプリケーション実行部の生成した前記第1のファイル形式を持つファイルを、前記ファイルシステムの許容ファイルサイズを持つ前記第2のファイル形式に変換し、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行する情報処理装置。
  2. 前記ファイル変換部は、
    前記アプリケーション実行部の生成した前記第1のファイル形式を持つファイルを、前記ファイルシステムの許容する最大ファイルサイズ以下の複数ファイルに分割し、生成した複数の分割ファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ファイル変換部は、
    生成した前記複数の分割ファイルの各々に、分割元ファイルの識別情報と分割ファイルの配列情報を含むファイル名を設定する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ファイル変換部は、
    前記アプリケーション実行部からのデータ読み出し要求を入力し、該読み出し要求に含まれるファイル名に基づいて前記メディアに記録された分割ファイルのファイル名を取得し、取得した分割ファイル名を引数とした読み出し要求を前記ファイルシステム部に出力する処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記ファイル変換部は、
    前記ファイルシステム部が、前記メディアから読み出した複数の分割ファイルを連結し、前記アプリケーション実行部の読み出し要求ファイルを生成して前記アプリケーション実行部に提供する処理を実行する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記ファイル変換部は、
    前記メディアから読み出され、前記アプリケーション実行部において編集処理が行われたファイルを入力してファイル変換処理を行う構成であり、
    前記編集処理がデータ削除処理である場合に、
    削除処理がなされたデータ部分を含む前記第2のファイル形式を持つ編集実行ファイルを特定し、データ削除態様に応じて前記編集実行ファイルの更新または削除の少なくともいずれかの処理を伴うファイル変換処理を実行して、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記ファイル変換部は、
    前記メディアから読み出され、前記アプリケーション実行部において編集処理が行われたファイルを入力してファイル変換処理を行う構成であり、
    前記編集処理がデータ挿入処理である場合に、
    挿入処理がなされたデータ部分を含む前記第2のファイル形式を持つ編集実行ファイルを特定し、データ挿入態様に応じて前記編集実行ファイルの更新、または、新たな前記第2のファイル形式を持つファイルの設定を伴うファイル変換処理を実行して、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    アプリケーション実行部が、メディアに対する記録データの生成処理を実行するデータ処理ステップと、
    ファイル変換部が、前記アプリケーション実行部の処理可能な第1のファイル形式と、前記メディア対応のファイルシステムの規定する第2のファイル形式とのファイル変換処理を実行するファイル変換ステップと、
    メディアインタフェースが、前記ファイル変換ステップにおいて生成された前記第2のファイル形式を持つファイルを前記メディアに記録するデータ記録ステップを有し、
    前記ファイル変換ステップは、
    前記アプリケーション実行部の生成した前記第1のファイル形式を持つファイルを、前記ファイルシステムの許容ファイルサイズを持つ前記第2のファイル形式に変換し、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行するステップである情報処理方法。
  9. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    アプリケーション実行部に、メディアに対する記録データの生成処理を実行させるデータ処理ステップと、
    ファイル変換部に、前記アプリケーション実行部の処理可能な第1のファイル形式と、前記メディア対応のファイルシステムの規定する第2のファイル形式とのファイル変換処理を実行させるファイル変換ステップと、
    メディアインタフェースに、前記ファイル変換ステップにおいて生成された前記第2のファイル形式を持つファイルを前記メディアに記録させるデータ記録ステップを有し、
    前記ファイル変換ステップは、
    前記アプリケーション実行部の生成した前記第1のファイル形式を持つファイルを、前記ファイルシステムの許容ファイルサイズを持つ前記第2のファイル形式に変換し、変換後のファイルを記録ファイルとして前記ファイルシステム部に提供する処理を実行させるステップであるプログラム。
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